慟哭の鎮魂歌
とても難しい | すべて
8/8名
慟哭の鎮魂歌 情報
担当 土斑猫 GM
タイプ EX
ジャンル イベント
条件 すべて
難易度 とても難しい
報酬 多い
相談期間 8 日
公開日 2019-12-03 00:00:00
出発日 2019-12-14 00:00:00
帰還日 2019-12-23



~ プロローグ ~

 今より少し、遠くの話。人が、その傲りから禁忌と神の怒りに触れた時代。
 降り注ぐ魔雨の中で、人々は狂気に堕ちる。
 数ある竜種の中で、最も古いとされる『古龍(エンシェント・ドラゴン)』。その心臓の血が、ベリアルへの堕落を防ぐという噂が流れた。只の、狂言。されど、狂った人々は踊る。彼ら大挙してドラゴンの領域へと踏み込み、一頭の古龍を殺した。彼は、人を同じ世界に住まう同胞と見ていた。彼は同胞の恐怖を理解し、哀れみ、それが癒される事を願った。もたらされる暴虐を、甘んじて受け入れる事によって。
 その惨劇が、一頭の古龍を狂わせた。彼女はかの龍の、母。不条理に命奪われる子の、苦痛と悲しみ。理性を凌駕する、母の想い。憤怒と憎悪の慟哭と共に、彼女は降り荒ぶアシッドを飲み込んだ。其が意味を、何処までも深く理解しながら。
 己が魂を贄に、強大なベリアルと化した彼女。殺戮衝動のままに領域内にいた全ての人間を虐殺すると、その意識を外界へと向けた。更なる血と、魂を求めて。欲するモノは、母の想いからベリアルの本能へと変わっていたけれど、そんな事は些細な問題だった。
 踏み出した彼女を待っていたのは、多くの戦士と、まだ人間の傍に在った魔女達。壮絶な戦いの末、彼女を深い氷河の底に封印すると、人間と竜の一族は彼女の歴史全てを焚書にした。荒廃した世界の中で、新たな道を切り開くために必要だったのはそれぞれの絆。それを綻ばせる記憶は、忌まわしきモノとして氷の底へと沈められた。
 全ての証を奪われて、彼女は眠る。いつかの目覚めの果てに、今は亡き願いの成就を夢見ながら。
 そして――。

 鳴り響く、轟雷の如き咆哮。山岳を割り、氷河を砕きながら現れた威容に、教団から派遣されていた偵察員達は息を吞んだ。
「でかい……!」
「あれが、ベリアル……?」
 身体を焔と共に彩る赤紋。胸の部分に輝く、魔方陣。正しくそれは、ベリアルの証。されど、果たしてかの概念に収まるモノか。
 かなり離れているにも関わらず、視界のほとんどを占める巨体。巨蛇の様な六本の頭。六枚の巨翼。大河を思わせる尾。何もかもが、想定の範囲外。
 踏み出す足は一踏み毎に、無残に大地を割り砕く。羽ばたく翼が起こす豪風は周辺の森林を紙切れの様に捲り剥がし、うねる尾はそれだけで山を砂楼の様に崩した。
 些細な動作一つで世界を破壊していく様は、まさに『大災』。
「……化物だ……」
「何とか……何とかしないと……!」
「しかし、どうすれば……」
 狼狽する団員達の一人が、思いついた様に口にする。
「そうだ!! メフィストだ!! ベリアルを浄化出来る彼ならば……」
「確かに、『羅針盤』によってこちらに合流はしているが……」
 それでも、他の団員達の反応は暗い。
「出来るのか……? 『アレ』を……」
「出来まーす」
 突然後ろから飛んできた声に、飛び上がる団員達。振り返れば、いつの間にかカイゼル髭を生やした男性が立っていた。
「メフィスト……」
「『アレ』とて、ベリアル。黒炎での浄化は可能でーす」
 彼の言葉に、皆の顔が明るくなる。けれど。
「ですが――」
 目を細め、思案する様に髭をしごくメフィスト。
「あのままでは、無理でーす。膨大な存在率ゆえに、浄化に時間がかかりまーす。何とか、動きを止めなければいけませーん」
 聞いた皆の顔が、再度引きつる。
「止めるって言ったって……」
「『アレ』は、複数の属性を持っていまーす。六つの頭がそれぞれの属性を司っていて、その相互作用によって巨体をコントロールしているのでーす」
 頭を捻る。言わんとしている事が、分からない。
「六つの頭の額。ソコにある宝珠に、それぞれ相剋関係にある属性の魔術を打ち込むのでーす。全ての宝珠にそれを成せば、しばらく行動を停止させる事が出来まーす。その間に、私が浄化しまーす」
「そんな事……」
「やらなければ、人が滅ぶだけだ」
 割り込んできた声。主は、メフィストの隣に立つ小柄な少女。名を、『麗石の魔女・琥珀姫』。名は知れていたが、公衆の前に姿を表す様になったのはつい最近の事。
「見てみろ。既に探知している様だぞ。己の行くべき場所を」
 言われ、視線を戻す。その先には、六つの頭をある方向に向けている魔龍の姿。
「あの方向……。ノルウェンディの首都の様ですねー」
「道中には、大小の村々もある。軒並み潰していくつもりだろう。さて、どれだけ死ぬかな?」
 二人の魔女の言葉に、絶句する団員達。さらに追い詰める様に、琥珀姫は言う。
「『アレ』は、まだスケール2だ。今言ったとおりの所業を許せば、当然大量の魂を捕食する事になる。そうなれば……」
「――――っ!!」
「分かりますねー?」
 完全に血の気の失せた顔で、通信係の団員が魔石回線を展開する。震える手で起動しようとした時、釘を刺す様に姫が言った。
「烏合はいらないぞ」
「?」
「相応の腕と、覚悟がある者以外はいらない。足手まといの面倒までは、見れない。敵は……」
 琥珀色の瞳が、崩れ果てた山岳と氷河を見る。
「『アレ』だけでは、ないのだから」
 途端、積み重なる瓦礫の中に灯る、無数の赤光。
 キリキリ……。キリキリキリ……。
 昏く響く、駆動音。そして――。
 ガタン。
 通信係の手から、器械が落ちた。他の者も、愕然とその光景を見つめる。
 崩れた山跡から、湧き出す様に舞い上がった無数の影。
 白く光る甲殻。
 深紅に輝く、コア。
 知らない者は、いない。
 それは、紛う事なく。傲慢の罪過を刈り取る為に神が落とした、断頭の刃。
「ヨハネの……使徒……?」
「何だ……あの数は……」
 呆然とする団員達の眼前で、ヨハネの使徒達は魔龍に追随する様に移動していく。その様は、まるで女王蟻を守護する兵隊蟻の群れ。
「神が、『彼女』に授けた福音でーす」
「ヤツラは、『アレ』の魔力に寄生して動く様にチューニングされた特別製だ。何処までも行動を共にし、『取り残し』を狩り歩く」
「通った後には、一人の人間も残さない……と言う訳でーす」
 万物を破壊しながら歩む、異形の巨帝。付き従う、純白無血の死神の群れ。その様は、正しく地獄の行軍。
「分かったのなら、早くしろ。時間は、さして無い」
 腰から崩れ落ちた通信係に向かって、琥珀の姫は冷たく言った。

「それにしても、よく出てきたモノでーす」
「うん?」
 古い知人にかけられた、声。琥珀姫は振り向く事もなく、答える。
「貴女が、今更人の為に動くとは思いませんでしたー。何かありましたかー? ミズ・アンバー」
「さあな」
 そっけない答え。予想どおりだったのだろう。苦笑して肩を竦める、メフィスト。そんな彼に、問いが返る。
「……あの二人は、どうした?」
「心配ありませーん。浄化は間に合いましたー。もう、堕ちる心配はないでーす」
 その答えに、ふと緩む顔。
「たいしたものでーす。あそこまで堕ちかけた魂を、引き戻すとは。それがなければ、手遅れになったでしょー」
「ああ」
「?」
「だからだよ」
 ぶっきらぼうな呟き。それが、先の答えと知って、道化の魔女はクスリと笑む。
 気付かないのか。それとも振りか。彼女の視線は、ゆっくりと進みゆく魔軍に向けられたまま。
 メフィストは、言う。
「ならば、賭けてみましょー。閉じ篭った時さえ動かした、彼らの力に」
「………」
 答える事はなく。ただ彼女は、朱焼けた空を仰ぐ。

 長い一日が終わり、始まろうとしていた。


~ 解説 ~

【目的】
 目覚めた大災、『慟哭龍 アジ・ダハーカ』がノルウェンディ領域に向かって進撃を開始。領域内での破壊行動を許せば、未曾有の被害が予想される上、大量の魂魄捕食によって、更なる高スケールへ進化する恐れがある。
 以上を防ぐため、魔女・メフィストによる対象の浄化が必須。浄化を行う為。そして被害を防ぐ為に、最初の村へ到着する前に対象の動きを停止せよ。

【慟哭龍 アジ・ダハーカ】
 全長200mに及ぶ古龍(エンシェント・ドラゴン)のベリアル。六本の頭と三対の翼を持つ四足龍。
 スケールは2。巨体と古龍としての能力により、破壊力と防御力はスケール5に匹敵する(三強には及ばない)
 低スケール故、ベリアルとしての特殊能力は持たない。代わりとして、古龍特有の能力である『支配(ルーラー)』を持つ。
 その他、『歩行』・『羽ばたき』・『尾振り』・『呼気』等、通常の動作が絶大な破壊力を持つ。巻き込まれれば、即死判定。

【支配(ルーラー)】
 アジ・ダハーカはその六つの頭に六つの属性を宿し、それぞれの頭が咆哮する事によって周囲に影響を与える。
 1・ステータスの半減:咆哮した頭が司る属性に対し、『相剋』の関係にある属性のPCは、1Rの間全てのステータスが半分になる。
 2・魔術の使用制限:咆哮した頭が司る属性に対し、『相性』の関係にある属性の魔術は1Rの間、使用出来なくなる。
 それぞれどの頭が吠えるかはランダム。状況に応じて対応を。

【行動の停止(成功条件)】
 その巨大さ故、通常の討伐は実質不可能。行動を一時的に停止させ、その間にメフィストの『黒炎』による浄化を行う。
 停止方法は、六つの頭の額にある宝珠に対して、それぞれ『相剋』の関係にある属性の魔術を打ち込む事。この魔術は『アライブスキル』であり、該当する属性であれば性質は問わない(回復魔術等でも可)
 全ての宝珠に魔術を打ち込めれば、行動は停止。クエストは『成功』となる。


~ ゲームマスターより ~

追加説明

【ヨハネの使徒・パラサイトレギオン】
 神がアジ・ダハーカを哀れに思い、人間抹殺の手助けとして与えたモノ。アジ・ダハーカの魔力を動力源に追従し、数km以内にいる人間を自動的に攻撃する。
 地空稼働型。全長2m。コアの場所は、頭部額。武器は、両前肢に付いた光子刃とコアから放つ光子レーザー。
 250体が出現。
 撃破・殲滅は成功条件には関係しない

【援軍】
1・セルシア&カレナ
  自軍に復帰。攻撃してくるヨハネの使徒を迎撃・撃墜(3体に1体の割合)してPCをフォロー。
2・琥珀の鵲
  琥珀姫が製造した飛行ユニット。背に乗る(二人まで騎乗可能)事で、魔力接続による操縦が可能。アジ・ダハーカの頭部までの移動手段。
  内部に時を記憶する蜃の欠片を内蔵しており、『支配(ルーラー)』の影響を受けない(乗っている限り、速力が半減しない)
  一回だけ、PCへの攻撃の身代わりになる(身代わり後は、使用不可になる)
  20機が投入。

なお、エントランスにおいて随時追加情報を提示いたします。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

