晴れの日トロイメライ
とても簡単 | すべて
8/8名
晴れの日トロイメライ 情報
担当 留菜マナ GM
タイプ ショート
ジャンル ハートフル
条件 すべて
難易度 とても簡単
報酬 通常
相談期間 6 日
公開日 2020-05-20 00:00:00
出発日 2020-05-29 00:00:00
帰還日 2020-06-02



~ プロローグ ~

 その日は穏やかな陽気だった。
 辺りは爽やかな風が吹き、優しく甘い水の香りで満ちていた。
 初夏の日差しが差す運河を、遊覧船がのんびりと往く。
「綺麗……」
 ドッペルは甲板の手すりから身を乗り出して、運河を囲む街の景観に見とれている。
 未知のものが、目の前にあるようなワクワクした顔だ。
 ここは、教皇国家アークソサエティの南部に位置する大都市ルネサンス。
 あなた達はドッペルを連れ添って、遊覧船でヴェネリアの運河を巡っていた。
 やがて遊覧船が、運河の上に架けられた橋を通り抜ける。
 その瞬間、視界いっぱいに抜けるような青空が広がり、薄暑光を再び浴びた水面が宝石のようにきらきらと輝いていた。
「ドッペルは、遊覧船に乗るのは初めてだったみたいだな」
「保護されるまでは寒い所に居たから、物珍しいのかもしれないね」
 あなたの誠実な声と共に、向かい風がパートナーの髪を靡かせる。
 ドッペル達が保護された場所である、ミズガルズ地方の北に位置する樹氷群ノルウェンディ。
 そこは、一年を通して国土に雪氷が覆う国だ。
 今まで、目の前のような光景を見る機会は無かったのだろう。
「こんにちは」
 明朗な少女の声が、あなた達の耳朶に触れた。
 あなた達が視線を向けると、お菓子の入ったバスケットを持った少女が柔らかく微笑む。
「この近くにあります、『スイーツショップ』の新作お菓子になります。もし、よろしければ、貰って下さい」
「ありがとう」
 船内を行き来していた少女から、あなた達は新作のお菓子を受け取る。
 船内から見る建物や景色は壮観だ。
 あなた達は受け取ったお菓子をドッペルに渡す為に、甲板へと歩いていった。


~ 解説 ~

〇初夏のお出かけ
・パートナーと2人、もしくはドッペルを含めた3人でお出かけする場合は、A
・ドッペル達の想いの行方を見守る場合は、B

●A、B、どちらを希望するのか、アルファベットをプランに記載して下さい。

〇A、B共通
 お出かけ前に衣装を変えたり、行く場所を選ぶ事が出来ます。
 プラン内に【魔】が書かれている場合、武器を使ってトラブルを止める現象が発生します。

●お出かけする場所
・遊園地
 ジェットコースター、観覧車、回転ブランコ等、いろいろなアトラクションがあります。

・水族館
 海洋生物を展示した生簀等を見て楽しむ事が出来ます。

・遊覧船に乗って運河巡り
 ヴェネリアの運河を巡ります。
 サニスという『スイーツショップ』を営む少女が、新作のお菓子を無料で配布しています。

・今まで行った事がある場所にも赴く事が出来ます。

A、パートナー達とお出かけ
 パートナーと2人だけなのか、ドッペルを含めた3人でお出かけするのか、プランにお書き下さい。

B、ドッペル達の想いの行方
 ドッペルは、新しい変身能力を教えてくれたドッペルと一緒にお出かけする事になりました。
 この状況を前提に、以下の内容をプランにお書き下さい。
 1と2は前回、参加されていた場合、3のみお書き下さい。

1、ドッペル達はそれぞれ、どんな姿に変わっているのか?
 相談をしてきたドッペルと、想いを向けられているドッペル。両方の姿を書いて下さい。

2、新しい能力を教えてくれたドッペルに、どんな想いを抱いているのか?
 親愛でも恋愛感情でも、好意的な想いでしたら何でも構いません。
 どのような想いを抱いているのかをお書き下さい。

3、お出かけするドッペル達に対して、どんな行動を取るのか?
 お出かけする場所について
 ドッペルは相手のドッペルとどんな風に過ごしたらいいのか、悩んでいます。
 フォローして貰えると喜ぶので、フォローをしてあげて下さい。
 フォロー以外の行動もあれば、プランでお書き下さい。


~ ゲームマスターより ~

 こんにちは、留菜マナです。
 今回は、ドッペル達の想いの相談の続きの話になります。
 「愛づる密月とドッペルの恋模様」のエピソードの後に起こった出来事になります。
 遊園地ではスタンプラリーのイベントが実施されています。
 園内を巡って各ポイントに置いてあるスタンプを集めるゲームです。
 GMページに、NPCについての情報を記載しています。
 どうぞよろしくお願い致します。

