【熱砂】道化の魔女と魔法少女と魔方陣
普通 | すべて
4/8名
【熱砂】道化の魔女と魔法少女と魔方陣 情報
担当 春夏秋冬 GM
タイプ ショート
ジャンル イベント
条件 すべて
難易度 普通
報酬 通常
相談期間 5 日
公開日 2019-09-18 00:00:00
出発日 2019-09-26 00:00:00
帰還日 2019-10-02



~ プロローグ ~

 サンディスタム。
 ナイル川や幾つかの肥沃な場所を除けば、砂漠とオアシスが点在する国だ。
 その地理的条件から、オアシスがある場所に街や村が出来るのは必然である。
 大規模農業を行うことが難しいことから、商業に力を入れていることも珍しくない。
 そうした中には、街と街を繋ぐ経路の宿場として成り立っている所もある。
 今、終焉の夜明け団が暗躍している街も、そうした宿場街だった。

「魔方陣の設置、終わりました」
 街の外れにある人気のない荒地。
 ナツメヤシの木ぐらいしか見る物が無い場所に、砂漠の民に服装を偽装した終焉の夜明け団の1人が報告に訪れる。
 報告を受けたリーダー格の男は返した。
「ご苦労。これで、あとは魔方陣が周囲の魔力を集め、自動的にエリクサー生成の術式が発動する」
「今回の規模でしたら、2週間ほどですね。ならば、あとは」
「可能な限り多くの人間をこの街に引き寄せ、発動時期が来れば逃がさないようにするだけだ」
「では、そのように。これから他の信者に連絡をしてまいります」

 そして連絡のため、この場を離れようとした時だった。

「そこまででーす!」
 ナツメヤシの木の天辺に現れたカイゼル髭の男が高らかに声を響かせる。
「貴方達の悪事は、全部お見通――」
「撃て」
 言い終るより先に、思いっきり炎の魔術を叩き込まれるカイゼル髭男。
「熱いでーす!」
 全身を炎に包まれ木から落下。
 鈍い音をさせながら地面に激突すると、ごろごろ転げまわる。
「燃える燃える燃えるー! こんがりローストでーす!」
 見た目は大惨事だが、余裕のある声をあげるカイゼル髭の男、魔女メフィスト。
 そこに追加で攻撃魔術を叩き込もうとした終焉の夜明け団の2人は、背後からの攻撃をまともに食らった。
「ジェノサイド・ラブビーム!」
「ブロークン・ハートアターック!」
 アホなのかな? という技名と共に、ハート型の光線が終焉の夜明け団の2人に命中。
「ガハッ!」
「グフッ!」
 不意を突かれ、まともに食らい、その衝撃に思わず膝をつく。
 だが2人は、魔術で無理やり肉体を強化。
 激痛と引き換えに手に入れた膂力を駆使し、攻撃をしてきた相手に身体を向ける。
「誰だ、貴様ら!」
 見れば、そこに居たのは2人の少女。
 やたらとファンシーなステッキを手に持っている。
「久しぶりだな、ゲイル」
 先ほどの攻撃時の声とは違う、それでも愛らしい声で、少女の1人がリーダー格の男に呼び掛けた。
「俺だ。アラゴだ」
「……は?」
 思わず聞き返すリーダー格の男、ゲイル。
 そして激昂するように言った。
「ふざけるな! アイツは俺と同じ30過ぎのオッサンだぞ!」
「……その反応は当然だが、どうしようもない事実だ。この呪いのステッキのせいでな」
 そう言って、手にしたファンシーなステッキを向ける。
 するとステッキが抗議した。
「呪いのステッキじゃないですー!」
「ラブリーなマジカルステッキですよー!」
 先ほどハートマーク型のビームを放った時と同じ声で、ステッキ達は可愛らしい声を上げた。
 これに驚愕するゲイル。
「自我を持った魔術道具だと……!」
「違う」
 反論の声はゲイルのすぐ近くで。
「魔術ではなく、魔法道具だ」
 声の主が誰か、ゲイルが探るより速く、重い一撃が顎を撃ち抜く。
「ゲイル隊長!」
 脳震盪を起こし倒れ伏したゲイルに、残ったもう1人の終焉の夜明け団が声をあげる。
 次いで襲撃者に対処しようとするが、それよりも速く放たれたハイキックが顎を撃ち抜く。
 ゲイルと同じように脳震盪を起こし気絶した。
「メフィスト、気絶させたぞ。とっとと魔法で動物にしろ」
「まずは火傷の心配をして欲しいでーす」
 転げまわっていたメフィストは立ち上がると、終焉の夜明け団の2人を気絶させた仮面の男の傍に近付く。
「危うくアフロになる所だったでーす」
 そんなことを言いながら、焦げ目ひとつない。
「この2人は、とりあえず猫ちゃんにしときますか」
 メフィストは指を鳴らし、気絶した2人に魔法を掛ける。
 すると子猫になる2人。
「とりあえず、ここに入れときまーす」
 そう言うとメフィストは、被っていたシルクハットに子猫姿の2人を放り込み、またシルクハットを被る。
「とりあえず、これからどうしますかー?」
 メフィストの言葉に仮面の男は返す。
「エリクサー生成魔方陣を破壊する」
「出来るのですかー?」
「この術式は元々、父と兄達が作った物だからな」
 そう言うと仮面の男は、跪き地面に手を当てると魔力を放出。
 一定量注ぎこむと、魔力に構成式を流し込み魔方陣へと編成した。
「これで良い。このまま放っておけば、既に構築されているエリクサー生成の魔方陣に浸食して自壊させる」
「大したものでーす。エリクサー生成魔方陣といい、貴方の家族の魔方陣を作る能力はすごいでーす」
「だから、殺されたがな」
 淡々と仮面の男は返す。
「表向きは不敬を咎められての暗殺だが、実際は技術欲しさに殺されただけだ」
「強欲なことでーす」
「そのお蔭で、私自身の手で父と兄達を殺さずに済んだのは……運が良かったのかもしれんがな」
 仮面の男は、変わらず平坦な声で言いながら、魔法少女姿の2人に視線を向ける。
 ものすごく嫌そうな顔をしていた。
「どうかしたか?」
 仮面の男の問い掛けに、魔法少女姿の2人は応える。
「これ以上、裏事情を聞かされてもな」
「死後のことも含めて、もう聞きたくない」
「諦めろ、運命だ。それに――」
 仮面の男は、言い含めるように言った。
「死後の負債を増やしたくなければ、善行を積むんだな」
「そうでーす。悪いことしたんだからしょうがないでーす。言っときますが、死後の苦痛は、生きてる時の比じゃないでーす」
 メフィストの物言いに、魔法少女姿の2人は憎々しげに返す。
「言われなくても分かっている」
「死ねばいいのに」
「おーう。まるでマイドーターに言われたみたいでーす。ちょっと胸キュンしまーす」
「……お前、娘が居たのか?」
 胡散臭そうに聞く仮面の男に、メフィストは返した。
「100年ぐらい前から『アイツ』呼ばわりされてまーす」
 朗らかに言うメフィストだった。

