終焉の蠢動
普通 | すべて
4/8名
終焉の蠢動 情報
担当 春夏秋冬 GM
タイプ ショート
ジャンル 戦闘
条件 すべて
難易度 普通
報酬 通常
相談期間 5 日
公開日 2019-05-29 00:00:00
出発日 2019-06-06 00:00:00
帰還日 2019-06-13



~ プロローグ ~

 教皇国家アークソサエティの、とある郊外。
 そこで終焉の夜明け団が暗躍していた。

「陣の構築を急げ」
 リーダー格の男の命に従い、魔方陣を起動していた終焉の夜明け団信者達は行動を早める。
 四方を囲むようにして起動させている魔方陣は、直径10mほど。
 魔方陣の中には、呪いと化した幽霊たちが10人ほどいた。
 薄らと身体を透けさせている幽霊たちは、輪郭がとろけたようにおぼろげだ。
 辛うじて分かる輪郭からすれば、大人だけでなく子供もいる。
 恐らく男女や種族もバラバラで、見ただけでは統一感は無い。
 だが、唯一ひとつ。
 共通しているのは怨念だった。

「憎……ぃぃぃ……み……ぃ……」

 途切れることなく、幽霊たちは呪詛の言葉を吐き出していた。
 それを耳にしながら、淡々と終焉の夜明け団信者達は作業を続けている。

 今、彼らが居るのは廃墟の前。
 ロスト・アモールの時に建てられたという石造りの屋敷は、当時の面影など見る影もなく崩れ去っている。
 崩れた屋敷の前には広場があり、そこで終焉の夜明け団信者達は魔方陣を起動していた。

 しばし時が過ぎ、魔方陣が安定した頃、リーダー格の男に副官役の男が声を掛ける。
「あとは自動的に、魔方陣は効果を発動する筈です」
「そうか」
 言葉少なに返すリーダー格の男に、副官役の男は少し迷うような間を空けて問い掛けた。
「……ひとつ、質問をしても構いませんか?」
「なんだ」
「この魔方陣は、なんなんです? 指示された通りに作業を行いましたが、これで何が起こるんです?」
「知らん」
「……それは、一体……」
「そのままの意味だ。この場に訪れ、ここに居た幽霊を魔方陣の中に入れて発動させろ。それが上から受けた命令だ。それ以外は聞いていない」
「……」
「不満か? 自分達が何をしているのか知らされていないことが」
 リーダー格の問い掛けに、副官の男は返す。
「不満、というより、不安です。何をしているのかが分からないのは」
「そうか……なら、その気持ちは心の中で飲み込んでおけ。殺されるぞ」
「……」
 淡々としたリーダー格の言葉に、それが真実なのだと理解させられ、副官の男は黙る。
 そこにリーダー格の男は、静かに返した。
「ここだけでなく、ニホンやサンディスタムでも、我らが同士の活動は活発になるそうだ。それら以外の国でも、動きを進めるらしい。おそらく、噂にある『計画』の段階が進んだのだろう」
「それは、今ここで我らが行っていることも関係していると?」
「……分からん。だが、無関係とも思えん。重要視されている気配もないから、取るに足らん枝葉の部分かもしれん。それでも、我らは命じられたことを遂行するのみだ。不満か?」
「いえ……私が不安だったのは、自分のしていることに意味がないことです。どのような意味があるのかが分からなくとも、意味があるのなら構いません」
「そうか……なら、早く終わらせるぞ」
「はい」

 副官の男が静かに頷いた時だった。
 能天気な声が響いたのは。

「そこまでですよー!」
 唐突に頭上から聞こえてきた声に、その場に居た者達は視線を向ける。
 視線の先には、半ば崩れた屋敷の屋根に乗る、1人の男が。
 なんというか、胡散臭い。
 黒のマントを羽織った、タキシード姿の男。
 口元は、ほっそりとしたカイゼル髭をしている。
 そして頭にはシルクハットといった出で立ち。
 サーカスの司会か手品師を思わせる。

「何者だ! 貴様!」
「ははははははっ!」

 終焉の夜明け団の誰何の声に、カイゼル髭の男は高笑いしたあと返した。

「笑止でーす! このメフィスト! 貴方達のような輩に答える名など持ちませーん!」
 答えてんじゃねぇか。
 そんな突っ込みを入れるよりも早く、メフィストと名乗った男は屋根から跳んだ。
「トウっ! でーす!」
 屋根から跳び出すと、空中で回転しながら――

 ごめしゃっ!

 思いっきり地面に激突した。
「ああああああっ! 足っ、あしがああああっ! いたいでーす!」
 痛みのせいか、ごろんごろん転がるメフィスト。
 あまりのことに固まる終焉の夜明け団。

 その状況で、いち早く反応したのは、リーダー格の男だった。

「伏兵だ!」
 即座に戦闘態勢を取るリーダー格の男。
 しかしその時には既に、2人ほど背後から背中を刺され地面に倒れていた。
「ちっ!」
 リーダー格の男は舌打ちをしながら、炎弾の魔術を発動。
 高速で撃ち出す。
 狙いは、部下を背後から刺した仮面の男。
 連続して炎弾を撃ち出すが、その全てを避けられる。
(俺1人では仕留めきれんか)
 炎弾を避けられたリーダー格の男は、素早く判断すると部下に指示を飛ばす。
「魔方陣は一時放棄! 隊列を組め!」
 リーダー格の男の声に従い、部下の終焉の夜明け団は周囲に集まると隊列を組む。
 その間に、仮面の男はメフィストの傍に移動し、声を掛けた。
「とっとと起きろ。あと援護しろ」
「オッケーでーす!」
 転げまわっていたメフィストは、仮面の男の言葉にすくっと立ち上がる。
 そんなメフィストに、仮面の男はげんなりした声で言った。
「……とりあえず、足を治せ。変な方向に曲がってるぞ」
「おう、これはソーリーね!」
 魔法で回復するメフィスト。
「完全回復でーす!」
「なら、奴らを仕留めるぞ」
「オッケーでーす。でも、どうせなら助っ人が欲しい所ですねー。間に合わなかったのですか?」
 メフィストの問い掛けに仮面の男は、終焉の夜明け団達の背後に視線を向け返した。
「指令が出るように手配はした。こちらの身元がバレないよう、複数の経路を経由したから、どうなるかと思ったが……引き寄せるのは成功したようだ」
 仮面の男の言葉に促されるようにして、メフィストは視線を向ける。
 視線の先には、終焉の夜明け団達の背後から現れた浄化師達の姿が見えました。

