光に背を向けた子
簡単 | すべて
8/8名
光に背を向けた子 情報
担当 月村真優 GM
タイプ ショート
ジャンル 戦闘
条件 すべて
難易度 簡単
報酬 通常
相談期間 6 日
公開日 2018-06-04 00:00:00
出発日 2018-06-13 00:00:00
帰還日 2018-06-30



~ プロローグ ~

 飛び交う金切り声。ガラスの割れる音。甘ったるい酒の臭いを身にまとった知らない男。それをお父さんと呼べという母親。

 いつの間にか運び込まれていた、煙草の臭いの染みついた家具たち。
 あの場所は元々自分のもので、そこにはずっと自分のぬいぐるみがあった。今はない。もうそんな年ではないでしょうと取り除かれてしまった。


 僕を受け入れてくれるものなど、ここにありはしないのだ。何一つとして。


 背に突き刺さる騒音に一人耐え続けることにも飽きて、少年はこっそりと家を抜け出した。誰にも気づかれることはなかった。気づいた上で気に止められなかっただけかもしれないが。でも、自由だ。


 隠していた文庫本を抱きしめて夜道を歩く。飛び出したのはいいけれど、一体どこに行けばいいだろう。道に並ぶ家にはそれぞれ灯りが点っていて、それぞれの家庭がそれぞれの時間を過ごしている。越してきたばかりで友達のいない少年には決して手に入れることが出来ない光だ。星と似たようなものだ。一切の温もりもくれないくせに、輝きと切望だけを投げて寄越すのだ。

 嘲笑う光から逃れるように、少年は街の外れへと向かっていく。

 そこには仲間外れであるかのように一本だけ街灯が佇んでいるのだ。

 少年は知っている。その灯は彼を拒まない。そして、そこなら誰も邪魔しない。


 お気に入りの街灯のもとに座り込み、彼は文庫本を開いた。自らの魂を守るように、空想の中に解き放つように、彼は手の中の本に没頭していく。吹き付ける夜風を遮るものは何もなかったが、不思議と寒さは感じなかった。



 街の灯りから背を向けていた少年は気づかなかった。

 夜といえども人影がまるで見当たらないということに。

 皆、アシッド確認の報告に避難を急いでいたのだ。



 星の光から目を背けていた少年は気づけなかった。

 星々の輝きがいつの間にか遮られて届かなくなっていたということに。

 忍び寄るアシッドに覆い隠されてしまったのだ。



 かくして、諸君のもとには市街地の片隅で暴れる少年型ベリアルの討伐依頼が舞い込むことだろう。

 怪物がかつて少年だった頃の家はとうに破壊された。光が標的となる事を知った市民たちは窓を固く閉ざしそれぞれの砦に立て籠もっている。

 頑なに周囲に命を近づけまいとする姿は、どこまでかつての面影を残したものだったのだろうか。

 取り残された街灯が寂しげにその背中を照らしていた。


 その身を世界に囚われ続け、遂には魂までも繋がれてしまった少年が解放される日は訪れるのだろうか。それは諸君にかかっている。


~ 解説 ~

 少年型のベリアル(スケール1)の討伐依頼です。
 少年の魂は既に深く囚われているためベリアル(スケール1)に知能はなく、会話は不可能です。
 皆様の行動が少年に届くかどうかは不明ですが、仮に届いたとしても少年が何らかの反応を返すことはありません。解放してあげてください。それ以上の手段はありません。

 ベリアルは市街地を駆け回って適当に目についたものを破壊しています。敵対者を見つけた場合にはより一層攻撃性は増すと予測されます。
 被害を小さくするには素早く取り囲んで仕留めるか、あるいは何らかの手段によって人気のない場所に誘導するといいでしょう。
 もちろんそれ以外の手段でも構いません。面白ければアリです。

 どうか、帰る場所のない少年を救ってやってください。


~ ゲームマスターより ~

 初めまして。月村と申します。フロンティアファクトリーに時折出没していたのでお久しぶりの方もいらっしゃるかもしれませんね。
 シンプルな戦闘モノになりますが、皆様のプランを楽しみに待っております。どうぞよろしくお願いいたします!





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

セプティム・リライズ ユウ・ブレイハート
男性 / 人間 / 断罪者 女性 / エレメンツ / 狂信者
*目的
ベリアルの撃破

*行動
●事前行動
地図などで広場へのルートを確認
ユウの特技【魔力探知】でベリアルの位置を把握する

●作戦中
ユウに【ランタン】を持ってもらい、その光でベリアルを注意を引き、適当に応戦しつつ広場へ誘導
誘導後、他のメンバーと共に包囲して戦闘開始

●戦闘時
・セプティム
前衛を担当
【クロス・ローズ】を使った接近戦を仕掛ける
主に触手と脚部を狙って攻撃。機動力を削ぐ
魔法陣を見つけたら【エッジスラスト】による斬撃を加える
魔術を使ってきたら【マナ・シールド】で防御して対応

鎖に捕らえられた魂が出現したら即座に斬る

・ユウ
後衛を担当
ベリアルが包囲網から逃げないよう【プロージョン】を放って支援攻撃を行う
藤葉・宮野 アメジス・ローザ
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / エレメンツ / 占星術師
【目的】
・少年型ベリアルの討伐(少年の魂の解放)

