~ プロローグ ~ |
ここは、教皇国家アークソサエティの西部に位置する、巨大都市エトワール。 |
~ 解説 ~ |
街の公園のステージで行われる結婚式をテーマにしたファッションショーに参加してほしいそうです。 |
~ ゲームマスターより ~ |
こんにちは、留菜マナです。 |
◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇ |
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◆A1 ・唯月はモデルをやる事に対してド緊張 ・瞬は気楽に構え 唯「綺麗なモデルさんが沢山…!」 唯(瞬さんに言われてモデルをする事に決めましたが… わ、わたしなんかが…) 瞬「いづが何考えてるか何となくわかるけど…自信持って!」 唯「!…は、はい…!」 ・ブーケ作りは唯月のセンス(デザイン)を駆使 ・唯月は恋人になっても自身はなさげ 唯(青と緑が目立つブーケを作りたい… 本番なんて…無いかもですし…) ◆A2 ・自信なさげな唯月を見て、瞬が投げると提案 唯(ブーケトス…わたし…上手く出来るでしょうか…) 瞬「いづ、今日は俺が投げていい?」 唯「え?…はい?」 ◆A3 唯(うぅ…緊張しました… …モデル、上手く出来たでしょうか…) |
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B警備 魔女がいるなどと…くだらん噂を流すものだな 目的は何だ? ショーの中止か、それともモデルへの嫉妬か ひとまずショーが始まる前に聞き込みをしておこうか 私は客の方を見てくる ヴィオラはモデル達への聞き込みを頼む 私は外回りを見回り、エレメンツのような耳の尖った女性がいるかチェックしておこう 帽子やスカーフ等で耳が隠れてる女性もだな ヴィオラが戻ってきたら情報を貰い 目星を付けた中から情報提供者の女性に当てはまりそうな人物をピックアップ ショーの間外回りを警戒しつつおかしな動きをする者がいないか注意する それにしても 警備もドレスを着ていいと言われたのだろう? 着なくて良かったのか? 本番まで? 本番…(複雑そうな表情に |
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■目的 Aで参加 ファッションショーを成功させる! ■衣装選びとブーケ 衣装、かわいい…! ブーケはコスモスとリンドウで! ユキノ:魔女の件で不安はありませんか? リール:…えへへ、ほんとはちょっと心配。でも私達がしっかりしないと皆が不安になっちゃうから、まず私達がいっぱい楽しんで笑顔にならなきゃ! ユキノ:笑顔…こうでしょうか(ぎこちない笑顔) リール:ゆ、ユキちゃんあのね、普通にしてるユキちゃんが一番かわいいと思うっ ■本番 ブーケはユキちゃんと一緒に投げるよ! もし笑顔じゃないお客さんがいたらその人に投げるよ 少しでも楽しい気持ちになってくれたらいいな 緊張したけど楽しいね! ね、私達ちゃんとモデルさんできてたかな? |
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~ リザルトノベル ~ |
●君に捧げる永遠の愛 貸衣装店の控え室。 ファッションショーに出演するために、『杜郷・唯月』はスタッフ達によってウェディングドレスの着付けとヘアーメイクをして貰っていた。 唯月はウェディング用のメイク等を施すスタッフ達へとチラリと視線を向ける。 (凄い……。そばかすが……目立たなくなってる……。やはり、プロは違いますね……。わたしも沢山観察して学ばなくては!) 鏡越しに映る自身の姿に、唯月は驚いたように目を見開いた。 メイクの腕前がかなり上達したとはいえ、プロにはまだ及ばないと実感した唯月はやる気をみなぎらせる。 ドレスの着付け等を終えた後、唯月はスタッフ達に連れられて、他のモデル達が出番を待っている別の控え室へと案内された。 「綺麗なモデルさんが沢山……!」 