雲雀姫は煉獄にて歌う
普通 | すべて
6/8名
雲雀姫は煉獄にて歌う 情報
担当 春夏秋冬 GM
タイプ EX
ジャンル 戦闘
条件 すべて
難易度 普通
報酬 通常
相談期間 5 日
公開日 2019-12-26 00:00:00
出発日 2020-01-03 00:00:00
帰還日 2020-01-11



~ プロローグ ~

 それは魂へと響く歌声だった。
 空に届くような清んだ音色は、聴く者の心を蕩けさせる。
 蕩けた心は、現実から夢の世界に導かれ、心地好き微睡みに沈んだ。 
「好き夢を」
 夢の世界に導いた歌い手は、地面に倒れ込み、眠る人々に優しく囁く。
 それは子守歌を聞かせる母親のような温かさがあった。
 たとえ、殺すために意識を失わせるものだったとしても。
 安らかな表情で眠る人々を見ながら、歌い手は小さくため息をつく。
(まだ、殺さなければいけない……)
 それは悔恨や苦痛からではなく、疑問を抱いているから浮かぶ思い。
 人ならざる歌い手は、疑問を抱きながら人を殺し続けていた。

 歌い手は、人外である。
 されど美しかった。
 年の頃は30代、種族はヒューマンに見える。ステージドレスを身にまとい、彼岸花の髪飾りを付けていた。
 艶のある黒髪を腰の辺りまで伸ばし、背には雲雀の翼を広げている。
 彼女の名は雲雀姫。彼女自身が名乗った訳ではないが、歌い続けている内に、いつの間にか呼ばれるようになっていた。
 スケール4べリアルである彼女は、本来ならば全身甲冑のような姿をしている筈だが、取り込んだ魂の生前の姿を真似る特殊能力『シェイプシフト』により人に近い姿をしていた。
 シェイプシフトは、エレメンツの魔力探知ですら見破れない擬態精度を誇るが、その代償に能力の低下を招いてしまう。
 それでも彼女は今の姿を好み、ベリアルとしての姿を封じていた。

 なぜなら彼女は、べリアルとしての自分が好きではなかったからだ。

 生物を殺し魂を蓄える内に、明確な自我と知恵が生まれて来た彼女は、いつしか思うようになっていた。

 ――なぜ私たちべリアルは、生き物を殺すのだろう、と。

 生き物を殺すことに、彼女は嫌悪感や罪悪感を抱いている訳ではない。
 ただ、かわいそうだな、と思っていた。
 死ぬのは苦しくて恐ろしいのだろう。殺す時は皆、苦痛と恐怖を顔に浮かべていた。
 それが彼女は不満だった。
 べリアルである彼女は本能として、生物を殺し魂を取り込まなければ、という欲求を抱いている。
 それを否定する気は、彼女には無い。
 けれど、だからといって苦痛や恐怖を感じさせるのは、違うと思っていた。
 殺したい。でも苦しめたり恐ろしい目に遭わせたくはない。
 その思いを抱きながら、生物を殺し続けた。
 殺して殺して殺して、殺し続け――
 なぜ? と浮かぶ疑問は積み重なる。
 そうする内に、少しずつ感情が摩耗し、虚ろな感情のまま生物を殺していった。

 だが、今は違う。
 安らかな気持ちと、焦がれる想いを胸に生物を殺している。
 それは、あるべリアルと出逢えたからだ。
 彼の名は、ギガス。もっとも強力な3体のべリアルの1人。3強たる彼は、彼女に声を掛けた。

「励んでいるな」
「ギガスさま!」
 背後から掛けられた声に、雲雀姫は片膝をつき平伏しようとする。
 それをギガスは手で止めると、続けて言った。
「以前よりも、魂を多く取り込んだようだな。善き哉。このまま魂を取り込み続ければ、近い内にスケール5べリアルへと進化できるだろう」
「本当ですか! では――」
「うむ。あの御方から言葉を賜る日は近い。励むが善い」
 ギガスの言葉に、雲雀姫は夢見るような表情を見せる。
「ああ、もう少し……あと少しで、私が生まれた意味を、存在理由を直々に賜ることが出来るのですね」
 それは雲雀姫の疑問の答え。なぜべリアルは、生物を殺し続けるのか?
 それを造り手たる創造神から告げられることを意味していた。
 全てのべリアルは、スケール5にまで進化すれば、創造神から直接言葉を掛けられる。
 それにより自分達が生まれてきた理由と存在意義を知り、べリアルとしての名を与えられるのだ。
「スケール5べリアルへと進化すれば、あの御方より名を賜り、主の疑問にも応えて下さるだろう。だが――」
 ギガスは視線を、村の入り口の方向に向けながら続ける。
「滅ぼされれば、それは叶わぬ。浄化師達が来ているようだ。逃げるか?」
「いえ」
 返事は即座に。雲雀姫は言った。
「私の望みを阻む者が居るというなら、逃げません。苦痛を感じさせることなく、殺してみせます」
「そうか……だが、心せよ。浄化師は、強い。シェイプシフトを使っている今の主では、容易い相手ではない。それでも、シェイプシフトを解く気はないのだな?」
「はい。これが私のやり方ですから」
 決意を込めて返す雲雀姫にギガスは返す。
「善き哉。その在りよう、あの御方も喜ばれるだろう。戦い殺せ。叶わぬなら、滅ぼされるが良い。その果てに、あの御方は必ず受け入れて下さる」
「はい」
 夢見るような声と表情で、雲雀姫は応えた。

 そんな状況で、アナタ達は現地に訪れました。
 アナタ達は雲雀姫が出現したという情報を受け、それにより発令された指令に参加し、この場に訪れています。
 村外れの、休耕状態の畑に人々を眠らせている雲雀姫と、離れた場所に居るギガスを発見した状況です。
 指令で受け取った情報では、雲雀姫だけだったので、どうするべきか迷い、動きが止まっています。
 そこに、雲雀姫は魔力を乗せた歌を響かせました。
 睡眠効果のある歌は、聴いた者を幸せな夢に落とします。
 この歌を聞いたアナタは――?


~ 解説 ~

○目的

雲雀姫の討伐。

○状況

村外れの休耕畑に、雲雀姫とギガスが居ます。

浄化師と雲雀姫の距離は30m程度離れた状況から始まります。

雲雀姫から10m離れた場所には、眠らされた村人達が数10人居ます。

ギガスは、それらから10m以上離れた場所で事態を傍観しています。簡略図は以下の通りです。


ギガス


雲雀姫  村人


浄化師

○流れ

戦闘などの流れは以下の通りです。

1 雲雀姫とギガス発見。

2 雲雀姫の歌を聞き、幸せな夢に落ちます。パートナーと夢の中で繋がった状態になりますので、そこから現実に戻るプランをお書きください。

3 現実に戻り戦闘開始。雲雀姫を討伐できれば勝利。

○戦場

休耕畑です。雑草が生えており、若干足場は悪いですが、移動などに制限は掛かりません。

○敵

雲雀姫

スケール4べリアル。

攻撃手段

魔唱 魔力を乗せた歌

効果 睡眠

範囲 本人を中心に50m 20%の確率で睡眠。魔力防御が高いほど確率は下がります。寝ても誰かに起こされれば次のターンから行動可能。

魔翼の刺し羽 背中の翼から無数の羽を放つ。刺されると体力が削られるが、傷も痛みもない。

効果 ダメージ中 体力が1ケタになると30%の確率で睡眠

範囲 前方 3×3マスの範囲攻撃

素手 身体を使った攻撃

効果 ダメージ大

範囲 1マス

ギガス

3強の1人。

攻撃手段など不明。

○味方NPC

セパル&ウボー&セレナ

魔女と浄化師2人です。皆さんの指示通りに動きます。

序盤では、皆さんが夢に落ちている間に敵と交戦し、起きるまでの時間を稼ぎます。

○その他(PL情報)

