クローネ鍾乳洞の救出作戦
普通 | すべて
4/8名
クローネ鍾乳洞の救出作戦 情報
担当 内山健太 GM
タイプ ショート
ジャンル 戦闘
条件 すべて
難易度 普通
報酬 ほんの少し
相談期間 4 日
公開日 2018-08-08 00:00:00
出発日 2018-08-15 00:00:00
帰還日 2018-08-23



~ プロローグ ~

 夏場のクローネ鍾乳洞にベリアルが棲みついたという連絡が薔薇十字教団に入る。
 クローネ鍾乳洞は、夏場のリゾートとして人気の観光スポットであるが、今回ベリアルが棲みつき、かなり危険な場所と化してしまったとのことだ。
 
 どうにかしてベリアルを討伐し、観光ができる状態を取り戻してほしい。それが今回薔薇十字教団に依頼された指令である。
 エクソシストたちが討伐に乗り込もうとした時、更なる連絡が入る。物見遊山でやってきた若者がベリアルに襲撃されて、鍾乳洞の中に閉じ込められてしまった。
 
 若者は二人。一人は鍾乳洞の奥の方に逃げ、ベリアルの魔の手から逃れている。もう一人は、一瞬の隙を突き、鍾乳洞の外に逃げ延びていた。
 そして、仲間が一人閉じ込められていると連絡したのである。
 
 鍾乳洞の奥は深く、人がギリギリ入れるくらいの地帯もある。ちょうど、そのスペースに若者は逃げ込んだため、ベリアルの攻撃から逃れられた。
 しかし、ベリアルは鍾乳洞の壁に突進し、若者を食い殺そうと躍起になっている。現在のところはまだ壁は厚く、時間的な余裕はあるが、そう長い間逃げられないだろう。
 
 壁が崩れてしまえば、若者の命はない。
 そのため、早急に若者を救出し、ベリアルを討伐してほしい。ベリアルは一体であり、エクソシストたちが協力し合えば、攻略はそれほど難しくはないだろう。
 ただ、鍾乳洞の中は若干薄暗い。日差しの角度により、鍾乳洞内は幻想的なムードに包まれるが、時間的な猶予はあまりない。早急に救出作戦を遂行してもらいたい。
 
 ベリアルは基本的に不死であり、一般的な攻撃では攻略ができない。ベリアルが死に瀕すると、その身から鎖に捕らえられた魂が出現する。
 この際に出現する鎖を魔喰器で喰うことで、魂は光となって天へ帰っていく。
 
 ベリアルがいる一帯は、それほど、大きなスペースではなく、観光スポットでもあるので、あまり派手な魔術を使うのは推奨されない。
 武器を使い、ベリアルを攻撃しつつ、鎖を喰うとよいだろう。但し、ベリアルは絶えず飢えているので、エクソシストを見ると、目の色を変えて攻撃してくるはずである。
 
 今回のベリアルは、元が狼であり、それがアシッドの影響で魔物と化してしまっている。
 鉤爪のようになった前足の攻撃は鋭く、触れてしまうと大きなダメージを負うだろう。
 また、スピードも速く、一瞬の隙が命取りになる。基本的には四足歩行であり、爪による引っ掻きや、鋭い牙による噛みつきが主な攻撃になる。
 鍾乳洞内はそれほど広くないので、ベリアルのスピードはそれほど発揮されないが、狼を元としているため、夜目が利き、薄暗い中でも活動するのに優れている。
 まずはスピードを殺し、着実にダメージを与えていくとよいだろう。
 
 鍾乳洞内を破壊しないのであれば、多少の魔術を使うのは可能である。
 魔術を行う者、武器を使う者、それぞれが協力し合いベリアルの討伐をしてもらいたい。


~ 解説 ~

・ベリアルを倒し、若者を救出する
 ベリアルを討伐し、若者を助けるのが目的です。
 若者は、鍾乳洞の奥に隠れており、ベリアルの魔の手から逃れています。
 ベリアルは若者を食い殺そうとしており、鍾乳洞の壁を壊そうとしています。
 クローネ鍾乳洞は観光スポットであるので、派手な魔術を使うのは推奨されません。
 ベリアルに対してしっかりと魔術を直撃させるか、物理的な攻撃を行うと良いでしょう。

 今回のベリアルは狼型の体躯をしており、爪や牙の一撃が鋭く、またスピードも速いので、不用意に近づくと大ダメージと受けてしまいます。
 ベリアルの弱点は、体のどこかに存在する魔方陣が核となっています。今回のベリアルの魔方陣は、腹部にあるようです。
 前足を持ち上げた時、腹部が露になるので、その時がチャンスになります。腹部を攻撃し、着実ダメージを与えましょう。

 ベリアルは魔喰器によって魂を喰うことで討伐できます。魔喰器はエクソシストにしか使えないので、それぞれが協力し合い、ベリアルの魂を喰い討伐してください。

【敵】
・スケール1のベリアル1体
・体長2メートル 体重150㎏
・主な攻撃 爪や牙による突進


~ ゲームマスターより ~

 ベリアル討伐の戦闘系エピソードです。
 狼型のベリアルであるため、苦戦が予想されますが、敵は一体であるため、エクソシストたちが協力し合えば問題なく攻略できるでしょう。
 若者を救出し、クローネ鍾乳洞の平和を取り戻してください。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

