~ プロローグ ~ |
海洋に住む生物を元にしたベリアルが出現した、と報せが広まったのはつい先日。その情報から海辺の街は警戒を強めた。 |
~ 解説 ~ |
・成功条件 |
~ ゲームマスターより ~ |
みなさんのかっこいいお姿を書けるのを楽しみにしております。 |
◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇ |
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■目的 準備&支援(海月退治 ■下調べ 洞窟内の砂を調べ戦闘時に足とられるレベルか調べる 岩が波に削られてパターンなら知ってるので洞窟内なら靴は履いてないと危険なイメージ 基本は靴 足を取られる砂地では裸足 海月出現場所も聞き 網・舟を借りる(終ったら礼を 松明1本を洞窟の奥に置いておく 鯨歌対策に数珠 ■昼 ランタン手に 洞窟内の奥の方から照らし海月探し 装備は口寄魔方陣で呼び なるべく水の中に入らない位置から攻撃 舟使用時は喰人運転アビリ使用で運転に専念 祓魔人攻撃 洞窟内は一掃したら入り口を塞ぐように網を 後は舟上から洞窟付近~海月が多いと聞く方向気をつけ攻撃 水上に上がってきたら土竜叩き要領で 休憩挟み夜に備える 装備は魔方陣へ |
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■ロス ふははは!ちーとよじ登ってみてぇ大きさな! ∇装備 指輪:抵抗力2倍 鉢巻ターバン:耳栓 死霊の石:盾を持つ腕に ゴーグル:水飛沫対策 数珠:一応 ∇戦 松明を持ち洞窟前で待ち構え鯨との距離を見つつ奥へ 舟の操縦交代必要そうなら交代(アビリ有 足場の影響受けなくなれば口寄魔陣で戦闘装備 鯨が止まれば松明は奥に投げ 粉骨砕心常時 献魂一擲使い 左の骨を押さえるように盾を持ち敵の体を切り裂くように右手の斧で攻撃して進む 目指すは魔結晶 奥に行くほど困難極めるかと地烈をも使い早くに到着狙う 死霊の石発揮すれば自分の命省みず突っ込んでいく 魔力を使いきっても斧を振り回し魔結晶に手を伸ばし掴む ∇終 借りた船や網の補修を日曜大工アビリで |
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裸足で歩き難しい時は空を飛んで足元対処 記憶力がいいのはヒューイの方なんだが。操作については協力して貰えるとの事だから、昼間に私が困らないよう教えて貰おう(ヒューイは見ている) 鯨が出現するまで全体に光を当て主に舟の周りを明るくするといいかな。鯨が出れば小舟から鯨までの位置、鯨を照らし出せるように動かそう ヒューイは飛んでいって鯨に攻撃する事になるね。レベルは低いのが心配だがライフルは射程が長い。そう危ないこともないだろう (ヒューイは鯨と距離を置き気を向かせる心積りで攻撃し後退。完全に襲い掛かって来るのを確認すればエルマン達と行動共に接近されたら攻撃) 私も灯台任務が終了すれば空を飛んで追いかけようか |
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~ リザルトノベル ~ |
『コーネリアス・ニコリッチ』、『エルマン・ベーク』は昼間の時間帯にランタンを持って洞窟へと向かった。 それに『ロス・レッグ』、『シンティラ・ウェルシコロル』も同行した。 「くじらの大きさが二十メートルくらいか」 「ふははは! ちーとよじ登ってみてぇ大きさな!」 エルマンが鯨の大きさの話をするとロスはうそぶく。 下調べとして洞窟周囲の砂がどれくらいか調べにきたのだ。 洞窟の入り口は海水で満たされ、砂らしいものはない。かわりに足首が浸かるほどの海水に透明なクラゲたちがぷかぷかと気持ちよさそうに漂っている。ただし数が驚くほどに多い。蒸し暑い夏を過ぎた、八月過ぎから涼しくなってくらげが大量に発生したのだ。それをコーネリアスとエルマンはもぐらたたきの要領で始末を開始する。