 この浄化師がアナタ達です。
 アナタ達は、廃墟に現れる幽霊を開放して欲しい、という依頼を受けた教団から指令を受け、この場に訪れています。
 この場に訪れる少し前に、戦闘音に気付いたアナタ達は走って訪れると、終焉の夜明け団とメフィスト達が対峙している状況に出くわしたのです。

 この状況でアナタ達は、どう動きますか?


~ 解説 ~

●目的

終焉の夜明け団を討伐する。

全滅させなくても、2分の1以上を倒せれば成功になります。

2分の1以上を倒せれば、残りは逃げられても「成功」にはなります。

●状況

NPCメフィスト達と終焉の夜明け団が対峙している状況に出くわした状況から始まります。

初期状態は、林を抜け広場に辿り着き、終焉の夜明け団の背後を取っている状況です。

浄化師達が何か行動に移そうとすると、終焉の夜明け団は気配で気付きます。

それまではメフィスト達の方に意識が向いているので、背後を取られていることに気付けません。

初期配置で浄化師達がどういう配置についているかは、プランで自由に決められます。

●敵

終焉の夜明け団

近距離攻撃×6人
中距離攻撃×4人
遠距離攻撃×4人
リーダー 遠距離と近距離の両方で戦える。

近距離は、剣。
中距離は、弓。
遠距離は、魔術で攻撃してきます。

●配置図

初期配置ノ概略図は以下の通りです。


    屋敷
  メフィスト達

  近近  近近
 中  中中  中    魔方陣     
   遠遠リ遠遠
  近     近

   浄化師達

●戦場

数十人が戦える広さのある広場。
元々は、とある村の集会場として作られていた。
手入れがされていないので草は生えているが、戦闘の邪魔になるほどではない。

●魔方陣

10人ほどの幽霊が囚われています。
そのまま放置していると、幽霊たちは魔方陣に取り込まれ地面の中に吸い込まれるようにして消えます。

●NPC

メフィスト 

魔女です。魔法を使うので、魔女であることは浄化師達にも分かります。

仮面の男 

仮面をつけた、どこの誰かが分からない男。
身につけている仮面は、幻惑の魔法が掛けられています。
そのため、過去に会った事のある人物であっても、気付けません。
2本の短剣で攻撃を行います。

●PL情報

メフィスト達の目的は、魔方陣に囚われた幽霊の解放です。
状況によっては、メフィスト達は速攻で逃げ出します。
逃げ足は速いので、追い付けません。

以上です。


~ ゲームマスターより ~

おはようございます。もしくはこんばんは。春夏秋冬と申します。

今回は、動きが活発になり始めた終焉の夜明け団に関するエピソードになっています。

他にも狂言回しのNPCが出てたりしますが、それはさておきまして、少しでも楽しんでいただけるよう、判定にリザルトに頑張ります。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

ヨナ・ミューエ ベルトルド・レーヴェ
女性 / エレメンツ / 狂信者 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
戦闘が起こっているののは想定外
ですが終焉の夜明け団を逃がす訳にもいきません
(同行者の顏を見回し)大丈夫、私達ならきっと上手くやれます

ヨナ
不意打ちと同じタイミングで速やかに魔法陣へ向かい解除を試みる
似たような事#68があった時はセパルさんが助けになってくれましたが…
(気が付いて)いました この場にも。そこの方 協力してください
陣の解除の妨げになる敵がいればFN11で排しつつ共闘を持ち掛け
幽霊を解放出来たら本格的に戦闘へ加わる

魔方陣は魔力感知で属性把握試みる
恐らく弱点属性を注げば破壊は出来る筈
5属性は扱えるので対処出来れば良いのですが
出来れば陣の効果も知りたい所

(メフィストさん 少し調子が狂いますね…
リチェルカーレ・リモージュ シリウス・セイアッド
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ヴァンピール / 断罪者
苦しい想いを抱えている魂たちを どうしようというのかしら
どうか 少しでも魂が安らぐことができるよう

現場に急行
リーダーの戦闘不能とできるだけ多くの夜明け団員の捕縛を狙う
仲間が配置につき次第 できるだけ不意を打つ形で戦闘開始
敵と魔法陣との間を分断するよう
魔術真名詠唱
リーダーへ鬼門封印 
中衛位置 仲間の体力に注意
傷ついた仲間には天恩天嗣2で回復
余裕がある時は前衛と連携 
鬼門封印や小咒や九字で補助

