《悲嘆の先導者》フォー・トゥーナ Lv 41 女性 ヒューマン / 墓守


司令部は、国民から寄せられた依頼や、教団からの命令を、指令として発令してるよ。
基本的には、エクソシストの自由に指令を選んで問題無いから、好きな指令を受けると良いかな。
けど、選んだからには、戦闘はもちろん遊びでも真剣に。良い報告を待ってる。
時々、緊急指令が発令されることもあるから、教団の情報は見逃さないようにね。


【熱砂】王弟の抹殺を防げ!
普通|すべて

出発 2019-10-22

参加人数 8/8人 春夏秋冬 GM
 サンディスタム王宮、ファラオの間。  サンディスタムの王であるファラオを除けば、ファラオの親族と神官以外は入ることを許されない場所。  そこで王弟メンカウラーは、兄であるファラオ、カフラーに呼び掛けた。 「兄上! なにとぞ、終焉の夜明け団を殲滅するために、御力を御貸しください!」 「ならぬ」  玉座に座りながら、カフラーは鷹揚に返した。  それを聞いたメンカウラーは、思わず言葉を詰まらせる。  だが現状を変えるため、諦めず訴えかけた。 「何故ですか! 奴らが国を害していることは明白です! ならば――」 「もう、よい」  言葉を遮り、カフラーは言った。 「純朴は愚かさの裏返しでしかないぞ、メンカウラーよ。いい加減、気付け」 「兄……上、なにを……」  縋るように声を掛けて来るメンカウラーを、冷めた目で見ながらカフラーは応えた。 「あれらの行為は、我が許している。邪魔をするな、愚かな弟よ」  一瞬、メンカウラーは何を言われたのか、分からなかった。  だが理解と共に、どうしようもない激情が言葉となって溢れて来る。 「何を言ってるのです兄上! 国を、民を、害する奴らを、許すというのですか!」 「そうだ」  平然としたカフラーの言葉に、メンカウラーは言葉を無くす。  その顔には血の気が引き、苦悩を張り付けている。 「本当に愚かだな、弟よ」  呆れたようにため息をつき、カフラーは支配者として言い切った。 「民とは王の所有物だ。それを収穫し使うことは、我の絶対の権利。それにこれは、この国を栄えさせるために必要な代償だ」 「何を言っているのです! 国を支える民を犠牲にして何の繁栄があるというのです!」 「アークソサエティを誅することが出来る」  道理を語るようにカフラーは言った。 「要らぬ民を潰し作ったエリクサーを使い、我らを差しおいて魔術国家を詐称する傲慢なる国に思い知らせる。そのための犠牲だ。何の不思議がある」  それは自分の手足を食い潰し、誰かを呪う言葉に他ならない。  けれどカフラーの表情には、後ろめたさも狂気もなく、ただただ理性的な光が瞳には宿っていた。  正気のまま、数多くの人間を犠牲にすることを良しとしている人間の眼をしている。 「させません!」  カフラーの行いを止めるべく、メンカウラーは叫ぶ。  だがカフラーは心を動かすことなく、神官達に命じた。 「捕えよ。殺せ」  ファラオの言葉に、即座に神官達は応じる。  卓越した魔術師である彼らは、魔術を用いメンカウラーを拘束。  そして殺すべく、それぞれが攻撃型の魔術を起動し―― 「待て」  カフラーが制止の声を掛ける。  神官達が、次の下知を待っていると、カフラーは小さく呟いた。 「違うな……この場で殺すのは、我らしくはない……確か、2人の想い出の地があったな。殺すなら、そこか」  何かを確認するように呟くと、次いで神官たちに命じた。 「シーワの地に連れて行け。そこで王族の処刑法にのっとり、心臓を貫き殺すがよい。傷付けるのは心臓のみだ。他を傷付けることは許さん」  カフラーの言葉に従い、神官達はメンカウラーを拘束したまま、その場から連れ出そうとする。  