スリーサイド・デスファイト
難しい | すべて
8/8名
スリーサイド・デスファイト 情報
担当 黒浪 航 GM
タイプ EX
ジャンル 戦闘
条件 すべて
難易度 難しい
報酬 通常
相談期間 6 日
公開日 2018-08-31 00:00:00
出発日 2018-09-09 00:00:00
帰還日 2018-09-22



~ プロローグ ~

 晩夏のある朝、霧深い森の中を、黒い外套に身を包んだ四人の男が音も無く駈け抜けてゆく。
 一定の速度で、息も乱さず、木々の間を滑るように疾走していく彼らの姿は、さながら死神か、幽鬼のようだ。
 全員が終焉の夜明け団の信者だが、巨大で異様な組織の中でも、彼らはひときわ異彩を放っている。
 彼らは、組織の裏切り者や、敵対者の抹殺を主な任務として活動している信者たち――いわゆる処刑人、暗殺専門のスペシャリストなのだ。
 当然ながら、その実力は折り紙つきで、彼らに狙われて命を落とさずに済んだ者は、数えるほどしかいないという。
(そろそろ、か……)
 四人の先頭をゆくアインは、ターゲットが近いことを察して、後方の部下たち――ツヴァイ、ドライ、フィーアに注意を促すハンドサインを送った。
 経験豊富で、普段は常に冷静沈着な三人の部下も、今回ばかりは内心の不安と緊張がはっきりと顔に表れてしまっている。
(まあ、無理もないな)
 アインは、五感を研ぎ澄まして前方の気配を探りながら、乾いた唇を舐めた。
 
 組織のアジトのひとつが、ひとりの女によって壊滅させられた――数日前、本部にその情報が届いた時には、アインも思わず自分の耳を疑った。
 やられたのは、辺境にある小規模な拠点ではあったが、それでも常に十名以上の魔術師が所属し、防衛にあたっていたはずなのだ。それを、まさかたったひとりの女に潰されるとは――。
 敵の正体は不明だが、相当な実力者であることだけは間違いない。
 油断すれば、こちらがやられる――アインが額に浮いた汗を無意識に拭いながら、木々の間を抜け、小さな丘の上に出たとき――、
「待っていましたわ」
 突然声がして、慌てて見上げると、丘の頂上にたっている若い女が、こちらを見つめて微笑んでいるのに気づいた。
「……っ!!!」
 四人の男は驚愕し、不用意にもその場で硬直してしまう。
(ばかな……この俺が、まったく気配を察することができなかったというのか……)
 アインは、信じられないような表情で女の柔和な顔を見つめる。
 女の周囲には、キメラと思われる異形の怪物が、三体。
 大きさは、大人の人間とほぼ同じ。爬虫類の顔と皮膚をもつ、二足歩行のモンスターだ。おそらくは、トカゲとサルを合成して生み出したキメラだろう。
 あえて名付けるなら、リザードマン、といったところか――。
 なるほど、キメラを引き連れていたのだとすれば、女ひとりにアジトが壊滅させられた、というのも納得がいく。
「……我々のアジトを襲ったのは、お前か」
 アインの隣にたつツヴァイが、重たい声で訊くと、
「ええ、そうです」
 着古した修道服に身を包んだ女は、金色の眼を細めて余裕たっぷりに答えた。
「なぜだ……なぜ、我々の敵となる?」
 四人で一番若いドライが口を開くと、女は小さく肩をすくめた。
「ここで命を落とすあなた方が、それを知る必要はありません」
「なるほど……」
 フィーアが殺気を放ちながら不気味な笑みを浮かべると、アインはしずかに腰のナイフに手をかけた。
「女……殺すまえに、お前の名を聞いておきたい」
 アインの問いに、女は、軽く笑って、
「ルシア……それが、わたしの名です」
 意外にも素直に答えた。
「そうか……。では、覚悟しろ。ルシア」
 アインがそういって、ナイフを手に駈け出そうとした、まさにその時――、
「ま、待てっ!」
 油断なく周囲に気を配っていたツヴァイが、緊迫した声をあげた。
 アインがとっさに振り向くと、部下の視線の先に、今しがた森から出てきたばかりの一団の人間がいるのが目に入る。
「!? ……教団の浄化師が、なんでこんなところに……?」
 アインが苛立たしそうにつぶやくと、
「わたしが呼んだのです」
 ルシアが、金色の眼を細めて、嬉しそうににいった。
「なに……?」
「終焉の夜明け団のアジトを襲えば、あなたたちが追ってくることは、はじめからわかっていました。ですから、アジトを襲う前に、教団に情報を流しておいたのです」
「…………」
「わたしは、今まであなた方からただ逃げていたわけではありません。彼ら――教団の浄化師たちをずっと探していたのです。わたしに代わって、あなた方を倒してもらうために」
「なんだと……」
「あなたたちと、薔薇十字教団の浄化師……はたして、どちらが強いのでしょうね……」
 ルシアは、頬に手をあてながら、不敵な笑みを浮かべる。

 浄化師たちは、終焉の夜明け団の信者とおぼしき男たちと、キメラを従えている女を交互に見つめつつ、武器を構える。
 数日前、「ソレイユ地区の北部にある廃村に終焉の夜明け団のアジトがある」という未確認の情報が教団の本部に入り、その真偽を確かめるために派遣されてきたのだが――どうやら、今回はあの女に利用され、上手く操られていたらしい。
 まったく、不本意で癪に障ることこの上ないが、こうして終焉の夜明け団の信者と、禁忌魔術を使用する者を見つけた以上、浄化師としてやるべきことはひとつしかない――。

「面倒だが、両方やるしかないな……」
 アインはナイフを構えつつ、部下たちに頷いて見せる。
 ルシアと、教団の浄化師を同時に相手にするのは厳しいが、かといってここで尻尾を巻いて逃げ出すわけにもいかない。
 見たところ、女と浄化師たちは、友好関係にあるわけでもなさそうだ。となれば、こちらにも十分つけ入る隙はある――。

 朝霧の流れる草原の丘で、今、奇妙な三つ巴の戦いがはじまる――。


~ 解説 ~

●目的

終焉の夜明け団の信者四名と、禁忌魔術を使用する女――ルシアの拘束、およびキメラの殲滅


●敵

・終焉の夜明け団信者
アイン:魔術師ではありますが、魔術よりナイフを使った戦闘が得意で、接近戦を挑んできます。体術にも優れ、四人の中では一番の実力者です。
ツヴァイ:アインと同じく、ナイフによる接近戦を挑んできます。大柄で相当な膂力がありますが、素早さはそれほどでもありません。
ドライ:魔術書を使用し、火属性の魔力弾による攻撃を仕掛けてきます。小柄で、素早さにも優れます。
フィーア:魔術書を使用し、水属性の魔力弾による攻撃を仕掛けてきます。魔力が高い一方、素早さはそれほどでもありません。

・禁忌魔術を操る女ルシア:たったひとりで終焉の夜明け団のアジトを壊滅させるほどの実力者です。無数の魔力弾を撃ち出す攻撃を繰り出すほか、魔力障壁で攻撃を防御します。基本的に、こちらから攻撃しない限り、向こうから攻撃を仕掛けて来ることもありません。

・キメラ(リザードマン)×四体:いずれも体長二メートル、体重百キロ程度。両手についた鋭い爪と、牙による噛みつき攻撃を仕掛けてきます。素早さは人間と同程度ですが、全身が硬い鱗に覆われており、耐久力はそれなりにあります。ルシアの指示により、こちらから攻撃しない限り、攻撃を仕掛けてくることはありません。ただし、ルシアを倒しても無力化することはできません。

●状況

終焉の夜明け団、ルシア、浄化師の、三つ巴の戦いです。
戦力を分散させ、両方の勢力を同時に相手にするのか、あるいは、一旦どちらか一方の勢力に共闘をもちかけ、もうひとつの勢力に攻撃を集中するのか、はたまた――。
敵も人間なので、こちらの言葉で翻弄したり、交渉する余地はあります。
今回の相手は、どちらも強敵です。上手く作戦を練り、効果的に戦闘を展開してください。

 

 


~ ゲームマスターより ~

今回のエピソードのマスターを務めさせていただく、黒浪 航です。
今回は、『破戒の聖女』『魔狂の城主』両エピソードで登場した因縁深い宿敵ルシアに、さらに終焉の夜明け団まで加わった、苛酷な三つ巴の戦いです。
三つの勢力が入り乱れる複雑な戦闘であるがゆえに、こちらの作戦が戦況に大きな影響を及ぼす、自由度の高いミッションであると言えます。
皆さんの創意溢れる戦術で、見事勝利をつかみ取ってください。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

ショーン・ハイド レオノル・ペリエ
男性 / アンデッド / 悪魔祓い 女性 / エレメンツ / 狂信者
腹の底が透けて見える
あの女は俺達を掌の上で踊らせたつもりか
生憎、誰かの勝手な都合に付き合う程、俺は大人じゃないんだ

キメラに先制でDE8

その後信者へ説得:奴は禁忌魔術の為に他人を唆し、多くの人を傷付けた。お前達のアジト破壊も許されない
恐らくだが極刑も視野に入れられる…あいつは殺されても当然の人間だ
どうだ?お前達の任務、俺達が少し軽くしてやる

真名詠唱後キメラに通常攻撃
キメラ討伐後はルシアを相手に
ルシアが倒れたら信者にDE8で隙を作る
裏切りとは人聞きが悪い。表に返ったんだ
ドライとフィーア、手負いの方を集中的に攻撃

ルシア、これは慈悲じゃない。どんなに腹が立とうが然るべき裁きの上で処罰は受けてもらう
アリシア・ムーンライト クリストフ・フォンシラー
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / アンデッド / 断罪者
ルシアさんって終焉の夜明け団の人じゃ、なかったんです、か…?