〇味方NPC
・特殊なドッペル達
 浄化師一組につき、一体、ついてきています。
 あなた達に想いの相談をしてきたドッペルです。
 今回のエピソードで、Aで選択により同行、もしくはBであなた達がフォローをしようとしているドッペル達です。

・新しい能力を教えてくれた特殊なドッペル達
 アルフ聖樹森の戦闘の際に保護されたドッペル。
 想いの相談をしてきたドッペル達に、新たな変身能力を教えてくれました。
 今回のエピソードでは、Bで想いの相談をしてきたドッペル達とお出かけします。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

ヨナ・ミューエ ベルトルド・レーヴェ
女性 / エレメンツ / 狂信者 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
B
二人で遊園地に行くとユエから嬉しそうな報告を受け二人ともにっこり
シンからどうやってOKを貰ったのか聞いても「えへへ」とはにかむだけ
自分達は教団で待つつもりだったがユエに頼まれてこっそりと付いていく
『デート』とい状況に少しぎこちない様子のドッペル達にヨナははらはら
手が力みすぎだと喰人に指摘される有様
ベ 心配のしすぎだ 何とかなるさ
ヨ そうは言っても…

事前に「困ったらお化け屋敷へ入れ」というベルトルドのいい加減な助言に
意を決したように実践するユエとやはり渋々付き合うシン
ヨ ところでどうしてお化け屋敷なんですか?
ベ そりゃあ… 密な距離になるにはうってつけだろう
ヨ …ふぅん 実践経験がおありで?
ベ ノーコメント
アリシア・ムーンライト クリストフ・フォンシラー
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / アンデッド / 断罪者

ルウちゃん達
一緒にお出かけ、できるくらい、仲良くなったのですね

ダブルデート…
え、と、はい、素敵だと、思います
でも、私に、アドバイスなんて、できるでしょうか…
そうですね、お手本になれるよう、頑張ります…!
ルウちゃん…見てて、ください、ね

私は、水族館が…でも楽しむなら、遊園地がいいのでは、と
2人で、乗り物に乗って、笑って声をあげたら…きっと
楽しい時間の、共有は、宝物になると…
あ、2人とも、はぐれないように、手を繋いだ方が、いいですよ

あ、はい…(繋がれた手に頬染め

それにしても
ミキくん、クリスがベースのはずなのに
全然、雰囲気違います
髪や目の色の、せいだけではなくて……
きっと、私の特別、だからですね
リチェルカーレ・リモージュ シリウス・セイアッド
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ヴァンピール / 断罪者
B運河巡り
ワンピースにレースのボレロ
どうすればいいのか悩む カノンちゃんの髪を編みながら
難しく考えなくてもいいと思うの
一緒にお話したり 美味しいものを食べたり…
あなたは?と聞かれ 目を瞬く

いつもどおりのシリウスの横顔
だけど無理をしているのがわかる(履歴166)

何か 喜んでくれることができたら…

お互いがんばろうねと微笑

シリウスから新作のお菓子をもらい ありがとうと
アステルさん 何か言ってた?
シリウスと同じで もの静かなひとなのね

船と並走して飛ぶ鳥 近くで見ようと舳先に
見てシリウス こんな近く…っ!?
バランスを崩して落ちそうになるのを抱き寄せられ
小さな声に くすりと笑う
…それなら わたしは安心
彼の淡い微笑に 満面の笑み
ショーン・ハイド レオノル・ペリエ
男性 / アンデッド / 悪魔祓い 女性 / エレメンツ / 狂信者
【魔】
ドクター?
遊園地に来てこの変装はどういう…?
こそこそしてる方がバレやすいのにな…
なっちは髪を金色にしたし顔も背格好も俺とはだいぶ変わったな…まぁあの顔ならいいか
一応コミュニケーションが取れてるようではある、一安心だな
しばらくドクターの尾行ごっこに付き合っていたものの、乗りたいという言葉にため息ひとつ
変に尾行してるよりも自分達が楽しんだ方が得だなとうなずく(ドクターにそれは口が裂けても言わない
野暮な賊がいたら俺が銃で殴って始末しておこう…
ジェットコースターにコーヒーカップと楽しんで、観覧車の前でばったり
慌てるドクターを尻目にらぷに耳打ち
ドクターが心配していた。楽しめるかどうかってな
ルーノ・クロード ナツキ・ヤクト
男性 / ヴァンピール / 陰陽師 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
■B
1、2
前回と同じ


遊覧船に出掛ける
ルーノは自分達と同じ姿のドッペルが気にかかり協力
仲良くなりたいと言ったドッペルを応援するナツキは特に助力を惜しまない

自分が好きな景色を一緒に眺めると良いとアドバイスして
基本的にドッペルを見守る姿勢

ドッペルが困っていればフォロー
周りの景色に意識を向けさせてリラックスさせたり、菓子をドッペルに渡したり
ナツキ:一緒に楽しく過ごしたいなら、まず自分が楽しまないとな!
ルーノ:なるほど、説得力がある
ナツキ:説得力?
ルーノ:…なんでもない

