ダンジョンに挑戦しようLv3
普通 | すべて
3/8名
ダンジョンに挑戦しようLv3 情報
担当 春夏秋冬 GM
タイプ ショート
ジャンル 冒険
条件 すべて
難易度 普通
報酬 多い
相談期間 5 日
公開日 2018-11-30 00:00:00
出発日 2018-12-08 00:00:00
帰還日 2018-12-15



~ プロローグ ~

 冒険者ギルド「シエスタ」。
 冒険者の集まる、酒場と情報提供が合わさったこの場所には、他人に聞かれてはマズイ話をするための個室がある。
 ギルドの紹介業者であるクロアは、そこで魔女セパル達と話をしていた。

「ということは、浄化師の方達と、本格的に協力体制になったという訳ですねぇ」
「うん。だから、ボクが魔女だってことは、向こうには連絡済みだよ」
 セパルの言葉に、同席しているウボーとセレナも頷いた。

 この場に居るのは4人。
 魔女の権利獲得などに動いている魔女セパルと、死亡を偽装し手伝っている浄化師ウボーとセレナ。
 そして、その事を最初から知っているクロアである。

「では、私の方は、今までと同じで。
 皆さんの素性も、皆さんが魔女に関わってるってことも知らずにいる、ということで良いんですねぇ?」
 クロアの問い掛けにセパルは返す。
「うん、その方が面倒がないと思うから」
「分かりました。では今まで通り、人の目がある所では、すっとぼけるとしましょう」
「ありがとう、クロさん」
「いえいえ。命を助けて貰った恩を返しているだけですよ。それに――」
 にぃっと笑みを浮かべクロアは続ける。
「好い銭儲けになりますからねぇ」
「うんうん。クロさんの、そういうところ好きだよ」
 ひとしきり談笑し、クロアは続ける。

「今日、私に会いに来たってことは、試練の塔の話ですか?」
「うん。色々あって、ここしばらくは、どうなってるか知らないからね。状況を教えて貰おうと思って」
 クロアとセパルの2人が話している試練の塔とは、魔法使いが作ったとされる塔のこと。
 湧いてくるゴーレムを倒すと、魔結晶が手に入るダンジョンだ。
 そして、セパルの知り合いである魔女が作った塔でもある。
「2階にフロアボスが湧いたらしいですよ」
「……フロアボス?」

 頭痛を堪えるように眉を寄せるセパルに、クロアは尋ねる。

「おや、そういう仕組みだってのは、知らなかったんですか?」
「うん……あの塔を作ったの、隠遁派の魔女だけど、完全に趣味に生きてるヤツでさ。
 教えたらつまらないって理由で、何一つ他人に仕組みを教えてないんだよね」
 魔女の派閥もいくつかあるが、その中で隠遁派は、色々とズレた魔女が多い。
 一言で言うと、趣味人のマッドサイエンティスト、みたいなのも居たりする。

「人間が好きなヤツだから、塔に挑戦する人間が、跡が残るような怪我はしないように作ってあるけど、それ以外は好き勝手やってるから……」
 軽くため息一つして、セパルは続ける。
「塔に挑戦する気にさせるために魔結晶を生成する仕組みを作ってるのは良いけど、そのためには塔の中で戦闘をしないとダメだしね」
「だから塔で戦ったあとに魔結晶が手に入るって訳ですか。
 仕組みはともかく、魔結晶が手に入るのはありがたいですねぇ。
 何しろここ最近、魔結晶の需要が高まってますから」
「教団が蒸気船を作っていますからね」
 クロアの言葉に、ウボーが返す。

「魔結晶を使うことで、高性能を発揮する仕組みなんでしょう。だから、魔結晶を必要としている」
「ふふ、みたいですねぇ」
 どこから情報を集めているのか、クロアは平然と返す。
「どうも、教団本部の方で何かがあったらしく、蒸気船団を作ってるみたいですねぇ。
 お蔭で、魔結晶の相場で儲けさせて貰いました」
「さすがクロさん、抜け目がないね。ボクらも、見習わないと」
「おや、どうかしたんですか?」

 表情は変わらず、僅かに心配するような響きを込めクロアは問い掛ける。
 これにセパルは、何でもないというように笑顔で返した。

「魔女のゴタゴタを助けてもらうのに、教団の室長くん達の力を借りてね。
 その見返りに、魔結晶を提供する約束をしてるんだ。
 だから魔結晶が確実に手に入る、試練の塔のことを聞きに来たってわけ」
「そういう訳ですか。なら、新しく湧いたフロアボスの情報は、必要でしょう?」
「うん、もちろん。って、挑戦した人いるの?」
「ええ。猛虎の牙が」
 セパル達もよく知っている冒険者パーティの名前をクロアは出す。
「そうなの? だったら倒したんじゃない?」
「いえ、失敗したらしいです」
「マジなの!?」
 猛虎の牙の実力を知っているセパルが驚いた声を上げると、クロアはのんびりとした声で返した。
「そんなに驚くことでもないですよ。猛虎の牙の団長さん、試練の塔が大怪我をしない仕組みなのを肌で感じ取ったらしくて、新人の訓練に使ってるだけですから」
「なるほど。失敗しても経験にはなるもんね。
 でも、猛虎の子達なら、失敗しても情報は取ってるでしょ? フロアボスの情報ある?」
「ええ、ありますよ」

