《悲嘆の先導者》フォー・トゥーナ Lv 41 女性 ヒューマン / 墓守


司令部は、国民から寄せられた依頼や、教団からの命令を、指令として発令してるよ。
基本的には、エクソシストの自由に指令を選んで問題無いから、好きな指令を受けると良いかな。
けど、選んだからには、戦闘はもちろん遊びでも真剣に。良い報告を待ってる。
時々、緊急指令が発令されることもあるから、教団の情報は見逃さないようにね。


大量発生したジェルモンスターを倒せ!
普通|すべて

出発 2018-05-24

参加人数 8/8人 oz GM
 地面から天に向かって伸びる背の高い木々の合間から、陽光が降り注ぎ地面にまばらに揺らめく影を描く。木の葉は朝露に濡れて雫が光っている。  小さな動物が草木の中を駆け抜けていく音が冒険者の耳に伝わる。  踏みしめた柔らかな苔の弾力が足下に伝わる。遠くには苔が倒木を覆っているのが見えた。  樹梢湖と呼ばれる湖まで曲がりくねった小道が伸びている。樹梢湖の由来は湖が木々を反射して水面が緑色に見えることから、周辺に住む者に何時しかそう呼ばれるようになった。  湖の手前には目印となる奇妙な形をしたうろの大木がある。そろそろ目的地が近いと男は足を速めた。  湖までたどり着くと冒険者は注意深く周辺を窺った。  湖の水面は太陽の光を反射してちらちらと光る。風に吹かれて水面がさざめいていた。湖の形は楕円を描いていて、その周辺を木々の枝葉がこうべを垂れるように湖を覆っている。  この周辺ではよくジェルモンスターが出現するのだ。冒険者の目的はジェルモンスターだった。  ジェルモンスターは別名スライムとも呼ばれる、水の塊である。弱いものは冒険者や魔術師の訓練用として扱われている。  冒険者である男は少し魔術をかじっていた。ジェルモンスターを凍らせて生きたまま捕獲することが冒険者ギルドからの依頼だった。  凍った後もジェルモンスターは生きている。訓練用のジェルモンスターはそうやって捕獲された後、訓練の前に解凍されて初心者相手になってもらうのだ。  冒険者にとってジェルモンスターは決して強敵ではない。だが、弱いからといって侮っては痛い目を見る。新人の冒険者が慢心してジェルモンスターに挑んだ結果、一匹倒して油断したところをたくさんのジェルモンスターに集られた末に、毒にやられて動けなくなったところをボコボコにされたという笑い話もあるくらいだ。  ジェルモンスターは陽気な存在で、人や動物を見ると無邪気に飛びかかってくる習性を持つ。先ほどの話のように冒険者にとって油断しなければ、ぼこられるだけで命の危険性は少ない。  だが、肥大化した個体は違う。滅多に見かけることはないが、素手で触れたものを同化させ、そのまま取り込み喰らうので注意が必要だ。  逆に通常個体が食事している光景は見られたことがないので、研究者たちの間でも謎の多き生物として研究されている。  どうして巨大化した場合のみ生き物を喰らうようになるのか、もっぱら不思議がられているようだ。  暫く茂みに隠れて男が待っていると、どこからか跳ねるような音が聞こえてきた。  ぽよんぽよん。 (ついてるな。早々に帰れるぞ)  男がジェルモンスターを捕獲しようと魔術を唱えようとした瞬間。  ぽよんぽよんぽよよ~ん。  どんどんとジェルモンスターが姿を現していく。まるで湖を囲うように増えていく。男が呆気にとられて見ている間にも、まるで分裂しているのではないかと疑う勢いで増していく。  ぽよぽよぽよぽよぽよぽよぽよよん。  押しくら饅頭のようにひしめきあっているジェルモンスター。ある意味狂気的な光景が広がる。 (こりゃヤバいぜ……)  我に返った男は即座にこの場から引き上げることにした。長年冒険者として生きてきた男の勘が「危険だ」と告げる。忍び足でジェルモンスター達に気づかれないように立ち去ると、その足で冒険者ギルドに異常事態を報告した。  この大量発生したジェルモンスターに困った冒険者ギルドは薔薇十字教団に依頼を出すことを決定した。町にある小さな冒険者ギルドだけでは人手が足りないと判断したのだ。  教団側もこの依頼を承認した。ちょうど新人浄化師を鍛えるにはいい指令になると判断したからだ。  かくして司令部の思惑はともかく新人達に新たな指令が下った。  諸君等に告ぐ。大量発生したジェルモンスターを討伐せよ!
君はナンバーパン!
とても簡単|すべて

