平凡で平坦な人生
きっとこれからもそうなのだろうと思っていた
…それがどうしてこんな事に…
ある日突然教団から声が掛かった
私が祓魔人であると気付いた人からの情報だそうだ
何かの間違いかと思ったが、本当の話だった
平凡な自分がまさか祓魔人だとは思いもよらなかった
適性診断
引き合わされた人は凄く綺麗で近寄り難い雰囲気の男の人
明らかに初対面な筈なのに、何処かで会った事のあるような感覚に疑問符
よろしくお願いします(お辞儀
教団の人から手順を聞き、両手を前に出す
魔術真名
盲亀の浮木、優曇華の花
自然と零れた言葉に自分でも驚く
…この出会いは多分…奇跡、だと思うんです
契約
躊躇いなく切られた手を見息をのむ
意を決し契約の口付けを