くらげはただ漂うだけの力のない生き物だ。その気になれば一撃で始末は出来る。だいぶ数を減らしたところで波に寄せられて、くらげはやってくるので始末をしてもキリはない。 「ほら、サボるな」 「はいはい」 エルマンに叱られながらコーネリアスは漁師に借りた網を使用して洞窟の入口を塞いでくらげの侵入を塞ぐ。 この村の漁師は海の危険性から、彼らは浅瀬――とくに洞窟に小舟をいれて小魚をとったりして海の幸を得ているのだ。 今回借り受けた小舟、網も洞窟にはぴったりだ。 「これだったら大丈夫そうだな」 「操作さえ誤らなきゃ、な。賭け事だって勝負がわかってやるのは酔狂だからな。こういうぎりぎりなわからなさがいいんだよな」 エルマンとコーネリアスは軽口を叩きあう。 洞窟内は塩の匂いが満ち、フナムシたちがかさかさとびっしりと貝がついている岩肌を移動している。 奥へと進みがてら、クラゲを潰していく。少しすると海水がなくなり、むき出しの岩肌が現れる。 コーネリアスが岩場に足をつけると、ぬめりの感覚が広がった。湿っている箇所はとくにぬめりが多いようだ。 「こりゃ、すべっな」 とロスが言うとシンティラがきょろきょろと周りを見回す。 「足元もですが、天井の低さも気を付けないといけませんね」 海水で削られ、鋭くなっているところや凹凸になっている箇所が多い。裸足でここを歩くことが危険であることは一目瞭然だ。 さらになかを進み、行き止まりまできた。 進めば進むほどに狭くなり、天井が低く、四人である程度は動けるが、洞窟はいくつか天井から突き出た岩などあり、頭を打つ可能性も存在した。 「石とかどっする? ティ」 「出来るだけ端におきましょう。ロスさん、手伝ってください」 「おーう」 シンティラとロスはここへと向かう際に危険と思わしき、岩や小石をできる限り集めて端っこへと置いておく。 なんとかマッピングを終えて、湿った岩肌にそっと松明を置いておく。 いくら松明でも濡れてしまえば燃えることはないし、この湿りと狭い空間ではどれだけ役立つかはわからないが。 『ヒュドラ・コロレフ』、『ヒューイ・ターク』は灯台へと向かった。村人にお願いして操作方法を教えてもらうためだ。 主にヒュドラが村人に話しかけ、操作を見る。 記憶力がいいのはヒュドラよりは、ヒューイのほうなのだが……しゃべることが出来ないというか、しないヒューイにかわってヒュドラが教えを乞うたのだ。後ろにいるヒューイは黙っているが、瞬きもせず、熱心に操作方法を見ている。 ヒュドラが一通り操作方法を教えてもらい、ヒューイに視線を向ける。 ヒューイは理解したようにこくんと頷いた。 「いろいろとありがとうございます」 とお礼を言うと村人は笑ってくれた。 「今回、経験不足が心配だが……出来るだけ足を引っ張らないようにしないと」 浄化師として幾多の経験をしているのはロスとシンティラの二名だけで、エルマンやコーネリアス、ヒュドラ、ヒューイもまだ新人といってもいい。 今回の鯨のベリアルはスケール2なので、ロスたちほどではないにしろ、もう少し経験を積んだ浄化師たちが対応にあたるべき指令だ。その分、気を引き締める必要があった。 準備を終え、そして夜が来た。 ロスとシンティラは洞窟前で待機する。 シンティラが小舟に乗って鯨を洞窟前に誘導する役を引き受けたコーネリアス、エルマンに浄化結界を施した。 「運転変わらなくていいっか?」 「大丈夫だろうが、必要なときは交代してほしい」 とエルマンがロスに応えた。 今回は鯨対策としてエルマンたちはギターを持ってきている。声を出して鯨の歌声の妨害をするつもりだ。 それだけでは危険と思い、柔らかな布に、どれだけ音を防ぐ力があるかは不明であるがロスはねじり鉢巻き、シンティラはターバンで耳栓する。 ヒューイとヒュドラは灯台を担当していた。距離はあるが、翼のある彼らは飛んで移動が出来る。音の危険性を考えてヒューイがターバン、ヒュドラが応急セットの包帯を耳栓代わりにする予定だ。 灯台担当の二人が小舟を使い、海へと移動するエルマンたちを援護するため、明かりをともす。 