 などというやり取りがあるとは知らないアナタ達は、指令を受け、この街にやってきました。
 指令内容は、終焉の夜明け団とみられる人物たちが街で活動していないか聞き込みをして調べることです。
 聞き込みが出来る場所は、宿屋と市場です。
 これらの場所で有効な聞き込みが出来れば、なんらかの情報が得られるかもしれません。
 この指令、アナタ達は、どう動きますか?


~ 解説 ~

○目的

オアシスのある宿場街で有効な聞き込みをする。

有効な聞き込みに成功すると、終焉の夜明け団が襲ってきたりする場合があります。

他に、街の郊外が怪しいという情報を得て移動。そこでメフィスト達と遭遇できます。

○聞き出す内容

終焉の夜明け団と思われる怪しい人物を見なかったか?
なにか不審な行動をしている人物を見なかったか?

などを聞き出せます。

○聞き込み可能な場所

宿屋と市場で聞き込みが出来ます。

宿屋

1階が食堂。2階から上が宿泊場。

食堂のカウンターに宿屋のオヤジが居ます。

食堂には旅人や現地人が居ます。

彼らから話が聞けます。

市場

個人規模の商店が幾つも立ち並ぶ場所です。

店の主から話が聞けます。

巧く話を聞き出せたと判定できるプランが書かれていれば、聞き込みは成功します。

物を買ったりなどのロールプレイは可能です。不自然でない行動なら、プランで書いていただければ聞き込みで行えます。

○状況の流れ

今回は以下のような流れになります。

1 街に訪れる

2 聞き込み開始

3 宿屋と市場で聞き込み(どちらか1箇所だけでも有効な聞き込みは可能ですが、両方で聞き込みした方が成功度が上がり易いです)

4 有効な聞き込みに成功すると、襲撃イベが発生

5 撃退できると、街の郊外が怪しいという情報を取得

6 街の郊外に移動しメフィスト達と遭遇(攻撃も会話も自由です)

という流れになります。

自由度が高めのエピソードになりますが、有効な聞き込みが行われたと判定できるプランがあれば、成功以上になります。

○NPC

メフィスト 魔女です。PCの行動次第で、即座に逃げたりします。

仮面の男 メフィストの協力者。

魔法少女2人 魔法少のステッキで魔法少女に変えられた元終焉の夜明け団(男)です。メフィストに世界の裏事情を聞かされ、協力者になっています。

彼らはPCの行動次第で、即座に逃げたりします。

以上です。


~ ゲームマスターより ~

おはようございます。もしくはこんばんは。春夏秋冬と申します。

今回のエピソードは、サンディスタム編の進行と合わせて、以前に出させて頂いたエピソード『煉界にて開く獄界の箱庭』の結果から派生しています。

あのエピでメフィストに子犬にされて連れて行かれた終焉の夜明け団の2人が、今回の魔法少女2人です。

元々は、浄化師に倒されて教団に連れてかれて、拷問されて情報搾り取られて死刑になるんだろうなぁ、と思って作っていたキャラですが、生き残ったので今回のような状況に。

今後、メフィストにとっ捕まった終焉の夜明け団は魔法少女になるか、結界で監禁されるかの2択になる予定です。

あと、魔法少女になるステッキは、バレンタインの時に使おうと思って使えなかった、魔法少女ステッキになります。

それでは、少しでも楽しんでいただけるよう、判定にリザルトに頑張ります。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

ヨナ・ミューエ ベルトルド・レーヴェ
女性 / エレメンツ / 狂信者 男性 / ライカンスロープ / 断罪者

サンディスタム出身のヨナを頼りにしようとしたが都心育ちなので今回訪れた場所は特に詳しくない
ベ 土地勘でもあれば と思ったのだが
ヨ お役に立てずすみません(しゅん
ベ (おっと)ま 食べながら考えるか

2 3
宿屋
食事とビールを1杯頼んで店主や現地人と談笑し警戒を解いてから本題
ローブに身を包んだ集団が宿を利用しているかどうかを聞き
その集団はほぼ間違いなく終焉の夜明け団であると告げ
次はどこへ向かうという話や向かった方面を知っていたら教えて欲しい

