(不機嫌になった薙鎖視点)
夜更かしが祟り遅く起きると、寮母の許可を得て上がり込んだモニカさんが、
汚れ放題だった僕の部屋を勝手に片付け、溜まってた洗濯物も洗ってしまった。下着も。
おまけに汚部屋化がバレた僕は寮母に大目玉。
浄化師活動の為の勉強や準備諸々の中で、掃除等が後回しになってただけなのに。
割と立つ瀬が無く不機嫌を隠す余裕もないまま、
気まずい空気の中僕はモニカさんの前で遅い朝食をとる。
モニカさんの腹の虫が鳴った。
聞けば、朝起きてこない僕を心配して来てから何も食べてないという。
なんて事だ。慌ててメニューを彼女に渡す。
お礼とお詫びを兼ねて僕が奢りますから、何でも頼んで下さい。
それ位はさせて下さい。