小舟のまわりを照らす。 知恵を出し合った作戦は、大変危険な行為でもあった。 今年の夏に浄化師たちに緊急の指令が出た。 それは今回と同じく、海から現れたベリアルの対策である。 海洋に存在するベリアルはアシッドレインの影響により、強力な個体も多いため、大変危険なうえ、足場が悪い海中の戦闘は浄化師側が圧倒的に不利なのだ。 教団は今年になって多くの浄化師たちの協力を仰ぎ、蒸気船を作ったほどだ。 今回も司令部が事前に浄化師たちに、岸辺で焚火などして鯨を岸辺へと誘導をして、なんとか引きずり出せばどうかと提案したのはそのためだ。 巨体もそうだが、骨鯨の属性は水。海の中ではほぼ無敵に近いといっても過言ではない。 小舟で、海中へと繰り出すことは自殺行為といっても過言ではない行動だ。 ● それはあまり迷わなかった。 光で照らされ、気配を感じる場所を狙えばいいと、単純な思考。 まるで遊ぶように。 サミシイ。 ● 小舟が照らされ、それにつられるようにしてくらげたちが集まっていた。ほとんど波に漂うしかないくらげたちだが、夜のなか、明るさに大量に引き寄せられるのは至極当たり前のことだ。 波がたぷん、と音をたてる。 小舟の底が小さく突かれた。 エルマンとコーネリアスが顔を見合わせ、異変に気が付いたとき。 大きく揺れる。 ばきり、と音をたてて砕ける――小舟の両端を挟む白く透明なぶよぶよとした何か――。 底が割れて顔を出したのは大きな暗い穴。 音をたてて砕ける。飲み込む、落ちるは底なし沼。 二人が小舟の残った端に移動するのに、中央から現れた穴は多くの板屑を飲み干しながら上へとあがる。 「しまった!」 「くそ!」 二人は迫り来る危険の焦りから悪態をつく。態勢を立て直そうにも破壊された足もとと荒れる波の激しさに立つこともままならない。 その巨体ゆえ大きな波を起こし、小舟の残骸の板はさらに沖へと流されていく。 鯨は現れ、声を荒らげる。 くおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん! 空気を振動させる大きな声は近くで聞けばひとたまりもないほどの衝撃となって襲い来る。 エルマンとコーネリアスの二人はシンティラによって浄化結界を施されていたが、音に対する対策は特にしていたわけではない。 歌声はただの音だ。ただし、それは大変大きなもので、なんの対応もしていない者には耐えられないほどの衝撃波として動きを止める効果を持つことだろう。 二人はギターを用意していたが、不意打ちの攻撃を受け、さらに歌声に動くこともできない。 近くで見れば理解できるが鯨はあまりにも巨大で、その声の大きさもエルマンたちの声を一瞬にかき消すほどだ。その歌声は一人や二人の声や楽器の音で打ち消せるものではない。 鯨は手を広げるようにしてひれをあげた。巨体に見合うその大きなひれが上から下へ動かし、水面にたたきつける。背から水面へと再び潜ろうとした行動は、それだけで波を荒れさせた。 それにエルマンとコーネリアスは巻き込まれ海へとひきずられる。光によって集まったくらげたちに捕えられる。痛みにも似たくらげの毒は浄化結界の効果ですぐに痺れることはなかったが、それも時間の問題だ。 水中で鯨は踊る。 くるりと回転する。 急いでヒューイと、ヒュドラは翼を広げてエルマンたちの救出へと向かう。 その間、砕けた小舟の木くずにエルマンたちは必死にしがみつき、翼を広げて空中へと逃げようと試みていた。 ヒューイとヒュドラ、そしてエルマンにコーネリアスの邪魔をしたのは鯨だった。再び口から浮かぶ。 暗い穴がヒューイたちを襲い掛かる。その穴に堕ちなかったのはただの幸いといってもいい。 「……っ!」 巨大な鯨は背から再び海へと落ちていく。 海が荒れ狂い、エルマンたちはさらに沖へと流されていく。 サミシイ。 サミシイ。 サミシイ。 ヒュドラはオカルトの知識を多少とはいえかじっている。 この鯨にはこの世界はどう映っているのか。 「泣いている子をあまり苛めたくはないのだが、死者がでるようでは困るのでね」 もっていた毛布を取り出し、マッサージオイルをしみこませ、オイルライターとともに鯨に投げつける。 