コーネリアス・ニコリッチ エルマン・ベーク
男性 / マドールチェ / 占星術師 男性 / 生成 / 魔性憑き
■コーネリアス
へぇ?青年がベリアルに?それは大変だな
俺には関係ないけどな
ってエル…はいはい行きますよっと

∇序
最後尾
前を走る前衛の光を頼りに走り
場合によってはライターで明りを灯す

∇戦
他の仲間の位置を把握し
壁側に寄って壁側守る仲間と分担できるように
占星儀で敵が確実に狙えそうな時に攻撃を
前衛の動きを見て彼らに当る等の動きが激しい時
または優勢時には見守り
青年に向かって来るなら青年の前に出て攻撃
盾を構えて敵の攻撃の衝撃に備え

∇青年
彼には気にかけ
下手に逃走や敵に向かおうとすれば止めに
洞窟出るまで安全を
壁に寄りかからないよう呼び掛け
もう一人の青年と会うまで見届ける
ロス・レッグ シンティラ・ウェルシコロル
男性 / ライカンスロープ / 拷問官 女性 / エレメンツ / 陰陽師
■ロス
んじゃベリアル捕まえに行っか!

∇序
狼形態で匂いも嗅ぎ青年の元へ
献魂一擲使用
青年を抱き抱えるように確保
人間形態に戻り
装備で高めた防御力を信じ青年への攻撃を防ぎ
盾を割り込ませて献魂一擲も使い押し返し
態勢逆転させて真正面から攻撃受止め
爪は盾に突進は体を張って止める
敵を捕まえた時は登山で鍛えた指の筋肉発揮できれば

敵の攻撃先を塞ぐ所存

∇戦
斧を振るう時は短めに持ち正確に至近距離で
ダメージ与え動き鈍らせ
隙あらば羽交い絞めて引っくり返し
腹部の魔方陣を曝け出すよう抱える

∇方針
壁を背に周りへ攻撃当らないよう
広い場所へと押しやり
仲間と挟み込むような位置取り


釣竿:隙を突かれ距離離された時に釣りスキル使用で絡め
ヨナ・ミューエ ベルトルド・レーヴェ
女性 / エレメンツ / 狂信者 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
若者の救出とベリアルの討伐

ベルトルド
接敵し敵の注意を引き付け若者のいる場所から離して戦う
上着を左腕に巻き攻撃はそれで受け、右手で反撃(JM5)
自分が狙われていないときは触手や腹部をJM7で攻撃
味方の作った隙を逃がさず腹部へ拳を打ち込む
壁に向かわれたら尻尾を掴み引き離す
背中から羽交い絞め
近接同士協力しベリアルの動きを止めてからの攻撃を意識


ヨナ
他メンバーが引き付けている隙に壁の奥へ向かい若者の無事確認
更に奥に行けるなら促す
念の為応急セット若者に渡す「生きてるなら自分の世話位はしててください」
壁の前に立ち壁を攻撃されたら壁の隙間からFN4
面を点に集約させて一点を撃つ
攻撃よりは壁から離れさせる目的
ユン・グラニト フィノ・ドンゾイロ
女性 / エレメンツ / 陰陽師 男性 / 人間 / 断罪者
●ユン
・事前
敵対応役と壁防衛役の中間に位置取り
どちらにも迅速に駆けつけられる様に

・役割
前線の回復役をメインに、定位置を起点とし回復に奔走
壁の方へ敵が回れば壁防衛役の回復役を担う
戦線が壁から離れればまた敵と壁の中間に位置取り
(全般で消耗の激しい仲間からSH4で回復)

●フィノ
・事前
ヨナさんと共に青年のいる洞窟奥の壁へ駆けつけ、
JM5を準備し、ベルトルドさんの提案で制服上着を左腕に巻いておく

・役割
壁の死守と迎撃
敵接近時は壁に近付かせない様積極的に左腕を敵に食いつかせ、
JM5で触手を切り払いつつ押し返して壁から遠ざけ(鍾乳石の位置には注意して)、
前線メンバー到着の時間稼ぎとヨナさんの攻撃射程確保も狙う


~ リザルトノベル ~

 ふとしたきっかけでクローネ鍾乳洞に入った青年二人。流石に観光地だけあって、幻想的な風景が広がっていた。しかし、魔の手はすぐそこまで迫っていたのである。なんと、クローネ鍾乳洞の中に一体のベリアルが紛れ込んでいたのだ。
 ベリアルに相対し、青年ら二人はパニックに陥る。一人は何とか隙を見て逃げられたが、もう一人はベリアルに追われ、鍾乳洞の奥まで逃げた。ベリアルから逃げた青年は助けを呼ぶために、薔薇十字教団の門を叩く。どうにかして友達を救いたい。彼を支えていたのは、友を想う心だけであった。

 クローネ鍾乳洞というと、夏場の観光スポットとして有名である。シーズンともなれば、多くの観光客が訪れるスポットなのだ。しかし、そんな人々の憩いの場である観光地に、一体のベリアルが棲みついてしまった。
 今回、青年の依頼を受け、ベリアル討伐に動き出したエクソシストたちは四組。皆、歴戦のエクソシストである。彼らは、クローネ鍾乳洞が観光地である事情をよく察しており、まずは、青年の救出を最優先に考え、また、観光地であるクローネ鍾乳洞の保全に心血を注いだ。
 鍾乳洞の壁を壊されたら、観光地としての評価が下がってしまう。ベリアルを交戦しながら、尚且つ観光地を破壊しないように努めなければならないだろう。

