地に潜む
普通 | すべて
8/8名
地に潜む 情報
担当 三叉槍 GM
タイプ ショート
ジャンル 戦闘
条件 すべて
難易度 普通
報酬 通常
相談期間 6 日
公開日 2018-04-06 00:00:00
出発日 2018-04-15 00:00:00
帰還日 2018-04-25



~ プロローグ ~

・慣れという名の恐怖

 人は未知をこそ恐怖する。
 昔、とある賢者はそう言った。
 目の前に現れた狼の群れよりも、むしろ暗闇に響く無数の遠吠えの方が怖ろしいのだと。
 それは言いえて妙であろう。確かに人は未知なるものを恐怖する。
 しかし、つまりそれは、人は見知ったものであれば、それが例え命の危険を及ぼすものであったとしても少し見くびってしまうということでもある。

 ここは教皇国家アークソサエティの一角。
 集落と集落をつなぐ道の中ほどにある茂みである。
 その森の入り口で二人の若者が口論をしていた。
「いや、これ以上はやばいって。ここ、あれだろ? ミミズ沼が近いところだろ?」
「大丈夫だって。今時期はまだミミズは動き出してないから心配すんな」
 不安げな様子で帰宅を促す男と、それをたしなめながらきょろきょろと地面を見渡し何かを探す男。
 二人とも腰に木製のかごを装着しており、その中には相当な量の草が入っている。
 どうやら森で食料となる植物を採取しているらしい。
 自分で食べるつもりなのか、それとも売り払ってお金にするつもりなのかは窺い知れないが。
「大体、怖がり過ぎなんだよ。ここはいつも俺が使ってる庭みたいなもんだから」
 怖がる相棒をさておいてずんずんと先に進む男。
「本当に大丈夫なんだろうな……」
 不満を漏らしながらも結局しぶしぶ後ろに従うもう一人の男。
 ここで一人だけ帰るとなると、まるで自分だけがビビって帰ったみたいで気に食わない。
 一種の意地ともいえるが、実際には場の空気に流されて逆らえない性格というだけである。
「大丈夫、大丈夫。ここ数年はこの辺で被害者はでてないし」
 相棒の不安を和らげようと意識して明るい声を男が出す。
 ミミズ沼というのはこの森に存在する沼の異名である。
 正式な名称はアシッド湿地帯。
 名前の通りアシッドに汚染されてしまった沼地であり、ベリアルの発生率が非常に高く、普通の人は近寄らない危険地帯である。
 特に出現率が高いのがドレインワームと呼ばれる巨大ミミズであり、その為現地民からは『ミミズ沼』という異名で呼ばれていた。
 とはいえ、ここはまだその湿地帯からは距離があり、アシッド汚染の影響も薄い。
 ベリアルとの遭遇率はそれほど高くなく、故に男が言うように数年被害らしい被害は聞かれていない。
 その意味では確かに安全だと思うのも無理はない。
 ガサッ!
「ん? 何か落としたか?」
「……いや、なにも」
 しかし、それは致命的な勘違いである。
 今まで被害が出ていなかったのは『そこが危険だと誰しもが理解していた』からだ。
 決して『安全な場所だから』ではない。
 それを男は理解していなかった。
「おい、足元に……」
「えっ?」
 後ろの男の警告が届くよりも早く、足元の地面からドレインワームが飛び出し男の首筋に食らいつく。
「あっ……が――」
「う、うわぁぁぁぁ!」
 悲鳴も上げられず倒れた男の代わりと言わんばかりに後ろの男が大声を上げる。
「た、たす……」
「ひっ、ひぃ!」
 助けを求め伸ばされた手を避けるように足を引っ込め、男は一目散に駆け出す。
 一切の躊躇いなく、非情とも言える判断。
 だが、結果的にそれは正しかった。
 ガサッ! ガサガサッ!
 今まで男が立っていた場所も含め、周りの地面から次々と新しいワームが顔を出す。
 もしも男が友人を助けようとしていれば、あるいは少しでも逃げるのをためらっていれば彼もまたワームの餌と化していただろう。
「あ……ぎ……」
 倒れた男がかすかにうめき声をあげる。
 ワームの牙には麻痺性の毒があり、もはや体を動かすことはおろか、悲鳴を上げることすらできない状態だった。
「あが……」
 故に、数体のワームが群がり、貪りつくしても、茂みに男の悲鳴が響くことは無かった。


・苦言

「まったく……いい大人が行っていい場所と悪い場所も分からんのか」
 一枚の紙をペラペラと翻しながら小さな子供が呟く。
 いや、正確には彼は子供ではない。確かに外見は10歳かそこらの少年だが、彼はれっきとした教団付きの職員である。
 子供に見えるのはマドールチェであるが故で、生まれてからの年数でいえばそこらの大人よりもよほどの高齢だ。
「その山菜とやらが命と引き換えにしても惜しくない代物だったとは思えんがな」
 寄せられてきた報告書に目を通し、一人毒づく。
 彼の仕事は教団に寄せられた様々な依頼を教団に所属する浄化師達に依頼として卸す事である。
「地元の人間であるが故か。慣れというのは怖いものだな」
 さらさらと慣れた様子で書類にペンを走らせる。
「確かに今年は例年よりも『ミミズ沼』の周辺地域でのベリアルの目撃情報が多い……。対処しておくべきだろうな」
 そう言って、彼は机の上の『依頼行き』と書かれた箱に紙を放り込んだ。


~ 解説 ~

・目的
可能な限り多く、ドレインワームを討伐せよ。

・ドレインワーム ×無数
 体長1mほどの巨大ミミズ。
 地面の中を掘り進み移動し、振動を感知して攻撃してくる。
 牙には麻痺毒があり、身動きの取れなくなった獲物を集団で囲い込む。
 一般人には脅威そのものだが、浄化師にとってはやたらとしぶとい生命力以外脅威度は低い。