【事前準備】
・ベリアルの発見、戦闘前に市街地の立地を確認
・戦闘場所となりそうな広場(又は空き地)を見つけルートを確認

【誘導・追尾】
・(アメジス)特技【魔力探知】で動き回るベリアルを発見。ベリアルを目視するまで継続
・(2人)追尾班としてベリアルの後方に周り気付かれない様に追尾。逃げ道を塞ぐ

【戦闘】
・アメジスは中衛、藤葉は後衛に配置。前には出ない
・戦闘開始直後に【魔術真名】を宣言
・能力が上がっている内にベリアルの足に【部位攻撃】
・それ以降はアライブスキルを使用して能力を上げ触手に対して支援攻撃
ヨナ・ミューエ ベルトルド・レーヴェ
女性 / エレメンツ / 狂信者 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
目的
ベリアルの討伐
誘導班。たいまつ所持

ヨナ
魔力探知でベリアルの位置を把握
標的を明かりで釣り想定の位置までおびき寄せそこで戦闘
追尾班の存在を気付かれにくくする為魔力弾を打ち上げ注意をこちらに向ける
目的地到達後後ろから戦闘参加

こうした方が確実に注意を向けられます
奪われた物を取り返すこともできないならせめて幕を引くのが我々の役目です
これはもう少年ではないんです


ベルトルド
ヨナと共に誘導班
誘導後前線でベリアルを囲むような陣形
人型なので蹴りで膝を狙いまず機動力を落とす
攻撃をしつつ核を探しそこを集中して狙う

ぬくもり、命、魂
少年の求めていた灯りは結局奪うことしかしなかったんだな
俺達も、彼にとっては奪う側だ
エリィ・ブロッサム レイ・アクトリス
女性 / 人間 / 狂信者 男性 / エレメンツ / 占星術師
◆目的
ベリアルの討伐

◆行動
事前に広場及びルートを確認

レイの【魔力探知】で敵の位置を探索
得た情報は他の仲間にも共有し、周辺への被害やルート上の安全確認に向かう
確認後は広場へ合流
【魔力探知】は常に使用し、不測の事態に備えておく
「こそこそするのは苦手なのデスガ…
「我慢してください

◆戦闘
戦闘開始前に手を合わせ魔術真名を唱える
仲間の動きを読み、敵を取り囲むように配置

エリィ:後衛
MPが続く限りスキル『フレイム』を使用
弱点である魔方陣を優先的に探し、敵の殲滅を第一に考える
「燃やしつくしマス!」

レイ:中衛
前衛の隙を補うようにスキル攻撃
敵が魔術を使う事も念頭においておき、そんな素振りが見えたら阻害又は注意喚起
セアラ・オルコット キリアン・ザジ
女性 / 人間 / 悪魔祓い 男性 / 生成 / 断罪者
■目的
少年型ベリアル討伐

■行動
役目は【追尾班】

話し合いで戦場を決めた後、索敵へ
仲間の魔力感知で方角確認の当たりをつけキリアンが飛行
上空から捜索し仲間に伝える

敵が誘導班に釣られたら追尾
敵が他へ気をそらす等想定外の事態に備えフォロー

キリアンが飛行し周囲の状況把握しつつ追尾
避難完了しているとの事だが市民の存在も一応意識

戦闘開始後
キリアンが前衛、セアラが後衛

キリアンは他断罪者と協力し敵包囲
後衛への攻撃を防ぎ味方の攻撃機会を作る
隙あればJM2使用

セアラは積極的にDE3使用
可能なら頭部や脚を狙い行動の自由を奪いたい
戦場全体の把握に努め仲間フォロー

戦闘終了後
少年の遺品回収
素性を調べ家族へ報告に行けたら
黒憑・燃 清十寺・東
男性 / ヴァンピール / 狂信者 男性 / 人間 / 墓守

■戦闘前

黒憑と共に念のため周囲に人影がないか確認しながら進む
先回りして、誘導先に人影がないかも確認


■戦闘ー黒憑(後衛・スペル詠唱)

攻撃優先でダメージを与えることに専念する。
連携出来る状況なら仲間が敵を食い止めている間を
狙って「プロージョン」で攻撃。
敵とは常に1〜2以上の距離を保ち、接近されないようにする。

■戦闘ー東(前衛)

盾役。「絶対防御ノ誓イ」を使用し、大鎌を使って敵の足止めや牽制。
HPが低い仲間が狙われるようなら間に入って攻撃を庇う。
仲間が攻撃を撃つ時は合図を出して貰って、巻き込まれないよう一旦敵から距離を取る。
HPが10以下になったら後ろに下がらせてもらうよ。
降矢・朝日 籠崎・真昼
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
◆心情
ベリアルと化した少年、かぁ
…早く彼を休ませてあげないといけないね、真昼くん

◆事前
市街地の立地確認
討伐場所の広場へのルート確認
上記を記憶しておく

◆安全確認班
月明りでしか見えない分、音にも注意を払いたいな
仲間の魔力探知の情報と破壊音の情報を合わせて、ある程度の位置を出したいね
誘導班の邪魔にならない様近づきすぎず、離れすぎずの距離で安全確認をしていこう

