【海蝕】海辺のヒーローショー
とても簡単 | すべて
3/8名
【海蝕】海辺のヒーローショー 情報
担当 ナオキ GM
タイプ ショート
ジャンル イベント
条件 すべて
難易度 とても簡単
報酬 少し
相談期間 5 日
公開日 2018-07-14 00:00:00
出発日 2018-07-22 00:00:00
帰還日 2018-08-01



~ プロローグ ~

 夏。
 老若男女、種別も問わず、太陽の下で肌を輝かせて水と戯れる観光客たちの姿で、ベレニーチェ海岸は今日も盛況である。
 しかし、
『きゃー! 誰か! 誰か助けてっ!』
『“ゲリアル”よ! ゲリアルが出たわっ』
 人々の平和な時間を破壊しに、恐るべき“ゲリアル”たちが次々に現れたではないか。
『ふっふっふ、オレ様は大事に取っておいたアイスをおふくろに食われた恨みで魔物となったゲリアル! 今すぐ貴様らから全てのアイスクリームを奪ってやる』
『わたくしは夏だというのに恋人も出来ずに、目の前で暑苦しくイチャイチャイチャイチャしやがる不届き者を滅却する為に生まれし魔物! 覚悟しなさい、愚かな生き物たち。爆発しなさい!』
 まるで花の蜜に吸い寄せられる虫のように。
 人々が砂浜で放っていた幸福感たっぷりのオーラに釣られたのか、わらわらと出現し、そして卑怯にも人質をとるゲリアル。
 恐怖から泣き出す子どもたち。
 寄り添っていた恋人と引き離されるカップル。
 海岸一帯に絶望が満ちようとしたそのとき――
『待てぃ!』
 観光客と同じく水着に身を包みつつも、精悍な目をした数人がゲリアルたちの前に躍り出た。
 彼らからは、そのやや狭い布地の面積では覆い隠せないほどの正義感が迸っている。
『き、貴様らはまさか……』
『そうだ! こんなこともあろうかと完全に一般市民に擬態して海で遊びながら片時も油断することなく様子を窺っていたエクソシストだ!』
『く、くそ……まさかこんな場所も抜かりなく警護していたとは……! ええい! ここで決着をつけてやる!』

「――っつー感じでこのあとはちょっと派手めにアクションシーンやってもらってえ、なんなら水鉄砲とかでお客さんも濡らして盛り上がってえ、好きにアドリブもやってもらって無事に人質も解放して勝利してハッピーエンド! みたいなヒーローショーをやればさ、お客さんも安全性を再確認してまた例年通りに遊びに来てくれると思うわけよ。ど? ステージならほら、去年まで水着コンテストとかで使ってたやつをまた組み立てればいいじゃん? もちろんエクソシストの人たちには報酬も支払うしさ。まあマイクなんかはないし設備もほとんどないようなもんなんだけど」
 水と戯れる観光客たちの姿がまばらにしか目視出来ない、現実のベレニーチェ海岸。
 客寄せの為の案を仲間に披露して、海の家のオーナーである男性は満足げに胸を張る。
 聞かされた従業員はやや困ったように眉を下げながらも、じゃあ一応教団のほうに頼んでみましょうか、と請け負った。
「来て下さるといいんですけど……」
「でももう告知しちまったからなあ」
「……、はい?」
「いやだから、もう日時も決めて告知しちまってるから。出演者にはほぼぶっつけ本番で頑張ってもらうことになっちまうんだよ」
「ええええぇぇえ?!」


~ 解説 ~

『ベレニーチェ海岸に人を集める為に、ヒーローショーに出演して盛り上げて下さい!』
・昼食時の海の家の売り上げアップを狙い、ショーは正午ぴったりに砂浜の特設ステージで開始予定。
・ショーのことは既に大々的に告知してはいますが、開始時からお客さんが大勢来てくれるかは不明です。
 もし集まりが悪くとも、諦めずに盛り上げてショーを完遂しましょう。
・敵(ゲリアル)役、エクソシスト役、一般市民(人質)役などがうまくばらけると展開がスムーズになると思います。
・わかり易さを重視して、出演者には役ごとに色の決まった水着をオーナーが貸し出してくれます。
 敵役→真っ赤な水着(男性にはビキニ型もしくはサーフ型、女性にはホルターネックのビキニ型もしくはワンピース型)
 エクソシスト役→真っ黒な水着(同上)
 一般市民役→ネイビーの水着(同上)
 ※上からパーカーなどを羽織りたい方は装備品として装備して下さい。
・アクションシーンは基本的には素手同士、もしくは貸し出される水鉄砲やホースなどの水が出るオモチャも随時使用可能です。
・ショーの流れとしては、一般市民が盛り上がっているところへゲリアルが登場→ひと悶着→正義の味方登場→勝負→正義の勝利、となっていますが、オーナー的には盛り上がりさえすればアドリブも大歓迎のようです。

■プランについて
・交流メインのエピソードとなります。
・絡みNGの方は遠慮なくその旨お申しつけください。
・祓魔人、喰人共に、どの役希望でどう動くかの記載をお願いします。
・ハッピーエンドにショーが終われば成功です。


~ ゲームマスターより ~

こんにちは。今回は客寄せのヒーローショーを成功させるミッションです。
また町興し的なエピソードを浄化師の皆様にお願いする形となってしまい恐縮でございます。
水着でのアクションシーンは夏の醍醐味! というわけで、気分転換がてら存分にステージの上で目立って下さい。

それでは、ご参加をお待ちしております。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

ベルロック・シックザール リントヴルム・ガラクシア
男性 / ライカンスロープ / 断罪者 男性 / 生成 / 占星術師
これが本当に海の平和を守ることに繋がるのか…?
まあいい、指令を受けた以上はやるしかない

エクソシスト役
水着はスポーツタイプ
芝居なんてしたことないけど恥ずかしがらずに堂々と演じる

一般市民役が助けを呼んだところで登場
「待てっ!」と声をかけてからリント…貴公子に飛び蹴りのアクション
うまく避けろ
その後名乗り&カッコいい決めポーズ
「浄化の使者、エクソスレッド!」
二人はエクソシスト!