雲雀姫は眠らせた村人を人質に取ったりなどはしません。ギガスも同様です。

雲雀姫を倒し魂を開放すると、魂が空に消える前に、留まる場合があります。魂は喋れませんが、それ以外は可能です。

ギガスに攻撃することも、話し掛けることも可能です。何か応える場合があります。ギガスは最終的には、その場から去ります。積極的に攻撃も反撃もしません。基本的に傍観しています。

以上です。


~ ゲームマスターより ~

おはようございます。もしくは、こんばんは。春夏秋冬と申します。

今回は、エントランスで頂いたリクエストを元に作ったエピソードです。

そこに他の方達にも参加していただけるよう、ボスべリアルの1人も登場させる内容になっています。

幸せな夢に落ちた後、パートナーを夢の中で叩き起こすも良し。現実に引き戻すように起こすも良し。

目が覚めれば戦闘で敵を倒し、魂を開放。魂との別れをすることもできます。

そしてボスべリアルが気になる場合は、手を出してみることもできる内容になっています。

それでは、少しでも楽しんでいただけるよう、判定にリザルトに頑張ります。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

ショーン・ハイド レオノル・ペリエ
男性 / アンデッド / 悪魔祓い 女性 / エレメンツ / 狂信者
家族、か…
俺には無縁だが…いや、無縁ならコメントするのは無粋か

セパルに村人の護衛を頼む

…ショーン?誰の事だ?
…何を言い出す?
欺瞞?艱難辛苦?侮辱?
そんなものなんてある筈が…
…いや
分かります。…分かっています
…この夢は苦労や努力を重ねてようやく手に入れられたもの達への全否定だ
ぬるま湯に浸かって間抜けた顔してちゃ面目丸つぶれですよ

リングマーカで命中向上、ピンポイントショットで攻撃
雲雀姫が歌い出すようならソニックショットで撃ち抜く
眠る仲間がいるなら頬を叩いて起こそう

おい。そこのでかいの
最期の別れを邪魔するなら野暮が過ぎるってもんだ
暇つぶしが欲しいならアンデッドの腕一本もぐ遊びぐらいは付き合うぞ
リチェルカーレ・リモージュ シリウス・セイアッド
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ヴァンピール / 断罪者
リコちゃんの、お母さん…?
そんな と言いかけるけども ぎゅっと口を閉じ
ーリコちゃんと、お母さんのために わたし達にもお手伝いをさせて
どうか魂の解放を

>夢
…おとうさん?
数年前に亡くなった父に気付き 抱きつく
変わらない笑顔に涙が滲む
喘ぐようなシリウスの声に気付き 顔を上げる
ああ これは夢なのね
お父さん わたし達帰らなくちゃ
どうか見ていて 
最後にもう一度抱きついて 泣きそうな笑顔

>戦
セパルさん 村人さん達をお願い!
魔術真名詠唱
頑張ろうね シリウス
浄化結界と禹歩七星
天恩天嗣3と四神浄光・参で適時回復
シアちゃん達と連携 効率よく
余裕があれば鬼門封印で支援

綺麗な歌 だけどとても悲しい
どうかどうか リコちゃんにお母さんを返せるように
リコリス・ラディアータ トール・フォルクス
女性 / エレメンツ / 魔性憑き 男性 / 人間 / 悪魔祓い

故郷の村、自宅にトールを連れて帰る
パパ、ママ、リヒト、カノン、ただいま!
前にお話しした私のパートナーを紹介するわ
さ、トール入って
家族とトールで団欒
とても幸せだけど、どこか違和感
ねえトール、おかしいと思わない?
だって、初めて出会った時、私につけたあだ名は何だった?
これは幸せな夢よ
私の家族は、本当はもういないの

目覚めた後魔術真名詠唱
前衛にて雲雀姫と対峙
戦踏乱舞Ⅱで支援しつつ攻撃
近くの味方が眠ったら軽く蹴り起こす
哀れな小鳥さん…いいえママ
今解放してあげるからね

戦闘後
魂に手を伸ばし
さよならママ
そして今度こそさよなら、ララ・ホルツフェラー
私があなたを忘れても、トールが覚えていて、名前を呼んでくれるから
アリシア・ムーンライト クリストフ・フォンシラー
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / アンデッド / 断罪者
あれが雲雀姫…
リコちゃんの方を見て頷き
私にできるのは…リコちゃんの覚悟を、お手伝いすること、です…

歌?
綺麗な歌声
夢の中
私はお姉ちゃんと一緒に
うちの主治医の先生のところへ行って
そこの息子さんと…遊んで
楽しくて、幸せで…

クリス…いえ、いいえ
私は、遊びに行ったことは無かった、はず
これは、夢
こうだったら良かったのに、そう思ってしまった、私の

目覚めて
クリスも、そう思ってくれました?
返事にふわっと微笑んで

はい、雲雀姫を、止めましょう…

魔術真名詠唱
リチェちゃんと協力して浄化結界を皆さんに
睡眠には四神浄光・参で対応
体力回復しながら隙を見て禁符の陣で雲雀姫の拘束を

どうしてベリアルは…元に戻せないのでしょう、ね…
ルーノ・クロード ナツキ・ヤクト
男性 / ヴァンピール / 陰陽師 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
■夢
ナツキは孤児院の皆と過ごす夢
しかし隣にルーノが居ない事に違和感、ルーノを呼ぶ
ルーノは現実では有り得ない、拒絶されず家族と過ごす夢
しかしナツキの声に思わず呼び返す

互いを呼ぶ声に気付き、それぞれの夢に別れを告げる
ナツキ:ごめん。俺、やらなきゃならない事があるんだ
ルーノ:…そうだった。私の居場所はここではない

■対雲雀姫
セパルは村人の護衛、他二人は雲雀姫対応を頼む

ルーノはSH11の回復とSH13の睡眠解除を重視
体力6割以下で回復、味方の回復先を確認し偏らないよう注意
味方が目覚めて接近する際はSH15で牽制

ナツキは前に出て敵を押さえる
味方の援護兼ねて、JM14で背面へ回り挟撃
素手攻撃はJM17で反撃
サク・ニムラサ キョウ・ニムラサ
女性 / ヴァンピール / 悪魔祓い 男性 / ヴァンピール / 陰陽師
キョウ:ベリアルがいますね。
サクラ:殺しましょう。
サクラ:死人がいるわ(村人)
キョウ:まだ生きていると思いますけど!
サクラ:歌が聞こえるわ。
キョウ:綺麗ですね。

【行動】
サクラ
あらら?別の場所に移動したわね。
あら?1人増えてる。変なの。
もう煩いわねぇ。
はいはい弾丸一発いきましょう。

ベリアルじゃなければとっても素敵な音なのに。
残念。
……村人を人質にとれば?やっぱり死んでる?