万が一民間人を発見した場合は、周囲の建物の中又は広場の向こう側へ避難する様促す

◆戦闘
戦闘直前魔術真名
後衛
広場に繋がっている通路の直線上に位置
敵の逃走阻止出来る様警戒
前衛に合わせ通常攻撃で支援

◆戦闘後
魂を解放後は手を合わせたいな
あの世では、安らかに
ロス・レッグ シンティラ・ウェルシコロル
男性 / ライカンスロープ / 拷問官 女性 / エレメンツ / 陰陽師
■行動
∇街の状態を把握
ティ:魔知検知で他の種族仲間達と周りの把握
ロス:狼状態で嗅覚聴覚を敏感に

■戦闘
∇序
初めスペル
ロスはランタンを腰
ティは先頭陣と共に松明を

ティは常時
盾を構え魔知での警戒は怠らず
仲間の負傷に天恩天賜での対応

∇誘導
・ロス
前衛の仲間とタイミングを合わせ攻撃し気を引く
誘導失敗時は敵の懐に潜り削岩撃
自分が攻撃しない時は盾構え

・ティ
仲間が攻撃しやすいよう松明を持ち距離はおく
敵が建物等に近付くなら符で足元攻撃し牽制

∇空地
・ティ
灯りで囲み前衛陣が攻撃しやすいよう
基本は前衛陣に攻撃を任せ前衛陣の死角等の攻撃に符
他にベリアル達がいないか周囲警戒

・ロス
仲間の攻撃の邪魔せず
敵の出鼻を折るつもりで攻撃


~ リザルトノベル ~

●星の下に集う
 夜道をぺたぺたと子供の足音が駆けていく。それに追随するのは子供のはしゃぎ声ではない。そこを通っていくのは嵐のようなベリアルの破壊だ。

 町の夜を駆けるべリアルの討伐指令。それに答えたのは8組のエクソシストだった。集まった16人の間に漂う空気は酷く重たいものだった。無理もないことだ、と籠崎・真昼は思う。かつては人間、それも子供だったのだ。アシッドは生き物を等しく飲み込む。その可能性は十分わかっていたとはいえ、元が人と思えば足取りが重くなる気がした。
 そして、心配するべき要素はもう一つあった。真昼は自身の契約者をちらりと見る。彼らにとってはこれが最初のベリアル討伐なのだ。最初から元人間である。
「朝日ちゃん、大丈夫か?」
 問いかければ、降矢・朝日は強張った笑みと共に毅然とした答えを返した。
「大丈夫。……早く彼を休ませてあげないといけないね、真昼くん」

 これが初めてとなるのは彼らだけではない。
「僕達は今回が初任務なんだ。どうぞ宜しく」
 簡単な自己紹介の後にアメジス・ローザはそう付け加えた。それまで半ば彼の影に隠れるようにして立っていた藤葉・宮野も身を乗り出して決意を口にする。きゅっと結ばれたポニーテールが頭上で揺れていた。
「人型の……少年のベリアルと戦うのは辛い、です。でも、魂だけでも救ってあげたいんです」
「そうですね……奪われた物を取り返すこともできないなら、せめて幕を引くのが我々の役目です」
 それに答えたヨナ・ミューエの言葉は、半ば自分に言い聞かせたものだった。そう思わないとやっていられない。

 勿論、全員がそのような心苦しさを抱えている訳ではない。エリィ・ブロッサムの中には「ベリアル=倒すもの」という図式が出来上がっていたし、またその契約者レイ・アクトリスも戸惑いを見せない。同情の気持ちはあれど、倒すことが救いと知っているからだ。
 さらに言えば黒憑・燃は「俺は餓鬼一匹どうなろうと知ったこっちゃねぇ」と思っていたし、清十寺・東も容赦はしないと心に決めている。中でも冷徹にして苛烈なのがセプティム・リライズだ。
「そもそもアシッド確認の報告があって避難も行われていたと聞きます。つまりこうなったのは自業自得です」
「わかってはいるけど、もう少し思いやりがあっていいと思うんだけど……」
 容赦のないセプティムのそばで契約者であるユウ・ブレイハートは小さく呟いた。こちらはかなり気が滅入っている。

(あー、こりゃひでえ仕事だ。ガキぶん殴るのは趣味じゃねーんですがねえ)
 キリアン・ザジは自身の契約者、セアラ・オルコットの表情を伺う。お嬢に足をひっぱられると面倒くせーな、と思ってのことだ。断じて強い抵抗を感じている様子で唇を噛みしめていた彼女を心配している訳ではない。
「……やるよ。やってやる」
 セアラは小さく声をあげる。小さいが、確かに芯の通った力強い宣言だった。
「悔しい思いはもういやだ! 絶対、倒す!」
 伏せられていた瞳は強い光を宿して前を見据えていた。案外しゃんとしてんじゃねーの、と彼は評価を改める。
(ちったあ、浄化師としての自覚ができましたかねえ)
 そう考える彼の表情は誰にも見えない。

●追走劇と待ち受ける者たち
 ともあれ、まずはベリアルの行方を追わなくてはならない。 5人のエレメンツたちが感覚を研ぎ澄ませながら歩き始める。魔力検知を行っているのだ。
 その中で、シンティラ・ウェルシコロルには気にかかっていることがあった。他にもベリアルが現れているかもしれないという懸念だ。アシッドは広域に渡って観測されている。街のことを考えれば、考えるべきなのは目の前のベリアル一体のことだけではない。契約者のライカンスロープ、ロス・レッグも同じ思いで鼻をひくつかせていた。狼の嗅覚を生かしているのである。