お前達の主張には、一部、ほんの一部!共感するところもあるが
海の平和を乱す者は許さん!
行くぞ!浄化パンチ!浄化キック!
適当なところでブルーの動きに合わせて必殺技
技名は…あーもう適当で!

まあ、やってみると意外と楽しかったな
雄逸・霧崎 エルピス・パンドラ
男性 / 人間 / 断罪者 女性 / 生成 / 拷問官
目的
みんなと楽しくショーを成功させる

パンドラ・ゲリアルクイーン ワンピース水着
霧崎・ヒーローの青 サーフ型 パーカー青

準備
海岸にある花など摘んで舞台を飾る ハイビスカス
水着姿で宣伝

ショー
パンドラは飛んで空中から水鉄砲で恋人たちや絡みやすい子供を襲う
リントヴルムさんとがっつり動く
トウマルさんをお姫様抱っこで攫う
悪党らしく振る舞う

「ふ、ふははははは!愚か人間どもが!イチャイチャするならひれ伏しなさい!」

浄化の使者、エクソスレッド!ちゃちゃちゃー(なんかかっこいい音楽)
かっこいい決めポーズ

霧崎
笑顔で威圧
「…やりすぎですよ」
ガトリングスタイル水鉄砲による猛攻撃
氷をいれて水切れ対策済による容赦のない正義ヒーロー
トウマル・ウツギ グラナーダ・リラ
男性 / 人間 / 断罪者 男性 / 生成 / 陰陽師
◆トウマル

一般市民役
楽しんで貰えるよう全力で演じる
出演中はネイビーのサーフ型水着だが
設営や片付けはTシャツジーパン姿で役柄悟らせない

ショー開始時はかき氷+α手に観客最前列で待機
司会のお姉……見覚えありすぎるお兄さんにならい
大声で\エクソシスト/

捕獲される俺
かき氷こぼさねぇよう逃げなかっただけで
リア充じゃねぇよ善良なお独り様だよ早く助けてエクソシスト
具体的にはかき氷融ける前にカレー冷める前に!
演技力は海の家メニューへの情熱でカバー