ふたり組に ご無事ですか?と
わたし達も 魔法陣を解除したいと思っています
おふたりと狙いが一緒なら 共闘できたら嬉しいのですが 

戦闘終了後は その場にいる人たちの手当て
無茶ばかりのシリウスには泣きそうな顔で文句を

消えゆく魂に鎮魂歌
 
リロード・カーマイン スコア・オラトリオ
女性 / 人間 / 悪魔祓い 男性 / エレメンツ / 狂信者
【目的】
終焉の夜明け団の殲滅

【行動】
敵に気づかれない内に射程距離に入り後ろからリーダーを狙う
この時攻撃は他PLと同タイミングで

リーダー:『リングマーカー』部位狙い「頭」

その後は近接型の他のPLを後方支援するように
攻撃の牽制射撃

遠距離:『リングマーカー』部位狙い「頭」

優先順位は
リーダー>>遠距離>他敵

魔方陣へ向かう仲間の為そちらにいかせないよう射撃を続け、敵に近づける隙をあたえないよう心がける

【心情】
…先客が居るわね
まぁ、でも優先順位は終焉の夜明け団ね

…あは♪楽しくなってきたわね
生き残るとかそんな生易しい事…ってスコア!?
そんな近くで撃ったら爆風に巻き込まれるから!
考えて撃ちなさいよ!
リューイ・ウィンダリア セシリア・ブルー
男性 / エレメンツ / 魔性憑き 女性 / マドールチェ / 占星術師
>目的
終焉の夜明け団を半数以上戦闘不能にすること
リーダーの撃破
囚われた幽霊たちの解放 
今後のためにも 彼らが何のために幽霊を集めていたのかわかるといいんだけれど… 

>行動
仲間とタイミングを合わせ 魔法陣と敵を分断するよう戦場に
魔術真名詠唱 ブーストをかけて戦闘
リ:前衛位置 敵の攪乱と仲間の支援を
  素早さを活かしてヒット&アウェイ
  足や腕を狙い 敵の機動力を削ぐ
  初手はリーダー狙い 死角になる位置から飛翔斬
  ひとり突出しないように 
  メインアタッカーが動きやすいよう 攻撃より注意をひきつける方向で動く
セ:中衛位置 回復役や遠距離攻撃役のサポート
  仲間をペンタクルシールドで守りながら 
  カードで弱っている敵や近づいてくる敵を攻撃
     
  


~ リザルトノベル ~

○終焉遭遇戦
 郊外に出没する幽霊の浄化指令。
 だが現場に到着して居たのは、手の甲に十字架を埋め込んだ終焉の夜明け団。
 そして終焉の夜明け団と対峙している謎の2人組。
 終焉の夜明け団と謎の2人組がお互いに集中しているため、あとから現場に訪れた浄化師達に気付いている様子は、今の所は無い。
 その状況で浄化師達は、どう動くべきかを素早く判断していた。

(……先客が居るわね)
 予定外の事態に、『リロード・カーマイン』は楽しげな笑みを浮かべた。
 手柄を立てることに快感を覚える人種であるリロードとしては、予定外の敵はご馳走だ。
 そうしてリロードが意気込んでいる隣では、『スコア・オラトリオ』が面倒そうに予定外の敵を見詰めている。
(ふぁ……眠い)
 スコアとしては、作曲の糧になりそうな相手でもないので、リロードのようにやる気が出るという訳でもない。
 なので、パートナーであるリロードの行動待ちといった所である。

 そうした終焉の夜明け団に意識を向ける浄化師達が居れば、魔方陣に囚われた幽霊達に意識を向ける者達も。

(苦しい想いを抱えている魂たちを、どうしようというのかしら)
 怨嗟の声を上げる幽霊達に、『リチェルカーレ・リモージュ』は解放の意志を抱く。
 同じように幽霊達に視線を向けるのは、パートナーである『シリウス・セイアッド』も。
 揺らぐ魂たちの様子に眉を顰め、この状況を少しでも早く改善すべく思考を巡らせる。

 そうした対応策を考える浄化師達も。

「大きな魔方陣……何をするつもりなんだろう」
「恨みを持つ魂を集めて、という時点で褒められたことではなさそうね」
 気付かれないよう声を潜めて呟く『リューイ・ウィンダリア』に、パートナーである『セシリア・ブルー』は、幼い容貌に似合わない、うっすらとした笑みを浮かべて返した。
「――うん、発動させちゃいけない。そんな気がする」
 いま自分が出来る最善を。
 成すべき事を成そうとするリューイは、僅かに緊張に強張っている。
 そんな彼を見上げながら、セシリアは手を握る。
「ええ。全力で、止めましょう」
 表情を和ませ、セシリアはリューイを見詰める。
 それは「大丈夫よ」と、言ってくれているようにリューイは感じる。
 だからこそリューイは、応えるように笑顔を浮かべ返した。

 そうしてそれぞれが戦いに意識を高めている中、『ベルトルド・レーヴェ』が具体的な提案を口にする。

「敵の統率を崩したい。先陣を頼めるか?」
 提案されたシリウスは静かに頷く。
 それを受け、ベルトルドは続けた。
「助かる。なら俺は、その後に続けて踏み込む。その後は――」
 更なる提案を受け、皆はそれぞれ自分の分担を決める。
 大きく2分隊に分け、行動を。
 最初に敵リーダーと思われる相手に集中攻撃。
 その後、魔方陣の解除を、エレメンツであり魔力探知が使える『ヨナ・ミューエ』が中心になって行い、その間、終焉の夜明け団の邪魔が入らないように仲間が動く。
 この人数、この場で出せる効果的な戦術を決め、浄化師達は動き出す。
「大丈夫、私達ならきっと上手くやれます」
 ヨナが皆の顔を見渡し、確信するように言う。
 それに皆は頷くと、一斉に動き出した。