キョウ
移動じゃないですよこコレ。夢ですよ。
はいはい。早く起きましょう。
しっかして下さいよ!

ちょっとこういう夢は困りますね。
痛くない羽(それ)とか綺麗な歌とか。
サクラに届かないようにしないと。
サクラ!物騒な事言わないで!!


~ リザルトノベル ~

○雲雀姫は歌う
 雲雀姫を前にして『リコリス・ラディアータ』の心は静かだった。
 指令書で詳細を知ってから、すでに心は決まっている。
(ママを送ってあげないと)
 覚悟を抱く彼女を支えるように、『トール・フォルクス』は戦いの意志を固める。
 頼れるパートナーと共に、仲間と一緒になって、リコリスは雲雀姫の元に向け走る。

 そんな彼女を、並走する仲間達は気に掛けていた。

(家族、か……)
 ホーンテッドライフルの装填を確認しながら、『ショーン・ハイド』は思う。
(俺には無縁だが……いや、無縁ならコメントするのは無粋か)
 言葉を掛けるよりも戦いに集中し、同行するセパルに村人の護衛を頼む。
 その横で走りながら『レオノル・ペリエ』は雲雀姫を視認する。
(リコちゃんの母親ね……)
 戦いに赴く前、リコリスとのやり取りが心に浮かぶ。
「解放したいと願うのならそれでいい。
 ただ、理屈だけで人は生きてけないから…今日ぐらい泣いていいんだよ?」
 この言葉にリコリスは礼を返し、静かな決意を告げていた。
(リコちゃんの心が決まっているなら、私達は手助けしてあげないと)

 同様にリコリスのことを気に掛ける者は他にも。

「シリウス」
「ああ、分かっている」
 並走しながら『リチェルカーレ・リモージュ』と『シリウス・セイアッド』は雲雀姫へと向かって行く。
 指令を受け、リコリスと雲雀姫の関係を聞き、リチェルカーレは息を飲み、シリウスは気遣うように眉を顰めていた。
 事実を知り、悲しみを口にしそうになったリチェルカーレは、言葉を飲み込んだあと、優しく言った。
 ――リコちゃんと、お母さんのために。私達にもお手伝いをさせて。
 この言葉に柔らかな笑みを浮かべ頷いてくれたリコリスに応えるためにも、戦う意志を抱く。
(どうか魂の解放を)
 その気持ちは、シリウスも同じだ。
(――彼女を解放する。……邪魔はさせない)
 雲雀姫の後方に居るギガスに強い視線を向け、戦闘領域に近付いていく。

 同じようにリコリスを思いながら進むのは『アリシア・ムーンライト』と『クリストフ・フォンシラー』。

「あれが雲雀姫……」
 雲雀姫を視認し、気遣わしそうにリコリスに視線を向けるアリシア。
 彼女に同意するようにクリストフは言った。
「リコちゃんは覚悟が決まってるそうだから」
 アリシアは静かに頷き、返す。
「私にできるのは……リコちゃんの覚悟を、お手伝いすること、です……」
「そうだね。それが雲雀姫の魂を救うことでもあると思うよ」
 クリストフは決意を込め応えると、手にするアース・ファルシオンに力を込める。

 リコリスを気遣いながら、皆は戦場へと踏み込んでいく。
 その中で『ルーノ・クロード』は『ナツキ・ヤクト』を抑えていた。

「ナツキ。優先順位を間違えてはいけないよ」
「分かってる。けど――」
 ナツキの視線は、雲雀姫の後方で佇むギガスに。
「雲雀姫と戦ってる最中に、手を出してくるかもしれない。そうなったら、誰かが抑えないと」
「そうだね」
 ルーノは、リコリスに視線を向けた後、ナツキに返す。
「別れの時を邪魔させるわけにはいかないね。もしもの時は、身体を張ってでも止めよう」
「へへ、さすが相棒。やってやろうぜ」
 嬉しそうに返すナツキに、苦笑するように笑みを浮かべ応えるルーノだった。

 そうして皆は戦地へと跳び込む。
 敵は雲雀姫。その後方にギガス。
 右手の離れた場所に、眠りに落ちている村人達が居る。
 状況を確認しながら『キョウ・ニムラサ』と『サク・ニムラサ』は戦闘態勢を取る。

「ベリアルがいますね」
「殺しましょう」
 キョウの言葉にサクラは即座に返し、村人に視線を向け続ける。
「死人がいるわ」
「まだ生きていると思いますけど!」
「あら、そうなの? なら死なせないようにしないとダメねぇ」
 キョウのツッコミに、のんびりとした口調でサクラは返し、ショットライフルを構える。
 ほぼ同時に、美しい歌声が響いた。
「歌が聞こえるわ」
「綺麗ですね」
 聞き惚れる歌声に自然と言葉が零れ落ちる。

 その言葉が続くより速く2人は、そして仲間達は、夢へと落ちた。

○幸せな夢に囚われて 
「パパ、ママ、リヒト、カノン、ただいま!」
 幸福に包まれながら、ララはトールと共に、故郷の自宅に訪れていた。
「前にお話しした私のパートナーを紹介するわ。さ、トール入って」
「はじめまして、トール・フォルクスです」
 浄化師としてではなく、人生のパートナーとして、2人は家族に報告する。
「娘さん……ララさんを必ず幸せにします」
 笑顔を浮かべる家族は、2人を祝福してくれる。
 幸せしかないような、そんな時間が過ぎる。
 トールを心地好く迎え入れ、ララの家族は皆で団らんを過ごす。
 今この時が、完成された世界のように。
 幸福だけに、包まれていた。

 けれど魂が叫ぶ。
 ここは違う。自分が居るべき場所は、成すべき事は他にあると。

「ねえトール、おかしいと思わない?」
「違和感? ララ、何を言って――」
 ララは鋭く視線を合わせ、問い掛ける。
「だって、初めて出会った時、私につけたあだ名は何だった?」
「……あだ名?」
 それがカギとなる。
 ララの家族は笑顔のまま。
 偽りから真実へと帰還するために言葉を返す。
「そうだ……リコ」
 トールは告げる。
「思い出した。俺の祓魔人の名前は、リコリス・ラディアータだ」
 トールの言葉は夢の世界に罅を入れ、ララはリコリスとしての自分を取り戻す。
「これは幸せな夢よ」
 笑顔を浮かべる家族に別れを告げる。
「私の家族は、本当はもういないの」
 世界が砕ける。
 同時に覚醒する意識の中、トールは言った。
「目を覚まして戦わなければ」
 リコリスは頷き、現実へと2人で戻って行った。