少し混乱しつつもみんなの話に頷き
話すのが上手くないのは自覚してるので信者への説得は黙って聞いている

戦闘開始時、魔術真名詠唱
クリスと共にルシアの方へ
中衛位置からなるべく魔力を使わないように通常攻撃でルシアを狙い援護
信者の中に死にそうな程の酷い傷を負った者が出た場合は天恩天賜で回復

一時的とは言え、一緒に戦う方を見殺しにはできない、です…

クリスがルシアを庇って怪我した場合は即座に回復
ルシア捕縛を手伝う
キメラ戦が終了し仲間が来るまでルシアを殺させないように

信者戦
鬼門封印を使った後
クリスの援護射撃及びリチェちゃんと合図し合っての回復を中心に動く
リチェルカーレ・リモージュ シリウス・セイアッド
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ヴァンピール / 断罪者
ルシアさん 夜明け団と行動を共にしているのかと思っていたのに
一体何を考えているのかしら?
うん これ以上こんなことをしては駄目
彼女を止めましょう

まずはルシアさんとキメラ討伐を優先
確かにわたしたちの任務は 終焉の夜明け団のアジトを確認することです
だけど禁忌魔術を目にして それを無視する訳にはいきません
きっぱりとそう宣言
夜明け団の人も捕縛しなければだけど それをしないような演技

魔術真名詠唱
キメラ戦 中衛に布陣
光明真言2で能力上げ
体力が6割を切った人を優先で回復
それ以外は九字で攻撃

キメラ討伐後はルシアさん、次に夜明け団の順に戦闘
戦闘方針はキメラ戦と同じ
誰も殺させたりしません
シアちゃんと連携 仲間が最後まで倒れぬよう
リコリス・ラディアータ トール・フォルクス
女性 / エレメンツ / 魔性憑き 男性 / 人間 / 悪魔祓い
指令を受けて来てみたらよく分からない女の逃亡の手助けをさせられるなんて御免被るわ
私、利用されるのは大嫌いなの
とりあえず、そのキメラは禁忌だから壊しちゃうわね

魔術真名唱え

戦闘はキメラ最優先で攻撃
スキルで回避を上げ前衛で攻撃を引き付ける

キメラ撃破後
ルシア健在ならルシア狙い
逃走阻止のため退路を断つように動く
信者に殺させないよう注意

ルシア捕縛後
夜明け団に標的変え
お疲れ様、ご協力ありがとう
…それじゃあ次はあなた達の番ね
鈍重そうなツヴァイを狙う
この時も回避重視で、トールが攻撃しやすいように位置取り等気をつける

え?共闘?
ルシアを捕まえたんだからおしまいよ
あとは当初の目的通り、夜明け団捕縛の指令をこなすだけ
シャルローザ・マリアージュ ロメオ・オクタード
女性 / 人間 / 占星術師 男性 / アンデッド / 悪魔祓い
ルシアと対峙するのは三度目ですね。
彼女の思い通りになるのは癪ですし何か手は打ちたいですね。

まずは信者との一時的な休戦を申し出てみましょう。
三つ巴のままではお互い消耗するだけですそちらがルシアとの戦闘を優先するのならばこちらはキメラの相手はしましょう。懸念は一つ減るでしょう?
ルシアを攻撃するのならルシアもキメラを動かさざるえないでしょうし…。
協力の証になるかはわかりませんがルシアにMG8を使用しておきましょう。

キメラはルシアを倒しても無効化されませんし先に倒してしまいましょう。
その間にルシアと信者がお互い上手く消耗してくれればいいのですが。
ルシアとの戦闘になったら支援の頻度を上げます。
ニーナ・ルアルディ グレン・カーヴェル
女性 / 人間 / 占星術師 男性 / 人間 / 拷問官
情報提供ありがとうございました、あとは見学の予定でしたか?
残念ですが、私達にはあなたの望む物をお見せするつもりはありません。

まずはキメラから、ここでルシアさん達をどうにかしないと
この先もっと被害が大きくなりますし頑張っちゃいますよー!

グレンの後ろからスキルを使っていきます。
相手の防御は固いです、攻撃を集中させて倒したいですね。
キメラが戦闘中ルシアさんの下へ引き返そうとしたら
攻撃してこちらに注意を向けさせます。

キメラの次はルシアさん、ルシアさんの次は信者の皆さんですね。
攻撃はフィーアさんから。
魔法への抵抗力なら私の方がありますから、グレンはその間に攻撃をお願いしますね。

何とかなりますよ!
…多分。
響・神原 愛華・神宮慈
男性 / 人間 / 悪魔祓い 女性 / 人間 / 断罪者
>キメラ戦
愛華
周囲の近接主体の仲間と連携して戦う。


遠距離から移動しながら狙撃して、キメラの注意を近接戦をしている仲間に向けさせない。

>信者戦
遠距離系のフィーアと戦う。
愛華が逃がさないように近接戦をし、響が遠距離から削る。

>ルシア戦
魔術真名を唱え、戦う。
セプティム・リライズ ユウ・ブレイハート
男性 / 人間 / 断罪者 女性 / エレメンツ / 狂信者
*目的
ルシアの捕縛

*手段
まず終焉の夜明け団と共闘してルシアを倒す
見たところ彼らも彼女を殺したがってる様子
それなら僕らも手を貸す理由を言えば無下にしないでしょう

共闘する事になったら僕らはキメラの相手をする
ルシアの相手は夜明け団に任せます
目的達成できるのだから拒む理由はないはずです

戦闘時はユウさんに後方から援護を受けて接近
【ソードバニッシュ】で先制後、関節など比較的柔らかい部分を重点的に攻撃
確実にダメージを与えて撃破します

戦闘後、ルシアが倒されてないなら夜明け団を援護する形で撃破
その後、夜明け団の一人フィーアに不意打ちを仕掛けて倒す
ルシアが倒されてるなら嘘を教えて夜明け団を制止して時間を稼ぐ


~ リザルトノベル ~

●敵の敵は
 丘の頂上で、女王のように佇むルシアに『リチェルカーレ・リモージュ』は不審の眼差しを向ける。
「ルシアさん……夜明け団と行動を共にしていたと思っていたのに、一体何を考えているのかしら……?」
「さあな……」
 『シリウス・セイアッド』は美しい双剣を鞘から引き抜きつつ、呟いた。
「だが、このまま放っておけば、あいつはキメラをつくり続ける。夜明け団はもちろんだが、ルシアも逃がすわけにはいかない」
「うん……。これ以上、こんなことを続けさせてはダメ。彼女を止めましょう」
 シリウスは、二本の剣の切先を、ルシアとリザードマンたちに向ける。
「今日は逃がさない! お前を倒すのが最優先事項だ」
 シリウスの決然とした宣言に、ルシアはちょっと困ったように目を細める。

(ルシア、悪いけど俺達は君の掌で踊ってやる気は無いよ)
 『クリストフ・フォンシラー』は、くすりと笑うと、油断なく武器を構えている四人の信者たちに向かって、両腕を広げてみせた。
「終焉の夜明け団の方々、ここは一旦休戦しよう」
「……なに?」
 クリストフの意外な提案に、アインは怪訝な表情を浮かべる。
「ルシアに、痛い目に遭わされたんだろう? 実は、俺達も彼女には辛酸をなめさせられていてね。いつもいつも、いいように利用されて腹が立ってるんだ」
 すると、そばにいた『セプティム・リライズ』も頷き、言葉を継ぐ。
「これまでにも、僕たち教団は、幾度も彼女の罠に嵌り甚大な被害を受けてきました。そのため、教団の上層部も先日ついに彼女の抹殺を決定したのです」
「あの女は、教団も敵に回していたのか……まったく、命知らずなヤツだ……」
 ドライは、はやくも浄化師たちの言葉を信用したのか、ルシアに視線を向けて不敵に笑う。
「だから、君たちがルシアを倒したいというのなら、俺達はそれに手を貸す」
 クリストフがいうと、『グレン・カーヴェル』が愛用のバトルアックスを揺らしながら、思わせぶりな笑みを浮かべた。
「ここであの女を片づけておかないと、色々と困るんでな」
「…………」
 予想外の展開に判断を迷う信者たちは、互いに顔を見合わせる。

 魔術真名を唱えて潜在能力を解放した『ロメオ・オクタード』は、ルシアを見つめつつ、ゆっくりと息を吐く。
(あの女と戦うのも、これで三度目か……。お嬢ちゃん的には、自分で捕まえたいって気持ちもあるんだろうな……)
 ロメオが横目で見下ろすと、『シャルローザ・マリアージュ』は決意の表情で一歩前に進み出て、信者たちに語りかけた。
「このままでは、お互いに消耗するだけです。あなた方の目的は、ルシアを倒すこと、ですよね? であれば、私達があのキメラの相手をすれば、あなた方の懸念は一つ減るのではないですか?」
「…………」
 信者たちの中心に立つアインは、無言のまましばし逡巡する。
(コイツらは、オレたちを罠に嵌めようとしているのか? いや、しかし、仮にコイツらがあの女と手を組んでいるのだとすれば、このような回りくどいことなどせず、はじめからオレたちを袋叩きにしようとするはず……。でもそうしない、ということは、コイツらがあの女と敵対関係にあるのは間違いない、ということか……いや、しかし――)
 信者たちが判断を迷っていると察した『ショーン・ハイド』は、突然、眼にも止まらぬ速さで狙撃銃を構えると、ルシアのそばにいたリザードマンの一体に狙いをつけ、『ソニックショット』を放った。
 ギシャアアアァァァアアアッ!
 完全なる不意打ちで腹部に銃弾を受けたキメラが苦痛の絶叫をあげると、信者たちと、そしてルシアの表情が一変した。
「これで、俺たちを信用したか?」
 ショーンは、冷静にアインを見つめる。
「あの女は、これまでにも禁忌魔術の為に他人を唆し、多くの者を傷つけた。あいつは、殺されても当然の人間だ。だから、お前達があの女を抹殺するつもりなら、俺たちは手を貸す、といっているんだ。どうだ? 悪い話ではないはずだぞ?」
 しばしの間の後、アインは、浄化師たちに向けていたナイフをゆっくりと下ろした。
「……わかった、いいだろう。あの女の抹殺に協力するならば、お前達はこの場から見逃してやる。もちろん、お互いに貸し借りは無しだ」
「うん、それで構わないよ」
 『レオノル・ペリエ』が微笑んで頷き、浄化師と終焉の夜明け団の信者の間に一時的な同盟が誕生する。

●ルシアの誤算
 教団の浄化師と終焉の夜明け団の信者が手を結ぶの見たルシアは、さすがに少したじろぎ、そして、浄化師たちに軽蔑の眼差しを向けた。
「終焉の夜明け団のアジトを捜索するために派遣されたあなた方が、まさか夜明け団の信者と手を組むとは……。誇りや信念を持たぬ、弱き者たち……。私は、どうやらあなた方を少々買い被っていたようですね……」
「たしかに、わたしたちの任務は、終焉の夜明け団のアジトを確認することです。だけど、禁忌魔術を目にして、それを無視するわけにはいきません。今度こそ、あなたを止める……そのために、最善の選択をしただけです」
 リチェルカーレが、きっぱりと言うと、
「情報提供ありがとうございました。ですが、私達はあなたが望む物をお見せするつもりはありません」
 『ニーナ・ルアルディ』はルシアに笑みを向けつつかぶりを振る。
「浄化師の前で堂々と禁忌魔術を使っておいて、高みの見物ができるとでも思っていたのか? 貴様も随分と間抜けだな」
 『愛華・神宮寺』が、小さく鼻を鳴らすと、 
「私、利用されるのは大嫌いなの」
 『リコリス・ラディアータ』は、鞘から短剣を引き抜き、その刃の切先をキメラたちに向けた。
「とりあえず、そのキメラたちは禁忌だから壊しちゃうわね」
 リコリスは宣言すると、『トール・フォルクス』と手を繋ぎ、
『闇の森に歌よ響け』
 魔術真名を唱えて潜在能力を解放する。
「あなた方と戦うつもりはなかったのですが……仕方がありませんね。今日、ここで決着をつけましょう」
 ルシアは静かに言うと、浄化師たちを指差し、
「いきなさい」
 配下のリザードマンに戦闘命令を出す。
 ギシャアアッ!
 異形のキメラたちが怒号で応えて、それが戦闘開始の合図となった。

(キメラ相手に時間をかけるわけにはいかないですね……)
 双剣を手にしたセプティムは、地を疾る流星の如き素早さで誰よりも速くリザードマンの一体と肉薄すると、
(ここです!)
 低い姿勢から『ソードバニッシュ』を発動、神速の斬り上げをキメラの弱点である脇に命中させ、そのまま片腕を両断する。
 激昂したキメラが、残った一本の腕を無防備なセプティムめがけて振り上げたとき、
「させません!」
 かけつけた『ユウ・ブレイハート』が、『リーフスラッシュ』を発動、魔力で形成した無数の葉をキメラの顔面に命中させ、相手を仰け反らせる。
 