「どうか、少しでも魂が安らぐことができるよう」
 祈りと意志を込め、リチェルカーレは一歩前に踏み出す。
「……ああ。囚われた魂の、解放を」
 捕われの幽霊達を想うリチェの言葉に、シリウスは眩しそうに目を眇め、先陣を切る。
「黄昏と黎明、明日を紡ぐ光をここに」
 魔術真名を唱え、敵リーダーに向け突進する。一息に距離を詰め、剣撃の間合いに踏み込んだ。
 そこで、敵リーダーが気付く。
 即座に口寄せ魔方陣により剣を手にするも、シリウスの方が速い。
 鋭い踏み込みと共に放たれたソードバニッシュが、瞬速で放たれる。
 剣と剣が打ち合う、重く鈍い音が響く。
 辛うじて敵リーダーは手にした剣でシリウスの一撃を受けたが、その威力に大きく体勢を崩した。
 そこに、リチェルカーレの鬼門封印が発動。
 体勢を崩された上に、動きを阻害される敵リーダー。

 そこにベルトルドとヨナのコンビネーションが。

「不退転」
 魔術真名を唱え、魔術回路を完全開放。
 一気に能力を膨れ上がらせ、疾風の勢いでベルトルドが踏み込む。
 狙いは、シリウスの一撃で体勢を崩した敵リーダー。
 一気に踏み込むと、それに気付いた敵リーダーが、迎撃態勢を取る。
 炎弾を生み出し、ベルトルドに照準を付ける。
 だがその瞬間、ベルトルドは踏み込みの軌道をずらした。
 それは敵リーダーの魔術を、先んじて読み切ったからではない。
 ヨナの攻撃を、予測したからだ。
「があっ!」
 ヨナが放ったアクアエッジを、敵リーダーはまともに食らう。
 それはベルトルドの身体が死角となって、予想が出来なかったからだ。
(相変わらずだ)
 一歩間違えれば自分に当たっていたかもしれないヨナの魔術に、ベルトルドは苦笑するような笑みを浮かべる。
 今まで共に積み重ねてきた時間と経験。
 それらがヨナの動きをベルトルドに知らせる。
 だからこそ、ヨナの攻撃直後の連撃を、ベルトルドは重ねることが出来た。
「貴様っ――」
 敵リーダーは怒りの声を上げ、ベルトルドの一撃を食らう。
 疾風裂空閃。
 瞬速の踏み込みと同時に放たれた拳閃は、敵リーダーを切り裂いた。
 同時に、大きく後方に跳ぶ敵リーダー。
 ダメージを受けながらも、攻撃の間合いから離れる。
 しかし傷を受けたせいで、即座に部下への指示を出せない。
 その隙を逃さず、浄化師達は動く。

「開け、九つの天を穿つ門」
 魔術真名を唱え、リューイはセシリアと共に敵陣に踏み込む。
 混乱し動きを鈍らせる敵の間を縫うようにして、リューイは敵リーダーへと距離を詰める。
 それに気付いた敵の内、魔術師らしい1人が氷の塊を撃ち出そうと狙いをつけた。
 けれど、セシリアのサポートが防ぐ。
「させない」
 魔力を込めたタロットカードを投げつけ、氷の塊を撃ち出そうとした魔術師の腕を切り裂く。
 攻撃を受け、狙いがずれた魔術師の攻撃は、リューイを外れる。
「こっちよ」
 見た目に反し、精神的に大人なセシリアは周囲の状況を見極め、適切に動く。
 誘導し引き付けるようにして、リューイから敵の注意を逸らした。
 そうしたセシリアの助けを受け、リューイは敵リーダーへの攻撃を叩き込んだ。
 死角の位置から、大きく跳び込む。
 跳躍の勢いも乗せた振り降ろしの一撃は、敵リーダーの腕を切り裂いた。
 攻撃を叩き込むと同時に、敵に囲まれないよう即座にバックステップ。
 仲間との連携が取れる位置に動いた。

 連続して敵リーダーに攻撃が叩き込まれる。
 そこに、リロードは容赦なく追撃を撃ち込んだ。

「敵に鉛玉を」
 スコアを背中から抱きしめるようにして、リロードは魔術真名を唱える。
 魔術回路解放。能力を向上させ、狙撃銃を手に取る。
 半身で構え、ブロンズライフルを突き出すように前に出し狙いをつける。
 リンクマーカーを発動。魔術により作り出されたマーカーが敵リーダーの頭部を照準。
 その瞬間、敵リーダーと視線が合う。
「気付いた? でも遅いわ」
 銃声と共に、弾丸が撃ち出される。
 敵リーダーは魔術により防御するも、額に命中。
 弾丸は魔術防御により頭を撃ち抜くことはできなかったが、衝撃の幾らかを脳に侵透させ、一瞬意識を刈り取った。
 敵リーダーの意識がなくなったことで、終焉の夜明け団の統制はボロボロになる。
 そこにスコアの追撃が入る。
「えーと、仲間巻き込まないように魔術撃てば良いよね」
「良いわよ。攻撃する暇なんてないぐらい撃っちゃって」
 狙撃を続けるリロードの返事を受け、スコアはエアーズを起動。手にした木の杖に風が渦巻き、解放の時を待つ。
「じゃあなんか数が多いとこにどーんとしとくねー」
 そう言うと、スコアはエアーズを発動。風の斬撃が、敵を切り裂いた。