 最初に魔力の気配を感じ取ったのはレイだった。「あっちです」と指し示された一点の先を見通すべく、キリアンは竜の翼を広げて夜空に舞い上がった。暗闇に目を凝らし、その方角へ安全に、着実に進める道筋を告げる。指示通りに道を進みながら、朝日は破壊音が着実に近づいていることをひしひしと感じ取っていた。事前に頭に叩き込んでいた地図を思い浮かべ、交戦場所の候補で最も近い広場までの道筋を描く。あと数歩で会敵というところで彼女は真昼と目くばせをかわした。そうして、二人は仲間とは違う方向へと走り出す。
 彼らの役割は交戦地点までの道筋の安全確認だ。ベリアルを誘導する仲間たちに先行しなければならない。さらに先を行く燃と東、エリィとレイの背中を見ながら、彼らは協力し、時には肩車しながら道脇の街灯に黒い布をかぶせて回る。光に反応する相手だ。注意をそらすものは隠しておきたい。

 安全確認組が離脱したのを見届けて、誘導班はベリアルの位置を取り囲んだ。追尾のために暗がりに身を潜めたアメジスは最後の確認とばかりに横で息をひそめる藤葉に言い聞かせる。
「いいかい、藤ちゃん。出来る事だけをするんだよ」
「はい、アメジス兄様。無理はしません」
 しっかりと藤葉が答えた直後、合図とともにランタンや松明を掲げた誘導班が飛び出した。掲げられた灯火がくっきりとお互いの姿を映し出す。

 荒れ狂うベリアルの姿はとても小さいものだった。想像していたよりも幼い姿にランタンを掲げたユウは思わず目を伏せたくなった。傍らではセプティムが一瞬の躊躇もなく得物を構えた気配がする。ああ、本当に気が滅入る。

 突然光に照らし出されたベリアルは驚いたように視線を巡らせた。少年が光に抱いていたのは憎悪だけではない。拒絶への恐怖と倦厭が入り交じり、かつて一人ぼっちの少年だった存在は一歩後ろに下がる。
 暗闇に潜む仲間たちに気づかれると厄介だ。ヨナは牽制に魔力弾を一つ放った。これなら確実に敵の注意を引き付けることが出来る。これはもう少年ではないのだと割り切った末の決断だ。

それが攻撃だという事はベリアルにも明確に伝わったらしい。全てを憎悪に塗り替えて、かつての少年は地を蹴った。それを見て取ったヨナは獣に背を向けて全力で走る。狙い通りベリアルの足音はこちらに向かっているようだ。だが、想定よりも速い。
 元々開いていた距離はあっという間に縮まってしまった。獣の息遣いがすぐそばに迫り、伸ばされた触手が背筋を掠める。触手が足に絡みつくかと思ったその時、鈍い音がして背後の気配が離れた。割り込んだベルトルドが横から蹴りを叩きこんだのだ。すぐにロスとセプティムが追撃を入れて足止めをする。思わず足を止めたヨナにベルトルドは声をかけた。
「あのなあ。お前最近こういうの多くないか」
「こういうのって何ですか」
 反射的な問いに返ってきたのは溜息と、とても短い沈黙。
「一人でやっていると思うな。いいから、先に行け」
 ヨナは少しむっとした顔をしたが、すぐに黙って元のルートを駆けだした。彼が正しいのだろうという事はわかっていたし、図星でもあった。走るヨナを唸るベリアルと交戦する誘導班が追い、追尾班が後ろを固めて退路を塞ぐ。向かう先は仲間の待ち構える広場だ。


 一方、戦場と定められた広場。ここには6人のエクソシストが身を潜めていた。
「こそこそするのは苦手なのデスガ……」
「我慢してください」
 エリィの訴えをあっさりと抑え、レイは暗がりに目をこらす。魔力は確実にこちらに近づいてきている。少し遅れてやってきた真昼たちも既に位置についた。あと少しでベリアルと仲間が到着するだろう。人がいないことも確認してあるから、後は待つだけだ。

 遠くから響く戦闘の音を待ち受けながら東は静かに大鎌を握りなおした。ベリアルの来る道を睨む横顔に燃は「怖い怖い」とつぶやく。
「しっかり護ってくれよ、ダーリン」
「甘ったれたこと言ってんじゃあないよ! 自分の身くらい自分で護りやがれ」
 ばっさりと切り捨てられても、燃はまるで堪えた様子を見せない。
「俺は餓鬼一匹どうなろうと知ったこっちゃねぇが、先生に怒られるのは悲しいからなぁ。ま、程々にやってやるか……」
 そう言っている間にも誘導班の掲げる灯火は近づいてきていた。やがてベリアルが変わり果てた姿を広場に晒す。この醜悪なオブジェも俺が手を加えりゃ少しはマシになるだろ、と考えて燃は獲物を構えた。
「さて、まずはどこを削ってやろうかね?」
 悠然と好戦的な笑みを浮かべて進む燃を追い越すように、盾役の東は敵に向かって駆け出した。自分としては背中に傷をつけなければなんでもいい。

「はン、可哀想とは思うが容赦はしねぇ。さっさと死にな、恨み言は墓場で聞いてやる」
 大鎌を構えた新手の登場にベリアルの足が止まった。そこに燃のプロ―ジョンが炸裂する。続いて、逃げ道を塞ぐようにして後を追ってきたアメジスの攻撃と、ベルトルドの蹴りが立て続けにベリアルの足に叩き込まれた。討伐戦の始まりである。