・環境
腰ほどの高さの草が生い茂る茂み。
湿地というほどぬかるんではいないが、地面は柔らかくあまり良い足場ではない。


~ ゲームマスターより ~

初めまして、三叉槍と申します。
今回は明確に討伐数の決まっていないザコ狩りとなります。
慎重に立ち回るもよし、リスクを冒してでも数を狩るもよし。
好きなように討伐任務を果たしてください。
よろしくお願いします。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

シルシィ・アスティリア マリオス・ロゼッティ
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / 人間 / 断罪者
目的
ベリアルを倒し、周辺地域の脅威を減らす。
でも、どう繕っても新人だから。慎重に行動するつもり。
  
行動
作戦全体が明るいうちに終わるように行動。

先に、周囲の集落へ行って話を聞く。
聞くのは、『ミミズ沼』周辺の地理とドレインワームの出る範囲。
あまり深入りせずに少しでも戦闘し易そうな場所は、ある?

途中で、いくつか石を拾っておく。

現場では、シルシィは中衛、マリウスは前衛。

集落で聞いた情報を元に自分たちの位置を把握。
足元に注意。
固まって動いて。出てきた敵を集中攻撃、囲まれないようにこまめに移動。
麻痺毒、体力減少は位置を入れ替わる等、カバーし合う。
撤退の合図で撤退。
殿の援護に、石を投げて振動で敵の気を引く。
アリア・セレスティ ネヴィル・テイラー
女性 / 人間 / 魔性憑き 男性 / アンデッド / 人形遣い
「俺達の任務はミミズ退治だ」
「今を生きる人の魂も守りたいだけよ」

現場に着いたら、アリアは被害者の遺品を探索。
被害者にも家族や友人はいるはず。

積極的にワーム退治はしませんが、任務を忘れてはいないので、探索中に発見したり、襲われたワームは無視せず討伐します。

戦闘ではネヴィルが人形で遠方の地面を攻撃し音を立て、ワームが飛び出して来たところをアリアが攻撃。
無理して複数は相手取らず、慎重に各個撃破を心掛けます。
前回の依頼で麻痺に苦しめられたので、多少効果は落ちても、牙攻撃の危険が少ない側面に回り込みながら攻撃。

短剣の投擲は回収リスクを考慮し基本不使用ですが、仲間を助ける必要がある時は躊躇わず投擲します。
ローザ・スターリナ ジャック・ヘイリー
女性 / ヴァンピール / 悪魔祓い 男性 / 生成 / 拷問官
可能な限りの討伐

◆沼への道中に幾つか小石を拾う

◆戦闘
・ローザ
移動をこまめに行いつつ攻撃を行う
標的は基本的にヘイリーに合わせ、囲まれてピンチの仲間が居る場合そちらを優先
仲間のフォローを意識する

・ジャック
移動をこまめに行いつつ通常攻撃を行う
TM1は麻痺状態の味方が囲まれた場合に使用

◆撤退
ミハエルさんの撤退の合図の後に魔術真名を使用

ローザは撤退移動しつつ小石を様々な方向へ投げ、振動を起こしかく乱を狙う
また、ジャックへ援護射撃を行う

ジャックが殿を務める
移動は常に行い振動を起こし、攻撃も交えつつ時間を稼ぐ

皆の撤退がほぼ完了したら、天空天駆を使用し戦闘離脱を図る
その際比較的足場の良い場所に移動してから跳躍
ツバキ・アカツキ サザーキア・スティラ
女性 / アンデッド / 墓守 女性 / ライカンスロープ / 魔性憑き
・事前調査
できるならしておきたいわね
気になるのはどれくらいが一気に来るか、かしら
さすがに1mある敵が山のように襲ってくるとは思えないけど……

・ツバキ
地面から襲って来るなら孤立はできないわね
サザーと一緒に、味方から離れないように動くわ
足元には十分に注意をしないとね

戦闘は、とにかく1体ずつ的確に仕留めるわ
サザーや味方と協力して、できるだけ速くね
盾もあるから味方のカバーも出来る時にはしていきたいわ

離脱指示は任せてあるわ

・サザーキア
地面からいっぱいでてくるなんて怖いニャ
ツバキと一緒に足元に気をつけるニャ

出てきたところはみんなで一気にびしばし叩くニャ!
ワームがいっぱい出てきたらその場から離れるニャ
リーゼ・アインベルク ギル・マイヤー
女性 / 人間 / 断罪者 男性 / 人間 / 狂信者
●行動方針
・リーゼ
多少の危険を覚悟で一体でも多い討伐を目指します
犠牲者の出た茂みの近辺を積極的に捜索
身近に仲間がいる場合は援護優先
ギルの事は基本的に無視

・ギル
リーゼの尻を追い回しつつ自身は安全第一で行動
他の仲間への援護は必要な状況であれば行う

●戦闘
・リーゼ
余力の許す限り周辺のワームへ攻撃を続けます
ただし勝手な行動はせず撤退のタイミングは皆様と歩調を合わせ、孤立しすぎないよう心掛けます
外見上手傷を負っていない個体はHP高めと判断しクロスジャッジで大ダメージを狙います

・ギル
僕は危険な目に遭うのはゴメンだからね~
リーゼたんの勇姿を目に焼き付けながら距離取って援護してるよ
射程2から安全に攻撃ってことで
杜郷・唯月 泉世・瞬
女性 / 人間 / 占星術師 男性 / アンデッド / 狂信者
◆目標
・ドレインワーム出来る限りの討伐
田舎で育ちましたしミミズは平気ですけど…
大きかったり…た、たくさんは嫌…です、ね…。

◆作戦
・ワームの生息地帯を事前調査
・撤退:暗くなる前には(他矛盾点は他の方に従う)
足場が不安定なので…夜の戦闘はより危険が増しそうですね。

◆戦闘
・泣きながら活性化してるMG2をメインに中衛から攻撃
・麻痺毒に警戒しながら慎重に攻める
・仲間との連携も大事に、同士討ち等回避を心がける
・自身の危機的状況の際は戦闘から離れ、サポートに徹する
ひぃっ!ちょ、まっ(大き過ぎですー!?)
いやー!来ないで下さーいっ!