市場
目に付いた果実を購入し(ヨナからのまだ食べるのという視線はスルー
美味い、この辺で作ったものなのかと世話話をしながら
最近困った事は無いか聞く

情報共有の為一旦仲間と合流
クォンタム・クワトロシリカ メルキオス・ディーツ
女性 / エレメンツ / 断罪者 男性 / 人間 / 魔性憑き
街に着いたら今晩の宿を確保しつつ、聞き込み
終焉の夜明け団と思われる者を見なかったか、怪しい人物を見なかったか
それと宿の亭主と世間話
景気のほどや、砂漠を渡る際はどうするのか
連絡の取れなくなったオアシスがないか等

「メルキオス、お前の部族普段なにしてるんだ?」

市場
こちらはメルキオスに一任
…金を積めば誰だって護衛する血の気が多い白髪白肌の部族、か
つまり、メルキオスの部族は怪しい者でも
金さえ積めば目的地へ案内してくれる訳か…確かに、情報は持っていそうだな

入手した情報は共有する
襲撃を受けた場合は信号弾を撃つ


魔女
会話を望む
その少女達はどうしたのか
というか、その恰好はなんなのか

魔女は
私たちの味方なのか、どうか
リチェルカーレ・リモージュ シリウス・セイアッド
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ヴァンピール / 断罪者
砂漠の国でこれ以上 酷いことがおこりませんように
聞き取り 頑張ろう

最初に宿屋 食堂で話を聞く
隣人愛情も使いながら 真摯に積極的に
最近のサンダディスタムの治安について調べています
こちらでは変わったことなどありませんか?
些細なことでも構いません 困っていることでも
何かわたし達がお役に立てることはありませんか?
見掛けや年齢に関わりなく 皆に話を

一度シリウスと情報をすり合わせ ふたりで市場の方へ
果物を見つければ購入 シリウスと半分こ
美味しいと笑顔
世間話も交えながら お店の人や子どもとも会話
聞く内容は上に準拠
わかったことは仲間に周知

知っている顔を見つけたら 笑顔でご挨拶
前にお会いした時も魔法陣絡みでした
まさか今回も…?
シルシィ・アスティリア マリオス・ロゼッティ
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / 人間 / 断罪者
目的
終焉の夜明け団について情報収集

行動
手分けして聞き込み。
他の皆がだいたいどの辺りを回るかを聞いておく。
宿場街の大体の地理を頭に入れておく。
適当な所で(時間で?)集合して情報交換。

聞き込み
宿屋と市場で。半分囮、かも?
自分たちが浄化師だとか、住人が消える事件を調べてるとか、聞かれたら素直に。
旅人や現地人の振り、みたいな人がいないかとか?
魔方陣の材料みたいなものがよく売れていないかとか?
お店で買い物したり、宿の食堂で食事したりお酒をご馳走してみたり。

聞き込みの間、周りに気を付けておく。
怪しい気配があったら、知らない振りで集合場所に誘導できないか試す。
難しそうなら信号拳銃を使って他の皆に知らせる。


~ リザルトノベル ~

 宿場街での終焉の夜明け団の暗躍。
 その調査指令を受けた浄化師達は、件の宿場街に訪れ、まずは分かれて調査に動いた。

○聞き込みをしよう
「この街は、サンディスタムだと、どういう立ち位置の場所なんだ?」
 聞き込みに向け歩きながら、『ベルトルド・レーヴェ』は『ヨナ・ミューエ』に尋ねる。
 これにヨナは、バツが悪そうに返した。
「その……分かりません」
「そうなのか? 土地勘でもあれば、と思ったのだが」
 意外に思って聞き返すとヨナは、しゅんとした様子で応える。
「お役に立てず、すみません」
(珍しいな)
 いつもは見られないヨナの様子に、少し驚くベルトルド。
(ふむ……育った場所が違うということか。別に、全てを知っている必要はないんだが)
 苦笑を飲み込み、ベルトルドは軽い口調で返す。
「ま、食べながら考えるか。食堂を兼ねた宿屋があるらしい。行ってみよう」
 これにヨナは頷き、現地に赴く。
 しばし歩き、宿屋に到着。
 1階部分が、雑多な食堂兼飲み屋といった場所に訪れた2人は、カウンターに居るオヤジに注文する。
「ビールをひとつ。それとソフトドリンクはあるか?」
「ライムの炭酸割りがあるよ」
「なら、それも頼む」
 頼んだ物が来る間に、ベルトルドは隣の席にいる、壮年の男に声を掛ける。
「熱いな、この国は。噂には聞いていたが、ここまでとは思わなかった」
「……なんだ、アンタ、他所から来たのか?」
「ああ。アークソサエティから、仕事でな。ひょっとして、地元の人か?
 もしそうなら、話に付き合ってくれないか。来たばかりで、勝手が分からなくてな」
「そいつは……まぁ、少しなら良いが」
「助かる。ありがたいな。なら、1杯奢らせてくれ」
 ベルトルドは人懐っこく話を向けると、注文品を持って来てくれた店主に、追加でコーヒーを頼む。
 最初は当たり障りのない話をしながら、少しずつ話を広げ、話題に加わる者も増やしていく。
(慣れてますね。ベルトルドさん)
 ライムの炭酸割りを飲みながらヨナは感心すると、どうにか話に加われないかと挑戦する。
 その甲斐もあって、幾つか有益な話を手に入れることが出来た。