\エクソシスト/カモン
ラーメンはまだ伸びてないぜ
戦闘中は回避し焼きそば死守し盾にされ
最後は笑顔で感謝とこれからも頼むぜコメント

※各メニューはトウマルが美味しく頂きました


~ リザルトノベル ~

●寄ってらっしゃい見てらっしゃい
「なに? 余興?」
「なんだろうねー、なんかステージがある」
「ヒーローショー? をやるんだってー」
 例年と比べ、やや活気に欠ける海岸沿い。
 その一画に突如出現したのは、至って平凡な特設ステージである。
 しかし、この浜辺を愛する者からすれば見慣れたステージを設営しているのは、どうも見慣れぬ面々だった。
「海の家のオーナーさんの知り合いが花屋を経営してくれていて助かりましたね」
 花屋から届けられたばかりの瑞々しい植物を抱え、雄逸・霧崎はいくらか安堵したように言った。
 海岸を彩る花でステージを出来るだけ華やかにしたいと申し出たのは雄逸で、あまり摘み過ぎてはそれはそれで砂浜の景観自体も損ねてしまうと懸念していたのも雄逸だ。
「頼んでみるもんだな。こっちのでっかい観葉植物はどこに置く?」
 積極的に作業を手伝うトウマル・ウツギも雄逸も、オーナーから支給された水着は敢えてまだ着用せずにいた。
 ショーが始まるまでは配役などがわからないほうがいい、というトウマルの助言に従い、向こうで客引きのようなことを請け負っている面子も水着姿ではない。
 そしてもちろん、
「木の役でよいのですが」
「砂浜だぞ」
「ヤシの木とか」
「諦めろ」
 雄逸が飾り付けた花を指先で弄り、角度を整えているのか邪魔しているのか微妙な手遊びばかりしている半竜――グラナーダ・リラも。
 怠惰が服を着ているかの如き性質のグラナーダは、水着に着替えるどころか先程からこうして出来る限り楽そうな役を希望しては、その都度トウマルにすげなく却下されている。
「……司会を務めます」
「それはいい。進行役がいたほうが格段に盛り上がりますよ」
「そうしろ」
 漸くオーケーをいただき、既に疲労の色が見えるグラナーダが髪を掻き上げてやれやれと言わんばかりに嘆息すれば、ふとどこからか黄色い声援があがる。
 遠巻きにステージを眺めていた若い女性グループだ。
 グラナーダが雄逸へと振り向く。
 お願いします、と頷かれる。
 グラナーダはトウマルを見遣る。
 さっさとやれ、と顎をしゃくって急かされる。
 への字に曲がりそうな唇に微笑を湛え、グラナーダは女性たちへと片目を瞑ってみせた。
 再びあがる声援。
 彼女たちの体温も上がったことだろう。
 俄然ヒーローショーへの興味も深まり、そしてそれらと引き換えに、グラナーダの「今すぐ自室に帰りたいメーター」はマックス値を振り切る。
「グラナーダさんは本当に人気ですね。司会ははまり役かもしれませんよ」
「外面だけはいいんだよ、外面だけは」
 実のところ、グラナーダによるこのファンサービスは、この一時間で既に三回目なのである。
 今し方並べ終わった鉢植えの花びらの色が、雄逸の目には眩しい。
 それは客引きをしているエルピス・パンドラの右目を想わせるような色だった。
「どう? シックザールサマ。たくさんお客サマは釣れたかしら?」
「あ?」
「ワタクシサマは大量ゲットでーす! 応援しに来てくれるって約束までしてもらいましたよ」
「応援っつったって、アンタ敵役だろうが」
「?」
 敵役の応援の何が駄目なんだろう、ときょとんと目を瞠るエルピスの様子に、ベルロック・シックザールはこめかみを軽く押さえた。
「……ワタクシサマ、何か間違えちゃった……?」
 エルピスの翼が見る見るうちに萎れていくのに気付き、動揺のあまりベルロックの耳が盛んに動く。
「ああいや、そうだな。そうだ。敵役の応援があればその分アンタも張り切れるだろうし、そうすればおのずとショーも盛り上がって大成功に終わるに決まってる。間違いなくアンタはいいことをした」
 やや早口で紡がれたその言葉に、ぱあ、とエルピスの表情が明るいものへと戻っていき、ベルロックは胸を撫で下ろした。
 必要以上に慣れ合うつもりもないが、必要以上に誰かと敵対するつもりも傷つけるつもりもない。
 そもそもベルロックは未だにこの任務に対しての在り方を模索しているのだ。
 指令を受けた以上は全力でショーに臨むが、果たしてこんなことで何かが変わるのだろうか、と。
「アンタは、どういう気持ちでこのあとステージに立つんだ?」
「もちろん、みんなと楽しく盛り上げるぞ、という気持ちで、です。ワタクシサマたちが楽しめばお客サマも楽しめてショーは成功! 楽しい思い出が出来た海にまた行きたくなる人も急増!」
「うんうん。パンドラさん、その意気や良しってやつだね。ベル君はまだ余計なことを考えてるからお客さんをひとりも集められてないのかな」
「よ、余計なお世話だ!」
 するりと会話に合流し、尻尾を膨らませて怒鳴るベルロックの反応を見て、リントヴルム・ガラクシアは満足げに笑った。
「あら、まだひとりも……それは可哀想ですねー」
「可哀想だよねー。ベル君、こういうのは楽しんだモノ勝ちだよ」
「おいなんで俺を憐れむ空気になってんだよやめろ」
「ワタクシサマたちも協力しますよ、一緒に頑張りましょう」
「おい聞いてんのか」
「パンドラさんはヒーローショーやりまーすって宣伝してたんだよね。悪いんだけど今度はベル君と一緒に宣伝してくれないかな」
「悪いんだけどってなんだよ」
「で、タイミングを見て海水浴客を装った僕が、すごーい面白そう、って合流するから。さっきもそうやってサクラしてたから任せて」
「了解ですわよ。それじゃあ頑張ってシックザールサマにたっくさんお客サマをつけてあげましょうね」
「ちょっと誤解を招く言い方だね、それは」
 張り切ったエルピスに腕を掴まれて連行される途中、ベルロックは気付いた。
 気付いてしまった。
 こちらを見送るリントヴルムの瞳が、悪戯っぽく光っていることに。
(全部あいつの計算か! 根っからの敵役め!)
「あとで絶対に正義の鉄槌を下してやるからな……!」
 そう呟くベルロックの顔は、ヒーロー役とは思えぬ代物だった、かもしれない。


●本番三分前
 出演者唯一の女性であるエルピスは、宛がわれた別室にて着替えを済ませると、男性陣の声に導かれて仲間たちと合流した。
 目隠しに布が引かれたステージの裏手は、屋根も何もないので日差しがそのまま入ってくる。
 いっそ情熱的ともいえるような奇妙な熱気が、そこには在った。
「こちらは、エクソシスト役のシックザールさん。芝居経験のほうは?」
「ない。ないが、恥ずかしがらずに堂々と演じるつもりだ」
「一方、普段はシックザールさんと共に悪を倒しているガラクシアさんは、今日は敵役ということですが」
「うん。でもそれはそれ、だから。一応役の設定も考えてきてるんだ」
「それはどういう」
「演技で表現できればいいなと思ってるから、秘密にさせて」
「さて、お次は何やら物騒な武器をつくっている霧崎さんです」
「物騒ですか? 参ったな……パンドラさんの本気の戦闘を考えてこれを用意してるだけなんですが」
「ところで、パーカーを着たままで暑くないんですか?」
「……」
「大陸から情熱が消え氷河期に突入しそうな笑顔をいただいたので、噂のパンドラさんにお話を伺いましょう」
「ワタクシサマ、ちゃんとお仕事出来ました、って胸を張って旦那サマに報告出来るよう頑張ります」
「うーん、なんとも素敵な夫婦愛。おや? あそこで当店自慢のフランクフルトを食べているのはウツギさんですね」
「焼き加減も長さも太さもベスト且つこのケチャップがまた……」
「ありがとうございます。ホットドッグも人気です。最後はこちらのイケメンさんです。リラさん、リラさんのファンクラブが出来そうですよ」
「そうですか」
「興味ないですか」
「ええ、特には。ところでオーナーさんは先程から何をしているんで?」
「いやー、みんなプロの顔してたから、つい遊んじゃった」
 なんでだよ、と出演者の心が本番を控えて綺麗にひとつになったそのとき、布を捲って従業員が顔を覗かせた。
「失礼します。そろそろ時間ですのでスタンバイを……って、オーナーはこんなとこで何してるんですか?!」
 インタビューごっこは、これにて終了。
 本気のヒーローショーが幕を開ける。