◆撤退後
…ちょ、ちょっと
ドレインワーム…苦手に…なったかも…です…(カタカタ)
エマ・シュトルツ ミハエル・ガードナー
女性 / 人間 / 断罪者 男性 / マドールチェ / 墓守
◆2人共通
・他の仲間が事前調査で得た情報を共有する
・戦闘前に【魔術真名】詠唱
・敵に囲まれ集中攻撃を受けないよう単独行動はしない、フォローし合えるよう常に他の仲間と共に行動する
・転倒しないよう足元に気をつけながら戦う。特に敵の足払いや絡みつきに注意

◆エマ
・ミハエルが敵の注意を引き付けているところを横から奇襲を仕掛ける形で攻撃
・敵が怯んだところに【JM1】発動、慌てず1体ずつ確実に倒す

◆ミハエル
・敵に通常攻撃を加えつつ、自分や仲間が敵の攻撃を受けそうな時は【GK1】
・仲間の疲労具合を見て明るいうちに撤退、深追いはしない。取り残される仲間がいないように、撤退する際には【魔術通信】で全体に呼びかける
リチェルカーレ・リモージュ シリウス・セイアッド
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ヴァンピール / 断罪者
可能な限りのドレインワームの討伐
亡くなった人の遺品がもし見つけられたら 家族の人に持って帰ってあげたい

他の人たちと協力して 周辺の細かい情報収集
足場の良い所・悪い所
特に危険と言われている所
ドレインワームについても もう少し詳しい情報が聞けたらきく
わかったことは仲間に周知

戦闘
怪しい場所に到着したら
リチェが九字を切り 少し離れた地面に衝撃
衝撃で敵を誘き寄せ そこを倒す
リチェは中衛以降 回復が全員にいきわたる場所
体力が減ってきた味方優先で 天恩天賜で回復
シリウスは前衛 足元を取られないよう
仲間と連携し できるだけ素早く敵を倒す
エッジスラスト使用 できれば顔(牙)を潰す
後衛の仲間への攻撃は盾に 
ミハエルさんの合図で撤退



~ リザルトノベル ~

●道中
「ミミズが相手かぁ。どれくらいが一気に来るのかしら……」
 街での情報収集を済ませ、実際に被害が発生した場所へ向かう道中、ツバキ・アカツキは努めて明るい声でそう仲間たちに呼びかけた。
 面識の薄い仲間たちであることに加えて、今回は比較的口数の少ない人間が多く、道中少し会話が減りがちになっているのを無意識にツバキは感じ取っていた。
 別にそれで何がどうなるわけでもないが、しかしやはり、これから命を預ける仲間たちだ。仲良くなっておくに越したことはあるまい。
「ニャー、ミミズって食べられるのかニャ?」
 その声にいち早く答えたのは彼女の相棒であるサザーキア・スティラ。まるで猫のように拳で顔を洗うような仕草を取りながら疑問を口にする。
「どうかしらね~? あんまりミミズ食べるって話は聞いたことないけど」
 聞いたこともないし、想像するのもあまり食欲の湧く話ではない。
 皿の上にミミズが載っている光景を思わず想像してしまい、ツバキは少しどんよりとした心持になる。
「あなたはどう? ミミズと戦った経験はある?」
「え!? わ、わたし……ですか?」
 急に話しかけられて杜郷・唯月がびくと肩を震わせる。
 その様子に怖がらせたかなと少し後悔するツバキだが、唯月の背後からスッと助け船が顔を出す。
「失礼、いづは少し人見知りでね。別に話しかけられて嫌なわけじゃないんだ。ね、いづ?」
 朗らかでどこかのんびりした口調で言うのは唯月の喰人である泉世・瞬。
 その助け舟に唯月は控えめにこくんと一つ頷く。
「は、はい。その……ごめんなさい」
「いいって、いいって。気にしてないよ」
 手をひらひらを振り、唯月を安心させるツバキ。
 彼女の良い意味で軽い口調に絆されたのか、唯月がぽつぽつと喋り始める。
「田舎で育ちましたし、ミミズは平気ですけど……。大きかったり、た、たくさんは嫌……です、ね……」
「実際、厄介……」
 唯月の発言した素直な感想に意外なところから声がかかる。
 シルシィ・アスティリア。彼女も今回参加した浄化師の一人である。
「敵の数は無数。足場も良くない」
「まったくだ。まあ、人数が集まったから。油断せず無理しなければ何とかなる、と思いたいな」
「……」
 隣の男の言葉にこくんと頷くシルシィ。彼はマリオス・ロゼッティ。シルシィの相棒である。
「そうですね、戦いではやはり数は脅威です。気を付けなくては」
 真面目な口調でリーゼ・アインベルクが己を律するように呟く。
 彼女から数歩後ろを付き従うように、彼女と契約しているギル・マイヤーが歩いているが、彼はにやにやと笑うばかりで特に会話の内容には興味を示している様子はないようで、今一つ考えが伺い知れない。
「無数に出現する敵を相手にする、というのは初めてですね」
「そうですね。人々の平穏の為、できるだけ多くの敵を討伐したいところではありますが……」
 そこへさらに乗っかってきたのはエマ・シュトルツとミハエル・ガードナーのペアである。
 二人ともどこか朴訥とした柔らかい雰囲気を漂わせるコンビだ。
「今回は既に犠牲者も出ている。惨いものだ」
 緩やかな雰囲気の二人とは対照的にローザ・スターリナが氷のような鋭さを感じさせる声音で場の空気を引き締める。
「……」
「大丈夫か、リチェ」
 犠牲者という単語に目を伏せ、顔を曇らせたリチェルカーレ・リモージュにシリウス・セイアッドが静かに声をかける。
「……まだ、できることはある」
「……うん」
 彼女が犠牲になった人の事を考えていると察したシリウスは励ますように彼女の肩に手をのせた。
「できればその人の遺品も回収してあげたいな……」
 同じく犠牲者に思いを寄せ、短い言葉に固い決意をにじませてアリア・セレスティがぐっと拳に力を入れる。
 真面目で優しい性格の彼女らしい言葉だったが、彼女の相棒――いや、契約相手であるネヴィル・テイラーはそれに渋い顔を見せる。
「俺達の任務はミミズ退治だ。余計な事をする必要があるか?」
「今を生きる人の魂も守りたいだけよ」
「……ふん、勝手にしろ。悪いがそれで足元掬われても助けんぞ」
 アリアの決意をあざける様に鼻を鳴らすネヴィル。アリアは馬鹿にされている雰囲気を感じ取り、むっとした顔を見せる。
「構わないわよ。私は私の為にやりたいことをやるんだから」
「ふん……」
 肩を震わせ語気を強めるアリアの言葉に、彼女が聞こえない程度の大きさで鼻を鳴らす男がいた。
 ジャック・ヘイリー。ローザと契約を結んだ喰人である。
「どうした? 彼女の正義感が気に食わないか?」
 その微かな反応をローザは見逃さなかった。まるで挑発するようにジャックに言葉を投げかける。
 普段は大人びた言動を崩さぬローザだったが、不思議とジャックにだけは口が悪くなる。この言動もその一環だろう。
「……別に。誰が何をしようと俺には関係ねぇ。俺に迷惑さえ掛けなければな」
 一瞬無視を決め込もうかと思ったが、そうすると逆に追及されるだけだと考え口を開く。
「ただ、危険を正しく理解できない馬鹿でも憐れんでもらえるなんて幸せなことだと思っただけだ」
「まったく冷たい奴だな、お前は」
 多少大げさな芝居ぶった動きでローザがやれやれと肩をすくめる。
「心優しい少女たちにはお前は良くない影響がありそうだ。あんまり近付くなよ?」
「ふん、俺も近付くつもりなんてサラサラねぇよ」
 心底ウザそうな顔を出しながらジャックはそう呻いたのだった。