ドッペル達の名前や望む呼び名があればこの機会に聞いておきたい
トラブル発生時はナツキとルーノで連携してドッペルや周りの人を守るように動く
ヴォルフラム・マカミ カグヤ・ミツルギ
男性 / ライカンスロープ / 拷問官 女性 / 人間 / 陰陽師
【魔】
B

あれからレティちゃんに相談されて、あるドッペルに感謝を伝えたいらしい
あるドッペルとは、カグちゃんを人質に取って肘鉄で撃沈したドッペルだ
「彼…でいいのかな…名前はあるの?」
まだないの?定まった姿もない、と…
とりあえず、その彼も誘ってお出かけしよう
離してみないと好みとか解らないしね


え、強そうな名前が欲しい?姿も僕みたいになりたい??
あ、うん…全部一緒だと間違いが起こるかもだから、何か変えてね
「名前…うーん…レオニスってどう?」
獅子って意味だよ

前はね、カグちゃんの傍に居たかったから強くなりたいって思った

でも今は僕を必要だと言ってくれる人が居るこの国を、今を守りたい
だからその為に強くなりたい
リコリス・ラディアータ トール・フォルクス
女性 / エレメンツ / 魔性憑き 男性 / 人間 / 悪魔祓い
B
アルエットにお友達?
能力を教えてくれたドッペルと仲良くなりたいのね
でもアドバイスと言われても…私もお友達を作るのには苦労したから
自分から声をかけるのって勇気がいることですもの、それだけでもアルエットはすごいわ

プレゼントに歌を贈るのはどうかしら
ママの若いころの姿を取っているのなら、アルエットも歌が上手いかもしれないわ
それから、名前がないのならあなたがつけてあげるのは?
シエル…素敵な名前ね
きっと気に入ってくれると思うわ

さあ、それじゃ早速行きましょう
四人で遊覧船へ
景色を見ながら歌を口ずさむ

新作スイーツですって、食べてみましょう
甘さ控えめ…むぅ、やっぱり味が薄い…
でも、どうしてだか、美味しく感じるわ
アルトナ・ディール シキ・ファイネン
男性 / 人間 / 断罪者 男性 / エレメンツ / 悪魔祓い
【魔】
 すっかり仲良くなったドペとシキをぼんやり見つめて
なんだよ…シキ
 シキに呼ばれ近寄って
…名前? ルアのときみたいにアンタに任す
俺はよく分からない
番とかそんなの決めた覚えない
 ふたりから見つめられて
…どんなになっても知らないぞ 特にシキは文句言うな
『ウミ』、とか
シキなにときめいてんだ…
はあ…質問攻めにあうから嫌だったんだ
さっき海見てたからそれで…なんとなく
この話し終わり 向こうでなんか配ってるっぽいから シキ行ってこい
死にやしないっての


~ リザルトノベル ~

「シンと一緒に、遊園地に行くの」
 ドッペル――ユエから嬉しそうな報告を受け、『ヨナ・ミューエ』と『ベルトルド・レーヴェ』は笑みを綻ばせた。
「シンさんから、どうやってOKを貰ったのですか?」
「えへへ」
 ヨナが尋ねても、ユエは夢見心地のような瞳ではにかむだけ。
 ヨナ達は教団で待つつもりだったが、ユエに頼まれてこっそりと付いていく事になった。


「ユエさん、不安そうですね」
 『デート』という状況にしては少しぎこちない様子のユエ達に、様子を窺っていたヨナは憂慮していた。
 その動揺は、手が力みすぎだとベルトルドに指摘される有様だ。
「心配のしすぎだ。何とかなるさ」
「そうは言っても……」
 ベルトルドがそう告げても、ヨナの杞憂は拭えない。
 やがて、ユエ達はお化け屋敷の前へと訪れる。