●さあさあ、お立ち会い
「みなさん、こんにちはー。今日は暑い中お集りいただきありがとうございまーす」
 こんにちはあ、という間延びした幼い声が、ステージに立つグラナーダの元へとちらほら返ってくる。
 が、それらを掻き消すほどに、きゃー! というハートマークつきの声が目立った。
(客入りはまあまあ、ですかね。こちらに興味がなさそうに泳ぎを続けている数と、ステージに集まった数はほぼ同等)
 マイクもない環境故に、普段のやる気のない言動からは考えられぬ声量でグラナーダは続ける。
「最近は海上に出現するベリアルのせいで、海で遊んでくれる方が少なくなったようで……ですがここにはこんなにも海を愛する方々がいて、私はとーっても嬉しいです」
 どうもありがとうございます、とにっこりと微笑むこの半竜の平素の怠惰さを、観客は誰も知らない。
 客層に女性が多いことを確認するやいなや、グラナーダはぶっつけ本番とは思えぬ手腕で華麗に話の展開を変えた。
 ネイビーのサーフ型水着に着替え、これからの演出の為に最前列に陣取っていたトウマルが、うげえ、と呻くほどに完璧な擬態である。
「乙女にとって日焼けは天敵、そして我々にとってベリアルも天敵。ですがご安心を。市民の安全を守る為に、頼れるエクソシストはいつでも私たちを見守ってくれています。今日も海岸警備中のエクソシストさんをステージにお招きしています。皆で呼んでみましょう。せーの、」
 エクソシストー!
 と、ぱらぱらと幼子の声があがる。
 さすがに女性陣は恥ずかしいのかその声は控えめなものだったが、それを補うようにトウマルが声を張り上げた。
 シロップをたっぷりとかけたかき氷を頬張るトウマルが。
 かき氷だけでなく、他にもさまざまな海の家のメニューを買い込み、近くに座る男の子にこれおいしいぞおすすめ、と勧めたりしていたトウマルが。
 ヒーローショーに熱を上げるにはやや年嵩にも思えるトウマルのその声に、ひくりとグラナーダの頬が揺れた。
 スマートに笑いを堪え、グラナーダは整った指先で後ろ手に合図を送る。
 数秒後、従業員たちが後ろから煙を団扇で流し込んできた。
 釣れたての魚を七輪で焼く、ある種芳しい煙を。
「おや……? これはいったいなんでしょう?」
 戸惑いと憂いをたっぷり乗せて、グラナーダは不穏な雰囲気を演出する。
(こいつ演技うめーな……このかき氷もうめーけど)
 くすくす笑う女性客。
 不安げにする子どもたち。
 冷たい甘味を堪能するトウマル。
 そして、
「うふふ。ふははははは! 恐れおののきなさい、愚かな人類たち!」
「さあ、ゲリアルクイーン。本日も美しく残酷に暴れましょう」
「そうね! ……ええと、あなたの名前はなんだったかしら?」
「ゲリアルの貴公子、ブラックドラゴンです。長いので貴公子、とだけ覚えてもらえれば」
 焼き魚の煙が消える頃合いを見計らい、鮮やかに赤い水着を纏ったエルピスとリントヴルムが威圧感たっぷりに、そして僅かな愛嬌と共に登場した。
「そんな……まさか、ゲリアルが出てくるなんて……」
 絶望感を醸し出して、儚げにグラナーダはよろめく。
 きゃー! 素敵! 支えたい! えっ、でもあの敵の男の人もかっこよくない? グラナーダ様ー! クイーンの迫力すっごいな。
 客席にいるトウマルの耳には、ダイレクトに観客の感想が聞こえてくる。
 ヒーローショーというよりはアイドルのミュージカルじみている気がしなくもないが、兎に角ここからが本番である。
「この暑い中飽きもせずにイチャイチャイチャイチャと! ワタクシサマ直々に間引いてやるわ! ついでに冷やしてやるわ!」
 悪意を込めて吐き捨てたエルピスが翼を翻して空中へと飛ぶと、おお! と歓声があがる。
 しかしその歓声も、エルピスが空から水鉄砲を乱射した途端に悲鳴へと変わってしまった。
 無論それは、愉快そうな悲鳴ではあるのだが。
「水かけられて喜んでんじゃないわよ! このマゾ共!」
 空中アクロバットを繰り広げながら正確無比にカップルや子どもたちを狙って水を放出するエルピスの台詞に、ステージ上から同じく水鉄砲で攻撃していたリントヴルムが思わず苦笑する。
「クイーン、それじゃあ違うオシゴトの女王様みたいですよー」
「なあに? 聞こえませーん! あ、そろそろ人質の時間ね。よーく聞きなさい、人間ども! いつでもどこでもイチャつくあなたたちのことをリア充と呼ぶらしいじゃない。ワタクシサマがそんなあなたのリアルを今日でさくっと終わらせてやるわよ」
 完全に悪人役になりきっているエルピスの空中戦が、ステージ前に集まらずにいた人々の視線までもを根こそぎ奪った。
 空になった水鉄砲を誰もいない地上へ落とし、そして彼女は急降下を開始した。
 一直線に。
 愚かな一般市民をさらう為に。
 所謂“お姫様抱っこ”でさらわれたのは、恙なくかき氷を食べ終えカレーライスに手を出そうとしていたトウマルだ。
「ああ、よりにもよって人質を取るなんて……しかも羨む要素皆無な独身男性です。そういう顔をしています。何と不運な方でしょう」
 ステージの隅に移動し、観戦者モードに移行したグラナーダによる無慈悲な実況。
 リントヴルムの隣に1ミリの狂いもなく着地したエルピスの腕の中で、買い込んだ食料を大事そうに抱えて死守しているトウマルの額に青筋が浮かぶ。
 思わず素になって言い返しそうになったトウマルに、リントヴルムがゆるりと小さく首を横に振った。
 そのまま視線だけを動かして語り掛ける。
 うまく演技しないと、お気に召したその海の家が潰れちゃうかもしれないぞ、と。
 具だくさんのカレーを一瞥し、トウマルは叫んだ。
「俺は善良なお独り様だっ、早く助けてくれエクソシスト。具体的にはカレーが冷める前に!」
 それは、観客がはっと引き込まれるような演技だった。
 実際には食事への期待やら食欲やら、グラナーダに対する恨みやら、女性であるエルピスに抱えられている羞恥心やら、あらゆる感情が闇鍋状態になったが故の混乱を来しているだけなのだが、その台詞には痛いほどに感情がこもっていた。
 すすす、とグラナーダが抜かりなくステージの中央寄りへ動く。
「可哀想な独身男性の言う通り。きっとエクソシストが来てくれるはずです。さあ、皆でエクソシストを呼びましょう」
「え、エクソシストー……」
「まだまだ。もっと大きな声でもっと呼ぶのです」
「エクソシストー!」
「もっともっと」
「エクソシストーーー!!!」
 エルピスに濡らされた子どもたちも、その保護者も、思い出作りとして何かに映える素材を探してショーを観ていただけのカップルも、グラナーダの美貌目当てだった女性たちも、全員が腹の底からエクソシストを呼んだ。
 再びグラナーダが密かに後方へ指示を飛ばすと、七輪を片付けた従業員たちが、今度は手に持った楽器を一斉に奏で出す。
 縦笛、マラカス、タンバリン。
 ヒーローの登場シーンにはうってつけのド派手な音に紛れて、抱えられたままだったトウマルが蚊の鳴くような声で懇願する。
「お、降ろしてくれ……」
「はい、どーぞ」
 哀れな人質がこそこそと隅へ捌けたタイミングで、
「浄化の使者、エクソスブルー! 見参!」