 パートナーとともに魔術真名を唱えて潜在能力を解放したシリウスは、草原を一直線に駈け抜け、
「キメラとの戦い方は、もう学習済みだ」
 セプティムの背後で跳躍、愛用の双剣が生む華麗な剣技で、リザードマンの頸や脇、脚に無数の斬撃を浴びせる。
 アライブスキルで膂力をあげたシリウスの剣は重く、鋭く、大ダメージを受けたキメラがふらついたところで、
「いきます!」
 やや離れた場所にいたリチェルカーレが、杖を振って繰り出した、九字に切り裂くような衝撃が相手に直撃、その場から弾き飛ばす。
「終わりです」
 キメラの背後に回り込んでいたセプティムが、二本の剣を勢いよく交差させて相手の頸を斬り飛ばすと、哀れなキメラは絶命し、ドサリとその場に倒れ伏した。

(ルシアさんって、終焉の夜明け団のひとじゃなかったんですね……)
 『アリシア・ムーンライト』は緊迫した状況の中で、少々混乱しつつも、
(とにかく、今度こそあのひとを止めないと……!)
 決意を固め、パートナーとともに魔術真名を詠唱する。
「いくよ!」
 クリストフは、アリシアに声をかけたあと、四人の信者たちに視線を送る。
「あの女は、オレたち四人でやる……邪魔をするな」
 アインが暗い口調でいうと、
「彼女をあまり見くびらないほうがいい。それに、俺は君の部下じゃない」
 クリストフは肩をすくめ、ひとりさっさとルシアに向かって駈け出す。
「フン、浄化師め……」
 アインは不満げに呟くと、部下たちとともにクリストフの後を追う。

 先ほど不意打ちを受けて怒ったリザードマンがショーンに襲いかかろうとしているのをみると、リコリスはとっさにキメラの進路を塞ぎ、短剣を構えた。
「いかせないわ」
 邪魔だ、と言わんばかりにキメラが大振りのフックを繰り出してくると、アライブスキルで素早さと身のこなしを向上させたリコリスは、相手の攻撃をさらりと躱し、そのまま流れるような動きで、敵の背中に斬りつける。
 すでにダメージを受けていたリザードマンが痛みに顔を歪めて足を止めた時、
「そこだ!」
 トールのボウガンが相手の胸に命中。
 キメラは、激痛に苦しみつつその場から二三歩後退る。
 パートナーとともに魔術真名を唱えたレオノルは、
「いま、楽にしてあげるよ」
 青い瞳の奥に哀しみの色をみせつつ、杖から魔力弾を撃ち出す。
 ショーンも狙撃銃を放ち、二発の攻撃を同時に受けたリザードマンがたまらず地面に膝をついた時、美しく舞うような動きで背後から迫るリコリスがキメラの心臓を深々と貫いた――。
 キメラの絶命を確認した浄化師たちの顔にしかし喜びはなく、皆がルシアに怒りの眼差しを向ける。

 クリストフたちがルシアのもとへ駈け出したのをみると、シャルローザはすばやく『ルーナープロテクション』を発動、月の女神の祝福によりルシアの攻撃力を下げる。
 横目で笑って見せるクリストフに頷きで応えると、シャルローザは眼前に迫るキメラに向かって占星儀を構えた。
「いくぜ、お嬢ちゃん」
 ロメオは『ワーニングショット』を発動、正確に相手の頭部に命中させ、敵が怯んだところで、シャルローザの占星儀から撃ち出した魔力攻撃が敵の胸に直撃する。
「一気に倒したいところだが、後のこともあるからな」
 パートナーとともに魔術真名を唱えたグレンは、キメラに向かって駈け出し、魔力消費の少ない『暴撃』を発動、渾身の力を込めた苛烈な攻撃を相手の胴に叩き込む。
 リザードマンの身体が宙を舞い、地面に叩きつけられたところで、ニーナが『ワンダリングワンド』を発動、飛翔するタロットカードで相手の身体を切り刻む。
 大ダメージを受けたキメラはしかし、しぶとく立ちあがってグレンに襲いかかる。
「くっ………」
 グレンが、バトルアックスでなんとか相手の攻撃を受け止めた時、
「そろそろ、眠りにつく時間だ」
 ロメオが狙撃銃でキメラの肩を撃ち、相手が仰け反ったところで、
「はあぁぁああっ!」
 グレンがふたたびアライブスキルを発動、渾身の一撃でリザードマンの頸を両断した。

「ふたりだけでキメラの相手をするのは、なかなか骨が折れますね」
 『響・神原』がリザードマンに狙撃銃を放ちながらいうと、
「泣き言をいうな。すぐに仲間達が来る」
 愛華は、キメラと一進一退の攻防を繰り広げながら、厳しい口調で応える。
 眉目秀麗の女剣士は気丈に振舞っているものの、リザードマンの鋭い爪による攻撃で、すでに彼女の全身には幾つものが切傷ができて、細く血が流れている。
 響は、そんなパートナーの後ろ姿を見つめながら、自分が彼女の代わりになれないことをもどかしく思う。
「うっ……!」
 ついに、躱しきれなかったキメラの爪で太腿を深く裂かれ、愛華の身体がぐらりとよろめいた、その時――、突然どこからともなく無数の木の葉が飛んできて、リザードマンの全身を襲い、相手を驚愕させる。
「お待たせしました!」
 声に振り返ると、杖を構えたユウがこちらに頼もしい笑顔を向けている。さらに、彼女の前をすばやく疾走してきたセプティムが、『ソードバニッシュ』を発動、怯んだキメラの片腕を斬り飛ばす。
「あとは、任せました」
 セプティムの言葉に、愛華は無言で応えてサムライソードを構えると、『エッジスラスト』を発動。瞬時に敵の懐に飛び込んで、相手が意表を突かれている隙に、神速の一閃。リザードマンの頸を見事斬り落とした。
「遅くなってごめんなさい」
 リチェルカーレがシリウスとともに駈けて来て、アライブスキルで愛華の回復をはじめる。
「次は、いよいよあの女か」
 シリウスは、丘の頂上付近で信者とふたりの浄化師を相手に戦うルシアを見据え、剣を握る手に力を込める。

「前に戦った時より、さらに強くなってるな……」
 クリストフは、六人を相手に互角の戦いを演じるルシアを見つめて、賞賛と焦燥が入り混じった複雑な笑みをみせる。
 実際、これまでのルシアの戦いぶりは見事と言う他なかった。
 彼女は、アリシアとドライ、フィーアが繰り出す魔力攻撃をことごとく躱し、防ぎつつ、クリストフたち接近戦が得意な者たちへは魔力弾の弾幕をぶつけて、彼らに距離を詰められないよう巧みに立ち回っている。
 ルシアの膨大な魔力とセンス、そして豊富な戦闘経験があるからこそできる芸当で、クリストフは、そんな彼女をすばらしい好敵手だと認めないわけにはいかなかった。
「できれば、もっと違う形で出会いたかったよ」
 クリストフが、残念そうに呟いた時、彼の隣をアインとツヴァイが勢いよく駈け抜けていった。
「集中しろ!」
 ふたりを追うように、ドライとフィーアが放った強力な魔力弾が飛んでいき、一気にルシアに迫る。
 信者たちは、いよいよ勝負に出たようだ。
「こちらも、本気でいきます」
 真剣な表情で呟いたルシアは、迫り来る魔力弾を円形の魔力障壁で防ぐと、次の瞬間、その場から大きく跳躍した。
「ッ!?」
 てっきり逃げると思っていたルシアが全力でこちらに向かってきたのをみて、完全に意表を突かれたアインとツヴァイは、攻撃のタイミングがわずかに遅れる。
 ふたりは慌ててナイフを構えるものの、時すでに遅し。
「まだまだですね」
 信者たちの懐に飛び込んだルシアは、瞬時に両手から高密度の魔力弾を生み出し、放つ。
「ぐぉおっ!」
 まともに攻撃を受けたツヴァイは、思いきり宙に弾き飛ばされる。しかし、アインは、
「この程度っ!」
 なんと、みずからの左腕を魔力弾にぶつけて犠牲にしつつ、右手に握ったナイフで素早くルシアに斬りつけた。
「くっ……!」
 胸から脇腹までを一直線に浅く斬られたルシアは、苦痛に顔を歪めつつ、後方に飛び退る。
「油断しました……」
 修道服を裂かれ、白い肌から真紅の血を流す女は、それまでの余裕を失い、はじめてかすかに怯えたような表情をみせた。
 
 アリシアは、倒れたまま動かないツヴァイのもとへ駆け寄って、アライブスキルで回復を試みる。
「なにをしてる……さっさと、あの女にトドメを、刺せ……」
 ツヴァイが苦しげな表情でいうと、
「いいえ、あなたの治療が先です」
 アリシアはかぶりを振って、はっきりと言う。
(一時的とはいえ、一緒に戦う方を見殺しにはできない、です……)
「ふん……甘いな、お前達は……」
 ツヴァイは吐き棄てるようにいったが、あえて抵抗はせず、大人しくアリシアに身をまかせる。

 ルシアは、丘のふもとで自分のキメラがすべて倒されたのをみて、苛立たしそうに口元を歪めた。
 逃げる素振りを見せないのは、すでに深手を負った体ではどの道この場から逃げ切ることができないとわかっているからだろう。
「覚悟しろ、ルシア」
 使い物にならなくなった左腕をだらりと垂らしたまま、アインはルシアにナイフの切先を向ける。
「いいえ、勝負はこれからです」
 キメラを相手にしていた浄化師たちがこちらに駈けて来るのをみながら、ルシアは大きく息を吐くと、ふたたび魔力を最大限に高める――。

 しかし、その後の戦闘は、大方の予想通り一方的な展開となった。
 いくらルシアが強いとはいっても、頼みのキメラも倒され孤立無援となった上、深手まで負わされた彼女には、信者と浄化師合わせて総勢二十名を相手にするだけの力はさすがに無かった。
「いくぞ!」
 ロメオが『ソニックショット』で先制すると、遠距離攻撃が得意な者たちが一斉に攻撃を開始する。
「…………っ!」
 ダメージのせいで素早い身のこなしができないルシアは、あらゆる攻撃を魔力障壁で防ごうとするものの、すべて防ぎ切ることはできずに強い衝撃を受けて後方に倒れ込む。
「これで決める」
 アインが真っ先に駈け出すと、剣や斧を手にした浄化師たちがそれに続く。
「まだです」
 ルシアは必死に起き上がり、幾重にも弾幕を張るが、彼女に迫る者たちは、落ち着いてその攻撃を躱しつつ、さらに距離を詰めていく。
 そして――、
「終わりだ」
 アインが跳躍し、ルシアの喉元目掛けて勢いよくナイフを振り下ろす!
 ルシアが死を覚悟し静かに目を閉じたのをみて、アインはみずからの勝利を確信した――が、その瞬間、
「やらせるわけにはいかない」
 突如、信者たちの眼前に飛び出してきたクリストフが、みずからの剣でアインのナイフをガッチリと受け止めた。

