~ プロローグ ~ |
ある昼下がりの午後。 |
~ 解説 ~ |
◆目的 |

~ ゲームマスターより ~ |
始めましてせあらです。 |

◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇ |
|
||||||||
![]() |
雲羽 使用 楽器 歌 会話術 作曲 終始狐面 ふふ…お祭りはもう既に始まっているのさ♪ 準備 コーンにちは!お山からやって来た音楽大好き狐だヨ♪(コンコン手狐 子供達に持参した楽器を見せ やり方解るかい? 解らないなら教えて回る 音楽の楽しさを 村の楽器が無事か確認 無事なら本番で村人に配る用に確保 無理なら持参した分で代用 村長 ふふ、楽しそうでしょう? 今日位狐に化かされても文句は言えないさ♪ 本番 弾き語り 秋の紅果実の恵み タルトの甘味に寄せられて 狐がこやんと鳴いた時 空より来たるは秋の精…(妖精役登場 転調(ドドンと前に出 さあさあ皆様お揃いで!ハッ これより来たるは豊作祝いの収穫祭!ハッ 踊る阿呆に見る阿呆!同じアホなら踊らにゃ損損~! |
|||||||
|
||||||||
![]() |
目的 みんなで楽しく祭り盛り上げる! 準備 マリアさんにお願いして、村のきれいな花をいくつか摘み取っておく チョコを持っていく マリアにもチョコをお願いする 本番 雲羽さんと狸のお面をつけて登場 秋の妖精に扮したパンドラはライラさんを抱え、空から登場する パ「さぁ素敵な収穫のお祝いをしてほしいのです!みんなが笑顔で楽しそうなのがワタクシサマは大好きなのですよー!」 パンドラは雲羽さんの音楽に合わせて楽しそうにライラさんと踊る その間に素早く霧崎は上着をとり、熱湯の鍋にチョコを砕いたボウルをいれて溶かして一口サイズに切った果実 フルーツフォンデュを振る舞う 霧「どうぞ。化かされてと思って食べてください」 |
|||||||
~ リザルトノベル ~ |
村の収穫祭。 アリスの依頼で浄化師達は村の収穫祭をプロデュースする事となった。 浄化師達は収穫祭の準備の為、それぞれ別行動を取っていた。 そんな中。ライラ・フレイアは辺り一面に広がる美しい花畑に目を奪われていた。 「わぁ、凄く綺麗……」 ライラの隣にいたエルピス・パンドラもその光景を目にして感嘆の声を上げる。 「とても綺麗なのです。旦那様にも見せてあげたいです」 「この場所は私のお気に入りの場所なんです。村の森の奥にありますので、村の人達はあまりこの場所知らないんですよ」 アリスはそうライラ達に答える。 誰も知らない花畑。 そんな秘密の花畑でパンドラ達はアリスが用意した籠を手にして、それぞれ花を摘んでいく。 「この白い花可愛いのです」 「この葉っぱも綺麗ですよ。これも演出用で使えそうですね」 「良いですね。花と一緒に綺麗な葉っぱも拾うのです!」 パンドラ達が楽しそうに花を摘んでいる姿を見て、アリスはポツリとライラに言った。 「有難うございます……」 「え?」 アリスの言葉にライラは不思議そうな顔をした。 「収穫祭の準備でこんなに楽しいの私久しぶりで……父さん達が生きていた頃は、こんな風に楽しく準備をしていたんです。まるであの頃に戻ったみたいで……だから今回浄化師さん達にお願いして良かった。本当に有難うございます」 アリスは何処か懐かしむように、そして小さく微笑んで言った。そんなアリスの言葉にパンドラはその場からすくっと立ち上がり、 「まだお礼を言うのは早いです。準備で楽しいのなら、本番はもっと忘れられないくらいの楽しい収穫祭にするのです!」 そうアリスへと言った。それに続いてライラも口を開く。 「パンドラさんの言うとおりです。私達も頑張りますので皆で思い出に残るような収穫祭にしましょう」 ライラ達の言葉にアリスは胸の奥が温かくなるを感じた。 アリスは唇の端を緩め、そして笑って頷いた。 