第一回ドリーマーズフェスに参加しよう
簡単 | すべて
6/8名
第一回ドリーマーズフェスに参加しよう 情報
担当 春夏秋冬 GM
タイプ ショート
ジャンル 日常
条件 すべて
難易度 簡単
報酬 少し
相談期間 5 日
公開日 2019-09-09 00:00:00
出発日 2019-09-17 00:00:00
帰還日 2019-09-24



~ プロローグ ~

 冒険者ギルドニホン支部。
 浄化師達による博打により、今ではニホンのセンダイ藩に置かれている。
 とはいえ、許可を貰ったというだけ。
 諸々に必要な物の手配はしなければならない。
 という訳で、色々とあって冒険者ギルドニホン支部の長に就任した吉次郎は、執務室で忙しく書類仕事をこなしていた。
(支部長と言っても、丁稚働きと大して変わりやしませんね)
 書類の種類と重要度で仕分けしながら、吉次郎は心の中で呟く。
(こき使われましたが、旦那様の所での働きが役に立つとは。皮肉です)
 当時を思い出しながらも手は止めない。
(薬草魔法植物園は……珍しい魔法の植物を手に入れてくれ?
 富士樹海迷宮とやらに行けば良いらしいですが、これは浄化師さんに頼まないと)
 いま仕分けしているのは、ギルドに舞い込んでいる依頼の束だ。
(他には……万物学園は、講師のスカウトに制服のデザイン依頼。
 レストランのメニュー制作のために、海のべリアルを全滅させて欲しい、てのもありますね。
 これも浄化師さんに頼みますか)
 次々仕分けを進める。
(こいつは……ドリーマーズフェスですか)
 要望書の1枚に目を止めた時だった。
「おう! 入るぜ!」
 けたたましい声と共に、1組の男女が部屋に入って来た。
「どちらさまで?」
 吉次郎は、緊急時用の呼び出し符に手を伸ばしながら尋ねる。
 すると、鋭い美貌の女性が返す。
「本日、面会の予約を入れていた、室生マチ子です」
「ああ……ドリーマーズフェスの企画持ち込みを希望された」
 呼び出し符に伸ばした手を戻し、マチ子では無く、もう1人の青年に視線を向け続けて尋ねた。
「そちらの方は?」
「鎌倉源だ!」
「……予約をいただいたのは、室生さん御一人だったかと」
 これにマチ子は、駄犬を見るような目で源に視線を向けながら言った。
「すみません。連いて来ると煩くって」
「たりめーだ! アイツにばっか、活躍させて堪るかってんだよ! ここは生涯のライバルたる、オレ様の出番だろ!」
「はぁ……」
 生返事で吉次郎は返しながら、いま目の前に居る2人の名前を思い出す。
(確か、クロアのジジィが送って寄こした情報に、名前があったな)
 それは、ニホンに投資を行ったひとりであるクロア・クロニクル。
 彼の伝手である魔女セパルが、昔馴染みだという狸の妖怪達から得たものだ。
(西ニホンで興行をしながら探って得た情報らしいですが……さてさて、こちらから仕掛けてみますか)
 吉次郎は笑顔を浮かべながら言った。
「貴方たちは、桂先生と懇意だそうですね」
「テメェ!」
 源は、吉次郎の言葉を聞いて詰め寄る。
「なんで桂先生のことを知ってやがんだ! さては先生の命を――」
「落ち着きなさい。駄犬」
 スパンっ! と小気味良い音をさせ、マチ子は口寄せ魔方陣で呼び寄せたハリセンで源の頭を叩く。
「なにすんだ! このツリ目女!」
「うっさい駄犬。口で言っても聞かないからでしょ。鞭で打たないだけ喜びなさいな」
 源の抗議をさらりと流し、マチ子は吉次郎に言った。
「よくこちらのことを調べていますね」
 これに吉次郎は、肩を竦めるようにして返す。
「昨今は危ない情勢ですからね。私みたいなのは情報が命です」
「そうですか。なら私達が、今日ここに来た理由も既に知っているので?」
「推測ですがね」
 吉次郎は、部屋に備え付けのソファを勧めながら続けて言った。
「西ニホンの反政府軍2大拠点のひとつ、チョウシュウ藩。
 その出身であり、反政府軍とも関わり合いのある桂大五郎。
 彼が講師を務める私塾の生徒だった貴方達は、ドリーマーズフェスに反政府軍の人間を参加させたい。
 間違っていますか?」
「ええ、その通りです」
 マチ子は、隠すことなく素直に応える。
「目的は、反政府軍活動を抑えることです」
「おう! そうだぜ!」
 マチ子の言葉を引き継ぐようにして源が続ける。
「反政府軍にはよ、俺らみたいな若いのも居るんだ。そいつらはよ、言っちまえば腐ってやがるんだ。
 ヨハネの使徒だのべリアルだの、わけの分かんねぇムカつく奴らのせいで、故郷は荒らされてよ。
 夢のひとつも見る余裕もなくて、先がねぇって思ってやがるんだ。
 だけどよ、ドリーマーズフェスってのは、夢を叶えるための祭りって言うじゃねぇか。
 だったら、そこに参加して、夢のひとつも見せてやりてぇじゃねぇか!」
「要はガス抜きです」
 熱く語る源の言葉を続けるようにして、マチ子は言った。
「反政府軍活動なんてものに熱をあげるなら、その情熱を少しでも他に向けたい、ということです。
 さらに言えば、東ニホンで投資活動が行われている実例を知らせることで、牽制にしたいという理由もあります」
「そう巧くいきますかね?」
 吉次郎の疑念に、マチ子は返す。
「そうなるための第一歩です。少なくとも、東ニホンでアークソサエティからの投資が行われている。
 その事実を知らせるのは意味があります」
「……東ニホンの反政府軍と協力して、なんて考えは起こし辛くなる、ってことですか」
「ええ、そういうことです。それに、東ニホンで投資が行われるなら、西ニホンでも行われるのでは?
 そう思わせることもできれば、さらに牽制になります」
(それに、あの子みたいに、一度夢を諦めた子にも、夢をみせることの出来る場になれば良いし)
 心の中でマチ子は、教団に入る前、編集者だった頃にジュニア文学賞に導いた1人の女性を想いながら呟く。
(夢を諦めたり止めたりしても、また見れるってことを教えてあげたいわね。
 文筆一本じゃなきゃ、ダメって訳じゃないのよ。兼業だって趣味だって、夢の形のひとつなんだから)
 そう思っていると、吉次郎は苦笑するように言った。
「誰か、親しい人のことでも、思い出されましたか?」
 これにマチ子は、少し恥ずかしそうに返す。
「……表情に出てました?」
「ええ、少し」
 吉次郎の応えを聞いて、感心したように返したのは源だった。
「すっげー! アンタすげーな! 見ただけで分かるんだ! マチ子みてー!」
「いえいえ、とてもとても。マチ子さんは、森羅万象人間心理を物語として読み解く『人心看破』と呼ばれているそうじゃないですか」
「やめて下さい! その呼ばれ方恥ずかしいですから!」
 顔を赤くして返すマチ子。
「支部長が勝手に名づけたんです!」
「んだよ。なんでそんなに嫌がってんだ」
 不思議そうに聞き返す源に、呆れたようにマチ子は応える。
「狂犬疾狗って呼ばれて喜んでるアンタと一緒にしないで!」
「はぁ? なんで恥ずかしいんだよ。カッケーじゃんか。マッドドックだぞ、マッドドッグ」
「そんなんだから駄犬なのよアンタは……」
 ワイワイガヤガヤ賑やかな2人に苦笑しながら、吉次郎は言った。
「事情は分かりました。では、浄化師さんにも協力を願うとしましょう」
 依頼書を取り出しながら続ける。
「ニホンの反政府活動は、原因の一つに海外勢力への不信がありますからね。
 直接関わる場を用意すれば、それが緩和される切っ掛けになるかもしれません」

 かくして、ひとつの指令が出されることになりました。
 内容は、スポーツと芸術の祭典『ドリーマーズフェス』に参加して欲しいというものです。
 この指令に、アナタ達は――?