●広場での戦い
  自分が何らかの計略によって誘い込まれた事を悟ったのだろうか。それとも見覚えのある場所だったからだろうか。
 かつての少年は一つ瞬きをしてエクソシストの向こうに灯る街灯を一瞥した後、獣じみた唸り声をあげて眼前の東に猛然と襲い掛かった。東はそれを大鎌で何とかしのぎ切る。「絶対防御ノ誓イ」を使っているのだ。埒が明かないと獣が後ろに飛ぼうとしたところで、死角に配置されていたシンティラの符がそれを阻んだ。
 さらに真昼のクロスジャッジがベリアルを切り裂き、ユウのプロ―ジョンが炸裂する。ベリアルは足元をふらつかせ、傷ついた子供がやるように項垂れた。
 その足元から伸びた触手が不気味に揺れている事にレイは気づいた。前衛の隙間を縫って攻撃を飛ばそうとする際に気づいたのだ。
「新手の攻撃、来ます!」
 魔法が飛んでくる可能性だって否定は出来ない。注意を呼び掛けながらカードを投擲し、伸ばされた触手を、切り落とす。だが、数が多い。そこにロスが盾を構えて躍り出た。苦労する様子もなく攻撃を受け止めていく。その様子はまるでスポーツに興じているようにも見えた。

 やがてベリアルの攻撃が途切れる。それを捌ききったロスと入れ替わるようにして前に出たキリアンは暴虎馮河斬を繰り出した。胴を貫かれその場から動けなくなったべリアルにレイの援護が突き刺さり、燃の攻撃がその身を抉る。反撃しようとしたのだろう、ベリアルは身をよじるが縫い付けられた少年の身では向き直ることも出来ない。忌々しげに吠えるベリアルにエクソシストたちはさらなる追撃を加える。
 その時、全身から伸びる触手が突如膨れ上がった。憎悪の色を強く纏った触手がその背から真っ直ぐ伸びる。狙いは先ほど自身の身を抉った燃だ。
 だが、その攻撃が燃に通ることはなかった。炎の斜線に東が飛び込んだのだ。真正面からその体で攻撃を受け止める。

「先生!」
「清十寺さん!」
 決して小さくはない傷を負ってなお、東は小さく笑って見せた。
「大丈夫。ただ、ちょっと後ろに下がらせてもらうよ」
 フォローに回ったセアラのチェインショットに隠れるようにして、東は後ろに下がり、駆け寄ったシンティラから回復を受けた。

 一方で、なおも追いすがって攻撃を加えようとするベリアルを真昼は前衛で押さえていた。クロス・ジャッジで畳みかけ、相手が動く隙を与えない。アメジスの攻撃が触手を薙ぎ払った時に、ちらりと何かが見えたような気がする。そういえば、先ほど攻撃を食らった時も背中から再生していた。
「核だ! 背中にあるんだ!」
「了解、燃やしつくしマス!」
 その直後、フレイムを使用し続けていたエリィが火球を狙いすまして打ち込んだ。核を焼き尽くすようにして炎が躍る。ベリアルはひときわ甲高い叫び声をあげた。癇癪をおこした子供のように手足を触手ごとばたつかせ、何とかして串刺しになった体を引き抜いた。そのまま逃走するようにふらふらと歩き出す。広場から通路に出る直線の上を位置取っていた朝日がそれを食い止め、そこにベルトルドが拳を叩きこんで動きを止めた。

 これが崩壊の決定打だった。

 少年の姿をしたベリアルは足をよろめかせ、何とか踏みとどまる。俯いた子供の背中に浮かぶ紋様から、翼が広がるようにゆらりと鎖が現れた。星灯りを受けて鈍く光る鎖の先にはいくつかの魂が繋がれている。
「……ッ!」
 囚われた魂の有様に、エクソシストたちからも息を飲む音があがる。
 ベリアルの素体となった少年。その餌食となった人々。少年の視線の先に、おそらく少年の親であっただろう男女の姿を見出してシンティラはぐっと拳を握りしめた。彼の帰るべき家はもう、どこにもなくなっていたのだ。

「子供の時間は終わりです」
 そんな中で、セプティムはクロス・ローズを構えて宣言した。街灯の明かりを受け、団章が鋭く浮かび上がる。次の行動を悟ったベルトルドは少年の肩を強く掴んだ。目の高さを合わせるように、抱き寄せるようにしてベリアルを拘束する。
 近づく足音に目を上げれば、セプティムが静かに剣を振り上げていた。二人の断罪者の視線が交錯する。一つの頷きの後、剣が風を切って振り下ろされた。
「永遠の眠りについてください」
 セプティムは静かに告げ、一息に鎖を断ち切った。魂たちは解き放たれ、ベリアルはさらさらと姿を崩して灰へ還っていく。
「そうだな。……おやすみ」
 籠手の中から零れ落ちていく冷たい灰にベルトルドは小さく声をかけた。ぬくもり、命、魂。少年の求めていた灯りは結局奪うことしかしなかった。
(俺達も、彼にとっては奪う側だ)
 それでも、彼は少年の冥福を祈りたかった。

●戦いの終わり
 ベリアルの犠牲者の魂は静かに空へ溶けるように消えていく。その中でまっすぐ星々に向かって昇っていった少年の幻影に、キリアンは前髪の奥に隠した傷が少し傷んだような気がした。
「……次はもっとマシなところへ生まれてきな」
 彼は空を見上げるのをやめ、前に、セアラへと向き直る。「身が持たないからもうキリーが怪我しても慌てないことにした」とは言っていたが、きっと手当を受けろと迫られることになるのだろう。これが彼らの日常なのだ。