唯月は感慨深げに周りを見渡しながら告げた。 (瞬さんに言われてモデルをする事に決めましたが……わ、わたしなんかが……) 「いーづ!」 「瞬さん……!」 振り返った唯月は、タキシード姿の『泉世・瞬』を見て思いもかけず動揺した。 (瞬さんのタキシード姿……凄くかっこいい……) (いづのウェディングドレス姿、凄く可愛い~!) 唯月の姿に見とれながらも、瞬は気楽に構えて言った。 「いづが何考えてるか何となく分かるけど……自信持って!」 「!……は、はい……!」 瞬の言葉を聞いた瞬間、唯月はつぼみが綻ぶように笑顔になった。 そのあどけなく見える笑顔に、瞬は胸がぎゅっと絞らせる心地がした。 自分の言葉でこんなふうに笑ってくれていると考えた瞬間、瞬の心臓の鼓動が早くなる。 「ブーケ作りしよ!」 「はい……!」 ファッションショーで投げるブーケ作りは、唯月のセンスを駆使して作られた。 (青と緑が目立つブーケを作りたい……。本番なんて……無いかもですし……) 唯月は自信なさげにブーケを作っていく。 しかし、青と緑の花に彩られたそのブーケは、思わず見惚れてしまうほどの出来映えだった。 (ブーケトス……わたし……上手く出来るでしょうか……) 瞬にエスコートされて、公園のステージの中央まで歩いていった唯月は、大勢の観客を前にして緊張していた。 ブーケを抱えた唯月は滑らかな頬を淡く染め、たまらず悲しげに俯いてしまう。 「あのさぁ~」 「……は、はい、瞬さん、何ですか……?」 ぽつりとつぶやかれた瞬の言葉は、確認するような響きを帯びていた。 顔を上げた唯月が意味を計りかねて瞬を見る。 「いづ、今日は俺が投げてもいい?」 「え? ……はい?」 瞬の意外な提案に、唯月は目をぱちくりと瞬いてみせる。 「ほら、いくよ~!」 瞬は唯月からブーケを受け取ると、観客に向かってブーケを投げた。 観客から歓声が上がる。 盛り上がっている周囲をよそに、不意に瞬は唯月が予想だにしなかったことを言い出してきた。 「……今日は練習みたいなものだし、いづには本番投げて欲しいなぁーなんてね?」 「!!」 プロポーズ紛いな事をサラッと口にした瞬に、唯月は弾かれたように顔を赤く染めた。 (本番……? 瞬さん……嬉しくて……幸せです……) 恥ずかしさのあまり、言葉に詰まった唯月は赤らんだ頬にそっと指先を寄せる。 言葉は出てこない。 それでも、気持ちがそのまま形になるように、とめどなく想いは溢れてきた。 二人の結婚式。 いつかその日が来ることを願いながら――。 (うぅ……緊張しました……。……モデル、上手く出来たでしょうか……) 控え室に戻ってきた唯月は、姿見の前で大きく深呼吸する。 だが、仕事を終えた瞬の瞳はどこまでも澄んでおり、真剣な色を宿していた。 (大変身した花嫁いづが綺麗過ぎて……凄い事まで言っちゃった! でも、嘘とかじゃないし、別にいい……よね?) 先程の告白を思い返して、瞬は思わず頬を緩ませてしまう。 (俺達はまだ付き合いたてだけど……結婚ってこんな気持ちなのかなー?) 瞬は大好きな彼女との未来を考える。 想像は尽きない。 でも、何故だろう――。 伝えれば、きっと何かが変わる。 そんな予感がしたから。 瞬は想いを馳せるようにつぶやいた。 「ファッションショー、良かったね~」 「は、はい……。ファッションショー……とっても素敵、でした……」 「そーだねぇ。俺、また、いづのウェディングドレス姿を見たいな~」 どこか確かめるような瞬の物言いに、唯月は戸惑いの表情を浮かべる。 「えっと……?」 「俺、いつか、いづと結婚式を挙げたいなーって」 「え、ええ?!」 予想もしていなかった瞬の言葉に、唯月は虚を突かれたように呆然とする。 「これからも、いづを愛すると誓うよ」 (……っ、瞬さん……。わ、わたし、幸せ過ぎて胸がいっぱいです……!) 瞬の誓いの言葉に、唯月は驚いたように目を見開いた後、徐々に赤くなる顔をごまかすように俯いたのだった。 瞬は願う。 教会の下、ウェディングドレス姿でほんわかと笑う唯月。 その隣に、自分が立っていることを信じて――。 ●皆が笑顔になるように 「ユキちゃん、見て見て! 衣装、かわいい……!」 着替えを終えて、他のモデル達が出番を待っている控え室へとひょっこりと顔を覗かせた『リール・アスティル』は目を輝かせて言った。 ウェディングドレスの裾を持って、ふわりと一回転してみせる。 フリルとレースがふんだんに使われたウェディングドレスは、その可憐な容姿によく似合っていた。 「衣装、可愛いですね」 先に控え室で待っていた『ユキノ・スバル』は淡々とそう答える。 白無垢の清楚な雰囲気が漂うユキノのウェディングドレス姿を目の当たりにした瞬間、リールはぱあっと笑顔になった。 「きゃー! ユキちゃん、キレイ!」 「有難うございます。リールも素敵ですよ」 耳を跳ね上げて歓喜の声を上げるリールに対して、ユキノはあくまでもごく自然な様子で言った。 「魔女の件で不安はありませんか?」 「……えへへ、ほんとはちょっと心配。でも私達がしっかりしないと皆が不安になっちゃうから、まず私達がいっぱい楽しんで笑顔にならなきゃ!」 ユキノの問いに、リールは戸惑いながらもそう答える。 「笑顔……こうでしょうか?」 「ゆ、ユキちゃん、あのね、普通にしてるユキちゃんが一番、かわいいと思うっ」 あくまでもぎこちない笑顔を浮かべるユキノに対して、リールは的確にアドバイスをした。 「普通……こうでしょうか?」 「うん、かわいい!」 「有難うございます」 穏やかな表情を浮かべるリールを見て、ユキノはほっと胸を撫で下ろす。 「モデルさん、皆キレイ! 一緒のステージに立てるなんてすごく嬉しい」 「……笑顔、難しいです。気を取り直して頑張ります」 感慨深げに周りを見渡しているリールをよそに、ユキノは先程、教わったことを復唱する。 「まずは最初にちゃんと挨拶! モデルさんとも仲良くしたいし、浄化師が来てるって分かったら安心してもらえるかも」 「はい。本番では先輩方やモデルさん達の動きを参考に、真剣だったり楽しそうな皆さんを見て、ショーを成功させたいと本心から思います」 「えっ? あなた達って浄化師さん?」 「すごい!」 リールとユキノの言葉を聞きつけて、モデル達が一斉に殺到した。 リール達は、あっという間にモデル達に取り囲まれる。 「わわ、全然ですっ! こちらこそ、改めてよろしくお願いします」 「よろしくお願い致します」 予想外の展開に気圧されるリールを尻目に、ユキノは丁重に一礼する。 モデル達の質問攻めが一段落した後、リール達は早速、ステージで投げることになるブーケ作りに取りかかった。 「コスモスはどうかな? ユキちゃんは何か入れたいお花とかある?」 「リンドウはどうですか?」 リールの問いかけに、ユキノは一輪の花を手に取る。 「なら、ブーケはコスモスとリンドウで!」 「はい」 リールが両拳を前に出して話に飛びつくと、ユキノは胸のつかえが取れたように頷いたのだった。 「ユキちゃん、すごい人だね」 公園のステージの中央まで歩いていったリールは、大勢の観客を前にして驚きの表情を浮かべていた。 「はい、すごいです」 大勢の観客を前にして、リールだけではなく、ユキノも目を大きく見開き、驚きをあらわにする。 「ブーケはユキちゃんと一緒に投げるよ!」 「私……とですか?」 ユキノのその問いに、リールはブーケを抱えたまま、恥ずかしそうに顔を俯かせた。 「えへへ、ユキちゃんと一緒に投げたら、緊張も吹き飛ぶと思うから」 「有難うございます」 「もし笑顔でないお客さんがいたら、その人に投げるよ」 ユキノの感謝の言葉に、リールはあえて真剣な表情で続ける。 「魔女の噂で不安になっている人達が、少しでも楽しい気持ちになってくれたらいいな」 「きっと、リールの想いは届きます」 「ユキちゃん、ありがとう」 ユキノの言葉に、リールは明るく弾けるような笑顔を浮かべてみせた。 日だまりのようなその笑顔に、ユキノはほっと安心したように優しげに目を細める。 「皆が楽しい気持ちになりますように!」 「皆さんが楽しい気持ちになりますように」 リールとユキノはそう言い合うと、二人で同時にブーケを観客へと投げた。 