~ 解説 ~

○目的

ドリーマーズフェスに参加しましょう。PCらしいロールプレイがされるプランでしたら成功以上になります。

参加部門は大きく分けて2つ。

ひとつはスポーツ。もうひとつは芸術です。

○選択肢

2つの選択肢のどちらか。あるいは両方選んで頂けます。

1 スポーツ

西ニホンの反政府軍に関わりのある若者達と共に、スポーツに参加しましょう。種類としては、次のようなものがあります。

バスケ

プロローグに出てきたNPC源が、西ニホンの反政府軍に関わりのある若者達と共に勝負を挑んできます。

武術

素手。あるいは剣術で、西ニホンの反政府軍に関わりのある若者達が挑んできます。剣術は竹刀を使用します。

その他

お好きなスポーツを選んで対戦できます。

現代にあるスポーツなら、基本あります。

勝ち負けなどは、ステータスも判定に使用しますが、プラン内容をより重視します。

場所は、冒険者ギルドに隣接されている運動場です。普段は、冒険者の訓練場として使われる場所です。

スポーツごとに足らない人数は、冒険者NPCが参加します。

2 芸術

芸術作品や文学作品などを制作して展示します。

ざっくり言うと、コミケみたいな感じです。

プロローグに出てきたNPCマチ子が出てきます。

そういった物以外にも、工芸品を展示販売したりできます。

工芸品を実際に使用して見せることも可能です。

お客は、西ニホンの反政府軍に関わる人物達です。

出展して売り込む物品は、自分で作った物でも良いですし、頼んだ物でも良いです。



キョウの漆器。螺鈿細工がされた精緻な物。魔術で木材乾燥が十分されているので壊れ辛い。

事前に注文を出しておけば、その通りの品物が出展されます。

他にも、今まで参加されたニホン関連のエピソードで出てきた品物を出すことも可能です。

展示場所は、冒険者ギルドに隣接されている会館です。

○NPC

室生マチ子 ヒューマンの女性。狂信者。

鎌倉源 犬のライカンスロープ。魔性憑き。

以上です。


~ ゲームマスターより ~

おはようございます。もしくは、こんばんは。春夏秋冬と申します。

今回は、アンケートリクエストでいただきましたNPC案を参考にして作らせていただいたエピソードです。

暗躍する形のNPCとの事でしたので、そういった部分も組み込んで作っています。

内容としては、スポーツと芸術の祭典開催! そこに色々と背景が絡むけど、それはそれ。

盛り上げていきましょう! というエピソードになっています。

成功度が高いと、その分、西ニホンの反政府軍の暴発の可能性が下がります。

反面、盛り上がったのを邪魔に思った終焉の夜明け団が襲撃してくる、とかの流れにも繋がる可能性のあるエピソードです。

それでは、少しでも楽しんでいただけるよう、判定にリザルトに頑張ります。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

桃山・令花 桃山・和樹
女性 / 人間 / 占星術師 男性 / アンデッド / 墓守
令花
フェスの実行委員として進行管理に従事
作品と、一話のみ掲載の薄い試読版を教団の有志に預け、売り子を依頼
合間の仲間の店巡りが楽しみ♪

作品
僕たち勇者候補生~ヒロイックハイスクール~
村中の反対に負けず勇者を目指す少年の入学から卒業まで
「絶対に諦めない…それが勇者だ!」

和樹
仲間と冒険者有志でチームを組みバスケ試合出場
ポジションはポイントガード
プレイスタイルは経歴末尾参照
反政府軍や能力者相手は能力使用
絶対防御の誓いにより自ら壁になる

楽しまなきゃ勝っても負けても意味がない
仲間も敵もバスケを楽しんでほしい
源とはこれまで勝敗同数「今日こそ決着つけようぜ」
試合中「楽しいな…ずっとやっててえよ。だろ、源よぉ…」
リチェルカーレ・リモージュ シリウス・セイアッド
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ヴァンピール / 断罪者
皆を元気にする催し とても素敵ね
お互いのことがよく見えれば きっと仲良くなれると思うの

2 展示
シアちゃんと一緒に 螺鈿細工の髪飾り屋さん
黒の漆に花や鳥、蝶 月や星の繊細な模様を入れてもらって
シアちゃんとお店の設営 季節の花も飾りたいし…と大きな花瓶を運んでいたら
代わりに運んでくれるシリウスに笑顔
ありがとう
お仕事はどう?クリスさんもいるし、あなたも少しは楽しんで
にこにことしたクリスさんと なんだか困った顔のシリウスにいってらっしゃいと
隣人愛情も使い 誰にでも隔てなく笑顔で接客

なあに、シアちゃん?
剣術会場に…?

会場に見知った姿を見つけ 目をまん丸に
試合 出てたんだ…!
満面の笑みで声援 シリウス、がんばって! 
ヨナ・ミューエ ベルトルド・レーヴェ
女性 / エレメンツ / 狂信者 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
ヨ 投資計画 順調に形になってきていますね
ベ スポーツと芸術の祭か 西からも多くの人が訪れるようだな
  ことニホンの武術の技をじっくり見られる機会は滅多にないし 手合わせが楽しみだ
耳とヒゲを立てそわそわしているようにも見える喰人と並んで歩き会場へ

喰人
柔術や合気道、空手といった素手の試合を楽しむ
抱拳にて礼をし構え
実戦的な戦い方は避け 技の仕掛け合いをする中で自分に取り入れられるものがないか探す
そう容易く秘技を披露する筈もないだろうが…
数人と手合わせした後 壮年の小柄な男性が名乗りを上げ勝負
柔和な顔とは裏腹の凄みのある雰囲気に緊張で耳が小刻みに震え
かつての師を思い出す

ヨナ
喰人の試合に必要な水分やタオルの用意や 続
アリシア・ムーンライト クリストフ・フォンシラー
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / アンデッド / 断罪者
螺鈿細工って綺麗ですよね…
カタログを見てほぅっと溜息
髪飾りを作って貰ったらとても、素敵だと思うんです
簪、コーム、バレッタとか…
リチェちゃんが一緒にしてくれるから、とても心強い、です
私も、頑張って、接客します、ね

クリスの言葉に、何か企んでる顔ですね?と首を傾げつつ心の中で呟いて
(さすがに最近はクリスの笑顔の違いが分かってきた)
お客さんが落ち着いた頃に、リチェちゃんを誘って剣術の会場へ

クリスを見つけて…あら……?
リチェちゃん、シリウスさんも、試合してません、か?
クリスってば…これを企んでいたんですね……
らしいと言うか……思わずふっと微笑んで

リチェちゃんと一緒に、頑張ってと応援、します
(声は小さい)
リューイ・ウィンダリア セシリア・ブルー
男性 / エレメンツ / 魔性憑き 女性 / マドールチェ / 占星術師
ニホンの人に浄化師を知ってもらい 友好な関係を築きたい
リューイ:1に参加 バスケのSG
素早さをいかし 相手ボールをカットしたりパスを回す
フリーならシュートも狙う
連携重視 
声も積極的にあげ ファインプレーがあれば笑顔で讃える
子どもらしく元気な動き
終われば展示会を見に
      
セラ:2に参加 
職人に頼んでいた切り絵(伊勢型紙風)細工のタロットカードを並べ
魔術でコーティング 痛まないよう
簡単な占いも交え 絵柄の意味等を説明
時間を作りバスケの応援も 