 クロアは説明してくれる。

 まずフロアボスに挑戦するためには、1階に出現するようになった案内ゴーレムに、挑戦することを申請する必要があるらしい。
 案内ゴーレムは、手提げの黒板に次のようなことを書いて訊いてくるのだ。

 2階フロアボスに挑戦しますか?
 倒すと、3階へと向かう階段が解放されます。

 これに応じると、1階での戦闘はせずに、2階へと進める。
 そこで2階フロアボスと戦うことになるのだ。

 フロアボスは律儀なことに、挑戦者達の用意ができるまでは出てこない。
 用意ができると、挑戦者達からは離れた場所に出現する。
 フロアボスは3mほどの、ずんぐりとしたゴーレム。
 額に『2階フロアボス』と書かれている。
 やたらと頑丈。

 フロアボスは、塔に入った人数の2倍の小型ゴーレムを、出現と同時に出してくる。
 小型ゴーレムの特徴は次の通り。

 1 属性はバラバラ。それほど強くない。
 2 フロアボスが受けるダメージを肩代わりする性質があるようだ。
 3 倒すと、倒した人物の能力が微妙に落ちる。効果は、最大で1分程度。重ね掛けもあり。
 4 全部倒しても、一定時間が過ぎるとおかわりが出現する。

「こんな感じらしいですよ」
「なるほどね。となると、また浄化師の子達に協力して貰った方が良さそうだね」
「おや、自力で倒さないのですか?」
「アイツの、試練の塔を作った魔女なら、ボクが主力で戦ったら、絶対何かしてくる仕掛けを組んでる筈だから」
「面倒臭い人ですねぇ」
「うん。というか、イイ性格したヤツなんだよね」
 ため息をつくように言ったセパルに、クロアは笑みを浮かべ返した。
「では、私の方から教団の方に依頼を出しましょう。
 フロアボスを倒して、上の階に行けるようになれば、もっと多くの魔結晶が取れるようになるでしょうしねぇ。
 相場で儲けさせて貰うためにも、依頼料は弾みますよ」

 そんなやり取りがあった数日後、教団に依頼がされました。
 ダンジョン試練の塔、2階フロアボスを倒して欲しいとのことです。
 この依頼にアナタたちは――?


~ 解説 ~

●目的
試練の塔、2階フロアボスを倒す。


●敵
フロアボスゴーレムと小型ゴーレム。
基本的な情報はプロローグの通り。

フロアボス 1体
小型ゴーレム 参加人数×2体

一定時間でおかわりの小型ゴーレムが発生します。
敵の攻撃手段は、ゴーレムパンチにゴーレムキック、そしてゴーレム体当たりの直接攻撃のみです。
小型ゴーレムを倒すと、『直接』倒したPCに微妙なバットステータスが掛かります。
フロアボスに攻撃することでバットステータスは掛かりません。
フロアボスのダメージを、小型ゴーレムが肩代わりします。

倒し方によっては、割と楽に倒せる方法があるかも?


●戦闘不能時
傷跡が残るような怪我はしませんが、ダメージが蓄積して戦闘不能になることはあります。
その際は、看病ゴーレムに地下まで連れて行かれ、桃のシロップ煮とか出されて看病されます。


●NPC
魔女セパルと死んだふり浄化師のウボーとセレナの3人。
冒険者として同行します。

セパルが魔女である事と、ウボーとセレナの2人が魔女の協力者であることを浄化師達は知らされている状態です。
基本的に、ご参加いただいた人数が少なかったり、戦闘が難しい設定のPCのサポート役です。
ご参加いただいた戦力によって、行動の積極性が変わります。

基本は、ゴーレムの引きつけ役です。
指示をしていただければ、その通りに動きます。
フロアボスを直接破壊させる以外なら、どういう指示を出しても成功度は下がりません。


●勝利後
フロアボスゴーレムを倒すと、3階に行けます。
行くのも行かずに帰るのも自由です。
成功度には影響しませんし、戦闘不能などにはなりません。

以上です。


~ ゲームマスターより ~

おはようございます。もしくは、こんばんは。

今回は、蒸気船の燃料となる魔結晶集めにも関わるエピソードです。

シリーズ物として出している「ダンジョンに挑戦しよう」ですが、「試練の塔」の最上階をクリアしたら、屋上のテラスでお茶会とかの締め括りがある予定です。

豊かな自然が広がる虚栄の孤島を見下ろしながら、給仕ゴーレムにお茶とお菓子を用意され、お茶会を。

そんな感じです。とはいえ、まだしばらく先になりそうなので、今回も含めまして、ご参加いただければ幸いです。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

ロゼッタ・ラクローン クロエ・ガットフェレス
女性 / 人間 / 占星術師 女性 / エレメンツ / 狂信者
まず冒険者達にゴーレムの説明を受ける
ロゼ「…変態魔法使いじゃなかったのね(ボソリ)」
クロエは眉間にしわが
あと魔女や元浄化師という立場には興味はなく気にしない、しかし「魔女の権利獲得」については理解を示す
ロゼ「死んだフリしないと協力も出来ないなんて不便よねー、組織っていうのはこういう所がダメなんだよねー」
クロ「私共に協力出来ることがあれば何なりと言ってくださいね(ニッコリ)」