出発 2018-05-23

参加人数 2/8人 春川ミナ GM
「何々? パン屋さん主催の運動会?」  ここは教皇国家アークソサエティ。ソレイユ地区の市場。ふと覗いた店先の窓ガラスにこんな張り紙がしてあった。  日差しは柔らかく降り注いでいるが、それでも動くと少し汗ばむような陽気。 「え~。運動苦手」 「そんな事言ってるから、この間も防具を買い換える羽目になったんじゃないの? 体型が丸くなったから」 「ち、違うよ! 古くなったし、あちこち傷んでいたからだよ!」  パートナーをからかうとムキになって返してきます。その姿にクスクスと笑いながらも、あなたはその下の一文に心を惹かれました。 「優勝賞品は……エトワールの超有名パン屋から派遣された新進気鋭のパン職人が作る新作スィーツパンの試食権?」  その言葉にパートナーも驚いた様子で張り紙を覗き込みます。 「エトワールの超有名パン屋って言ったら確かお金持ち御用達のお店だよね。一度食べたことあるけれど、クロワッサンひとつとっても外側はサクッとパリッとしていて噛むとバターの甘い香りと舌の上で溶けるような柔らかさなんだよ。あれはまるで天使が神様の為に作ったパンだよ……」 「ずいぶん詳しいね。いつの間にそんなもの食べたのか知らないけれど」  ウットリしているパートナーにジットリとした視線と言葉を送ると慌てて弁解をし始めましたが、あなたはすでに別の事を考えています。  この新作スィーツパンを食べた人の笑顔を。 「えーっと、開催地はソレイユ地区の牧草地を利用するんだ? これなら転んでも怪我をする心配は無いね。種目は卵運びと宝探し競争、最後に二人三脚かぁ。運動苦手な人も参加できる様に配慮されているんだね」 「一般の人も観戦するので種族特有の能力や特別に秀でた技能を持っている人は要事前申告って書いてあるね。もしかしてそれに応じてハンデがあるのかな。相手選手の妨害を行った場合も即失格って書いてあるよ。でも、この種目なら皆平和的に楽しめると思う。参加賞もあるみたいだし面白そう、かも」 「よっし! んじゃエントリーしてみますか!」  あなたは気合を入れてパートナーを振り返りますが、周りにも何人かのエクソシスト達が参加を検討しているようでした。  それはとてもうららかな陽気の午後。  空は青く高く、人はキラキラしていて、穏やかに通り抜けて行った風はとても気持ちよかった、とある日のお話。
瘴気の沼の主
普通|すべて

出発 2018-05-25

参加人数 0/8人 鳩子 GM
 カーン、カーン  バチバチバチ  熱した金属を打つ高い音や、溶接する火花の音が響いている。  ここはブリテン地区アルバトゥルスにある鉄道修理工場である。アルバトゥルスは蒸気機関をはじめとする工業で栄える都市であり、鉄道組合ビッグ・トーマスの作業場も数多く存在していた。  鉄骨組みの素っ気ない作業場には、調整中の車両や修理中のレールなどが設置され、複数の作業員が立ち働いている。 「うん? なんだ、こりゃあ……」  若手作業員のビル・カーニーは、用足しの帰り、外の資材置き場を通り抜けようとしてその異変に気が付いた。  泥、泥である。  大仰に言えば、通路に沼が出現していた。水の腐った匂いと、カビのような匂いとが漂っている。 「ひでぇな、肥溜めでもぶちまけたみてえだ」  今朝になってようやく晴れたが、昨日まで季節外れの大雨が降り続けていた。その影響で、下水が溢れでもしたのだろうか。  鉄はともかく、木材が汚れれば使い物にならなくなってしまう。早く親方に報告しなければなるまい。  ビルは泥をまたいで通路を抜けようとし、そして、腰を抜かした。 「う、うわッ……!?」  泥が動いている――否、ミミズだ。一メートルはあろうかという巨大ミミズだ。それが、数匹もつれ合うようにしながら地面を這っていた。泥はミミズにまとわりついていたものらしく、辺りはべっとりと汚れている。  こんなのは見たことがない。 「うわあああッ」 「こ、この野郎、ボブを離しやがれっ!」  咄嗟に目を遣ると、作業場の入り口で、仲間のボブ・パークが大ミミズに巻きつかれていた。その手には鉄の棒が握られている。すぐそばには、鉄板やバーナーを構えた者たちもいた。どうやら追い払おうとして逆襲にあったらしい。巻きつかれた仲間を助けたいが、動くに動けずにいる。 「ぎゃっ……」  ごき、と鈍い音がやけに大きく響き、喚き声が途絶えた。 「馬鹿野郎! そいつはドレインワームだ、刺激するんじゃねえ!」  奥の方から親方が怒鳴っている。  ビルは生唾を飲み込んだ。へたりこんだ靴先から五十センチと離れていない場所を、大ミミズが這っている。目らしい目が無いので、ビルに気が付いているのかどうかも分からない。 「畜生めがッ! 増水した川を流れてきやがったな。近寄るんじゃねえ、腑抜けども! 早く扉を閉めろ!」  お、俺はここにいます、と訴えたいのに、ビルの口ははくはくと無意味に震えただけだった。叫んだ途端、目の前の大ミミズが飛びかかってくるような気がした。  ごぉん、と重い音を立てて鉄の扉が閉まる。  まだ、半分開いている。 「お、おれは……お、おや、親方……」  今駆けこめばまだ間に合う。そう頭では思うのに、膝はがくがくと震えるばかりで一向に立ちあがれない。  ごぉん。  扉は閉ざされた。  閂の通される音を聞きながら、ビルは呆けた顔で蠢く大ミミズを眺めていた。
イースターバニー警備隊!
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出発 2018-05-25