●信念と覚悟
「なっ……!?」
 目の前で起きたことを理解できず、四人の信者全員が一瞬動きを止める。
 その瞬間を、セプティムとユウは見逃さなかった。
(ごめんなさい……!)
 ユウは、悔悟の表情を浮かべつつ、『リーフスラッシュ』を発動、完全に無防備だったフィーアに、強烈な一撃を見舞う。
「ぐああぁぁああっ!」
 属性の方陣相生の効果で大ダメージを受けたフィーアに、クリストフが一気に迫る。『ソードバニッシュ』を発動し、閃光の如き素早い一撃を見舞うと、フィーアは肩から血を流しつつ、よろよろと後退する。そこに、
「逃がさないよ」
 レオノルは呟いて、『リーフスラッシュ』を発動、さらに、
「覚悟!」
「決めるぜ」
 愛華とグレンが同時に迫り、アライブスキルを発動、満身創痍の信者を挟撃し、決定的な一撃を加える。
「ぐ……ぉ………」
 浄化師たちの怒濤の攻撃に、フィーアはただの一度の反撃すらできぬまま倒れ伏した。

「お、お前達……裏切ったのか!」
 アインが浄化師たちに驚愕と憎悪の眼差しを向ける。
「裏切ったとは人聞きが悪い。表に返っただけだ」
「俺はお前たちを見逃すと言った覚えはない」
 ショーンとシリウスが冷静に応えると、ルシアは傷を手で押さえつつ、暗い笑みを浮かべた。
「言わなかったっけ? 俺たちの目的は彼女を捕縛することだよ。嘘は言ってないよね?」
 クリストフが微笑むと、そばにいたリコリスも肩をすくめる。
「これまでご協力ありがとう。……次は、あなたたちの番よ、ってもうひとり倒しちゃったけど……」
「くそぉおおっ!」
 ダメージから回復したツヴァイが、任務達成の執念を燃やし、ナイフを手にルシアに迫るが、
「おっと!」
 その動きを予想していたトールが、ツヴァイの足元にボウガンを放ち、彼をその場に釘付けにする。
「……教団の浄化師などを信用したオレたちが馬鹿だった、ということか」
 アインが憎々しげに呟くのを聞いて、ユウはひとり辛そうに視線を落とした。
「すでに仲間はひとり倒れ、お前は片腕が使えない。それでもまだ俺たちとやるつもりか?」
 グレンが訊くと、アインは浄化師たちを睨みつけながらナイフを構えた。
「当たり前だ。お前たちをけして赦しはしない」

 シリウスとクリストフは、それぞれ剣を構え、アインと対峙する。
 アインの強さ、覚悟は相当なものだ。片腕が使えないとはいっても油断できる相手ではない。
「オレたちを欺いたことを後悔しながら、逝け!」
 アインが叫んだ瞬間、アリシアが『鬼門封印』を発動、アインの動きを鈍らせる。
「チィ……」
 アインは舌打ちするが、構わず浄化師たちに攻撃を仕掛ける。
「っ!!!」
 アインのナイフをとっさに剣で受け止めたクリストフは、驚愕する。
(手負いの身体で、まだここまで動けるのか……)
 シリウスが素早く背後から迫ると、アインはなんと、そちらを一瞥もせずに強烈な後ろ蹴りを繰り出し、シリウスを弾き飛ばした。
「く……」
 腹を押さえて顔を歪めるシリウスの側で、リチェルカーレが魔力攻撃を撃ち出したが、アインはそれもギリギリで躱してみせる。
「やるな……」
 シリウスは、眼前の敵を真の強者と認め、全身の神経を研ぎ澄ます――。

「お前たち、絶対に赦さない!」
 ドライは怒りの叫びをあげつつ、魔力で生み出した無数の火球を浄化師たちへ撃ち出す。
「まったく――」
「派手にやってくれるな」
 ロメオとショーンは、攻撃を避けつつ同時に『ソニックショット』を発動、素早く狙撃銃を放つが、
「こんなものっ!」
 ドライは、魔術師とは思えぬ身のこなしで、銃弾を器用に躱してみせる。
 シャルローザとレオノル、ニーナも加わり、浄化師と信者の間でしばらく派手な遠距離攻撃の撃ち合いが続くが、双方相手に攻撃を当てられず、いたずらに時間だけが過ぎていく。
「闇雲に攻撃を仕掛けても消耗するだけだね。ここは、私が囮になろう」
 レオノルが仲間達にいうと、ニーナが前に進み出た。
「わたしもお供します」
「ニーナ……」
「ドクター」
 グレンとショーンが心配そうな顔をすると、レオノルとニーナは微笑んだ。
「大丈夫だよ」
「任せてください!」
 ふたりは頷き合い、同時に駈け出す――。

 ツヴァイと対峙するユウが暗い表情を浮かべているのに気づいたセプティムは、彼女の顔を覗きこんだ。
「ユウさん、戦いに集中してください。でないと、全員死にます」
「はい……」
 ユウは、ちいさく息を吐き、杖を構える。
「お前たちには、地獄をみてもらうぞ……」
 怒りに顔を歪めたツヴァイが、重い声でいうと、
「そういうのいいから、さっさとかかってきなさいよ」
 リコリスは、相手を挑発するように片手をひらひらと振ってみせる。
「浄化師ふぜいがぁあああ!」
 ツヴァイが駈け出すと、リコリス、セプティム、愛華の三人が同時に前に飛び出した。
 一対三の近接戦闘で、浄化師たちが圧倒的に有利かと思われたが、凄まじい膂力をもつ巨躯の男は、その予想をやすやすと覆した。
「おらあぁあああ!」
 ナイフでリコリスの短剣を受け止めたツヴァイは、左から迫る愛華の剣を避けると同時に彼女の腕をつかみ、ぐるんと上半身を回して彼女を投げ飛ばし、右から迫るセプティムにぶつけたのだ。
 ドンッ!
 愛華を抱きとめる形で激しく地面に叩きつけられたセプティムは、脊椎に強い衝撃を受けて、苦悶の表情を浮かべる。
「す、すまない。大丈夫か?」
 起きあがった愛華が心配そうにいうと、口から血を流すセプティムは微笑みを返す。
「大丈夫ですよ……なんともありません」
 セプティムは、ゆっくりと立ちあがったが、足元がおぼつかず慌てて剣で身体を支えた。
「……貴殿は下がっていろ。ヤツは私が仕留める」
 愛華の言葉に、セプティムはゆっくりとかぶりを振る。
「全員でかからないと、あの人は倒せません」
 響とトールが連携して銃とボウガンによる攻撃を仕掛けるが、ツヴァイは、ある攻撃は躱し、またある攻撃はナイフで打ち払い、まったく付け入る隙を与えない。
「アイツ……鈍そうな見た目してるくせに、結構やるわね」
 セプティムと愛華を護るように立つリコリスが、少し口惜しげにいう。
「全力でいきましょう、みんなで」
 パートナーを傷つけられたユウは、ようやく覚悟を決め、みずからの杖をツヴァイに向ける――。

 草地に坐り込んだルシアがどこか面白がるような表情で見つめる中、シリウスとクリストフは、アインを相手に互角の戦いを演じていた。
 剣の達人である二人が、手練れとはいえ片腕の使えない相手をいまだに倒しきれないのには理由があった。
 二人の仕事は、夜明け団の信者の「抹殺」ではなく、あくまで「捕縛」だ。そのため、相手を殺さぬよう攻撃の威力を加減することで、本来の技のキレや速さが失われてしまっていたのだ。
 クリストフの甘い太刀筋を見切って、アインが彼を蹴り飛ばしたのをみたシリウスは、覚悟を決めた。
(ヤツは素早い……。急所に当てることなく相手を無力化するには、こうするしかない――)
 シリウスは剣を下げたまま、アインに向かって跳躍する。
「捨て身か! 愚かな!」
 アインがは叫び、無防備なシリウスにナイフを振り下ろす。
 するとなんと、シリウスはそのナイフをみずからの片腕で受け止めた。
 ザク……ッ!
 前腕を深く貫かれたシリウスは、しかし構わず、剣を捨てたもう一方の腕でアインの利き腕をがっちりと掴む。
「なに!?」
 驚愕するアインの前で、シリウスは叫ぶ。
「いまだ、クリス!」
 その声に応えて、クリストフは『ソードバニッシュ』を発動。
 刃ではなく、剣の腹を使い、隙だらけのアインの身体に強烈な一太刀を与えた。
「っ……ぐはっ!」
 口から派手に血を吐いたアインは、すぐに白目をむいて失神し、シリウスの前でずるずると倒れ込んだ――。

 レオノルとニーナがなりふり構わず突っ込んでくるのをみたドライは苛立ち、
「舐めるなっ!」
 魔力弾を撃ち出そうと両腕をあげる。その瞬間、
「私がふたりを守ります!」
 シャルローザが『ルーナ―プロテクション』を発動。月の女神の祝福で、ドライの攻撃力を大きく下げる。
「くっ……この程度でっ!」
 ドライは、かまわず無数の火球を撃ち出す。が、レオノルもニーナも、けして足を止めようとはしない。
 至近距離で放たれた魔力弾はさすがに完璧に躱すことはできず、ふたりは腕や太腿にいくつもの火傷を負う。
「っ………」
 服が焼け焦げ、露出した白い肌が真赤に爛れている様は、見るも痛々しい。
 シャルローザの魔術により攻撃力を下げてはいるが、それでもドライの火球の威力は相当なものだ。魔力防御の高いふたりではあるが、まともにくらえば無事ではすまないだろう。
(チャンスは一度きりだね)
 痛みに顔を歪めるレオノルは、ニーナと頷き合い、ふたりは同時に左右に跳躍した。
 激昂したドライは、一瞬どちらを攻撃すべきか判断に迷う。
 その迷いが、彼の命取りとなった。
 ニーナは『ワンダリングワンド』を発動。ブーメランのように飛ばすタロットでドライを攻撃する。
 ドライはその攻撃をやすやすと躱すが、その直後、レオノルが『リーフスラッシュ』を発動した。
 攻撃を避けようとドライが身構えた時、レオノルの放った無数の木の葉は突然散らばって、ドライの視界を覆い尽くした。
「クソッ……!」
 ドライが火球で木の葉を焼き尽くそうと腕をあげたとき、
「いまだよ!」
 レオノルの声にしたがい、ショーンとロメオが同時に『ソニックショット』を発動。眼にもとまらぬ早業で、相手の足元を狙い銃弾を浴びせる。
「うっ……」
 よろめくドライの前で、突然木の葉の壁が破れ、そこからグレンが飛び出してきた。
「やっと捕まえたぜ」
 ニヤリと笑うと、『暴撃』を発動。渾身の一撃をドライに見舞う。
 ドガッ!
 後方に勢いよく吹っ飛んだドライは、そのまま地面に叩きつけられて失神し、動かなくなった。