>会話
セ「皆さんとバスケをするのでしょう?頑張って。
 後から応援に行くわ」
リ「セラこそ、ヴィオラさんとお店頑張ってね。
 接客は笑顔が基本みたいだよ?」

現地の人とも積極的に話し友好を深める
ニコラ・トロワ ヴィオラ・ペール
男性 / マドールチェ / 拷問官 女性 / エレメンツ / 占星術師
この身長が役立つのならと引き受けてはみたが
実はスポーツ全般、あまり経験は無い
戦闘に備えて訓練はしているが
さて、どれだけの事ができるだろうか

バスケットのルールはきちんと把握
やるとなれば徹底的に調べる凝り性

ポジションはセンター
敵のセンターを自分の背中で押さえ込むように動き
相手に仕事をさせないように
また自分がボールを貰いやすいように動く

難しいシュートは無理だが、ふむ、時間差攻撃くらいはできそうか
跳ぶと見せかけて一旦沈み込み再び跳ぶ、と言うのを織り交ぜてみよう

ヴィオラが来てると聞かされてチラッとそちらを見て
「ああ、来たのか」
言葉素っ気ないがその実
(ならば勝ったところを見せなくては)
と心の中で思っている


~ リザルトノベル ~

○ドリーマーズフェス芸術部門
 企画立案から関わり運営としても動いていた『桃山・令花』と『桃山・和樹』の元に、鎌倉源がやって来た。
「勝負だー!」
 突進してくる源に応える和樹。
「久しぶりだな!」
 和樹は自分も突進して激突。
 勢いに負け、数歩後退するも、笑顔で再会を喜ぶ。
「強くなってんじゃねぇか、源!」
 同じく笑顔を浮かべ返す源。
「ったりめぇだ! こちとら浄化師としての年季が違うってんだよ!」
「やるな! でも、すぐ追いついてやるからな!」
「その意気だ!」
 男同士の戯れ合いをする2人に、令花は苦笑する。
(変わらないなぁ……ううん、違う。変わったって思ってたのは、私の思い込みだ)
 令花は思っていた。
 自分のせいで和樹が命を落とし、アンデッドとして蘇ったとはいえ、周囲と自分達の関わり合いは断絶してしまったと。
 けれど断ち切ってしまったのは、きっと自分から。
 父や母、そして源と――
(マチ子さん)
 疎遠になってしまった人達のことを心に浮かべ、いつか会いに行こうと決意する。
(そのためにも、ドリーマーズフェスを頑張らないと)
 前に進む意志を抱きながら、まずは和樹と源に声を掛ける。
「2人とも。そろそろバスケ、始まっちゃうよ」
 これに和樹と源の2人は返す。
「あっ、本当だ! 先輩達が来る前に試合場に行かないと!」
「行くぞ、和樹! 令っちゃんは、あとでまたな!」
 和樹と源の2人は勢い良く試合場に。
 2人を見送って、令花は芸術部門の会場に向かった。

 会場では他の浄化師達が、それぞれ活動していた。

「……1人で持てるのか?」
 大きな花瓶を持って移動しようとする『リチェルカーレ・リモージュ』に『シリウス・セイアッド』は声を掛ける。
「大丈夫よ。家の手伝いで慣れてるもの」
 そう言いながら運ぼうとし、思わぬ重さに大きな花瓶ごと転げそうになるリチェルカーレ。
「……どこに置くんだ」
 慌てて持ってくれるシリウスに、リチェルカーレは笑顔で返す。
「ありがとう」
 そして2人が向かうのは『アリシア・ムーンライト』と一緒に開いているお店。
 お店では、展示した商品を見詰めるアリシアを、『クリストフ・フォンシラー』が微笑ましそうに見詰めていた。
「熱心に見てるね」
 これにアリシアは返す。
「螺鈿細工って綺麗ですよね……髪飾りを作って貰ったらとても、素敵だと思って、頼んでみましたけど……想像以上でした」
 いま目の前に広げられているのは、簪、コーム、バレッタに、他にも様々な髪飾り。
 アリシアがリチェルカーレと共に注文した通りに、色々な彩りで飾られている。
 漆を塗られた黒の下地に、花や鳥に蝶といった自然の造形が。
 他にも、月や星の繊細な模様を入れて貰っている。
「きっと、お客さんが一杯来てくれるよ。その分、接客は大変だと思うけど」
「大丈夫、です」
 クリストフの気遣いに、アリシアは笑顔で応える。
「リチェちゃんが一緒にしてくれるから、とても心強い、です。私も、頑張って、接客します、ね」
「応援してるよ。頑張って」
「はい、あ……リチェちゃんと、シリウスさんが」
 綺麗な花の飾られた大きな花瓶を持って、お店に近付く2人に気付き、アリシアは嬉しそうに言った。
 合流し、皆でお店の用意を。
「これは、ここに置いておいた方が、良いでしょうか?」
「ええ、そこならお客さんの目に留まり易くて良いと思うわ」
 実家が花屋のリチェルカーレは、客商売は慣れたもの。
 アリシアと共に配置を決め、2人は笑顔でお喋りを重ねながら展示を仕上げた。
 それを見ていたシリウスは、僅かに表情を緩める。
(ここは、もう大丈夫だな)
 和やかな2人の様子に、自分の手は必要ないと判断し、他の場所に行こうとする。
 それにリチェルカーレが気付き声を掛ける。
「シリウス、他の所にお手伝いに行くの?」
「ああ。ここは、もう俺は必要ないだろう」
「そんなことはないけど……そうだ、クリスさんもいるし、あなたも少しは楽しんで」
「……いや、俺は別に」
 断ろうとするシリウスに、クリストフが声を掛ける。
「シリウス、裏方もいいんだけど、せっかくだから武術を見学に行かないか? ニホンの剣術、興味あるだろ?」
 提案するクリストフは、にこにこ笑顔を浮かべている。その笑顔を見たアリシアは気付く。
(何か、企んでる顔ですね?)
 今まで重ねた日々のお蔭で、クリストフの笑顔の違いが分かってきたのだ。
 アリシアが小首を傾げながら心の中で思っていると、一方のクリストフは、そんな彼女に一瞬視線を向ける。
(アリシアはリチェちゃんが付いててくれるから安心だとして、シリウスは放っておけないよな)
 折角のお祭り騒ぎなのだ、楽しまないと損というもの。
「じゃ、行こうか、シリウス」
「待て、俺は――」
「いってらっしゃい、シリウス」
 笑顔でリチェルカーレに見送られ、逃げられなくなるシリウス。
 そしてクリストフは、行く前にアリシアに頼みごとを。
「頃合いを見て剣術会場へリチェちゃんと一緒に来てくれよ」
 ニッと笑顔を浮かべて頼むクリストフに、頷くアリシアだった。

 そうして、お店を開く直前に、運営に協力していた令花が訪れお喋りを。

「モデルとして、着けてみられてはどうでしょう?」
 令花の言葉に、試しに着けてみる2人。
「どう、でしょうか?」
「似合います!」
「可愛いわ、シアちゃん」
「ありがとう、ございます。リチェちゃんも、素敵です」
 3人は和気藹々とお喋りを重ね、最後に令花が提案を。
「あとで、冒険者の方達に店番を変わって貰えるよう頼んでおきます。折角ですから、色々と見て回って下さい」
「ありがとう、ございます。なら、リチェちゃん」
「なあに、シアちゃん?」
 アリシアの提案に耳を傾けるリチェルカーレ。
「剣術会場に……?」
 こうして2人は、あとで剣術会場に行くことに。