『困ったら、お化け屋敷へ入れ』

 伏し目がちに俯いていたユエは、そこで事前に聞いていたベルトルドの助言を思い出す。
「お化け屋敷に入らない?」
「……別に構わない」
 ユエが意を決したように口にすると、シンは渋々付き合う。
「ところで、どうしてお化け屋敷なんですか?」
「そりゃあ……。密な距離になるにはうってつけだろう」
「……ふぅん。実践経験がおありで?」
「ノーコメント」
 ヨナとベルトルドのやり取りも束の間。
 お化け屋敷から盛大な悲鳴が聞こえてきた途端、出口から出てきたのは慌てた様子のシン1人だけだった。
「怖すぎて、霧になって逃げるなんて普通思わないだろ……!」
 シンからユエがいない事情を聞き、思惑が外れたベルトルドは頭を抱える。
 ヨナ達は、ユエの行方を探して園内を巡った。
 その道中、ヨナ達は争い事を起こしていた者達の間に入り、騒ぎを収める。
 やがて、付近のベンチで泣いていたユエが窮地に立たされた気分で息を詰めている所を発見した。
「君、可愛いね」
「俺達と遊びに行かない?」
「ううっ……」
 弱々しく垂泣していたユエに、馴れ馴れしくもナンパし始める男2人組。
「ユエさん――っ」
 困惑しているユエに2人が助け舟を出そうとした時、シンがベルトルドを模した黒豹の姿で現れ、男達を睨み威嚇する。
 男達はシンに怯え、血の気が引いたように退散していった。
「シン!? 探してくれたの? ごめんなさい。私、怖くて……」
 ユエの潤んだ瞳を、シンは素っ気ない態度で見つめ返す。
「でも、一人は心細かった。見つけてくれてありがとう」
「……置いて帰る訳にもいかなかっただけだ」
「それでも、嬉しい」
 ユエは溢れる想いを抑えきれなくなったように、シンにぎゅっと抱きついた。
「心配は杞憂だったみたいですね」
 そんな二人の様子を見て、ヨナは安堵したように胸を撫で下ろす。
 だから言っただろうという顔で、ベルトルドもまた、ユエ達を見守っていた。




「ルウちゃん達、一緒にお出かけ、できるくらい、仲良くなったのですね」
 ドッペル――ルウ達の様子を見て、『アリシア・ムーンライト』は感無量の面持ちで喜ぶ。
「一緒に出かけてはみたものの、戸惑ってるみたいだね」
 『クリストフ・フォンシラー』はルウ達を見遣り、応えた。
 ルウ達はこれからどうしたらいいのか解らず、心細そうに佇んでいる。
「これは、俺達とのダブルデートって事で、側でアドバイスしてあげるのが良さそうかな。アリシア、どう?」
「ダブルデート……。え、と、はい、素敵だと、思います。でも、私に、アドバイスなんて、できるでしょうか……」
 クリストフの提案に、アリシアは声に戸惑いを滲ませた。
「まあ、俺達が2人で楽しんでるのを見れば、ルウちゃん達もああすればいいんだって思うんじゃない? お手本って言うかさ」
「そうですね、お手本になれるよう、頑張ります……! ルウちゃん……見てて、ください、ね」
 アリシアは決意を込めて、ルウに語りかける。
「頑張るよりも楽しもう。アリシアならどこ行きたい?」
「私は、水族館が……でも楽しむなら、遊園地がいいのでは、と。2人で、乗り物に乗って、笑って声をあげたら……きっと、楽しい時間の、共有は、宝物になると……」
 アリシアの想いに応えるように、クリストフは優しい眼差しで返した。
「そうだね。じゃあ、まずはコーヒーカップにでも乗ってみようか。ジェットコースターにも2人を放り込み、俺達は下から手を振って、〆は定番の観覧車かな」
 行き先を決めたクリストフ達は遊園地へと足を運ぶ。
 ルウ達は好奇心一杯の眼差しで、周囲を見渡す。
「あ、2人とも、はぐれないように、手を繋いだ方が、いいですよ」
 期待を膨らませる2人に、アリシアは声を掛けた。
「なるほど手を。じゃあ、俺達もだね」
「あ、はい……」
 クリストフが柔らかな笑顔で、寄り添うように手を繋いでくる。
 繋がれたその手の温もりに、アリシアは頬を赤く染めた。
 クリストフが提案したルートを回りながら、ルウはミキと談笑する。
 クリストフ達は園内で起きた揉め事を鎮めたりと前虎後狼の状況に見舞われながらも、観覧車の前へとたどり着いた。
「それにしても、ミキくん、クリスがベースのはずなのに、全然、雰囲気違います」
 2人で乗った観覧車で、クリストフはアリシアの言葉に首を傾げた。

「髪や目の色の、せいだけではなくて……きっと、私の特別、だからですね」

『ミキくんは眼鏡してないからそのせいかな?』
 そう言いかけて、アリシアが口にした『特別』という言葉に思わず、心奪われる。
 言葉にならない酩酊感に、クリストフはそっと彼女を抱き寄せていた。




「どうすればいいのかしら」
 ドッペル――カノンは、ワンピースにレースのボレロを身に纏っている。
 思い悩むカノンの髪を編みながら、『リチェルカーレ・リモージュ』は応えた。
「難しく考えなくてもいいと思うの。一緒にお話したり、美味しいものを食べたり……」
「あなたは?」
 カノンの予想外な問い掛けに、リチェルカーレは目を瞬く。
 リチェルカーレの視界に入ったのは、いつもどおりの『シリウス・セイアッド』の横顔。
 だけど、そこには本部襲撃の出来事により、表情に影を落としているように感じられた。
(何か、喜んでくれることができたら……)
 リチェルカーレはシリウスの身を案じる。
「お互い、がんばろうね」
「ええ、ありがとう」
 リチェルカーレとカノンは顔を見合せ――やがて、まるで温もりを確かめ合うように微笑した。