●ヒット&アウェイ
「さてと、そろそろベリアルが出るって噂の場所のはずですが……」
 わずかばかり緊張の色を声音にのぞかせながらリーゼが当たりを見渡す。
 なるほど、実際来てみればなかなかの危険地帯。
 足場はぬかるみと言えるほどの泥ではないが、グッと足に力を籠めると少し横滑りする程度には緩い。
 そして、邪魔なのはこの腰ほどまで生える長めの草である。非常に視界が悪い。
 今回の相手は地面から襲ってくるミミズなのだから、地面周りの視界の悪さは特に問題となるだろう。
「こんな場所を安全だと思うとは死んだ奴の危機感の薄さには辟易するな」
 改めてジャックがやれやれと頭を抱える。
「さて、確か事前に聞いた話だと音と振動に反応して姿を現すという話だったか……」
 スッとリチェをかばうように一歩前に出ながら、シリウスが呟く。
 ちらりと彼女の方へ視線を向けると、緊張をにじませながらロッドを強く握り顔を伏せる姿があった。
「リチェ、行けるか?」
 その彼女へ緊張を解くようにやさしい声音で声をかける。
 するとこの声に励まされたのか、一つ大きく呼吸を整えた後、リチェが顔を上げはっきりと告げた。
「ええ。近くに住む人たちが、少しでも安心できるよう」
「……そうか」
 己の恐怖を律し前を向いた少女の姿に安心し、シリウスは一瞬目元を眇めた。
「まずは敵の気を引きます! 皆さんよろしいですか!?」
 意識を集中しながら仲間たちにリチェが告げる。
 それは事前に相談していた手順であり、仲間たちは皆一様に頷きで返した。
「エマ、深追いは禁物ですよ」
「はいっ! 『任務は大事だけど、命も大切にしてね』ってママとパパから教わりました……今の自分が出来ることを精一杯頑張りたいと思います……!」
「はい。私もエマお嬢様や他の皆さまを守るために尽力させていただきますね」
 エマの決意の言葉に微笑みを投げかけて、ミハエルがエマの手を取り、その甲に口づけをする。
『貴方と共に希望の旋律を奏でましょう』
 紡がれる魔術真名。
「行きます!」
 二人の詠唱が終わったことを確認してからリチェが九字の衝撃波を放つ。それは数メートル離れた地面に着弾し、大きな音と砂埃を跳ね上げた。
 訪れる、一瞬の静寂。そして――
 ガサ……ガサササッ!
「来たか……!」
 辺り一面の草が一斉にざわめきたち音を立てる。
 草が揺れているのか?
 否、その下の地面が動いているのである。
 ズザッ!
 着弾地点の周りの地面からいくつかの細長い影が貫くように伸びる。
 言うまでもない、ドレインワームである。
「現れたな!」
 その姿を見るや否やシリウスが一気に距離を詰め、地面を蹴る。
「エッジスラスト!」
 飛び込みざまに振るわれた剣がワームの一匹を両断した。
「シィは後ろにいろよ?」
「……」
 シルシィに一言告げてからいち早く飛び込んだシリウスを追うようにマリオスが駆ける。
「まずは出てきた敵を集中攻撃するぞ!」
 シリウスの攻撃は素早くかつ、強力であったが代わりにいささか隙が大きかった。
 脅威に気付き、シリウスへ頭を向けたワームの一匹をマリウスが叩き落す。
「一体ずつ的確に行きましょう!」
 地面に落ちたその胴体をツバキの鎌が両断する。
「よし、まずは一体倒したわね!」
「ニャニャ!」
 猫の本能が理性よりも強かったのか、サザーが細長い体をよじるワームの半身に飛びかかる。
「あ、こら、サザー! 生きてるワームを攻撃しなさーい!」
 自由な相棒の行動を叱るツバキ。しかし――
「ニャニャー!!」
「え、嘘。まだ生きてる?」
 体を中途から完全に切断されたにもかかわらずワームの頭は今なおサザーに噛みつこうと身を振り回している。
 それを至近距離でじゃれあう様にいなし、最後は地面に叩きつけて頭を潰すザサー。
「ビックリしたニャア……」
「あ、別に生きてる事に気付いてたわけじゃないのね……」
 褒めようと口を開くもどうやら偶然だったらしいことに呆れ声がツバキの口から吐いて出てくる。
 それにしても聞いていた以上の生命力である。
「……落ち着いている暇はないぞ! そちらへ群れが向かった! 囲まれる前に引け!」
 目に見える範囲の敵の位置を確認しながらローザが前線の者たちに叫ぶ。
「退くぞ!」
 ローザの警告に従って一斉に駆け出す浄化師達。
 その背に向かって数匹のワームが飛びかかってきた。
「いやー! 来ないで下さーいっ!」
「邪魔よ……」
 宙を舞うワームたちを唯月の風の刃とシルシィの呪符が叩き落す。
「今のうちに数を減らすよ! プロージョン!」
 地面に落ちたワームを瞬の魔力弾が追撃し、完全に息の根を止める。
 先ほどの生命力からして駄目押しのとどめをしておかなければじり貧だという判断である。
「……一先ず波は引いたかな?」
「ああ、とりあえず近場にはいなさそうだ。そこかしこで様子を窺っているがね。なかなか厄介な相手だ」
 辺りの草むらを索敵しながらローザが答える。
「通常サイズのミミズは全然平気ですが……は、迫力が……」
「あまり良いものではないねぇ」
 ポリポリと頭をかきながら苦笑いを浮かべる瞬。
「とりあえず今みたいな押し引きを繰り返していくような形になるか?」
 周囲を警戒したままネヴィルが問いかける。
「そうなりますね。なかなか気の抜けない戦いになりそう……です!」
 群れから離れ、単独で飛び込んできたワームを宙で切り裂くリーゼ。
「フン、くそったれなベリアルを好きなだけ殺せるんだ。いい気分だろ」
 落ちた頭を斧で潰し、ジャックが不敵に笑った。