 聞き込みは他でも。
 宿屋の後は市場に。
 そこでもベルトルドが中心になって話を聞き出し、総合すると、街の郊外に終焉の夜明け団と思しき者達が居るとの情報が。
 得た情報を皆と共有するべく、合流地点へ。
 道中、市場で買った果物を食べるベルトルドを、じっと見つめるヨナ。
 まだ、食べるんですか?
 という視線に、苦笑しながらベルトルドは返す。
「美味いな、この葡萄。この辺りでも出来るんだな」
 これにヨナは応える。
「ええ。小ぶりで酸味が強いかもしれませんが、美味しいと思います」
「ああ。他にもマンゴーも美味そうだったな。そうそう、サボテンの実、なんてのもあったな」
「あれは美味しいですけど、ちょっと種が多いですね」
 お喋りをしながら、時折、視線を交わす。
 それは後を付けられているのに気がついたから。
「色々な果物があるんだな。試しに収穫するか」
「ええ。皆と合流したら考えましょう」

 そうして聞き込みに動いているのは『クォンタム・クワトロシリカ』と『メルキオス・ディーツ』も同様だ。

「メルキオス、お前の部族は普段なにしてるんだ?」
 聞き込みに向かう途中、気になったクォンタムが尋ねる。
 これにメルキオスは、軽い口調で返した。
「ウチの部族? 牧畜と行商でうろうろしてると思うよ。それか、雇われ護衛だね」
「雇われ護衛か。それは、終焉の夜明け団でも行うのか?」
「お金次第だね。金積めば誰だって護衛する、それがウチの部族だよ」
「そうか、なら……」
 少し考えてから、クォンタムは続けて言った。
「接触できれば、何か情報を得られるかもしれないな。お前の部族の名前は――」
「青衣の民だよ。僕みたいな白い髪と白い肌をしているよ。そうそう、あと血の気も多いね」
「分かった。私の方でも、見かけたことがないか聞いておこう。では、私は宿屋を――」
「僕は市場を担当ってことね。ああ、そうそう。今晩の宿屋の手配も頼むよ」
「承知した」

 こうして2人は分かれ、それぞれ聞き込みを。

「ああ、部屋は2つ頼む。それと、幾つか聞きたいことがあるのだが――」
 今晩の宿を頼んだクォンタムは、聞き込みを開始する。
「なるほど。ここしばらく、人が多いのだな。その分、お金を落としていく者も多いと」
 最初は、当たり障りのない景気の話で話題を引き出しながら、少しずつ核心に近付けていく。
「人が多いと言うが、中には気になる者も居るのではないか? 実は、人を探していてな」
 話を聞いていると、青衣の民らしき者達の話題も。
「ああ、そうだ。白髪に白肌をした青衣の民だ……そうか、宿屋には泊まらず、市場の空き地を間借りしていると」
 話をしていると、尋ねる理由を聞いてくる宿屋の亭主。
 これにクォンタムは、嘘はつかず、けれど全ては語らず応える。
「気になる話を聞いてな。オアシスの住人が、ある日突然消えるらしい。原因を知るために、各地を巡り詳しい者の話を聞きたいと思っている」
 ここからさらに話題を広げ、終焉の夜明け団らしい集団の情報を手に入れることが出来た。

 一方その頃、メルキオスは市場で情報を得ていた。

(うん、懐かしいね。この柄の悪い空気)
 市場の奥。玄人筋でなければ入らない場所に、するすると踏み込むメルキオス。
 場の雰囲気に馴染んでいるせいか、違和感がない。
「さて、居るかな?」
 目当ては青衣の民。
(ウチの部族は牧畜してて、女たちの主な仕事は山羊の世話と毛織物の作成だ。他の街へ毛織物や山羊の売買に来てると思うんだけど)
 子供の頃の記憶を頼りに探り、それは成功する。
「ははっ、変わらないね」
 騒がしさに首を突っ込めば、そこに居たのは青衣の民。
 値段交渉で喧嘩している。
 もっとも、それがこういう場の流儀のひとつであるので、周囲は平然としていた。
 しばらく待ち、悪態交じりに話がついた所で、青衣の民に接触する。
「やぁ、空は今日も青いかい?」
「死者が旅立つくらいにな……って、誰だ、アンタ?」
 青衣の民特有の言い回しで、まずは挨拶を交わし、話をしていく。
「少し訊きたいことがあってね。なに、時間は取らせないよ」
 情報を得るための話をしつつ、間間で、相手の口を軽くするために自分のことも話す。
 すると相手は言った。
「おいおい。じゃ、陰気の魔結石を市場に回してたのは、アンタか」
「ああ。今は、もう作れなくなってるけどね」
「それでか。アンタの身内、魔結石を頼りに探してたらしいが、出回らなくなって、死んじまったと半ば諦めてるぞ」
「あ~、それは、大変だねぇ」
「他人事みたいに言ってる場合か。なんなら今度連絡しとく。とりあえず、ウチのキャラバンに来い」
「悪いね。すぐには無理なんだ。今日は宿を取ってるから、晩にでもまた来るよ。それより――」
 その後も聞き込みを続け、終焉の夜明け団に関する物も手に入れる。
「さて、あとは合流するか――」
 手に入れた情報を手に、合流場所に向かうメルキオスだった。