          *

 教団のエクソシストであるコーネリアス・ニコリッチとエルマン・ベークは、今回の任務を受け、二手に分かれて行動していた。まず、コーネリアスは最後尾を歩き、場合によってはライターで明かりを灯しながら、先を進んでいた。

 一方、エルマンは、先陣を切り、ランタンを持ちながら全速力で走っていた。優先事項は、青年の救出である。何とかして救出しなければならない。エルマンは耳を澄ましては、人の様子を探り、青年を探すために躍起になった。

 ロス・レッグとシンティラ・ウェルシコロルも歴戦のエクソシストである。彼らも二手に分かれて行動していた。
 まず、先陣を切るのはロスであった。彼は狼形態に変身し、自慢の嗅覚を使い、青年の場所を探し出していた。ロスの嗅覚は鋭く、難なく奥に隠れていた青年を見つけたのである。

 ヨナ・ミューエとベルトルド・レーヴェの二人も任務に赴いていた。
 まず、ヨナは先陣を切ってロスの後を追い、鍾乳洞の奥地で無事青年を発見する。青年はベリアルに追いかけられ、体力や精神力を消耗したものの、かすり傷程度であり、問題なく動けるレベルである。

 ベリアルは根絶やしにする。例外はない。
 そんな思いを胸に、フィノ・ドンゾイロは行動していた。
 彼はヨナ、ロス、エルマンらと共に、青年が逃げ込んだ洞窟内の奥へ向かう。また、『制裁』の準備をし、戦闘に赴く。

 青年は奥まったところに隠れていたため、ベリアルからの攻撃を避けられていたが、ベリアルは隙あらば青年を狙っている。ロスは『乾坤一擲』を使うため、狼形態から人型に戻る。
 ベリアルは一体。それに対し、こちらは八名いる。数的有利には違いない。
 ベリアルがロスに向かって突進してくる。ロスは素早く『乾坤一擲』を発動させ、青年の保護を考える。
『乾坤一擲』がベリアルに直撃する。とはいっても、ベリアルはしぶとい。ほとんど微動だにせずその場で暴れ狂っている。だが、青年を助けるための隙はできた。

 無事に青年を救い出したロス、ヨナ、エルマン、フィノはほっと胸を撫で下ろす。青年の無事を確認したヨナは、青年に向かって持っていた救急セットを渡し、
「生きているのなら、自分の世話位してください」
 と、少し冷たく声をかけた。彼を安全な場所まで案内し、今度はベリアルとの戦闘に備える。

 コーネリアスはそれとなく青年を気遣い、洞窟を出るまで安全に彼がいられるように、なるべく後ろに下がっているように指示を出す。
 さらに、壁によりかからないように呼びかけ、観光地の保全にも気を配る。

 一方、フィノのパートナーであるユン・グラニトは恐怖に怯えながらも自分を鼓舞していた。
 しっかりしなきゃ。
 今回の任務では、回復役がメインになる。敵応対役と、壁防御の中間に位置取り、どちらにも迅速に動けるように準備を進める。

 さて、シンティラはというと、彼女はランタンを持ち、魔力感知を使用しながら、敵の位置を探っていた。先にベリアルを見つけたのは、青年を発見したロスたちであった。ベリアルは一体である。ロスが『乾坤一擲』で反撃し、それを見たシンティラも臨戦態勢を取る。
 足場が悪いため、得意のダンス技能を使ってカバーし、戦闘の準備は完了する。

          *

 エルマン、ヨナ、シンティラの三名が動く。ベリアルは一体である。まずは、ベリアルを壁方向から引きはがし、広い方へ誘導しなければならない。ベリアルを上手く誘導した後は、コーネリアスが他の仲間の位置を把握し、壁側を守る役目を担った。
 同時に、コーネリアスはマナ・ディスクを使い、隙あらばベリアルを攻撃する。ただ、今回のベリアルは一体であるが、狼形態であり、なかなか素早い。攻撃を重ねても素早くかわされる一方である。
 恐らく、誰かが犠牲になって、敵の動きを止めない限り、攻略は難しいであろう。壁を守りながら、コーネリアスはそんな風に考えていた。

 さて、エルマンであるが、彼は前衛に交じり、ベリアルを逃さないように陣取っていた。つまり、前衛同士の仲間でベリアルを囲んだのである。
 戦闘場所が鍾乳洞ということもあり、あまり派手な魔術は使えない。そう考えたエルマンは、必要最小限の魔術を使い、隙あらばベリアルに攻撃を放った。しかし、この攻撃も功を奏さない。狼形態のベリアルは難なく攻撃をかわしていく。ほとんど無傷のまま、ベリアルは縦横無尽に動き回っている。どうにかして、敵の動きを止めなければならないだろう。