「はい」 ● 村の広場で遊んでいる子供達がいた。 それを目にした空詩・雲羽は子供達へと近づき、そして手狐をしながら話し掛けた。 「コーンにちは! お山からやって来た音楽大好き狐だヨ♪」 「わぁ! 可愛い、狐さんだ!」 「ねぇ君たちこれは知ってるかい?」 そう言いながら雲羽は持っていた楽器を子供達へと見せる。リコーダー、ギター、和太鼓様々な楽器があった。 リコーダーなどの楽器は、収穫祭の準備で別れたライラから事前に渡されたものだった。 最初子供達に会う前に村の楽器が無事か雲羽は確認をしていた。だが村にある楽器は長年使っていない事もあり、楽器の殆どが錆びていた。 その為雲羽達が持参した楽器を子供達に見せたのだ。 「お兄さんこれなぁに?」 「これはね楽器って言うんだよ」 一人の幼い男の子に雲羽は優しく答える 「俺この楽器知ってる! リコーダーって言うんでしょう? 街に出稼ぎに行っている父さんに聞いた事があるよ」 「そうか。ならやり方解るかい?」 雲羽はそう言いながら、十歳ぐらいの活発そうな少年へとリコーダーを渡した。 「ううん。分からないよ、父さんから聞いただけだもん。でも俺リコーダー吹いてみたい! お兄さんこれどうやってやるの?」 「うん。じゃぁ教えてあげるよ。まずはね……」 雲羽は少年へとリコーダーの吹き方を教える。 そんな雲羽と少年の姿を見て、他の子供達も「わたしも!」「ぼくもやる!」と言う声が次々と上がる。 初めて楽器に触れ、楽器の美しい音色を出す子供達の表情は何処か生き生きとして、それでいて楽しそうだった。 そんな子供達の姿を見て雲羽は嬉しそうに目を細めた。 ● 「ゆーいち!」 花を摘み終わったパンドラとアリスの二人は両手に沢山のチョコを抱えて、雄逸・霧崎の傍へと駆け寄って来た。 「アリスや村の人達に頼んでチョコを分けてもらったのです」 「有難うございます。これだけあれば足りるでしょう」 「大丈夫ですか? もし足らない時は言って下さいね。チョコならまだ沢山ありますので」 心配そうに言うアリスに雄逸は答える。 「大丈夫ですよ。私達が持って来た分もありますし、充分足りますよ」 「そっか。それなら良かったです」 「ゆーいち、ゆーいちが持っている果物どれも美味しそうなのですよ!」 パンドラは雄逸が抱えている籠の中身の果物を見てそう言った。籠の中には葡萄、林檎、村で取れた色んな果物が沢山入っていた。 「パンドラさん達と一緒で、こちらも村の人から分けてもらったのですよ」 「ゆーいちが作るお菓子と村のフルーツタルト今から楽しみなのですよ」 「私も楽しみです!」 目をキラキラと輝かせながら言うパンドラ達に雄逸は柔らかい表情で言った。 「パンドラさん達が楽しみにしていて下さるのなら、頑張って美味しく作らないといけませんね」 一方その頃。 雲羽とライラ達は音楽に興味を持った子供の親達に声を掛け、ステージ運営の手伝いをして貰っていた。 「手伝って下さって有難うございます」 「いいってことよ! 浄化師さん達は村を盛り上げるために色々やってくれているんだ。俺達に出来る事があれば手伝うに決まっているだろう」 「それに収穫祭の準備であんなに楽しそうな子供達を見たのは初めてなんだ。……その、子供達に楽器を教えてくれてありがとな」 「いいよ。僕も子供達が楽しそうに楽器を弾いている姿を見れて嬉しいんだ」 子供の父親に雲羽はそう答える。 その時。 子供の母親が自分の旦那へと話し掛けて来た。 「アンタ聞いて来たよ。やっぱり村長さん準備には参加しないみたいだよ……」 「やっぱり、あのじーさんまだ意地を張ってるのか。結構頑固者だからなぁ……」 父親は困った顔をしながら頭をガリガリと掻いた。そしてライラの視線に気づき、小さく苦笑を浮かべた。 「あっ、うちの村長収穫祭が嫌いとかそんなんじゃないんだ。