●危機
「ん? あれは……」
 ワームとの攻防を何度も繰り返しかなりの数を狩り取り、すでに時間は昼過ぎ。
 しばらく草原を進んだところで、アリアがふと少し離れた所にある不自然な箇所に気付く。
 些細な違和感と言えば些細な違和感だった。
 そこだけ生い茂っているはずの草がなく、ぽっかりと穴が空くように空間が開いていた。
(草が枯れている……というよりは、何かがそこに倒れている?)
 そこまで考えてからその可能性に思い当たる。
(あ、もしかしてあそこに……)
 犠牲になった人がいるのではないだろうかとアリアは思い至った。
「とりあえずこの辺りはこんなところかしら? 少し先に進みましょうか」
 ツバキの言葉に他の浄化師達も同意する。
 この辺りのワームは大体狩りつくしたのが、敵の出現頻度は目に見えて下がっていた。
「それでは行きましょう」
 浄化師達が足を進めだしたのを見て、アリアは小走りにその空間の方へ向かう。
 距離はほとんど離れていない。たかだか数歩分横に逸れればたどり着ける場所だった。
「えっと……」
 草をかき分けその空間にたどり着くと、そこにはやはり犠牲となった男性の死体が倒れていた。
「うっ……」
 ワームに食い荒らされおおよそ見れるような状況ではない。
(せめて何か遺品を……)
 直視しないように気を付けながら恐る恐る手を伸ばすアリア。そして、男性の胸元についていたペンダントを掴み取る。
 しかし、それはやってはいけない悪手だった。
「――!」
「え!?」
 男の遺体の下からドレインワームが突如現れアリアのその腕に体を伸ばす。
 目を逸らしていたアリアは反応が一瞬遅れ、腕にワームの牙が突き刺さった
「あぐっ!」
 腕に走る鋭い痛みと、同時に電流のように全身に広がる衝撃。
(麻痺毒……!)
 気付くがもはやアリアに出来ることはその場に倒れ伏す事だけだ。
 ザザッ
 近くの地面から次々と新たなドレインワームが顔を出す。
 アリアとて浄化師。一般人に比べれば麻痺でも体は動くし、ドレインワームの牙も致命傷には至らない。
 だが、さすがに数に囲まれるのはマズイ。
「――!」
 飛びかかってきたドレインワームに覚悟を決め、ペンダントを握る手に力を籠めるアリア。
「させはしない!」
 しかし、そこへ割り込む鋭い声。
 後方から飛び込んできたミハエルの鎌がワームをはるか後方へ吹き飛ばす。
 新たな侵入者に色めき立つドレインワーム達。
「クロス・ジャッジ!」
 ミハイルに気を取られた後ろからエマがワームの身を十字に引き裂く。
 いかにワームの生命力が高いとはいえ、縦と横で4分割までされてしまえば一たまりもなかった。
「大丈夫ですか、アリアさん!」
「何とか……」
 エマに手を引っ張り上げられ何とか立ち上がるアリア。
「今回復しますね……天恩天賜……!」
 リチェの杖から癒しの力が注がれアリアの傷が癒えていく。
 見るといつの間にか周りには他のメンバーも全員集まってきていた。
「俺は放っとけっつったんだがな。死にたい奴は死なせときゃいい」
「うぐっ……」
 ネヴィルに嫌味を言われても言い返せない。今回の落ち度は完全に自分にある。
「二人とも、反省会は後にした方が良さそうだ」
 剣を構えてシリウスが告げる。
 目の前にあるのは犠牲となった男の死体。
 そして、それに群がるおびたたしい数のドレインワームの群れだった。
「これは……巣、かしらね?」
「あるいは餌を求めて周囲の個体が全て集まってきた結果かもしれませんね」
 ツバキの呟きにマリウスが答える。
「どっちにしろ確かなことはぶっ殺すべき敵が余るほどいるってことだ」
 スッと一歩前に出てローザに手を差し出すジャック。
「ま、ここが正念場か」
 意図を察してその手を取るローザ。
『己の為に利用せよ』
 互いに詠唱を唱え魔術真名を使用する。
 それと同時に――いや、正確にはそのわずか一瞬前にドレインワーム達が飛び出してくる。
「ちっ! おら、こっちだ、ミミズども!」
 ネヴィルが人形を操作し、自分たちとは違う方向にある地面に叩きつける。
「――!」
 激しい音と、そして人型のシルエットに何匹かのワームが気を取られそちらの方向へと進路を変える。
「くそったれ! あとは任せるぞ!」
 しかし、その行動で肝心の武器を手放すのだからネヴィル自体は無防備である。