参加人数 0/8人 碓井シャツ GM
 春になるとイースターが始まる。  イースターはアンデッドが種族として認められたことを記念した大祭で、一般に復活祭とも呼ばれている。慕わしい人間が新たな生を受けたことに対する喜びが感じられて、いい風習だと、アンデッドの妻がいる教団員セス・アトリーは口元をほころばせた。 「イースターバニーのぬいぐるみでもお土産に買って帰ろうかな……」  祭りでは「アンデッドの種族特徴である孔」「新たに生まれ出る命」を象徴するものとして卵がメインモチーフとして用いられるが、アンデッド人権運動の指導者がウサギのライカンスロープだったことに由来して、ウサギもイベントの顔だ。  うきうきした気持ちでイースターエッグとイースターバニーに彩られたエトワールの中心街を歩いていると、後ろから声を掛けられた。 「あ、アトリーさん、実に復活! 教団に依頼に行こうかと思ってたんですよ。丁度よかった」 「実に復活! 貴方は確か商店街の……僕は今日は休みなのですが、休み明けであれば受理致しますよ。何でしょう」  イースター特有の挨拶を交わして、用件を伺う。相手はエトワールのメインストリートに店を構えている婦人だった。 「ほら、リュミエールストリートが復活祭で賑わってますでしょ。スリだとかが出るんじゃないかって心配で。教団の方に巡回を手伝ってもらえないかって話になりまして」 「ああ、なるほど。それは大変ですね……人手を回せばよろしいんですね?」 「でもあんまり厳めしいのは困るんですのよ? 警備員がぞろぞろ見回ってたら、お祭りの雰囲気に水を差してしまいますし」  それは確かにそうかもしれない。だが、ではどうしろと言うのだろう。アトリーは眼鏡の位置を直しながら、婦人の顔を見た。 「こちらで貸し出しますので、『これ』をつけてお祭りの雰囲気を壊さないように巡回してほしいんですの。お願いできますかしら」  婦人がアトリーに握らせたのはカチューシャだった。  ウサギの耳がついたやつ。 「……お願いできるかは、聞いてみないと分かりませんねえ」  アトリーは苦笑いした。
焼肉を食べたい!!
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出発 2018-05-25

参加人数 1/8人 如月修羅 GM
 新米浄化師の貴方達は先輩浄化師に連れられて、慣れない実戦を繰り広げ……とても疲れていた。  流石に連日連夜の戦いだ。  まだまだ慣れてない現状であれば、疲れた、と思っても可笑しくはないだろう。  それは自分も通った道……とばかりに見ていた先輩浄化師が、そんな貴方達にひらりと取り出した物があった。 「さてと、先輩から貴方たちにご褒美よ」  そう言って微笑んだ先輩から渡されたのは、2時間焼肉食べ放題のチケットだった。  お高いお肉ではないけれど、種類は豊富だという。  デザートもお野菜もあるというから、まんべんなく食べれられるだろう。 「と、言っても勿論ただってわけにはいかないわ」  まぁそうですよねと眉を下げる貴方たちに、そこまで難しいことは頼まないわよと豪快に笑う。  だってこれは頑張った貴方たちにご褒美ですもの、と。 「倉庫にある魔導書をね、片付けて欲しいのよ」  そう言って微笑んだ先輩の言葉に貴方は頬をひきつらせる。  それはもう、これでもかという程の量の魔導書の山だったからだ。  本棚からおろされたその魔導書の山は、皆で手分けすれば大体1人100冊程を本棚にいれれば完了するだろう。  たかが100冊、されど100冊だ。  背表紙をみれば、シリーズものや背の色によって、ジャンル自体をわけることは可能だろう。  残念ながら、その魔導書は既に貴方がたには見たことがあるものばかり。  新しく魔術などを覚えることはできないだろう、というか、本の中身なんてみていたらいつまでたっても焼肉にありつけない!  さっさと終わらせて、このご褒美を堪能しなくては……。  貴方がたは心を一つにすると、さっそく本の山へと挑むのだった。  漸く終わった本の整理。  さてさて焼肉だー! とばかりに向かった焼肉屋は自分たちでとる形式だった。  とりどりの肉に、はしやすめだろうか、サラダやカレーも取り放題だ。  勿論、飲み物も自由……お酒は飲み放題についていないけれど!  脇をみればコンソメスープも飲めるようで。  ケーキは、チョコにチーズ、それにシュークリームや水ようかんもある。  果物はどうやらメロンとパイナップルのようだ。  あぁ、何から食べよう……貴方たちはさっそく取りに向かうのだった。