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~ プロローグ ~ |
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七月七日は七夕の日。 |
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~ 解説 ~ |
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一夜限りのキャンドルナイトを全力で楽しみましょう!! |
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~ ゲームマスターより ~ |
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改めましてこんばんは、桜花です。 |
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◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇ |
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どんな風になるのかとても楽しみ 並んだロウソクを 少し驚いたように見つめる彼にふふっと笑う どんな香りにしよう 手に取って色々悩むものの 淡いピンクが可愛くてローズを選択 薔薇の香りは豪華な気持ちになるわ シリウスはどうするの? 折角来たんだもの あなたも作りましょう? 見本を手に取る彼に 効能を読み上げて選ぶお手伝い 一瞬 手が止まった気がして顔を仰ぎ見る …どうかした? 首を振る彼に 小さく首を傾げる 川辺を埋め尽くす暖かな光に 目を輝かせて見入る 願い事の灯ったロウソクの炎…素敵ね 自分のロウソクもそっと並べる 願い事は シリウスが沢山笑ってくれますように 彼はとても強いけど 時々遠くを見ている気がして 少しでも彼の支えになれますよう |
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目的 願い事を書く 手段 短冊には「家族が元気でいますように」 キャンドルは匂いが選べるのか~ 「前も香りの指令があったなルド、覚えてる?」 いつものつれない言葉にはいはいと返事をして ラベンダーにするか一番気に入った匂いだ 願い事は……ルドに見えないようにコソコソと 「ルドの悩みが解決しますように」 見られたら絶対怒られるな(苦笑) 川にキャンドルが並ぶ姿は壮観だろうな 綺麗で、いい 「家計がキツいときは、家族みんなでロウソク囲んでお喋りしたなぁ」 グス…(泣) 「泣いてねぇよ」 ルドの言葉にぱちくりしてくしゃっと笑う 「お前って、本当にいい奴だな」 |
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◆キャンドル 唯:ローズ 瞬:ジャスミン 唯「アロマキャンドルにも美肌効果なんてあるんですね…」 瞬「気になるならそれで作ってみてもいーんじゃない?」 唯「はい!…瞬さんは…どうされますか…?」 瞬「俺は…どうしよー…いづのオススメはあるー?」 唯「へ?!え、えっと…」 (瞬さん、最近お疲れ?のような気もしますし…) 「ジャスミンなんて…如何ですか…?」 瞬「ジャスミンかぁ!良いねぇ。選んでくれてありがとうー!」 唯「い、いえ!」 (よ、良かった…) ◆噂の橋 ・通りかかり唯月は憂い、秘める 唯(瞬さんに告白…いえ、無理です…そんな事…出来ません だってまだちゃんと…隣に立ててないのですから… …もっと、強くなりたいです…っ) |
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■心情 ∇ロス いつもティ振り回してっしなー…なんでか(首傾げ 今日はのんびりティが景色見れっよう付いてっか ∇ティ ロマンチックな七夕に 色とりどりのキャンドルとは…しかもアロマとは 素敵です ロスさんは多分屋台に夢中なので ちょっと1人でのんびりと ■行動 屋台でご飯 「ロスさんご飯はいいんですか 「…いや今日は景色(腹鳴り 「食べましょうフランクフルトとか肉系がいいですよね 「…あれ?(今日は景色のはずが キャンドル ∇ティ ・青・ラベンダー 子供の頃ポプリにして枕元を思い出し懐かしげ 「これからも綺麗な景色みれますように」 ∇ロス ティに倣って同じのを 「くいもん」 ■景色 ティはのんびり流れるキャンドル見 ロスはティから少し離れて煙草 |