村長って自分のやり方が絶対に正しいって言うところがあってさ、意地になってるんだよ」 「悪い人じゃぁねーんだけどな。それに村長自身も楽しい事が好きで、ノリが良いじーさんだから上手く行けば一緒に準備出来ればって思ったんだけどな……」 「楽しい事が好きな村長さんならきっと音楽に引き寄せられて参加してくれるよ」 「確かにそうかもな。んじゃ、張り切ってステージ設営をしないとな」 ●収穫祭プロデュース。 澄み渡る青い空の下で村の秋の収穫祭は開始された。 会場では村で取れた沢山の果物が並べられ、その他にも名物のフルーツタルト、料理などがあった。 収穫祭は今までの収穫祭とは違い、今年は浄化師達が収穫祭を盛り上げると言う事が隣の村まで伝わっていた。その為収穫祭は去年に比べて大いに賑わっていた。 ステージの袖では狐の面を被った雲羽が集まった村人達を眺めながら小さく呟いた。 「ふふ……お祭りはもう既に始まっているのさ♪」 そしてステージは始まった。 ステージには雲羽と狸の面を付けた雄逸が登場した。 雲羽は口を開き、そして弾き語りを始めた。 秋の紅果実の恵み タルトの甘味に寄せられて 狐がこやんと鳴いた時 空より来たるは秋の精 雲羽の歌に合わせて空からライラを抱えたパンドラが現れた。 ライラとパンドラの姿はワンピースに、ネックレスやブレスレットと言ったアクセサリーを付けていた。それに加えて頭にはアリスが作った花冠が乗っている。 それは正しく秋の妖精そのものだった。 パンドラに抱えられたライラはやや緊張しながらも、籠の中にある花を観客達の方へと撒いた。 「皆さんで収穫のお祝いをしましょう」 「さぁ素敵な収穫のお祝いをしてほしいのです! みんなが笑顔で楽しそうなのがワタクシサマは大好きなのですよー!」 パンドラ達の台詞と共に柔らかい風に乗って秋の妖精から撒かれた美しい花。 その光景は村の人々にインパクトを与えるのに充分だった。 「空から花が……」 「キレイ!」 「妖精さん可愛いね!!」 (喜んでくれて良かった……) ライラは村人の楽しそうな顔を見て柔らかな表情を浮かべた。 ステージ上に降り立つライラ達に合わせるように雲羽は転調をした。 そしてトドンと前に出る。 さぁさぁ皆様お揃いで! ハッ これより来るは豊作祝いの収穫祭! ハッ 踊る阿呆に見る阿呆! 同じアホなら踊らにゃ損損~! 雲羽の気合いの入った歌声に合いの手を入れつつ、ライラはパンドラと一緒にダンスをする。ライラは村人達を音楽の世界に引きずり込むに等しい迫力の踊りを披露する。 ライラの踊りに感化され、村人達は一人、また一人と言ったように曲に合わせて踊り出す。 楽しそうに、あるいは気合が入ったように踊り出す村人達に、ライラは圧倒されながらも踊りを続けていく。 「村長も踊りましょうよ!」 「村長は歌や踊り本当は大好きなんだろう」 「じゃが、ワシは……」 村人達の言葉に村長は歯切れの悪い返事をする。だが村長の体はうずうずとしていた。 本当は村長自身も踊りたくて堪らない。 だがアリスの意見を反対していた手前、素直に村人達の言葉に賛同出来ずにいたのだ。 「ふふ、楽しそうでしょう? 今日位狐に化かされても文句は言えないさ♪」 「私おじいちゃんと一緒に収穫祭を楽しみたいの!」 アリスの言葉に村長は目をカッ! と開き、そして。 「ええーい! もう我慢ならん!!」 プライドも意地も全て殴り捨てて、村長は楽しそうに踊り出した。 その間に素早く雄逸は上着を脱ぎ、熱湯の鍋にチョコを砕いたボウルを入れて溶かす。そして一口サイズに切った果実フルーツフォンデュを村人達へと振る舞った。 「どうぞ。化かされたと思って食べてみてください」 「見たこともない変わった菓子だねぇ」 「でも可愛くて美味しそう!」 村人や子供達はそんな感想を口にし、フルーツフォンデュをパクっと食べた。そして。 「これ美味しいよ! こんな美味しいもの私食べたことない!!」 村人達は初めて食べるフルーツフォンデュに感激していた。 