 彼女達と同じように、会場で働く浄化師達は他にも。

「皆さんとバスケをするのでしょう? 頑張って。後から応援に行くわ」
 占い店の準備を手伝ってくれていた『リューイ・ウィンダリア』を、『セシリア・ブルー』は優しい笑顔で送り出す。
「セラこそ、ヴィオラさんとお店頑張ってね。接客は笑顔が基本みたいだよ?」
 リューイは笑顔でセシリアに応えると、次いで、一緒に手伝いをしていた『ニコラ・トロワ』に呼び掛ける。
「ニコラさん、行きましょう」
「ああ、そうしよう」
 応えると、お店を開く準備をしていた『ヴィオラ・ペール』に言った。
「では、行って来る」
「はい。行ってらっしゃい、ニコラさん」
 そうして女性陣に見送られ、男性陣はバスケ会場に。
 残った2人は、準備の仕上げを。
「綺麗ですねぇ」
 ヴィオラは、用意された切り絵細工のタロットカードを見て、笑みが零れる。
 用意されたのは、ニホン特有の和紙を加工したもの。
 着物の生地を染めるのに使われる型紙にも似たそれは、職人が彫刻刀で精緻な図柄を彫っている。
「丁寧な仕事ですね。魔術でコーティングされているみたいですけど、注意して使いましょう」
 ヴィオラはセシリアの言葉に頷き、残りの作業を終える。
 そして、いざ開店。
「セラちゃん。お茶、淹れてきますね」
「ありがとうございます。ヴィオラさん」
 最初のお客さんに、まずはセシリアが占いを担当。
 その間に、ヴィオラはお茶を淹れてくれる。
 お茶の良い香りがする中、占いを。
「このカードは魔術師。正位置ですから、物事の始まりを意味します」
 柔らかく微笑みながら接客するセシリアは、お試しで簡単な占いをしてみせる。
「やり方を覚えれば、自分で占うこともできますよ」
 興味を持ったお客に、カードを勧める。
「触ってみてくださいな」
 お客さんは実際に触ってみて、デザインと手触りの良さに、どこの物か尋ねる。
 これにお茶を持って来たヴィオラが応える。
「イセ地方で作られたものです。職人さんが丁寧に作ってくれています」
 セシリアとヴィオラ、2人の丁寧な説明に、お客さんは喜んで購入する。
 すると、それを遠目に見ていた他のお客さんも、次々にやって来る。
 忙しく働いて、一息ついた所に、運営として動いていた令花が声を掛けた。
「素敵な切り絵ですね」
 これにセシリアとヴィオラは返す。
「ええ、とても素敵です」
「お蔭で、お客さんに喜んで貰えました」
 そして3人は、占星術師ということもあり、占い談義を。
 ひとしきり話した所で令花が、店番の人を探してきます、と提案してくれた。
「ありがとうござます。なら、お願いします」
 ヴィオラは礼を言うと、セシリアに提案する。
「セラちゃん。店番の人が来てくれたら、一緒にバスケの試合を見に行きません?」
 これにセシリアは笑顔で返す。
「はい、一緒に応援に行きましょう。それなら、お茶を持って行ってあげませんか?
 試合をしたら喉が渇くでしょうし、ヴィオラさんの淹れてくれたお茶は、美味しかったですから」
 これに令花が提案する。
「それなら、店番に来てくれる人に水筒も頼んでおきますね」
 そうして店番の人が来てくれると、セシリアとヴィオラは、お茶の入った水筒を手にバスケ会場に向かった。

 皆の店番の手配が終わった令花は、自分のお店に。
 そこには自分の書いた小冊子が。
 題名は『僕たち勇者候補生~ヒロイックハイスクール~』。
 村中の反対に負けず勇者を目指す少年の入学から卒業までの物語。

『絶対に諦めない……それが勇者だ!』

 最後に、主人公の決意が台詞となって締め括られている。
 それを読んでいた少女が呟く。
「絵空事ね」
 それはどこか、自分と物語を比べているように思えた。
(似てる……昔の私に)
 だからこそ令花は真摯に対応した。
 物語を軸に2人は会話を重ねる。
 その最中、少女は言った。
「どうせ物語なんて、何の役にも立たないのに」
 令花は返す。
「はい、その通りです。けれど心を、癒してくれます」
 かつて自分に贈られた、マチ子の言葉を。
「物語は、読むことも書くことも、自分自身の気持ちを吐き出すことです。
 そこにあるのは善悪や価値じゃなく、書いて読みたいという気持ちだけ。
 役に立たなくても良いんです。大事なのは、書いて読みたいという気持ちを――」
「大切にすることだから」
 言葉を引き継いだ人物に令花は驚く。
「マチ子さん!」
 予期せぬ再会に泣きそうになる。
 それをマチ子は止め、改めて3人で物語談義を。
 最後には、批判するだけだった少女とも打ち解けた。
 その後、少女に小冊子を渡し、マチ子も売り場に参戦。
 口寄せ魔方陣で、かつて令花が新人賞を受賞した『フォルテ王国海猫騎士団~黒騎士ジェムと白騎士グラン』だけでなく、何冊もの本を並べた。

 そこにやって来たのは『ヨナ・ミューエ』。
(ベルトルドさん、確か、こういう物語は好きでしたよね)
 パートナーである『ベルトルド・レーヴェ』が好んで読んでいたファンタジー物を思い出し、何冊か購入する。
 そして令花の小冊子に気付く。
「これ、お書きになったんですか?」
「ぁ、はい……その……」
 赤面しながら内容を説明する令花に、ヨナは微笑ましげに笑みを浮かべる。
「先が気になる物語ですね。1冊、頂いても良いですか?」
「は、はい! どうぞ!」
 大事に受け取って、礼を返すヨナだった。

 その後、ヨナは他の浄化師の展示にも向かう。
 伝統的なものから趣向を凝らしたものまで様々な展示に感心しながら楽しんだ。
 そして会場の時計を見て思い出す。
「そろそろ、ベルトルドさんの参加する武術大会が始まる頃ですね。見に行きますか」
 購入品を口寄せ魔方陣で収納し、会場に向かうヨナだった。

○ドリーマーズフェススポーツ部門
「投資計画、順調に形になってきていますね」
 武術会場で出番を待つベルトルドに、試合後のタオルやお茶を持って来たヨナは呼び掛ける。
 タオルなどを受けとりながら返すベルトルド。
「西からも多くの人が訪れるようだな。ことニホンの武術の技をじっくり見られる機会は滅多にないし、手合わせが楽しみだ」
 言いながら、耳とヒゲがぴんっと立ち、尻尾もうねうね。
 そわそわしているようにも見え、ヨナは苦笑を飲み込む。
 そして試合が開始。
 右拳に左掌を当て、対戦相手への礼を示し、いざ勝負。
 柔術や合気道、空手といった素手の試合を楽しんでいた。
(ベルトルドさん今日は楽しそう。私もああいうの教わろうかしら)
 ヨナは見様見真似で構えてみた後、バスケの応援へ。
 ヨナが離れた後に、壮年の男がベルトルドに勝負を挑む。
「柳沢轟修だ。一手良いか?」
 途端、会場にどよめきが。
 その理由をベルトルドは肌で感じ取る。
(強い)
 柔和な顔とは裏腹の凄みのある雰囲気に緊張で耳が小刻みに震える。
 それは歓喜の武者震い。
 知らず笑みを浮かべるベルトルドに轟修は言った。
「よう、お前さん――」
 ――を知らねぇか?
 問われた名を、知っている。
「師の名です」
「やっぱ、そうか。アイツとは昔馴染みでな」
 轟修は笑みを深める。
 瞬間、匂い立つような暴威の気配が溢れ出る。
「馴染みの弟子だ。一手揉んでやろう。やるか?」
「もちろん」
 ベルトルドが構えると、会場は静寂に包まれる。
 この先の戦いを見逃さぬと、皆が集中する中――
「始め!」
 戦いの号令は響き、間合いを制圧された。
「っ!!」
 考えるより速く、ベルトルドは動こうとする。
 だが、轟修の動きは速く巧い。
 瞬時に体勢を崩され、投げられる。
 そこからは、意識すら出来ぬ攻防。
 投げられそうになった瞬間、わざと自分から跳び機先を崩し、着地。
 そう思った時には、轟修は体を密着。
 地響きをさせるような踏み込みと共に、身体全体を使った打突を叩き込む。
 吹っ飛ばされるベルトルド。
 倒れるも立ち上がり尋ねる。
「今のは――」
「先読みと無拍子、それと縮地を合わせた動きで間合いを詰めて、その後に震脚で踏み込んで体当たり。
 アイツは、幽歩撃衝って言ってたな」
 ベルトルドは笑みが浮かぶ。
「まだ、やれます」
「そうか。良いな。やろう」
 その後の戦いは一方的だった。
 けれどベルトルドは笑みを崩さず。
 起き上がられぬほど稽古をつけられ、晴れ晴れとした気持ちに包まれる。
(懐かしいな)
 手も足も出ず、だからこそ、余計な雑念の全ては流されて。
 かつての師を思い出し、突き抜けるような青空を眺めていた。