 前衛の三名が苦戦しているのを見たロスは、自分の装備を信じてベリアルを迎撃する。敵ベリアルは一体。ベリアルの攻撃を受け止めながら、自身は『乾坤一擲』で反撃。だが、上手くいかない。ベリアルはさらに暴れ狂い、エクソシストたちを食い殺そうとしている。
 ロスはドラゴン・ファングを使い、さらに攻略を試みる。だが、これも空振りに終わる。あまりに敵が素早いため、ベリアルの動きを止められないのである。そこでロスはある作戦を試みた。
 敵の動きが圧倒的なら、その素早い動きを物理的に止めるしかない。自分の怪力を使い、ベリアルを羽交い絞めにすれば、弱点である魔方陣が曝け出されて、他の仲間たちが攻撃できるかもしれない。

 一方、ベルトルドもベリアルに相対していた。
 彼は、上着を左腕に巻き付けて、ベリアルの攻撃に備えようとしている。ベリアルは巨大だ。恐らく、自分一人の力では防げない。ベルトルドは、フィノに向かって、同じように上着を左腕に巻き付けるように指示を出した。
 二人がかりなら、何となるかもしれない。
 クローネ鍾乳洞は観光地である。なるべくなら、壁を破壊するのは避けたい。そう考えていたベルトルドは、ベリアルに接触し、壁から引きはがそうとしていた。
 しかし、狼形態のベリアルは素早い。ベルトルドの攻撃をかわすと、得意の突進で突っ込んでくる。地割れのような音が鳴り響き、ベルトルドは身構える。
 体を前傾にさせ、ベリアルの重たい突進を防ぐ。体全体に衝撃が走るものの、問題なくまだやれる。ベルトルドは左手を犠牲にしつつ、残った右腕を構え、『制裁』を放つ。
『制裁』の一撃がベリアルに炸裂するが、その攻撃はそれほど功を奏さない。ベリアルはほぼ無傷である。やはり、魔方陣を攻撃しない限り攻略は難しいようである。

 一旦ベリアルとの距離を取ったベルトルド。
 そんな中、ベリアルが壁方向に向かって突進してくる。それを見たエルマンは盾を使い防御に集中。軽く腹部に衝撃を覚えるが、盾のおかげで防御はできている。
 この時、一瞬ではあるが、隙ができた。その間隙を突き、ロスが怪力を発揮しベリアルを羽交い絞めにした。
 チャンス到来。ベルトルドは今狙われていない。速やかに『獣牙烈爪突』を発動させ、ベリアルの腹部を中心に攻撃。露になった腹部に渾身の一撃を放つ。羽交い絞めにされたとはいえ、ベリアルは強大である。ロスの体をじわじわと痛めつけながら、乱雑に動き回る。ロス一人の力では、ベリアルを抑えられない。

 ロスの奮闘により、ベリアルの腹部が垣間見える。それをヨナは見逃さなかった。彼女は、得意の『フレイム』を発動させ、ベリアルに会心の一撃を放つ。ベリアルの腹部から血が噴き出す。弱点である魔方陣を攻撃され、ベリアルは苦痛に顔を歪ませ、のたうち回っている。
 ただ、ベリアルはしぶとい。圧倒的な力を見せると、羽交い絞めにしていたロスを吹き飛ばし、シンティラら先陣たちの方向へ突っ込んできた。

 ロスは吹き飛ばされ地面に叩きつけられる。鈍い音が鳴り、ロスはぐったりと動かなくなる。
 この時、ユンはロスの回復に徹していた。
 ロスは勢いよく地面に叩きつけられていたため、皮膚が裂け、内臓にも損傷があった。骨が折れていたわけではないが、このままでは危うい。自分の魔力の限界が見えるまで、必死にユンは回復役を担った。
『天恩天賜』を発動させ、素早くロスを治療していく。青白い顔をし、苦痛に顔を歪めていたロスであったが、ユンの『天恩天賜』のおかげで動けるくらいまで回復した。
「ユン。助かった。これでまだ戦える」
 と、ロスは言うと、すぐに戦闘に赴こうとしている。
 怪我は治療できたものの、体力は完全回復したわけではない。すぐに戦闘するのは難しいだろう。
 それをユンが抑える。
「まだ完全に回復していません。もう少し休んでください」
 ユンは必死であった。彼女は、なんとか周りに迷惑をかけまいと、己を鼓舞して恐怖と戦っていたのである。戦闘は怖い。でもベリアルを倒し平和を取り戻したい。その気持ちがユンを支えていた。
 自分にできることをしよう。素直にユンは思う。彼女にできるのは仲間が傷ついた時の治療である。速やかに仲間を治療し、戦闘を優位に進める。後先は考えない。
 例え、戦闘が終わった時に反動で倒れてしまったとしても、ベリアルを倒せればそれでいいのだ。パートナーであるフィノも戦っている。きっと無理をしているであろう。そんな彼や、傷ついているのにも拘らず、再び戦闘に参加しようとしているロスを見ると、自ずと勇気が湧いてくる。
 ユンは握り拳を作って、ロスの体の治療を続けた。それが自分の役目だ。

 前衛人に向かって突進してくるベリアル。
シンティラは得意のダンス技能を使ってベリアルの攻撃を器用に避けると、『鬼門封印』を発動させた。
 その後、ユンに声をかけ、ロスを手当てしてほしいと頼む。本来、自分が手当てしたいのであるが、『鬼門封印』を使っている関係上、能力の上書きができない。シンティラは攻撃に徹し、持っていた毛布を使い、ベリアルの視界を妨害し更に前衛に出た。