するとメンカウラーは、引き摺られながら、カフラーに呼び掛けた。 「兄上! なぜ、何故なのです兄上! 兄上は、そんな方では無かった筈だ! あの女が、あの女が来てから、兄上は変わられた! あの女は、アスモデウスは何処に居るのです!」 「何を言っている、弟よ」  慈愛に満ちているとさえ言える穏やかな声で、『カフラー』は言った。 「ここに居る」  自分の胸に手を当てて言った。 「……なに、を……?」  呆然と聞き返すメンカウラーに一瞥も返すことなく、もはや興味がないと言わんばかりに、ファラオである筈のそれは、神官達に去るように手を振る。  それに従い、神官達はメンカウラーを連れて外に出た。  そして今、メンカウラーは、シーワと呼ばれるオアシスに拘束されていた。  王に連なる者を殺す正式な作法を守るために、水も食料も与えられず2日が過ぎている。  あと1日、そのまま放置された上で、心臓を貫かれ殺される。  死が近付く中でメンカウラーが思うのは、死ねないという想い。 (こんな所で死ぬ訳には……兄上の凶状を止め、民を守らねば)  だが、その想いは叶わず、彼は殺される――  筈だった。  しかし救いの手が現れた。  突如、激しい戦闘音が響く。  それは攻撃魔術と攻撃魔法が撃ち合う音。 (何が起きている!?)  状況を把握しようと、建物に放置されていたメンカウラーは、物音に集中する。  すると建物の戸を開ける音と共に、2人の人物が入って来た。 「助けに来たのでーす!」 「お前は胡散臭いから黙ってろ」  2人とも胡散臭い人物だった。  1人はシルクハットを被ったカイゼル髭の男。  もう1人は、仮面を着けた男。 「誰、だ……」  2日間飲まず食わずで衰弱し声を擦れさせながらも、メンカウラーは動じた様子もなく尋ねる。  これに仮面の男は、苦笑するように返した。 「お久しぶりです、殿下。アークソサエティへの留学から戻られて以来ですから、3年ぶりですね」  仮面を外して素顔を見せる男を見て、メンカウラーは驚きの声を上げた。 「ファウスト殿……?」  それはアークソサエティの支配階級である枢機卿。その1人であるファウストだった。  アークソサエティとの交流を目的にメンカウラーが留学した際、ホスト役として世話をみてくれた人物。 「なぜ、貴方が、ここに……?」 「目的は、貴方を助けることです。その後に、幾つかお願いしたいことがありますが」 「それは、どういう……?」 「詳しくは後でお話します。それよりも今は、ここでじっとしておいて下さい」  ファウストは、そう言うとメンカウラーの拘束を解除する。  そして言った。 「教団に、ここに終焉の夜明け団が居るという情報を流し、指令が出るようにしています。じきに来るでしょう。外に居る神官達は、彼らと共に倒します」  そう言うとメンカウラーを残し、外に出る。  そこでは、20名の神官達と戦う、4人の魔法少女姿の人物達が。 「お前らも道連れだー!」 「いつまでこんな事しないといけないんだー!」 「ちくしょー!」 「私は別にこのままでも」  1人を除いてやさぐれたことを言いながら、神官達の攻撃をなんとか捌いていた。  そんな状況の場所に、アナタ達は出くわしました。  シーワというオアシスに、終焉の夜明け団が居るとの情報を受け発令された指令に参加していたアナタ達。  なぜ戦闘が行われているのか、状況が分からずにいましたが、神官達が攻撃して来たので、まずはその対処に当たることにしました。  神官達と戦っているファウスト達は、とりあえずはアナタ達に攻撃してくる気配はありませんが、彼らに対してどういう行動をとるかは、アナタ達次第です。  この混戦した状況、アナタ達は、どう動きますか?
守り石におもいをこめて
とても簡単|すべて