 次々放たれる攻撃に、終焉の夜明け団は混乱し動きが停滞する。
 その隙を逃さず、浄化師達は動く。
 ヨナが魔方陣に向かい、敵が近付けないよう、ベルトルドとシリウス、そしてリューイが前衛として陣取る。
 少し後方に、リチェルカーレとセシリアが就き、前衛組のサポートに。
 そしてリロードとスコアは、横手から敵の脇腹を食い破るように攻撃を重ねていく。
 この状況に、敵も動く。
 魔方陣の解除をさせまいと、襲い掛かってくる。
 剣を手にした終焉の夜明け団が、浄化師達の陣形を崩すべく突進。
 それを迎え撃ったのはベルトルド。
 重心を落とし、一気に踏み込む。
 敵の間合いを見極め、攻撃圏ギリギリまで距離を詰める。
 誘いの間合い。
 敵の剣士は誘い込まれ、剣を振るう。
 下段からの振り上げ。
 それを紙一重で避け、ベルトルドは更に踏み込む。
 反射的に近付けまいと、剣を振るう敵。
 だが攻撃直後の死に体で放った一撃は、軽く払われる。
 剣の腹を弾き、それにより反射魔術である制裁を発動。
 敵剣士の腕を取り、引き寄せた所で、肘に掌打を放つ。
 関節を破壊。間髪入れず獣牙烈爪突を発動。
 ひねりを込め放たれた打突は、敵剣士の脇腹を切り裂いた。
 敵1人を戦闘不能に追い込む。
 しかしそこでは止まらず、さらに攻撃を重ねる。
 地面を踏み込み、戦闘不能にした敵に体当たり。
 それにより突き飛ばされた敵は、他の敵に当たる。
 一連の流れで動きが阻害された敵に、ベルトルドは跳び込む。
 当然、敵は迎撃しようとするが、味方の身体が邪魔になって巧く攻撃しきれない。
 それを捌き、攻撃に繋げていくベルトルド。
 だが、敵の数は多い。
 死角から襲い掛かろうとしてきた相手に、リューイの援護が入った。
 リューイは飛翔斬を使い、一気に距離を詰める。
 それはまさに一瞬。ベルトルドを攻撃しようとした相手は、リューイに手首を切り裂かれた。
「おのれっ!」 
 敵は即座に反撃するも、すでにその時には、リューイは距離を取っている。
 ヒット&アウェイ。
 魔性憑きの軽やかな動きを活かし、決して踏み込み過ぎず、仲間の攻撃を助けるように動いていく。
「すまん! 助かった!」
 リューイの助けに気付き、動き続けながら礼を告げるベルトルド。
 それにリューイは返そうと思うも、敵の動きを捌くことに集中する。
 右からの斬撃をサイドステップで躱し、敵が剣を引いた所で踏み込む。
 一撃の威力よりも手数の多さと素早さを意識して、刃を振るう。
 それは効果を発揮する。
 メインアタッカーが動きやすいよう注意を引き付けるようにして、リューイは攻撃を重ねていった。
 だが、それだけに敵意はリューイに向かいやすい。
 リューイは間合いを意識し敵の攻撃を避けていくが、どうしても捌ききれない攻撃もある。
 それはリューイ1人なら、まともに受けていただろう。
 だが、リューイは1人じゃない。
「させない」
 ペンタクルシールドを発動させたセシリアが、リューイに向かう攻撃を防ぐ。
 それにより生まれた猶予を活かし、リューイは敵を翻弄していく。
(ありがとう、セラ)
 礼を返す余裕は無く、けれど感謝の言葉を胸に、リューイはセシリアと共に戦っていく。
 
 近接戦の間合いでは、浄化師達を崩すことが出来ない。
 そう判断した終焉の夜明け団は、中・遠距離からの攻撃で崩そうとする。
 しかし、シリウスがそんなことをさせなかった。

 敵の只中に、シリウスは跳び込む。
 周囲を敵に囲まれる中、魔術や矢が放たれる。
 それをシリウスは、次々回避。
 今までの戦いの中で得た経験を活かし、最小限の動きで躱していく。
 しかも、敵の間合いに踏み込みながら。
 自分の身をかえりみないほどの前進は、振るう刃を確実に敵に届かせる。
 ソードバニッシュによる瞬速の斬撃が魔術師の1人を斬り伏せ、かすめるように受けた矢により発動させた制裁により、カウンターの刺突を肩に刺し込む。
 1人、2人と、敵を戦闘不能に追い込んでいく。
 だが、周囲全てが敵の中、シリウスは無傷という訳にもいかない。
 敵魔術師の足の甲を、磔刺により地面に串刺しにして動きを封じた瞬間、魔力弾を背中に食らう。
 けれど、シリウスは止まらない。
 少しでも多くの敵を倒し、仲間に向かわないよう、怪我など無視して戦いに専念する。
 そこに、リチェルカーレの放った小咒が援護となる。
(シリウス)
 無茶をするシリウスに、リチェルカーレは今すぐにでも止めたい気持ちを抑え、援護を続ける。
 炎の蛇が、攻撃をしようとした魔術師に向かい、牽制の一撃としてシリウスを助けた。

 連続する浄化師の攻撃に、終焉の夜明け団の一部は、横合いから離れ、側面から不意を突こうとする。
 しかし、それはリロードとスコアにより防がれた。

「行かせないわよ♪」
 敵の動きの機先を制するように、リロードは射撃を重ねていく。
「スコアも、じゃんじゃん撃っちゃって。余計なことをする隙なんて、与えちゃダメよ」
 リロードの言葉に、スコアは自分なりの解釈をする。
(……リロードの考え的に隙を与えない方がいいんだよね?)
「じゃあ、銃の予備動作中に魔術が撃てるように準備しとくねー」
 タイミングを合わせ、スコアはエアーズを叩き込んでいく。
 間断なく叩き込まれる連続攻撃に、側面をつこうとした敵は動きが停滞する。
 そこをチャンスと見て、前に出るリロード。
「……あは♪ 楽しくなってきたわね」
 距離を縮めれば敵からの危険は増すが、その分、敵へのダメージも増えていく。
 それはスコアの攻撃も大きく影響している。
「魔方陣の方に行かせなきゃいいんでしょ? 魔術の範囲が綺麗にわかりそうだし、丁度良いやー。エアーズの魔術の範囲試し撃ちしとくねー」
 鼻唄まじりに、連続してエアーズを発動させ、リロードと共に攻撃を叩き込んでいく。
 そんな中、意識を取り戻した敵リーダーが大きく叫ぶ。
「魔方陣は破棄する! 生き残ることに専念しろ!」
 これにリロードは、獰猛な笑みを浮かべる。
「生き残るとかそんな生易しい事……ってスコア!?」
 リロードは言葉の途中で、自分をかすめるようにして飛んできた風の斬撃の余波に声を上げる。
「そんな近くで撃ったらこっちまで巻き込まれるから! 考えて撃ちなさいよ!」
 これにスコアは、のんきな声で返した。
「大丈夫。影響範囲は分かって来たから」
 気分が乗って来たのか、軽快なリズムを刻みながら、スコアは攻撃を重ねていった。