 そうした武術を楽しむのは他でも。

「シリウス、会場に入るには、ここにサインが必要なんだ」
 朗らかな笑顔で書類を差し出すクリストフ。
 絶妙に、サインをする箇所以外は見れないようにしている。
「これで良いのか?」
 怪訝な顔をしながらサインをするシリウス。
「ありがとう。じゃ、出して来るよ」
 即座に提出。
「どうせなら、間近で見よう」
 そう言われ試合場に連れて行かれ、さらに前に。
 気付いた時には開始線まで押し出され。
「はい、シリウス」
 竹刀を手渡される。
「待て。どういう――」
 問い詰めるよりも早く、対戦相手の打ち込みが。
 反射的に受け止めた所で、クリストフは笑顔で。
「頑張れ」
「……お前、最初から狙っていたな!」
「文句は試合で」
「――直接当たるまで、勝ち抜けと?」
「何だ、分かってるじゃないか」
 さらに文句を言おうにも、対戦相手の打ち込みにそれどころではない。
 そんな彼らの様子に、会場に訪れたアリシアとリチェルカーレが気付く。
「……あら……?」
 クリストフを見つけたアリシアは、試合をしているシリウスにも気付く。
「リチェちゃん、シリウスさんも、試合してません、か?」
 これにリチェルカーレは、試合場に視線を向ける。
(試合、出てたんだ……!)
 目を真ん丸にしながらも笑顔を浮かべる。
(やっぱり、試合に出たかったのね。シリウス)
 事情を知らないリチェルカーレは応援を。
「シリウス、がんばって!」
 満面の笑顔で送られる声援に、退けなくなるシリウス。
 そんなシリウスに満面の笑顔を向けるクリストフ。2人を見てアリシアは気付く。
(クリスってば……これを企んでいたんですね……)
「らしいと言うか……」
 思わず、ふっと微笑むアリシアだった。
 そうしている間にシリウスは一回戦を突破。
 もはや試合を止められず、笑顔で応援してくれるリチェルカーレに、疲れた笑顔で返すシリウス。
 一方、クリストフも試合に参加。
(腕前が、どこまで通用するか試してみるのも悪くない)
 力試しも兼ね試合を重ねる。
 そんな彼をアリシアは応援する。
「頑張って」
 小さな声だが、一生懸命に。
(ありがとう)
 すぐに気付くクリストフ。
(小さくとも応援聞こえたよ、アリシア)
 パートナーの声援を受けながら、クリストフもシリウスも次々勝利。
 実戦で鍛えられた2人に今回の参加者では太刀打ちできなかった。
 順調に勝ち進み決勝戦。
「やるからには、手は抜かない」
「当然だね」
 真剣勝負の開始。
 踏み込みの鋭さと手数の多さでシリウスが押すも、クリストフは猛攻をしのぐ。
 その目は鋭く、必勝の一撃を狙っている。
(気を抜けば、やられる)
 そう判断したシリウスは、さらに猛攻。
 立て続けに受け、僅かに体勢を崩すクリストフ。
 絶好の好機。だが――
(――違う!)
 それは共に戦場を駆けた仲だからこそ、気付けた機先。
 クリストフは体勢を崩したと見せかけて、渾身の突きを放つ。
 まさに紙一重。
 ギリギリで避けたシリウスは、そこから一歩踏み込み竹刀を振るう。
「勝負あり!」
 決着は付き、今回はシリウスの勝利で幕を下ろした。
「2人とも、お疲れさま!」
「お疲れさま、です」
 試合が終わった2人に、リチェルカーレとアリシアが声を掛け。
「ありがとう。2人の声援のお蔭で、頑張れたよ」
「……悪くはない、試合だった」
 クリストフとシリウスの2人は、全力を出し切った後の晴れ晴れとした気持ちで、リチェルカーレとアリシアの2人に返すのだった。

 こうして、それぞれ全力で楽しむ。
 もちろん、バスケもだ。

(この身長が役立つのならと引き受けてはみたが)
 ニコラはセンターに就き、勝負に挑む。
(さて、どれだけの事ができるだろうか)
 ルールは徹底的に調べ、きちんと把握している。
 戦闘に備えて訓練もしているので、能力は十分。
 不安があるとすれば、スポーツ全般の経験が、あまりないこと。
 でも、負けられない。なぜなら――
「二コラさん、ほら! ヴィオラさんも来ていますよ」
 リューイに袖を引っ張られ、ニコラは視線を向ける。
 そこには、応援をしに来たヴィオラとセシリアの姿が。
「ああ、来たのか」
 二コラは素っ気なく口にしながら、その実心の中では――
(勝ったところを見せなくては)
 やる気十分。
 リューイも、笑顔でセシリアに大きく手を振りながら、意気込みを見せていた。
 そんなリューイを見て、セシリアは。
「まあ、あんなにはしゃいで」
 くすりと笑いながら手を振り返す。
 同じように手を振るのはヴィオラも。
(スポーツをするニコラさんって珍しいですね。これは見逃せないですね、ふふっ)
 普段見れないニコラの姿が見れるとあって、楽しそうだ。
 2人に、リューイとニコラは返す。
 それを見ていた対戦相手の源は、獰猛な笑顔を浮かべ和樹に言った。
「やる気十分じゃねぇか!」
「当然だ!」
 和樹も笑顔で返す。
「俺も先輩達も勝つ気で来てるんだ。負けないからな!」
「上等! やってやらぁ!」
 源と和樹の2人は拳を合わせ、それぞれのポジションに。
 全員が配置に就くと、いざ勝負。
 開始のジャンプボールは、ニコラが出る。
 相手も背が高く体格が良いので、見ていて気になるヴィオラ。
(ニコラさん、背は高いですけど細いですから、折れないといいんですけど……)
 けれど、それは杞憂。
 競り勝ったのはニコラ。
 ボールを掴むと、背中で相手に取られないようガードしながらドリブル開始。
(あら? 意外と力強いですね?)
 ヴィオラは意外に思いながらも、少し考えて納得する。
(考えてみればいつも重い斧を振り回してますものね……見くびってごめんなさい)
 心の中で呟くと、応援に集中する。
「ニコラさん、頑張って!」
 声援を背に受け、ニコラは前進。
 勢いを止めようと、敵チームが集中。
 そこに突っ込む和樹。
「ニコラさん――」
 パスを貰おうとするように動く和樹に、敵チームの1人が向かう。
 しかし、それは和樹の誘導。
「リューイくんに!」
 和樹は敵チームの動きを誘導することで、パスボールを出す軌道を開けさせる。
「リューイ! 頼む!」
 ニコラのパスを、ノーガードの位置まで素早く動いていたリューイが受け取る。
 そのまま前進。
 素早い移動でゴール前に一直線に。
 そこからシュート。
 綺麗な放物線を描いてゴールした。
「やったわ! セラちゃん!」
「ええ」
 先制ゴールをリューイが決めて、喜ぶヴィオラとセシリア。
 セシリアは落ち着いているように見え、応援の声には熱がこもる。
「ほら、頑張って。ちゃんとボールを見ていないと、負けちゃうわよ」
 声援を受け、リューイのやる気は盛り上がる。
(もっと頑張らないと!)
 気合が入るのは、他の2人も。
 ニコラは時折、跳ぶと見せかけて一旦沈み込み再び跳ぶ、1人時間差を駆使して活躍。
 和樹は味方だけでなく敵にも声を掛け勝負を盛り上げていった。
 楽しまなきゃ勝っても負けても意味がない。仲間も敵もバスケを楽しんでほしい。
 その想いに皆は感化されたように楽しみながら試合をし、そして全力を出した試合は終わりをみせた。
 33対30で、浄化師チームの勝利。
 盛大な拍手と声援の中、和樹と源は笑顔で向かい合う
「やるじゃねぇか。勝ち越しやがって」
「なら、次は勝ちに来いよ。負けないけどな」
 そう言うと、2人はハイタッチ。
 そこに、試合を見ていたヨナが声を掛ける。
「皆さん凄かったですね!」
 興奮しているのか、若干早口になりながら、健闘を称える。
 これに和樹と源の2人は笑顔で。
「みんなが応援してくれたからだよ!」
「ありがとな!」
 そう言って、勢いで2人とヨナはハイタッチで盛り上がる。
 ちなみにその後、寝る前になってその時のことを思い出し、赤面してベットに突っ伏すヨナだった。