 次々情報は手に入る。
 それは『リチェルカーレ・リモージュ』と『シリウス・セイアッド』も同様だ。

(砂漠の国でこれ以上、酷いことがおこりませんように)
 悲劇を防ぐべく、聞き込みに意気込むリチェルカーレ。
「聞き取り、頑張りましょう、シリウス」
「ああ……ただ、怪しい奴についていくなよ」
 素直にやる気を見せるリチェルカーレにシリウスは、ため息ひとつ。
 念のために釘を刺す。
 これに笑顔で返すリチェルカーレ。
「大丈夫よ。ちゃんと気を付けるもの」
「……そうしてくれ」
 祈るように返すシリウスだった。
 そして聞き込み開始。
 まずは宿屋に。
 それぞれ別れ、効率的に聞き込みを。
 リチェルカーレは持ち前の人懐っこさで、積極的に聞き込みをしていく。
「最近のサンダディスタムの治安について調べています。こちらでは変わったことなどありませんか?」
 真摯に、誰かの身を案じるように尋ねるリチェルカーレの言葉に、皆は耳を傾けてくれる。
「些細なことでも構いません。困っていることでも。何か、私達がお役に立てることはありませんか?」
 時に、終焉の夜明け団とは関わりのない話でも、リチェルカーレは耳を傾ける。
 相手に寄り添うように話をしてくれるリチェルカーレに、皆は打ち解け、話を聞き出していく。
 見掛けや年齢に関わりなく、皆に話を聞くお蔭で、多くの情報を得ることが出来た。
 一方シリウスは、情報収集だけでなく、注意喚起も兼ね話を聞く。
「……何もなければそれでいい。だが、少しでもおかしい事があれば教えて欲しい。こちらで対処できることも、あるかもしれない」
 夜明け団のマントや十字架の件も伝えると、それに似た人物を見たという情報が。
 そうして2人は得た情報を、合流するとすり合わせた。
 次に向かったのは市場。
 シリウスはメモとペンを用意し、簡易マップを作り情報を書き込みながら進む。
 同時に、周囲の警戒も。
 いつ襲われても対処できる心構えを続けていた。
 そうして市場に到着。
 ここでもリチェルカーレは人懐っこく話を聞き出す。
「砂漠の国と聞いていたんですけど、色々な果物があるんですね」 
「ああ。葡萄にマンゴー、あと珍しいのは、これだな」
「見たことないです。何の果物ですか?」
「サボテンの実だよ。ティーン・ショーキっていうんだ。食べてみるかい?」
「はい! それじゃ、それを貰えますか?」
 店主は、よく熟しているオレンジ色の実を取り、ナイフで皮を剥いてくれる。
「すみません。半分に切り分けて貰えますか?」
 リチェルカーレの頼みに、店主は半分に切り分けてくれる。
 持つ所だけ皮を残し、手渡され、リチェルカーレはシリウスと半分こ。
「はい、シリウス」
 渡された果物に瞬くシリウスに、笑顔で言った。
「ヴァンピールは暑いの苦手でしょう」
 これにシリウスは表情を綻ばせ、2人で食べる。
「美味しい」
「ああ」
 さっぱりとした甘味を楽しんだ。
 そうして和んだ所で聞き込みを続け、幾つか有益な情報を得る。
 得た情報を皆と共有するべく、合流地点に向かう。道中――
(付けられているな)
 周囲を警戒していたシリウスは、後を付けてくる相手に気付き、いつでも動ける体勢を取りながら移動した。

 次々に情報を得る中、『シルシィ・アスティリア』と『マリオス・ロゼッティ』も有効な聞き込みをしていた。

「それじゃ、シィ。僕は市場の方に向かうから――」
「ん、分かった。わたしは、宿屋の方で聞き込みをしてくる」
 事前に、他の皆がどの辺りを回るか聞いておいた2人は、場所が被らないよう手分けする。
「気を付けて、シィ。どこに終焉の夜明け団が居るか、分からないから」
「大丈夫。マリオスも、気を付けて」
 お互いを気に掛けながら、2人は聞き込みを開始。
 先に目的の場所に着いたのは、シルシィ。
 食堂と受付を兼任する1階を軽く見渡して、カウンターでグラスを磨いている店主の元に。
「こんにちは。少し、話を聞いても良い?」
「話ですか? まぁ、話せることなら。それより、咽喉は乾いていませんか?」
 注文次第で、口が軽くなるかも。
 言外に示す店主に、シルシィは気前よく注文を。
「なら、みんなに、一杯ずつ」
「良いんですか? 景気が良いですね」
「話を聞けるなら、安いから。支払いは、教団が持つし」
「教団? って、アンタ、浄化師なんで」
「ん、そう。最近、色んな所で人が消える事件を調べてる。協力して欲しい」
 あえて浄化師であることを隠さず告げる。
 それは囮として、終焉の夜明け団を引き付けられないかと考えてのこと。
 話を聞いていた店主は、他人事ではないと思ったのか、協力的になる。
「そういう話なら、あそこの、ほら、羊のスペアリブ食べてるヤツが居るだろ? あいつが、最近変な奴らを見たって言ってたから、話を聞いてみると良い」
「ありがとう。聞いてみる」
 店主の協力もあり、何人かと円滑に話をする。
 旅人や現地人の振りをしている者を見なかったか?
 あるいは、魔方陣の材料みたいなものがよく売れていないか?
 それらを訪ね、幾つかの有効な情報を手に入れた。

 一方、マリオスも有効な情報を手に入れている。

「ええ、終焉の夜明け団が、この街に入っているかもしれません。その痕跡を、いま調査しています」
 マリオスも、聞き込みの理由を隠すことなく伝えながら、市場の店主達に聞き込みをしている。
 それはシルシィと同じく、半ば囮となるため。
「なるほど。街の郊外で、何度か不審な人物達を見たんですね?」
 聞き込みを続ける中で、有効な情報を手に入れて行く。
 その途中、ざわりと肌が泡立つような気配が。
(監視されている?)
 今まで経験した戦闘の中で感じた、殺意交じりの明確な敵意。
(囮成功、といった所かな?)
 その気配を感じながら、シルシィとの合流場所に。
 先に来ていたシルシィは、マリオスに声を掛ける。
「マリオス、お疲れさま。わたしの方は、幾つか話を聞けたけど……」
 言葉の途中で、笑顔のままのマリオスに、シルシィは予感めいた確信が生まれる。
 それに応えるように、マリオスは言った。
「こっちも色々と話を聞けたよ。気になることもあるし、みんなと合流しよう」
 終焉の夜明け団につけられている事を言外に告げ、いつでも対応できるよう態勢を整えながら、シルシィと合流場所に。