 覚醒は、次々もたらされていく。

 平凡で、だからこそ平和な町。
 その町の中を、レオノルは必死に走る。
 視線は擦れ違う人々に向かい、探し人を求める。
 息を切らすほどに走り続け――
(……あの黒髪黒目の青年は?)
 ついにレオノルは見つけた。
「あ! ショーン!?」
 ここが夢の世界だと気付いたレオノルは、ショーンを目覚めさせるために呼び掛ける。
「……ショーン? 誰の事だ?」
 口調は穏やかに、けれど怪訝そうに返す。
 ショーンの様子に、レオノルは状況を理解する。
「そうか……アンデッドでもないし名前も違うのか……」
 夢の世界の事実に、レオノルは思う。
(平和なこの町で平凡に生きていて……幸せ……かもな……)
 けれど同時に、解っている。
「……それは違う、か」
 小さく呟き、現実へと帰還させるために言葉を掛ける。
「ショーン! 乗り越えた艱難辛苦を消し、欺瞞に満ちた平穏に何の意味がある!」
 その声の響きには、真摯にショーンを想う意志が込められていた。
 だからこそ、ショーンに響く。
「……何を言い出す?」
 頭痛を堪えるように眉を寄せるショーンに、レオノルは必死に続ける。
「それは自分への最大の侮辱だ! 分かっているだろう! ショーン・ハイド!」
 レオノルの呼び掛けに、夢の世界に罅が入っていく。
 明らかな異常。
 だがそんな物よりも、自分を真っ直ぐに見つめるレオノルの眼差しに、ショーンは現実を浮かび上がらせていく。
「欺瞞? 艱難辛苦? 侮辱? そんなものなんてある筈が……」
 否定の言葉は、最後まで口に出来ない。
 レオノルの呼び掛けと眼差しに魂を揺さぶられ、ショーンは全てを思い出した。
「……いや。分かります。……分かっています」
 意志を込め、ショーンは宣言するように言った。
「……この夢は、苦労や努力を重ねてようやく手に入れられたもの達への全否定だ」
 レオノルに向き合い、手に入れた現在の象徴でもあるレオノルと視線を合わせ、穏やかな口調で言った。
「ぬるま湯に浸かって間抜けた顔してちゃ面目丸つぶれですよ」
 レオノルと共に現実へと戻りながら、ショーンは戦意を高めた。

 夢に囚われることなく、皆は目覚めていく。

「……おとうさん?」
 数年前に亡くなった父に気付き、リチェルカーレは嬉しそうに抱き着く。
 変わらない笑顔に涙が滲み、そのまま幸せな夢に囚われそうになる。
 けれど、喘ぐようなシリウスの声に気付き顔を上げた。
「シリウス……」
 苦しげな彼は、1組の男女から視線を逸らせなかった。
(父さん、母さん……)
 やさしい声で自分を呼ぶ2人に、迎え入れてしまいそうになる。それでも――
(違う)
 シリウスは必死に、目の前の父母を否定する。
(生きていて欲しかった)
 叶うならば、どれほど良かっただろう。
(夢でもいい。会いたいと願った)
 切なる願いが、いま目の前にある。だけど――
(生きているはずがない)
 思わず後退る。
 離れていく我が子に、父母は寂しそうに笑う。
 離れたくない。触れたい。それでも、必死に否定する。
 苦しくても夢から醒めようとするシリウスに、リチェルカーレは幸せな夢よりも、彼を求める。
「行かなくちゃ」
 リチェルカーレは、静かに父から離れる。
(ああ、これは夢なのね)
 気付いた後でも、亡くなった父と会えた嬉しさは消えずに残る。
「お父さん、私達帰らなくちゃ」
 静かに見つめる父に、泣きそうな笑顔で別れを告げる。
「どうか見ていて」
 最後にもう一度抱きついて、シリウスを迎えに行くように走り寄る。
 苦しげなシリウスの、手に手を重ね繋ぐ。
 重ねられたリチェルカーレの手のあたたかさに、呼吸が戻る。
 繋いだ手に力を込めて、リチェルカーレはシリウスの父母に応えるように言った。
「シリウスのお父さんとお母さんも、見ていてください」
 リチェルカーレの声に助けられ、シリウスは両親を見る。
 声はどうしてもかけられず。
 けれど父母の、寂しそうな、それでいて送り出すような笑顔を見詰めながら、リチェルカーレと共に夢から醒めていった。

 穏やかな家族との夢。そこから醒めるのは、他の浄化師も。

(歌?)
 綺麗な歌声に導かれ、アリシアは夢に落ちていた。
 気付けば、姉に手を引かれ、主治医の先生の家に向かっていく。
 農村地帯唯一の診療所であるそこには、1人の少年が居た。
 少年は手を振りながら、いつものようにやって来た2人の姉妹を迎え入れる。
 同じように、小さな2人の姉妹は手を振って返した。
 いつものように。変わらず。
 3人で一緒になって、今まで何度も繰り返したように、遊んでいく。
 それは幸せで、楽しくて。
 ずっとここに居たいと思わせる喜びがあった。けれど――
(違う)
 アリシアとクリストフは、現実の過去を認めていく。
(クリス……いえ、いいえ)
 目の前の少年と視線を合わせ、アリシアは自分に言い聞かせる。
(私は、遊びに行ったことは無かった、はず)
 思い出すことの出来ない過去を、今までクリストフと共に繰り返してきた指令で得た経験を元に推測する。
 そして気付いた。
「これは、夢――こうだったら良かったのに、そう思ってしまった、私の」
 アリシアと同じように、クリストフも夢だと気付く。
(……アリシア?)
 訴えかけて来るように、自分を見詰める少女に視線を返しながら、クリストフは気付いていく。
(君はうちに来た事、あっただろうか?)
 小さな違和感。それを頼りに自覚する。
(幼なじみは1人だったはず……なら、これは――)
 気付けば2人は、少女と少年ではなく、現実の2人の姿になっていた。
「クリス、これは……」
「ああ、そうだね」
 アリシアに優しく笑みで返しながら、クリストフは応えた。
「そうだね、これは夢か幻だ。目覚めなければ」
 クリストフの言葉にアリシアは頷き、2人は夢から現実に帰還した。

 パートナーとの絆が、夢を醒ましていく。
 それは他の浄化師も同様だ。

(あれ? なんか変だな?)
 ナツキは、いつものように孤児院の皆と楽しく過ごしながら、違和感を感じていた。
「なぁ、誰か足らなくないか?」
 孤児院の皆に尋ねるが、笑顔で否定される。けれど――
「いや、違う。絶対、足らねぇって」
 半身が欠けたような違和感が、ナツキに違うと警告する。
「居るはずなんだ。絶対に」
 ナツキは必死に、孤児院を駆けまわる。
 居るはずの誰か。隣に居るべき相棒を探し続ける。
 探して探して探して、それでも見つけられず。
 それでも求める心は、ナツキに気付かせた。
「そうだ、ルーノだ!」
 天啓のように、ナツキは思い出す。
「見つけ出さないと――」
 相棒を求め、ナツキは走り出そうとする。
 それを孤児院の皆は引き止める。
 寂しそうに。ここに居れば楽しく過ごせると懇願しながら。
 けれどナツキは別れを告げる。
「ごめん。俺、やらなきゃならない事があるんだ」
 後ろ髪を引かれる想いを振りきり、走り出す。
 それはルーノの元に。
 ナツキが走り続ける中、ルーノも幸せな夢から醒めようとしていた。
(ここは、幸せがある……)
 家族と笑顔で過ごしながら、ルーノは思った。
(家族が、受け入れてくれる……そこに何の不満も無いはずだ。なのに……なぜ私は違うと、思ってしまうのだろう)
 かつて望んだ、幸せな夢。
 それを目の当たりにしながら、自ら離れようとする。
 けれど、あまりに幸せな夢は、ルーノを絡めとり、最初の一歩を踏み出させない。
 このままでは、夢から醒めるのは時間が掛かるだろう。
 だが、ナツキの呼び声がルーノを現実に引き戻す。
「ルーノ!」
 力強いナツキの声。
 それがルーノに、夢からの帰還を促す。
「……そうだった。私の居場所はここではない」
 自覚し、駆けて来るナツキに合わせ、ルーノも走り出す。
「ルーノ!」
「分かっている。戻ろう、現実に」
 お互いを確かめ合うように拳と拳を合わせ、2人は現実に帰還した。