「ねぇ、もう一個食べてもいい?」 雄逸へとねだるように言う子供に、雄逸は優しく答えた。 「まだ沢山ありますのでいっぱい食べて下さいね」 ● 祭りが盛り上がる中でパンドラはタルトを一つずつ食べていた。 タルトは色んな種類があり甘い物、甘酸っぱいものまであった。色んな種類のタルト、または名物のフルーツタルトを食べていく度にパンドラは、 「すっぱーいのです」 「あまーいのです」 と、言っていた。そんな中で一人の老婆が雄逸達へと声を掛けて来た。 「お兄さん達、収穫祭を手伝ってくれて有難うね」 「いいえ。それに私達も収穫祭に参加出来てとても楽しいです」 「皆の笑顔が見れてワタクシサマもとても嬉しいのです!」 そう答える雄逸達に老婆は微笑を浮かべた。 「そうかい。実はね、話には聞いているかもしれんが、この村の収穫祭は毎年寂しい祭りだったんだよ。村には老人と子供が多いから、村長はワシらを気遣って毎年の収穫祭はタルトを食べるだけの収穫祭となっていたんじゃ。だけど」 老婆は一度言葉を切り、話を続けた。 「この光景は賑やかだった頃の昔のようだ。素晴らしい音楽に、皆の笑顔。そして子供達の笑い声。全て浄化師さん達のおかげじゃ。有難う」 「ワタクシサマも皆の笑顔が見れてとても嬉しいのです。それに皆で一緒に頑張って準備をした収穫祭だから、皆で楽しめたらもっと、もっと嬉しいのです」 パンドラの素直な気持ちに老婆は嬉しそうにくしゃりと笑った。 「有難うね。浄化師のお嬢さん」 老婆のその言葉にパンドラは心が温かくなった。 ● 祭りの最中。 村人達は曲に合わせて楽しそうに踊り、またはタルト、フルーツフォンデュを美味しそうに食べていた。そんな笑顔溢れる風景をパンドラは眺めていた。 「楽しそうなのです」 「そうですね。お面、外さないんですね」 「私の顔は醜いから」 「そんなこと」 「怖がらせたくないわ」 悲しそうにポツリと言うパンドラに、雄逸は穏やかな声音で言った。 「今日は私は狸らしいですよ。化かされてください。ねぇパンドラさん」 雄逸はパンドラへと頭の上に真っ白いベールを被せる。白いベールは雄逸が事前にアリスに頼んで借りたものだった。 真っ白のベールを掛けられたパンドラは雄逸を見上げた。そして雄逸はパンドラの髑髏のお面を取った。 「踊りましょう」 雄逸はそう言って、パンドラの手を引いた。雄逸は親友の事を今日だけ忘れる事にした。 パンドラは雄逸の気持ちに共感性が無いので無理解だ。だけどパンドラは雄逸へと自分の素直な気持ちを口にした。 「はい」 雄逸達は村人が踊っている方へと向かって行く。 ベールを被っている為、パンドラの素顔は誰にも見えなかった。ベールの下でパンドラは嬉しそうに小さく微笑んだ。 ●皆の笑顔溢れるお祭り。 踊り明かした後。 雲羽は雄逸のお手製のフルーツフォンデュを食べた。フルーツとチョコレートの絶妙にマッチした甘さが口の中一杯に広がった。 「お兄さんが作ったフルーツフォンデュ美味しいね」 村人達と同様にフルーツフォンデュを口にした事が無かった雲羽は感嘆の声を上げた。そして隣でタルトを食べていたライラにもフルーツフォンデュを進める。 「僕の可愛いお人形さんも食べてみなよ。驚く程美味しいからさ♪」 雲羽の言葉に従い、ライラもフルーツフォンデュを口にする。 「美味しいです!」 そう感想を口にする。 「お口にあって良かったです」 そう雲羽達と雄逸が言葉を交わす中で、村長もフルーツフォンデュを手に取り、口に含む。そしてあまりの美味しさに次々と食べ始めた。 「上手い! 美味いぞ! これなら毎日でも食べられるわい!?」 「村長にもお口にあって良かったです」 「お前さん料理が上手いな。これならすぐに店を開けるぞ!?」 「そんな大袈裟な……」 「いや、それ程このフルーツフォンデュと言う菓子は絶品だ! なぁアリス」 「うん! おじいちゃんの言うとおりだよ。