「さあ来い、卑怯者ども!」
 ツヴァイは、両腕を大きく広げ、浄化師たちを挑発する。
「言ってくれるじゃない」
 リコリスは口元を歪めつつ、皆の顔を見回す。
「次で決めるわ。みんな、集中して。下手をしたら、こっちがやられる」
 全員が頷き、気力・魔力・集中力を最大限に高める。
「いくぞ!」
 愛華は叫び、リコリスとともに駈け出す。
「これならっ……!」
 トールは、ツヴァイの前方の地面を狙って『トリックショット』を発動。
「フン、どこを狙っている!」
 トールの攻撃が外れたと思い込んだツヴァイが馬鹿にしたようにいったとき、絶妙な角度で放たれた矢は、地面に落ちていた小さな石に当たり、軌道を変えて、ツヴァイの左脚に深く突き刺さった。
「な、に……っ!」
 驚愕するツヴァイを狙い、ユウは『リーフスラッシュ』を、響は『エナジーショット』を放つ。
 無数の木の葉とともに飛んで来た高威力の弾丸を肩に受けたツヴァイは、大きく仰け反る。
「お嬢、あとは任せました」
 パートナーの声を背に受けて、愛華はさらに速度をあげる。
「決めるわよ!」
「ああ!」
 リコリスと愛華は、左右からツヴァイに猛然と斬りかかった。
「面白いっ……!」
 すでにかなりのダメージを負っているはずのツヴァイは、それでも臆することなくその場で仁王立ちになり、ふたりの斬撃をナイフ一本で捌いてみせる。
 朝の草原に、無数の甲高い金属音と火花が乱れ飛ぶ。
「なかなか筋がいい。女にしては、な」
 豪快な笑みを浮かべるツヴァイに、愛華は無表情で応える。
(悔しいが、私たちの剣は貴殿には一歩及ばない……だが、私たちの仕事は、貴殿を倒すことではない――)
「男のくせに、よく喋るわね!」
 リコリスが高く跳躍し、上空から短剣を振り下ろすと、一瞬ツヴァイの上体が浮き、そこにわずかな隙ができた。
(ここだ……!)
 愛華は『エッジスラスト』を発動、相手の懐に飛び込み、そのまま勢いを殺さず重い一撃を放つ。
「ぐぬうぅっ!」
 ツヴァイは、愛華の剣をどうにかナイフで受けるものの、勢いに押されて、二三歩後方に退く。
 しかし、ツヴァイが安全だと思い込んでいたその場所には、ひとりの剣士が笑みを浮かべて待っていた。
「終わりです」
 セプティムは呟くと、歯を喰いしばって背中の痛みをこらえつつ『ソードバニッシュ』を発動する。
「しまっ――」
 振り向いて悔悟の表情を浮かべたツヴァイに、閃光のような一撃が襲う。
 ドンッ……。
 肩から脇腹にかけて、強烈な峰打ちを受けたツヴァイは、
「ぐふっ……」
 血を吐きつつ、その場で俯せに倒れた――。

●善と正義
 縄で縛られて地面に坐り込む四人の男とひとりの女は、自分たちを囲む浄化師たちの顔を見上げる。
「卑劣な手でオレたちを倒しておきながら、殺さずにわざわざ怪我の治療までしてくれるとは、ご苦労なことだな」
 アインが吐き棄てるようにいうと、アリシアとリチェルカーレは、複雑な表情を浮かべる。
「わたしたちは――」
 ふたりが言いかけた時、愛華がそこに割って入った。
「これが、私達の『仕事』だ。貴殿には、理解できぬだろうがな」
 アインは視線を落とし、口惜しそうに口元を歪める。
「……オレが、甘かった。たとえ一時でも、お前たち浄化師と手を結ぶなど、どうかしていた……まったく、自分のマヌケさに反吐がでる……」
 この時、セプティムは、アインを見つめるユウが、しおれた花のようにとても辛そうな顔をしていることに気がついた。
「こうして、私まで捕まってしまったのは計算外でしたが――」
 ルシアは、肩をすくめつつニッコリ笑った。
「あなた方のおかげで、終焉の夜明け団に殺されずに済みました。ありがとうございます」
「勘違いするな。お前を助けたのは、慈悲の心からではない。お前には、然るべき裁きを受けさせ、ふさわしい処罰を与える」
 女がみせる余裕に違和感を覚えつつ、ショーンが冷静に話すと、となりでレオノルも口を開いた。
「ルシア、君は強い。だけど、私達に負けた。どうしてだか、わかるかい?」
「…………」
 レオノルの問いに、ルシアは金色の眼を冷やかに細める。
「君は、人間の本質を理解していない。人間の最強の武器は、魔術じゃない。社会性と弱さへの自覚だ。どの道でも最後まで生き残れるのは、他者を思いやり、自分の限界を謙虚に知れる人間だ。君は魔術意外に、人間の心と弱さを理解すべきだよ」
 くだらない、と言わんばかりに視線を逸らすルシアをみて、レオノルはふっと息を吐いた。
「私は、知りたい。深遠を覗くことなら他の学問でもできるのに、どうして君が禁忌魔術に憑りつかれてしまったのか……。だから、君が監獄に入れられても、ときどき会いに行かせてもらうよ」
「……その時は、歓迎いたします」
 ルシアは首を傾げて、不敵に笑った。
(どうも気に食わない……この女がみせている余裕は、ただのハッタリか……?)
 ロメオは、片手で顎をさすりながらひとり考えを巡らせる。
(もしかして、俺たちはまだこの女の手の内で踊らされているのか? ……いや、まさか、な……)
 しかし、ロメオのそばで、グレンも同じことを考えていた。
(イヤな感じだぜ……この女をこのまま首都へ連れて行くのは、危険な気がする……)
 暗い考えにとらわれたグレンは、ふと、隣にいるニーナが自分たちの勝利に満足したような笑みを浮かべているのに気がつき、頭を振った。
(下手なことを言って、皆を不安にさせることはないか……。まあ、たぶん俺の思い過ごしだな……)
「さあ、立ちなさい。ここでだらだらとお喋りしているヒマはないわ。ダメージはちゃんと回復させたんだから、歩けるでしょ?」
 リコリスが腰に手をあてながら促すと、ルシアと、四人の男はしぶしぶ立ちあがる。
 
 全員でその場から移動を開始した時、おもむろにツヴァイがそばにいるアリシアに視線を向けた。
「お前たちを赦すつもりはないが……この命を救ってもらったことについては、礼を言う……」
 巨躯の男は、背中を丸め、顔をしかめながらぶつぶつと呟いた。
「……はい」
 アリシアは、少しだけ救われたような気がして、やさしい笑みを浮かべた。

 リチェルカーレは、アインに刺された腕の具合を確かめながら歩くシリウスに、怒った顔を向けた。
「また、あんな無茶をして……」
「あそこでは、ああするより他になかった」
「下手をしたら、死んでたかもしれないのに……」
「いや、そんなことには――」
 言いかけたシリウスは、リチェルカーレの眼に大粒の涙が浮かんでいることに気がつき、思わず言葉を飲み込む。
「その……すまない」
 リチェルカーレは、小さくため息をつくと、ひとりさっさと歩きだす。
 シリウスは、そんな彼女の後ろ姿を見つめて、気まずそうに頭を掻いた。
 
 セプティムは、一行の最後尾をとぼとぼと歩いているユウのそばにいき、声をかけた。
「彼らを騙したことを、まだ気にしているんですか?」
「はい……」
 弱々しい声で答えるユウの隣にならんだセプティムは、前を見つめたまま、淡々と話した。
「僕たちがしたことは、たしかに『善い』ことではありません。ですが、確実に任務を達成するには、あれが最も『良い』選択でした」
「そう、ですね……」
 哀しそうにつぶやくユウを横目でみたセプティムは、ふたたび前を向いて口を開く。
「ユウさん、あなたが、たとえ無力でも善き人でありたいと思うのなら、戦いなどさっさとやめた方がいいでしょう」
「え……?」
「この世界を救う――そのためには、みずからの手も汚す。その覚悟がなければ、この先とても生き残ってはいけません。覚悟のない者は、自分だけでなく、仲間の命も危険にさらすことになります」
 セプティムの、突き放すような厳しい言葉に、ユウはたじろぎ、俯く。
「覚悟を決めなくてはいけません。そしてユウさん、あなたはこの戦いが終わるまで、その優しさを、心の奥にしまっておく必要があるでしょう。捨てる必要はありません、大事にしまっておくんです」
 パートナーの意外な言葉に、ユウは顔を上げ、彼の横顔を見つめる。
「戦いが終わり、傷ついた世界で、ユウさんの優しさがきっと必要になる。そして……その世界では、僕のような人間はもう必要なくなっているでしょう」
 それだけいうと、セプティムは足を速めて、さっさと先へ歩いていってしまった。
「セプティムさん……」
 ユウは、哀しいような、嬉しいような、寂しいような、自分でもよくわからぬ感情に戸惑いながらも、ウン、とひとつ頷き、足の速いパートナーを追って駈け出した。



スリーサイド・デスファイト
(執筆:黒浪 航 GM)



*** 活躍者 ***

  • セプティム・リライズ
    これが、僕の生きる意味ですから
  • ユウ・ブレイハート
    怖いけど、やるしかないんでしょ?

セプティム・リライズ
男性 / 人間 / 断罪者
ユウ・ブレイハート
女性 / エレメンツ / 狂信者




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2018/08/26-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[47] ニーナ・ルアルディ 2018/09/08-23:49

えへ……こちらもなんとかおわりましたぁ……
精一杯がんばったつもりなので、あとはうまく行くことを祈りましょう。  
 

[46] アリシア・ムーンライト 2018/09/08-23:36

こちらも、プランは提出済みです……
文字数が厳しくて……なるべく詰め込んだつもりですが……(俯

どうか、作戦が成功しますように……
皆様、相談お疲れ様でした……  
 

[45] リチェルカーレ・リモージュ 2018/09/08-21:53

一応仮プランは提出済です。
キメラ戦→ルシアさん戦→夜明け団戦の順で書いてあります。
説得の言葉も何とか入りました。

誰も死なずにすみますよう、ひどい怪我をする人が出ませんように。  
 

[44] クリストフ・フォンシラー 2018/09/08-20:58

了解、じゃあ俺達はルシアの方へ行って、夜明け団の連中がトドメ刺したりしないように見張りつつ、
ルシアを弱らせるようにしておくよ。

と言う事は、流れとしては

・俺達以外がキメラ戦、俺達は信者とルシア戦
・キメラ討伐後
→ルシアが倒れていれば信者戦へ
→ルシアがまだ立ってるならルシア戦、その後信者戦

って感じだよね。
もしキメラ討伐より先にルシアが倒れた場合は、殺させないように頑張っとくよ。
その前にみんなが来るような気はするんだけど、ショーンが言うように、一応の保険だね。

>説得
前にも言った事をベースに、「あの女には散々利用されて腹が立ってる。やるなら手を貸すよ」な感じで言うようにしてる。
もう少し調整するつもりではいるけどね。  
 

[43] リチェルカーレ・リモージュ 2018/09/08-19:11

>説得
わたしたち…というかわたしは、先にあげた「キメラやそれを作り出した人を放って置けない」ということを言おうかなと思っています。
>戦闘
クリスさんたちがルシアさんに向かってくれるんですね。よろしくお願いします。
ではわたしたちはキメラの方に向かいます。わたしは基本回復役として動くつもりです。クリスさんにはシアちゃんがいますから、キメラ側をメインで回復しますね。
シリウスはいつも通り、前衛で戦線の維持と攻撃を。
ショーンさんの言うように、魔術真名はわたしたちも最初から唱えておく予定です。  
 

[42] ショーン・ハイド 2018/09/08-18:31

>説得
クリスの言う通り俺は信者連中を上手く誤解させるように言うさ。
さっきも言ったが「極刑も考えられる」……とかな。
>戦闘
それと。戦闘はキメラを相手にする。
クリスたちが最初から保険でルシアに行くのは俺は賛成だ。こっちがキメラ相手に膠着しない保証はないしな(ため息

そうするとキメラを相手にするのはクリスとアリシアを抜いた14人でいいな?大体1体のキメラにつき3人ぐらいは充てられるわけだ。

ルシアを先に殺されないためにも早くキメラを片付けてしまった方がいいし、俺達は真名詠唱で能力あげて早めに撃破をしよう。その為にドクターにメインで攻撃してもらう。
あとルシアが信者たちに殺されんように、俺は保険としてイニシアチブフェイズを無視して使える「ソニックショット」を持っていく。
ルシア達が遠くでも対応できるよう命中を少し犠牲にして射程を上げたが、まあトールもいるしどっちかの攻撃は当たるだろ。
信者はドライかフィーアだな。
ドクターが魔法防御が比較的高めだからデコイとして動いてくれるらしい。……少しハラハラするが。
 