 視界を阻害されたベリアルは未だに暴れ狂っている。とにかく動きを止めなければならない。次に動いたのは、ベルトルドとフィノの二人であった。ロスほどの人間が吹き飛ばされたのを見て、一人では対抗できないと察したベルトルドとフィノは協力し合い、ベリアルを封殺しようとしていた。

 フィノは、ベルトルドからある提案を受けていた。
「フィノ。左手に上着を巻いてベリアルを拘束するんだ。俺と二人がかりならきっと止められる」
 フィノは答える。
「ベルトルドさん……わかりました。俺にも考えがあります。ベリアルに左腕を噛ませて動きを止めます。その隙にベルトルドさんが攻撃をしてください」

 フィノが自己犠牲の精神を発揮し、わざと左腕を噛まれ、ベリアルの動きを拘束。但し、フィノ一人の力では限界がある。
ベリアルはフィノの左腕に噛みつきながら、徐々にフィノを痛めつけている。壁方向に叩きつけられそうになるフィノを援護するため、ベルトルドは、ベリアルのしっぽを掴み、壁から引きはがす。
 同時に、鍾乳洞の広い方へ移動させ、ロスの代わりに羽交い絞めにする役割を担った。一瞬の隙を突き、ベルトルドが後ろからベリアルを羽交い絞めにしたのである。

 フィノは左腕を犠牲にしながら、ベリアルの動きを止めようと躍起になる。鈍い痛みが左腕に走る。上着でガードしているもののベリアルの歯は鋭い。皮膚が裂け、じわじわと血が流れ出る。
 自分の目的は前線にいるメンバーが上手く攻撃するための補助である。つまり、ヨナやシンティラの攻撃射程確保の役割も担っているのだ。ベリアルを倒せるのなら、自分が犠牲になるくらい問題はない。
 それに、ユンが苦しむのは見たくない。ユンのためにも戦うのだ。

 再び、弱点である魔方陣が露になる。今度は外せない。ヨナの鋭い魔術が炸裂する。ベリアルの腹部が裂け、血飛沫が飛ぶ。これだけの攻撃を食らわせているのに、まだベリアルは暴れ狂っている。毛布を吹き飛ばし、猪突猛進に突っ込んでくるのである。戦闘が長引けばその分、観光地の保全をするのは難しくなる。

 フィノとベルトルドが協力し合い、ベリアルの動き止めている時、ヨナが、『フレイム』を発動させ、攻撃を繰り出す。攻撃はあくまでベリアルを壁から引きはがすのが目的である。完全に壁から引きはがしたところで、ヨナは再び鋭い魔術攻撃を放つ。閃光が稲妻のように鍾乳洞内を照らし出し、渾身の一撃がベリアルの腹部に直撃する。

 コーネリアスとエルマンの二人も必死になって戦っている。ベリアルに突進された際は盾でガードし、隙をついては攻撃を繰り返す。ただ、彼らの攻撃はそれほど効果を発揮しなかった。魔方陣が見えていない段階では、ベリアルの攻略は難しい。
 それを、コーネリアスもエルマンも察していた。
 フィノとベルトルドがベリアルを抑え込んでいるが、二人の力をもってしても、完全な校則は難しい。そこで、エルマンは押さえつけるのを手伝った。力の限り、ベリアルの体を抑え込む。

 コーネリアスは、マナ・ディスクを使い、魔方陣に向かって攻撃を繰り出す。確実にベリアルは弱り始めている。やはり、弱点である魔方陣を攻撃されると、かなりの衝撃があるようだ。あれだけ縦横無尽に動いていたベリアルであったが、今では動きが鈍くなっている。
 その反応を見て、コーネリアスは引き続きマナ・ディスクを使い、攻撃の手を緩めなかった。一歩ずつ、着実にベリアルを追い詰めている。フィノ、ベルトルド、エルマンがベリアルを押さえつけ、コーネリアス、ヨナ、シンティラが攻撃を行い。連携は抜群であり、勝利はすぐそこまでやってきている。

 ベリアルの弱点である魔方陣に、ヨナの一撃が炸裂する。ベリアルは苦痛に顔を歪め、咆哮に近い雄叫びを上げる。ベリアルと共に、吹き飛ばされるフィノとベルトルドであったが二人は、まだベリアルを拘束しており、魔方陣が曝け出るように、抑え込んでいく。
 ベリアルの腹部は裂け、血が噴き出している。奇妙な色合いのどす黒い血が鍾乳洞の地面に流れ出ていく。ベリアルはかなりの弱ってきているもの、フィノとベルトルドを吹き飛ばそうと暴れ狂っている。

 フィノとベルトルド、エルマンの三人の体力も限界に近付いている。負傷者の手当てはユンが対応しているが、彼女の魔力にも底がある。これ以上負傷者が増えれば、ベリアル討伐は難しくなるだろう。

 ロスが回復したのを見届けたシンティラは、ベリアル討伐のために最終手段を考えていた。既に、様子見でかけた『鬼門封印』は解けている。
 次なる手段を考えなければならない。護符による攻撃、そしてヨナの魔術による攻撃によって、ベリアルは弱り始めている。暴れ狂っているもののそれほど長くはもたないだろう。
 しかし、こちらの形勢もいいわけではない。ロスの奮闘。その後を引き継いだフィノとベルトルドが勇猛果敢にベリアルを抑え込んでいるが、彼らの体力にも限界がある。