ヨナ・ミューエ ベルトルド・レーヴェ
女性 / エレメンツ / 狂信者 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
右班で行動
禹歩七星に礼を言い鵲に一人ずつ乗り込み龍の頭付近へ

ヨナ 主スキルFN16陽気
鵲で空中戦中心
ヨハネの使徒の攻撃に注意しつつFN11等で最低限対応
私の魔力量でもこの数の前ではきりがないですね…
支配影響時は無理に宝珠へ攻撃せず 鵲を駆使しヨハネの使徒を多く引き付けるように飛ぶ
カレナと協力しぎりぎりまで引き付け多くを巻き込むようFN13で貫き
龍の呼気を避け再び陰気の宝珠を狙う

彼女(龍)がベリアル化したのは過去の人間の…(言い淀む
再度封印が出来たとして 根本的解決に至らないのが悔しい
何か方法は無いの

喰人 主スキルJM11火気
上空より自ら龍に飛び乗り宝珠を目指す
鵲はヨハネの使徒を避け上空に並走させておく
リチェルカーレ・リモージュ シリウス・セイアッド
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ヴァンピール / 断罪者
お母さん、だから
苦しくて悲しくて …わたしたちがあんな風にしてしまったのね
スカートを握りしめる
ーええ 大丈夫 

魔術真名詠唱
左側から接近 初手で禹歩七星
禁符の陣に陽属性
セルシアさんも無茶はしないで
基本 天恩天嗣3での回復や禁符の陣で拘束
シアちゃん達と連携 効率的に回復と支援を
狙えれば木に小咒 火に九字
届く位置にある方へ
禁符の陣は 可能なら陰へ
無理なら 少しでも古龍が止まるよう近くの頭か体に
一瞬でもいい 龍の動きが止められれば
敵攻撃は回避

鵲から落ちないよう 仲間と助けあう
最悪の場合でも 龍に落ちるよう

もうやめよう 貴女の子どもはもういないの
ごめんなさいとしか 言えないけれど…
貴女の悲しみも 人の罪も
絶対に忘れたりしないから
アリシア・ムーンライト クリストフ・フォンシラー
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / アンデッド / 断罪者
あれ、は
止めて、あげないと……だって、きっとあの龍は、泣いてます……

鬼門封印に陰属性を付与して貰い
移動直前に魔術真名詠唱
右のチームに入り
カレナさんを見て「よかった……」と微笑む

移動後すぐ右の皆に禹歩七星を掛け鵲が来るのに備える

大丈夫、何とかします、必ず…!
クリスに頷いて見せてタイミングを見て鵲に捕まる
鵲さん、よろしく、お願いします……
そっと首を撫でて

ヨハネの使徒の攻撃は必死で回避
仲間の様子を見、傷ついてる時は回復優先
大丈夫そうなら陽の宝珠の方へ
鬼門封印の陰を撃ち込む
陽が既に破壊されてれば木の方へ行き慈救咒を

どうしても回避できなさそうなら、自分から龍の上に落下
クリスに拾って貰えそうなら手を伸ばす
ヴォルフラム・マカミ カグヤ・ミツルギ
男性 / ライカンスロープ / 拷問官 女性 / 人間 / 陰陽師
琥珀姫へ
削岩撃に陽の属性付与お願いします

左側チーム所属
琥珀の鵲使わせてもらって、基本は火の宝珠へ攻撃しに行くよ
火の宝珠へは乱打暴擲を使用
火の宝珠への攻撃しても、陽の宝珠への攻撃が終わってなかったら、其方へも行こうか
「まったく、忙しいな」
陽の宝珠は削岩撃使用

倒すのは難しく、でも退治される事が決まってる竜、か
いや、今は退治じゃない
「アシッドから、解き放つんだ」
自らベリアルになった、過去の悲しみは消える事はないと思うけど…
「今は、貴方達を狩ろうなんて人、ほとんどいなくなったよ」
だから、過去じゃなくて今を、未来を見て欲しい

忘れてとは言わないよ
またしでかさない様に見張って
そして今度こそ一緒に生きよう
ショーン・ハイド レオノル・ペリエ
男性 / アンデッド / 悪魔祓い 女性 / エレメンツ / 狂信者
…とんでもないことになったな
だが、彼女達を助けた結果であることは後悔はしまい
ドクターが先日仰ったことを現実にするためにも、犠牲は絶対に出さんぞ…!

DE5に陰属性を付与
ドクターを抱えて鵲に乗り込むぞ
俺の仕事はドクターの護衛と陽属性の頭の撃破だ
少しでも当たりやすいようにDE5で攻撃する
ドクターに使徒が襲ってくるようならDE14で攻撃して追い払う
その刃先だけでも触れてみろ
俺が灰燼に帰してやる

根拠のない偽り、か…
…凶行に及んだ人間を愚かだ、と一笑には付せんな
当時の人間には当時の人間なりの価値観がある
だが…それが古龍の悲しみを齎したことは受け止めねばならん
もう二度とこんな惨劇が起きぬよう、戒めねば…
リューイ・ウィンダリア セシリア・ブルー
男性 / エレメンツ / 魔性憑き 女性 / マドールチェ / 占星術師
6つの頭の動きを止め 浄化を行える状況へ持っていくこと
近隣住民への被害は絶対に防ぎたい
皆と協力して ここで慟哭龍を止める

リューイ:二身撃に木属性
セラ:ワンダリングワンドに水属性
それぞれの担当属性を最優先に狙う

魔術真名詠唱
右側から接近
リ:初手で戦踏乱舞 メインアタッカーの攻撃力を上げる
鵲に乗り水属性の頭へ 攪乱要員
ヴィオラさんへの注意を逸らしながら 二身撃で攻撃
セ:転移後 味方が攻撃に被弾しないようペンタクルシールドで防御
鵲に乗り土属性の頭へ レオノルさんをシールドで守りながらワンダリングワンドで攻撃
使徒の攻撃は基本回避
仲間との連携を重視して

仲間が撃墜されれば引き上げる
地面に落ちないよう気をつけて  
ニコラ・トロワ ヴィオラ・ペール
男性 / マドールチェ / 拷問官 女性 / エレメンツ / 占星術師
あの巨体をよく封印していた物だな
あれとこの数の使徒をこの人数で何とかしろとは無茶を言ってくれる
まあ、何とかするしか無いのだろうが

削岩撃に木属性付与を依頼
魔術真名詠唱
左チームで移動
速力を上げて貰ったら即座に鵲を捕まえ
足や尾が当たらない範囲へ飛ぶ

ヴィオラ、気をつけて行け!
違う方向へ行くヴィオラに声を掛け
ヨハネの使徒を回避しつつ陰の宝珠を捜す
見つければ乱打暴擲を使い攻撃
ヨナが攻撃しやすくなるよう、前に出て引き付ける
陰が終わればヴィオラ達の応援に
削岩撃で攻撃を

落下した時はなるべく龍の身体の上へ
宝珠めがけて駆け上がる
仲間が落ちたときは引き上げる

ステ半減は気にせず行動
封じられたら、そのターンは回避に専念を
ラニ・シェルロワ ラス・シェルレイ
女性 / 人間 / 断罪者 男性 / 人間 / 拷問官
でか!?ガラクタ野郎までうじゃうじゃと!
…今回は構ってられるか!絶対に止めないと!

メイン属性は土
初手魔術真名詠唱
初期位置は右
転移後、鵲へ騎乗し宝珠を目指す

使徒との戦闘は極力回避
使徒と自分の位置が直線状にならないように
包囲された際は急上昇で突破を
『支配』を受けた場合は回避に専念
受けている間は特にアジ・ダハーカの羽と尾の近くにはいかないように
避けきれないと判断すれば体の上に落ちる位置で落下を
宝珠までたどり着いた際はJM8を使用
破壊確認後はまだ破壊されてない属性の味方のサポートへ
陽(陰)がまだ攻撃できてなかった場合はJM3

味方落下時は救助へ
希望があれば指定位置に降ろす


~ リザルトノベル ~

 昏い空間の中に、豪雷の様な咆哮が響く。
 ある魔女の魔法によって映し出される、映像。じき戦場となるその場所を、集った浄化師達は教団本部の待機室の中で見ていた。
「デカイな……」
「そうだね。あれが、『大災』か……」
 呟き、頷いたのは、『ベルトルド・レーヴェ』と『クリストフ・フォンシラー』。彼らの見つめる映像の中には、噴煙の様な土煙を巻き上げながら進む六つ首の龍の姿。周囲に映り込む山々や森林と比べても、その尋常ではない巨大さが分かる。
 『慟哭龍 アジ・ダハーカ』。それが、深淵の眠りから覚めた災いの名。
「スケール2で、この有様か……」
「進化された時の事なんて、考えたくもないね……」
 かの龍が歩いた後の惨状に呻いたのは、『ニコラ・トロワ』。彼に合わせる様に、『ヴォルフラム・マカミ』も溜息をつく。
「加えて、馬鹿げた数のオマケ付きと来てる。村や町に入られたら、目も当てられない事になるぞ……」
 『ラス・シェルレイ』が見つめるのは、龍に付き従う様に飛ぶ白い群れ。『ヨハネの使徒』。数は、有に200を超える。その様は、まるで巨島に巣食う海鳥の様。
「これだけの大事だと言うのに、何故上層部は動かない?」
「警戒してるみたいだよ。寝首を掻かれるのを」
「?」
 苦々しげな『シリウス・セイアッド』の疑問に答えたのは、『レオノル・ペリエ』。眼鏡の奥の目を皮肉げに笑ませながら、エレメンツの才女は冷ややかに言う。
「例のスケール5のベリアル達……『三強』とか言ったかな? 連中が、この件を陽動にして本部や他の重要拠点を襲撃する事を恐れてるんだってさ」
「『あれ』の優先順位を落とす程に、あの三人が脅威だと?」
 自分の言葉に問い返して来た『セシリア・ブルー』に笑いかけ、レオノルは頷く。
「お偉いさん達は、そう言う評価らしいね」
 聞いた真実。その歪さに、シリウスもセシリアも黙って天井を見上げる。『上層部(彼ら)』がいる筈の、場所を。
「とんでもない事になったな」
「ショーンさん……」
 苦々しげな自分の呟きに、応じられた声。自分を不安そうに見上げる『リューイ・ウィンダリア』にフッと笑いかけると、『ショーン・ハイド』は言う。
「大丈夫だ。『彼女達』を助けた結果である事は、後悔しない。特に、アレを見てはな……」
 苦笑いと共に促す先には、屯する『彼女』達の姿。