 そして皆は合流場所に集まり、そこで終焉の夜明け団の襲撃が。
 しかし警戒していた浄化師達は、周囲に被害を与えることなく全員を制圧。
 問題なく拘束した。
 軽く訊問してみると、リーダ格の2人と連絡が取れなくなり、焦った末に場当たり的に襲ってきたらしい。
 浄化師達が得た情報と、拘束した終焉の夜明け団から得た情報。
 その2つを合わせ、街の郊外が怪しいと判断し向かう。

 そこで会ったのが、魔法少女2人と仮面の男、そして魔女メフィストだった。

○質問しよう
「貴方は――」
 最初に反応したのはヨナ。
 以前の指令で、多少なりとも言葉を交わした彼女は問い掛ける。
「メフィスト……それともアンリさん? ここで何を?」
(魔方陣を解除しているの?)
 推測は出来ても、事実は分からない。
 だからこそ、矢継ぎ早に尋ねる。
「これもゲームの一環ですか。また私達に話せない事を? そちらの2人はお仲間? あの時の腕は、声は。ラグナロクを引き起こした神と関係あるのですか?」
 そこまで一気に問い掛けて、熱くなり過ぎているのを自覚する。
(ちがう。こんな責め立てるような言い方……)
 落ち着くために深呼吸。
 その間に、以前の指令で会ったことのあるリチェルカーレも問い掛ける。
「また、会いましたね。前にお会いした時も魔方陣絡みでした。まさか今回も……?」
 笑顔で穏やかに問い掛けるリチェルカーレに、メフィストは応える。
「そうでーす。あの時の魔方陣とは、今回の物は別ですがー」
「別物って、どう違うのかな?」
 メルキオスの問い掛けに応えたのは、メフィストではなく仮面の男。
「この街に仕掛けられたのは、エリクサー生成のための魔方陣だ。証明は、そうだな――」
 仮面の男は、そう言うと地面に手を付ける。
 そして魔力を放出。放出された魔力は、仕掛けられた魔方陣に反応し、一時的に可視化された。
 周囲一帯に広がる魔方陣。
 それを見たメルキオスは思う。
(……似てる。いや、僕のが似てる方なのか?)
 疑問を抱き、問い掛ける。
「ひとつ聞きたいんだけど、陰気の魔結石ってのに聞き覚えはない?」
「それなら恐らく、この魔方陣を生成する触媒のひとつに使われたんだろう。
 この魔方陣の根幹属性は陰気だからな、親和性が高く、効率性を増すのに使われている。
 陰気の魔結石が何処からもたらされたのかは知らない。
 だが、あれは陰気属性の魔術道具や魔方陣を制作するのに、優れた性質を持っている。
 もっとも今では、新規には手に入らなくなっていると聞くが」
 この答えに、少し考え込むメルキオス。
 そんな彼を横目で見ながら、クォンタムが尋ねた。
「貴方は魔女と見受けるが、我らの味方なのか?」
 応えるメフィスト。
「少なくとも、敵ではないでーす」
「そうか。なら、続けて問うが、その少女達はどうしたのか。というか、その恰好はなんなのか」
 これに2人の少女はキレ気味に返した。
「好きでこんな格好しとらんわー!」
「くそっ! あの時捕まってなければ……」
 何故かヨナ達を睨む2人。
「え、あの、なんで睨んで――」
「前に会った時に貴女達が捕まえた2人でーす」
「……え?」
 思わず聞き返すヨナに、メフィストは続けて言った。
「放置は出来ないので、魔法少女にして協力させてまーす。逃げたら、一生魔法少女のままでーす」
 これに、魔法少女姿の2人が手にするステッキが続けて言った。
「愛とラブの魔法少女になれて幸せだと思います~」
「何なら皆さんもなりますか~? みんなで幸せになりましょうよ~」
「ふざけんなー!」
 ステッキの戯言に、叩きつけようとする魔法少女姿の2人。
 でも手から離れないので無理だった。
 そんな2人に、胡乱な視線を向けるシリウス。
 微妙に、2人から距離を取りつつ、以前の指令で共闘に近い動きをした仮面の男に問い掛けた。
「この街に、危険はないのか?」
「ないよ。魔方陣は、もう破壊している」
 これを聞いて、シルシィは言った。
「ありがとう」
「お礼ですかー? なんのことですー?」
 メフィストの問い掛けに、シルシィは続ける。
「魔方陣を破壊してくれたから。だから、ありがとう」
 この言葉に、何故か仮面の男は、視線を逸らすよう俯く。
 それはどこか、懺悔をしているようにも見えた。
 そんな彼に、シルシィは尋ねる。
「名前、聞いても良い? 私の名前は、シルシィ・アスティリア。彼は、マリオス・ロゼッティ。
 名前は知っておいた方が、きっと今より、仲良くなれる」
 これにメフィストは応え、仮面の男は――
「悪いが、今ここで名乗る気はない」
 静かに応え、魔法少女姿の2人は、渋面になりながら返す。
「アラゴだ」
「ベイルだ」
 男らしい名前に、浄化師の中には胡乱な視線を向ける者も。
「ちくしょう!」
「こんなステッキに呪われなければ!」
 嘆く2人。
 そんな2人にメフィストは言った。
「そこまで言わなくてもー。元々は、カルタフィリスや、パートナーが見つからなくて死亡しかねない浄化師のために作った物なのですよー。試練の塔のゴーレムと合わせれば、さらに使い勝手も良いというのにー」
 何やら言っているので、どういうことか尋ねると、続けて応えた。
「魔力が生成できず消費を続けると死ぬカルタフィリスや、逆に魔力を生成し過ぎて死んでしまう浄化師のために、魔力回路を完全に封じて、自分の魔力を消費せず生成も出来ないようにした上で、魔女と同じように、外部の魔力を消費して魔法を使えるようになる『魔法使いになれる杖』なのでーす。すごいのですよー」
 これにアラゴが突込みを入れる。
「待て。それなら、この姿になるのは何だ」
「趣味でーす」
「殺す!!」
 ステッキを振って、メフィストに向けビームを放つ2人。
 でも全部避けるメフィスト。
 一連の騒動で、周囲に弛緩した空気が流れる。
 だがそのお蔭で、最初に質問したヨナは、気負う物が薄れ、普段の口調で再び呼び掛けた。
「貴方達は私達の敵ではない。そう判断しました。だから、お願いします」
 メフィストに視線を合わせ言った。
「あの時、貴方は、空から聞こえてきた声に『ゲームを壊す気はない』と言いました。
 そのゲームとやらはあなたが解決してしまってはバランスが取れないのでしょう?
 でしたら、もう少し私達にも情報をください」
 これにメフィストは、少し考え込むと、応えを返した。
「そうですねー。私にとっても、その方が都合が良い部分はありまーす。ですから、応えられる範囲で答えまーす」
 そして続けて言った。
「まず、私の名前は、メフィストでーす。アンリ・マンユは、昔の名前でーす。
 そしてゲームについてですが、これは絶滅ゲームでーす」
「……絶滅ゲーム?」
 剣呑な答えに、シリウスが聞き返す。
 するとメフィストは言った。
「そのままの意味のゲームでーす。参加者は、生きとし生きる者全てでーす。
 ただし、プレイヤーとして認められるには、実力を証明する必要がありまーす。
 そして負ければ、生物はみんな死にまーす」
 尋常ならざる答えに、皆は黙る。
 そこにメフィストは続ける。
「次に、あの時の腕ですが、放置できないので、魔導書の材料にしましたー。
 今お勉強してる所ですからー、もうちょっとしたら使えるようになりまーす。
 最後に、あの時の声ですがー」
 そこまで言うと、焦らすように間を空けていった。
「アレはゲームの主催者であり、アレイスターと絶滅ゲームの契約をした存在でーす。今の所は、答えられるのはここまででーす」
 話の大きな答えに、浄化師達は真偽が分からず、メフィストを見詰める。
 そこに、シルシィが問い掛けた。
「メフィストさんは、終焉の夜明け団の、邪魔して回っているの?」
「そうですねー。そういうこともしてまーす」
「なら、強いの?」
「単なる戦闘能力だけなら、貴方達に囲まれて仕掛けられたら、負ける自信がありまーす。だから協力者は必須でーす」
「そうなの? でも、魔女さん、強そうに見える。だったら、長生きしてる?」
「割と爺でーす。魔女としては、そこそこ生きてまーす」
「そうなの? だったら、もしかして、アレイスターに会ったことがあるとか……?」
 それはメフィストにとって想定外の問い掛け。
 そして、ある種の核心に関わる問い掛けでもあった。
 だからこそ、メフィストは答える。
「『昔』のアレイスターには、会ったことがありまーす」
 そう言うと、その場を後にする。
「では、今日はここまででーす。いずれまた、協力できる時を願っていますよー」
 逃げ出そうとするメフィストに、ヨナが声を掛ける。
「メフィストさん!」
 勢いをつけるような間を空けて、言った。
「もう一つだけ。あの時は……ありがとうございました」
 これにメフィストは胸に手を当て一礼すると、すさまじく速い逃げ足で去る。
 同様に逃げ出す魔法少女姿の2人。
 そして最後に、仮面の男が逃げる前に――
「いま私達がやっていることは、誰かがしなければいけないことだ。
 けれど私の手は2本しかないし、届く距離もたかが知れてる。
 だから、キミ達の力が必要なんだ。
 期待しているよ」
 そう言うと、去っていく。
 あとに残された浄化師達は、幾つかの答えと、さらなる疑問を胸に指令を完遂した。