 

[41] ニーナ・ルアルディ 2018/09/08-18:22

また夜に顔出しますが、とりあえずここまでで書けたことをざっくりと。

>対キメラ
・グレンに前に出てもらって、後ろからちくちくと
・後半戦に備えてスキルは三分の一程度残す
・一体づつ攻撃を集中、装甲弱くなったところを重点的に
・キメラがルシアの方へ引き返しそうになったら攻撃を当てて気を引く

>対信者
・遠距離火力無力化のためフィーアの方へ  
 

[40] リコリス・ラディアータ 2018/09/08-16:38

私達の行動は、こんな感じになったわ。

>説得
こちらは私が、前にも言ったように「利用されるのは嫌いだから指令よりルシアを優先する」的なことを言う予定。
トールはこういうの苦手みたいだからね。

>ルシア戦
とりあえず、ルシア本人は信者に任せておいて、私達はキメラ優先でいいと思うわ。
私は前衛でキメラを攻撃、トールは後衛で援護射撃と、ルシアVS信者の動向を見張っていて、
もしルシアがとどめを刺されそうになったら両者の間めがけて撃ってもらうわ。
手元が狂ったとかで誤魔化してね。
ルシアに逃げられそうな場合の知らせる手段として信号弾も持って行ってもらう予定よ。

>信者戦
ルシア捕縛後に信者が残っていたら、続けてこちらとの戦闘になるのね。
それじゃあ私達はツヴァイを担当しようと思うわ。
この時も私が前衛で攻撃をかわして、トールが後ろから撃つ形になるわね。  
 

[39] シャルローザ・マリアージュ 2018/09/08-02:29

説得
皆さんで説得という形ですね。了解しました。
一人でやるよりよりそれぞれで声をかける方が真に迫っていいかもしれませんね。

まずはキメラとの戦闘。ついで信者、ルシアとの戦闘になりますので
出来るだけMPは押さえて行きたいですね  
 

[38] 響・神原 2018/09/08-00:47

では俺達は、キメラの方に向かいますね。キメラとの戦いが終わったとき次の場合は、次のような感じで行動します。

>ルシアとの戦いが終わっていない場合
ルシアの背後を取る感じで動きますね。

>信者達がルシアに勝っていた場合
俺が遠距離戦主体なので、フィーアかドライを相手しますね。


 
 

[37] ニーナ・ルアルディ 2018/09/07-23:07

信者の皆さんに盾になって頑張っていただ……じゃなくて共闘っと、了解でーす!
(個人の感想です)ってやつですね!
嘘はよくないですけど、この場合はちょっとくらい誇張したって許されますよね。

今回やることがとっても多いので、うちは対キメラ用のプラン優先で書かせてもらいますねぇ。
ちょっとでも早くキメラを片付けるなら補助よりも攻撃スキルを積んだほうがいいですよね、多分。
……ところでキメラと戦っている時に、キメラを信者の皆さんやルシアさんのいる場所から戦いながら引き離したほうがよかったりします?
 
 

[36] リチェルカーレ・リモージュ 2018/09/07-22:44

まずは夜明け団を共闘…休戦?して、対ルシア戦に臨むということで、了解です。
>説得
説得は、そうですね。わたしも今回は沢山の人で声かけをした方が良いように思います。
何が効果があるかわかりませんし、それなら多種の言葉があれば夜明け団の気を引くものがいくつかあるかもしれないので。
シャルローザさんやクリスさんの会話術、頼りにしてます。わたしもシリウスも、がんばってはみるつもりです。
ええと、じゃあショーンさんが言うように、最初は「ルシアさんを殺すつもりはない」ということは黙っておきますね。わたしたちも夜明け団の人と同じ気持ちという、お芝居をする感じでしょうか。がんばります!
>ルシア戦
そうですね、何人かルシアさんの方に向かえば、夜明け団の人もこちらに気を許すかもです。
もしクリスさんの提案の形にするのなら、わたし達はどちらでも…あ、だけど回復のことを考えたらわたしはキメラの方にいた方が良いかしら?
>信者戦
とりあえず、こちらに戦いが移行するタイミングで怪我のひどい方を優先で回復するつもりです。
シリウスはどちらかといえば接近戦のアインかツヴァイの相手を希望すると言っています。
ここまでにあまりMPを使わないよう、気をつけるつもりです。  
 

[35] クリストフ・フォンシラー 2018/09/07-22:15

それじゃ、共闘は終焉の夜明け団側と、と言う事で。

>説得交渉役
うん、俺も1人に決める必要はないと思うな。
もちろん、シャルローザちゃんがやることには反対はしないけど、
ショーンが言う通り1人だけに任せるのは万が一のリスクが大きいしね。
言いたい事やりたい事がある人、他にもいると思うし。

俺も昨日のレスで言った通り言う事考えてた訳なので、言わせて貰えるとありがたいかな(にっこり)
あ、ちなみにだけど、俺も会話術はあるよ。ついでに心理学も持ってる。
まあ、スキルよりはどんな言葉を掛けるかの方が大事だとは思うので、内容をもっとキッチリ考えようとは思ってるけど。

捕縛が目的だと言わない方がいいのは賛成かな。
終焉の夜明け団には、俺達も目的が同じだと思って貰った方がやりやすいだろうし。
「極刑も考えられる」とショーンが言うなら、それはあいつらも信じそうだね。
セプティムがそこにダメ押しをすると言うなら、疑う余地は無くなりそうだ。くすくす(楽しそう)

>ルシア戦
キメラはこっちが引き受けるからルシアを倒してこい、と言えば信者達は疑わなさそうだけど……
ルシアが殺害される前に止めるには、一組か二組、ルシア側に行った方が良くないかな。
「自分はこいつにどうしても一太刀浴びせたい」とでも言えば、1~2組ルシアに向かったって疑われないだろうと思うんだけど。
キメラと戦っててルシア殺害を止めに行く余裕があるかどうか、ちょっと心配なんだよね。

もし行っていいなら、俺達でルシアのとこ行くけど。
ルシアが死なないように、トドメ刺される前に庇うくらいはできるよ。アリシアは回復使えるし。

>信者戦
こっちはどうしたもんだろう。
信者4人を俺達で取り囲むような形にできればいいなとは思うんだけど、キメラがいつ片付くかが問題だよね。
とりあえず俺は接近戦が得意らしいアインの相手ができればと思ってるけど。  
 

[34] セプティム・リライズ 2018/09/07-21:24

>共闘
ざっと見ましたが、終焉の夜明け団と共闘する方向でいくようなのでプランもそれ前提で書かせてもらいます

>説得
それに関しては僕が言いましょう。やはりこういうのはどれだけ本気で言ったかによって相手への伝わり方も変わりますし。その点で言えば、僕は割と本気で……おっと

>ルシア戦
彼らの目的を考えると、僕らがキメラの相手をするという方針の方が彼らも話に乗ってくれそうですし、そうする方がいいかと
彼らも手練れのようですが、ルシアとてそう簡単にやられる女ではないはず。それなら僕らがキメラを処理するまでは倒されはしないでしょう

(PL)
皆様の温かい言葉ありがとうございます。なんとか顔出しとプラン作成の余裕ができました。これから頑張ります  
 

[33] ショーン・ハイド 2018/09/07-20:55

説得は思い思いにすればいいんじゃないか?
一組に任せると決裂した時のリスクが高まる。
……第一、俺達も言いたいことがあるしな。

正直な所。俺達がキメラを相手にして「俺達がこのキメラを相手するからお前等はルシアを狙え」とでも言えばあいつらはそれを利用するんじゃないか?

あと説得するならもう一つオーダー……というか頼みがある。いいか?
信者連中に「ルシアを捕縛する」という態度を一切見せないでほしい。
ルシアの身柄を拘束するのがこちらの目的だが、あいつらの目的はルシアの殺害だ。
その点で利害が食い違う。
むしろ「ルシアは多くの罪を犯した(だから極刑も考えられる)」ぐらいの勢いの台詞を言っておいて、あいつらの警戒を我々に向けない方がいいだろう。
考えられる、だ。実際極刑になるかどうかはだーれも知らないしな。
レオノル「ショーンって意外と腹黒いよね……」
腹黒いと言わないで頂きたい。社交上のたしなみです(きりっ

なに。ルシアが倒れて殺す直前に俺達が手のひら返してやればいいのさ。

あとこの作戦をとる場合、ルシアが倒れた後
・ルシアを保護する人間
・信者の気をひく人間
に分かれる必要がある。そこも決めなきゃいかんな。
……そういえば、ルシアと対峙する場合、俺達はキメラだけを相手にする、ということでいいか……?
 
 

[32] シャルローザ・マリアージュ 2018/09/07-18:48

被災された方はご無理はされず生活の方を優先してくださいね。
一早い復旧をお祈りしています。

ご意見たくさんいただきましたが。
夜明けの団との共闘(一時休戦)の方向でいってもいいでしょうか?

共闘が出来るようにするための交渉の方ですが私がやってみてもいいですか?
一応会話術は習得してるので。有利には働くかと…ただ交渉のためだけのものではないので上手くいくかわかりませんがやってみたいと思います。
 
 

[31] リコリス・ラディアータ 2018/09/07-15:57

皆も言ってるけど、被災された方は無理なさらずにね。
無事に復旧することを祈っているわ。

そして私達も、信者と組むのに賛成よ。
確かに終焉の夜明け団は教団と敵対しているけど、そんなことより…
私、利用されるのは大嫌いなのよね。
ルシアの思い通りになんてなってやるもんですかって感じよ。
だから信者達にもそう伝えて、彼らのルシア攻撃の『お手伝い』をしてあげるわ。

トール(リコが悪そうな笑顔を浮かべてる…)  
 

[30] 響・神原 2018/09/06-23:19

ここまで読ませて貰って、信者とルシアどちらの長所と短所を読ませてもらった上で、俺たちの意見としては信者側に協力した方が良いと思う。
(PL)
ようやく電気が復旧してきた。他の方々も気を付けてください。  
 

[29] クリストフ・フォンシラー 2018/09/06-21:52

うん、被災した人は無理せずに。
レオノル先生が言うように、運営に言えば融通を利かせてくれると思うし。
停電が酷いみたいだけど、早く復旧するといいね。

>方針
締め切りも迫ってくるし、そろそろ決めた方がいいよね。
実は、一晩考えて、レオノル先生が言ってることと似たような結論になってた。

ルシアは元々俺達と終焉の夜明け団信者を戦わせようとしてたんだから、「お前も戦え」って言葉には乗らない可能性のが高い。
乗ったとしても、どこまで本気で戦うかは不明。
となれば、本気でルシアを倒そうとしてる信者達の方が乗ってくるだろう、と言うのが一つ。

それから、シャルローザちゃんが言うように、キメラを何とかする方が先かなと思ったのも理由の一つだね。
キメラが4体。ルシアと共闘の場合は、信者達を倒してからこのキメラとルシアの相手をしなければならない……
かなり骨が折れそうだと思ったんだよね。
終焉の夜明け団信者と一緒に、キメラやルシアを無力化に動けば信者もかなり力を使うだろうし、その後で制圧しやすいかなと。
あっちはルシアを殺そうとするだろうから、そこはもちろんやらせないようにしないとだけどね。