「それじゃあ、アリシアさんは植物学と薬学のスペシャリストと言う訳で!?」
「え……? あ……べ、別にスペシャリスト、と言う訳では……」
 目をキラキラさせて迫ってきた『セルシア・スカーレル』の勢いに、『アリシア・ムーンライト』は思わずタジタジになった。
「いやいや!! お話聞いただけで、もう凄い、凄い!! わたしなんて、まだ実験用植物の交配失敗する時あるのに!!」
「は……はぁ……」
 そんな二人のやり取りを見ていた、『ヨナ・ミューエ』と『カグヤ・ミツルギ』。顔を合わせてヒソヒソ話す。
「……何か、今までと様子が違いませんか? あの娘……」
「……人見知りするタチ……だったのかな……?」
 狼狽を隠せない二人を他所に、セルシアの高テンションは続く。
「ああ、友達になった人が同じ魔術研究者!! それも、この道のプロ!! 何という僥倖!!」
 言いながら、何やら紙を取り出してアリシアに渡す。
「これ、見て!! ずっと研究してる魔術薬のレシピ!! 行き詰ってて!! アドバイス、お願い!!」
 オズオズとメモを受け取り、目を通す。
「ええと……チミドロマンドラゴラの根に……シビレモズルの蔓……キグルイタケの胞子と……?????」
 読むに連れて、強ばっていくアリシアの顔。何だ何だと覗き込むヨナとカグヤの顔も、同じく強張る。
「どう!?」
「ど……どうって……」
 書いてあった材料の効能。幻覚。催淫。思考障害。魂魄剥離。etc、etc……。
 どう塩梅に気を使っても。どんなに処方に苦心しても。まともなモノが出来る道筋が、全然見えない。
「あ……あの、これで、一体、何を……?」
「ん? 未来永劫、決めた人以外好きになったら精神ボン! する薬」
「……え゛……?」
 何か物凄く普通に答えられて、固まる魔術研究者三人。
「まあね、そりゃね、ありえないよ? カレナが、わたし以外の人間に惹かれる何て事、そりゃもう、ベリアルが悟りを開いて慈愛と世界平和を語り始めるくらいに、ない。幾千幾万転生したって、ありえない。でもね、けどね、世の中に絶対はないってのが真理だし? だったら、備えはしておかなくちゃ。だってカレナはわたしのだし? 駄目だし? 絶対だし? ありえないし? 当然だし? だからね? ね? ね? ね?」
 ハイライトの失せた目が、爛々と光る。三人の背筋を這い登る、いや~な怖気。
「大丈夫。例えそうなっても、わたしがずっと側にいるから。 愛するから。 繋いどくから。放さないから。逃がさないから」
 言ってる事が、だんだん狂気じみてくる。
(え……? え……? え……? あの、その、こ、これって……)
(ヤ、ヤン……デレ……)
(な、何か微妙にヴォルと同じ気配が……って、いやいやいや)
 戦慄するアリシア達を他所に、感極まったのか、身をかき抱くセルシア。
「ああ、もうすぐカレナとの契りが幾世代先も永遠のモノに……何て素敵なんだろう!! わたし、考えただけで……ウフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ」
「ひぃいいいいいい!!」
 響く深淵の笑い声。三人に出来る事は、怯えながら身を寄せ合うだけ。

「ふふっ。セルシアさんて、本当にカレナさんの事が好きなんですね」
「えへへ。可愛いでしょ?」
「……あ、良いんだ……」
 不気味に笑い続けるセルシアと、嬉しそうに照れる『カレナ・メルア』。二人を交互に見て、微笑ましそうに笑む『ヴィオラ・ペール』。そして、そんな皆さんを何とも言えない顔で見回すのは、『ラニ・シェルロワ』。
 彼女の呟きが聞こえたのか聞こえないのか、カレナは隣にいた『リチェルカーレ・リモージュ』に向き直る。
「そう言えば、リチェさん。先は、ボクのセルシアがお世話になって」
「あ、いえ。あの時は、私も助けてもらったし」
 深々と頭を下げるカレナに、慌てて畏まるリチェルカーレ。
「シレっと『ボクの』とか言ったよ……」
 聞いてたラニ。思わず突っ込む。
「この御恩は必ず。例え、この身を代価にしても……」
 その言葉に、リチェルカーレが反応する。
「馬鹿な事、言っちゃ駄目! そんな事したら、またセルシアさんが……」
「あ、大丈夫大丈夫。その時は、ボクのセルシアも一緒に逝ってくれるから」
「………」
 こっちも、サラッと闇を吐いた。とりあえず、聞かなかった事にする。
「ま、まあ、それはそれとして……」
 カレナの肩を、ポンと叩くラニ。こちらはこちらで、不穏ににこやか。
「どうせなら、お礼はもっと実のある形でして欲しいわね~」
「と、言うと?」
 首を傾げるカレナに、ヒソヒソと耳打ち。聞いた顔から、血の気が下がる。
「こ、高級喫茶『スイートドリーム』のオリジナルケーキバイキング時間無制限コース……人数分奢り……」
「そ。この位、当然でしょ?」
 ニッコリと笑いかけるラニから、ズザザッと後ずさるカレナ。
「む、無理無理!! 高い!! お給料、なくなっちゃう!! 次のイベントで買う予定の推し絵師さんの新刊が……!!」
「問答無用!! こちとら、どんだけ大変な目に会ったと思ってんの!? ゴチャゴチャ言わずに出すモン出しなさい!!」
「ひぃい!!」
 ノリは、後輩をカツアゲする怖いパイセン。
「た、助けて!! ボクのセルシア!!」
「だが断る」
 即答。
「って言うか、わたしも大変だったし。わたしにも奢れ」
「う……裏切られた……」
 ガクリと崩れ落ちるカレナ。また、アウェイクニング・ベリアルなぞ発症しなければ良いと思う。

「……要求がレベルアップしてるぞ……」
「やれやれ、緊張感がないな……」
 じゃれる相方達を呆れた目で見るラスの横で、溜息をつくニコラ。そんな彼に、ベルトルドが言う。
「いや。アレでいい」
 見つめるのは、画面の中で猛る魔軍の情景。
「変に気負えば、迷いが生まれる。そうなれば、食われるだけだ。あの、巨大な死にな」
「私も、そう思うよ」
 楽しそうに見物していたレオノルも、また。
「今回の件は、些か重いよ。責任も、至った事情も。余計な迷いを、抱いちゃいけない。少しでも、心には防波堤を建てて置くべきだ」
「防波堤か……。確かに、な……」
 頷くニコラに微笑むと、レオノルは再び皆の方に視線を向ける。
「それにしても、セルシア(彼女)は見所があるね。あの研究に対する熱意と一途さは、感心に値する。いつか必ず、目的に到達出来ると思うな」
「……いや、ドクター。それはそれで、非常に問題があるのでは……」
 爽やかに断言する師に、ひっそりと突っ込むショーンだったりする。

『どうやら、気構えは上々の様だね。子供達』
 不意に、薄闇の中に響く声。騒いでいた皆の顔から、稚気が消える。協力者、『麗石の魔女・琥珀姫』の声だった。
『『鵲(カササギ)』の調整が終わった。これから、君達を『アレ』の元へと転送する』
 頷く、皆。同時に足元に展開する魔方陣。声は、言う。
『手筈は説明した通りだ。なるべく羽や足に巻き込まれ辛い所に送るが、あの通りだからな。油断はするなよ』
「琥珀姫様……」
 回る光の中で、リチェルカーレが話しかける。
「ありがとうございます。力を、貸してくれて……」
『……『その娘達』とは、仲良くなれたようじゃないか』
「はい」
『一緒にやりたい事とか、あるだろう?』
 優しい、問い。微笑み、頷く。
『なら、言う事は一つだ』
 舞い上がる光の粒子が、視界を覆っていく。輝く世界の向こうから聞こえる言葉は、いつかも聞いた一つだけ。

 ――帰って、おいで――。

 そして、世界が巡る。

 ――午後8時30分。アジ・ダハーカ、体側右――。

 視界が開けた瞬間、飛び込んできたのは埋め尽くす金色(こんじき)の鱗の山。立ち込める礫煙の中、地震の様に揺らぐ大地。必死に体勢を維持しながら、ラニが叫ぶ。
「でか!? ガラクタ野郎も、うじゃうじゃと!」
 その声に応じる様に、周囲を飛行していた使徒達のモノアイがギロリと流れる。瞬時に獲物を補足。一斉に行動を開始する。
「来るぞ」
「気を付けて!」
 ベルトルドとセシリアが、警戒の声を放つ。宙を駆け、或るいは地を走り、瞬く間に距離を詰めてくる使徒達。
「来るか! ガラクタ野郎!」
「……大丈夫か?」
 奮起する様に身構える相方に、声をかけるラス。
「分かってる! 優先順位は、間違えない! 絶対に止めないと!」
 ラニが答えた瞬間、使徒達のコアが赤く光った。
「!」
「皆、避けて!!」
 クリストフの声に、反射的に身を翻す。間を置かず、それまでいた地面を穿つ、赤い閃光。溶けた石が、白い煙を上げる。
「熱線!?」
「贅沢なモン、持ってるわね!」
 毒づく間に、間合いを詰めた使徒。畳まれていた前脚が跳ね上がり、赤光の刃が伸びる。
「今回は構ってられないっつの!」
 ラニが、踊りかかってきた使徒を迎え撃とうとした瞬間。
「だよね」
 声と共に、響く轟音。真横から打ち出された鉄杭が、使徒を吹っ飛ばした。腹に大穴を開けられた使徒。機動力を失い、転がった先でジタバタもがく。
「へえ。やるじゃん」
 パイルバンカーを構え直すカレナを見て、ラニが口笛を吹く。
「使徒(こいつら)、ベリアルと違って再生しないし。取り合えず、動けない様に壊しとけばいいかなって」
 言いながら、飛んできた熱線をパイルバンカーの背で弾く。
「出来る限り、ボクが落とすから。皆は、龍(あれ)に集中して」
「でも……」
「平気。せっかく拾って貰った命だし。無駄にするほど、恩知らずじゃないよ」
 心配そうに声がけるリューイにそう答えると、カレナは視線を上げる。
「それよりも……来たみたい」
 見れば、後方の空に幾つもの魔方陣が浮いている。その中から落ちてくるのは、大きな翼を広げた鳥の様な影。クルリと旋回すると、そのまま低空をこちらに向かって疾走してくる。
「あれが……」
「鵲か!」
「行って! ボクも、すぐに!」
 突進してきた使徒を殴り飛ばしながら、カレナが叫ぶ。アリシアとリューイは頷き合うと、禹歩七星と戦踏乱舞を発動。
「ありがとうございます」
 ヨナとベルトルドが礼を言い、タイミングを見計らって接近した鵲に飛び乗る。
「死ぬなよ!」
「約束、あるんだからね!」
「待ってるから!」
「どうか!」
 他の皆も、魔術真名を唱えて次々と鵲に飛び乗っていく。
「頼りにしてるよ」
「了解です!」
 クリストフもまた、カレナと頷き合うと鵲を捕まえる。ふと下を見ると、彼女の背を見つめるアリシアの姿。微笑んで、声をかける。
「一緒に、乗るかい?」
 見上げる、アリシア。やっぱり微笑んで、首を振る。
「大丈夫、何とかします。必ず……」
「そうか。気をつけて……」
 全てを理解する顔で頷いて、鵲を駆る。空高く上がっていく彼を見送り、視線を前に立つ少女に向ける。凛と立つ、後ろ姿。蝕んでいた気配は、微塵もない。想いが、満ちる。
「よかった……」
 優しく呟いて、駆けて来る鵲に手を伸ばした。

「皆、行ったかなー?」
 辺りを見回す、カレナ。すると、一羽の鵲が近くに浮いていた。
「待ってて、くれるの?」
 答える様に、首を上下に動かす。
「ありがとう。じゃ、もう少しね」
 見つめる先には、皆の後を追う様に迫る使徒の一団。
「さ、頑張ろうか! ボクのセルシア!」
 呼びかける声と共に、ガシャンとパイルバンカーが薬莢を吐き出した。