 それでもベリアル攻略まであと少し。前衛にいたシンティラは勇気を奮い護符による攻撃でベリアルを弱らせていく。少しずつではあるが、確実にベリアルは弱り始めている。腹部が裂け、足取りもよろよろし始めたベリアル。今がまさにチャンスか。

 魔喰器――。
 エクソシストにだけ使える魔術道具。ヨナの鋭い魔術が再度ベリアルに直撃し、ベリアルは徐々に動きを鈍くさせていった。動きが鈍重になり、弱り始めてきたベリアルの体から鎖に捕らえられた魂が出現した。
 シンティラはこのチャンスを生かすために、魔喰器を使ってベリアルの魂を喰った。ベリアルの体が完全に沈黙し、やがて、魂は天に召されていった。こうして、激戦は終焉を迎える。エクソシストらの活躍により、無事ベリアルを討伐したのである。

          *

 クローネ鍾乳洞を舞台とした戦闘はこうして終結を迎える。
 それぞれのエクソシストたちが奮闘したおかげもあり、観光地の外観はそれほど破壊されなかった。すぐに観光地として再び人々を楽しませるであろう。
 青年も無事に保護され、もう一人の青年と再会を果たした。二人とも、手を取り合って再会を喜んでいた。
 戦闘が終わり、ユンやシンティラによる治療が行われ、ロス、フィノ、ベルトルドは無事に回復し、問題なく動けるようになった。ベリアルは強大な敵であったが、こうして無事に役目を果たし、エクソシストたちは次の任務に向かって鍾乳洞を後にした――。



クローネ鍾乳洞の救出作戦
(執筆:内山健太 GM)



*** 活躍者 ***

  • ロス・レッグ
    隙あればゴロゴロまったり、だ。
  • シンティラ・ウェルシコロル
    人がいるからこそ安寧があるのです

ロス・レッグ
男性 / ライカンスロープ / 拷問官
シンティラ・ウェルシコロル
女性 / エレメンツ / 陰陽師




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2018/08/03-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[17] ユン・グラニト 2018/08/14-23:21

みなさんと、入れ違いだった、みたい。
あたし達も、プラン提出、完了、です。

フィノ:バザーかぁ…実装された時のために色々とっておけばよかった…!
って俺たちはなるかも…職業合わない武器とか容赦なく売り払ってきたので(がくがく)
ベルトルドさんもヨナさんもお疲れさまー、また現地で!  
 

[16] フィノ・ドンゾイロ 2018/08/14-23:05

ロスさんシンティラさんおかえりなさーい。
強いベリアル相手だから、少しでも戦力が多ければ、と思って俺たちもね。
ふふ、これはロスさんもふもふ同盟がまた一人増える日が近そうだね♪

ユン:回復、任され、ましたっ。きっと、大丈夫、きっと。
プラン、回復の補助の、つもりで書いてた、ので、メインとして、変えておいた、です。
(こぶしを握ってぐっと気合)

あれ、ヨナさんそういう風に言われたコトないんだ…意外だなぁ。
(不思議そうにベルトルドさんの方を見てかくんと首傾げ)
ユン:あたしも、今回、回復役、という、意味で、エスコートする側、かも。(どきどき)

鍾乳石対策はもうそれぞれ決まってるっぽいですね…!
4組だけど、これは完封も行けるかもしれません!
桁違いの数値は、俺たちからしたらロマンの域…!
ちょっとでも近づけるよう、装備の最終確認してきますねっ!  
 

[15] ベルトルド・レーヴェ 2018/08/14-23:02

おー…、ロス達だけでも倒せそうな勢いだな。なんだその数値は(苦笑)
竜の紋章?ああ、グローブ。ロスはグローブ好きそうだもんな。
目的のものが出なかったのは残念だが武器防具は長く使えそうで羨ましいよ。
ん、何か騒いでるのがいるな。

ヨナ「ロスさんいきなり飛びついたりは駄目ですからね、絶対、駄目、です!」

あ~…これは。饅頭怖いとか絶対押すなよってやつだろう。いちいち面倒ですまんな…。
っとそろそろプラン提出して離脱だ。それではフィノとユン、エルマン達も現地で会おう。
 
 

[14] ロス・レッグ 2018/08/14-22:54

っつーワケで、俺たちの方はプラン提出終了。
ふ、ふはははは、よかったー! 昨日仮プラン書こうとして書き損ねっし、
素麺の時は仮プランのまま出発やらかしててなー(視線逸らし)
眠気に負けねぇか心配だったけど、なんとか!  
 

[13] シンティラ・ウェルシコロル 2018/08/14-21:54

ちなみに、基礎能力はレベル上げても、そう大きく変化はないようですので、
装備できるアイテムで差が出るようになってるんですね、ここ。とか、今思いました。
上げまくった防御力と回避力がとんでもないことに(呆然)  
 

[12] ロス・レッグ 2018/08/14-21:48

おお? 俺がお世話? マジ? やった、んじゃこれから遠慮なく飛びつき放題!!
シンティラ「ロスさん、本能赴くままですから。こんな感じでよければ、是非とも遊んでやって下さい」