 戦いが続く中、魔方陣へと向かったヨナは、先客に気付いた。

(似たような事があった時は、セパルさんが助けになってくれましたが……いました、この場にも)
 以前の指令を思い出しながら魔方陣に向うと、謎の2人組が先んじて居た。
 カイゼル髭の男が、魔方陣に何かをしようとしているのに気付き、魔力探知を使用。
(魔術、じゃない。魔法を使ってますね。なら、魔女ということでしょうか?)
 どうやら魔方陣を解除しようとしていることを読み取り、声を掛ける。
「そこの方。協力してください」
 これにカイゼル髭の男は、胡散臭い声を上げた。
「おぅ、助っ人登場でーす。らっきーでーすねー」
 この場の状況が分かってないのかと言いたくなる様子に、ヨナは思わず。
(少し調子が狂いますね……)
 そう思いつつも、共闘できるならした方が良いかもしれないと考えていると、リチェルカーレが近付く。
「ご無事ですか?」
 この場に訪れた際に、終焉の夜明け団と対峙していたように見えた2人組に、心配するように声を掛けた。
 これに2人組の内、仮面の男が返す。
「気遣い感謝する。我々は、この魔方陣の解除と幽霊の解放を目的としている。貴方達と敵対するつもりはない」
 端的に返す仮面の男に、リチェルカーレは提案する。
「わたし達も、魔方陣を解除したいと思っています。おふたりと狙いが一緒なら、共闘できたら嬉しいのですが」
 これに対する返答も端的だった。
「承知した。魔方陣は、メフィストが解除方法を知っている。そちらは、エレメンツである貴女に協力を願いたい」
 ヨナに向かって言うと、続けてリチェルカーレに言った。
「私は戦闘のサポートに向かわせて貰う」
 そう言うと、敵陣へと向かう。
 敵の只中で戦うシリウスをサポートするように動いていた。
「この場は、お願いします」
 リチェルカーレは、魔方陣の解除よりも終焉の夜明け団を近づけないことを役割に選び、その場を後にする。
 残ったヨナは、まずは魔方陣の構造を探ろうと、魔力探知を向けた。
(これは……)
 緻密かつ複雑な構造式に、どうすれば解除できるのか判断できない。
 少しでも解析をしようと、より深い場所を探ろうとした時だった。
「それダメでーす!」
 能天気だが切羽詰まったメフィストの声。それが制止の声だと気付くより早く、ヨナは魔方陣の深い場所を見てしまった。
 おぞましい。
 そうとしか言いようのないほど、膨大で濃密な魔力が渦巻いているのを見てしまう。
 それは『生きているかのように』蠢きながら、どこまでも広がっていた。
 例えるなら、まるで、『眼に映る大地全てに魔方陣が広がっている』かのような光景だった。
 見ているだけで吐き気をもよおすほどの巨大な何かに、ヨナの精神がきしむ。
 視線を外せば良い筈なのに、精神を飲み込まれたかのように目が離せない。
 見れば見るほど、深い所を見てしまい、思わず悲鳴をあげそうになった時だった。
 ぽんっ! という気の抜けた音と共に、周囲が鮮やかな花に覆われる。
 それが、今までヨナが見ていた何かを隠してくれた。
「今のは……一体……」
 ヨナは震えそうになる声を抑えながらメフィストに尋ねると、のんびりした声で応えは返ってくる。
「今は、解除に、ハリーアップねー。とりあえず、魔方陣を構成してる、魔力属性の相剋関係にある魔力をぶつけて下さーい」
 そう言うと、メフィストは指を鳴らす。すると、周囲を覆っていた花は全てが消え去り、魔方陣が残る。
 ヨナは自分を落ち着かせるように深呼吸をすると、メフィストに言った。
「分かりました。貴方は、どうするのですか?」
「私は、幽霊達の浄化をしまーす」
 そう言うと、幽霊に手を向け、全てを炎に包んだ。
「マーレボルジェの炎よ、偽りの罪を焼き払え」
 炎に包まれた幽霊達は、焼かれることで、おぼろげだった輪郭を取り戻す。
 そして見る見るうちに、穏やかな表情を見せていった。
(幽霊を浄化した? どんな魔法なんですか?)
 気になるヨナだったが、今は魔方陣の解除に集中するために意識を切り替え、魔方陣を構成している魔力と相剋関係にある魔術をぶつけ解除していった。