 舞台袖から躍り出た雄逸が、短い打ち合わせ時間で何度も試行錯誤した決めポーズをびしっとキメる。
「悪は見過ごせません。それにその所業……やりすぎ、ですよ」
 口元だけで微笑みながら、雄逸はゲリアルふたり組に向けて水鉄砲を構えた。
 絶対零度の雄逸の笑みが、最前列に座っていた少年の今宵の夢に出たのは致し方ない話である。
 それほどまでに威力があった。
「まずいわっ。ゆーい……、ブルーのあの笑みはまずいわ!」
「落ち着いて下さい、クイーン。悪の貴公子である僕にかかればあんな奴、」
「待てっ!」
 リントヴルムが雄逸へ先制攻撃を仕掛けようとした刹那、反対側の舞台袖から、ベルロックが勢い良く飛び出してきた。
 そのまま、リントヴルム目掛けて見事な飛び蹴りをかます。
 アドリブな上にやや本気でもあったベルロックの蹴りをなんとか避けた貴公子は、片膝をつきながらも不敵な笑みを浮かべる。
「いい蹴りだ。キミが噂の……」
「そうだ! 浄化の使者、エクソスレッド!」
「「ふたりはエクソシスト!」」
 即興楽団の音に合わせて、今度はふたり揃ってポーズをとる。
 観客のボルテージも、真打登場によりマックスだ。
「いくぞ、ブルー!」
「了解です、レッド」
 戦力を分断するのが作戦なのか、ベルロックはリントヴルムと。
 そして雄逸はエルピスと向かい合う。
 浄化パンチ! と怒鳴りながら右ストレートを繰り出すベルロックの腕に手を当て、必要最低限の力でリントヴルムは払い除ける。
 背後に回り込み、水を使い切ってただの飾りと化した水鉄砲の銃口でベルロックの後頭部に殴りかかるが、浄化キック! と怒鳴ったベルロックの右足が水鉄砲を弾き飛ばした。
「くくく……律儀に技を叫ばなくちゃいけないから、ヒーローは大変だね。他には何があるの? 浄化ヘッドロックとか?」
「うるせー! お望みならヘッドロックでもアイアンクロウでもなんでもくれてやる、よ!」
 首筋に手刀を振り下ろしながら、素なのか演技なのか判断のつかぬ態度でベルロックは言った。
 遊ばれた復讐を成し遂げたいベルロックと、そんな相方からの攻撃を無駄な動きや力を省いた動作でいなし、抜かりなく反撃にも出るリントヴルム。
 もちろんそれらは全て寸止めか、或いは所謂峰打ちなのだが、そんなことは微塵も悟らせない戦闘だった。
「僕はこの世のあらゆる充実したリアルを憎む! くらえ!リア充爆発拳!」
 カマキリのような摩訶不思議な構えをとり、声高にプロパガンダを叫んだリントヴルムは、上げた腕、ではなく、回し蹴りをベルロックの腹に叩き込む。
「クイーンの我儘のせいで胃腸を壊した僕の痛みを知れ!」
「あっぶねぇ……お前たちの主張には、一部、ほんの一部! 共感するところもあるが、海の平和を乱す者は許さん!」
 一歩下がるのではなく咄嗟に前に出てがっちりとリントヴルムの太腿を掴んで蹴りの威力を殺したベルロックも、負けじと叫び返した。
 ふたりの間には、大した打ち合わせもなく、合図もない。
 白熱した展開を息の合った動きで披露するふたりを見て、少しずつだが確実に、それまでは波と遊んでいた男性客もステージのほうへ吸い寄せられていく。
「おーっと、貴公子、クイーンのせいで溜まりに溜まっていたストレスを発散するかの如き素早い連続パンチです。レッドもこの猛攻にはたじたじだー。しかしここでレッド、怯むことなく胃腸が弱いと豪語する貴公子のボディに膝蹴りをかまします」
 途中からうまく状況を実況していたグラナーダが、ふと、何かの気配を察知する。
 ステージ上を縦横無尽に使って戦う四人の間を潜り抜け、まさかのカレー完食を果たしただけでなくラーメンがまだ伸びていないことに感謝して麺をすすろうとしていたトウマルの剥き出しの首根っこを、グラナーダはむんずと掴んだ。
「は?! 何す、ぶばべべば!」
 嫌な予感がしたほうへとトウマルの身体を躊躇なく押し出し、身長差もなんのその、自分はその陰に隠れるように身を縮こませた。
 間一髪。
 流れ弾が、無慈悲にトウマルの顔面にヒットした。
 何発も何発も。
 文字通り、飛んだり跳ねたり華やかに逃げ惑うエルピスへと猛攻撃していた雄逸の水鉄砲から放たれた水の弾丸が。
 ラーメンと、まだ手をつけていない焼きそばの入ったパックをしっかりと腕で防御している為、トウマルの顔はずぶ濡れになってしまったが、その甲斐あって食料は無事なので本人としては本望であろう。
「おーっと、しがない独身男性が自ら、喜んで、嬉々として盾となり私を守ってくれました。みなさん、彼の勇気ある行動に拍手を。私よりも30センチも小柄な素晴らしい男性に拍手をお願いします」
 よくやった、と労いの拍手が沸き起こる。
「25センチ差だ! 撤回しろ訂正しろ実況役!」
「今し方我々を襲った水鉄砲、なんとブルーの改良によりガトリング式となっております。その威力と持久力は既にみなさん理解していますね?」
「聞けよ!」
「いいんですか? ラーメンが冷めてしまいますよ」
 たった一言でトウマルを黙らせたグラナーダの説明通り、雄逸が掲げる水鉄砲はやたらと銃身が長い。
 銃口も複数あるので、そこから飛び出す水の破壊力は普通の水鉄砲とは比べ物にならない。
 当たれば、の話だが。
 翼ある蛇を自称するエルピスの動きは、まさにしなやかな野生動物のようだった。
「ワタクシサマは旦那サマとイチャイチャ出来ないのに、リア充の人たちばっかりずるーい! もうぜーんぶ破壊しちゃいまーす!」
 本心なのか、役に没頭し過ぎているのか。
 真っすぐにブルーの元へと滑空するクイーンの暴走を止めようと、部下である貴公子のみならずレッドもそちらへ身体を向けかける。
 子どもが目を覆う。
 正義が負けてしまう、と慄きながらも動けない観客たちの目に、鮮やかな色の花びらがとまる。
 ステージを彩る花ではなく、今この瞬間に雄逸がエルピスへ差し出した一輪の花だった。
「ねぇゲリアルクイーン、私……俺はあなたが好きなんですよ。他を妬むのではなく、自分に向けられる愛に気が付いてください」
 静まり返った会場に、雄逸の静かな声が浸透する。
 宙に浮いたまま、エルピスは突然の演出に驚き、首まで真っ赤に染め上げた。
 ステージ上の仲間たちに視線だけで助けを求めるが、皆、浅く頷くだけで割って入るつもりはないらしい。
「……お、お友達からっ!」
 花を受け取りながらの可愛らしい返事に、会場がおお、と感動に沸く。
 ふ、と雄逸の目元が綻ぶ。
 ベルロックとリントヴルムが、今日初めてのアイコンタクトを交わした。
「クイーンの刃はブルーが折ったぞ! 貴様もここで終わりだ! ええと……必殺……必殺! レッドサンシャイン!」
 適当に技名を叫び、ベルロックはリントヴルムの腹に拳をめり込ませる、振りをした。
 リントヴルムは大袈裟に呻く。
「覚えておけ。例え僕がやられても、第二第三のゲリアルが現れるであろう!」
 悪は退却した。
 一拍、のち、大歓声。
 多くの市民がステージの前で笑顔で拍手をしているこの光景を、オーナーに呼ばれて改めて登場した本物のエクソシストたちは忘れないだろう。
 海水浴客の数が戻ったのは言うまでもない。
 ただし、訪れるカップルの数は減った、かもしれない。