 同時刻。アジ・ダハーカ、体側左。

「大人しくしておけ」
 火花を散らして痙攣する使徒。その額のコアに、大斧の刃が叩き込まれる。動きを止めた使徒から刃を引き抜いたニコラが、感心しながら眼鏡を直す。
「よく、こんな代物で使徒を落とせるものだな」
 彼の視線の先には、使徒の首関節に突き刺さったダガーが一本。
「面白い技術だね。自前(オリジナル)かな?」
 興味深げに覗き込んだレオノルが、ダガーの持ち主であるセルシアに訊く。
「『毒華鳥(ピトフーイ)』……。自分の魔力を相手の魔力中枢に打ち込んで、その部分を麻痺させるの。わたし、力とかないから。代わりにと思って」
「成程。原理はベリアルの『ハウエア』と同じか……」
 頷くレオノルに、セルシアも頷き返す。
「破壊力はないけど、足止め位は」
「十分だ」
 同様に転がっていた使徒に止めを刺したシリウスが、言う。
「少しでも削ってくれるなら、助かる。君に、負担はかけてしまうが……」
「大丈夫。手数だけは、多いから」
 セルシアの手が動いた途端、ジャッと音が鳴る。見れば、握られていたダガーが四本に増えていた。
「わあ、凄い。手品みたいですね」
「昔の、飯の種」
 はしゃぐヴィオラに、澄まして答える。
「皆……」
「来るよ」
 カグヤとヴォルフラムの言葉に振り向けば、こちらに向かってくる群れが二つ。一つは使徒の第二陣。もう一つは、舞い降りた鵲達。鵲が使徒を追い抜くのを見て、ショーンが頷く。
「速さは、こちらが上の様だな」
「結構な事だ」
 そう言って、ニコラとヴィオラが接近してきた鵲に飛び乗る。
「先に行く」
「運動神経は悪くは無いつもりですが……。ほんと、女性に何をさせるんですか。教団は」
 舞い上がる二人に続く様に、ショーンがレオノルを抱え上げる。
「ドクター」
「うん」
 乗り込んだ鵲の背の上。身を乗り出したレオノルが、声をかける。
「無事でね。君とは、色々語り合ってみたいからさ」
 かけられた言葉に、気恥ずかしそうに頷くセルシア。
「私達も、行くから……。大変だけど、お願い……」
「君の愛の形、応援してるからね!」
「……そこはあんまり、通じ合って欲しくないかも……」
 サムズアップして、ニッコリするヴォルフラム。微妙に不安そうな言葉を吐いて、カグヤ達も空へと発った。
 残るのは、リチェルカーレとシリウスだけ。二人に向かって、セルシアは言う。
「貴女達も、行って。わたし、少し減らしてから行くから」
「………」
 不意に駆け寄る、リチェルカーレ。セルシアの右手を、両手で握り締める。丸くなる彼女の目を見つめ、囁く。
「無茶は、しないで」
 身体に満ちる力。禹歩七星。かけ終わると、リチェルカーレは踵を返して待っていたシリウスと共に鵲に乗り込んだ。
「………」
 セルシアは、しばし握られた手を見つめると、バックステップで待機していた鵲に飛び乗る。
「……友達、か……」
 ゆっくりと舞い上がりながら、その手を頬に当てる。残る温もりを、確かめる様に。
「いいなぁ……」
 呟く。酷く、静かな声で。
「素敵だなぁ……。温かいなぁ……」
 少しずつ、上がる高度。先行く皆との道を、遮る様に。
「無くしたくないなぁ……。壊されたく、ないなぁ……。ねぇ、カレナ……」
 迫る使徒の群れ。それを、昏い眼差しが見つめる。
「そう言う訳だからさぁ……。ねぇ、君達……」
 軽やかに響く音。両手に翼の様に広がる、八本のダガー。
 ニコリと笑んで、与える言の葉は一つ。

「死んで、くれない?」

 光を得た深淵は、なお深く。揺れる笑みの下、毒鳥の嘴(はし)が妖しく光った。

 浄化師達を乗せた鵲は、昇っていく。追う使徒達を捨て残し、高く。高く。もっと、高く。視界の横を、龍の頭部が過ぎていく。攻撃に備えてペンタクルシールドを展開していたヴィオラが、それに気づいた。
「泣いてる……?」
 六つの頭部に光る、十二の目。その全てから、真っ赤な滴りが流れていた。まるで、鮮血に染まる涙の様に。
 隣を飛んでいたニコラが、言う。
「奴はベリアル化する為に、大量のアシッドを飲み込んだ。体内に充満するアシッドが、溢れ出ているのかもしれん」
「でも……あれは……」
 表情を曇らせるヴィオラを見て、ニコラは目を細める。
「余計な事は、考えるな」
「でも……」
「囚われれば、飲まれるぞ」
「……はい」
 頷く相方に頷き返すと、ニコラは舵を切る。自分が成すべき役目に向かって。
「気をつけて行け」
「ニコラさんも、無茶はしないで下さいね」
 そしてヴィオラもまた、舵を切る。割り切れない思いを、残したまま。

 龍の涙を見たのは、ヴィオラだけではない。
「彼女がベリアル化したのは、過去の人間の……」
 唇を噛みながら、ヨナは思う。贖罪などと、傲慢は言わない。けれど、せめて癒す事は。
「何か、方法は……」
 分からない。術も。この戦いの果てに待つ、結論も。
「ヨナ!」
 ベルトルドの声に、ハッと我に返る。瞬間、頬を掠める赤い閃光。いつの間にか、使徒達の攻撃範囲に入っていた。接近する機体。伸びた前脚に、灯る光刃。
「悩む事さえ、おこがましいと……」
 切りかかる使徒。赤熱する刃が、身体に触れようとした瞬間。激しい炸裂音が、宙を揺らす。腹に開いた大穴から煙を吹き、落ちていく使徒。見れば、真下から突き上げを見舞ったカレナが、『間に合ったぁ』と息を吐いていた。鵲を駆る姿は、ボロボロ。使徒の群れを、強引に突っ切ってきたらしい。その様に、目が覚める。そう。今は悩む時では、ない。
 放つ、ソーンケージ。限界まで収束させたそれ。カレナの脇をすり抜けて、背後の使徒二体をまとめて貫く。
「わあ、ビックリしたぁ」
「貴女達だけに押し付けていては、申し訳ないですね」
 目をパチクリさせているカレナに笑いかけると、鵲の首を巡らせる。
「少しでも引きつけて、落とします。サポートを」
「はーい!」
 少女らしい、無邪気な声。それがとても、尊く思えた。

「良かった……」
 遠目にヨナの無事を確かめたセシリアが、ホッと息をつく。使徒達が、彼女達を追う。『無理はしないで』と呟き、周囲を見回す。
 ヨナ達に誘われていく、使徒。周囲の敵の数が減っている。動くなら、今。
「リューイ……」
 呼びかけかけて、止まる。リューイが、龍を見ていた。龍が流す、涙を見ていた。
「……大きい、ね……」
 独りごちる様な、声。何かを感じて、寄り添う。
「凄く、大きい……」
「ええ……」
 頷く。
「子を奪われた、母の慟哭……。『ひと』への憎悪が、形を持ってしまったのね……」
「彼女も、人間(僕達)が……」
 少年の顔に滲む、苦悩。セシリアも、顔を曇らせる。
「だけど……止めないと……」
 振り絞る様な、声。黙って、頷くだけ。
 リューイが、振り払う様に鵲を駆る。遠ざかる背を、セシリアは見つめる。
「せめて、悲しみを受け止めましょう……。出来る事は、きっと……」
 投げかける様に囁いて、彼女もまた空を駆けた。

「アジ・ダハーカ……。神話の中の魔龍と、同じ名前……」
 カグヤの囁きに、ヴォルフラムが目を向ける。
「話の中の龍も、退治されなかった……。倒せずに、幽閉されてた……」
 まるで、今までの彼女の様に。
「でも、終末の時の後、退治される事が決まってる……」
 ギュッと、胸元を握り締める。絞り出す声が、悲しく揺れる。
「……私達は、終末の世に……居るという事、なのかな……?」
「……倒すのは難しく、でも退治される事が決まってる龍……か……」
 カグヤの話を刻み込む様に呟く、ヴォルフラム。そして、キッと前を向く。
「違うよ。カグちゃん」
「………?」
「今は、退治じゃない!」
 上げる声。呼応する様に、鵲が急降下を始める。猛り鳴る風の中で、ヴォルフラムは叫ぶ。
「解き放つんだ!」
 使徒達の攻撃を掻い潜り、向かう先は龍の首。六本の内の、一本。
「自分でベリアルになる程の悲しみ。きっと、消える事はないけれど……」
 迫る頭部。額に光る宝珠の色は、赤。
「もう、貴女達を狩ろうなんて人は、ほとんどいない!」
 構える斧に、黄土の光が灯る。
「だから、見て! 過去じゃなくて、今を! 未来を!!」
 見る見る大きくなる、宝珠。ヴォルフラムが、乱打暴擲を放とうとしたその時。
 龍が、吼えた。青色の宝珠を頂く首。遠く、高く。轟く慟哭。青一色に染まる、世界。
「ぐぅ!?」
 乱れる、動悸。急激に抜けていく、力。たまらず膝をつく、ヴォルフラム。揺らぐ鵲に、殺到する使徒達。
「駄目!」
 咄嗟に操作を代わるカグヤ。力を取り戻した鵲が、上を向く。急加速。追いすがる使徒を振り切り、熱線の射程外へ。
「しっかり、 ヴォル!」
「ああ、大丈夫……」
 荒い息をつきながら、微笑んで見せる。
「今のが、『支配(ルーラー)』……」
「はは……まるで、『虫の良い事言うな』って、ぶん殴られたみたいだよ……」
 力なく言う、ヴォルフラム。カグヤはただ、唇を噛み締めた。

 龍が吼える。呼びかけも。懇願も。懺悔さえも、拒絶する様に。輝く極彩。目まぐるしく、染まる世界。乱れる、理(ことわり)。まるで、今は亡き筈の想いの様に。
 龍は進む。絶えなき慟哭の果て。ただ。ただ。滅びだけを願って。

「は……はぁっ……」
 膝をついたリチェルカーレが、胸を押さえる。支配の苦しみに喘ぐ彼女を、シリウスは必死に守る。
「リチェ、大丈夫か!?」
 ようやく抜けた戦域。自分もボロボロになりながら、労わる。
「これが……あの女(ひと)の、心……」
 絶え絶えの息で、呟くリチェルカーレ。耳の中で反響する、慟哭。
「お母さん、だから……」
 苛むのは、支配とはまた別の痛み。
「苦しくて……悲しくて……私、達……が……人(私達)が……」
 責め立てる、残響。人の罪を。種の罪過を。延々と。炎々と。それでも――。
 スカートを、握りしめる。食いしばる。涙が、溢れない様に。心が、挫けない様に。
「……行けるか?」
 シリウスが、問う。優しく。でも、辛そうに。
「ええ、大丈夫……」
 儚い、けれど決意の返事。小さく、頷く。
 踵を返す、鵲。乱れ飛ぶ熱線と光刃を掻い潜り、頭の一つへ。見えたのは黄の宝珠と、それに向かって急降下する鳥影。
 ――クリストフ――。
 風切る刃に、紫の光が灯る。同時に、下で満ちる魔力の気配。紫の宝珠を頂く頭が、咆哮を上げようと口を開く。
「!」
 咄嗟に入るのは、禁符の陣の詠唱。隙を逃さず、襲いかかる使徒二体。一体の刃を、シリウスが受け止める。もう一体。刃を振り上げた所で、飛来したダガーに急所を穿たれる。
「お願い!」
 飛ばす陣。付与された性は、陽。紫の宝玉、性は陰。倍加する力。絡まる枷。頭の動きが鈍る。襲いかかる、反動。必死に耐える。
 クリストフが、吼える。ソードバニッシュ。付加された力は、陰。全力で、叩き込む。一瞬、眩く輝く黄の宝珠。それが、最期。光はゆっくりと輝きを失い、消えた。

