《悲嘆の先導者》フォー・トゥーナ Lv 41 女性 ヒューマン / 墓守


司令部は、国民から寄せられた依頼や、教団からの命令を、指令として発令してるよ。
基本的には、エクソシストの自由に指令を選んで問題無いから、好きな指令を受けると良いかな。
けど、選んだからには、戦闘はもちろん遊びでも真剣に。良い報告を待ってる。
時々、緊急指令が発令されることもあるから、教団の情報は見逃さないようにね。


力を借りて幸せになろう?
簡単|すべて

出発 2019-04-28

参加人数 1/8人 鞠りん GM
● 「――あれは!!」 「ま、まさか。もうバレンタインは過ぎただろう!」  遅れてやって来た『アイツ』に、ブリテンの街中が凍りつく。  そう、今年はなにもなかったと安心していたのに、なぜ今頃やって来た!? 「ま……魔法少女ステッキが……来たぁー!!!」  魔法少女ステッキと呼ばれる、この杖は、バレンタインの乙女が使ったと言われる物で、しかも自我まで持っているという厄介な代物。  更に言えば、このステッキを作った魔女『道化の魔女メフィスト』は、この光景を見て面白がり、魔法少女ステッキを量産して世界中に放してしまった  ――なにが面白いかって?  自我のある魔法少女ステッキは、『魔法少女になって、みんなを幸せにしようよ』と言い、好き勝手に人に言い寄っては、自分を持たせて半ば強制的に魔法少女に変身させてしまうから。  ――そう、魔法少女!!  男女性別など関係なく、持った人間を、フリフリのミニスカートと、ヒラヒラのレースがついた衣装に変えてしまい、ステッキの魔法で『好きな人のこと』しか話せなくなるという特技を持っている面倒くさいヤツ。 「なんで、今なんだ?」  そう言ったエレメンツの男性に、魔法少女ステッキの『1本』が、こう答える。 「だってー。バレンタインに、この街に来れなかったんだもん。だから、これからバレンタインをしようよ。さあ、みんなを幸せにしようよ!」  なんて言い分だ、と思っている街の人たちに、待っていましたと、魔法少女ステッキが襲い掛かる! 「うわわわわわー!!」  自分の意志で浮き行動する魔法少女ステッキは、話しかけたエレメンツの男性の手に飛び込み、男性は一瞬でフリフリの魔法少女にへんしーん!  しかも、魔法少女ステッキは『複数』で来ているものだから、次々とブリテンの街の人々が、魔法少女ステッキたちの餌食になってゆく。  ――変身すると、好きな人のことしか言えない。 「俺はアンナのことが好きだー!」 「そんな恰好で言われても嬉しくないわよっ!!」  確かに、フリフリスカートの男性に告白されても嬉しくない。 「あなたのことが忘れられないの」 「僕ですか?あなたとは初対面のはずですよね?」  男性には初対面でも、彼女のほうは……ストーカー!?  こんな調子で、街中のいたるところに魔法少女ステッキの魔法がさく裂し、ブリテンの街は大混乱におちいってしまった ●  この悲惨な光景を見て慌てた街の人たちが、自分も被害には遭いたくないがために、集団で教団本部へと押し寄せて来てしまう。 「あの魔法少女ステッキだけはムリです!助けて下さい!」  そうは言われてもとは思うが、依頼があった以上、引き受けなければならないという、薔薇十字教団のつとめの1つなのが猛烈に痛い。  泣く泣くだが、司令部は浄化師たちに指令を出したが……。 「今年はないと思っていたのにー!」 「俺は去年、散々な目にあった」 「あんの……。あの凶悪ステッキに向かって行くの?それだったら、ベリアルを相手にしていたほうが、まだマシよー!」  歴戦の浄化師たちですらも、魔法少女ステッキには手を焼くことを『知っている』ので、この指令を受けたくない気持ちはよく分かる。  だが、やらなければブリテンの街の人たちが困り果てるのだから、指令を受けるしか道はないのが浄化師たち。  いつも以上の覚悟を決めて、ブリテンの街へと向かう、あなたたちに待ち受けるものは? 「ふふー。浄化師さんたちが来たよぉー」 「浄化師さんも幸せになろうよ」  喜ぶ魔法少女ステッキの声に、浄化師一同そろって冷や汗をかくのを隠しきれない。  さあ、真っ向勝負を挑むのか、説得してお帰り願うのか、はたまた全く違う方法を使うのか。  今こそ浄化師の腕が問われることになる……のだろうか??
子ども達の想いに応えて
とても簡単|すべて