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~ リザルトノベル ~ |
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●杜郷・唯月×泉世・瞬 今日は7月7日。七夕の日。 この日はズラミスとサラミが1年ぶりに再会できる特別な日であり、アークソサエティの至る所でお祭りが開かれている。 唯月達が訪れたこの街ではキャンドルナイトとして七夕のお祝いを行っており、そのお祭りに参加することになった唯月と瞬はとある体験教室でアロマキャンドル作りに挑戦していた。 「えっと……、香りは3種類の中から選べるみたい……です。ジャスミンに、ラベンダーに……、ローズには美肌効果があるん……ですね。アロマキャンドルに、美肌効果があるのも驚き……ですけど、すごく可愛らしい色、です……」 「ほんとだ、すごく優しい色をしてるね。気になるならそれで作ってみてもいーんじゃない?」 「はい、そうします……。瞬さんはどう、されますか……?」 「俺はねー、んっとねー……、んーー。……いづのおすすめはあるー?」 「へ?! わ、私のおすすめ……ですか? え、えっとですね……」 わたしは瞬さんにおすすめを聞かれ、少し考える。 (美肌効果があるローズの香りを選んでも瞬さんにはあまり似合わないだろうし、選ぶとしたらラベンダーかジャスミン……かな?) (最近瞬さんの様子がおかしいというか……お疲れ? のような気もするし……) 「ジャスミンなんてどう……ですか? リラックス効果があるみたい? ですけど……」 「ジャスミンかぁ! 良いねぇ、俺にピッタリだ。選んでくれてありがとうー!」 「い、いえ! どういたしまして……」 アロマキャンドルを作り終わったわたしたちは短冊を飾ることができる場所があるという噂を聞き、祭り会場へと向かいながら、のんびりとキャンドルナイトを楽しんでいた。 道の両脇には手作りのキャンドルが綺麗に並べられており、それぞれに小さなお願い事が書かれている。 かけっこで一番になれますように。喧嘩したお友達と仲直りができますよに。みんなをベリアルから守る浄化師になれますように。 このお願い事を書いた小さな子供たちが十数年後にはわたしたちと一緒に仕事をしているかもしれないと思うと、なんだか心が温かくなってきた。 「彼と両想いになれますように?」 子供たちの可愛らしいお願い事が続いていく中、大人びた字で書かれた願い事も何個かあった。 そういえば、この街にはキャンドルナイトの夜に橋の上で告白したらその恋は成就すると言われている運命の橋があるらしい。 もしわたしがその運命の橋で瞬さんに告白したらどうなるのだろうかと想像するも、すぐに考えるのを諦める。 瞬さんに対する気持ちはまず間違いないだろうけど、まだわたしは瞬さんの隣に立つことができない。 もっともっと強くなって、瞬さんの役に立っても申し分ないような最高の浄化師にならないと……。 「迷子にならないように手でも繋いどくー?」 「つ、つながないですよ! 子供じゃないんですから!!」 とりあえず、瞬さんの心配性が私に向けられないようにはなっておきたいかな。 お祭りもほとんど終盤に差し掛かり始めた頃、わたしたちは祭り会場で短冊にそれぞれのお願い事を書き綴っていた。 「よし、できた。いづはなんのお願い事をしたのかなー?」 「別に大したことは書いてない……、ですよ? 『たくさん絵を描きたい』って書いただけ、です」 「ふーん、なんだかいづらしいお願い事だねー」 本当は短冊の裏にこっそりと書いた『瞬さんの傍にいても大丈夫なくらい強くなりたい』が本命なのだが、瞬さんには黙っておく。 いくら瞬さんでもこれを面と向かって言うにはさすがに恥ずかしすぎた。 「そ、そういう瞬さんこそ、どんなこと書いたん……ですか? わたしばっかりズルい……です」 「別に、『いづをずっと守っていられますよーに』って書いただけだよ。いづは俺にとって大切な存在だからね」 「た、たたたたた大切な存在!? そんな恥ずかしいことサラッと言わないでください!!」 「あれー、もしかして照れてるー?」 「て、照れてなんかないです!! ほら、早く行きますよ」 そう言って唯月は俺の手を掴み、早足にその場から立ち去ろうとする。 握っている唯月の手はとても小さく、可愛らしい。 