出発 2019-10-26

予約人数 0/8人 あいきとうか GM
「お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます」  教団本部の会議室のひとつで、金色の刺繍が施されたローブに身を包む少年が深く一礼した。  見た目の年齢にそぐわない大人びた口調とすっと伸びた背筋が印象的な、小柄なその少年は、指令を見て集まった浄化師の顔を順に見る。 「ぼくはサウィン。こっちはポモナ。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、世俗派の魔女です。まだ見習いの身ではありますが」 「よろしくな!」  緊張してはいるものの、落ち着いた言動のサウィンの隣。彼と同じローブを着崩してまとうポモナが片手を挙げる。  こちらはサウィンと対照的に、子どもらしく屈託のない笑みを満面に浮かべていた。  なにか言いたそうに自分より高い位置にあるポモナの横顔に視線を投じたサウィンは、しかし話を進めることを優先したのか、ローブの内側からなにかをとり出して浄化師たちに見せる。  白く小さな手のひらで光るのは、直径二センチほどの丸い石だった。首から下げられるように、華奢な鎖がつけられている。 「去年の騒動から一年が経過しました。怨讐派は壊滅したとはいえ、世間には魔女をきらう風潮がまだ残っています。もちろん、浄化師さまたちの間にも」  苦いものを食べたようにポモナが顔をゆがめた。その理由を――彼が元は怨讐派の魔女であり、脱走して世俗派に保護されたという過去を知る一部の浄化師たちの目に、労わるような色が浮かぶ。  親友の顔色の変化についてサウィンは指摘も説明もせず、言葉を続けた。 「魔女がしてきたことや伝承を考えれば、無理もありません。ですがぼくたち世俗派はそれの払拭を願っています。……そこで、これです」 「これは魔女の守り石。おれたちはアストロン・アルゴって呼んでる。災いを退け……なんだった?」 「願いを結実させる、魔女の加護がかけられた石です」  一番近くにいた浄化師に、サウィンが鎖つきのアストロン・アルゴを渡す。  濁ったような銀色の石は体温とは異なる熱をほのかに宿していた。よく見れば、石の内部に柊のような植物が刻印されている。 「本当に力があるかは分かりません。ぼくたちにとってもお守りでしかないというか……。実を言えば、最初に習う魔法なんです」 「この石になんでもいいから魔法をかけるんだ。うまくできてたらヒイラギが中に浮かぶ。それで、魔法を使う素質があるかどうかを調べてるんだってさ」 「かけた魔法自体は発動しなくて……。なんというか、魔力をただむやみに流している、というイメージなんです」  困ったような表情で懸命に伝えようとするサウィンに、ポモナは何度か頷いてから、 「でさ、それ面白ぇんだぜ。魔法をかけたときは色がないんだ。でも、最初に誰かが触ると色がつく」 「触れた方によって色は様々です。色がついた時点でアストロン・アルゴは完成します。ですが、自分で持っていても意味がないといわれています」 「魔女の加護はそれを渡されたやつにつくんだ。大切な人に贈ることがゼンテーってこと」  言い終わるより早く、ポモナは懐から首飾りに加工されたアストロン・アルゴをとり出した。林檎のように赤い石を見て、サウィンがはにかむ。 「ポモナが持つアストロン・アルゴは、ぼくが作ったものです。ぼくのはポモナが作ってくれました」 「一緒に作って、交換したんだぜ」  幼い魔女たちは顔を見あわせて笑う。 「今回はアストロン・アルゴを作っていただけないかと思い、お声をかけさせてもらったんです。すみません、指令なんて大げさな形で出して……」 「魔女の文化を知ってもらおうって思ってさ。おれのアイデアなんだぜ!」  交流、というほど大げさなものではない。ただ、秘されてきた魔女の文化をひとつ、体験してみるだけだ。  あの騒動から一年経った、ハロウィンのこの時期に。 「みなさんには原材料である石をとってきていただきます。魔法はぼくたちでかけるので、あとはお好きに加工してください」 「相手に渡すのを忘れんなよ!」 「稀に魔物が出ますが、それほど危険なものはいないはずです。みなさんであれば簡単に突破できると思います。それでは、ええと」  ささやかなものではありますが、と気弱にサウィンは微笑む。 「素敵な贈り物を作ってください」
【熱砂】三つ巴戦に参戦せよ!
難しい|すべて