観客から歓声が上がる。 大盛況のステージの背後で、紅葉に染まった葉々がざわめいていた。 「緊張したけど楽しいね。ね、私達、ちゃんとモデルさん、できてたかな?」 控え室に戻ってきたリールは、少し不安そうにつぶやいた。 「はい、大丈夫だと思います」 ドレスの裾さばきも優雅に、ユキノは姿見の前に進み出る。 「笑顔……上手く出来ていたでしょうか?」 「うん。ユキちゃん、すごくかわいかったよ!」 ユキノの躊躇いに応えるように、リールは両手を広げて嬉々として声を上げた。 リールが周囲を見渡すと、魔女の噂で思い詰めた表情を浮かべていたはずのモデル達は、いつの間にか生き生きとした表情を浮かべている。 浄化師であるリール達が来ていることで安心したのだろう。 「えへへ、皆が楽しい気持ちになってくれて良かった」 張り詰めていた空気が和らいだ様子を見て、リールはほんの少しくすぐったそうな顔をしてから、幸せそうにはにかんだのだった。 ●追憶の向こう 「魔女がいるなどと……くだらん噂を流すものだな。目的は何だ? ショーの中止か、それともモデルへの嫉妬か」 『ニコラ・トロワ』はそう告げて、辺りを見渡した。 「魔女とエレメンツは違うのですけれど、同じ種族の方が嫌な思いをしてるのは悲しいです。せめて何事も無くショーが終わるように警備に力を尽くしましょう」 『ヴィオラ・ペール』は魔女の噂を思い返して、表情を曇らせる。 「ひとまず、ショーが始まる前に聞き込みをしておこうか。私は客の方を見てくる。ヴィオラはモデル達への聞き込みを頼む」 「はい」 ニコラの指示に、ヴィオラは髪を撫でながら頷いた。 「私は外回りを見回り、エレメンツのような耳の尖った女性がいるか、チェックしておこう。帽子やスカーフ等で耳が隠れてる女性もだな」 「それでは、私はモデルさん達の方へ。同じエレメンツですし、変な噂は許せなくてと言ってみたら心開いてくれるでしょうか」 ヴィオラは少し逡巡してから苦笑した。 「モデルさん達は、昔からの知り合いですか?」 「はい、ほとんどの方は同期です」 ヴィオラの疑問に、女性モデルの一人であるローズはそう答えた。 最初に訪れた時は少し気まずい空気が流れていた控え室だったが、同じエレメンツであるヴィオラの説得により、モデル達はようやく噂について語り始める。 「プリムさんが怪しいというのはどうしてですか?」 「プリム、魔女の噂を聞いてから、何故か焦っているのよね」 ヴィオラが不思議そうに首を傾げると、別の女性モデルは悩ましげに目を瞬かせた。 「今まで、変な素振りとかはなかったのですよね?」 「うん。だから、余計に気になっちゃって」 「単なる憶測です?」 「まあ、そうなんだけど……」 ヴィオラの指摘に、女性モデルは決まり悪そうに頷く。 「情報提供者の方を見た方はいらっしゃるのでしょうか?」 「私、見ました」 「良かったら、どんな感じの方だったか教えて頂けないですか」 ヴィオラのその問いに、ローズは戸惑うように顔を俯かせる。 「帽子とコートでよく見えなかったのですが、不思議なランタンを持っている女性でした」 「ランタンですか?」 「はい。虹のように七色に光るランタンだったので、よく覚えています」 遭遇した時の出来事を思い出しながら、ローズは神妙な面持ちで告げた。 「虹色に光るランタンを持った女性か……」 報告を聞いたニコラは、改めて盛り上がるステージに視線を向ける。 「話を聞く限り、肝心の情報提供者は、モデル達ではなさそうだな」 「はい、良かったです」 安堵した様子のヴィオラを見て、ニコラは小さくため息をついた。 「それとこれは私の予想だが、プリムは今回の件について、何かしらの事情を知っているようだ」 「本来なら、プリムさんにもお話を伺いたかったのですが、控え室ではお会いすることができませんでした」 ニコラの言葉に、ヴィオラは複雑そうな表情を浮かべる。 「とにかく、ショーの間、外回りを警戒しつつ、おかしな動きをする者がいないか注意するしかないな」 「ふふっ、そうですね」 ニコラの口調にわずかな戸惑いを感じ取って、ヴィオラは穏やかに微笑んだ。 