「少し、2人で話していて」
 リチェルカーレの願いを受けて、シリウスはアステルとふたりきりになっていた。
「どんなことを話せばいい?」
 アステルにぽつりと問われ、シリウスは大きくため息を吐いた。
「……俺は話すのが得意じゃない」
 困ったようなアステルの目に促されるように、シリウスはカノンの行動を必死に反芻する。
 思い出されたのは、花に触れ合うカノンの姿。
「――花、カノンも好きそうだった」
 シリウスは売り子に渡された――紫陽花のような形のクッキーを彼に渡した。
「……カノンと食べればいいと思う」
「ありがとう」
 アステルは僅かに表情を和らげた。


「シリウス、ありがとう」
 シリウスから新作のお菓子を貰ったリチェルカーレは温かな笑顔で喜ぶ。
「アステルさん、何か言ってた?」
 シリウスは一息つくと、合流前の事を説明する。
「シリウスと同じで、もの静かなひとなのね」
「……俺と一緒にしたら気の毒だろう」
 シリウスは、カノン達を見守りながらため息をついた。
 また、船内で発生した一悶着に対して、シリウスはリチェルカーレ達を守るように動いた。


 船と並走して飛ぶ鳥。
 リチェルカーレは近くで見ようと、舳先に駆け寄った。
「見てシリウス、こんな近く……っ!?」
 シリウスはバランスを崩し、船から転げ落ちそうなリチェルカーレを慌てて抱き寄せる。
 彼女を失う恐怖と抱き寄せた体の細さに、鼓動が乱れた。
「子どもじゃないんだ。ひとときも目を離せないなんて……っ」
「……それなら、わたしは安心」
 口を突いて出た苦言は、リチェルカーレの嬉しそうな笑顔と言葉によって途切れる。
「全く」
 愚痴る言葉に反して、シリウスの表情が綻ぶ。
 彼の淡い微笑に、リチェルカーレは満面の笑みを浮かべた。




「ドクター? 遊園地に来て、この変装はどういう……?」
「シッ! らぷちゃんとなっちにバレちゃうよ!」
 『ショーン・ハイド』が怪訝そうに尋ねると、咄嗟に『レオノル・ペリエ』が人差し指を立てる。
(こそこそしてる方がバレやすいのにな……)
 周囲に目を配りつつ、ショーンは心中で呟く。
「らぷちゃんには、とりあえず楽しんでおいでって言ったけど、大丈夫かな……」
 レオノルが視線を向けた先には、園内を散策するドッペル――らぷ達の姿が見受けられた。
(なっちは髪を金色にしたし、顔も背格好も、俺とはだいぶ変わったな……。まぁ、あの顔ならいいか)
 ショーンは様変わりしたなっちの様子を探る。
「友達って楽しさを共有すると、仲良くなれるからっては言ったけど……」
(一応、コミュニケーションが取れてるようではある、一安心だな)
 レオノルの憂慮に、ショーンもまた、らぷ達の動向を窺う。
 しばらく尾行を続けていたものの、嬉しそうにジェットコースターに乗ろうとする2人の姿を見た瞬間、レオノルの心がそわそわする。
「ショーン、私も乗りたい……」
 弾かれたようにそう口にするレオノルを見て、ショーンはため息ひとつ付いた。
(変に尾行してるよりも、自分達が楽しんだ方が得だな)
 ショーンは内心、そう思いながら頷く。
 レオノルには、それは口が裂けても言わない。
 やっぱりという顔をするショーンを引きずって、レオノルは園内を巡った。
 その道中、ショーンは客の一人を人質に取っている男達の姿を捉える。
「それ以上、動くな! こいつがどうなっても――っ」
「安心しろ。その前に倒すだけだ」
 ショーンは人波に揉まれながらも、瞬く間に銃で叩きのめした。
 解決へと導いた後、ジェットコースターにコーヒーカップ。
 レオノルが忘我の表情で楽しんでいた矢先、観覧車の前でばったりと2人に遭遇する。
「ぐぐぐ偶然だね!」
 想定外の事態を前にして、レオノルは声を上擦らせた。
 慌てるレオノルを尻目に、ショーンはらぷに耳打ちする。
「ドクターが心配していた。楽しめるかどうかってな」
「そうなんだね」
 打ち明けられた事実に、らぷは喜びを噛み締めた。
「な、なんかバレた気がするけど……らぷちゃん、なっち、楽しかった?」
「すごく楽しかった」
 小躍りするようならぷの答えに、レオノルは頬を緩ませる。
「うん、楽しいならいいんだ。これから、ご飯食べに行かない?」
「ご飯?」
「おいしいもの食べながら、アトラクションの詳しい感想聞かせて! 今度、またいい所紹介……あ」
 そこで、レオノルは思わず、口を滑らせていた事に気付く。
「語るに落ちた……」
 その瞬間、気まずい沈黙の帳が下りた。