戦闘はボスに集中攻撃
小ゴーレムは既に2度戦っているので感覚的に動きは理解できそう
NPCに引き付けてもらう予定ではあるが、危うくなったら小ゴーレムは撃破でそれ以外は無視、二人とも中遠距離戦闘タイプなので間合いを計りつつ戦う
ルーノ・クロード ナツキ・ヤクト
男性 / ヴァンピール / 陰陽師 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
■フロアボス対応
フロアボスへ攻撃を集中
小型は攻撃せずセパル達に引き付けてもらい、ボスの肩代わりダメージで処理する

ナツキは魔力温存、JM9も乗せた通常攻撃でボスを攻撃
以前(10話)の戦闘も参考に色々な部位を攻撃して弱点を探る
あればそこを狙い、なければ破損箇所に攻撃を重ねる
小型がいなくなったらJM11でボス本体を削る

ルーノはSH8で支援、味方体力が半分以下でSH11
セパル達の体力にも気を配る
手があいた場合、小型がいなくなった場合はボスを攻撃

■3階
ボスを倒せたら3階へ
興味津々のナツキが真っ先に向かいルーノが追いかける

ナツキ:何があるんだろうな、行ってみようぜ!(ダッシュ
ルーノ:待て、少しは警戒を…!
エフド・ジャーファル ラファエラ・デル・セニオ
男性 / 人間 / 墓守 女性 / ヴァンピール / 悪魔祓い
クロアの旦那は気前がいいねぇ。また稼がせてもらうぜ。

邪魔な小型を直接やらずに片付けるため、初めからボスに集中攻撃をかける。
ラファエラにはボスだけを攻撃させよう。
俺は攻撃向きじゃないから、Gk8で守りを強化して鎌を振り回し、小型を追い散らして攻撃手に近付けないようにする。
ボスを倒すわけにいかないマスター・セパルにも小型を遠ざけてもらいたい。
小型が片付いたら俺もボスに接近し、GK6で奴を引き付けて防御に徹し、攻める隙を作る。
ラファエラにはDE3を連射して一気に勝負をつけてもらう。

俺達は道楽者の魔女から魔結晶を給料代わりにもらって、ちょっと物騒なアトラクションの試遊をやってるのか?いや、いいけどよ。


~ リザルトノベル ~

●作戦準備
 ダンジョン試練の塔に発生したフロアボスの撃破指令。
 この指令を受けた浄化師達は、まずはゴーレムの説明を受けるため、冒険者ギルド「シエスタ」に居た。

「……変態魔法使いじゃなかったのね」
 魔女セパルから試練の塔に関する話を聞いた『ロゼッタ・ラクローン』はボソリと呟く。
 これにセパルは返した。
「あながち間違いじゃないけどね。趣味人だし」
「魔女って言っても、色々な人が居るのね」
 セパルに返したのは『クロエ・ガットフェレス』。
 塔を作った魔女のことを考えてしまったのか、少し眉にしわが。
 そこに言葉を引き継ぐようにして『エフド・ジャーファル』が言った。
「魔女も人ってことだろう。善人も悪人も居るってことだ」
「…………」
 エフドの言葉に、パートナーである『ラファエラ・デル・セニオ』は静かに黙っている。
 彼女の様子に、エフドは思う。
(アクイの魔女との戦いが、まだ後を引いているみたいだな)
 少し前に、アクイの魔女と呼ばれる相手との戦いで敗北して以来、ラファエラは塞ぎこみ、人と話すことにとても消極的になっていた。
(なにかあったら、フォローした方が良いか?)
 セパル達にも素っ気ない対応しかしていないラファエラに、どうするべきかとエフドは考えていた。
 そんな時、セパルは明るい声で、浄化師達に言った。
「みんな、よろしく頼むね。それで戦うゴーレムのことなんだけど――」
 細かい説明を聞いて『ルーノ・クロード』が返す。
「小型がダメージを肩代わりするとは面白い仕組みだな」
 少し考えるような間を空けて続ける。
「……ダンジョンを作ったのは、どんな魔女だったのだろう」
 これにセパルは返す。
「道化の魔女メフィストってヤツだけどね。趣味人で、人が好きな魔女だよ。結構、色々と考えるヤツでさ。それを表には出さないけどね」
 苦笑するような間を空けて続ける。
「遊ぶのも好きなヤツだから、色々と仕掛けをしてるんだと思うよ」
「遊び好きなのか。だったら、楽しんでやるのが一番ってことだよな」
 弾んだ声を上げるのは『ナツキ・ヤクト』だ。
 以前にも試練の塔に挑んだことのあるナツキだが、最初から仕事というよりも純粋に楽しんでいる。
 今回も、楽しんで挑むようだ。