「……なかなかシンドイ、ね……。これ……」
「ドクター、私の後ろに」
 胸を押さえて息を吐くレオノルに、呼びかけるショーン。使徒の猛攻の中、応戦に手一杯。震える身を、抱き上げる事もままならない。
「全く……。憎悪で心臓を鷲掴みにされたみたいだよ……」
 言いながら放つ、ロックバーン。直撃を受けた使徒が、落ちる。
「そんな心、もうない筈なんだけどね……」
 弱々しく笑う彼女。『無理をしては……』と言うショーンの腕を借りて、立ち上がる。
「皆、頑張ってる。もちろん、君も。休んでいる訳には、いかないよ……」
 ふらつきながら、龍を見下ろす。
「何で、昔の人は彼女に関するモノを焚書してしまったんだろう……。こんな時に備えるために、必要なのに……」
 青い瞳が揺れる。何かに、苛立つ様に。
「……それに、浄化されたら、彼女はどうなるんだろう……?」
 譫言の様に、紡ぐ言葉。誰に、向けたモノか。
「寂しく……ないかな……? まだ仲間は、いるのかな……?」
 彼女らしくはない、迷い。ショーンが、ゆっくりと口を開く。
「ドクター。私は、思います」
「……?」
「……凶行に及んだ人間達を愚かだと、一笑には付せません。当時の人間には、当時の人間なりの価値観がありました。まして、ラグナロクの最中。生と死が隣り合う中で、やまれぬ事情もあった筈です」
「………」
「ですが」
 見上げる瞳。飛び交う使徒を迎撃しながら、続ける。
「それが彼女の悲しみを齎した事は、受け止めなければいけません。二度と、こんな惨劇が起きぬよう、戒める事。それが……」
 真っ直ぐに見据え、放つ銃弾。四方に飛んだそれが、複数の使徒を撃ち抜く。硝煙の上がる銃口を下ろし、言葉を結ぶ。
「今に生きる、私達の役目かと……」
「………」
 見上げていたレオノルの表情が、フッと緩む。
「やれやれ。『負うた子に教えられ』とは、よく言ったものだよ」
「すいません。口が過ぎました」
「いや、ありがとう。お陰で、目が覚めた」
 かざす手。浮かぶ、複数の青い魔方陣。
「君の意見に、賛同するよ。そして、それを成すには……」
 合わせる、照準。狙うのは、マッピングファイアによって一掃された空間の向こう。黄土の、宝珠。
「私達は、生きなきゃならない。絶対に!」
 放たれる、無数のアクアエッジ。周囲の使徒を巻き込みながら飛んだそれが、宝珠へと突き刺さる。
「ごめんね。でも、譲る事は出来ないんだ……」
 見つめる視線。宝珠の光が、眠る様に消えた。

「はぁっ!!」
 気迫と共に放たれた爆裂斬が、龍の目で爆ぜる。生物にとって、最大の弱点の一つ。流石の巨体も、ビクリと震える。
「ラス! 今だ!」
 返す手で使徒を弾きながら、ベルトルドが叫ぶ。声を受けたラスが、斧を振り上げる。灯る魔力は、火。全てを込めて振り下ろす先は、緑の宝珠。
 乱打暴擲。
 弾ける魔力。光が、失せる。
「これで三つ!!」
「動きは!?」
「駄目です! まだ、止まりません!」
 援護をしながら上空を旋回していたアリシア。彼女の言葉に、ラスとベルトルドは歯噛みする。
「やっぱり、全ての宝珠を潰さないと……」
「行けるか? ラス」
「アンタ程、自在には行かないが……」
 龍の身体の上。鵲を撃墜されて落ちたラスと、自ら降りて走る事を選んだベルトルド。受けたダメージには当然、差がある。
「オレは何とかなる。アンタは、他の宝珠を」
 ラスの言葉にベルトルドが頷こうとした、その時。
 悲鳴が、聞こえた。
 振り仰げば、空に広がる爆炎。綺羅々と輝く琥珀の破片と共に落ちていく、ヨナの姿。
「あの馬鹿!」
 舌打ちし、跳躍するベルトルド。空中でヨナを抱き止めると、そのまま共に落ちていく。見る見る迫る、地面。すれすれの所で、追ってきた鵲が受け止める。
「お前!」
 怒鳴ろうと見下ろせば、微笑むヨナの顔。
「信じて、いたので」
 その言葉に、ベルトルドはハァと溜息をついた。

「ああ、良かったぁ」
 上空では、ヨナの無事を確認したカレナが青息を吐いていた。冷や汗を拭い、皆の援護に戻ろうとした時。
「!」
 ハッと上を見る。昏い空と、遠く輝く明けの明星。何も、ない。誰も、いない。けれど。
「……これって……『アイツ』の……」
 呟く声は、微かに震えていた。

「このぉ!!」
 叩きつける刃。赤い宝珠の輝きが、消える。
「くそ! 止まらない! 吼えるの、ウザったい! それに……」
 荒い息を吐きながら、毒づくラニ。その背に、赤い光。
「危ない!」
 展開したペンタクルシールドが、熱線を弾く。返す手で放たれたワンダリングワンドが、使徒を落とした。
「サンキュ」
 降りてきたセシリアに礼を言うラニ。鵲を落とされたラニは、彼女の援護を受けながら宝珠までたどり着いていた。しかし。
「にしても……」
「はい……」
 見回す二人。取り囲む使徒の密度が、高くなっていた。相当数を落としたとは言え、残数はまだ200体以上。それが、残った宝珠を守る様に集結している。
 幾重にも並んだ使徒のコアが、赤く光る。二人に集中する、照準光。
「……ヤバくない? コレ……」
「ですね……」
 二人の言葉を肯定する様に、熱線が掃射されようとしたその時。
 遠くの方で、何かが白い帯を引いて打ち上げられた。一拍の間をおいて破裂音が響き、キラキラと光る粒子が辺り一面に降ってくる。
「ん?」
 整然と並んでいた照準が、乱れる。光だけではない。使徒達自身も、混乱する様に迷走を始めていた。
「な、なになに!?」
「これは……『魔力チャフ』!?」
 粒子を手に取ったセシリアが、声を上げる。
 『魔力チャフ』。魔力を装填したデコイを広範囲にばら撒き、探知系の能力を攪乱する軍事兵器。
「という事は……」
 巡らせたセシリアの視界に、龍の破壊領域から離れた場所を並走する騎馬隊が映る。
「ノルウェンディ国軍!」
 応える様に、雄々しい時の声が響いた。

「来てくれたんだね! すまない!」
 戦域を離れ、隊に近づいたクリストフ。先頭を走る隊長騎に声をかける。
「礼を言うはこちらの方! 民の為の尽力、感謝する!」
 走りながら応じる隊長。けれど、その表情に余裕はない。
「だが、時間がない! 最初の村は、すぐそこ!」
「!」
 ハッと前を見るクリストフ。彼の視界に小さく、集落らしきモノが映る。
「住民の避難が完了していない! 病や老いで動けぬ者もいる! 何としても、到達する前に龍(ヤツ)を止めてくれ!」
「使徒は俺達が攪乱する! どうか!」
「浄化師(貴方)達にしか出来ない! 娘がいるんだ!」
 口々に叫ぶ兵士達。彼らに向かって頷くと、クリストフは鵲の舵を切った。

 次々と上がる白煙。降り注ぐチャフが、センサーを狂わせる。統率を失う使徒をすり抜け、接近する鵲。
「ヴォル!」
「ああ!」
 掲げる斧。金色に輝く刃を、力いっぱい紫の宝珠に叩きつけた。
「陰気! 落とした!」
「後、一つだ!!」
 叫ぶカグヤと、ヴォルフラム。残るは、水気の宝珠。

「これが、最後か!?」
 鵲から飛び降りたニコラとリューイが、青の宝珠へ駆け寄る。
「急いでください! もう、村が!!」
 脇に付けた鵲の上から、ヴィオラが叫ぶ。
「よし!」
 ニコラが斧を構えたその時、一機の使徒が突進してきた。身軽なリューイは咄嗟にかわすものの、攻撃の体勢に入っていたニコラは間に合わない。
「うぉお!?」
 真正面からぶつかられ、そのまま空中へと押し出される。
「ニコラさん!」
 一瞬、躊躇するヴィオラ。リューイが、叫ぶ。
「行ってください! これは、僕が!!」
「……お願い!」
 そう言って、ヴィオラは落ちるニコラを追う。残されたリューイ。剣を構えて、宝珠を見る。
「これさえ、撃てば……」
 一瞬脳裏を過るのは、涙を流す龍の姿。振り払う様に、頭を振る。
「止めるんだ! それが、僕の役目なんだから!」
 言い聞かす言葉。柄を握り締め、振り上げる。

 ――瞬間、周囲の温度が引く様に下がった――。

「あら? やっちゃいますの? 坊や」
 背後から、響いた声。聞き覚えのあるそれに、リューイの身体が固まる。
「でも、それは正しい事なのかしら?」
 ゆっくりと、近づく気配。血の気が引く。肌が、泡立つ。
「知っているのではなくて? この子が、何でこうなったのか」
 冷たい吐息が、耳朶に当たる。枯れた華の香気。甘い。死を、思わせる程に。
「そうですのよ。人(貴方)達が堕としたの。この子の、たった一人の……」
 伸びてくる、白い手。優しく頬を、愛撫する。

「息子を殺して」

 心臓が、跳ねる。斬り込む様な、痛みと共に。
「突き刺して。引きずり倒して。止めを刺せないから、生きたまま切り刻んで」
 触れる肌は、冷たい。まるで、屍人のそれの様に。
「それを全部、この子の前でやったんですの。結界で動けない、この子の前で」
 悍ましい、真実。知らなかった。知りたくなかった。
「ねえ、お優しい坊や。どう思う? どう、感じる?」
 意識が染まる。昏く。何処までも、昏く。
「正義はどっち? 悪魔は、どっち?」
 震える身体。頬を流れる、雫。
「どうすればいい? 刻まれた絶望。眠れない夜。痛い、傷。どうやって、癒せばいい?」
 分かる。分かってしまう。痛みも。悲しみも。答え、さえも。
「選びなさいな。坊や」
 笑む、気配。
「癒されるべきは、誰? 救われるべきは、誰? 罰せられるべきは、誰?」
 とても、優しく。とても、冷酷に。
「全ては貴方の、思い次第」
 伸し掛る。小さな肩に。闇が。罪が。絶望が。
「選びなさい。全てを賭けて、選びなさい」
 突きつける。あまりにも残酷な、選択。
「さあ」
 答えなんて、一つしかないのに。
「滅びるべきは、誰?」
 抜ける力。枯れる、心。剣が、落ちる。
 氷割れた闇が、ケタケタと笑った。

「村が! 間に合わない!!」
「ちくしょう! どうなってるんだ!?」
 叫ぶ皆の行く手を、無数の使徒が阻む。響き渡る慟哭。疲れ果てた身体を、打ちのめす。
「止まって! お願い、止まって!!」
 光の失せた宝玉。縋り付く様に、アリシアが叫ぶ。
「違うんです! あの人達は……あそこにいる人達は違うんです! 貴女の仇では……子供を殺した人達じゃないんです!」
 願いは、届かない。届くべき、場所もない。
「分かって! お願いだから! それを知る貴女が、同じ悲しみを増やさないで!」
 龍は進む。想いも。悲しみも。憎悪すらも。代価に捧げ。空っぽの、慟哭だけを纏って。
「駄目ぇ!!」
 願いは虚しく、虚空に散る。村はもう、目の前。

 吼える衝撃が、リューイの意識を呼び戻した。振り返った先。そこには、風になびく赤いポニーテール。構えられた鉄杭が、ガシャンと唸る。
「いい所でしたのに。いけない娘ですの」
 遊びを邪魔された子供の様な顔で、最操のコッペリアは笑う。
「うっさい! ボクの友達を、誑かすな!」
 子犬の様に牙をむくカレナ。その姿を、リューイは呆然と見守る。
「誑かすなんて、心外ですの。わたくしは、正しい道を示そうとしただけ……」
「それが余計な事だって言ってるんだ! この、ロリババア!」
「ロリ……!?」
 ピシリと固まるコッペリア。その隙に、カレナは呼びかける。
「リューイ君、聞いて。上手く言えないし、そんな暇もないけど、ちょっとだけ」
 振り向く事はしない。眼前の魔性を見据えたまま、少女は紡ぐ。
「正しい事なんて、分からない。君もだし、ボクだってそう。色々間違えたし、これからも間違える」
 凛と響く声。爛れた心が、微かに揺れる。
「でもね、確かな事はある。君は、君達は、助けてくれた。ボクを。ボクのセルシアを。だから、ボク達は生きてる。生きて、こうして大事な君達を守れてる。それだけは、確かな事」
 風が吹く。髪が舞う。まるで、戦乙女の翼の様に。
「ボクは決めたんだ。君達が救ってくれたこの命で、今度は君達を、沢山の人を守ろうって。そして、それはきっとこれまで君が救ってきた人達も同じ」
 光が射す。遠く、山峯の果てから。
「沢山の間違いの中で、ほんのちょっとの奇跡を繋いでいける。それだけで、いい。許されないかもしれない。いつか、罰を受けるかも知れない。けど、それでも……」
 カレナが、こちらを向いた。少しだけ。光の中で。