 周辺を見渡すドッペルのその瞳には、未知なるものへの驚きの他に何かを期待する面持ちがある。
「自分が好きな景色を一緒に眺めると良い」
「仲良くなるチャンスだな、頑張れよドッペル!」
 『ルーノ・クロード』の提案に応えるように、『ナツキ・ヤクト』は力強い声援で送り出す。
「ああ。しかし、上手く話せるだろうか……」
 だが、ドッペルの緊張は拭えない。
「あんまり難しく考えんなよ? 一緒に居る時間を楽しむのが一番だぜ!」
「ありがとう」
 アドバイスを受けたドッペルは、待たせていた相手――ドッペルを舳先へと誘い、初めて見る景色を楽しんでいた。
 ルーノは、ナツキと共に少し離れた場所でドッペル達を見守っている。
「一緒に楽しく過ごしたいなら、まず自分が楽しまないとな!」
「なるほど、説得力がある」
 ナツキの腹案に、ルーノは胸のつかえが取れたように微笑む。
「説得力?」
「……なんでもない」
 ナツキの戸惑いに、ルーノは言葉を濁した。
「ルーノさん、ナツキさん。お久しぶりです」
 聞き覚えのある声に、ルーノ達は振り返る。
 そこには、以前の指令で知り合った少女――サニスが佇んでいた。
 サニスはバスケットから、新作のお菓子をルーノ達に渡す。
「サニス、頑張ってるみたいだな。この新作も美味そうだな、ドッペルにも食べてもらおうぜ!」
「そうだな」
 興奮冷めやらぬナツキに応えるように、ルーノは頷いた。
 時折、ドッペルが困ったような視線を走らせてくる。
 その度に、周りの景色に意識を向けさせてリラックスさせたり、サニスから貰った菓子をドッペルに渡したりした。
「名前?」
 ナツキの問いに、ドッペル達は首を傾げる。
「ちゃんとした呼び名で呼びたいからな」
 暫しの間、思考し、ドッペル達は自分の心情を吐露した。

 2人と同じような名前がいい――。

 それならと、ルーノの姿のドッペルは『ルノ』、ナツキの姿のドッペルは『ナツ』という話で纏った。
(サニスは元気にやっているようだ。彼女と会った指令でも、ナツキは終始楽しそうだった。そんな風に楽しそうな彼と行動を共にする事が、いつからか悪い気はしなくなっていて……)
 ナツキと過ごした日々は、ルーノにとって満ち溢れたものだった。
(だから、ナツキの言葉に説得力があると、ついこぼしてしまったが、本人にこんな事を言える訳が無い。……ドッペルなら、素直に伝えていただろうか)
 ルーノは、自分と同じ姿のルノに想いを馳せる。
 その時、悲鳴が船内の奥から響いた。
「トラブルは、俺達に任せとけ! せっかく、ドッペル達も楽しく過ごしたのに、嫌な思い出で終わらせたくないからな」
 衝動的に、ナツキは駆け出していた。
 いつでも戦えるように意識しつつ、ルーノもまた、ナツキの後を追う。
 ナツキは交戦しながらも、ルーノと連携して、ドッペルや周りの人達を守るように動いていった。




 見回りも兼ねた運河巡り。
 ドッペル――レティーシアの表情は、緊張の色を滲ませている。
 そんな彼女の姿を見て、『ヴォルフラム・マカミ』は、ここに来る前の出来事を想起した。
(あれからレティちゃんに相談されて、あるドッペルに感謝を伝えたいらしい)
 ヴォルフラムは、おもむろに『カグヤ・ミツルギ』を見つめる。
(あるドッペルとは、カグちゃんを人質に取って肘鉄で撃沈したドッペルだ)
 ヴォルフラムは迷うように、レティーシアに視線を向けた。
「彼……でいいのかな……。名前はあるの?」
「それが――」
 ヴォルフラムの疑問に、レティーシアは気持ちを整理しながら答える。
「まだないの? 定まった姿もない、と……」
 ヴォルフラムはどうするべきか思い悩む。
「とりあえず、その彼も誘ってお出かけしよう。話してみないと好みとか解らないしね」
「はい、ありがとうございます」
 ヴォルフラムの申し出に、レティーシアは嬉しさが口を突いて溢れた。