>接触状態からの攻撃
ああ、なるほど! 接触すっしなーって逆に考えてた! さんきゅーな! そうさして貰うー!
数値――「竜の荒野」っつー名前と、竜の紋章ほしいなーと4×11回行って来たんで
実は拷問官用のアイテム3種揃った!! ティも符と杖×2本入手した! 拷問官武器揃ったのは嬉し!
しかし、コレクション癖があるあるなので、エルマン達の方はセイレーンや竜のダンジョンに予定がねぇかったり
っつーかダブリが……くっ、バザーとか交換システムできねぇかなー
……竜の紋章はでねぇかった。がくり。  
 

[11] ヨナ・ミューエ 2018/08/14-20:47

あら、エスコートしてもらえるなんて。そんなこと言われたの初めてです。
壁の奥が広いのか狭いのか分からないですが気を付けて向かいましょう。

ロスさんはおかえりなさい。
外から見てて4人で出発の様相を帯びてきていたので思わず。
さ、最近何かとお世話になってますし…(目が泳ぐ)

拷問官のアライブスキルは物理的に派手なものが多いんですね。
うーん、だとすれば反射魔術にしたらどうでしょうか。TM4の献魂一擲。
敵からの攻撃が来た時に行えるので接触状態からの攻撃が可能で周りの鍾乳石には影響が出にくいと思います。
ベルトルドさんもセットしていますし、それからフィノさんもですね。
まあ、数値だけで考えると通常攻撃でも十分な説得力かと(桁が違う…)

私達補助系も回復系もまるで駄目なのでそちらのほうは任せることになりますがお願いします。  
 

[10] ロス・レッグ 2018/08/14-19:50

っつーワケでたっだいまー! おぉ、二日連チャン!! うっれしーな!
ヨナ、ベルトルド、フィノ、ユン! 昨日ぶり! いやーエルマン達と4人っつー覚悟してんで、マジ嬉し!!

>派手な魔法
はははは! ヨナは残念な! 俺も残念だけども。あー、俺が使う魔術の最大のが
「大地を振動させるほどの強烈な打撃を加え、敵の体組織を粉々に撃ち砕く。」……なので、使えねぇ…
いや、解説がそうなってても、実際リザルトでそうなってた覚えがねぇから、敵一体にと思えば良いかもだけども。

>派手な魔術は、やめた方が、いいってあります
俺は、鍾乳石をなるべく壊さねぇように、魔術使うと破壊力増すからっつー意味合いかなーと。
んで、俺の攻撃は単体に当てる系統ではなく、攻撃力を増す系……っつーか、解説が敵に命中しても鍾乳石共々破壊しそうなのが怖ぇ。
……剛袈紅蓮撃(TM7)なら、大丈夫そうか……しかし、それよりレベル低いTM6が「岩をも削る攻撃を繰り出す」
TM3が「狙いをすまさない」っつー感じで俺の魔術は当っても回りに被害出しそうなんで、パスだなぁ。
まぁ、なんにせよ、鍾乳石を破壊しない配慮が組まれれば大丈夫だとは思っけど。
大成功は目指すけど、第一優先が、可能な限り各々のびのびやるのが良いというか、それが大成功の道と信じてっので、
ちょっと心配レベルなら、俺はGOサイン出す!! 

>天恩天賜で、回復に専念
おぉ、マジか! んじゃ、ティは回避低下(次点に攻撃)に専念すっので、よろしくなー!
あ。回復おいてくワケではねぇけど、ほぼお任せになると思うー!  
 

[9] エルマン・ベーク 2018/08/14-19:48

覚えていて貰えてたなんて嬉しいな。ヨナ、ベルトルド、フィノ、ユン。
今回もよろしくな。大成功判定は諦めてたんだが、見通しができて、とても嬉しいよ。
安心して裏方系に回れる。ベリアル退治お願いな。  
 

[8] フィノ・ドンゾイロ 2018/08/14-19:34

ふふ、ヨナさんのエスコートはお任せ下さい、なんて言えたらカッコいいんですけどね。
足引っ張らないようにしなきゃ(顔ぺしぺし叩いて気合入れ)

俺は敵が壁付近に近づいたら、レスポンスの制裁を交えて、
何とか壁から遠ざけるよう押しやってみようと思います。
射程内に入ったらヨナさんのきっつい魔術お見舞いしたり、
前線のみんなで背を向けたベリアルをふん縛ったりしてやってください!

うっ、ベリアルは触手あるの忘れてました…レスポンス発動時に切り払ってみようかな。

>派手な魔術
ユン:(無表情だけどぱあぁっと明るくなったような気がする)
よかった、ベルトルドさんも、範囲の広い、魔術が、派手な方って、思ったんです、ね。
念のための、範囲の絞り、どうぞよろしく、お願いします、ね。
あたしは、攻撃はお役に、立てないので、強いのよろしく、お願いします。  
 

[7] ベルトルド・レーヴェ 2018/08/14-17:33

フィノにユンも駆けつけてくれたか。これでまともに動けそうだな。よろしく頼む。

少し考えたんだがヨナが壁の内側(青年がいる方)からの攻撃魔術は
やりすぎると壁の崩壊を招きかねないのであくまでベリアルを壁から離す為の行動のみになりそうだ。
フィノも行ってくれるなら心強い。
壁の方へ攻撃が向くならこちらに背中を見せる事になるので尻尾や体を掴んでホールドできるかもな。
ただ、失念しかけていたがベリアル特有の触手もあるだろうしそちらもどうにかしないといけないか。