出来たら退魔律令をかけようとも思うが、これは自身に仇なす者を吹き飛ばす律令を唱え攻撃とともに吹き飛ばすもので、攻撃を受けなくては発動が出来ない。 鯨はヒュドラ、ヒューイに一切気が付いておらず、エルマンたちを沈めることに夢中だ。 しかし。 鯨のぶよぶよとしたゼラチンの肉体に多少とはいえ燃えるそれが当たる。たいしたものではないが鯨はすぐさまに海の中へと潜っていく。その隙にヒューイがエルマンとコーネリアスを空中へと引き上げる。 「二人ともしっかりしてください」 「……っ」 「ヒューイ、とにかく地上に向かおう」 こくんとヒューイが頷く。 デモンの飛行は長くはもたない。ぐすぐすしては二人もまたくらげの毒を受ける可能性が高い。 ● それは学習する。 ● 岸辺にたどり着いたエルマンとコーネリアスは大量の海水を飲み込んでいたので、それを吐かせて呼吸を確保していると、鯨が岸辺へと飛び出したのだ。巨大な空虚が迫る、迫る、迫る。 「……」 ヒューイがリンクマーカーの効力を発揮させ、鯨を狙う。 出来れば魔結晶を狙っての攻撃を行いたいところだが、今の状態では魔結晶に届くことは不可能だ。 「!」 「ヒューイ!」 魔力弾は穴に飲まれる。 攻撃にも迫り来る空虚は止まらない。止まれない。ただ多少の不愉快さを覚えて鯨は飲み込む行動をとるかわりに、尾ひれを動かした。ハエを払うように四人をまとめて吹き飛ばし、地面に叩きつける。 体を回転させた鯨は海の中へと再び潜りだす。 そして歌う。 くおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! 空気を震わせ、誰も彼も沈黙するほどの大音量をとどろかせる。 「みなさん、無事ですかっ!」 「おう、平気っか! やべぇ!」 シンティラとロスが洞窟から走ってようやく海岸へとやってきた。そこでは鯨が波を起こしなにもかも引きずり出そうとしていた。 鯨の狙いは気絶したエルマンたちを海の底へと引きずり込むことだ。 鯨は津波ともとれるほどの大きな波を何度も起こし、岸辺の木々をなぎ倒し、不愉快な海水がすべてを濡らし、攫っていく。 荒れる波にくらげたちも海岸の砂場などに投げ捨てられ、ぷるぷると震えていた。 鯨にとってはただひれを振るえばいいのだ。 何度目かの大波が襲う。 「しっかりしろ」 「っ、なんとかもうすこし陸のほうへ運びましょう、ロスさん」 シンティラとロスは何度も波に襲われながら仲間たちが攫われないようにと必死にひきずっていく。 獲物がこないと理解した鯨はゆっくりと顔を出す。 目もなく、鼻もなく、ただ口しかないそれは。 再び歌う。 くおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! 大気を震わせる歌声はシンティラとロスを容赦なく襲った。 そして鯨は再び迫る。 「おりゃあ!」 「ロスさん!」 それを守ったのはロスだ。 粉骨砕心で攻撃力をあげ、献魂一擲での一撃で鯨の左胸からなかへとはいろうと試みる。小さな裂けめからなかにはいればゼラチンのようなぶよぶよとした、まるでジェルモンスターのような、それでいて弾力のある肉厚とぶつかり合う。 ベリアルは高い回復力を有することは浄化師であれば誰もが知っていることだ。また司令部で鯨の中央に青く輝く魔結晶があったとは報告されている。左胸を抉って進んだところで魔結晶に辿りつくことは出来ない。またベリアルの弱点は力の大本である魔方陣である。 この骨鯨は魔結晶を中心とし、魔方陣が展開されていた。そこに届くための手段をここにいる浄化師たちは持ち得ていなかった。 高い回復力によってロスは鯨のなかに飲み込まれ、あわや取り込まれるところである。 「ロスさん、いけません! ロスさん、ロスさん!」 シンティラは慌てて駆け出し、自分が負傷することも構わず、ロスの腕を引きずり出そうと試みる。 なんとか引きずり出したが窒息のため気絶するロスに、息も絶え絶えのシンティラが一人だけ残される。 