「ん?」 ニコラ達が会場内を捜索していると、ランタンを持ち、コートを身に纏った女性が怪しげな言葉をつぶやいていた。 「ヴィオラ、魔法を使ってショーを妨害するつもりかもしれない」 「そのようですね」 謎めいた単語を繰り返している女性を見て、ニコラとヴィオラは緊張をみなぎらせる。 「何をしている?」 「――っ」 ニコラに声をかけられた女性は、咄嗟にステージに向かって魔法を放とうとした。 しかし、それはニコラ達によって阻まれてしまう。 「君に聞きたいことがある」 ニコラのその言葉に、女性は観念したように唇を噛みしめた。 「プリムさん、お話をお伺いしてもよろしいでしょうか?」 ショーを終えた後、一息ついていたプリムは、開口一番そう言ってきたヴィオラに完全に虚を突かれた。 疑問を消化できずに固まるプリムをよそに、ニコラは率直に告げる。 「ショーを妨害しようとしていた魔女から話を聞いた。君も魔女だと」 「――っ」 「プリムさん、お話をお伺いしてもよろしいですか?」 ヴィオラの重ねての問いかけに、プリムは両拳を握りしめた。 「……そうよ。私は『星詠みの魔女』。そして、怨讐派を裏切った魔女」 「裏切った?」 「モデルとして潜入して、人間達が油断した隙に悪霊を従えて殺し喰らうのが私の使命だった。だけど、ここの皆は優しくて……私はそれを躊躇ってしまったの」 ニコラの疑問に、プリムは苦しそうに顔を歪める。 「だけど、怨讐派の魔女達はそれを許さなかった。私のことを密告しただけではなく、ショーまで妨害しようとしてきた」 「それが、今回の騒動の真相か」 ニコラが迷いを振り払うようにして言うと、プリムは視線を床に落としながら懇願してきた。 「お願いします。皆には、私が魔女だということは話さないで下さい」 「プリムさんは、ここの皆さんが好きなんですね」 「……うん。人間への憎しみが薄れてしまうくらい、ここの皆は独りぼっちだった私に優しく接してくれたから」 ヴィオラの言葉に、プリムはどこか懐かしむようにつぶやいた。 「それにしても警備もドレスを着ていいと言われたのだろう? 着なくて良かったのか?」 「ドレスは結婚式衣装のようなので、本番まで取っておきたいなって」 ニコラのその反応に、ヴィオラはふふっと微笑んだ。 「本番まで? 本番……」 ニコラは複雑そうな表情を浮かべて、モデル達がいるステージへと視線を向ける。 独りぼっちの魔女はもういない――。
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*** 活躍者 *** |
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[8] リール・アスティル 2018/11/04-23:56
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[7] ヴィオラ・ペール 2018/11/04-23:30
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[6] ユキノ・スバル 2018/11/04-23:22
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[5] 泉世・瞬 2018/11/04-05:01
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[4] リール・アスティル 2018/11/03-21:05
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[3] ヴィオラ・ペール 2018/11/03-07:55
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[2] 杜郷・唯月 2018/11/02-08:58
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