 幻影を見つめていたエクソシストは他にもいる。藤葉はその姿に「……どうか、安らいで下さい」と声をかけていた。労わるように、その頭をアメジスが撫でる。少し遠くではエリィが苦虫を噛み潰したような表情でそれを見ている。ベリアルに同情する日が来るとは思っていなかったのだ。
「ベリアルは倒さなきゃいけないものデス。なので、この結末に後悔はありまセン」
 零れた言葉は傍らのレイに向かってのものだろうか、それとも自分自身に向けての言葉だろうか。レイはその表情に驚いて続きを待つ。
「が、こんなに後味が悪くなるとは思いませんデシタ……」
 レイはアメジスに習い、黙ってその髪を撫でる。どうか、その優しさは忘れないで。そんな願いが込められていた。

 せめてもの弔いに、とレイはエリィを伴って広場の花を少しだけ拝借した。形を整え、街灯の傍に落ちていた本と共に手向ける。ベリアル発生地点はこの近くと聞いた。きっとこの本は彼のものなのだろう。手を合わせていると、ベリアルの遺灰を集めていたユウ、朝日と真昼もそこに合流する。
「あの世では、安らかに」
「ゆっくり休めよ、少年」
 夜明け前の最も暗い時刻、祈る彼らの姿を街灯が静かに照らし出していた。

 悼んでいるばかりではいられない。いずれ日は昇り、日常が再開されるだろう。ロスとシンティラは一足先に避難した市民の元へ向かっていた。行方不明者の確認に討伐報告。復旧が必要ならば手伝いも必要になるかもしれない。やるべき事はたくさんある。
 エクソシストの中にはそれに加わる者もいるだろう。次の戦いに備える者、傷を癒す者、今一度戦う意義を考える者。

 生き残った者にはさまざまな選択肢が残っている。



光に背を向けた子
(執筆:月村真優 GM)



*** 活躍者 ***

  • ヨナ・ミューエ
    やるべき事をやるだけです
  • ベルトルド・レーヴェ
    行くか

ヨナ・ミューエ
女性 / エレメンツ / 狂信者
ベルトルド・レーヴェ
男性 / ライカンスロープ / 断罪者




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2018/05/30-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[32] 降矢・朝日 2018/06/12-22:38

私達もプラン提出しました。
えっと、広場までのルートに街灯があれば毛布を掛ける等して、誘導中にベリアルを刺激しない様にする旨を入れてます!
戦闘は、皆と協力して囲む形に…だね。

無事に作戦が終了する事を願っているよ。会議お疲れ様。
現地でもよろしくね。  
 

[31] ロス・レッグ 2018/06/12-22:08

俺もプラン提出おわったー。
んじゃ街や市民達の以後の平安を祈りつつ
現地でなー  
 

[30] ロス・レッグ 2018/06/12-19:17

おぉ! ヨナはお気遣いさんきゅーな!
ははは、やっぱヨナから見ても、もうポジション代えになっと難しそうだよな。さんきゅーな!
朝はちと早かったかなー(滝汗)と思ってたんで、ほっとしたー!
ははは、呼び間違え良くある良くある。指摘されっと恥ずかしっよな(前科者)
俺が自分だと解ってたならOK! 気付かねぇくってスルーしてたら悪ぃー!!  
 

[29] ヨナ・ミューエ 2018/06/12-11:23

8組揃ったんですね。
魔力探知は私も使ってみます。

ロスさん、出発が迫っているしこれからポジション変えだとプランとの兼ね合いがあるので
そのまま希望の班で構わないかと。
(この間は相談で名前間違えてて申し訳ないです)  
 

[28] 藤葉・宮野 2018/06/12-09:13

ご挨拶が遅れましたっ
新しく参加された皆さん、宜しくお願いします

プランの提出をしました。作戦当日は宜しくお願いします  
 

[27] ロス・レッグ 2018/06/12-07:45

残り2日だったしなー、無理だったか(ぽりぽり)
んじゃ、俺、誘導班で動いてっな、一緒になっ人ヨロシク。  
 

[26] エリィ・ブロッサム 2018/06/11-08:12

ってレイさんが、言ってまシタ!  
 

[25] エリィ・ブロッサム 2018/06/11-08:10

降矢さん&籠崎さん、ロスさん&シンティラさん、よろしくお願いします。
戦力も充実しましたし、戦闘は囲みで問題ないと思います。

なるほど、【魔力探知】は良い考えですね。
僕もお役に立てるよう頑張ります。  
 

[24] セプティム・リライズ 2018/06/11-04:23

藤葉さんはまとめ、ありがとうございます
そして新しく参加した方々もよろしくお願いします。戦力が充実するのは嬉しい限りです

●討伐
エレメンツのスキルを特技を使うというのは確かに有効そうですね。こちらもユウに頼んで使ってもらう事にします  
 

[23] ロス・レッグ 2018/06/11-00:24

戦闘の話し合い、ほぼ完了――もう完了か?した所での参加になっけど、
拷問官のロスと陰陽師のティ(シンティラ)な、ヨロシク。

戦闘の方針は了解。人数割振りも平等だし、んじゃ、誘導班の方に回って貰わせてもいっか?
セアラが初めに誘導班希望ってあっから、俺が追尾班で、セアラ達が誘導班でもってあっけど。
セアラ達どーだろ?  
 