 そこへ身を躍らせワームたちの進路にリーゼが身を乗り出す。
「はぁ!」
 ワームの体を切り裂くリーゼ。しかし、殺しきれなかったのかワームの上半分がリーゼの体にまとわりつく。
「ぃやあああっ! は、離しなさっ……くっ!」
「わお! リーゼたんのセクシーシーン!」
「言ってる場合か! お前も逃げるんだよ!」
 急に興奮し始めたギルの首根っこをつかみネヴィルが走る。
 そして、リーゼへさらに迫る新手のワーム。
「くっ、これしきのことで負けませんっ!」
 剣を構えるが、当然動きは悪い。
「どいてろ、邪魔だ!」
 ジャックの振り下ろした斧が飛びかかったワームを粉砕する。
「リーゼさん!」
 そこへ駆けつけたエマの剣がリーゼに絡んでいたワームをはぎ取り、突き飛ばす。
「撤退しましょう! 後衛の方から距離を取ってください!」
 そのワームを叩き潰しながらミハエルが叫ぶ。
「そうね、これ以上は危ないわ。もう退きましょう」
「ニャア!」
「しばらくは時間稼ぎよ。いいわね、サザー?」
「まっかせるニャ!」
 ツバキの言葉にキッと珍しく真面目な顔をしてサザーキアが拳を構える。
「あら、素直。いつもそうならいいのにね」
「ニャニャ!」
 いかに敵が多数と言えども彼らも腕のいい浄化師である。体勢さえ整ってしまえばそうそうドレインワームの群れなどに後れは取らない。
「よし、もういいよ!」
「下がってください! 援護します!」
 ある程度距離を取ったところで唯月や瞬達後衛陣が振り返り、援護射撃を撃ち前衛のジャック達に合図を送る。
「はぁ! ……実際キリがない、退くぞ」
「お前らは先に行け。俺はここで足止めする」
 シリウスの提案にジャックがそう答える。
「……だが」
「いいから、早くいけ! 別に俺だって死ぬつもりはねぇ! ただ、適任なだけだ」
 撤退時に最も危険なのは当然ながら背を向け逃げるところを追撃させることだ。
 ワームの群れを完全に押しとどめるには遠距離の援護だけでは心もとない。
 だから彼は殿を務めてここで押し留めようと言うのだ。
「わかった。武運を祈る」
 ここでこれ以上問答をしても、逆に危機を伸ばすだけだと判断したシリウスはジャックの意思を尊重して後方へ走り出す。
 それに伴いジャックを残し他の者たちも前線を引き下げて駆け出す。
「ヘイリー……」
 ローザが援護射撃を行いながら人知れず――いや、己でも気付かぬうちに唾を飲み込む。
 彼が何の役割を担ったのかは分かっている。
 彼には適任だと思ったし、彼のタフさならそれを間違いなく成し遂げるだろうという信頼も確かにあった。
 それでも。
 ローザの胸に残る一抹の感情が「不安」だとは彼女自身まだ気付いていない。
「おおおおお!」
 ジャックは一人敵の集中攻撃を受け、何か所か噛みつかれながらも最後の意地で斧を振るい数匹のワームを叩き潰す。
「――!」
 その奮戦と後方の援護があってなお、まだ忍び寄るワームたち。
「フン、こんなところでお前らと心中するつもりはさらさらねぇんでな!」
 そう毒づき、グッと足に力を込める。
「鬼人の膂力、なめんじゃねぇぞ……!」
 言って込めた力を一気に開放し、地面を蹴り大きく跳躍する。
 その跳躍はすさまじく、後衛のいた位置も飛び越え一気に後方へと跳んで行った。
「――?」
 地面に走る衝撃と音。それは幸いにもドレインワーム達に対する攪乱にもなった。
 大きな音を立ててその場から高速で離れたジャックをワーム達は見失ってしまったのだ。
「よし、今の内です! 撤退しましょう!」
 ジャックが危機を脱したのを確かに確認してからミハエルが叫んで踵を返す。
 それに反対する者は一人もいない。
 浄化師達は全力でその場を離れるべく駆けだした。
 そして――
「……なんだ、意外と元気そうだな。命拾いしたな、ヘイリー」
 いつもと比べると少しふらついている様子だったが何とか並んで走るジャックに近づいて、ローザが無邪気な少年のように笑う。
 彼女は普段通りのからかう様な、おちょくった笑みを浮かべているつもりなのだろう。
「……ふん、俺があんなので死ぬ様なタマに見えるのか?」
 その笑みにつられ、ジャックの口の端もほんの少しだけ上がってしまったが、幸いにもそれに気付く余裕のある者はどうやらいなさそうだった。