 そうしてパートナーとの邂逅が現実への帰還に繋がる者が居れば、最初から夢に囚われない者も居た。

「あらら? 別の場所に移動したわね」
 満開に咲く桜の木の下で、サクラは周囲を見渡す。
 風光明媚な景色が広がり、あたたかく心地好い風が頬を撫でる。
「綺麗な所ですね」
 ふと気付けば、キョウも傍に居る。
「どこかしら、ここ?」
「さぁ? 天国とか、ですかね?」
「どうかしら?」
 肩を竦めるように返すサクラに、キョウは応える。
「違うでしょうね。夢ですよ。指令書の概要に書いてありました」
「そうだったかしら?」
「そうですよ。指令書は面白そうな所だけじゃなく、全部見て下さい」
「面倒だから、任せるわぁ」
 艶やかな笑みで応えるサクラに、キョウが返そうとした時だった。
「あら? 1人増えてる。変なの」
「増えてますねぇ」
 視線を向ければそこには、キョウに似た、柔和な青年が居る。
 その青年は親愛の情を込め、2人に話し掛けて来た。
 ひとしきり話を聞いて、サクラは小うるさそうに言った。
「もう煩いわねぇ」
 これにキョウは、静かな声で返す。
「撃っときますか?」
「はいはい。弾丸一発いきましょう」
 返事は即座に。青年の額目掛けと弾丸一発。
 命中すると、桜の花びらとなって、青年は散っていった。
「ヤシェロ兄様、あんなぼやけた顔してませんよね」
「そうよねぇ。偽者を作るなら、もっと凛々しくして欲しいわぁ」
 ある意味、兄への信頼を口しながら、2人は現実に帰還する。
「それじゃ、早く起きましょう」
「そうねぇ。この桜は見事だから、もう少し見てたい気もするけれど」
「ダメです! しっかして下さいよ!」
「はいはい。分かってるわぁ」
 キョウの突っ込みを楽しみながら、サクラは一緒に現実に帰還した。

 かくして皆は現実に帰還する。
 目が覚めると同時に飛び込んできたのは、雲雀姫を抑えながら、村人と浄化師を守るウボー達の姿。
 即座に浄化師は行動に移した。

○解放への戦い
「闇の森に歌よ響け」
 目覚めと同時に、リコリスとトールは魔術真名を詠唱する。
 爆発的に膨れ上がった戦力を感じながら、2人は動く。
「トール、援護をお願い」
「分かった。任せてくれ」
 リコリスは魔性憑きらしい素早さを活かし、雲雀姫の元に跳び込む。
 気付いた雲雀姫は翼を広げ、広範囲に羽を飛ばす準備を取る。だが――
「させるか」
 トールが先んじてピンポイントショットを放つ。
 驚異的な集中力で狙撃を行い、雲雀姫の翼の付け根を撃ち抜く。
 動きが鈍る雲雀姫。
 その隙に間合いに踏み込んだリコリスは、雲雀姫を抑えていたウボーとセレナに戦踏乱舞を掛け戦力を引き上げる。
「助かる!」
 援護を受けた2人は礼を返すと、リコリスの補助に回る。
 雲雀姫が翼を広げ広範囲攻撃をしようとするたびに、翼に攻撃。
 回避の難しい攻撃を出させない。
 必然、直接攻撃が中心となる戦いの中で、リコリスは刃を振るう。
「哀れな小鳥さん……いいえママ。今解放してあげるからね」
 憎しみや敵意ではなく、悲哀を込めリコリスは戦いに挑む。
 それが雲雀姫に、刃よりも鋭く食い込む。
「貴女――」
 リコリスの眼差しを見て、雲雀姫は心が動かされる。
 今までぶつけられたことのない感情に動揺し、攻撃には精彩さを欠いていた。

 戦いは序盤から有利に。
 それをより強いものにするべく、仲間達も戦いに挑む。

「正しいことを為せ、真のことを言え」
 魔術真名を唱え、レオノルとショーンは攻撃の間合いに移動する。
「夢には悪夢で返すよ!」
 レオノルは捧身賢術で火力を上げたナイトメアを放とうとする。
 それに気付いた雲雀姫は回避に動こうとするも、ショーンに阻まれる。
(逃がさん)
 リングマーカで魔術によるマーカーを、ホーンテッドライフルのスコープに付与し、精密射撃。
 ピンポイントショットも併用して放たれた弾丸は、回避に動こうとした雲雀姫の腿を撃ち抜く。
 衝撃で動きが止まる雲雀姫。
 そこにレオノルはナイトメアを叩き込む。
 陰気の魔力属性を司る魔方陣がレオノルの前方に展開され、とけたチーズのような闇を生み出し雲雀姫を包み込む。
 闇は雲雀姫の肌を焼くような痛みを与えるが、スケール4べリアルである彼女は、即座に動こうとする。
「邪魔をしないで。私は殺したいだけで苦しめたいわけじゃないの」
 雲雀姫は自らの道理を語る。
 そこにレオノルは返した。
「雲雀姫! 慈悲からであろうとその本質は殺意だ。最大限抵抗させてもらう!」
 その言葉に、びくりと雲雀姫の動きが止まる。
 何かを返そうとして返せない雲雀姫に、浄化師達は戦い続ける。

 リチェルカーレは目覚めと共に、響き続けている歌声に悲しみを覚える。
(綺麗な歌、だけどとても悲しい)
 悲哀を胸に、解放への意志を繋ぐ。
(どうかどうか。リコちゃんにお母さんを返せるように)
 周囲を見渡し、状況を把握すると即座に動く。
「セパルさん、村人さん達をお願い!」
 リチェルカーレはセパルに頼むと、シリウスと魔術真名を詠唱する。
「黄昏と黎明。明日を紡ぐ光をここに」
 魔術回路解放。
 膨れ上がった戦力を叩きつけるべく、2人は走り出す。
「頑張ろうね。シリウス」
 リチェルカーレの呼び掛けに、シリウスは静かに頷き、夢の余韻を消すように大きく息を吐き、気持ちを切り替え突進する。
 先行して戦っているリコリス達の動きに合わせ、一気に間合いに踏み込む。
 雲雀姫が反応するよりも速く、ソードバニッシュ。
 瞬速の斬撃が、雲雀姫の腕を斬り裂く。
 雲雀姫は傷を負うも、即座に次の動きを行う。
 魂を震わせる歌声が響く。
 だが、浄化師には効かない。
 先んじて、リチェルカーレが浄化結界を展開し、雲雀姫の歌の効果を阻む。
 けれど雲雀姫の歌は、脅威であることは変わらない。
 シリウスは歌わせないよう立ち回りながら、皆と連携して攻撃を重ねていった。