 そしてゴーレムの攻略を話し合う。
 いま皆が居るのはシエスタの個室なのだが、話し合いの途中で依頼人であるクロアが飲み物と軽食を持って来る。

「仕事終わりなら、酒のひとつでも持って来るんですがねぇ。それは祝杯にとっておきましょう」
 ジンジャーエールにドライフルーツとナッツ類。
 配り終えると笑みを浮かべ言った。
「期待してますよ。好い銭儲けに繋がりそうですから。苦労して貰う皆さんには、報酬は弾ませて貰います」
「クロアの旦那は気前がいいねぇ。また稼がせてもらうぜ」
 エフドの言葉に、クロアは笑みを深める。
「心強いですねぇ。銭勘定ができる方なら、願ったりで。もし冒険者として仕事をされることがあるなら、その時の手配は是非に」
 そうして談笑するような会話を挟み、ゴーレム攻略の話し合いを続ける。
 その中で、良い案を出したのはエフドだった。
「チビ共を直接やらず片付けるなら、初めからボスに集中攻撃をかけた方が良いだろう」

 実に良い案である。
 ボスのダメージを小型ゴーレムが肩代わりするということは、ボスに攻撃し続ければ小型ゴーレムは破壊されるということだ。
 この方法なら、直接破壊するわけではないので能力が低下する事もない。
 しかも、セパル達に小型ゴーレムを引き付けさせる手順も決めたので、ボスに攻撃を集中しやすい流れができた。

「それじゃチビゴーレムは、ボク達が引き付けられるだけ、引き付けるから。ボスは頼むね!」
 話はまとまり、セパルは皆に笑顔で頼む。
 これにラファエラは素っ気なく返した。
「心配しなくても。仕事は、するわ」
「失礼だぞ」
 ラファエラの様子に、エフドはフォローするように言った。
「すみません、最近指令で大失敗して、それを引きずってるんです。魔女が嫌いなわけじゃ……ないよな?」
「特定の魔女以外は」
 愛想無く返すラファエラ。
 これにセパルは、笑顔で返した。
「頼りにしてるよ。よろしくね!」
「……好きにして」
 ため息をつくように返すラファエラだった。

 こうして事前の話し合いは終わり、いざ試練の塔へ向かう浄化師達だった。

●2階フロアボスを倒そう!
 試練の塔1階に居た案内ゴーレムに、浄化師達はフロアボス挑戦を告げる。
 これにより1階での戦闘はなく、2階にすんなりと辿り着く。
 2階には、まだゴーレムは居ない。
 早速、それぞれ配置に就く。
 その直前、エフドはラファエラに声を掛ける。
「一応確認するが、自分の役割はわかってるか?」
 これにラファエラは、明らかに機嫌を損ねた様子で早口に返す。
「最初からボスに集中攻撃、小型が片付いたら畳みかける。これでいい?」
「……ああ」
 必要最低限なこと以外は話そうとしないラファエラに、エフドも短く返すしかない。
 どこかギクシャクとした中、他の浄化師達と共に、2人は配置に就く。
 その途端、浄化師達から離れた場所に魔方陣が浮かび上がり、3mほどのずんぐりとしたゴーレムが発生した。

「あれがフロアボスか。ボスってくらいだしやっぱ一番強いのはアイツだよな」
 わくわくした口調で今にも飛び出しそうになるナツキ。
 そこにルーノが声を掛ける。
「まだだ、ナツキ。小型が出てから動かないと」
 ルーノが状況を見極める中、18体の小型ゴーレムが発生。
 襲い掛かってくる。
「それじゃ、作戦通りに行くね!」
 最初に、小型ゴーレムの注意を引くため、セパル達が跳び出す。
「よーし、小さいのは任せたぜ!」
 ほぼ同時に、ナツキはセパル達に声を掛け走り出す。
 後を追うようにルーノも走り出し、他の浄化師達も動いた。
 この時点で、12体の小型ゴーレムはセパル達に引き付けられ、浄化師達に向かうのは6体。
 それも出来る限り攻撃せずあしらいながら、ボスゴーレムに攻撃を集中する。

「味方の人数は多いから、最初から全力でいきましょう」
 ロゼッタはワンドのタロットカードをボスゴーレムに投げつける。
「ンゴー!」
 見た目に合わず俊敏な動きで避けようとするボスゴーレム。
 ひょいっと避けようとした所で、ブーメランのように軌道が変わったタロットカードを後頭部に受ける。
「ンゴゴゴ!」
 唸り声をあげるも、ボスゴーレムは無傷。
 しかし小型ゴーレムの1体に罅が。
「なるほど。こうなるのね」
 魔力探知を使い魔力の流れを見ながら戦っていたクロエは、一連の流れを確認。
(ロゼがボスゴーレムに攻撃した瞬間、小ゴーレムに繋がる魔力の流れが強くなった。攻撃を受けた瞬間に効果が発動するみたいね)
 分析をしつつ、ボスゴーレムに攻撃を叩き込む。
 ロックバーンを発動。
 土気の魔力が瞬間的に岩を作り出し、ボスゴーレムを押し潰すように圧し掛かる。
 それもボスゴーレムは無傷。
 だが、先ほど罅の入った小型ゴーレムが砕ける。
(これで小ゴーレムは、残り17体。このままなら――って)
「ロゼ!」
 ロゼッタの後ろから襲い掛かろうとした小型ゴーレムに、クロエは攻撃。
 そこにロゼッタの追撃が。
 破壊される小型ゴーレム。
 するとロゼッタの足元に魔方陣が浮かび上がり、次の瞬間バニーガール姿に。
 ロゼッタが、ハッっと振り向くとクロエと眼が合う。
 バツが悪そうに返すクロエ。
「……ごめん、試してみた」
「なんか身が軽いような? 回避力上がってるみたいだし、まぁ良いよ」
 ロゼッタは苦笑いで返し、再び2人はボスゴーレムに攻撃を。