こんなに可愛らしい唯月には怪我一つしてほしくないし、これからも俺がずっと守っていきたい。 (俺の命に代えても、絶対に唯月を守り抜いて見せるんだ……) ●アシエト・ラヴ×ルドハイド・ラーマ とある街でキャンドルナイトに参加することになったアシエトとルドハイドは、二人でアロマキャンドルを作っていた。 「アロマキャンドルか……、そういえば前にも香りに関する指令があったよな。ルドは覚えてるか?」 「前にも? ……さぁ、俺は覚えてないな。香水を作るときにおまえが手元にあった香料を手当たり次第にぶち込んでとんでもない劇物を作り出したことしか思い出せないな」 「ばっちり覚えてんじゃねぇか!」 「ふんっ。なんのことやら」 アシエトはルドハイドのつれない言葉をはいはいと聞き流し、どの香りにしようか考える。 前に香水を作ったときはあまりにも選べる種類がありすぎてどれを入れるか悩んでしまったが、今回はローズ・ラベンダー・ジャスミンの3種類しかない。 もう絶対に失敗したくないのでこのうちのどれか1つを選ぶつもりなのだが、どれもいい香りがして、アロマキャンドルを作るにどの香料が一番いいのか考え始めるとなかなか決められなかった。 「うーん……、決めた! 俺はラベンダーの香りにしよう。これが一番いい香りがする……ような気がする。ルドはどれにするんだ?」 「俺は最初からジャスミンにするって決めてある。これが一番アシエトの匂いに似てるからな」 「……あのさぁ、前の香水のときといい今回のアロマキャンドルといい、なんで俺の匂いに近づけようとするのさ」 「そんなの俺の勝手だ。俺はこの香りが気に入っている」 「分っかんねーー。……まぁ、嬉しいからいいんだけど」 アロマキャンドルを作った後、俺たちはキャンドルナイトが行われている近くの川に向かった。 道の両脇には地元の子供たちが作った手作りのキャンドルが綺麗に並べられており、その一つ一つに願い事が書かれている。 天には星で作られた天の川。目の前にはキャンドルで作られた天の川。 この灯りの一つ一つに願いがあるのかと思うと、なんだか幻想的な気分だった。 「なぁ、せっかくだし俺たちのアロマキャンドルも一緒に並べてみないか」 「並べるって……、さっき作ったアロマキャンドルのことか? これはそういうために使うものだとは思わないんだが……」 「そんな固いこと言うなよ、香りが付いてるだけでこいつも同じロウソクだろ。願い事が2つも書けて一石二鳥じゃないか」 2つも願い事を書くのは少し欲張りような気もするが、楽しそうにしているアシエトを見ているとつい止める気が失せてしまう。 (……折角の七夕なんだし、こういう日ぐらいは神様も寛大な心で俺たちの貪欲心も許してくれる……よな?) 「……よし、書けた。ルドは何の願い事を書いたんだ? 俺にも見せてくれよ」 「見せるのは構わないが……、まだ何も書いてないぞ」 「なにしてんだよ。早く書けよ」 「急にそんなこと言われても思いつくわけないだろ。そういうアシエトはなんて書いたんだよ」 「俺か? それは言えねーな。ルドには絶対に言えない」 「なんじゃそりゃ」 それなら直接見てやればいいかと思いつつ、ルドハイドは横目にアシエトのアロマキャンドルをこっそりとうかがう。 アシエトのキャンドルには『ルドの悩みが解決しますように』と書かれていて……。 「……っ」 「ん、どうした?」 「いや、何でもない。気にするな」 ルドハイドは何食わぬ顔でアシエトの隣に立つ。 自分の願い事なんだから俺のことは書くなと言いたいところではあったが、それ以上に俺のことをそこまで思ってくれていたのかと思うと少し嬉しかった。 「はぁ……、ロウソクといえば、孤児院にいた時にみんなでロウソクを囲みながらひもじさを凌いだこともあったなぁ……。あいつら、元気にしてるかなぁ…………」 「子供たちも壮健でやってるだろ。だから泣くな、みっともない」 「ぐすっ……、別に泣いてなんかねぇよ……」 「……このお祭りが終わったら、少し遠回りになるだろうけどアシエトの育った孤児院に寄ることにするか」 「寄るって……、帰り道と反対方向だぞ? しかも遠いし……」 「んなもの知るか。行くって言ったら行くぞ」 アシエトはルドハイドの言葉にぱちくりと目を瞬き、やがてくしゃっと笑う。 それほどまでにアシエトにとって、ルドハイドの言葉は嬉しいものだった。 「お前って、本当にいい奴だな」 「なにを今更。ほら行くぞ」 「えっ、ちょっと待てよルド。今からかよ」 そうしてキャンドルナイトを心から楽しんだアシエトとルドハイドは、その足でアシエトが育った孤児院へと向かうのであった。 ●ロス・レッグ×シンティラ・ウェルシコロル 「アロマキャンドル? ……ふーん、ロウソクに香りをつけることができるんですね。なんだか面白そうです」 「うわーー、俺のガラじゃねぇ……」 「確かにロスさんがやるのは香り付けじゃなくて匂い付けですもんね。ロスさんにはあっちの方が似合ってますよ」 「おっ、くいもん! ……って危ない危ない、そうはいかないからな。いつもティを振り回してばっかりだし、今日はティが見たいところを見て回ろうぜ」 そう言いながらも、ロスの口からは涎がだらだらと絶え間なく垂れていることをシンティラは見逃さない。 (ただでさえロスさんは嘘をつくのが苦手だっていうのに、私のために気を使わなくてもいいのに……) 「そんな無理に背伸びしなくていいですよ。私はここのアロマキャンドルをやってみたいので、ロスさんは屋台でも回ってきてください」 「つっても、ティはいつも俺に付き合ってくれっし……」 「そこまで気にされなくていいですよ。むしろ、ロスさんは騒がしいので少し離れていただきたいところではありますね」 「そうか……、じゃあ俺はティの邪魔をしないように向こうの方で……って俺をのけ者扱いにするなよ!! ちゃんと静かにできっから!!」 「えっ、本当ですか? 私はいまいちその言葉を信用できないんですけど……」 ロスとは浄化師として契約をする前からペットと飼い主として随分昔から付き合いがあったわけだが、ロスが静かだったことなんて数えるほどしかない。 ロスは昔からめんどくさがりで欲望のままに生きているような人である。そんな彼が何もせずに静かに待っていられないことなど、シンティラにとっては火を見るよりも明らかだった。 「はぁ……、そういえばロスさん、ご飯はいいんですか?」 「いや今日は景色を……」 「そうですか、じゃあどうしましょう……。ロスさんはそうではないかもしれないけど、私は少し小腹が空いてきたんですよね。かといってアロマキャンドルもやってみたいし……。よろしければなにか買ってきてもらえないですか?」 「……何が食べたいんだ?」 「そうですね……。せっかくのお祭りですし、やっぱりお肉系がいいですかね。フランクフルトとかどうでしょう」 「……だよな、そうだよな。やっぱり食べるなら肉系だよな。肉を焼いている匂いが至る所からするし、探したらたくさんあると思うんだ。ちょっと行ってくる」 さすがシンリンオオカミの獣人。人の何千倍も鼻が利く。 ロスさんにはお使いを頼んで、私はアロマキャンドル作りに専念していくことにしよう。 香りはどれにしようか少し迷ったが、子供の頃にポプリにして枕元に置いていたラベンダーの香りを選んだ。 ロスさんのは……、ジャスミンにしておこう。ロスさんにはリラックス効果の香りが一番必要だと思う。 あの人にはもっと落ち着きを持ってもらわないと……。 ロスが屋台の巡回から戻ってきてフランクフルトを二人で食べた後、シンティラが作ったアロマキャンドルをロスにも一つ渡してキャンドルナイトに参加することにしてみることにした。 川沿いならどこにキャンドルを置いてもいいらしいので場所はそこまで困らなかったが、なかなかお願い事をなににするのか決まらない。 ロスは早々に願いを書いてキャンドルに火をつけていたが、私はこういう時に限って願いが思いつかなった。 「……よし、決めた。これからもロスさんと一緒に綺麗な景色が視れますように」 「えー、そこに俺がいる意味ってあるの?」 「だってロスさんと一緒に見ないと面白くないじゃないですか。ロスさんはなんて書いたん……、ぶふっ!?」 「ん? ……あっ、おいティ!! 俺の願い事見たろ!!」 「い、いや全然見てないですよ。とてもロスさんらしい願い事だと思います」 「やっぱり見てるじゃねぇか!」 「だ、だってせっかくのお願い事が『くいもん』って……。さっき食べたばっかりなのに……」 「仕方ないだろ、ティのことを待ってたらまた腹が減ってきたんだから」 「そうですね……、それじゃ食べに行きましょうか。今度は私も一緒に。ロスさん、露店を案内してもらっていいですか」 「任せろ。さっきまでずっとこの辺りをウロチョロとしてたからな。道案内はお手の物よ」 そうして、私たちはロスの願い事を自らの手で叶えに行くために、人ごみの中へと消えていった。 ●リチェルカーレ・リモージュ×シリウス・セイアッド とある事情でキャンドルナイトのお祭りに参加することになったリチェルカーレとシリウスは、二人で川沿いを歩きながらキャンドルナイトの雰囲気を楽しんでいた。 川沿いには無数のキャンドルが灯されており、その一つ一つに願い事が書かれている。 