 ヴォルフラム達は船内に潜んでいた不審者達を撃退した後、レティーシアが想いを寄せるドッペルに呼ばれていた。
「え、強そうな名前が欲しい? 姿も、僕みたいになりたい??」
「俺は、もっと強くなりたいんだぜ!」
 困惑するヴォルフラムに、ドッペルは語気を強めて吐き捨てる。
 ドッペルは、捕まった際の経緯から強くなりたいと強く願っていた。
「あ、うん……全部一緒だと間違いが起こるかもだから、何か変えてね」
 ヴォルフラムが了承すると、ドッペルは両目青いヒューマンの様なヴォルフラムの姿に変わった。
「名前……。うーん……レオニスってどう?」
「レオニス?」
「獅子って意味だよ」
「獅子……いいぜ。……強そうだ」
 ヴォルフラムの説明に、ドッペル――レオニスは空を仰ぎ、強さを求めるように手を伸ばす。
「そうだ。もう一つ、聞きたい事がある」
 レオニスは、以前から抱いていた疑問を打ち明ける。
「強くなりたい理由?」
「初めて会った時に見せたあの強さに、俺は惹かれているんだ」
 アルフ聖樹森の戦いで見せたヴォルフラム達の強さ。
 それは今も、レオニスの心に息吹いていた。
「前はね、カグちゃんの傍に居たかったから強くなりたいって思った」
 ヴォルフラムは、カグヤに目を向ける。
「でも今は僕を必要だと言ってくれる人が居るこの国を、今を守りたい」
 ヴォルフラムは確かな想いを口にした。
「だから、その為に強くなりたい」
 そこで、カグヤが尋ねる。
「何で強くなりたいの? 強くなってどうしたいのか……」
「それは――」
「私は……私を認識して欲しいから、強くなりたかった」
 カグヤは噛み締めるように呟く。
「でも、今はこの場所を守りたいから、強くなりたい」
 一拍置いて続ける。
「そう、思う」
 カグヤは真剣な眼差しで、レオニスに訊いた。
「貴方は、何の為に強くなりたいの?」
「俺が強くなりたい理由は――」
 レオニスの視線の先は、レティーシアへと向けられていた。




「アルエットにお友達?」
 ドッペル――アルエットから打ち明けられた相談に、『リコリス・ラディアータ』は不思議そうに呟いた。
「能力を教えてくれたドッペルと仲良くなりたいのね」
「はい」
 艶やかな黒髪を靡かせて、アルエットは決意を込める。
「でも、アドバイスと言われても……私もお友達を作るのには苦労したから」
 思い悩みながらも、リコリスの胸には微笑ましい感情が芽吹いていた。
「自分から声をかけるのって勇気がいることですもの、それだけでもアルエットはすごいわ」


「プレゼントに歌を贈るのはどうかしら」
「歌?」
 リコリスの提案に、アルエットは目を瞬いた。
「ママの若いころの姿を取っているのなら、アルエットも歌が上手いかもしれないわ。それから、名前がないのなら、あなたがつけてあげるのは?」
「……シエルはどうですか?」
 アルエットは思考を重ね、彼の名前を口にする。
「シエル……素敵な名前ね。きっと気に入ってくれると思うわ」
「ありがとうございます」
 アルエットのその表情は喜びに満ちていた。


「さあ、それじゃ、早速行きましょう」
「プレゼントと行き先が決まったら出発だ」
 リコリスの呼び掛けに続くように、『トール・フォルクス』は遊覧船へと足を運ぶ。
 やがて、待ち合わせ場所に、相手ドッペル――青い髪のエレメンツ少年の姿を発見した。
「何て呼べばいいか?」
 トールは相手ドッペルを招き寄せ、名前について尋ねる。
「考えた事がないな」
「なら、シエルはどうだ?」
「いいな、その名前」
 トールが口にしたその名前に、ドッペル――シエルは笑みを刻んだ。
 トール達が談笑していると、剣呑な男達が武器を片手に一斉に取り囲む。
「何か用か?」
「今からこの船は、俺達が占拠する」
「よし、こいつらを捕らえろ!」
 トールの意思など関係なく、彼らは揃って欲望をぶちまけてくる。
 しかし、船の占拠を目論んだ集団の企みは、その場に居合わせていたトール達によって即座に阻止された。
 船内からの景色を見ながら、リコリスは歌を口ずさむ。
「あ……」
 だが、シエルを目の前にして緊張しているせいか、アルエットの表情は晴れない。
「今だよ、きっと気に入ってもらえる、頑張れ」
 トールの合図に、アルエットは万感の想いを込めて歌を贈った。
 2人の歌声が重なる。
 まるで天使の羽毛を思わせるような、柔らかい旋律。
 2人の澄んだ歌声に、トール達は聞き惚れていた。