「掴める奇跡だけは、諦めちゃ駄目だから」

 少年と、同い年の筈の微笑みは、とても。とても――。

「むきゃー!!」
 怒号と共に、青白い焔柱が吹き上がる。叩きつける氷風。冷気と憤怒を纏ったコッペリアが、爛々と目を光らせる。
「言うに事欠いてロリババアとは……! 子羊と言えども、許せないですの!」
「だってアンタ、そんな形してボクらよりずっと年上じゃんか! ババアじゃん!」
「まだ言うかー!!」
「ふーんだ! ババー! ババー! 大年増―!!」
 ヒクヒクと絶句するコッペリア。言葉の暴力は、こんな巨悪にも有効らしい。
「……コ・ロ・ス……」
 キレました。キレますよね。
 コッペリアが、吹き荒ぶ蒼炎を放つ。周囲の大気を凍てつかせながら迫るそれは、さながら終末の浄火。
「それが……」
 身をかわすカレナ。そのまま、宙に身を躍らせる。
「む!?」
「カレナさん!?」
「こっちの思う壺!!」
 瞬間、射出されるパイルバンカーの鉄杭。長い鎖を引いて飛んだそれが、コッペリアの身体を巻き取る。
「あ、あら? ですの」
 不意をつかれたコッペリア。そのまま、落ちるカレナに引っ張られて宙に踊る。
「あーれー!?」
「カレナさん!!」
 駆け寄る、リューイ。コッペリア諸共落ちていくカレナが、精一杯の声で呼びかける。
「前を見て! 答えはきっと、そこにあるから!」
「!」
 弾かれる様に、前を向く。あったのは、間近に迫った村の光景。そして――。

 ――赤ん坊を抱き、崩れ落ちた母親。そして、彼女達を守ろうと、両手を広げる少女の姿――。

 高鳴る、鼓動。声が、響く。優しい、微笑みと共に。
 そう。役目なんかじゃない。ただ、この手で――。
 もう、迷いはなかった。

 爆ぜる魔力光。
 衝撃が、龍の身体を突き抜ける。
 ハッと顔を上げる皆。軋む龍が、六つの頭全てが、慟哭を上げる。まるで、最期の抵抗の様に。
 乱れ狂う、理(ことわり)。支配に押しつぶされ、崩れ落ちる皆の前。迷走していた使徒達のコアが輝く。無数の照準が向けられるのは、村。見える、全ての人々。白の天兵が継ぐは、あまりにも悲しい、彼女の意思。
 ――せめて、一人でも――。
 動けない浄化師達の前で、幾条もの無情の業火が放たれる。
 けれど。
 それよりも速く閃いた、一筋の閃光。不規則な起動を描いたそれが、一瞬で全ての使徒のコアを貫く。巻き起こる無数の爆炎。紅く染まる明星の向こうに、人々は見た。
 空に浮く、八つ足の黒馬。そして、それを駆る銀鎧の戦士の姿を。
「……オーディン……」
 呟かれた言葉は、誰のものか。
 堕ちゆく炎塊。白みゆく、空。その中で、全ては夢の如くに消えた。

 ――午前6時27分。アジ・ダハーカ、停止――。




 尚その頃、動かなくなった龍の首にて。
「ア・ン・タ・は~! 何処まで面倒かけたら、気が済むのよ~!!」
「ア、アハハハハ……」
 必死のセシリアに支えられて、身を乗り出したラニ。その手に足を掴まれてぶら下がるのは、ボロボロの体(てい)のカレナ。カッコつけた手前、非常にバツが悪い。
 額に青筋浮かべたラニが、がなる。
「お礼!! スペシャルDXウルトラロイヤルタピオカミルクティーLLサイズ!! 人数分、追加ぁ!!」
「ふ、ふみゃあぁあ~~~!!」
「いいから、早く上がって~!!」

 朝焼けの空に、三者三様の声が響いた。


慟哭の鎮魂歌
(執筆:土斑猫 GM)



*** 活躍者 ***


該当者なし




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2019/12/03-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[42] リチェルカーレ・リモージュ 2019/12/13-22:00

仮プラン、なんとか提出しました。
左右のチーム分けと、鵲からはもし落ちたら助け合って、地上へだけは落ちないように。
担当宝珠をまず狙う事、使徒は回避をしていくこと。
抜けがないといいんですが、このあたりをプランにしてあります。
あ、レオノル先生。シリウスが「土の引きつけは自分がするので、ドクターは攻撃に専念を」と言っています。

鵲、かささぎ…。七夕で織姫彦星を助けてくれる鳥ですよね。
シリウス:…?(なんだそれ、という顔をした)  
 

[41] クリストフ・フォンシラー 2019/12/13-21:24

属性は上手く分かれたかな?
ニコラとヨナちゃんは陽担当ありがとう。よろしく頼むね。
俺ももし陰が早めに終われば応援に行くよ。

ああ、あと、転送して貰うときの左右分け。
ニコラの纏めを借りて…っと。

右:ヨナ・ベルトルド、クリストフ・アリシア、リューイ・セシリア、ラニ・ラス
左:リチェルカーレ・シリウス、ショーン・レオノル、ニコラ・ヴィオラ

って状態なんだけど。
ヴォルフラムとカグヤちゃんは何も言ってなかったんで、必然的に左だね。
もう時間も無いし、これで決定でよろしく!  
 

[40] レオノル・ペリエ 2019/12/13-21:05

うん。とりあえず私はまず水で攻めるねっ。
速攻でカタを付けられるよう頑張るよ!

……あとカササギから滑り落ちない様に頑張る。
ショーン「そういえばカササギってどんな鳥なんですか……?」
カラスの仲間だったと思う。部分的に白いカラス。可愛いよ。  
 

[39] リューイ・ウィンダリア 2019/12/13-20:41

返事が遅れてすみません。
優先で狙う属性はクリストフさんの上げてくれたもので。
僕もセラも、担当属性の頭を狙う時には引きつけや支援優先で動きます。
鶴はひとりずつ、近くの仲間が撃墜されたら助けるとしています。
全属性対応できる狂信者さんと、回復のできる陰陽師さんは素早く動けるよう、僕ももしもの場合は龍に飛び移りますね。  
 

[38] カグヤ・ミツルギ 2019/12/12-23:47

相生…水は土を押し流し、土は火を覆い消し、火は木を燃やし、木は水を吸い己の糧とする。
陽と陰は表裏一体である。
と、考えると覚えやすい、かも……なんか本来の意味で言う相生と相剋が混ざってる気がするけど。

とりあえず、ヴォルは火へ攻撃メイン。…陰か陽かどちらか付与してもらって行ければそちらも、と言う感じ、かしら。

私は、最初のまま、天恩天賜(水付与)で回復メインで動いて、
行けたら小咒で木を攻撃か、天恩天賜で土を攻撃(?)、かな。  
 

[37] ヨナ・ミューエ 2019/12/12-00:49

属性はちょっとおかしいくらい混乱してたみたいで。説明ありがとうございます。
早めにエントランスでの回答があったのも助かりました。
陽と陰の言い方はそうですね、気を付けます。

それでええと、陽(陰)属性がいなくなっちゃっいましたか。
私はどこにしようか決めかねてましたし、それでは陽属性メインで行きますね。

飛行ユニットの鶴は、一人ずつで乗るつもりですが、
ベルトルドさんが「撃墜される前に龍に飛び乗るのもアリじゃないか?」というような話をしてますね。
多分鶴を極力キープしておきたいんだと思います。  
 

[36] アリシア・ムーンライト 2019/12/11-23:27

あ、はい。
私は、鬼門封印と、天恩天賜3と、慈救咒と、禹歩七星を、持っていきます……
えと、鬼門封印に、陰属性を、付与して貰って……
回復中心に行動して、余裕があれば、火(木)か、陰(陽)へ応援に、行くようにします……  
 

[35] リチェルカーレ・リモージュ 2019/12/11-23:08

相剋関係が全くわかっていなかったわたしです。
ヨナさん、クリスさんは解説をありがとうございます。
そして光、闇と率先して間違えていました、ごめんなさい…。
えっと、シリウスはクリスさんが纏めにかいてくれた水(土)を最初に。
ソードバニッシュは陽(陰)でいくつもりだけども、全体のバランスがあれば違うものでもと言っています。
わたしはシアちゃんと同じく、回復メインで余裕があれば火(木)か土(火)になるかしら。
ヨナさん、お返事ありがとうございます。どの程度効くかわかりませんが、禁符の陣を持っていってみますね。
シアちゃん、よければ鬼門封印をお願いしてもいいですか?ふたつ速度を落とすスキルがあった方が安心かしらと。
スケール5並なのは「破壊力と防御力」なので、魔法防御はスケール2クラスだといいなと…(声が小さく)。  
 

[34] ニコラ・トロワ 2019/12/11-22:36

闇では無い、陰だな。失礼した。  
 

[33] ニコラ・トロワ 2019/12/11-22:33

ああ、確かに陽がいなくなったな。
了解した、それでは私は陽を中心に使うとしよう。
では闇を狙いに行けば良いのだな。
ヴィオラには土を狙いに行くように言っておく。  
 

[32] クリストフ・フォンシラー 2019/12/11-22:24

メインでどれにするかと言う話を纏めてみたんだけど、
とりあえず陰陽師のリチェちゃん、カグヤちゃん、アリシアの3人は抜いてある。
あと5属性を持って行くと言ってるヨナちゃんも抜いて書いたんだけど。

スキルの属性の右の( )は『狙う属性』だよ。
まあ使う属性を宣言すればいいみたいだから、参考程度に。

  火(木):ラス、ベルトルド
  木(水):ニコラ、ヴィオラ、リューイ
  水(土):シリウス、セシリア、レオノル
  土(火):ヴォルフラム:ラニ
  陽(陰):
  陰(陽):クリストフ、ショーン

見事に陽がいなくなったよ(笑)
だからヨナちゃんにはできれば陽をメインにしてもらいたいんだけどどうかな。
あと、木か水から誰か……ニコラは陽でどうだろう?
あ、ヨナちゃんが陰メインの方が良ければ俺が陽に行くから言ってね。


>ヨナちゃん
学院の相克関係の図、あれ分かりにくいんだけど、たぶん矢印の見方が逆なんじゃないかな。
火から土への青矢印(相剋)が「火が大きくて土が小さい」状態だから、ヨナちゃんは「火が強くて土が弱い」と取って疑問に思ったんだよね?
でもあれ、おそらく「火から土への攻撃は威力が小さくなる」って意味で土の方が小さくなってるんだと思う。
すっごい分かりにくいけどね。もうちょっと分かりやすい書き方無かったんだろうか、あれ(苦笑)

>陰と陽、闇と光
ごめん、細かい事なんだけど少し気になったもんだから。
何人か「闇、光」って言ってるんだけど、属性の名称は陰と陽なんで、できれば間違わないように気をつけた方が良くないかなあ、と。
まあ司る力は闇と光なんだから間違ってるわけでもないし、分かるんだけど……細かくてごめんね。  
 