 確実にボスゴーレムに攻撃を加え、小型ゴーレムを減らしていく浄化師達。
 それはエフドとラファエラも同様だ。

「チビ共、掛かって来い!」
 エフドは身体を張るようにして、小型ゴーレムを引き付ける。
 わざとデスサイズを大きく振り回し、小型ゴーレムの動きを牽制する。
「ンゴゴ」
 エフドの牽制に、浄化師達の周りにいた小型ゴーレムの大半が向かって来る。
 この陽動が、味方の浄化師達がボスゴーレムに攻撃する助けとなった。
 お蔭で、ボスゴーレムに集中攻撃ができる。
 その分、エフドは小型ゴーレムの攻撃を受けた。
 だが絶対防御ノ誓イにより自身の膂力を向上させ、全ての攻撃を受け切っていた。
(俺は攻撃向きじゃないからな。攻撃手が動きやすいよう盾になる)
 自分の特性を理解し、的確に動く。
 それが全体の成果へと繋がっていった。
 繰り返し攻撃を受けるボスゴーレム。これにより立て続けに小型ゴーレムが破壊されていく。
 それを加速するように、ラファエラは連続攻撃。
(確実に倒す)
 ラファエラはリンクマーカーを発動することで、ボスゴーレムに魔術的なマーキングを付け、的確に矢を放つ。
「ンゴー!」
 重ねられた攻撃に、ボスゴーレムのダメージを引き受け次々小型ゴーレム達は破壊されていった。

 連続攻撃で、浄化師達の近くにいる小型ゴーレムは一掃される。
 残りの小型ゴーレムは、セパル達が引き付けている物のみ。
 そちらの状況も把握しながら、ルーノはナツキと共に動く。

「ナツキ、ボスの動きを抑えるから攻撃してくれ」
「任せろ!」
 ナツキはルーノに返すと、真っ直ぐにボスゴーレムへと突っ込む。
 その動きにボスゴーレムが反応するより早く、ルーノの鬼門封印が発動。
 動きが鈍るボスゴーレム。
 間髪入れず、ナツキは裁きにより向上した膂力でアスカロンを振り抜く。
 狙いは右ひざ。
 勢い良く叩き込み、硬い音と反動が返ってくる。
「ンゴー!」
 ボスゴーレムは無傷。
 だが、小型ゴーレムが代わりに1体破壊される。
(残りは10体か)
 ルーノは戦況を見ながら、ナツキに指示を飛ばす。
「ナツキ、このままのペースで押し切るぞ」
「分かった!」
 ナツキは魔力を温存しながらも果敢に攻める。
 ボスゴーレムのパンチをアスカロンで受け流すように弾き、胴に横なぎの一撃を。
(ここも硬い! だったら、こっちはどうだ!)
 ナツキは、突進してきたボスゴーレムを避けると、ボスゴーレムの背中に跳びかかる。
 とんっ、と軽やかに。背中を足場に駆け上がると、ゴーレムの脳天にアスカロンを振り降ろした。
 ガツッ、という硬い音と反動が返ってくる。
 それと同時に、小型ゴーレムが1体破壊される。
(どこを攻撃しても、ダメージは変わらないみたいだな)
 ナツキの攻撃と、それによる小型ゴーレムのダメージを確認し、ルーノは判断する。
(弱点となる箇所はないか。なら、少しでも傷を受けた箇所を集中攻撃するべきだな)
 少しずつ確実に、ボスゴーレムを倒すべくルーノとナツキは戦っていった。

 浄化師達による連続攻撃は、確実に小型ゴーレムの数を減らし。
 ついには全てを破壊する。

「ナツキ、全力で行くぞ!」
 回復役としても動いていたルーノは、仲間に回復の必要がないことを確認してからナツキに指示を出す。
「こっからは、出し惜しみ無しだな!」
 ナツキは今まで以上に楽しげな声を上げ、ボスゴーレムに突撃する。
 腰を落とし、一気に踏み込む。
 ボスゴーレムのパンチを、踏み込みの速さで置き去りにし、懐に跳び込んだ。
 狙いは刺突。
 踏み込みの勢いも込めた磔刺が発動。
 周囲に響くほどの轟音をさせ、ボスゴーレムの胴体に罅を走らせた。
「ンゴゴ!」
 攻撃を受けたボスゴーレムは、反撃しようと拳を振り上げるが、ルーノはすでに跳び退いている。
 そこに追撃でルーノの魔力弾が叩き込まれる。
 ナツキが与えた傷に重なるように命中し、罅を更に押し広げた。