【海蝕】海辺のヒーローショー
(執筆:ナオキ GM)



*** 活躍者 ***


該当者なし




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2018/07/08-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[21] トウマル・ウツギ 2018/07/21-23:29

ギリギリになったがプランは提出してる。
案とかあんまり出せなくて悪い。

どんなショーになるか読めねぇけど客も演者も楽しめればいいよな。
改めてよろしく。  
 

[20] エルピス・パンドラ 2018/07/21-07:44

プラン提出したのですよー。
お言葉に甘えていっぱい動いて、他の人たちと絡むようにしておいたのですよー
一応、夜にはもう一回、こちらは覗くのでなにかしたいこととか言ってもらえたら合わせるのですよー!

では、よろしくなのです!(敬礼)  
 

[19] エルピス・パンドラ 2018/07/20-22:56

ありがとうなのですよー!
ワタクシサマは、出来るだけ、みんなで楽しくやりたいので、二人で悪役をがんばりましょうなのです!
キメキメのポーズやリアルちゅーをどちゅーんとやったり、子供サマを巻き込んだりとがんばるのですよー

宣伝もありがとうなのですよ
ワタクシサマたちは舞台を花でちょっと飾ろうかとは企んでいるのです


ゆ、ゆーいちが見たことのない悪い顔をしているのです!(ぷるぷるぷるぷる)  
 

[18] リントヴルム・ガラクシア 2018/07/20-21:02

ふふ、だいぶ固まって来たねー、そろそろプランをまとめなきゃ。
こういうのは悪役の出来が大事らしいからね、僕は基本的にパンドラさんのフォローに回ろうかと思うよ。
フリーダムに動いていいからね!