出発 2019-05-01

予約人数 0/8人 虚像一心 GM
 雲一つない快晴の空、輝く太陽の光。  気持ちの良い世界の下で、浄化師達は椅子に座りながら平和に疲れを癒していた。  先日の指令――非常に困難を極めた内容であったため、その疲れはいつもよりも何倍もある。  それ故か、エントランスホールに行っても周りから『今日は大丈夫だから、たまにはゆっくりしろ』と言われる始末。  だが、まあ……それはそれで構わない。  疲れているのは事実だし、それになによりこうして和やかに過ごせるのは願ったり叶ったりだ。  ――何もないのならばそれで良い。  ――休めと言われれば、喜んで休もう。  これも働き者の特権……ということで、これは有難く受け取るべきで。  更に―― 「よっしゃぁ! 命中っ!」 「やったなぁ、このぉ!」  こうして公園内で子ども達が無邪気に遊んでいる光景さえも、自分達を癒そうとしてくれている……ように思えるのだ。  視線の先にいる子ども達――彼等は泥団子を作って、それを投げて遊んでいるようだ。  泥で作ったそれは他人に投げていいモノではないのだが、まあ子どもだから大丈夫だろう。  それに、そんなことをしていれば―― 「こらぁあんた達ぃ! 泥を投げて遊ぶなって何度言えばわかるのッ!」  年長者が止めに来るのだから。  泥を投げて遊ぶ子ども達に気付いたのか、彼等よりも少しだけ大人びた少女がやって来た。  彼女は所謂『お姉さん』的な立場の存在なのだろう。  遊ぶのは構わないが、危険なこと、やってはダメなことを教えているようだが、しかし。  遊ぶことに夢中になっている彼等がそんなことを素直に聞くはずがない。  そう、このように―― 「あーあー、きこえませーん!」 「仲間外れが嫌なんだろ? ほら、一緒にやってやるからさ」 「誰がそんなこと言った! 誰が!」 「遊ぶこともできないのぉ?」 「うっわぁ、かわいそー!」 「うっさい! 良いからもう少し大人しく遊びなさい! 周りに迷惑でしょうがッ!」 「いーやーだーねっ!」  少女をイラつかせるような言葉で煽っている。  彼女からしてみれば、投げた泥が目に入ったり、見知らぬ人に怪我をさせてしまうことを恐れているから止めろ、と言っているのだろう。  しかし、一度火が着いた子ども達にとっては、そんなことはどうでも良い。  純粋に、面白ければいいのだから。  まあ少女の怒りがあるのだ、いずれ止めるだろう。  だから、自分達はその光景を暖かい目で見守るのだ……が。 「――って、今泥投げたの誰よ!? 止めろって言ってんでしょうが!」 「へっへーん、知りませーん!」 「注意した傍からあんた達は……ッ!」 「それもういっぱーつっ!」 「だから投げるなって――あ」  一人の子どもが投げた泥団子――それは少女の横を通り抜けて。  その先にいた……喰人の顔面に当たった――かのように見えたが。  喰人は紙一重でそれを避けて、難を逃れた。 「ご、ごめんなさいッ! 大丈夫ですか!?」  平和ボケしているとはいえ、仮にも浄化師の身――子どもに後れを取ることはない。  しかしながら、自分だからよかったものの、これがもし他の人だった場合は大変なことになりかねない、と。 「それは重々わかってるんですが……あいつ等、そう言っても無視してしまうので……」  ――でしょうね、と。  会話をしている間でも、子ども達は先ほどの事などなかったかのように、泥で遊んでいる。  注意しても無視される――少女は味合わなくても良い苦労をしているのだ。  ならば、ここは一つ大人として。  常識ある浄化師として。  その苦労を取り除いてやらなければいけない。  そう思った喰人は祓魔人を見ると、祓魔人はただ頷く。  それは、ご自由にどうぞ、という無言の合図だ。  許可をもらったので、喰人は少女の肩を軽く叩いて子ども達の元に向かう。  さて――一体どうやって教育しようか。