鯨はひれを動かし、シンティラとロスを投げ飛ばし、鯨は一度海の中へと引きこもる。 沈黙。 そして。 鯨は顔を出す。 しかし、迫ってくることはなかった。 鯨は口にくわえた――深海に沈み小石――鯨からしてみれば、それは小石だが普通の人間ほどの大きさはある。 大きく体をひねって振り下ろす。 ヒューイやヒュドラが距離をとって攻撃し、ものを投げた。それを鯨はただ学習したにすぎない。 大岩は狙い定めるものではなく、空宙を浮き、引力に基づいて落ちていく。 どすっと重い音をたてて砂に転がる。 鯨は新しく覚えた行動を面白がるように何度も繰り返し始めた。 海の底へと潜り、近くにある石を拾い上げ、ときとしてはやや乱暴に引き抜いて、岸辺へと投げていく。 子供がキャッチボールを楽しむ要領で。 なんら狙わない攻撃はあたることこそないが、四方八方へと飛びちる。 シンティラが最後に見たのは、鯨はそれはそれは楽しそうな歌声をあげ、容赦のない波が襲い掛かってきた。 ● ベリアルのスケール2は子供並みとはいえ知識を有する。ゆえにしゃべれるのだ。 しかし、別に知識とは会話のみにあらず。 子ども並みの知識とは即ち学習し、敵を認識し、理解し、攻撃が複雑化するという意味だ。 モウ、サミシクナイ。 タノシイ。 タノシイ。 タノシイ。 クラウコトハ、コロスコトハ。 アアモウ、サミシクナイ。 ● 何が起こったのかわからない村人たちは慌てて海岸へと駆けていき、息を飲んだ。 濡れた彼らを運ぶ村人たちは手分けをして、なんとか村の中へと助けようと試みた。 「っ!」 迫り来るほの暗い穴。 悲鳴をあげる間もなく肉片へと帰す。 ――タノシイ ――ミンナ、モウサミシクナイ ――みぃんな 飲み込ンデ シマえ! 鯨は魂の震えるほどの喜びの歌を響かせ、目につく生き物たちを食らっていった。 浄化師たちが本部に戻り、報告が行われ、すぐにベテランの浄化師たちが向かうことになった。 村は幾多の波に襲われ、攫われた人々は鯨に食われ、海は赤黒く染まる。 破壊の喜び歌う鯨は駆けつけた浄化師たちも例外なく、飲み込もうとした。 スケール2とはいえ巨体と知恵を有した鯨はベテランの浄化師たちからも負傷者を多く出し――なんとか討伐された。 海岸は多くの血と犠牲により、仄暗い黒に染められ、夜は不気味な歌声が聞こえると人々を恐れさせた。
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*** 活躍者 *** |
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該当者なし |
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[10] ロス・レッグ 2018/09/10-22:40
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[9] ヒュドラ・コロレフ 2018/09/10-21:36
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[8] ロス・レッグ 2018/09/10-20:59 | ||
[7] ロス・レッグ 2018/09/10-06:11
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[6] ヒュドラ・コロレフ 2018/09/09-21:16
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[5] ロス・レッグ 2018/09/09-20:54
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[4] エルマン・ベーク 2018/09/09-20:36 | ||
[3] エルマン・ベーク 2018/09/06-05:55 | ||
[2] エルマン・ベーク 2018/09/05-20:24 |