>宣伝
始まる前に呼び込みのお手伝いするよ。
水着に着替える前にサクラをちょっとね。
演技はちょっとできるから、頑張るよ!  
 

[17] 雄逸・霧崎 2018/07/20-08:12

>浄化の使者、エクソスレッド!
ふふ、かっこいいですよ? 

以前、ごはんがおいしくなるからと、手でハート作って萌え萌えおいしくなぁれとかしたので、そのノリでいいなら
ねぇ、パンドラさん、そちらの悪党側もキメキメのポーズの一つもしてくださいね

>かっこいいシーン
みなさんやりたい演出や自分でかっこいいと思うことをしたら自然と見ている人は楽しめますよ

>宣伝
パンドラさんががんばるというので、私が手伝いをしましょう
まぁ、お店の前での呼び込みくらいになるとは思いますが


水鉄砲……
最近のはいろいろと攻撃力の高いものがあるみたいですね(ガトリングスタイル水鉄砲)
…氷入れると水の冷たさが増すし、水切れが起こりづらい……
 
 

[16] トウマル・ウツギ 2018/07/20-01:51

イケ……俺は目つき悪いだけだけどな。
じゃあ俺とグラは一般市民と司会で行く。

演技力はグラはアビリティ持ちだからいいとして、
俺はたぶん食べ物絡みなら迫真の演技になるから台詞もそんな感じ。
「食べかけのかき氷が融けきる前に助けてくれエクソシスト……!」とか
なんか適当に盛り上げてくわ。演技というより本心だが。
ついでに海の家のメニュー織り交ぜて売り上げに貢献する試み。

司会からの流れ。
そうだなー、ゲストに来てくれてます、皆で呼んでみましょう
\えくそしすとー/ でゲリアルが登場、
最前列でショー見てた一般市民(=俺)が人質になり、
その後にエクソシスト登場。戦闘シーン。
……な流れかね。我ながら説明適当すぎるがカッコいいシーンは任せた。

ショー以外。
基本は出演に専念でいいと思うが。
俺は設営や片付け手伝う、ぐらいはプランに書くかな。
ショー開始時から見物客が疎らなのはやりにくいから、
呼び込みも効果ありだとは思う。この辺は各自お好みで。  
 

[15] ベルロック・シックザール 2018/07/20-00:08

おお、新たな犠牲者……もとい、参加者が。歓迎するぜよろしく。

まとめもありがとう。
二人はエクソシスト…まあ基本的にエクソシストって二人一組だけども。
えー名乗りやんの?何々…?(喰人からカンペを渡され)
浄化の使者、エクソスレッド!(なんか適当に決めポーズ)こんな感じか?
最高に恥ずかしいな。

>司会
やってくれるとすごく助かる。定番らしいし。
最初に出てきて観客に「今日はエクソシストの方がゲストに来てくれてます!」
っていった所で悪役登場がお約束……らしい。

>呼び込み
告知はしてあるっぽいから、俺達はショーをやるだけでいいと思う。
…だといいな。
駄目でもそれは告知側のミスだから俺は知らない。  
 

[14] エルピス・パンドラ 2018/07/19-23:05

…ある人がいっていたのです。
イケメンは、存在がゲリアルの敵とパンドラ、聞いたのですよ(きりっ)

なんだか、イケメンばかりなのですよ
……イケメンぞろいすぎてこう、イケメンいこーるエクソシストって誤解されそうなのですよ


思ったのですが、お客様、呼ぶのにチラシとか、役者たちによる事前呼び込みとかしたほうがいいのでしょうか? ステージを飾ったりしたほうがいいのでしょうか~?
オーナーサマ、設備もほとんどないようなものといってますし

ゆーいち、二人はエクソシストっとキメキメですよー!
ワタクシサマも、がんばるのですよ。仮面をとってもいいですしー  
 

[13] 雄逸・霧崎 2018/07/19-22:57

こんにちは。
参加していただけて、嬉しいです。

役割もまとめていただいて、ありがとうごさいます。
役割としては、私はそれでいいと思いますが……二人はエクソシストで決めポーズはちょっと、本当にやるんですか? ねぇパンドラさん(頭を抱えてる)



 
 

[12] トウマル・ウツギ 2018/07/19-21:55

面白そうだったんで飛び入り。
トウマル・ウツギに、グラナーダ・リラ。よろしくどーぞ。

とりあえず発言追ってみて。今のところこんな感じ?
勘違いしてたら指摘してくれ。

★役柄
敵(ゲリアル)役:【ゲリアルクイーン】エルピス・パンドラ、
   【ゲリアルの貴公子ブラックドラゴン】リントヴルム・ガラクシア
エクソシスト役:【青】雄逸・霧崎、【赤】ベルロック・シックザール
一般市民(人質)役:

★流れ
一般市民が盛り上がっているところへゲリアルが登場→ひと悶着→正義の味方登場→勝負→正義の勝利
(解説ママ)

んーと、俺、一般市民役に立候補でいいか?
リア充でもないのに何で捕まってんだ、とばっちりだろ的な。

うちの喰人氏は引っ張ってきたはいいが、激しい動きは苦手っぽいんで
配役ゆるせば司会役とかどーよ。お姉さんならぬお兄さんだが。
客への呼びかけの他、多少脱線してもフォローしたり、演出手伝ったり?

まあ俺もグラも他の役柄でもいける気はするんで変更は可。
その他の演出部分なんかは案も出てるみたいだしそっちに合わせるな。  
 

[11] エルピス・パンドラ 2018/07/19-20:00

おー、すごいのです。すこいのです! かっこいいのです!(ぱちぱち)(きらきら)

(パンドラは 魅了 されている!)