 こうしてドリーマーズフェスは盛況の元、終わりをみせた。
 全てが終わった後、源とマチ子は、西ニホンの反政府軍と今回のドリーマーズフェスについて語り、浄化師は事情を知る。
 それを聞いた和樹は――
「腐る暇もないくらい、一緒に働こうぜ!」
 これから先の大会のトラブル対応を一緒にやらないかと誘う一幕も。
 先々に繋がることが出来、賑わいをみせたドリーマーズフェスだった。


第一回ドリーマーズフェスに参加しよう
(執筆:春夏秋冬 GM)



*** 活躍者 ***

  • 桃山・令花
    この力は、弟の命を償うために…
  • 桃山・和樹
    死んだ?いや、生まれ変わったんだ

桃山・令花
女性 / 人間 / 占星術師
桃山・和樹
男性 / アンデッド / 墓守




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2019/09/08-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[35] 桃山・令花 2019/09/16-23:24

最後の最後でおかしな誤字が…
すみません、緊張すると、いつもこうなんです…

リチェルカーレさん、華やかで素敵な売り場になりそうですね!
お隣になれれば一番ですが、遠くても是非見に行きますね!
(こちらも、お店の位置までは書けませんでした。弟のバスケに文字数を取られまして…(笑))  
 

[34] 桃山・令花 2019/09/16-23:19

和樹「プロローグを見直して、教団有志を冒険者有志に修正したぜっ!」

皆さん、ドリーマーズフェスにご参加いただき、本当にありがとうございます。
弟ともども、感謝の気持ちでいっぱいです。
プランの出し忘れ等不測の事態に気を付けつつ、
みんなで、楽しくて、思い出に残る、しかもこれからに繋がる、そんなイベント尼しましょうね!  
 

[33] リチェルカーレ・リモージュ 2019/09/16-23:19

仮プラン終了しました。
どんな催しになるのか、今から楽しみです。
バスケに向かう皆さんも、競技や展示をする方も、お互い頑張りましょうね。

あ、令花さん。お店はシアちゃんと螺鈿細工を並べるのですが、お店の周りにお花は飾ろうと思っているです。良ければ見に来てくださいね。
(ブースの位置は文字数の壁に阻まれましたが、隣になるといいなあと思っています!)  
 

[32] 桃山・和樹 2019/09/16-13:03

現在のチーム編成を確認するぜ!

ポイントガード 和樹
シューティングガード リューイくん
スモールフォワード 空き
パワーフォワード 空き
センター ニコラさん

空きポジション、募集中だぜ!
「仲間と教団有志でチームを組む」と記載するつもりだから、現状でも試合できるし、
参戦意思と希望ポジションをプランに記載してくれたら、飛び入りもオッケーだと思うぜ。
 
 

[31] 桃山・和樹 2019/09/16-12:57

ニコラさん、ありがとなっ!
頼りにしてるぜ!

二人とも、楽しんでいこーぜっ!
楽しくなくちゃ、勝っても負けても意味ねーもんな。
(プランについては、バスケに詳しくなくても全く気にせず、自由に書いていただければ幸いです。
バスケという雰囲気を何となく楽しむ、くらいがちょうどいいと思います。
なにせ、中の人がそうなので。

もちろん、上級者様がものすごいプランを書いてチームを勝利に導いてくださった場合は、惜しみ無い拍手を送ります!)  
 

[30] 桃山・令花 2019/09/16-12:45

ニコラさん、ヴィオラさん、桃山令花です。よろしくお願いいたします。

ニコラさん、弟がご面倒かけるかと思いますが、よろしくお願いいたします(深々)

セシリアさん、ヴィオラさん、占いコーナー、すごくいいと思います!
このフェスには夢を叶えたい人や、夢を見つけたい人、さらには夢を諦めそうな人もたくさん来られると思うんです。
お二人の占いコーナーで、そんな皆さんが、勇気や、何らかの指針とか、癒しを感じてくれたら、とてもすごいことなのでは、と思います。

そういえば、私もアライブは占星術師のはずなんですけど…そちら方面の修練を全然していなくて。
お恥ずかしいことです…(恐縮)  
 

[29] ニコラ・トロワ 2019/09/16-09:05

ああ、リューイ、そう言う話だったな。
了解した、それではセンターをやらせて貰おう。

ヴィオラ:ふふっ、それじゃ後で応援に行かないとですね。
セラちゃんも一緒に行きましょうね。お店も頑張ります。  
 

[28] 桃山・和樹 2019/09/16-08:39

ニコラさん、桃山和樹だ!来てくれてありが…

で、でけぇ…(息をのむ)

こほん!あー、すまん。来てくれてありがとうな!
ニコラさんには、是非、センターをお願いしたい。
守るときは自分のゴール下の最後の砦、
攻めるときは相手のゴール下、つまり最前線
ゲームでいえば、ガッチガチの前衛職、聖騎士や重戦士みたいな感じだな。

ハードな役回りだけど、俺もフォローするから、
是非、お願いできるかな?
一緒に頑張ろうぜ!  
 

[27] 桃山・和樹 2019/09/16-08:33

リューイくん、ありがとなっ!
背の高い低いは、ポジションの選択によっては不利にはならないんだ。
シューティングガードは、いい選択だと思うぜ!

リューイくんの持ち味は気配りや観察眼にありそうだから、パスやボール支配をガンガンやってくれるのは、助かるぜ!

あと、シューティングガードは点取り屋とも言われ、
ゲームでいえば攻撃魔法を連発する魔法使いみたいなもんだから、
シュートで得点をガンガン狙っていってもいいんだぜ!  
 