と言うわけで、俺の結論は「終焉の夜明け団に共闘(一時休戦)を申し入れる」かな。
かける言葉は昨日も言ったように
「共通の敵が目の前にいる。自分達もあの女を何とかしたいので、一時手を組まないか(休戦しないか)」
あたりだね。この手でいくなら、他にも少し枝葉を付けてみようと思うよ。  
 

[28] リチェルカーレ・リモージュ 2018/09/06-21:46

…ごめんなさい。同じ文章を2回送ってしまいました(顔覆う
>共闘する相手
いつまでも悩んでいると時間が経ってしまうので、わたしたちは「終焉の夜明け団との共闘」に一票を。
こちらの方が、多少なりとルシアさんを消耗させられるのではないかと。レオノル先生の言うように、どちらにしてもルシアさんを弱らせておかないといけないと思います。
後は、前にも上がっていますが、共闘を持ち掛けた場合、夜明け団の方が良い反応がえられそうだからです。

説得というか、共闘を持ち掛ける言葉…わたしだと「夜明け団のアジトがある、という情報を確かめにきた。でも、目の前に人を襲うキメラがいるのならわたし達はその対処を優先します」とかかしら。  
 

[27] リチェルカーレ・リモージュ 2018/09/06-21:39

セプティムさん、ユウさんはどうぞご無理をなさらずに。
まずはご家族やご自身のことを優先してください。
被害がこれ以上ひどくならないよう、お祈りしています。  
 

[26] リチェルカーレ・リモージュ 2018/09/06-21:25

セプティムさん、ユウさんはどうぞご無理をなさらずに。
まずはご家族やご自身のことを優先してください。
被害がこれ以上ひどくならないよう、お祈りしています。  
 

[25] レオノル・ペリエ 2018/09/06-20:45

第一ルシアは傍観なり逃亡なり計れるわけだから……まあ、クリス君が言うように逃亡は防ごうと思えばできるかもしれないけどさ、夜明け団も充分強敵でしょ?そんな人たちを相手にしつつルシアに神経配るって結構大変だと思うんだよ。消耗は避けられないよ。
それにその後ルシアとやり合うんでしょ?ルシア、自分の力温存してる可能性大きいじゃん。凄く面倒だよ。

でさ、なんで終焉の夜明け団と組んだ方がいいかって、少なからずこっちと利害が一致してるんだよね。
信者たちはルシアを殺しに来たんでしょ?じゃあ少なくともキメラを倒してルシアを弱らせる必要はあるよね。それが仕事だもん。それができるまで、彼等はそうそう容易く逃げ出さないんじゃないかな。
それにルシアを弱らせたらそれこそルシアのご希望通り潰しあいをして差し上げればいいじゃん。うん。みんなウィンウィン。

ショーン「ドクター、高度な皮肉はやめてください」
えー……?(´・ω・`)

んじゃこの場合の作戦だけど、どうやって対策練るかって言えばさ。
私達はリザードマンの相手をして、ルシアの相手を夜明け団にやらせればいいんじゃないかな?
で、ルシアのヘイトを夜明け団に向けて、夜明け団の戦力を可能な限りルシアに潰させる。
ルシアが殺されそうになったら、そこでこっち側が横槍入れてやればいいんじゃないかな?不意打ちってことで。

この場合夜明け団に向くはずだった教団の矛先が自分に向いて、ルシアもびっくりしていいと思う。
どうだろ?どうだろ?(目キラキラ

ショーン「(目をキラキラさせて語ることじゃないと思うんだが……)」  
 

[24] レオノル・ペリエ 2018/09/06-20:44

被災した人はまず自分の身が大事だから、急がず復帰してね。プランも運営さんに言えば猶予もらえると思うから!
……そういえば、運営も北の地だったね……。


ところで本題の「どっちと休戦するか」だけどさ、もっとシンプルに考えていいんじゃないかな?
私の意見は「終焉の夜明け団と手を組む」。
理由は2つ。

・ルシアは「教団vs終焉の夜明け団」の構図を望んでいるから
・共闘を申し入れた場合、よりうまみがあるのは終焉の夜明け団の方だから

大体ショーンの繰り返しになるんだけど、さ。

ルシアってさ、ショーンが言うように「禁忌魔術でどうにかなる」みたいな思考回路もあるかもしれないんだけど。それよりなにより顕著な特徴って「人間を機能としてしか見てない」って点だと思うんだよ。

クリス君から聞いたんだけど、前回ルシアとやり合った件でエリクサーを作ってた男がルシアを庇ったらしいね?
その時ルシアは驚いたって聞いたんだけど……。ああ報告書にもそう書いてあるね。
「どうして……わたしは、あなたを――」って。
情を理解せずエリクサーを作らせる機能としてしか見てなかった可能性は否定できないよね?

まあそれだけだと根拠は薄い。
で、もう一つの根拠。それが今回の件だ。
さも当たり前のように「教団は終焉の夜明け団を潰すのが仕事」って思ってるじゃん。
自分も狙われてるのにそりゃないんじゃない?
でさー。こういう場合、こっちが共闘申し出たとすると、結局それって
「私達は終焉の夜明け団を倒せる機能を持ってません」って宣言してると解釈される場合があるんだよ。
しらんがな、だよねー。「折角教団の実力を期待したのに共闘とか言われてもやる気ないしー」じゃん。  
 

[23] ニーナ・ルアルディ 2018/09/06-18:04

(無理はなさらずにー! 念)  
 

[22] ユウ・ブレイハート 2018/09/06-17:34

(PL)
ちょっと連絡が遅れましたが、現在北海道地震による停電の被害を受けており、こちらへの顔出しがあまりできない状況です。
一応相談内容に目を通しますし、プランも白紙にしないようにします。ご迷惑をおかけして申し訳ありません  
 

[21] ニーナ・ルアルディ 2018/09/06-02:24

うぅ…そうやって纏められると、どっちに付くにしても
大変なことばかりなのが凄くよく分かりますねぇ…
いっそ方針の違いで仲間割れでも起こしたフリでもして
両陣営に付けばとも思いましたが、流石に色んな意味で危ないですねやめましょう。

>信者と共闘
信者と共闘の場合なら、共闘の持ちかけ方はリコリスさんと同じ
「相手がルシアさんならあっち優先です」って感じで考えてました。
共闘を持ちかける際に、あまりルシアさん討伐に意欲を出した感じにすると、
ルシアさん相手に消耗しないように立ち回っていると
不自然になっちゃうかもしれないのが考え物ですねぇ…

>ルシアさんと共闘
ルシアさんとの共闘の場合、
手持ちのリザードマンをどうしても前に出して頂かないといけないので、
こちらもクリストフさんの仰っている通り
「高みの見物をしている相手に背中は見せられないし、
それならいっそ信者側に付いた方が」とでも言って
自分も戦わないといけないっていう状況にしないとですね。
残念ですが信者側に付くならどうぞって言われないことを祈りたいですが。

あーもうっ、頭がこんがらがってきましたー!  
 

[20] リコリス・ラディアータ 2018/09/06-01:02

いつの間にか満員ね。頼もしい限りだわ。
改めてよろしくね。

>共闘、もしくは一時休戦
ショーンの意見、はっとさせられたわ。
私達が到着するまでは、信者たちはルシアを狙っていたんだものね。
そして、ルシアは信者と私達を戦わせて潰し合いをさせようとしている…それによって自分が逃げ道を確保するために。
そして信者たち視点では、私達はあくまで「信者たちの捕縛」が目的であって、ルシアも含めた双方の捕縛にやって来たとはまだ知らない…のよね?たぶん。

「確かに信者捕まえるのが目的だったけどルシアがいるなら話は別、あなた達がルシアを狙うのは邪魔しない」
とか言っていったん引き下がる振りでもしてみたら、ルシアの動揺を誘えるかも…?
ああもう、三つ巴なんて面倒ね。
私達こそあいつらを潰し合わせて漁夫の利を狙いたいところよ!  
 

[19] シリウス・セイアッド 2018/09/05-23:50

夜明け団の連中も侮るわけにはいかないが…
先の依頼や今回の報告書を見るに、ルシアが手強いことは身に染みてわかっているので、どうやればこちらの消耗を少なく、相手を消耗させることができるかを考えなくてはいけないだろうな。

共闘、ないし、一時休戦して戦いを進めるのが一番いいと俺も思う。
ただ、どちらを選んでもメリット・デメリットがあるから皆悩むのだろうなと。

>終焉の夜明け団組んだ場合
・メリット
共闘を持ち掛けた場合、のってきやすいのでは
・デメリット
ルシアが俺たちにも遠慮なく攻撃してくるだろうから、消耗が予想される

>ルシアと組んだ場合
・メリット
こちらから攻撃しない限り向こうも攻撃してこない、と明記してあるので、夜明け団を相手にしている間はルシアを気にしなくてもいい
・デメリット
ルシアもあまり消耗しない可能性

ー個人的には、どちらを選ぶ方がいいのかまだ判断がつかない。
まだ夜明け団を先、ルシア戦を後(ルシアと共闘もしくは一時休戦)にした方がマシだろうかとも思うが、その程度だ。

…共闘の、持ちかけ方は。「まず先に向こうを協力して倒そう。それまでは自分たちはそちらには手を出さない」しか思いつかない。何か他によい声かけがあれば教えて欲しい。
リチェは「どちらと先に戦うにしろ、もう片方の陣営を殺させるようなことにならないようにしたい」と言っているが…これは方針なので持ちかけ方ではないか。  
 

[18] クリストフ・フォンシラー 2018/09/05-23:14

こちらの消耗を抑えつつ敵にもなるべく消耗して貰うには、やっぱり共闘案がいいような気がするんだ。
MP回復手段があるならいいんだけど、魔力は回復できないからね。

ちょっと思ったんだけど、「共闘」と言うのは「一時休戦」と言い換えてもいいと思う。
お互いの共通の敵に向かう間、お互いには手を出さないようにしよう、と持ちかける的な。
で、4にしても5にしても、ショーンの言う通り、確かにどっちも一長一短あるわけだけど……

そうだなあ。付け入る隙があるとすれば、ショーンが言ってるけど、ルシアが何故か
「浄化師達がルシアを後回しにして終焉の夜明け団と戦いを始めるだろう」
と思い込んでる所じゃないかなと。
もしかしたら自分にも数名見張りは付くかもしれないとは思ってるかもだけど、先に攻撃されるとか、
俺達が終焉の夜明け団と手を組む可能性は全く考えてないように見えるんだよね。
だから夜明け団と共闘あるいは一時休戦してルシア(とキメラ)に向かえば意表は突けるかもしれない。
夜明け団にしても、とりあえずルシアを倒すまでは俺達が手を出さないと分かればホッとするんじゃないかなと思うけど、どうだろう。

ルシアに共闘を持ちかける場合は、「信者達を俺達に何とかして欲しいなら協力しろ」と持ちかけるといいかなと思った。
協力しなければあっちと手を組むぞ、とか。脅しのようになってしまうけど。
言葉だけでも協力を取り付けたら、ルシアを囲むように隊列を組むなり、やり方はあると思うよ、ショーン?