【熱砂】道化の魔女と魔法少女と魔方陣
(執筆:春夏秋冬 GM)



*** 活躍者 ***

  • シルシィ・アスティリア
    ん、頑張る。
  • マリオス・ロゼッティ
    …(言わない言わない…)。

シルシィ・アスティリア
女性 / 人間 / 陰陽師
マリオス・ロゼッティ
男性 / 人間 / 断罪者




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2019/09/16-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[13] リチェルカーレ・リモージュ 2019/09/25-23:42

夜明け団の邪魔…というか、エリクサー精製魔法陣を破壊している…ような印象を受けました。
ただ、はっきりお話聞いていませんし、何かもっと大きなものが関わっている気もします。
今回で、そのあたりがちょっとでもわかるといいですね。

ええとつまり、わたしも魔女さんと夜明け団が同時に出てくるのかはいまいちわかっていないです。ごめんなさい。  
 

[12] シルシィ・アスティリア 2019/09/25-22:30

クォンタムさんたちも、ありがとう。
治安悪そうな…、気を付けて。頑張って、ね。

>襲撃
そうね。
周りに気を付けていて、怪しいひとが現れたら、集合場所に誘導するようにできたらいいかもしれないけれど…。
わたしたちも、一応信号拳銃持って行ってみる。

魔女さんたちは、ごめんなさい。前の報告書とかを見てて。
終焉の夜明け団の、邪魔して回っている?、のかもって思ったから。
今回は、どうなるのかは…??  
 