地に潜む
(執筆:三叉槍 GM)



*** 活躍者 ***

  • ローザ・スターリナ
    今はただ、任務を全うするだけだ
  • ジャック・ヘイリー
    戦う理由を他人に求めるな

ローザ・スターリナ
女性 / ヴァンピール / 悪魔祓い
ジャック・ヘイリー
男性 / 生成 / 拷問官




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2018/04/09-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[23] ローザ・スターリナ 2018/04/14-23:20

>班を分ける
すまない、言い出した本人がこんな事を言うのは悪いが…文字の余裕は取れなくてな。
今回は人数も多いし、班を分けなくともなんとかフォローし合えるだろう。
班分けについては、忘れておくれ…。  
 

[22] リチェルカーレ・リモージュ 2018/04/14-22:33

>撤退の合図
合図をしていただけるとありがたいです。ミハエルさん、お願いしてもよろしいでしょうか?
>回復
はい、がんばります。体力の減ってきた人を優先で、回復しますね。
回復しなくてよい時は、九字での通常攻撃をしたいと思います。
>すること
余裕があれば、なんですが。亡くなった方の遺品とか…持って帰れたらなと…。
あ、もちろん無茶する気はありませんので。  
 

[21] シルシィ・アスティリア 2018/04/14-22:07

>撤退の合図
ミハエルさんにお願いできるなら。
わたしは、いいと思う。

>殿
そうね。天空天駆を使用して離脱というのはいいかもしれない。
でも、気をつけて。
石を投げるのはやってみる。

>班分け
そうね。人数増えたから…。
でも、これから分けるのは時間が足りないかも?
大まかに4組ずつ分かれる、で通るなら…。
ごめんなさい。わたしは文字数が足りなさそうだから。
やるなら、書いてもらえると助かるけど…。  
 

[20] ローザ・スターリナ 2018/04/14-21:53

連投になってすまない。

撤退の際、石を投げるなどして他の場所に振動を起こした方が良いかもしれないね。
石で起こした振動をメインと考えたいが、撤退の成功率を高める為にも、ヘイリーにはそのまま殿をやろうかと思っている。
皆が無事に戻ってこられるように…ね。  
 

[19] ローザ・スターリナ 2018/04/14-21:31

今回は撤退も行わねばいけないという事で、私達が殿を請け負おうかと思っている。
また、撤退の合図後に魔術真名を使用する事で少しでも時間を稼げたら、と思う。

半鬼とはいえ、ヘイリーはデモンだからな。
ある程度の撤退が完了したら、天空天駆を使用して戦場から離脱を行う事が可能だ。
ただし、その際は遠距離攻撃が可能な人に支援して貰えると助かるよ。  
 

[18] 杜郷・唯月 2018/04/14-21:25

わ、人数揃っていたんですね。
皆さん改めてよろしくお願いします!

>切り上げるタイミング
ではわたしも明るいうちに、で賛成です。
出来る限り沢山倒せるように……その、頑張ります、ね!  
 

[17] ローザ・スターリナ 2018/04/14-20:28

どうやら、フルメンバーで討伐を行える様だな。頼もしいよ。
皆、よろしく頼むよ。

これだけ揃っているのなら…大まかに4組ずつ分かれてフォローし合うのは良いかもしれないね。
A班とB班という形にするか、班分けをせず戦闘をするか……。何方が良いだろうか?

>切り上げタイミング
「時間」と「残り体力」に賛成、かな。
ミハエルさんは合図の旨を入れてくれるのか、助かるよ。お願いしたい。  
 

[16] ツバキ・アカツキ 2018/04/14-19:47

全員揃ったのね、良かったわ
改めてヨロシクね

じゃあ切り上げタイミングはお願いしていいかしら
戦闘は無理しないで、出来る範囲で倒すことを考えるわ  
 

[15] エマ・シュトルツ 2018/04/14-18:25

エマ:
8組揃いましたね。
改めてよろしくお願いします。

>切り上げるタイミング
足場が悪いうえに暗くなったらもっと危険ですから、私もアスティリアさんの言うように明るいうちに戻れたらと思います。

ミハエル:
戦闘に集中するとつい時間の経過を忘れがちになってしまいますから、私が『皆様の疲労具合や時間の経過などをみて撤退の合図』をしようと思うのですがどうでしょうか?  
 

[14] シルシィ・アスティリア 2018/04/14-17:32

全員揃ったのね。リチェルカーレさん、シリウスさん。
どうぞ、よろしく。

>切り上げタイミング
ああ、そうね。時間で区切ることもできる。
どれ位戦闘を継続できるかは分からないけど。昼間のうちに行って戻れたほうがいいと思う…。

ん、撃破数、残り体力、経過時間に注意し、深追いせずに撤退、とか…?
…欲張り過ぎ?