[31] ヨナ・ミューエ 2019/12/11-22:03

エントランスで回答して頂けたので貼っておきますね。【支配】の効果も同じだそうです。

強・火気⇒木気・弱
  木気⇒水気
  水気⇒土気
  土気⇒火気
  陽気⇒陰気
  陰気⇒陽気

どう書こうか迷っていましたが、【自分の属性】をはっきり書く、で良さそうなので、
1つ前の属性の話はややこしくなる原因になりそうですし忘れてください。  
 

[30] ヨナ・ミューエ 2019/12/11-19:24

エントランス情報の纏めと属性の纏めありがとうございます。
同じ方面から向かう方、よろしくお願いしますね。禹歩七星も有難いです。

禁符の陣は龍全体を止めるのは難しいかもしれませんけども、
一つの首の一瞬だけでも止められるのなら、コアを破壊するチャンスに繋がると思います。

ん…。よく考えれば、火気は陰陽師の方が多く回復にまわる場合もあり、
単純火力としてベルトルドさんはそちらに回った方がバランスが良さそうなので、属性付与は闇→炎に変更させてください。
ややこしくしてすみません。

各自狙う属性は決めておいた方が確かに良さそうですね。
ベルトルドさんが扱う火気、の相克属性のだと土気、になるんですがそれだと威力が下がります、よね…?
相生属性の表記ミスと取っていいでしょうか?
【学院】>【魔術について】の項目からひっぱって纏めてみたので、勘違いしてる部分があれば指摘して頂ければ。
割と自信がないです。

方陣相生(矢印に対して威力が上がる)

火→木→水→土→火  光⇔闇

方陣相克(矢印に対して威力が下がる)

火→土→水→木→火  
 

[29] ラニ・シェルロワ 2019/12/11-18:13

レオノルさんまとめありがとう!
増えたり減ったりややこしいけど、ようはシンプルになったって事でいいのよね

えーと、それじゃあたしたちは右に行こうかしら
あたしは土メイン、ラスは火メインでいきましょう
どっちも前衛だし、一人ずつ乗らせてもらうわね  
 

[28] クリストフ・フォンシラー 2019/12/10-23:38

うん、リューイ、よろしく頼むよ。

とりあえず属性の宣言があった人の分をリチェちゃんが纏めてくれてたのを借りつつ、ざっと書いてみたよ。

土:ヴォルフラム、ラニ、リチェ、レオノル、ヨナ
火:カグヤ、ラス、アリシア、リチェ、
水:シリウス、セシリア、カグヤ、レオノル、ヨナ
木:ニコラ、ヴィオラ、リューイ、ヨナ
陽:ベルトルド、クリストフ、リチェ、シリウス、ニコラ、ヨナ
陰:クリストフ、アリシア、ショーン、ベルトルド、ヨナ

元々の属性があるスキルの分と付与して貰う分が混ざってるので同じ人の名前が何度か出てるけど、そこは気にせず。
ただまあ、各自どこをメインで行くかは決めといた方がいいと思うんだよなあ。
じゃないとどこかが疎かになりそうで怖い。
なので、俺は先に言ってたとおり、陰をメインに狙いに行く。
アリシアは基本的に回復に回るけど、余裕がありそうなら陰か火に行くようにするみたいだよ。  
 

[27] リューイ・ウィンダリア 2019/12/10-23:24

二コラさん、配置の提案と纏めをありがとうございます。
僕たちは右側から突入ですね。
ヨナさん、ベルトルドさん、クリストフさん、アリシアさん、よろしくお願いします。
戦踏乱舞で多少ですが味方の攻撃力を上げることができます。
時間的に全員は難しそうですが、左側からいく方にはかけるつもりです。
 
 

[26] リチェルカーレ・リモージュ 2019/12/09-23:43

レオノル先生、情報の纏めをありがとうございます。
わかりやすくて助かります。

左右への分かれ方の案も、上がっているもので大丈夫です。
ええと、では、左側のメンバーへの禹歩七星はわたしが担当するといいでしょうか?
浄化結界の用意がいるかと思いましたが、竜からのBS効果が消えたので大丈夫そうです、ね。
鬼門封印の代わりに禁符の陣を持っていけば、上手くいけば動きを止められるかも…と思ったのですが。大きさが大きさですし、竜全体を止めるのは依頼難易度的に難しそうですね。首だけでも止める可能性にかけてこちらにしようか、考え中です。  
 

[25] レオノル・ペリエ 2019/12/09-23:27

ニコ、まとめありがとー!!
私達は左でいいよ。
二人共中・遠距離職だしね。飛行ユニットにはショーンと二人で乗るつもり。

とりあえず今までの情報をまとめると
ヨハネの使徒『パラサイト・レギオン』は素早い地空稼働型で武器・防具破壊効果は無し

援軍の対使徒囮効果は無く、敵の射程に入った場合は同確率で対象になる

『琥珀の鵲』を身代わりにすることは可能。
撃墜された場合は龍の身体を歩いて移動することが可能。

こんな感じかな?あってる?  
 

[24] ヴォルフラム・マカミ 2019/12/09-23:24

あぁ、ごめん!
アライブスキルに一つに属性付与、
もしそのアライブスキルが属性元々もってたら、後付けの方に変更される、のか!

み、見づらいよぅ…

えぇとそれなら、カグちゃんは小咒と天恩天賜もってくって。
で、天恩天賜に水属性付けてもらうみたい。

僕どうしようかな…土属性の乱打暴擲は持って行くとして…もう一つ
…現状少ないのってどれかな…?
 
 

[23] クリストフ・フォンシラー 2019/12/09-23:13

琥珀姫の属性変更は「アライブスキル」の一つに付与されるみたいだから、
カグヤちゃんが小咒を持っていって、それに水属性を付与して下さいって言ったら
その小咒の火属性はなくなって水属性になる、そう言う事だろ。
合ってると思うよ。

だから小咒を火属性のままにしておきたければ、属性変更するのは二つ目のスキルにしたらいいんじゃないのかな。
陰陽師のスキルは攻撃スキル以外は属性ないしね。
ヴォルフラム達、レベル的に二つ目のスキル持って行けるだろ?  
 

[22] ヴォルフラム・マカミ 2019/12/09-22:52

情報の後出しって困るからしないで欲しいってのが本音かなぁ…

えぇと??
エントランスでヨナちゃんが質問してくれてるけど
琥珀姫がしてくれる属性付与は
例えば、自前で火属性の魔術もっていくとしたら、付与してもらう属性が水だった場合、
元の火属性はなくなって水属性に変更されちゃうみたい?
合ってる??  
 

[21] ニコラ・トロワ 2019/12/09-21:55

ふむ。追加で出てきた仕様がほぼ無くなった形か。
正直、助かったな。
あまりにも敵が強すぎて、この人数では失敗するヴィジョンしか見えなかった。
まあ追加分が無くなったと言っても敵がかなり強い事には変わりはないので油断はせずに、か。

落下した場合、近くにいる者が引き上げるのには賛成だ。
もし2人乗りでは効率が悪いなら、上の方に行ってから降ろしてやればいいと思う。

狂信者の2人は分かれた方が良いのではと私も思う。
そうすると必然的に、リチェルカーレとレオノル女史は左、と言う事になるか。
私達とリューイの所は特にどちらでも問題は無さそうだが、ついでに私達も左にしておこう。
リューイ、右でいいだろうか?

右:ヨナ・ベルトルド、クリストフ・アリシア、リューイ・セシリア
左:リチェルカーレ・シリウス、ショーン・レオノル、ニコラ・ヴィオラ

今のところ、こんな感じか。  
 

[20] リューイ・ウィンダリア 2019/12/09-20:19

あ、竜は触っても大丈夫になったんですね。よかった。
地面に落ちると即死要素が跳ね上がるのでどうしようかと思っていました。
鶴はクリスさんの言うように、ひとり一台、誰かが落ちたら近くにいる人が引き上げて…とすれば、支配の影響も多少減らせます、でしょうか?

シールドの関係でヴィオラさんとセラが分かれてというのでよいと思います。
あとは、狂信者のヨナさんとレオノルさんも分かれてもらうと、どちら側も属性の漏れが少なくなるのかな、と思ったのですが…(自信なさげに首をかしげた)  
 

[19] クリストフ・フォンシラー 2019/12/09-17:49

落下関連、援軍の囮効果、使徒の武器防具破壊効果が撤廃されるそうだよ。
(エントランスの情報追加の貼り紙を眺めつつ)

まあ、何か疑問が出た時に返事をして貰えるのは有難かったんだけど、相談中に追加情報出されるよりは、
先に纏めて教えておいて欲しいなあとは俺も思ってたから、今後は違う形で情報が出されるようになるといいね。

となると、まあ落下してしまった場合は龍の身体を駆け上っていけば何とかなるのかな。
近くを誰かが飛んでたら、拾って貰うと言う手もあるかもしれないけど。
あれ、2人乗りみたいだしね。

俺達は(アリシアをチラッと見て)最初2人で乗った方がと思ったんだけど、
俺は近接攻撃でしか攻撃たたき込めないし、アリシアは回復に回る必要があるから
一緒に乗ってると効率悪いんだよな。
彼女が頑張って1人で乗ると言ってるので、信じてバラバラに乗る事にしたよ。

あ、少しでも乗り込みやすくするために、みんなに禹歩七星を掛けたいそうなんだけどいいかな?
速力あがってれば鵲に速度負けしないんじゃって、気休め程度かもだけど。

転送されるのが二手に分かれると言う事なら、現場ですぐ合流できる樽にしても、
最初はリチェちゃん達とは一応別チームになった方がいいかな?
現場の状況見たらどっちでも変わらなさそうだしどっちでもいいんだけど……
レベルが高くて素早いのが、ヨナちゃんのとことリチェちゃんのとこだから、そこが二手に分かれるようにと言う事で、俺達も右にしとこうかな。  
 

[18] ヨナ・ミューエ 2019/12/09-16:03

ヨハネの使徒はカレナさん達や援軍に任せるのが良さそうですか。
倒すことに拘らずとも、コアへの攻撃の際うまく誘導して遠ざけて貰うだけでも助かります。

属性は、私は火気以外の5属性、ベルトルドさんは闇を付与して頂こうかと。
右チームにカレナさん、左チームにセルシアさんが分かれてくれるそうなので、
私達は4組ずつに分かれればよさそうですね。
拘りは特にありませんが、私達は右チームに向かいますね。

飛行ユニットはカレナさんセルシアさんも合わせて一人一台で、予備が二台。
帰還を考えると身代わりに出来るのは半分ほど。無駄にはできませんね。
うぅん…、コアから遠い地面への落下はなるべく避けて、一時的に龍の体を足場にする方が選択肢としては多少まし、な気がします。
よじ登ったりするのは、成せば成る精神でいれば行けるかなと思います。根拠はないですけど。  
 

[17] ラニ・シェルロワ 2019/12/09-00:20

(ぶすーっとした顔で追加情報を眺めて)
ガラクタ野郎ども相手の囮ねぇ……あの二人や援軍が頑張るからさっさと宝珠ぶっ壊せってこと?
……まぁいいわ、あの人たちを信じましょう。
そのかわりじゃないけど、全力で壊しに行かないとね!