 幽霊は浄化され、魔方陣は解除される。
 この状況に、終焉の夜明け団は退避を選ぶ。

「撤退する! 各自散開しろ!」
 リーダーの声に、終焉の夜明け団は逃げ出そうとする。
 だが、それを黙って見過ごす浄化師達ではない。
「逃がさないっての!」
 リロードは楽しそうな笑みを浮かべながら、連続射撃。
「大人しく、アタシの手柄になりなさい!」
 リンクマーカーで狙いをつけ、精密射撃。
 脳天と心臓目掛け銃弾を撃ち放つ。
 だが、それを敵リーダーは防ぐ。
 不意打ちではない完全な戦闘体勢に入った敵リーダーは、銃弾の弾道を読み切り手にした剣を盾にして弾く。
 そこにスコアのエアーズが。
 しかしそれすら、敵リーダーは手にした剣に風を纏わせ、切り払い防いだ。
 防ぐと、即座に逃避行動に移る。
「逃げないでよ」
 スコアは逃がさないと、エアーズを発動させようとするが、そこに敵魔術師が魔力弾を放とうとする。
 それをシリウスが斬り伏せた。
 一瞬で踏み込み、ソードバニッシュで叩き切る。
 残った敵が反射的に魔力弾を放つが、全てを回避。
 攻撃をしてきた敵魔術師の退路を断つように移動する。
 逃げ道を塞がれた敵魔術師が逃げ道を探していると、リューイが降伏勧告をした。
「これ以上、抵抗するのは止めて下さい。命を取る気はありません」
 リューイの言葉に、敵魔術師は救いを求めるように周囲を見るが、仲間のほとんどは戦闘不能にされ、残りは逃げてこの場に居ないことに気付く。
「……くそっ」
 観念した敵魔術師は、崩れるように地面に腰を下ろした。

 かくして終焉の夜明け団の大半は戦闘不能にされ、浄化師達に拘束される。
 ロープなどは持って来ていなかったが、メフィストが口寄せ魔方陣でロープを召喚し、それを受け取った浄化師達が、終焉の夜明け団が逃げられないよう縛ったのだ。
 リーダー格と副官と見られる2人には逃げられたが、それ以外の終焉の夜明け団を殺すことなく捕えることに成功した。
 そして魔方陣を解除し、幽霊達も浄化された所で、メフィスト達は速攻で逃げた。
「……逃げられました」
「逃げ足、速かったな」
 げんなりとした声を上げるヨナに、慰めるように声を掛けるベルトルド。
 とにかく逃げ足が速かった。
「追い駆けた方が良かったかしら?」
 手柄を逃したかと内心残念がるリロードに、スコアは拘束した終焉の夜明け団を指し示しながら返す。
「それすると、こっちに逃げられたかも」
「それもそうね」
 これぐらいで我慢するか、と自分を納得させるリロード。
 そうして、それぞれが戦闘後に周囲を警戒しながら戦闘時に受けた傷を癒している中、シリウスはリチェルカーレに嗜められていた。
「無茶をしないで」
「……すまん」
 敵陣の只中に1人で突っ込む無茶をしたシリウスに、リチェルカーレは泣きそうな顔で天恩天賜を掛け癒していた。
 こうして全員の傷が癒された頃、リューイが皆に声を掛ける。
「幽霊達が――」
 リューイの声に視線を向ければ、穏やかな表情になった幽霊達が、ゆっくりと空に昇って行くのが見えた。
「どうか、安らかな旅立ちを」
 祈りを幽霊達に捧げるリューイに、セシリアも祈りを捧げる。
 同じように、皆も祈りを。
 そしてリチェルカーレは、消えゆく魂に鎮魂歌を捧げた。
 空に響く鎮魂歌に見送られ、穏やかに消えていく幽霊達だった。


終焉の蠢動
(執筆:春夏秋冬 GM)



*** 活躍者 ***


該当者なし




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2019/05/29-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[16] リチェルカーレ・リモージュ 2019/06/05-22:47

お返事ありがとうございます。
では、最初の予定通りシリウスはまっすぐリーダーに向かいますね。
敵の数が多いので大変そうですが、上手くいくといいですね。
わたし達も精一杯動こうと思います。  
 

[15] リューイ・ウィンダリア 2019/06/05-22:05

タイミングを揃えて、で了解です。
僕たちはあまり攻撃力がないので…
リューイ:メインアタッカーが動きやすいよう攪乱メイン
セシリア:回復役や遠距離攻撃の人の護衛
のつもりで動くつもりです。
あ、初手はリーダー狙いとしておきました。  
 

[14] リロード・カーマイン 2019/06/05-21:56

あ、言葉が足りなかったわね。
ごめんなさいね;

出来るだけ不意打ちの形で
一応こちらも狙撃とは書いているんだけど誰が最初でもリーダーを確実に仕留められるようにと思って同タイミングで攻撃出来たらと思ってたわ。

そうしたらどちらがしくじっても片方が挽回出来ると思うから。

ふふ、あとは鉛玉の嵐にしてやるつもりよ
さて、どうなるか判らないけど、頑張らないとね。  
 

[13] ヨナ・ミューエ 2019/06/05-21:24

リューイさんとセシリアさんも、よろしくお願いしますね。

私のほうの行動と攻撃は最初はなるべく目立たないように、と思っていたので
みなさんが派手に動いてもらえるのは助かります。
『余裕を与えないように攻撃』、いいですね、好きですそういうの。

不意打ちのタイミングはシリウスさんがまっすぐに突っ込むという話だったので
それに合わせて行く、という意識でした。
ええっと、文字通り攻撃そのものを不意打ちとする、イメージですね。
タイミングを揃えて、で問題ないと思います。  
 

[12] リチェルカーレ・リモージュ 2019/06/05-20:16

戦闘開始時、できるだけ不意打ちのような形になればいいのでしょうか?
リーダーのいる辺りに信号拳銃を撃ち込むとか、ホイッスルの音で引きつけるとか考えたのですけれど…。
一応、「不意を打つ形に」「皆さんとタイミングをそろえて」としておきますね。  
 

[11] リチェルカーレ・リモージュ 2019/06/05-20:05

リューイさん、セシリアさん。どうぞよろしくお願いします。

では、ヨナさんは魔法陣対応をよろしくお願いします。でも、どうかご無理をなさらずに。
リロードさんの言うように、なるべく魔法陣やヨナさんに意識がいかないよう、引きつけるよう動きたいと思います。
どうか、よりよい方向に解決ができますように。  
 

[10] リロード・カーマイン 2019/06/05-19:33

リューイさんとセシリアさんはこんにちわ。
宜しくね?