>回復
平均的に敵の攻撃がくるとは限らないから。
減りすぎた人を回復してもらえたら助かるかも。
もちろん、自分とパートナーさんを最優先してくれて構わないから…。  
 

[13] リチェルカーレ・リモージュ 2018/04/13-23:02

ぎりぎりでの飛び込み、失礼します。
リチェルカーレです。パートナーはシリウス。
アライブは陰陽師と断罪者です。
どうぞよろしくお願いします。

ここまでの流れは読みました。
事前調査、いいですね。
足元が悪そうですし、地形のことがわかっていればこちらも用心できますもの。

>切り上げタイミング
「どのくらい倒したら」とするか「残り体力」で決めるか。
それとも「時間で区切る」か…でしょうか?
あ、わたし回復使えます。お役に立てそうですか?  
 

[12] シルシィ・アスティリア 2018/04/13-07:28

人数、増えたのね。良かった。

リーゼさん、杜郷さん、泉世さんに、エマさんとミハエルさん。
どうぞ、よろしく。

>切り上げるタイミング
わたしは、どのくらい消耗したら、かと思ってたけど…。
例えば、HPが半分になったらとか…?回復できるひとは、いる?  
 

[11] エマ・シュトルツ 2018/04/13-04:40

飛び込みの参加失礼します・・・!
エマ(断罪者)とパートナーのミハエル(墓守)さんです。
初めましての方は初めまして。
そうでない方は今回もよろしくお願いします、ね。

前衛&前衛のペアなので残念ながら範囲攻撃スキルを持ちませんので私達も慎重に動きたいと思っています。

事前調査、私も賛成です。
私達は戦闘関連でプランが埋まりそうなので調査される方はどうぞよろしくお願いします(ぺこり)

敵は無数に出現するようですが、皆様は任務を切り上げるタイミングはどのように考えていますか?
慎重にという意見が多いので『一定数倒したら深追いせず撤退する』という認識で大丈夫でしょうか?  
 

[10] 唯月・杜郷 2018/04/13-01:46

えっと、あの……こんにちは
わたし、杜郷・唯月、占星術師……。
隣の方は泉世・瞬さん……狂信者、です……。
よ、よろしくお願いします……っ  
 

[9] リーゼ・アインベルク 2018/04/13-00:09

リーゼ・アインベルクです。
皆様、よろしくお願いいたします。

ドレインワームの生息地帯の前調べは私も賛成です。
実害の起こった案件ですから、依頼の指示書などにも情報が記載されているかもしれませんね。
その辺りもチェックしようと思います。  
 

[8] シルシィ・アスティリア 2018/04/12-22:39

アリアさんも、どうぞ、よろしく。

>ミミズ沼の詳しい状況を集落で聞く
そう?なら、先に集落へ寄ってみる。
聞くのは、『ミミズ沼』周辺の地理とドレインワームの出る範囲。
他には、何か聞くことはある?
ああ、でも、聞きたいことがあるなら、一緒に行くのもいいかもだけど。

>振動を利用
石を投げるというのはできるかも。
別々で固まるなら、そうね、片方が危ない時もう一方が気を引けるかも。
でも、近距離と遠距離で大丈夫…?
もう少し人数が増えると言うこと無いけど。  
 

[7] アリア・セレスティ 2018/04/12-00:00

アリア・セレスティです。
よろしくお願いしますね。

1体1体は大したことないみたいですが……私も範囲攻撃、遠距離攻撃がないので、慎重に行動しようと思います。  
 

[6] ローザ・スターリナ 2018/04/11-23:53

麻痺毒は特に警戒するべきだろうな…。
ああ、固まって行動する事に異論はないよ。
麻痺毒になって身動きが取れなくなっても、カバーし合える位置に居ればなんとかはなるだろう。
移動もこまめにした方が良さそうだ。…足場は心配だけれども。

振動を利用し、錯乱…。もし近距離と遠距離別々で固まる場合は、何方か余裕がある組が行えばかく乱できそうだね。
もしくは……石等を投げて遠くへ誘い出す等も…。ふむ。

>ミミズ沼の詳しい状況を集落で聞く
ふむ。それは良い手かもしれないね。
多少なりとも情報を貰えれば、討伐の効率も良くなるだろう。  
 

[5] シルシィ・アスティリア 2018/04/10-21:04

実際、厄介…。
敵の数は無数。振動を感知して、集団で襲う。地面の下を移動。麻痺毒。しぶとい生命力。
足場は良くない。地面近くの見通しは悪い。

…身動きの取れなくなった獲物を集団で囲い込む、だから。
そうね。
ツバキさんの言うように、何人かで固まって動いて。
出てきた敵を集中攻撃、囲まれないように移動とか…、どう思う?
…振動を利用して、撹乱するとかできたらいいのかもしれないけど…。

…『ミミズ沼』の周辺地域といっても広そう。
どの辺りからドレインワームが出るのか、集落で聞いてみるとか?
(ちょっぴり首を傾げつつ)  
 

[4] ツバキ・アカツキ 2018/04/09-21:55

ツバキよ、ヨロシクね
ワタシは墓守で、パートナーのサザーは魔性憑きよ

敵に限りがないんじゃ、無理はできないわね……
数人ひとかたまりで動けるならベストかしら?  
 

[3] ローザ・スターリナ 2018/04/09-21:48

ヴァンピールの悪魔祓い、ローザ・スターリナだ。
契約相手はデモンの拷問官、ジャック・ヘイリー。
よろしくお願いするよ。

私達は一応実戦経験はあるが…今回の様に大量の敵と戦うのは初めてな上、範囲攻撃等を持ち合わせていないからな……。
こちらも、なるべく慎重な行動を心掛けようと思う。  
 

[2] シルシィ・アスティリア 2018/04/09-21:27

シルシィ・アスティリア。陰陽師。
パートナーは、マリオス・ロゼッティ。断罪者。
どうぞ、よろしく。

…どう繕っても新人だから。慎重に行動するつもり。