[11] リチェルカーレ・リモージュ 2019/09/25-21:11

わたしたちも宿屋と市場は巡るつもりでいました。
それぞれで聞き込みをして情報を共有したら、何かつかめないかしら…。
あ、プランにはわかったことは皆に周知としてあります。

あ、襲撃の時どうなんでしょうね。個別でいるときに襲撃されるのか、皆でいるときなのかわかりませんが…個別でいる時なら合図をした方がいいのでしょうか?
一応信号拳銃を装備していこうかしら。

魔女さんたちとは、OPを見ていると郊外の魔法陣?のところで遭遇するような気がします。夜明け団がいるかどうかは…どうなんでしょう?  
 

[10] クォンタム・クワトロシリカ 2019/09/25-20:57

あまり出てこず、すまない。

現状のこの国を見る限り、教団と王政とで国力維持されてるされてる、と言われてるし
浄化師であることを言っても、支障はないと思う。
どちらにしろ、砂漠を観光に来るようなのは、他国の魔術師かそれともなければ浄化師くらいしか居ないようだし。

メルキオス
「はいはーい、良ければちょっと治安悪そうな場所は僕に任せてー。
 そう言う所は慣れてるし~」

……だそうだ。
…有効な聞き込みをすると、襲撃される、ようだが…
襲撃されたら、何か合図でも送った方がいいだろうか?  
 

[9] シルシィ・アスティリア 2019/09/25-20:26

ヨナさんも、ありがとう。

聞き込みはそれぞれ、適当なところで(時間で?)合流、ね。
わかった。

…魔女さんたち、終焉の夜明け団がいるところに現れる、の??  
 

[8] ヨナ・ミューエ 2019/09/25-08:20

纏めてになりますが、皆さん宜しくお願いします。

浄化師の立ち位置は、王族から見れば煙たい存在かもしれませんが、
市民からはベリアルの脅威を退けた存在として、印象は悪いものではないかなと。
素直に話して変に勘繰られることはないと思いますね。
わざと怪しげな人に話しかけるって手もありますけど、私達は、普通に現地の方への聞き込みの予定です。

宿も市場もいろんなお店をまわった方がいいかなというイメージでしたので、
調査は、それぞれ(少なくとも私達は)別れて行動させて頂ければ。
出発前に掲示板が見られないのもあるので、すみません。

でもみなで集めた情報を共有するために集まれば、襲撃イベントが起きそうなので、
そのあたりから一緒に行動して頂けると嬉しいです。

魔女と魔法少女は、どうつっこんでいいのか悩む所ですね。いえ、ほんとに。  
 

[7] シルシィ・アスティリア 2019/09/25-01:15

そうね。
旅人を装うとかも考えてみたけど、わたしとマリオスは思いっきり外国人だし。
聞き込みするなら、素直にいくほうがいいのかも。半分囮のつもりで…?

あ、皆一緒に宿屋と市場を回るでいいの?
離れていたほうがいいなら、そうするから。(聞き込みせずに他人の振りとかでも…?)

魔女さんたちのことも。
わたしたちは初対面だから。うまく話ができるかどうか分からないけど…。
何か聞けるといい、ね。

リチェルカーレさん、どうも、ありがとう。  
 

[6] リチェルカーレ・リモージュ 2019/09/24-22:27

シルシィさん、マリオスさん、こんばんは。どうぞよろしくお願いします。

わたしたちは浄化師ということは言うつもりでいました。
教団の支部も国内にあるようですし、わたしたちが何者なのかちゃんと言った方がいいかなと…。
魔女さんにはお話するくらい、にしてあります。
今回、魔女さんたちは味方…というか魔法陣解除に動いてくれていますので、それ以上の働きかけはわたしたちはしない方向でプランを詰めています。
シリウスは女の子たち?にはあんまり近づきたくない、だそうです。  
 

[5] シルシィ・アスティリア 2019/09/24-20:46

ぎりぎりに、ごめんなさい。
シルシィ・アスティリア、陰陽師。
パートナーはマリオス・ロゼッティ、断罪者。
どうぞ、よろしく。

ええと、聞き込みのことなんだけど。
わたしたちが浄化師であることとか、住人が消える事件を調べてるとか、素直に話してというかバレても構わないくらいの態度で聞いてしまってもいいと思う?
それとも、その辺は誤魔化して聞いたほうがいい?
…この国の浄化師に対する好感度とか、よく分からないし…。

それからメタな話でもあるのだけど。
襲撃犯はともかく、魔女さんたちにはどうする予定か聞かせてもらえると嬉しいのだけど…。
行動次第で、即座に逃げたり、ってことは、戦闘をしかけると逃げられるのかもって思ったから…?  
 

[4] メルキオス・ディーツ 2019/09/23-22:40

魔性憑きのメルキオスとー、断罪者のクォンタムでーす。よろしくねー。  
 

[3] リチェルカーレ・リモージュ 2019/09/23-22:37

リチェルカーレです。パートナーはシリウス。
どうぞよろしくお願いします。
聞き取り調査、がんばりますね!
ところで魔法少女ってなんでしょう…シリウスが絶対近づきたくないみたいな顔をしているんですが…  
 

[2] ヨナ・ミューエ 2019/09/21-12:29

狂信者ヨナ・ミューエおよび断罪者ベルトルド・レーヴェ。宜しくお願いします。

サンディスタムにおける終焉の夜明け団の起こした事件は今の所後手になっていますが、
どこかに必ず彼らの痕跡がある筈です。何とか尻尾を掴めればよいのですけど。