[26] リューイ・ウィンダリア 2019/09/15-23:50

いらっしゃい、二コラさん、ヴィオラさん。
きてくれて嬉しいです。二コラさん、バスケに参加してくれるんですよね?
一緒にスポーツなんて初めてだから、楽しみです。

セラ:こんばんは、ヴィオラさん。
ええ、こちらこそ。是非ご一緒させてください。  
 

[25] ニコラ・トロワ 2019/09/15-14:31

私はニコラ・トロワ、こっちは相棒のヴィオラ・ペールだ。
背の高い人が必要だとリューイに呼ばれてきたのだが…… とりあえずよろしく頼む。

ヴィオラ:
初めましての方には初めまして、そうでは無い方にはこんにちは。
よろしくお願い致します。
なんだか楽しそうな催しですね。
セラちゃん、占いのお店をするのね。
それなら私も混ぜて貰っていいでしょうか?  
 

[24] リューイ・ウィンダリア 2019/09/15-12:30

ポジションかあ…どこに行けば役に立てるかなあ。

セラ:背が低いの、気にしてるのよね。

わざわざ言わないでよ、もう。ええと、じゃあシューティングカードで。
なるべく早くボールを取ったり、パスを回せるように頑張ります。
あ、セラは切り絵でカードを作ってもらうそうです。占星術使ったら簡単な占いくらいできないかなと言っています。
時間があったら他のお店や競技を見たりすると。  
 

[23] 桃山・令花 2019/09/15-08:06

リチェルカーレさんっ!
書き込みをすっかり見逃していましたが、
サシェやブーケ…素敵です!素敵すぎます!
是非是非、出品していただければ、すっごく嬉しいです!
(↑またもやテンションが高くなっている様子)

それでその…
知った方が近くにいてくださると安心なので、
出来ましたら、ブースは私ののお隣に…(もじもじ)
(↑作戦に関わる依頼・相談ではなく、内気ロールプレイの一環なので、あまり気にしないでいただいて大丈夫ですm(_ _)m)  
 

[22] 桃山・和樹 2019/09/15-08:01

☆バスケ

俺はポイントガードでプランを書いてみたぜ!
持ち前の明るさを生かして声だしをガンガンやる
司令塔、って設定なんだ!

おっと、設定ってなんだろな。
これが噂のメタ発言ってやつかな?

あとは、アライブありありで戦うときには、
絶対防御の誓いとか、
えーと名前忘れたけど反撃系のアライブスキルで、
カウンターの鬼になるんだぜ!  
 

[21] 桃山・和樹 2019/09/15-06:26

☆バスケ
リューイくんっ!ありがとう!ありがとう!!一緒に頑張ろうぜ!

ポジション希望があれば言ってくれ!参考に、簡単な説明を書いておくぜ。
1番 ポイントガード 司令塔
2番 シューティングガード 後衛 
3番 スモールフォワード 中衛 
4番 パワーフォワード 前衛
5番 センター ゴール下
これにこだわらず、イメージでプランを書いてくれてもまったく問題ないぜ!
(中の人なんて、全然詳しくないので・・・(苦笑)

ヨナさん、ありがとうっ!ファイトが沸いてきたぜ~~~!

☆武術
武術のほうも、諸先輩方が観戦もしくは参戦してくれるから、すっげえ盛り上がりそうだな!
シリウスさん、人前が苦手なら・・・覆面で試合に出てくれてもいいんだぜ・・・っ!!

☆展示
こちらも、諸先輩方が見に来てくれて、嬉しいぜ!ありがとうな。
ねーちゃんの売り場も是非覗いて見てくれると嬉しいな。
オリジナル小説なんだけど、1話だけその場で読める試し読み版も置くんだってさ。


 
 

[20] リチェルカーレ・リモージュ 2019/09/14-21:36

競技に参加する方が沢山ですね。皆さんがんばって!
クリスさんお誘いありがとうございます。
「…見るだけなら」と武術の方、行く気になったみたいです。ベルトルドさんも言ってくれているし、参加してもいいのよ?(首こてんとしてパートナーを見た。「人前は苦手」という返事に眉をさげてしょんぼり)

シアちゃん、じゃあ後でカタログを見てお願いするものを決めましょう。
螺鈿細工のもの…髪飾りとか素敵かしら(わくわく)。  
 

[19] リューイ・ウィンダリア 2019/09/14-16:52

声をかけて頂いた皆さん、ありがとうございます。
楽しい大会になりそうです。

折角声をかけて頂いたから、僕はバスケに出てみようかな。どれだけ役にたてるかわかりませんが、和樹さん、よろしくお願いします(ぺこりと一礼)。
セラ…セシリアは展示ブースの方が興味があるみたいです。  
 

[18] ベルトルド・レーヴェ 2019/09/14-15:57

参加者も続々増えているようだな。纏めてになるが、皆よろしく。

そうだな…、ニホンの武術と言っても多種多様だが、
俺はやはり空手や合気道のような素手での競い合いに興味をそそられるな。
クリストフは剣術の方かか。様々な戦い技術を発揮できる機会だ、
シリウスも、クリストフが誘っているのだし折角だから参加してみてはどうだろう。

ヨナは
「バスケの応援ですか?ええ、あちこち見て回ろうと思っていたので勿論応援に行かせてもらいますね」
だそうだ。
あとは、芸術作品や文学作品にも興味があるようだから、そちらにも顔を出すらしい。
会場で会った際はよろしくしてやってくれ。
ヨナも出店したらどうかと言ってみたんだが「ちょっと違う」らしい。…俺には良くわからない。  
 

[17] 桃山・令花 2019/09/14-14:46

リチェルカーレさん、アリシアさん、職人さんなら、いっぱい集まると思いますよ。
父の役所では「クラフトフェス」という事業をやってて、それに関わる作家さんにも多数声をかけてくれるそうですから。
(というプランを書きますが、効果のほどはGM様にお任せです)

和樹「武術のほうも剣術はもちろん、かなり多彩だから盛り上がるだろうな~!
武術に限らずスポーツ全般、かなりマイナーな種目も候補に上がってたからな~。ジークンドーとか、カバディとか」  
 

[16] 桃山・令花 2019/09/14-14:34

リチェルカーレさん、シリウスさん、本当にありがとうございます(深々)

和樹「手伝ってくれる気満々なら、バスケの方も出てくれるとさらに助かるな~なんて。反政府軍との試合は恐らく能力アリアリのガチバトル。シリウスさんや諸先輩方がいれば百人力なんだけどな~…」

かずくんっ!設営の相談と見せ掛けて、私欲に走らないのっ!

「「バスケ試合に参加」で、プラン8文字でいいからさ~」

しかも、メタなこと言わないのっ!
(メタ発言、おふざけが過ぎまして、失礼しましたm(_ _)m)  
 

[15] 桃山・令花 2019/09/14-14:26

リューイさん、セシリアさん、よろしくお願いいたします!
和樹「やることが決まってないならさっ、一緒にバスケやらないか!?」

クリストフさん、アリシアさん、またご一緒できて嬉しいです。
テンションが高いと言うのは、生まれて初めて言われましたね…
これまで、暗いとか内気とかしか言われたことないので、何だか新鮮です。

和樹「ねーちゃんは、いっぱいいっぱいになると、そんな感じになるんだよな」

かずくんっ!変なこと言わないのっ!  
 