んー、では、ワタクシサマ、クィーンと名乗りたいのです。ゲリアルクイーン!(きりり)

ふ、ふははははははははははははははははははははははは! 愚かな、愚かなリアルちゅーどもがぁ! このゲリアルクイーン前にひれ伏せ!(カッ)



みたいなー?ですよー。んふふふ。演技なのですよ。演技なのですよー?

あ、ヒーロー側にも呼び方とかあるとかっこよさが出ると思うのですよー? せっかくですし、ヒーローたちの呼び方もあると面白いのですよー。二組いますし……二人はエクソシスト! みたいな掛け声とかあるといいのですよ! キメポーズで!

 
 

[10] リントヴルム・ガラクシア 2018/07/18-22:30

わあ、空中戦だね!面白そう!
それじゃ僕は対照的に肉弾戦にしようかな。
(カマキリのような謎の拳法の構えをしつつ)
くらえ!リア充爆発拳!ちゅどーん!みたいな。

あ、あと役名も決めた方がいいのかな?
僕、貴公子がいいな、ゲリアルの貴公子ブラックドラゴン!とか。
長いからプランには通称・貴公子って書いておこう。  
 

[9] エルピス・パンドラ 2018/07/18-20:13

ワタクシサマ、空を飛べるので、それで水鉄砲飛ばすというリアルちゅーを爆発させるのをもくろんでいるのですよ!  
 

[8] エルピス・パンドラ 2018/07/17-22:31

(話を真剣にきいてこくんこくんこくんこくん頷いてる)  
 

[7] 雄逸・霧崎 2018/07/17-22:31

ストーリー仕立て、ありがとうごさいます。

そうですね。
人数がいたらもっと大々的なものもできるかもしれませんが、いま、我々で出来ることを考えましょう。

私はヒーロー役にまわりましょうか
赤は譲りますので、青あたりでお願いします。
 
 

[6] ベルロック・シックザール 2018/07/17-22:09

改めて、祓魔人のベルだ。

えーっと、何から言えばいいのか…
とりあえず、ヒーローがいないと話にならないから、リントが悪役やるなら俺がヒーロー側に行こうと思う。
レッドってガラじゃないんだけどな…

リントが言うには、ヒーローは複数人いて、それぞれイメージカラーがあるらしい。
レッドがリーダーでピンクがヒロイン的な?
悪役には特に色は関係ないから気にしないでいい。
リントは色で言うなら黒かなとは思うけど。

で、内容か…もっと人数がいれば、進行役のお姉さんを立ててその人を人質に取れるんだけど
まだ二組しかいないから、興味のありそうなちびっこに
攻撃するふりをしてみて、そこへヒーローが現れて戦闘…
って流れが簡単でいいんじゃないかと。  
 

[5] エルピス・パンドラ 2018/07/17-21:09

おおー! 観客を巻き込む舞台とは面白いのです。
ワタクシサマ、では、男性をターゲットにした悪党をやればいいのでしょうか?!

リントヴルムサマ、ご指導お願いするのですよ。
リア充、ばくは? りあるちゅーをしている人を狙うのですか??
リアちゅーする観客たちを爆発させる……木っ端みじんですね! なんと悪党なのでしょうか? アドリブをぱんぱかいれましょう!

ヒーローは色で決まるのですか?
うむうむ。では、悪党も色でよぶなら、ワタクシサマ、白がいいのですが、リントヴルムサマは何色悪党にしますか?

 
 

[4] 雄逸・霧崎 2018/07/17-21:02

脱がないでください。パンドラさん

パンドラさんのパートナーの霧崎といいます。よろしくお願いします。
……そうですね、今のところ、ヒーロー役も、人質役も特に決まってはいませんから相談からはじめましょうか?

パンドラさん曰く「ワタクシサマ、見た目がこれなので悪の女ボスとかでもいいのですよ! 高笑いの練習をしましょうか!」とか言ってますが。今から高笑いしないでくださいね?

(べルロックさんと、リントヴルムさんのイケメンぷりをみて)
いっそ、イケメンぞろいの悪役ショーとかも…私ではなく、私の背後がちょっとみたいとか言い始めてます

お二人はやりたい役はありますか?
私は特に希望はないので、お二人がやりたい役をやっていただければ合わせます。


あと、
パンドラさんは脚本なんて気にせず、正義のヒーロー倒しちゃう悪役もいいし、悪役と正義のヒーローのラブロマンスとかも受けていいのじゃないかといってますが…いけない、少し見てみたい気がしてしまう。
まぁ、アドリブ任せだと劇が失敗してしまう可能性が大いにあるんですが
バンドラさんの場合、セリフ覚えるのが面倒だからですよね? めっ。

お二人はなにか希望的な役やストーリーはありますか?

なにはともあれ、観客を楽しませるなら、自分たちも楽しまないと  
 

[3] リントヴルム・ガラクシア 2018/07/17-20:54

やっほー、喰人のリントだよ。
あとついでにベル君。よろしくねー。

なるほどヒーローショー…
はいはーい、僕悪役やりたい!
一緒に見に来るママさんをターゲットにした美形幹部とかいいなあ。
ゲリアルになってリア充を爆発させちゃうよー!

ベル君は…うん、ヒーロー側の…レッドとかでいいんじゃないかな。  
 

[2] エルピス・パンドラ 2018/07/17-10:11

はじめましてなのですございます!
ワタクシサマ、パンドラというのです~。まだまだ駆け出しなのでよろしくなのですよー?

相棒はゆーいちといいます!
それで……脱げばいいのですか?