[22] 降矢・朝日 2018/06/10-23:29

途中からの参加ですが、こんにちは!
陰陽師の降矢朝日です。パートナーは断罪者の籠崎 真昼くんです。
よろしくお願いするね。

現在出ている作戦、確認しました。分かりやすかったよ、ありがとう!
私達は…安全確認班に入らせて貰おうかな。
不測の事態に備える人数は、多い方が良さそうだからね。

戦闘に関しては、囲む形で良いと思います。
断罪者が4人居るから、四方を囲む形になるのかな?  
 

[21] キリアン・ザジ 2018/06/10-22:52

12人、なかなかの戦力になったっすね。
先程はお嬢が間の抜けたコトやってましたが、改めてよろしくおなしゃす。

【魔力探知】でベリアルの位置のあたりをつけて捜すのは良いと思いますね。
ついでに俺も索敵のお役には立てるかと。いちおー飛べるもんで。
追尾時も不測の事態に備えて、上から追っかけようと思ってます。

敵サン1体だし、戦闘は囲んでタコ殴りですかねー。
ベリアルといやあ触手っすが、前にエリィさんが指摘してたように
人型だと魔術を使ってくる可能性はある、と。そのへんは要警戒ですわな。  
 

[20] 清十寺・東 2018/06/10-22:05

おっと、返事が遅くなっちまった。
そういうことなら言い出しっぺだし、安全確認班に入って行動するよ。
纏めも分かり易くて助かる。ありがとね。


 
 

[19] アメジス・ローザ 2018/06/10-15:47

メンバーが揃ってきた様だから僕からも改めて挨拶を、エレメンツで占星術師のアメジスだよ。どうぞ宜しく。

提案って程でもないけど僕からも少し。討伐対象のベリアルは市街地を動き回っている様だからエレメンツの特技【魔力探知】で予め場所の特定をしてから各自行動してはどうかな?僕を含めてどの班にもエレメンツが居るようだしね

ヨナさん、イラストの件有難う。こんな時だからこそ嬉しいよ  
 

[18] ヨナ・ミューエ 2018/06/10-11:02

人員が増えたようですね、改めてよろしくどうぞ。
纏めもありがとうございます。

セアラさん異動すみませんお言葉に甘えますね。
他はもうこれといって思いつく事はないのですが何かありますかね…?

あっ。こんな時ですが藤葉さんアメジスさんイラスト完成おめでとうございます。  
 

[17] 藤葉・宮野 2018/06/10-09:38

レイさん、セアラさん班のまとめ有難うございます。作戦の方もまとめて見ます。

◯事前準備
・市街地の立地確認
・討伐場所となる広場へのルート確認

◯誘導班
・ランタンを使用してベリアルを広場へ誘導

◯追尾班
・ベリアルの後方へ周り気付かれない様に追尾。逃げ道を塞ぐ

◯安全確認班
・市街地の安全確認及び確保
・確認後、広場へ移動し他メンバーと合流

こんな所でしょうか?  
 

[16] セアラ・オルコット 2018/06/09-23:54

あっセプティムさんたちを見落としてたっ! ごめんなさい!
レイさん指摘ありがとう。それじゃ、追尾に移動しようかな?
他に希望者がいたら安全確認でも大丈夫だよっ。

○誘導班
セプティムさん&ユウさん
ヨナさん&ベルトルドさん

○追尾班
藤葉さん&アメジスさん
セアラ&キリアン

〇表明なし(安全確認班)
黒憑さん&清十寺さん
エリィさん&レイさん  
 

[15] レイ・アクトリス 2018/06/09-23:35

セアラさん&キリアンさん、黒憑さん&清十寺さん、よろしくお願いします。

メンバーも増えたことですし、3班に分かれるのも良い案だと思います。
避難しているとはいえ、不測の事態に備えて、安全確認をして損はないでしょう。
ところでセプティムさん達も誘導班に表明しているから、現状こうなりますね。

○誘導班
セプティムさん&ユウさん
ヨナさん&ベルトルドさん
セアラ&キリアンさん

○追尾班
藤葉さん&アメジスさん

〇表明なし(安全確認班)
黒憑さん&清十寺さん
エリィ&レイ

僕等はどこでも良いので特に表明なしにしていますが、誘導班でどなたか移動できる方はいらっしゃいますか?  
 

[14] 藤葉・宮野 2018/06/09-16:33

セアラさんとキリアンさん、それに東さんと黒憑さん宜しくお願いします。

セアラさん、作戦をまとめて下さって有難うございます。人数に関しても大勢だと追尾に気付かれてしまうかもしれませんし2組ずつに賛成です。

東さんも有難うございます。住人の方の安全確保、失念してました…

えっと…では、誘導班2組に追尾班2組。残りのメンバーで市街地の安全確認及び確保…でしょか?  
 