まるで天の川が地上に降りてきたような、そんな幻想的な景色に、シリウスは思わず目を丸くしていた。 「シリウス、口が空いてるわ」 「……すまない。キャンドルナイトなどというお祭りは行ったことがなくて、少し驚いてしまった」 「実は私も。全部でいくつのロウソクが使われているかは分からないけど、ここまで多いと数える気にもならないわね。このキャンドルの一つ一つに願い事が書かれていて、それが無数に散りばめられていて……。いくつもの夢が詰まっている天の川って感じがして、なんだか素敵」 そう言うリチェルカーレはとても楽しそうで、シリウスの表情も心なしか柔らかくなる。 リチェルカーレからお祭りに行かないかと誘われたときはどうしたものかと悩んでいたが、リチェルカーレが喜んでいる姿を見ると連れてきた甲斐があったというものである。 あまり人混みが得意ではないシリウスだったが、リチェルカーレと一緒にいるとどんなことでも楽しくなるように思えた。 一通り川沿いを歩きながらキャンドルナイトを楽しんだ後、リチェルカーレとシリウスはとある体験教室でアロマキャンドルを作ることにした。 「ローズにラベンダーにジャスミン……。どうやらこの3種類の中から選べるみたいね。どれも綺麗な色……」 「アロマキャンドルとロウソクはなにが違うのかと疑問に思っていたが、実際に実物を見てみると綺麗なものだな。ほのかに香るこの香りもなかなかいいものだ」 「それはラベンダーの香りね。私はどれにしようかな……」 サンプルとして並べられていたアロマオイルを一つ一つ手って嗅いでみるも、どの香りにするか一向に決まらない。 散々悩みに悩み抜いた末、リチェルカーレは淡いピンク色が可愛らしいローズの香りでアロマキャンドルを作ることにした。 「それで、シリウスはどうするの?」 「……ん?」 「いえ、シリウスはどれにするのかなって」 「別に俺は……。リチェが作っている姿を眺めてるだけでも楽しいからな。ここで見てるよ」 「折角ここまで来たんだもの。そんなこと言わないで、シリウスも一緒に作りましょう?」 そう言って、リチェルカーレはシリウスの袖を引っ張って隣の席へと無理やり座らせる。 ……まぁ、アロマキャンドルを作る機会なんて早々ないだろうし、作っておいて損はないかもしれない。 ラベンダー、ローズ、ジャスミンと順番に香りを嗅いでいったのだが、ジャスミンはどこかで…………、そのまた遠い昔に嗅いだような気がする。 もしかしたら家の庭に咲いていた白い花がジャスミンだったのかもしれない。今になってはもう確かめようがないことがなによりも辛かった。 「……リウス。シリウス? どうかした?」 「い、いやなんでもない。気にするな」 シリウスは首を横に振り、さりげない動きでジャスミンの香りのするアロマオイルを卓に戻す。 俺にとっては思い出したくもない記憶だ。無理に思い出す必要もない。 結局、シリウスは一番最初に嗅いで気に入っていたラベンダーの香りでアロマキャンドルを作ることになった。 「……いいのか。せっかく作ったアロマキャンドルをここで使ってしまって」 「別にいいの。たった今、お願いすることができたから」 そう言って、リチェルルカーレは何の迷いもなくさっき作ったアロマキャンドルに火をつける。 お願い事を心に思い浮かべながら、ゆっくり……、じっくりとロウソクの炎を見つめる。 「願い事のこもったロウソクの炎……。この炎一つ一つに夢が書かれているのかと思うと、なんだか素敵ね」 「リチェはどんなお願い事をしたんだ?」 「ふふっ、シリウスには秘密」 (シリウスがこれからもたくさん笑ってくれますように……)
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*** 活躍者 *** |
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該当者なし |
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[4] 杜郷・唯月 2018/07/07-17:39
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[3] リチェルカーレ・リモージュ 2018/07/06-23:04
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| [2] ロス・レッグ 2018/07/06-21:10 |