 重ねられる攻撃にボスゴーレムの罅は大きくなっていき、倒すべく一気に畳み掛ける。

「ロゼ。ロックバーンで動きを止められないか試してみるから、追撃をお願い」
「任せて」
 クロエはボスゴーレムとの距離を測り、最適な距離でロックバーンを発動させる。
 魔力により作られた岩がボスゴーレムを圧し、動きを一瞬とはいえ止めた。
 そこにロゼッタのワンダリングワンドが。
 ルーノ達の攻撃により入った罅に命中。さらに罅を大きくさせた。

 重ねられた攻撃に、ボスゴーレムは体中に罅が広がっている。
 ボスゴーレムは劣勢と判断し、小型ゴーレムが追加で発生する時間を稼ぐため、浄化師達から距離を取ろうとした。
 しかし、エフドがそれを防ぐ。

「逃げるな。お前が倒すべき相手はここに居るぞ」
 エフドはデスサイズを叩き込み、同時に亡者ノ呼ビ声を発動した。
 魔術により発せられた声が、ボスゴーレムの敵愾心を扇動する。
 一時的に、ボスゴーレムはエフドだけに集中した。
 その隙を逃さず、ラファエラはチェインショットを立て続けに叩き込む。
 繰り返し攻撃を重ね、威力の上がっていた矢は、深々とボスゴーレムの胴体に突き刺さった。
 それは、まさに会心の一撃。
 ボスゴーレムが耐えたように見えたのは、ほんの一瞬。
 体中の罅が割れ、砕け崩れた。

 ボスゴーレムを倒すと、2階の天井から3階へと続く階段が降りてくる。
「お疲れさま!」
 セパルは労うように声を掛けてくる。
「助かったよ。これで室長くんに魔結晶を渡す目処がつくよ」
「教団に魔結晶を渡すの?」
 ロゼッタの問い掛けに、セパルは返す。
 魔女関連の協力の見返りに魔結晶を渡す約束をしていたことや、それが蒸気船の燃料に使われることなどを話した。
 その話の中で、魔女の事情や、死んだふりをして協力しているウボーとセレナの話を聞いて、ロゼッタとクロエは返した。
「死んだフリしないと協力も出来ないなんて不便よねー、組織っていうのはこういう所がダメなんだよねー」
「私共に協力出来ることがあれば何なりと言ってくださいね」
 ニッコリと笑顔を浮かべるクロエに、セパル達は返す。
「頼りにしてるよ!」

 そうして2階での戦いが終わり、談笑するような会話を重ねていると、ナツキが言った。

「なぁ、3階への階段が出て来たってことは、行っても良いってことだよな」
 尻尾をふりふりしながら、目を輝かせるナツキ。
 これにセパルは返した。
「うん、大丈夫だよ。でも、さっきの戦いで疲れてるんじゃ――」
 セパルの言葉が終わるより早く。
「何があるんだろうな、行ってみようぜ!」
 ダッシュで3階に走るナツキ。
「待て、少しは警戒を……!」
 ルーノが止める暇もなく、突っ走っていた。
 慌てて追いかけるルーノ。
 そのあとを、クロエとロゼッタが続く。
「行ってみる?」
「興味があるし、行ってみましょう」
 後を追いかけるように、セパル達も続く。
 残ったのは、エフドとラファエラ。
「どうする?」
「行かないわよ」
 エフドの問い掛けに、ラファエラは素っ気なく返す。
「指令で受けた仕事はしたわ。これ以上は、する義務も義理もないでしょ」
 言うべきことは言ったとばかりに、黙ってしまうラファエラ。
 どうしたものかとエフドが思っていると、近くの床に魔方陣が発生。
 ぽんっ、という軽い音と白煙が上がり、それが消えたあとには、お茶会用のテーブルとエプロン姿のゴーレムが。
 ゴーレムは、手にした小型の黒板に文字を書いて見せる。

 待ってる間、休憩する?

「どうする?」
「……好きにすれば」
 
 ラファエラの返事に、エフドは肩をすくめるような間を空けて、テーブルにつく。
 すると新たに魔方陣が発生し、お茶会セットの乗ったワゴンが出てくる。
 手際よく、2人分のお茶を用意してテーブルに並べるゴーレム。
「美味いぞ」
 ほんのりと甘い香りのお茶を飲んで、ラファエラに呼び掛けるエフド。
 ラファエラは無視しようかとも思ったが、それはそれで何か負けたような気持ちになったので、無言でテーブルにつきお茶を飲む。
 そのまま無言。
 沈黙の気まずさに、エフドは話題を向けるように言った。
「それにしても、俺達は道楽者の魔女から魔結晶を給料代わりにもらって、ちょっと物騒なアトラクションの試遊をやってるのか? いや、いいけどよ」
「…………」
 ラファエラは無言。
 そこにゴーレムがトコトコと寄って来て、黒板に書いて見せた。