 浄化師達は夢から目覚め、次々攻撃に加わっていく。

「俺も過去がこうだったら良かったなって思ったよ」
「クリスも、そう思ってくれました?」
 目覚めと共に、クリストフとアリシアは言葉を交わす。
「同じ事を考えてたね」
 クリストフの返事にアリシアは、ふわりと微笑んで。
 応えるようにクリストフは、くすりと笑い返す。
 お互いの笑顔に、現実に戻って来たのだという実感が湧く。
 だからこそ、いま成すべき事に集中できる。
「さあ、行こうか」
「はい、雲雀姫を、止めましょう……」
 2人は魔術真名を唱え、戦いへと挑む。
「月と太陽の合わさる時に」
 膨れ上がった戦力を叩きつけるべく、クリストフは突進する。
 間合いを詰めながら、状況判断。
 仲間の動きを見て、声を掛けていく。
「ウボーとセレナちゃんは引き続きよろしく」
 2人に援護を頼み、クリストフは前へ駆けていく。
 踏み込みと共に放つのはソードバニッシュ。
 雲雀姫に反応する余裕を与えず、一息に斬撃を叩き込んだ。
 絶え間ない攻撃を受け、雲雀姫は傷を負っていく。
 けれどスケール4べリアルの底力を見せ、時に浄化師に傷を与えることも。
 それをアリシアが、天恩天賜を使い癒す。
 攻撃と援護、そして回復と、浄化師達は役割分担し連携していった。

 その連携は、次々繋がっていく。

「ここは……――って、戦闘中じゃねぇか!」
 夢から目覚めたナツキは、ルーノを見つけほっとすると、即座に戦闘へと意識を切り替える。
「ルーノ、行くぞ!」
「ああ、もちろんだ!」
 ナツキの呼び掛けに、ルーノは力強く応える。
 夢の中で感じていた不確かさはどこにもない。
 目が覚めて隣りに居るナツキに安堵したルーノは、苦笑するように秘密にしながら、ナツキと共に戦いに向かう。
「夢に未練は無い、雲雀姫……リコリスの母の解放に尽力する」
「おう! リコリスだって覚悟決めて頑張ってるんだ、俺達だけ寝てらんねぇよな!」
 2人は仲間のためにも全力を尽くす。
「その牙は己の為に」
 魔術真名を唱え雲雀姫に挑んでいく。
 先行して走るのはナツキ。
 獣の如き勢いで疾走し、雲雀姫の死角に跳び込む。
 それは仲間との挟撃を意識した動き。
 仲間が攻撃した瞬間、表裏斬で連続攻撃。
 背中を斬り裂き、間髪入れず脇腹を撫で斬る。
 雲雀姫は次々斬り裂かれていく。
 しかし動きは鈍らない。
 翼や歌を邪魔され発動が出来ない中、素手で浄化師達に反撃する。
 あきらかに素手の方が強い。
 どうしても避け切れず、反撃を受ける者も出て来る。
 そこにルーノは、すかさず天恩天賜を発動。
 仲間が傷で動きが鈍らないよう、ダメージコントロールに動いていた。

 浄化師の攻撃は止まらない。
 確実に雲雀姫が弱っていく中、後方で見つめるギガスは動かない。
 そのギガスを意識して戦う者も。

「頑張りましょう、サクラ」
 夢から目覚めたキョウは、サクラに呼び掛ける。
「リコリスさんのママさんらしいので、力になりましょう」
「そうねぇ。ええ、分かってるわぁ」
 ショットライフルの点検を即座に終わらせ、サクラはキョウと共に雲雀姫に向かう。
「至高あれ、残花終影幻夢と消えよ」
 魔術真名詠唱。
 解放された戦力を携え、2人は敵に向かう。
 仲間は雲雀姫を包囲しつつ、連携して攻撃を叩きつけている。
 連携に加わろうとすると、雲雀姫の歌声が響く。
「ベリアルじゃなければ、とっても素敵な音なのに」
 歌に聞き惚れながらも、仲間が展開してくれる浄化結界のお蔭で、眠りに落ちることは無い。
「残念」
 そう言いながらも、攻撃の手は止まらない。
 狙いをつけ、スウィーピングファイア。
 弾丸は雲雀姫の肩を貫き、後方に居るギガスに向かう。
 だが、ギガスは避けない。
 胸に当たるも、傷一つなく無傷。
 何事もなく見続けるギガスに、サクラは挑むように言った。
「強いベリアルになるほど、見ているばっかりなのね。そんなに私達は、つまらない存在かしら」
 これを聞き止めたのか、ギガスの視線はサクラに向く。
 そればかりか、ゆっくりと距離を詰めて来る。
「サクラ!」
 キョウはサクラと共に、ギガスの前に。
 雲雀姫と戦う仲間の邪魔をさせないよう立ちはだかる。
 数歩前でギガスは止まり、2人に言った。
「戦う気はない」
「余裕ねぇ」
 サクラはショットライフルを構え、ギガスの注意が仲間に行かないよう、気を引き煽るように言った。
「……村人を人質にとれば? やっぱり死んでる?」
「サクラ! 物騒な事言わないで!!」
 キョウはサクラを背に庇いながら、杖をギガスに向ける。
 これにギガスは、追い詰められている雲雀姫を一瞥した後に応える。
「この戦いは、彼女のもの。儂は望まれなんだ。ゆえに手を出す気はない」
「信じろって言うの?」
「それはそちらの自由。好きにせよ」
「……そうさせて貰うわぁ」
 サクラはギガス応えると、キョウに背中を任せ、雲雀姫に狙撃を再開する。
 その間も、キョウはギガスと真正面から相対する。
 前に居るだけで気圧されるような圧迫感を感じながら、キョウは一歩も引かずに対峙し続けた。

 ギガスは手を出さず、雲雀姫は浄化師達の猛攻に追い詰められていく。
 そして決着の時はやって来た。

「ナツキ!」
「おう!」
 ルーノの呼び掛けに応え、ナツキは雲雀姫に跳び込む。
 迎撃するべく、雲雀姫は腕を引くが、それが走るより、ルーノの慈救咒の方が速い。
「――ウンタラタ・カンマン!」
 呪式を顕現させるべく詠唱を終わらせ、雲雀姫の顔面目掛け炎の蛇を放つ。
 反射的に、それを腕で受け止める雲雀姫。
 顔への直撃は避けたが、腕は焼かれ、一瞬の隙が出来る。
 その好機を逃さず、ナツキは表裏斬。
 逆袈裟に斬り裂き、即座に背後に回り、振り降ろしの一撃を叩き込む。

 連携攻撃で動きが鈍る雲雀姫に、連続して攻撃が叩き込まれる。

「ショーン、合わせるよ!」
「はい!」
 レオノルの攻撃魔術に合わせ、ショーンは狙撃を行う。
 雲雀姫が動くよりも早く、ソニックショットを放つ。
 一陣の風のような素早い動きは、雲雀姫の初動を凌駕し、先んじて翼を撃ち抜く。
 そこに間髪入れず、レオノルのウォーターランスが放たれる。
 ショーンの狙撃で動きが止まった所に、それは会心の一撃。
 翼を水の槍で斬り飛ばした。

 片翼が切り飛ばされた瞬間、後方からサクラの狙撃が放たれる。
 残ったもうひとつの翼に命中し、動きが鈍った所に、キョウが杖から魔力弾を放ち破壊する。
 羽が飛び散り、大きく傷を受けた。