出発 2019-10-25

予約人数 1/8人 春夏秋冬 GM
 砂漠とオアシスの国、サンディスタム。  その特殊性から、飛び地の街も数多い。  オアシスの中継点として賑わうカルガの地も例外ではない。  普段は賑わいをみせるこの街は、今は喧騒に包まれていた。  それは終焉の夜明け団からの襲撃に対処するため。  カルガでは、浄化師達の活躍により捕えた終焉の夜明け団を訊問し、この地にエリクサー生成の魔方陣が設置されようとしていることが発覚。  即座に派遣された浄化師達が、現地の魔術師たちと協力して解除に奔走。  あと少しで解除できるという所に、伝令が飛び込んでくると、100人以上の集団が近付いて来るとの報告が。  その風体から、恐らく終焉の夜明け団と思われ、襲撃が見込まれることから、魔方陣の解除を中断し迎撃の準備をしていたのだ。  その準備は、無駄になることは無かった。  街の外周で物見に動いていた魔術師から、総数200人近い終焉の夜明け団と思われる相手が陣形を取っていることが連絡される。  問題はそれだけではなく、物見に出ている魔術師の連絡によると、魔術により高速移動し近付いてくる2人組が居るとの報告も。  終焉の夜明け団と、謎の2人組。  場合によっては、2方面での対処が求められる状況に、浄化師達が中心になって事に当たることに。  こちらの戦力は、街に居る魔術師が20人。  多少の荒事はこなせるものの、200人近い相手と戦った経験のある者は居ません。  そしてアナタ達、浄化師が戦力の全てです。  あとは街の住人が数百人居ますが、非戦闘員です。  絶望的な戦力差ですが、どうにかしなければいけません。  どうするべきか?  迷いながらも、終焉の夜明け団に対処するべく、街の入り口にアナタ達が来た瞬間でした。  終焉の夜明け団の陣の只中で、爆発が起こります。  それは空から放たれた火球が弾けたものでした。  混乱する終焉の夜明け団。  そこに、空から降り立つ1つの人型が。  野性的な青年に見えるそれの胸には、虚無の空洞が。  それはスケール5べリアル。  最強のトールと、仲間のべリアルに呼ばれていた個体でした。  トールは、終焉の夜明け団の只中に降り立つと、楽しそうに笑いながら言いました 「遊んでやる! 俺に喰われたくなけりゃ、死ぬ気で来い!」  そう言うと、次々終焉の夜明け団を素手で引き裂くトール。  終焉の夜明け団を殺しながら、アナタ達にも言いました。 「テメェらも来い! 来ないなら失せろ!」  戦いを楽しんでいるトールは、どうやらアナタ達との戦闘も望んでいるようですが、逃げるなら追う気はないようです。  ただし逃げれば、残された街の住人を、トールは食い殺すつもりです。  逃げられる訳もありません。  街の魔術師20人と一緒に、戦おうとした時でした。  物見の連絡にあった、謎の2人組が到着します。  それは30代初めに見える男と、1人の女性。  大剣を携えた男は、随伴する女性と共に、トールの元に突進。  無数の終焉の夜明け団をすり抜け、男が大剣をトールに叩きつけます。  腕で受け止めるトール。  しかし浅くですが、傷を与えます。 「ははっ! 面白れぇ! 誰だテメェ!」  噛み付くように問い掛けるトールに、男はあえて声を大にして応えます。 「薔薇十字教団大元帥! クロート・アクィナス!」  それは失踪したと言われている、大元帥の名。  べリアル化した恋人を魔喰器に変えて貰ったあと、いずこかに消えた人物。  噂では、べリアル化した恋人を元に戻すため、その術を探しているとも言われている人物です。  彼の名乗りを聞いたトールは、楽しげに笑います。 「いいぞ! ご馳走じゃねぇか! 本気で遊んでやる!」  今までとは比べ物にならない魔力を放出し、無数の雷球を生み出すトール。  一気に解き放ち、高速で撃ち出されたそれを、クロートは全て回避。  それを見てトールは喜びます。 「やるな! でも逃げてばかりじゃ、俺は殺せねぇぞ!」 「そのつもりはない」  クロートは静かに返すと、共にある女性に言いました。 「オーゾン。ジョブレゾナンスだ。いけるな」  それはクロートの恋人である、べリアル化した女性の名前。  人ではなくなった彼女は、クロートに応えます。 「ええ。任せて」  オーゾンは応えると、光の粒子に代わり、クロートの持つ大剣型の魔喰器に同化。  その途端、クロートの戦力が膨れ上がるのが感じられる。 「は、ははっ! なんだそれ! 見たことねぇぞ!」 「当然だ。メフィストが言うには、異世界の技術らしいからな」  奇妙なことを言うと、クロートは息もつかせぬ斬撃を連続で放ち続けます。  大喜びで、迎え撃つトール。 「面白れぇ! もっと楽しませろ!」  近づけば微塵にされるような攻撃を出し合い、クロートとトールは戦いを始めました。  100人を超える終焉の夜明け団。  スケール5べリアル、トール。  失踪した筈の大元帥、クロート・アクィナス。  この三つ巴が戦っている中で、アナタ達はどう動くべきかが、いま求められています。  この状況、アナタ達は、どう動きますか?

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