[14] クリストフ・フォンシラー 2019/09/14-00:46

昨夜はほぼ同時だったね。
久しぶり、リューイとセシリアちゃん。二人もよろしく。

あれから考えてたんだけど、俺は剣術の方に行ってみようかなと思ったよ。
シリウスも剣術興味あるんじゃないかい?裏方もいいけど、なんなら少しだけ見学に行かないか?
ベルトルドも武術に行くって言ってたよね?素手の方かい?それとも剣術の方?
もし剣術も見るなら会場で会えるかもしれないね。


アリシア「あ、リチェ、ちゃん……(ホッとしたように表情を緩め少しだけ出てきて)
    はい、その……私、螺鈿細工って見てみたくて……とても綺麗だって聞いたので……」

良かった、リチェちゃん助かったよ。
興味はあるみたいだったのに、熱気におじつけついてたみたいだったから(にこにこと笑いながら)
 
 

[13] リチェルカーレ・リモージュ 2019/09/14-00:30

ベルトルドさんも参加されるんですね?がんばってくださいね。
令花さんの作品も見に行かせてもらいます、ね。
リューイさんたちも楽しい時間を過ごせますよう。どこかで会えたらいいですね。

シアちゃん、シアちゃん、職人さんが何か作ってくれるんですって。一緒に何かお願いしない?(クリスさんの後ろのシアちゃんをのぞいて)  
 

[12] リチェルカーレ・リモージュ 2019/09/14-00:17

プレゼン、皆さんのものが素敵でした。令花さんたちのお話も、とっても素敵。
皆が元気になれる企画…成功できるよう、わたし達も頑張りますね。
シリウスは裏方のが気が楽と、最初から力仕事と見回りはやると言っていましたので、どうか和樹さんは気にしないでくださいね。

クリスさん、シアちゃん、リューイさん、セシリアちゃんもこんばんは。
楽しい時間になりますように…ふふ、クリスさんが来てくれたのでシリウスも楽しく見て回れそうね。  
 

[11] クリストフ・フォンシラー 2019/09/12-23:28

お邪魔するよ。
クリストフ・フォンシラーとアリシア・ムーンライト。
今のところ見知った顔ばかりかな?よろしくどうぞ。

ふふ、桃山姉弟はテンション高いね(笑)

俺達は何をしようかちょっと考えてるところなので、まあ(シリウスの方を見て笑っている)

アリシア「えと、よろしく、お願い、します……」(おずおずと挨拶後、さっと引っ込んだ)  
 

[10] リューイ・ウィンダリア 2019/09/12-23:24

飛び込みで失礼します。
僕はリューイ、こっちにいるのはセシリアです。
まだ何をするか、意見が固まっていないのですが…折角の機会なのでニホンの皆さんと楽しみたいです。
どうぞよろしくお願いします。  
 

[9] 桃山・和樹 2019/09/12-23:14

分かった分かった、設営現場の打ち合わせはこっちにまかしといて。
ねーちゃんは、ちょっとは休め!(ビシッ)

令花「はぁ~い。お言葉に甘えて、仮眠取ってくるねぇ~…」(とことこ…すや~)

シリウスさん、手伝ってくれて助かるぜ!
何しろ、会場準備は規模はでかいし時間はねぇし、
力仕事の手は多いほど助かる。頼りにしてるぜ。

あとは、試合がないとき、時間があるときでいいから、
見回りとかトラブル対処に動いてくれると、さらに助かるかな。
俺は、バスケの試合が終わったら、運営本部に戻ってトラブル対応に入ることにしてる。
強敵(ダチ)が来るらしいから、そいつと仲間にも声を掛けてみるつもりなんだ。
 
 

[8] 桃山・令花 2019/09/12-22:59

リチェルカーレさん、ありがとうございます!
そう言っていただけると、すごく嬉しいです。

薬草園のプレゼンこそ、素晴らしかったです~!
MVPでしたし!
プロローグにもあったように、順調に動いてるようで、良かったです!

リチェルカーレさんや諸先輩方の背中を見て奮起した、
というのが、大きいと思います。

シリウスさん、お手伝いいただけるんですかっ!?
ありがとうございます~!
何しろマーケットの規模は大きいし、スポーツは物凄い種目数に対応するしで、
試算すればするほど、全然足りない感じなんですよ~どうしましょ!?

和樹「おいおい、シリウスさんに愚痴ってどーすんだよ。困ってんじゃねーか」

ハッ!ご、ごめんなさいっ!(ペコペコ)
でも、武術がお好きなら、試合に出たいでしょう?

ベルトルドさんとシリウスさんの対決とか、すごく創作意欲刺激されそうだしっ!
(無意識にネタ帳とペンを取りだそうとして、慌てて止める)

…じゃなくて、「ドリーマーズフェス」ですもの、楽しまなきゃもったいないわ。

かずくん、何とかならないかなあ?  
 

[7] 桃山・和樹 2019/09/12-22:37

ベルトルドさん、ヨナさん、ありがとな!
ほんと、教団に入る前は、こんなことになるとは思わなかったぜ。
バスケ以外はテキトーにしてた学生時代じゃ、絶対経験出来なかったことだ。
ありがてえよ。頑張るぜ。

幕府の役人やってる親父が、武術団体にも声掛けてるはずだけど、いっぱい集まってくれるといいよな。
能力を封印して試合えば、一般人の師範クラスとなら
手応えのある手合わせが出来るんじゃねーかな。

ヨナさんは、つまり、目移りしてくれてるんだな。
気持ち分かるし、なんか嬉しいな。
ねーちゃんの出店…いかん、祭とごっちゃになってら(苦笑)
ねーちゃんの売場は覗いてみて欲しいし、
武術試合でベルトルドさんを応援するといいと思うぜ。

ついでのついでに、俺の試合も見てくれたら…
その…頑張る。  
 

[6] リチェルカーレ・リモージュ 2019/09/12-19:06

リチェルカーレです。パートナーはシリウス。
どうぞよろしくお願いします。
ヨナさんやベルトルドさんも、どうぞよろしくです。

令花さん、和樹さん、ドリーマーズフェス開催おめでとうございます。
楽しい催しになってわたしもわくわくしています。
シリウスは裏方を手伝うとか言っていますよ。荷物運んだり移動させたり力仕事があるだろうと。
…武術は好きなはずなのでいけばいいのに。

わたしはどうしようかな。サシェとかブーケとかなら作れるかしら…。  
 

[5] ベルトルド・レーヴェ 2019/09/12-18:03

ベルトルドとこっちはヨナだ。よろしく、っと。

まずはドリーマーズフェス開催おめでとう。
自分たちの案が実際に形になっていくというのはなかなか無い経験だ。
フェスが盛り上がるよう一役買えれば良いと思っている。
…なんて言えば立派に聞こえるかもしれないが、ニホンの武術に興味があってな。
是非ともお手合わせ願いたい。

俺はそんなところだが、ヨナはまだ何をするか決めあぐねているようだ。
スポーツの見学か、芸術作品を見て回るか、とか何とか。  
 

[4] 桃山・令花 2019/09/12-12:55

私たちの大まかな行動方針ですが…

和樹「俺はバスケチームを組んで、西の反政府軍のやつらと熱い戦いを繰り広げるぜ!
…ライバルもいるしな!
そんなわけで、チームに入ってくれる先輩方を大募集だぜ!
足りない人数は、教団員が入ってくれたというように、プランに書くつもりさ。」

私は、実行委員として、運営を頑張ろうと思うの。
教団や、ディースさんの配下の皆さんばかりに頼るのは、申し訳ないから…

和樹「ねーちゃん…ねーちゃんだって、作品書くって言ってたじゃねーか。ねーちゃんがやりたいことを我慢するなんて、それじゃ意味ねーじゃん!」

書かないなんて、誰が言ったかしら?
(眼鏡を光らせ、悪戯っぽい笑みで、薄い本を取り出す)
教団のどなたかに売り子さんをお願いするよう、プランに書いておくつもりよ。  
 

[3] 桃山・令花 2019/09/12-06:01

リチェルカーレさん、シリウスさん、またご一緒出来て嬉しいです。
よろしくお願いしますね♪  
 

[2] 桃山・令花 2019/09/12-06:00

桃山令花と、弟の和樹です。
よろしくお願いいたします。

ドリーマーズフェスにご参加いただき、ありがとうございます!
…私がお礼を言うのも変な話なのですが、
ニホン投資計画で自分が出したアイデアなので、
思い入れがあるのです。