 幾度となく傷を受ける雲雀姫。
 だが決して膝を屈することなく、反撃に動こうとする。
 そこに連携攻撃が叩き込まれる。

「シリウス!」
 クリストフの呼び掛けに、シリウスは視線で返す。
 これまで共に戦ってきた2人は経験を活かし、お互いの隙を埋めるような位置取りで、雲雀姫の間合いに踏み込む。
 それを脅威と見た雲雀姫は、一端回避に専念しようとする。
 だが、それをリチェルカーレが防ぐ。
 鬼門封印を展開。
 動きを鈍らされた雲雀姫は、シリウスとクリストフの攻撃を避けられない。
 鋭い踏み込みと共に、シリウスは氷結斬を放つ。
 底冷えのする鋭さで雲雀姫の右腕を斬り裂き、傷口から魔力を浸透。
 浸透した魔力は急激に熱を奪い、右腕を凍らせた。
 凍らされた右腕を砕き急速再生させようとする雲雀姫。
 だがそれより速く、クリストフの爆裂斬が雲雀姫の左腕を斬り裂く。
 深々と斬り裂き、一瞬の間を空けて爆裂。
 左腕を吹っ飛ばした。
 両腕を封じられ、明らかに動きが鈍る雲雀姫。
 そこに距離を詰めたアリシアが、禁符の陣を発動。
 動きを完全に封じる。

「今だ、リコ」
 狙撃しながら、トールはリコリスに呼び掛ける。
 呼び掛けに応え、リコリスは雲雀姫の元に真っ直ぐに跳び込む。
 その寸前、雲雀姫は吹き飛ばされた左腕を急速再生。
 迎撃するべく振り上げ、リコリスと視線が合う。
「ぁ……」
 リコリスの眼差しに、雲雀姫は知らず声を上げる。
 殺意でも憎悪でもなく、ただただ悲哀をこめたリコリスの眼差し。
 その眼差しに心奪われた雲雀姫は、一瞬、戦いを忘れる。
 決着は、その瞬間着いた。
 魔力探知により、弱点となる再生の核である魔方陣を探し当てていたリコリスは、突進の勢いを込め、偃月の短剣を深々と突き刺した。
 魔方陣を貫かれた雲雀姫は、崩壊する寸前、反射的にリコリスを見詰める。
 そして何かを悟ったかのように小さく微笑むと、塵となり崩壊した。

 あとに残るは、べリアルの鎖に拘束された無数の魂達。
 鎖を切れば魂は解放され、雲雀姫は完全に滅びる。
 その状況で、残ったギガスの前に浄化師達は立ちはだかる。

「別れの邪魔をさせない」
 シリウスはギガスの前に立ち、刃を構える。
 彼の隣で狙撃銃を構えるのはショーン。
「おい。そこのでかいの。最期の別れを邪魔するなら野暮が過ぎるってもんだ。
 暇つぶしが欲しいなら、アンデッドの腕一本もぐ遊びぐらいは付き合うぞ」
 これにギガスは返す。
「そのつもりはない。儂も、殺し魂を捕獲するが存在意義。徒に苦痛を与えるは本意ではない。汝らに滅ぼされた彼女と同じく」
「滅ぼされたって……最後の最後まで、何もしないんだな、お前」
 ギガスの言葉に、ナツキは憤るように言った。
「仲間を助けようとか思わねぇのか!?」
「善き哉」
 ギガスは両手を合わせナツキに返す。
「儂らべリアルにも情を求めるか。その在り様、善き哉。彼女に代わり礼を言おう。そして――」
 両手を合わせたまま、ギガスは大きく後方に跳ぶ。
「ここは、去るとしよう。今日の戦いは彼女の物。儂が、今日ここで汝らと戦うは、彼女の意志を汚すことになる。
 いずれ、また。愚者たるアレイスターを殺した後、苦しめず殺してやろう」
 そう言うと、ギガスはその場を去って行った。
 ギガスが去っても、皆は警戒を緩めることなく。
 念のために周囲を探る。
 十二分に周囲を探り、危険はないと判断すると、魂の解放をしている仲間の元に。
 そこでは、ほぼ全ての魂が解放され、空へと昇っていく。
 それは、リコリスの母親も例外ではなかった。

○解放の時
「ママ……」
 リコリスは、母親の魂に呼び掛ける。
 彼女は2人の赤子を腕に抱き、リコリスの傍に近付く。
「リヒト、カノン……」
 生まれ出ることの出来なかった弟妹を見詰める。
 魂の2人は、安らかに眠っているようだった。
 リコリスは、そっと手を伸ばす。
 触れることは叶わず、けれど慈しむように伸ばされる手に、母親の魂は愛おしそうに目を細めた。
 見詰めるまなざしはリコリスと、寄り添うトールに向かう。
 2人を見詰め、どこか安心するような表情を浮かべると、ゆっくりと空に昇っていく。
 名残を惜しむように見詰めるリコリスに、トールは言った。
「リコ……お母さんに、歌ってあげないか?」
「……歌」
「ああ。歌で送ってあげよう。それに、俺も聴きたい」
 トールに促され、リコリスは歌を響かせる。
 それは雲雀を思わせる、美しい歌声。
 空へと昇るリコリスの母親は、消える最後まで、その歌声に合わせ、声なき歌を響かせていた。
 全ての魂を歌声と共に送り、リコリスは空に向け言った。
「さよならママ。そして――」
 有り得たかもしれない過去に別れを告げる。
「今度こそさよなら、ララ・ホルツフェラー」
 トールと寄り添いながら、彼女は言った。
「私があなたを忘れても、トールが覚えていて、名前を呼んでくれるから」
 別れの言葉は、魂達と寄り添うように、空に消えていった。
 
 魂の解放は終わる。
 空に消えた魂達を静かに見つめていたアリシアは、悲しそうに呟いた。
「どうしてベリアルは……元に戻せないのでしょう、ね……」
 アリシアの言葉に、クリストフは彼女の悲しみを受け止めるように、静かに寄り添った。

 空に消える魂を見送り、レオノルは呟く。
「いいお母さんだったんだろうね……」
「ええ。そう思います」
 レオノルの言葉を肯定するように、ショーンは頷いた。

「どうか、安らかに」
 空を見上げ、リチェルカーレは魂達の安息を祈る。
「……きっと、大丈夫だ」
 静かに応えるシリウスだった。

「やっぱり、家族って大事ですね」
 キョウは、リコリスと彼女の母親の別れを見詰め、静かに言った。
「そうねぇ」
 サクラは同じように返し、眠ったままの村人を起こしに行く。

 そこでは先に、ルーノとナツキが村人の元に向かっていた。

「村人に被害が出なかったのは、良かった」
「ああ……でも、こんなこと、もう起らねぇようにしないと」
 意気込むように言うナツキに、ルーノは静かに返す。
「そうだね。そのためにも、まずは目の前の人達を助けないと。手を貸してくれるかい、ナツキ」
「あったり前だろ。皆も居るんだ。大丈夫さ」
 仲間を信頼するように言うナツキに、ルーノは笑みで返した。

 そして皆は村人を起こし、体調不良を訴える者が居ないか聞いて回った。
 幸い、眠っていた以外には傷も無く、村人は日常に戻ることが出来た。

 かくして事件は幕を閉じる。
 浄化師達の活躍で、村人には被害を出さず解決できた、見事な活躍だった。


雲雀姫は煉獄にて歌う
(執筆:春夏秋冬 GM)



*** 活躍者 ***


該当者なし




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2019/12/25-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[14] リコリス・ラディアータ 2020/01/02-13:23

(ハッとして)
…そうか、家族とのお別れになるのよね…
でもね、不思議と辛くはないのよ。
皆がいるし、それにルーノの言う通り、私の心は決まっているもの。
むしろ最後のお別れになるからこそ、きちんとママを送ってあげたいわ。

気を取り直して。
ギガスについては、私も現状手を出さずに、雲雀姫を優先させるのに賛成よ。
舐められているっぽくて癇にさわるけど、向こうが手出ししてこないのなら放っておくわ。
戦闘については今出ている感じで行けると思うわ。
問題は、最初の睡眠からどうやって帰ってくるか、よね…
一応、他にまだ起きてない人がいたら起こすとか、書いてみようかしら?  
 