そうね、お二人が入ってくれるなら戦力を分散しても良いかもしれないわね。

ヨナさん達が魔方陣へ向かうならこちらは派手に狙い撃ちましょうか!

なら、まず狙うはリーダーでその後は他の人達を後ろから後方支援する形を取るわ。

あと、なるべくヨナさん達に視線がいかないような誘導も必要かしらね?

とはいってもあの配置で視界には入らないのは無理だろうから『余裕を与えないように攻撃』になるだろうけども。

頑張ってみるわね。  
 

[9] リューイ・ウィンダリア 2019/06/05-18:50

すべりこみで失礼します。
魔性憑きのリューイと、占星術師のセシリアです。
どうぞよろしくお願いします。

ここまでの相談読みました。
リーダーから狙っていくこと、魔方陣と敵との間に割り込むようにすること、プランに盛り込もうと思います。  
 

[8] ヨナ・ミューエ 2019/06/05-18:25

同時進行は確かに悩ましい所ですが、まったくのフリーにしておくのも不安なので、
私は魔法陣へ、ベルトルドさんは皆さんと一緒に終焉の夜明け団の対処に向かいます。
リーダーに不意打ちのあと、魔法陣に近い方の手下から倒して貰って、
リチェルカーレさんの言うように魔法陣との間に割り込めるような位置取りが出来れば。

私は魔法陣へ向かってみますが、2人組の力も得られれば助かりますね。
終焉の夜明け団と敵対してるという事は少なくとも相対する目的があるのでしょう。
なるはやで陣の解除を試みて、その後戦闘へ加わります。
なにせ人数が多いですしね。  
 

[7] リチェルカーレ・リモージュ 2019/06/04-23:02

リーダーから狙うの、よいと思います。
相手の人数も多いですし、指揮系統を多少なりと乱せられたらいいですよね。
魔法陣、同時進行にしたいけれど人数…確かに悩むところですね。
魔法陣と敵とを分断できるような位置に割り込めたらいいのですけれど。
ええと、メフィストさん?NPCさんたちも幽霊の解放を狙っているのなら、魔法陣の対策をしにきっと動きますよね。
お二人が味方なら、共闘という手もあるのですけれど…。

はい、シリウスは近接攻撃型なので、今の所まっすぐリーダーに突っ込むと言っています。
わたしは中衛位置で回復とサポートをするつもりです。  
 

[6] リロード・カーマイン 2019/06/04-21:29

うーん、そうねぇ。

魔方陣も放っておいたら何かしらデメリットありそうよね。

個人的には同時進行が理想な気がするのだけれど…。

今居る人数を考えると戦力分散も悩ましいのよね。

あ、でもシリウスさんが接近戦なら私達はどちらも後方支援型だからある意味でバランスは取れてはいるかもしれないけれど。  
 

[5] ヨナ・ミューエ 2019/06/03-20:34

リチェルカーレさんシリウスさん、それにリロードさんとスコアさんも。宜しくお願いしますね。

現状、終焉の夜明け団は謎の二人組に向かっての配置の為、
我々から見るとリーダーへの不意打ちは可能な位置にいると思います。
狙ってみますか?
そこで倒せればよし、そうでなくとも統率は崩せるでしょうし、
負傷させれば逃走も容易ではなくなります。

魔方陣は、ベリアルが人の魂を取り込んで強くなるように、何か利用するつもりなのでしょう。
私は魔方陣の解除ないし破壊を試みてみたいと考えているのですが、
最初から不意打ちをかける組とは別で動くか、
それとも初撃で有利を取ってから向かうか、少し悩みますね…。  
 

[4] リロード・カーマイン 2019/06/02-22:04

久しぶりかしら?
悪魔払いのリロードと、相棒のスコアよ。

ちょっと戦闘が久々だから感覚鈍ってるかもしれないけど、宜しくね。

不意打ちを狙えるなら出来るだけ重要なポストを狙いたいところだけれど。

リーダーを背後から狙い統率を崩すとか、ね。

魔法陣は、私達に気づかず前の二人組に気をとられてる間は放置してくれるかもしれないけど…。
私達に気づいたら強行するかもしれないから…。
出来るだけリーダーを無力化したいわよね。

まだ時間はあるようだし、もうちょっと考えましょうか。
 
 

[3] リチェルカーレ・リモージュ 2019/06/02-19:31

ご挨拶が遅くなりました。
リチェルカーレです。パートナーはシリウス。
アライブは陰陽師と断罪者です。
どうぞよろしくお願いします。

魔法陣や幽霊は気になりますが…まずは終焉の夜明け団、ですね。
リーダー含め15人…ということは、8人討伐すれば一応依頼は達成となるのでしょうか?
今後のことを考えれば、少なくともリーダーは倒したいとシリウスが。
正体不明の二人組さんに夜明け団の意識が向いている間に、有利な陣形を取りたいですね。

はい、魔法陣も放置はできないとわたしも思います。浄化しているわけでもなさそうですし…早めに対処したいですね。  
 

[2] ヨナ・ミューエ 2019/06/02-07:56

狂信者ヨナ・ミューエおよび断罪者ベルトルド・レーヴェ。
どうぞ宜しくお願いします。

幽霊の浄化の指令と思ってきてみれば、なにやら先客が沢山いるようです。
今の所は気が付かれていないですし、不意を突くように動ければよいのですが。
指令の目的である幽霊は不審な魔法陣に囚われていて、こちらも放置はできませんね。
まだ人が増えるかもしれませんし、役割などはゆっくり考えていきましょうか。