派手な魔術というのは中~遠距離の範囲の広いものの事だと思っていた。
攻撃を外して鍾乳石を壊す可能性も無きにしも非ずだが、そこまで考えると少し面倒だな。
作戦として確実に当たる場面を狙っていく、なんかで良いんじゃないか?
中距離魔術も範囲を絞って撃てば行けなくはないと思う。
当てる面を狭め集約させ点として穿つ、のようにな。
ま、先に言った通りヨナが壁の内側から撃てる場面は1回か2回が精々だろう。  
 

[6] フィノ・ドンゾイロ 2018/08/14-14:07

わ、エルマンさんコーネリアスさんはお久しぶりですー。
緊急指令の時はどうも有難う御座いました!
ロスさんシンティラさん、ベルトルドさんヨナさんは昨日ぶり、
今回も心強いや、どうぞよろしくお願いしますね!
ユン:頑張り、ますので(ぺこんとお辞儀して、両手をグッと握り気合い)

前線でベリアルの対応してくれる人が充実してきてるようなので、
俺はヨナさんと一緒に、壁の防衛とベリアルの迎撃に向かわせて頂きますね。
ベルトルドさんの案の、腕に布を巻き付けて攻撃を受ける方法を使わせて貰って、
もし敵に近づかれ過ぎた場合は腕に食いつかせて、押し返すなり蹴り返すなりで、
壁から離したり、ヨナさんの魔法の射程内や、前線の皆さんの方向へ、
敵を持って行ったりできればいいな、なんて思います。

ユン:あっ、あたしは、天恩天賜で、回復に専念、します、ね。
前線の回復の、手を増やすのと、壁の、防衛役の回復、にも、
どちらにも、向かえる、位置に、いようって、思ってます。
そういえば、派手な魔術は、やめた方が、いいってあります、けど、
その派手さ、って、範囲を巻き込む、みたいな、魔術のコトを、指してるの、かな?
それとも、範囲狭くても、外したら、鍾乳石、壊しちゃう、可能性あります、
っていう、話で、いいのでしょうか。  
 

[5] ロス・レッグ 2018/08/14-12:14

おぉ、ヨナとベルトルドー!今回もヨロシクな!
狼の身体浮かす方針了解!乗って持ち上げるように動いてみっので、後お願いすっな!
とと、19時頃また改めて!  
 

[4] ベルトルド・レーヴェ 2018/08/14-08:13

あとはだ。
狼のベリアルで腹部に魔法陣があるとの情報だそうだが、ベリアルの攻撃は上着でも制服でも何でもいいから布を巻き付けた左腕で受け、前肢を浮かせその時無防備になった顔や腹部に利き腕で攻撃を当てていこうと考えている。
他に人もいないし情緒ナシで言ってしまうと「マスターキートンでみたやつ」だな…。
結局相手は1体だ。誰かがベリアルの攻撃を引き受けてる間に他の者も攻撃できるだろう。
っと、派手な魔術は駄目だったな。ううむ。  
 

[3] ヨナ・ミューエ 2018/08/14-07:49

ヨナ・ミューエおよびベルトルト・レーヴェ。
コーネリアスさんエルマンさんは緊急指令でご一緒でしたね。
ロスさんシンティラさんは昨日ぶりです。

さて、珍しく戦闘指令が立て込んでいて人手不足が否めませんが何とかしていきましょう。

まず派手な魔術が推奨されないのが私にとっては最大のネックです…。困りました。
なのでベルトルドさんに接敵してもらって戦うのが主になると思います。
私は、近接職が注意を引き付けてる内に思い切って青年のいる壁の奥まで行ってみようかと。
青年にとっての文字通り壁の役目と、壁を壊そうと攻撃してきた場合のカウンター的な攻撃を。
壁の奥が狭く無ければいいのですが。
流石にベリアルが破壊した壁を少し焦がすくらいなら釈明しようもあるでしょう。
でも出来れば青年のいる壁からはベリアルを離したまま戦いたいですね。  
 

[2] エルマン・ベーク 2018/08/12-10:24

さて。魔性憑きのエルマンと、占星術師のコーネリアスだ。よろしくな。

現状では、ロス(拷問官)とシンティラ(陰陽師)も当日参加予定なので、
ロスとシンティラ含めて行動予定を予め言っておくので、もしこれから参加する人で俺達の行動に不安がある時は言って欲しい。

>魔術
拷問官のロスは攻撃系魔術しかないので、魔術使用なし
シンティラは、回復と敵の回避率下げる魔術使用予定
俺は攻撃時に距離縮める魔術使用、コーネリアスは使用予定なし。

>行動
ロスが狼のライカンスロープなので、狼姿で追い掛け装備で防御力はアップさせて攻撃は受止める方向性。
なるべく早く辿り着いて、敵の攻撃を受止め(青年との間に割込み)できれば、と言ってたな。
シンティラと俺はランタン持って追い掛け、俺は到着次第、鍾乳洞の壁を背に敵に攻撃。
なるべく壊れ易そうな壁付近から、広い場所へ誘導&青年から退けたいところ。
コーネリアスとシンティラは確実に当たるように中距離攻撃を丁寧(前衛の動き次第では様子見)に。との事だ。

軽くまとめれば、
『攻撃魔術は使わず、近距離戦はなるべく壁や青年を背に、中距離は敵の身体のみ狙って攻撃』
そんな感じだな。