[13] ルーノ・クロード 2020/01/02-00:29

ナツキ:スケール5のベリアルか……

……ナツキ。待て、だ。

ナツキ:犬扱いすんなって!!

(抗議の声を聞き流し)現在の方針とセパル達の動きは、今出ている案で問題ないよ。

しかし、雲雀姫にはそんな事情があったのか。
……それでも尚リコリスがこの場に居るのだから、既に心は決まっているという事だろう。
それなら、私達も彼女の解放の為に尽力させてもらうよ。
今挙がっている以外でも、何か必要な事があれば言って欲しい。  
 

[12] リチェルカーレ・リモージュ 2020/01/01-23:36

リコちゃんの、お母さん…(ぎゅっとスカートの裾を握って)。
リコちゃん、わたし、何の力にもなれないけれど。
リコちゃんが強いのは知っているけれど、だけどレオノル先生の言う通り無理はしないで。
元に…戻せないかもしれないけれど、リコちゃんとお母さんのために、わたしたちも精一杯のことをするわ。

わたしは最初に禹歩七星と浄化結界、あと回復に四神浄光・参と天恩天嗣3、戦闘支援用に鬼門封印を今の所思っています。
シリウスはソードバニッシュと氷結斬を持って前衛に。
スケール5ベリアルは、今のわたし達では対応できないですし。こちらから手を出す必要はないとわたしも思います。シリウスが警戒だけはしておくと。  
 

[11] レオノル・ペリエ 2020/01/01-23:22

ちょっと装備見繕って象が魔法攻撃しても壊れない子になってきたよ!
ショーン「ゾ、ゾウって魔法攻撃してくるんですか……?」
……ショーンにはちょっと難しかったかな。この話題。
うん。セパルさん達の動きについては分かった。それで異議ないよ。

スケール5については放置、でいいね。
戦いが終わったら何か言えばいいと思うけど……
それにしても、スケール5か……。

リコちゃん、私には月並みなことしか言えないけど、あんま無理しないでね。
理屈では分かっててもさ、感情が追いつかないってこと沢山あるからさ。リコちゃんしっかりしてるから覚悟はできてると思うけど、やっぱりご家族の別れに立ち会う訳だから。辛くって当然なんだからね。辛いなら辛いで言っていいからね。  
 

[10] リコリス・ラディアータ 2020/01/01-13:20

回復と睡眠対策は大丈夫そうね。
私はいつも通り前衛で攻撃、トールは後衛で援護射撃をしてもらうわ。

セパルが村人の護衛で、ウボーとセレナが攻撃に参加するのね。
私もそれでいいと思うわ。

(クリスの質問にしばらく考え込み)
うん…黙っていても仕方ないわね。
雲雀姫は、私のママなの。
以前から司令部に詳しい調査をお願いしていたのよ。
あ、でも戦えないとか、そういうわけではないから安心して。
もう元に戻せない段階まで来ているのだもの、早く解放してあげたいの。  
 

[9] クリストフ・フォンシラー 2019/12/31-20:51

ごめん、間が空いてしまった。

そうだね、睡眠対策はあった方が良さそうだから、アリシアも四神浄光・参と浄化結界、天恩天賜3を持っていきたいそうだよ。
もし陰陽師の手が回らなさそうなら、近くにいる奴が頬でも引っ叩いてやれば起きるんじゃないかな、たぶん。

俺の方はいつもの如く、前に出て雲雀姫を斬りに行くよ。
もし前衛の誰かが近くで寝てしまったら引っ叩くとしておくね。

ウボー達は……そうだね、村人の護衛に3人共は多いかもね。
ここはセパルちゃんにお願いして、ウボーとセレナちゃんには雲雀姫への攻撃に加わって貰えればとオレも思うよ。

(リコリスちゃんの言いかけた言葉に首を傾げ)
マ?
リコリスちゃん、雲雀姫を知ってるのかい?  
 

[8] リチェルカーレ・リモージュ 2019/12/31-20:30

相手がスケール4ということですし、今の人数のままならセパルさん、ウボーさんセレナさんに分かれてどちらかは戦闘にも参加して頂けたらなと思うのですが…どうでしょう?
ルーノさんの仰るように、睡眠対策は必要そうですね。
わたしも四神浄光・参を持っていきます。陰陽師が多いですし、回復は手厚くできそうですね。  
 

[7] サク・ニムラサ 2019/12/31-00:53

悪魔祓いのサクラと陰陽師のキョウヤよ。
よろしくお願いするわぁ。

睡眠回復はできないけど普通の回復ならできるわ。
キョウヤが。準備させておくわね。  
 

[6] レオノル・ペリエ 2019/12/30-21:37

わーい!!°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
狂信者のレオノルと悪魔祓いのショーンだよ!

村人たちの護衛はセパルさんたちに任せればいいんじゃないかな?(´・ω・`)
雲雀姫の性格的に人質にしてくるってことはなさそうな気がするんだけど、万が一を考えると、ね。  
 

[5] ルーノ・クロード 2019/12/30-12:02

陰陽師のルーノ・クロードと断罪者のナツキ・ヤクトだ。
少し出遅れたが、よろしく頼むよ。

雲雀姫は、睡眠対策が重要になりそうだ。
睡眠を回復できるように「四神浄光・参」は準備していくよ。
羽による睡眠効果を防ぐ為に、回復は普段より厚めにかけておこう。

村人も少し気にはなるが…
そちらの守りを気にしなくても良いという事なら、セパル達にも雲雀姫へ攻撃してもらう形になるだろうか?  
 

[4] リチェルカーレ・リモージュ 2019/12/29-10:41

リチェルカーレです。パートナーはシリウス。
アライブは陰陽師と断罪者です。
どうぞよろしくお願いします。

雲雀姫…考え方、と、いうのかしら。今までのベリアルと、心の動きが違う気がして…。
あ、ごめんなさい。まずは彼女の対策をというのに賛成です。
だめで元々で、浄化結界はかけたいと思っています。細かいことはまた、後でお話しにきますね。  
 

[3] リコリス・ラディアータ 2019/12/29-00:11

魔性憑きのリコリスと、悪魔祓いのトールよ、よろしくね。

こんな日がやってくるなんて、思ってもみなかったわ。
とりあえずギガスの方は静観の構えなのかしら?
動きに警戒しつつ、まずはマ…雲雀姫の方をなんとかしないとね。  
 

[2] クリストフ・フォンシラー 2019/12/29-00:06

断罪者のクリストフと陰陽師のアリシアだよ。よろしくどうぞ。

スケール4とスケール5か。
特殊な戦い方をするみたいだから気をつけないとだね。