 それも造物主の目的なのです。
 魔女が作ったアトラクションに人が来れば、人が魔女に向ける意識も変わるかもしれないと。
 それに――

「それに?」
 エフドの問い掛けに、ゴーレムは続けて黒板に書いて見せる。

 ここに来てくれる人を強くするのが目的ですから。
 神の悪意に打ち勝てるよう、人が強くなれる助けになる。
 それが試練の塔の目的なのです。
 何度失敗しても、繰り返し挑戦してくれれば、きっと強くなれるのです。
 だから何度でも挑戦して貰えるよう、楽しめるようにするのも大事なのです。

「……失敗しても、ね」
 小さく呟くラファエラ。
 彼女が何を思っているかは、その時には、彼女以外には誰も分からないことだった。

 そうしてラファエラとエフドの2人が2階で休んでいる頃、3階に向かった浄化師達は、割とてんやわんやであった。

●3階を探索しよう
「うわ、なんだこれ!」
 3階に一番乗りで上がったナツキは、驚きと興奮に声を上げる。
「ルーノ、これどうなってるんだろうな!」
 ナツキは子供のように目を輝かせ、後を追いかけてきたルーノに声を掛ける。
「これは……魔女の魔法なのか?」
 目の前の光景に、ルーノも驚いたように声を上げる。

 3階は、一言で言えば広かった。
 1階と2階が50m四方の大きさだったのに、3階は少なくとも倍以上の広さがある。
 床には土が敷かれ、所々で木が生えており、一抱えほどの岩があったりもする。
 どこかの荒地を切り取ってそのまま持って来た、とでもいうような光景だった。

「これ、魔法なんでしょうけど」
「どんな魔法なのかしら?」
 クロエとロゼッタが興味深げに周囲を観察しながら話していると、セパルが説明する。

「空間拡張型の結界魔法『騙し絵の領域(トリック・アート)』だよ。周囲を囲まれた場所の空間を広げる魔法なんだ。教団が作ってる蒸気船の部屋にも使えるよう、準備してるよ。狭い場所じゃ、くつろげないだろうからね」

 セパルの説明を聞いている時だった。
 突如、6ヶ所の地面から6色の輝きが生まれる。
 見れば、巨大な魔結晶を中心にして、魔方陣が発生していた。
 魔方陣がひときわ輝くと、それぞれの色に合わせた6種類のゴーレムが発生する。

「属性に合わせた色をしてるみたいね」
 魔力探知でゴーレムを見ていたクロエが言う。

 クロエの言葉通り、火気の属性を持ったゴーレムなら赤。木気ならば緑というように、属性ごとに合わせた色をゴーレムはしていた。
 それが6種類。合計で6体ほど発生したのだ。

「あのゴーレムを倒したら、この階はクリアってことかな?」
 今にも跳び出しそうなナツキにルーノは、どう返そうか考える。

 その間にゴーレムは動く。
 浄化師達が身構える中、ゴーレム達は他のゴーレムの元に移動。
 緑が赤に。茶が青に。黄が紫に。
 辿り着くとハイタッチ。
 するとポンッという軽い音と白煙が上がり、それが晴れると一回り大きなゴーレムが1体発生する。

「合体したの!?」
 ロゼッタが驚いたような声を上げる。
 彼女の言葉通り、2体のゴーレムが合体し、1体の強力なゴーレムになったのだ。
 そして浄化師達の元に向かって来るゴーレム達。

「ルーノ!」
 楽しそうに臨戦態勢を取るナツキに、ルーノも腹を括るように返す。
「魔力に余裕があるから、私は回復に専念しよう。思う存分に戦え、ナツキ」
「おう!」
 元気良く応え、ナツキは跳び出す。
 一瞬で間合いを詰め、アスカロンを振り抜く。
 狙いは紫のゴーレム。
 ゴーレムの拳に、真正面から叩きつける。
 硬い音と反動が返り、ゴーレムの拳に罅を入れる。
「さっきのボスより弱いな」
「そのようだが、数が多い。囲まれないよう気を付けろ」

 2対3で戦うナツキとルーノ。
 そこに加勢しようとクロエとロゼッタが動こうとし、そこで気付く。
「ゴーレムが出てきた魔方陣、輝きが増してない?」
 ロゼッタの言葉に、クロエが魔力探知で見る。
 さっきより多くの魔力が集まっているのを確認した。
「これ、追加でゴーレムが出て来るんじゃない? 止めたいけど、どうすれば……」
「魔結晶を中心にして魔方陣が発生してるみたいだし、壊してみる?」
 ロゼッタの言葉に、セパル達がその役を引き受け壊しに行く。
 そして魔結晶に近付いた途端、床が抜けて落っことされた。
「なんでー!」
 叫び声をあげながら落っこちるセパル達。
 どうやら、セパル達が本格的に手伝うと、本気で排除する仕組みが働くようだった。