[13] 清十寺・東 2018/06/09-16:18

おっと、言ってる側から見逃してた。どうも一般人は居ないみてぇだ。
悪い、さっきのは忘れておくれ。  
 

[12] 清十寺・東 2018/06/09-16:16

よう、邪魔するよ。アタシは墓守の東、こっちが狂信者の黒憑さ。宜しく。
ここまでの作戦は了解だ。色々と考えてくれてありがとうね。

アタシは前衛、黒憑は後衛タイプ。攻撃メンバーはウチの黒憑含め充分揃っているようだから、
アタシは盾役として立ち回るようにするよ。

ところで、敵は市街地を駆け回ってるって話だったが、一般人の有無はどうなってるんだろうねぇ。
もし避難が済んでいないようなら、こっちも対策が必要かもしれねぇ。
誘導組の中で誰か一足先に場所まで行って人の有無を確認したり、
敵と遭遇した時点でまだ周りに人が居るようなら避難誘導したり……考えすぎなら良いんだが。  
 

[11] セアラ・オルコット 2018/06/09-15:55

悪魔祓いのセアラです! パートナーは断罪者のキリー。
よろしくね!

……なーんて、ちょっと元気だしてみたけど。
人型かぁ。でも、討伐しなきゃ開放できないんだもんね。頑張ろう。

えーっと、ランタンで誘導してから戦闘する作戦だねっ。
誘導班と追尾班に分かれるのも了解。
宣言の内容はこうなるね。わたし達も一旦、誘導側を希望しとくね!

○誘導班
ヨナさん&ベルトルドさん
セアラ&キリアン

○追尾班
藤葉さん&アメジスさん

なんとなくだけど、エリィさんも言ってるように人数多すぎると
混乱しそうだし、誘導も追尾も2組ずつくらいでもいいかもって思う。
で、戦場の空き地を確保してルートを確認しておく組も置いたらどうかな。
避難は済んでるみたいだけど、気をつけておくに越したことはないし。
それにジスーという魔物がいるからねっ。  
 

[10] ヨナ・ミューエ 2018/06/09-09:54

なるほど、二手ですね。
光に釣られるといってもベリアルは基本的に生き物を殺すしか頭にないようですから
追尾は目立たず悟られないようにした方が良さそうです。

では私達は誘導班に行きます。少々挑発しながら注意をなるべく引き付けてみます。  
 

[9] 藤葉・宮野 2018/06/09-08:25

エリィさん、レイさん宜しくお願いします。

誘導にランタン…良さそうですね。
私もアメジス兄様も後衛向きですし経験も有りませんので逃げ道を塞ぐ方にまわりたいです。

戦闘でも前には出ずに後方からベリアルの触手や足元を狙った支援攻撃をしようと考えています  
 

[8] セプティム・リライズ 2018/06/09-07:32

ヨナさん、エリィさん。どうぞよろしくお願いします

●誘導など
確かに二手に分かれて行動した方がよさそうですね
個人的には逃げ道を塞ぐ方々は後ろからついてきてもらったほうがいいかと。誘導中に敵の攻撃が苛烈になった場合、誘導を続けられなくなってその場で討伐する事になるかもしれません
そうなった時近くにいてくれた方が対応もしやすいでしょう

まだ誰がどこに行くか表明されてないようですが、僕は誘導の方に回ろうと思ってます  
 

[7] エリィ・ブロッサム 2018/06/08-23:16

ハーイ、エリィ(狂信者)とパートナーのレイさん(占星術師)デス!
よろしくお願いしますデス!

光での誘導、了解デス!
ランタンがありますカラ、その辺は容易そうデスネ
全員で誘うと向こうも混乱しそうですカラ、藤葉さんの言うように二手別れた方がいいかもしれまセン
(見つかると標的にされそうなので)距離をとって背後にまわるか、あらかじめ広場に待機しておくか…
あとは事前に空き地とルートの確認をしておけば、大丈夫でショウカ

それから人間を元にしたベリアルは魔術を使うことがあるようですカラ、
戦闘の際はその辺も気をつけた方がいいかもしれまセン  
 

[6] 藤葉・宮野 2018/06/08-15:13

ヨナさんにベルトルドさん、宜しくお願いします

被害を少なくする事を考えたら空き地…でしょうか?それと、誘導の方法ですが光で引き寄せる組とベリアルの背後に周り逃げ道を塞ぐ組に別れるのはどうでしょう?  
 

[5] ヨナ・ミューエ 2018/06/08-03:00

狂信者ヨナ・ミューエおよび断罪者ベルトルド・レーヴェ。
どうぞ、よろしくお願いします。

ベリアルの討伐は初めてになりますが犠牲者は少年ですか。やるせないですね…。

ベリアルが徘徊しているのは恐らく町中ですよね?
光で引き寄せてどこで戦うか。
空き地や広場のような広い場所がいいでしょうか。  
 

[4] 藤葉・宮野 2018/06/07-16:21

セプティムさんとユウさん…宜しくお願いします。

はい。誘導して討伐の流れで良いと思います。あ、ですが…誘導するとなると事前に町の立地を確認した方がいい、ですよね?誘導中に迷うと大変ですし  
 

[3] セプティム・リライズ 2018/06/07-14:06

どうも、断罪者のセプティム・リライズと狂信者でパートナーのユウ・ブレイハートです

これ以上街への被害を出さないためにも、早々に討伐するべきでしょうね
情報によると光に反応するらしいので、その特性を利用して誘導した後討伐する、というのが今のとところの流れでしょうか  
 

[2] 藤葉・宮野 2018/06/07-00:38

えっと…はじめまして。
藤葉・宮野(ふじは・みやの)と申します。陰陽師です。パートナーのアメジス兄様は占星術師です。

少年の姿をしたベリアル……早く魂を解放してあげたいです(両手を握り締め悲しげな表情で)