落っこちるとかユニットの数で思い出したんだけど、これ最大二人乗りなのよね。
みんな乗る人数どう考えてた?属性とか宝珠のこと考えたらばらけた方がいいだろうし、一人乗りの方が確実かしら。
二人乗りだと数の節約ができるけど、撃墜された時にまとめて落っこちる事になるのよねー…
地面は論外として、体に落ちたらよじ登って目指せって言うけど…そもそもよじ登れんのアレ?
念のためにフックのついたロープとか持っていくべきなのかしらこれ…うー…(頭ぐるぐる  
 

[16] レオノル・ペリエ 2019/12/08-22:40

うっわー。すっごい情報増えてる……
いくら時間経過によって情報が更新されるとはいえ、教団もさ、優秀ならこんな情報小出しにしないでほしいよね……。
こっちも議論にタイムリミットがあるんだし、状況が二転三転すると議題も二転三転せざるを得ないんだし、そもそもみんながみんな時間取れるわけじゃあないしさ。
ただでさえ課題が多いと行動が漠然としやすいのに、議論で絞れないと更に漠然としちゃうよ。

あと250体のヨハネの使徒が雑魚じゃあないのがすっごく引っかかるよね……。
結局移動ユニットでガン無視して突っ張っていいってことなんだろうけど、落ちた時のリスクも考えておけって事でしょ?
……更に行動に余裕がなくなるなぁ(´・ω・`)

あ、で、属性なんだけど。
ショーンに陰の属性付与、私は水と土の魔法を装備してくよ。
あーあー。魔法に付与するのもちょっときついなぁ(´・ω・`)
通常攻撃に属性が乗ればもうちょっと話が変わってくると思うんだけど……。  
 

[15] ニコラ・トロワ 2019/12/08-22:11

(顰めっ面で額を抑え)
何と言うか……相談をしてる間に次々と追加情報が出てきて理解が追いつかないな。

リチェルカーレは纏めを感謝する。
属性を複数用意するのは一つの属性が封じられた時に他へ攻撃できると言う意味では有効だと思う。
一応メインは決めておいた方がいいとは思うが。

ヨハネの使徒は、既に意見が出ているが放置と言うと語弊があるが相手をしないと言うのに賛同する。
「雑魚ではない」強い使徒、しかも250体もいる物に構っていては、メインが疎かになる。
そちらはセルシアとカレナに任せてはどうか。
エントランスの追加情報でも回避推奨のようだしな。

転送された直後に攻撃される事もありそうなので、転送されたら早々にヴィオラにシールドを張らせようと思う。
そう言う意味ではヴィオラとセシリアは別々になった方が良いかもしれないな。

それにしても、落とされてしまった時の対処も考えねばならんのか。
頭が痛いな。どうしたものか。  
 

[14] シリウス・セイアッド 2019/12/08-22:02

ーこの前封印を破られたから、教団の元帥級も参戦する総力戦で対応すると思っていたのだが…。
夜明けまで待てば援軍が来るようだが、そこまでの支援は琥珀姫の鶴のみ。
ーそれぞれの古竜の頭に、一撃を入れることに専念するしかない気がする。

とりあえず、現時点で思いついた疑問が2つ。
各属性にとりあえず一撃を入れたらいいのか、一定量ダメージがいるのか
一度封じたらそれで大丈夫なのか。時間を置いたら復活することはないのか
ー個人的には1撃いれたらいい、復活もしないという線であったらいいと。
…これでタイミングを合わせろとかダメージを重ねろと言われたら、大元帥を呼んでこないと無理じゃないのか(真顔だった)。

突撃班が二つに分かれるという話が出ていた。…とくにこだわりはないが、陰陽師は偏らないようにと思う。  
 

[13] リチェルカーレ・リモージュ 2019/12/08-21:44

追加情報を見るたびにシリウスの眉間の皺が深く…。
そういえば、使徒も地空稼働型を相手にするのって初めてですよね。
それなりに手強い相手だとは思っていましたが、
「飛翔速度が最高時、時速120km。走行速度は時速90km」
…相手にできる気が、しませんね。
クリスさんやリューイさんの言うように、回避に徹するしか無理そうです。

えっと、対応する属性が多い方がいいのでしょうか?
それではわたしも武器を地属性のもの、鬼門封印に光、火気の攻撃スキルをひとつ持って。
シリウスはエッジスラストで水、ソードバニッシュに光を付与してもらうと言っています。

あらためてまとめますね。

土:ヴォルフラム、ラニ、リチェ
火:カグヤ、ラス、アリシア、リチェ
水:シリウス、セシリア
木:ニコラ、ヴィオラ、リューイ
光:ベルトルド、クリストフ、リチェ、シリウス
闇:クリストフ、アリシア

あっているでしょうか?間違いがあったらごめんなさい。
水と闇が気持ち少ない感じですね。  
 

[12] リューイ・ウィンダリア 2019/12/08-10:07

以前、蒸気船でニホンへ向かった時に現れたベリアルがスケール4、スケール1と2相当のベリアルが出てきた時には浄化師全員で…そこに魔女達の援護がありました。
今回はその時より状況が厳しい上に、僕たちの能力底上げがありませんから(琥珀姫のサポートがあるとはいえ)…使徒は回避するしかない気がしますね。
全力で古竜を抑え、メフィストさんに浄化してもらうのが一番確実そうです。

えと、属性ですよね。
では単純に、僕が木、セラが水の力を付与してもらおうと思います。
スキルはもう少し、考えてから。  
 

[11] クリストフ・フォンシラー 2019/12/08-00:36

俺達の属性言ってなかった。俺は陽なのでエッジスラストでは陽の攻撃ができるよ。
アリシアは陰陽師なので、攻撃系のスキルがみんな火だね。
今のところ陰属性希望がいないのかな?
なら、俺とアリシアは陰を希望しようか。
それだと俺達は陰、陽、火の3つを扱えるようになるし。

ああ、鬼門封印に属性を付けて貰うというのはいいかもしれないね。
回復スキルよりもMP消費が少ないし、敵に影響を及ぼせそうだし。

ヨハネの使徒に関しては、確かに野放しも怖いんだけど、この人数じゃ250体なんてどうにもならないよね。
幸い、乗り物として用意されてる鵲が機動性に富んでてヨハネの使徒を上回るそうだから
相手をしないで回避で凌ぐのがいいんじゃないかって気がするんだけど。
時間が経てば援軍が来るみたいだしね。  
 

[10] リチェルカーレ・リモージュ 2019/12/07-23:02

今の時点での属性希望というか、表明のあったあたりを書き出してみますね。
土:ヴォルフラム、ラニ
火:カグヤ、ラス
水:シリウス
木:ニコラ、ヴィオラ
光:ベルトルド

という感じでしょうか?間違いがあったらごめんなさい。
リューイさんセシリアさんはまだ考え中なのかな、と抜いてあります。
誰もいないのは「闇」属性でしょうか?「光」と「水」も少な目ですね。
わたし、光属性の武器を持っているので一応装備していきます。鬼門封印に何かしら属性をつけてもらえれば、多少なりと抑えになりそうなので…こちらを光にするともっといいのかしら?

基本の戦い方はヨナさんの上げてくれた感じでいいと思います。わたし、シアちゃん、カグヤさんの陰陽師はばらけると良いのかなと思いました。
追加情報によるとノルウェンディ国軍1500名余りが避難指示をしながら来てくれているようです。
近隣の避難勧告はしてもらった方がいいと思っていたので、少し安心しました。
使徒をフリーにするのは不安ですが…どちらの方が良いのでしょうね。もう少し考えてまたお話します。  
 

[9] リューイ・ウィンダリア 2019/12/07-20:16

魔性憑きのリューイと占星術師のセシリアです。
どうぞよろしくお願いします。
僕たちも属性攻撃は手段がないですね…。
一応、僕が木、セラが水ではあるんですが。
使徒対応が必要ならそちらにいこうかな、と思ったのですが、頭の方を皆で叩くのを優先するならそのように動きますね。  
 

[8] ラス・シェルレイ 2019/12/07-19:55

拷問官のラスと断罪者のラニだ。今回もよろしく頼む

属性か…俺は乱打暴擲で火属性、もしくは属性付与で変える
ラニはエッジスラストの陽と、武器の属性の土があるな
ラニ「見た感じ陽属性の人多そうだし、あたしは土属性希望しておく」
…だ、そうだ。
しかし使徒が250…?戻ってきてくれた二人が参戦したとして、頭が痛くなる数字だな…
ラニ「あたし、あのガラクタども(ヨハネの使徒)ある程度潰しに行くつもりだったけど。
まぁどっちにしろ「支配」で魔術使えなくなる場面もあるし、臨機応変に動く方がいいかもね」  
 

[7] ヨナ・ミューエ 2019/12/07-16:29

狂信者ヨナ・ミューエおよびベルトルド・レーヴェ。宜しくお願いします。

古龍種…。目覚めさせたくはありませんでしたが、こうなってしまった以上、何としても食い止めなければなりません。

属性が重要になってくるようですが、私もレオノルさんと同じく属性に関しては融通が利きますので不足している属性を補えれば。
ベルトルドさんは自前のエッジスラストで光属性+琥珀姫からの属性付与で2種類扱えます。

6つの頭をそれぞれバラバラに攻撃していくか1つずつ撃破していくのか、どちらがいいのか…と思っていた所ですが、
追加情報によると、私達は二手に分かれることが前提なので、A班とB班に分かれることとして、
各班、半分で割るなら9人になりますか…で、それぞれまとまって各個撃破をしていけば、
偏り過ぎず、ばらけ過ぎず、のバランスでいけるのでは、と。

あとは250体のヨハネの使徒もどうするかですね。
これだけ数が多いと、ヨハネの使徒専属を決めてもいいかもしれませんが、
【支配】の影響を受けているメンバーが適宜倒していく、でも良いでしょうか。
このあたりは皆さんの希望や他の案によりけり、なので意見のひとつとして。  
 

[6] ニコラ・トロワ 2019/12/07-14:57

拷問官のニコラ・トロワと占星術師のヴィオラ・ペールだ。
よろしく頼む。

アライブによっては使用者の属性に依存するスキルがあるが、そのようなスキルがないアライブもあるからな。
琥珀姫が属性を整えてくれるのなら有難いと思う。
私達の場合はヴィオラの使用者依存属性スキルがシールドだからな…攻撃ができん。

2~3人ずつそれぞれの属性に分かれると言うのも承知した。
一応、希望は出して置いた方がいいだろうか。
本来の属性は、私が陽、ヴィオラが木なので、二人とも木で希望を出しておく。
そうすれば私は木の他に陽のスキルも使える事になるしな。  
 

[5] レオノル・ペリエ 2019/12/06-22:36

やっほー!!°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
属性撃ち分けなら任せてな狂信者のレオノルだよ!!
とはいえショーンが武器依存の攻撃しか持ってないよ。そして属性武器は持ってなかったよ(´・ω・`)
琥珀姫が武器に付与してくれるのはありがたいよね。
ショーンはともかくとして、私はある程度柔軟に対応できるから、他の人たちの属性が何使えるか分かってから属性を希望するよ!  
 

[4] リチェルカーレ・リモージュ 2019/12/06-20:56

リチェルカーレです。パートナーはシリウス。
アライブは陰陽師と断罪者です。
今回もよろしくお願いします。

セルシアさんとカレナさんが元気になったみたいで、まずはよかった。
属性は、はい。わたしも対応できる人が少ないのが不安だったんですが、琥珀姫がお手伝いしてくれるなら安心ですね。
クリスさんがあげてくれたように、属性毎に2~3人で当たるのがよいかなと思いました。
シリウスは水属性なので、何か攻撃力のあるスキルに属性を与えて貰えたらエッジスラストと二つ使えると。一応、希望としてあげさせてください。
わたしは、火気の攻撃ができるにはできますが…今のところ回復や支援に専念するつもりでいます。  
 

[3] クリストフ・フォンシラー 2019/12/06-20:47

断罪者のクリストフと陰陽師のアリシアだよ。今回もまたよろしくどうぞ。

属性については偏りそうだなーと思ってたんだけど、今回に限り琥珀姫が希望の属性を武器とか攻撃手段に付与してくれるそうだよ。
なので6属性それぞれに2~3人ずつ割り振ったらどうかな。
それで自分が有利な属性にそれぞれ集中攻撃をする感じだね。

それとも全員々々属性に変更して頭を一つずつ落とすという手もあるだろうか。
同じ属性で固まってると、咆哮で狙い撃ちされたときがちょっと怖いけどね。

 
 

[2] ヴォルフラム・マカミ 2019/12/06-16:15

拷問官のヴォルフラムと、陰陽師のカグちゃんだよ今回もよろしくね!

えーと、とりあえず。
属性攻撃する必要があるみたいだけど…僕だと、拷問官の乱打暴擲の属性が使用者依存みたいだから、土属性の攻撃になるみたい。
カグちゃんは陰陽師の小咒が火属性になるかな。