 仕方ないので浄化師達だけで戦うことに。
 しかし先ほどの戦いの疲れがある上に、一定時間ごとに追加のゴーレムが発生。
 少しずつゴーレムに囲まれていき、一番動き続けていたナツキがゴーレムに捕まる。
 そして高い高いをされた。
「この!」
 暴れてゴーレムの手から離れるナツキ。
 そして気付く。
「ルーノ、でっかくなってるぞ!」
「違う、ナツキ」
 強張った声でルーノは返す。
「私が大きくなったんじゃない。ナツキが小さく……子供になってるんだ」
 どうやら3階のゴーレムに高い高いをされると子供になってしまうようだ。
 服や武器なども、子供姿に合わせて小さくなっている。
 しかも、それだけではない。
「なんか気力が」
「疲れた」
 何度か高い高いをされたクロエとロゼッタは、体力が減っていた。
 高い高いを繰り返されると、体力が減るらしい。
 体力の減った2人が戦えないでいると、3階の端に魔方陣が発生。
 看護師姿のゴーレムが出て来ると、担架に乗せて端に移動。
 そこでテーブルと椅子が発生し2人が座ると、桃のシロップ煮を出された。
「あ、美味しい」
「甘~い」
 2人が桃のシロップ煮を食べていると体力が回復し、姿も元に戻る。
 そこに、最後まで粘ったナツキとルーノが、子供姿でやって来る。
 同じように桃のシロップ煮を食べ回復。
 その間は、戦闘ゴーレムたちは近くに来ない。
 どうやら、看病ゴーレムが居る周囲は安全地帯のようだ。
 とはいえ、回復している間に増えている戦闘ゴーレム。
 この数の差では、勝てるものではない。
 そこで看病ゴーレムが黒板に書いて見せて来る。

 今回は、ギブアップする?

「止むを得ん。今回はここまでだな」
「もうちょっとやれそうだったんだけどな」
 残念そうに言うナツキだった。

 そして帰る浄化師達を、見送る看病ゴーレム達。

「私はロゼッタ、それにこっちはクロエよ、よろしくね♪ また来るから覚えてて♪」
 ニッコリと笑顔を浮かべるロゼッタに、ぶんぶんと手を振る看病ゴーレム達だった。


ダンジョンに挑戦しようLv3
(執筆:春夏秋冬 GM)



*** 活躍者 ***

  • エフド・ジャーファル
    粋な人生だぜ、クソ……
  • ラファエラ・デル・セニオ
    重いわね、屈辱も殺意も

エフド・ジャーファル
男性 / 人間 / 墓守
ラファエラ・デル・セニオ
女性 / ヴァンピール / 悪魔祓い




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2018/11/28-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[9] ナツキ・ヤクト 2018/12/07-17:04

よーし、目指せ3階!(尻尾ぶんぶん)  
 

[8] エフド・ジャーファル 2018/12/07-00:04

お好きにどうぞ。  
 

[7] ナツキ・ヤクト 2018/12/06-23:47

そうだ、フロアボス倒せたら3階に行けるんだよな!
せっかくだし上も見てみたいんだけど、行っても大丈夫か?  
 

[6] ナツキ・ヤクト 2018/12/06-21:23

おお、なるほど!言われてみれば確かにそうだよな!
小型をセレナ達に引き付けてもらっておくってのも良いと思うぜ。

じゃあ俺はボスを殴りに行って、ルーノが回復と支援って感じでいくかな。
俺のスキルはとっておいて小さいのがいなくなってから一気に使ってボス本体削りにいくぜ!  
 

[5] ロゼッタ・ラクローン 2018/12/06-18:22

分りました。
では、ボスの集中攻撃という事で。  
 

[4] エフド・ジャーファル 2018/12/06-17:31

墓守のエフドと、悪魔祓いのラファエラだ。ここでまた稼がせてもらおう。

でだ、チビ(小型ゴーレム)を先に片付けるために提案したい。
初っ端からボスを集中攻撃しないか?
ボスのダメージを肩代わりして倒れれば、直接倒したことにはならないんじゃないかと思う。
チビ共がボスのダメージを受けるなら、チビを倒して回るのもボスと長期戦をするのも同じ手間だ。
チビどもを遠ざけるのは、ボスを直接倒せないマスター・セパルに頼もうか。
以上、どう思う?  
 

[3] ルーノ・クロード 2018/12/06-00:50

陰陽師のルーノ・クロードと断罪者のナツキ・ヤクト、出発日が近いが参加させてもらう。
よろしく頼むよ。

ナツキ:今回はフロアボスだって?ダンジョンっぽくなってきたな!

なぜそんなに楽しそうなんだ…
(咳払い)事前情報を見ると、フロアボスのダメージを肩代わりする小型ゴーレムは最初に倒しておいた方がよさそうだ。
気になるのはバッドステータスだが、直接倒さなければかからないようだね。

「直接」というのがどこまで当てはまるのかは微妙だが、毒など継続ダメージで止めを刺せば「直接」にはならないだろうか?
複数のゴーレムに1体ずつ毒を付与して回るのは少し時間がかかるが…  
 

[2] ロゼッタ・ラクローン 2018/12/03-08:32

引き続き参加のロゼッタとクロエです。
参加者はまだ一組しかいないので独り言になってますが、よろしくお願いします。

魔女だとか元浄化師だとか蒸気船だとか、少し気になる要素も含まれていてこの物語がどう発展していくのか楽しみ♪
一応先の予定も提示されていますが、それはそれとして「虚栄の島シリーズ」の冒険はこれからも続けて欲しいですね。
野生動物との戦闘もやってませんし。