皆美味しいって喜んでいるよ。雄逸さん有難うございます」 「アリスさんと村長さんに喜んで貰えて私も嬉しいです」 フルーツフォンデュを食べ終えた村長は雲羽達へと視線を向け、そして言った。 「浄化師さん達、村の収穫祭を盛り上げてくれて有難う。子供達が楽器を弾き、歌を歌い、浄化師さん達の素晴らしい歌に合わせたダンス。そして何より秋の妖精として空から舞い降りてくれた浄化師のお嬢さん達の姿は本当に見事なものだった。本物の妖精だと見間違えたくらいじゃた。ワシは今まで意地を張っていた。村には年寄りと子供達が多い。だから皆の負担にならないように敢えて収穫祭は簡単に済まそうと考えていたんじゃ。だからアリスの提案に真っ向から反対した」 村長は寂しそうな表情をし、そして言葉を続けた。 「じゃが、それが間違えだった……。ワシは皆の事が見えていなかったんじゃな。今日皆の笑顔が見れて、子供達が笑っている姿を見てそう思ったんじゃ」 「だから浄化師さん、この村の収穫祭を盛り上げてくれて有難う。この村の村長として礼を言う本当に有難う」 村長は雲羽達へと頭を下げ、礼を言った。 「顔を上げてよ村長さん。僕達も村の人達と一緒に準備をしたり、収穫祭を盛り上げたり出来て楽しかったよ。楽しい事なら皆で盛り上がらなきゃね♪」 「そうじゃな……。浄化師さんの言うとおりじゃ。楽しい事は皆で楽しまないとな。よし! 来年も皆で楽しむぞー!!」 雲羽の言葉に村長は顔を上げて、そして拳を空に向かって掲げて叫んだ。その言葉に村人達は「おおー!」と叫び返すように言ったのだった。 ●エピローグ 「有難うございました、浄化師さん。また来て下さいね」 収穫祭が終わって、浄化師達が村を去る日。村人達は浄化師達の見送りをしていた。 「こちらこそ有難うございました。是非また遊びに来ますね」 「ワタクシサマもまた遊びに来ます」 アリスに答えるライラ達に村の子供達はライラ達へと近寄り。 そして。 「お姉ちゃん達あのね、しゃがんで」 子供達に言われたようにライラ達は子供達の目線に合わせてその場にしゃがむ。 「秋の妖精さんありがとう」 ふわっとした花の香りと共にライラ達の頭の上に華冠が乗せられた。おそらく子供達が作ったのだろう。 「また来てね!」 「お歌の練習してまってるから」 そうはにかむように言う子供達にライラは微笑して、そして優しく子供の頭を撫でた。 「有難う。また来るね」 その言葉に子供は嬉しそうな表情をしたのだった─────。
|
||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
*** 活躍者 *** |
|
![]() |
|||
該当者なし |
| ||
[16] 雄逸・霧崎 2018/09/18-23:31
| ||
[15] 空詩・雲羽 2018/09/18-23:07 | ||
[14] エルピス・パンドラ 2018/09/18-19:17
| ||
[13] 空詩・雲羽 2018/09/18-02:03 | ||
[12] 雄逸・霧崎 2018/09/17-21:11 | ||
[11] 空詩・雲羽 2018/09/17-20:38 | ||
[10] 雄逸・霧崎 2018/09/17-09:01 | ||
[9] 空詩・雲羽 2018/09/17-00:08 | ||
[8] 雄逸・霧崎 2018/09/16-20:33 | ||
[7] 空詩・雲羽 2018/09/16-18:36 | ||
[6] 雄逸・霧崎 2018/09/16-14:02 | ||
[5] 空詩・雲羽 2018/09/16-12:24 | ||
[4] 雄逸・霧崎 2018/09/16-10:25 | ||
[3] 空詩・雲羽 2018/09/14-22:11
| ||
[2] 空詩・雲羽 2018/09/14-22:01 |