「新作スイーツですって、食べてみましょう」
 リコリスは、売り子から貰ったお菓子を口に運ぶ。
「甘さ控えめ……むぅ、やっぱり味が薄い……。でも、どうしてだか、美味しく感じるわ」
「リコの味音痴は相変わらずだな。でも、美味しいと感じたってことは、きっと皆で食べる時の幸せな気持ちが舌にも伝わっているんだと思うよ」
 リコリスの感想に、トールは期待を抱くように自然と言葉は零れる。
「皆との……俺との食事の時間を、リコが楽しく思ってくれていたら嬉しいな」
 恋い焦がれるように笑うトールを前にして、リコリスの頬が朱に染まっていた。




 ドッペルは甲板の手すりから身を乗り出して、街の景観に見惚れている。
 太陽の光が水面をキラキラと照らして、宝石が舞っているようだった。
「ドペちゃん、あんま乗り出すと危ねーよ?」
 『シキ・ファイネン』が呼び掛けると、ドッペルは顔を引っ込める。
 「綺麗だね」
 ドッペルが喜び勇むと、シキはさも楽しそうに笑顔で応えた。
「そうだな。風も気持ちいいなっ。ドペちゃん、えーと……まだ、名前ないよな」
「……うん」
 シキの問い掛けに、ドッペルは戸惑うように頷いた。
 シキが視線を注いだ先には、『アルトナ・ディール』がすっかり仲良くなったドッペルとシキをぼんやりと見つめている。
「アルー!」
「なんだよ……シキ」
 シキに呼ばれ、アルトナは2人のもとへと近寄っていく。
「ドペちゃんの名前、なんかないかなー?」
「……名前? ルアのときみたいにアンタに任す。俺はよく分からない」
 アルトナの淡々とした口調に、シキはここぞとばかりに主張する。
「むう、次はアルの番でしょ!」
「番とか、そんなの決めた覚えない」
 アルトナが目を向けると、ドッペルもまた、期待を抱くように頬を紅潮していた。
 2人から切望の眼差しで見つめられて、アルトナは諦めたようにため息を吐いた。
「……どんなになっても知らないぞ。特に、シキは文句言うな」
「言わない言わない! 言ったこともないじゃんか」
 アルトナの指摘に、シキは不満そうな顔で返す。

「『ウミ』、とか」

 アルトナが発したその一言が、やけに鮮明に聞こえた。
 その名前が、シキの心の琴線に触れる。
「うっ……アル、可愛すぎるでしょ……反則、ヤバい」
「シキ、なにときめいてんだ……」
 胸を高鳴らせたシキは躊躇うことなく、二の句を継ぐ。
「ねえアル! 由来は? なんでウミなの?」
「はあ……質問攻めにあうから嫌だったんだ。さっき、海見てたから、それで……なんとなく」
 アルトナの答えに、シキは弾かれたように熱の篭った眼差しを向けてきた。
「更になんなの……可愛すぎ、アル好き……」
「この話、終わり。向こうで、なんか配ってるっぽいから、シキ行ってこい」
 甘えるように言い募るシキを尻目に、アルトナは話を切り上げる。
「えー、アルもウミも行こーよー。じゃなきゃ、俺、寂しくて死んじゃうー」
「死にやしないっての」
 思いの丈をぶつけてきたシキに、アルトナは小さくため息をついた。
 シキは渋々、1人でお菓子を配っている売り子のもとへと向かおうとする。
 しかし――
「アルー!」
 シキは一転して、すぐにアルトナ達のもとに戻ってきた。
 アルトナは、シキから騒ぎが起きている場所へと注視する。
 そこでは、船の占拠を目論んだ集団が、乗客達を捕らえようとしていた。
「……シキ、行くぞ」
 ウミを残し、アルトナ達は騒ぎを食い止める為に集団と交戦していった。


晴れの日トロイメライ
(執筆:留菜マナ GM)



*** 活躍者 ***

  • リチェルカーレ・リモージュ
    お願い、笑って。そんな顔しないで
  • シリウス・セイアッド
    …俺は、殺すことしかできない。
  • ルーノ・クロード
    まぁ、ほどほどに頑張ろうか。
  • ナツキ・ヤクト
    よーし、やるか!
  • リコリス・ラディアータ
    貴方が貴方なら王子様は必要ないの
  • トール・フォルクス
    世界と戦うお姫様と共に

リチェルカーレ・リモージュ
女性 / 人間 / 陰陽師
シリウス・セイアッド
男性 / ヴァンピール / 断罪者

ルーノ・クロード
男性 / ヴァンピール / 陰陽師
ナツキ・ヤクト
男性 / ライカンスロープ / 断罪者

リコリス・ラディアータ
女性 / エレメンツ / 魔性憑き
トール・フォルクス
男性 / 人間 / 悪魔祓い




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2020/05/18-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。