まあ、ルシアの手の平の上で踊ってやる気は無いので、どっちにしても彼女の想定外を引き起こせればいいなと思ってる。
どっちに話を振るべきかはまだ考えてるところだけど、なかなか結論が出ないんだ。
ハードルが低そうなのは、終焉の夜明け団の方なんだけどね、うん。  
 

[17] ショーン・ハイド 2018/09/05-21:26

第二に信者と共闘する場合。
こっちの方はハードルが低いかもしれん。
なんせあいつらの目的はルシアの殺害だ。だがルシアは強敵だと睨んでいる。そして教団の人間もルシアと友好関係にないと分かっている。上手く利用すればその場で味方になる……そう思っているだろう。
ただ問題が一つ。
俺達が信者の安全を確約できない点だ。この問題は、信者たちが俺達の安全を確証しない点とも言えるが。
共闘っていう条件は自分の身の安全が確保されて初めて飲めるものだろう。

ルシアとの共闘中、いつ「協力者」は背中を刺すか分からない……。
そんな状態に神経を割いて、ルシアにやられて共倒れになったら?笑うに笑えんだろう。

俺達があいつらの安全を保障したとして、いずれ俺達はあいつらと交戦しなけりゃならん訳だ。
卑怯上等、でも構わんが。……仮にルシアを捕まえた後に、あいつらがあっさり隙を見せてくれるか問題があるな……。

ま、決めかねているってのはこういう理由だ。
もう少し考えてみる。  
 

[16] ショーン・ハイド 2018/09/05-21:26

クリス、提案をありがとう。
俺としてはそうだな……。現段階では判断しかねる。
1,2,3の作戦の筋が悪いのは俺も同意見だ。根拠もほぼ同じだ。

じゃあ4か5かという話になるんだが、両方とも一長一短というか……問題点がある。

どちらもとどのつまり、問題点は「果たして共闘に応じるか」だ。
その問題点を上手く解決しないとこの作戦は成功しない。

まずルシアと共闘する場合。
ルシアは終焉の夜明け団を襲撃し、そしてその残党に追われている身だ。
彼女はあれだけの能力を持って、終焉の夜明け団を襲撃しておきながら、敢えて我々を焚きつけて潰しあいをさせているんだ。

ルシアはこれ以上終焉の夜明け団の信者とやりあいたくないわけだ。
つまり「やりあいたくない」以上、奴は間違いなく我々の足元を見る。
協力するかどうかは、ルシアの胸先三寸だろう。こちらは一切イニシアチブを取れないわけだ。
ルシアは共闘すると見せかけて逃げることだってできる訳だ。信用の置ける相手か?

……ただし一つだけ打破する方法はある。
ルシアは少なからず虚勢を張っている可能性があるからだ。
余裕しゃくしゃくで「どっちが強いのでしょう」なんて言ってるがな。信者連中と事を構える可能性は常に付き纏ってる訳だ。
まともな神経だったら冷や汗もんだろう。……まあ、まともな神経が備わっていれば、の話だが。
それこそ信者と教団の人間が組む……なんて非常識な手を使う可能性だってある筈なのに、それを考えてないような言動だ。
魔術があれば何でも解決できると思っているよっぽどの実力者なんだろうな。だがだからこそ思考が雑なのかもしれん。
とどのつまりルシアの本質は「脳筋」だ。付け入る隙があるとすれば脳筋ゆえのその傲慢さ、あるいはブラフの上手さだ。  
 

[15] シャルローザ・マリアージュ 2018/09/05-18:31

任務にあたるメンバーが増えましたね。
改めましてよろしくお願いします(ぺこり)

うーん、まずはキメラの排除が優先でしょうかね…。
キメラはルシアが作り出したもののようなので。
終焉の夜明け団、浄化師の両方を狙ってくると思われます。
なのでキメラ退治を夜明けの団と共闘することでのちにの戦闘に対する力を残すことができれば…。
上手く誘導できればキメラによる夜明け団の損害も増えるのではないかなとも思いますし。

ルシアについては今回も最初は高みの見物をしてあわよくば両方でつぶし合えばという感じでしょうか。

 
 

[14] 響・神原 2018/09/05-12:23

今回は、4を推したいですね。キメラなら盾としても十分使えそうですし、ルシアの背後にも人を置けば奇襲される事もなさそうですしね。
何よりルシアと共闘することで、彼女の真意を知れるかもしれません。

>クリストフ
ありがとう。
そう言って貰えると助かります。  
 

[13] セプティム・リライズ 2018/09/05-07:53

どうも、断罪者のセプティムと狂信者のユウです。遅くなりましたがよろしくお願いします

今回もあの女に利用されている状況ですが、会ってしまった以上どうにかするしかないですね

方針ですが、僕は終焉の夜明け団と一時的に共闘するのを推します
終焉の夜明け団と敵対してるのは確かですが、今この場において共通する敵は同じ
それに加えてルシアがかなりの強者で、まともに戦えばかなりの被害が出ると理解してるようです
それなら、まず一番厄介そうな相手を処理する方が合理的というものです

……まあ個人的にはどちらだろうと共闘するなんて虫唾が走りますが、そうも言ってられませんからね  
 

[12] リチェルカーレ・リモージュ 2018/09/05-00:04

あ、本当だ。人がずいぶんと増えてきましたね。
どうぞよろしくお願いします。

ルシアさん…この前の依頼では、終焉の夜明け団に所属、ではないかもしれないけれど、少なくとも行動は共にしていたっぽかったのですが。
今回は報告書を見ると、積極的に終焉の夜明け団を攻撃している様子。
何かあったのでしょうか?

ーですが、まずは捕縛とキメラ討伐への作戦を考えなくてはですね。
クリスさんは作戦案をありがとうございます。ええと…とりあえず、わたしたちも「1」のこちらの人数を二つに割って対応というのは、難しいかなと。
ただでさえ相手が強くて人数が多いのに、分かれるのは苦しいような気が、します。
シリウスは、なるべくこちらの力を温存して相手を疲れさせた方がいいのではと言っています。
共闘か、順番に対応するか。ごめんなさい、もうちょっと考えてみます。  
 

[11] クリストフ・フォンシラー 2018/09/04-22:29

だいぶ人数が揃ったね。心強いよ。
さて、まず今回の方針を決めないといけないと思うんだけど、考えられる方針は5つだよね。

1.こちらを二手に分けて、終焉の夜明け団とルシアを同時に相手する
2.とりあえずルシアを放置、終焉の夜明け団を撃破してからルシアを相手する
3.終焉の夜明け団を後回し、とりあえずルシアの確保を優先、その後終焉の夜明け団の相手をする
4.ルシアに共闘を持ちかけて、一緒に終焉の夜明け団を倒してからルシアの相手をする
5.終焉の夜明け団に共闘を持ちかけて、まずルシアを倒し、その後終焉の夜明け団と戦う

1は前回、前々回と使った手でもあるよね。
それで2回とも逃げられた訳だし、この手でいくなら何か工夫が必要だと思う。
2は…終焉の夜明け団の相手をした後にルシアと戦う余力が残ってるかが鍵かな。
それと俺達が戦ってる間にルシアが逃げないとも限らない、か。
3は。こっちがルシアと戦ってる間、終焉の夜明け団が大人しくしてくれてる訳ではないだろうなと……

なので俺は4か5。どちらかに共闘を持ちかけるのを推したい。
これなら俺達だけが消耗する事態を防げるし、残った方と戦うにも条件が五部になるんじゃないかと思って。
問題は、どっちにどう言う言葉で共闘を持ちかけるか、なんだよね。

あ、もちろん、他の方針がいいと言う意見があればそちらも考えるので、言って欲しい。

>響
お疲れ。
アリシアとルシアは語感が似てるからね。間違えてもしょうがないよ(笑)  
 

[10] 響・神原 2018/09/04-14:43

やばい名前を素で間違えてた。アリシアじゃねぇルシアだわ。
俺…、だいぶ疲れてるな。  
 

[9] 響・神原 2018/09/04-14:40

悪魔祓いの響と断罪者の愛華です。
アリシアとはこれで三度目の戦いですし、もう腐れ縁になってきましたね。

愛華:神宮慈 愛華だ。よろしく頼む。
   また、あの女か…未だその真意が分からないが、今度こそその行動の真意を問いただせれればいいが。  
 

[8] ニーナ・ルアルディ 2018/09/04-11:16

占星術師のニーナと拷問官のグレンです、よろしくお願いしまーす!
……ルシアさん、色々されてきた方なのです?(過去の報告書読みつつ)
うーん、何にせよ情報提供頂いたので良かったは良かったんでしょうか、お礼言うべきです??

えっと、どちらを残しても大変そうですけれども、仮に共闘するとして。
ルシアさんの方は途中あまりこちらに手を出してくる様子はなさそうですが、信者の方達はどうなのでしょう。
共闘中に裏でコソコソされたら面倒ってグレンがぼやいてました。  
 

[7] シャルローザ・マリアージュ 2018/09/04-05:23

占星術師のシャルローザ・マリアージュと悪魔祓いのロメオ・オクタードです。
よろしくお願いします。

ルシアとの戦いは三度目になりますが…毎回ルシアの作ったシュチュエ―ションでの戦闘にさせられてしまいますね…。

どちらかとの…共闘、というのも視野入れるべきなんでしょうかね。  
 

[6] リコリス・ラディアータ 2018/09/04-00:47

あら?ごめんなさい、見落としていたわ。
今回はルシアも捕縛するのね。
それならリチェの言うように、夜明け団の後にルシア…の順番が私もいいと思うわ。  
 

[5] リコリス・ラディアータ 2018/09/04-00:44

魔性憑きのリコリスと、悪魔祓いのトールよ。
また一緒ね。よろしく。

私達はルシアに面識はないけれど…
OPの情報とこれまでの記録を見るに、もしかして教団と終焉の夜明け団を衝突させたいのかしら、って思ったわ。
にしては規模が小さいけれどね。

ともかくまずはどっちとどう戦うか、方針を決めなきゃね。
ルシアは自分から攻撃はしてこないみたいだけど、傍観を決め込んでいる分共闘を持ち掛けてもいい反応はもらえなさそう。
かといって夜明け団と協力するのは私の心情的にお断りしたいところね…
現状で可能性が高いのは、ルシアは後回しでまずは夜明け団から倒す…ということになると思うんだけど。
ただ、それがルシアの思う壺っぽいのが癪ね。

あ、でもキメラは倒しておかなきゃ。  
 

[4] ショーン・ハイド 2018/09/03-22:52

ショーン・ハイドだ。
アライブは悪魔祓い。
こちらがドクター・ペリエ。アライブは狂信者。

……? ルシアは終焉の夜明け団の人間じゃないんだよな?
最初話を聞いたとき、身内同士のいさかいだと思ったんだが。
そうでなかったら競合相手の殲滅か?  
 

[3] リチェルカーレ・リモージュ 2018/09/03-22:35

リチェルカーレです。パートナーはシリウス。
アライブは陰陽師と断罪者です。
どうぞよろしくお願いします。

ルシアさんからの情報で「終焉の夜明け団」が…。
何が狙いなんでしょうね?
今回はルシアさんの拘束も依頼条件、ですか。
作戦を練らないと大変かもですね。頑張りましょう。

ええと、いっぺんに二か所の敵を相手にするのが無理なら、先に終焉の夜明け団の方を何とかした方がいいのかしら…?(自信なさげ)  
 

[2] クリストフ・フォンシラー 2018/09/03-21:23

陰陽師のアリシアと断罪者のクリストフだよ。よろしくどうぞ。

ルシアがまた何か企んでたわけか……。
乗せられたのは正直不快だけど、まあ、せっかくだしこの機会を利用させて貰おうか。