ケルベレオン愛好家の失敗
普通 | すべて
8/8名
ケルベレオン愛好家の失敗 情報
担当 oz GM
タイプ ショート
ジャンル 戦闘
条件 すべて
難易度 普通
報酬 多い
相談期間 8 日
公開日 2018-04-11 00:00:00
出発日 2018-04-22 00:00:00
帰還日 2018-04-30



~ プロローグ ~

「浄化師の諸君! いいか、司令部教団員であるヤコブ・フェーンが君たちに命ずる」
 なりたての浄化師たちは目の前にいる司令部の男性教団員に召集をかけられ、この場に佇んでいた。
「貴族の飼っていたペット――『ケルベレオン』が逃げ出し、憩いの広場をうろついている。住民に被害が出る前に生きたまま捕獲せよ!」
 ヤコブ・フェーンは仰々しい言い方で浄化師に話しかける。

「以上だ! それでは諸君、頑張ってくれたまえ」
 どこの広場にケルベレオンが現れたのか、住民に被害が出た場合はどうするのかといった情報もなく、さっさと退出するヤコブを慌てて引き留める。
 あまりにも説明不足すぎた。
 引き留められ、不機嫌そうに「……何だ?」とねめつける。
「逃げ出したケルベレオンはどこをうろついているんですか?」と尋ねると、
「そんなことも分からんのか。エトワールの東部にある貴族街に近い広場だ」
 鼻を鳴らしながら答える。
 浄化師たちは不満をこらえながら、住民に危害が出た場合、教団としてはどうするかを聞き出そうとすると、
「いかん! 住民に危害がでる前になんとしても捕まえるのだ! ルベッタちゃんに何かあったら私の責任になってしまうじゃないか!?」
 ヤコブは泡を食ったように怒鳴り始めた。
「ルベッタちゃんを飼っている貴族はケルベレオン愛好家なのだ! 『かわいいルベッタちゃんを早く家に戻してちょうだい』と言われ、『私がやり遂げて見せましょう!』と大見得を切ったからには、なんとしてでもやらなければならんのだ」
 どうやら貴族のわがままとヤコブの面目を守るために巻き込まれた浄化師たちはうんざりとしながら話を聞いていた。

「そもそもケルベレオンは爬虫類のような皮膚をした三頭の狂犬だ。主に館の門番や番犬として貴族や魔術師に飼われることが多いのは知っているな?」
 知らないと答えれば、司令部の男性は得意げに「勉強不足だぞ」とにやにや笑いながら言うのが分かり切っていたので、黙って頷く。少し不満げな顔をしたもののヤコブは話を続ける。
「ルベッタちゃんが逃げ出したのは3日前だ。貴族さまが住んでいた屋敷からそう離れていない憩いの広場で目撃情報が多数上がっている。今のところ住民の被害も出ていない。元々ケルベレオンは怒らせなければ温厚な気質だ。それに認めたものにしか懐かない性質上、飼い主には忠実だからな」
「それなら何故逃げ出したんですか?」と何気ない問いに、ヤコブはあからさまに目を逸らしながら、ごほんとわざとらしく咳払いする。
「……鍵を閉め忘れていたそうだ」
 その言葉に浄化師が絶句していると、ヤコブは視線を合わせることなく話を進める。
「その貴族は他にもケルベレオンを何匹か飼っていてな。ルベッタちゃんは最近飼い始めたばかりで、環境に慣らすために檻に入れていたらしいんだが、……不注意で鍵を閉め忘れていたらしい。最悪なことにまだ調教前で誰のことも主人として認めていないみたいでな。案の定、檻の中はもぬけの殻だ」
 浄化師たちの物言いたげな視線に我慢ができなくなったのか、ヤコブは大きく咳払いし、早口でこう告げた。

「というわけで、貴族様からわざわざいらん恨みを買うわけには教団としてもいかん! 諸君らに、かかっているのだ。無事にルベッタちゃんを捕獲して送り届けるように、分かったな!」
 それだけ言うと足早に司令部から立ち去ってしまった。
 面倒事を押しつけられた君たちだが、指令を出された以上、浄化師として働かなければいけない。住民の安全を守るためにもケルベレオン捕獲任務を遂行しよう。



~ 解説 ~

●成功条件
 住民に被害がでる前にケルベレオンを捕獲する

●エトワールについて
 中心部から西部に位置し、国土の中でもルネサンスと並んだ巨大都市。各地域の生産を元に、様々なサービスを展開し、美術品や、美しい建築様式などから観光客で非常に賑わっている。
 市民階級が中心ですが、中心部から比較的近いことから軍事階級の者も住んでおり、稀に貴族階級層の者も好んで住んでいる。

●憩いの広場について
 現在広場は立ち入り禁止となっており、人はいない。
 中央部には段差の付いた噴水があり、噴水を眺められる位置にベンチがおいてある。普段は人の往来で賑わっている。
 広場は長方形に近い形をしており交通の要所となっている。東西南北に向かって道がのびているが、いずれも封鎖されている。

●ケルベレオンについて
 気性は温厚で、怒らせなければ人を好んで襲ったりしないが、怒らせると非常に怖い。
 体長は1メートルほど。
 主な攻撃方法は、噛みつき、ひっかき。
 日当たりのいい場所で堂々と寝ころんでいる、と目撃情報が多数上がっている。

●エピソードについて
 必ずしも戦闘しなければならないというわけではありません。どうにもならなかった場合の最終手段です。
 アビリティ「動物好き」のスキルが高ければ、穏便に捕獲することができます。他にも何らかの方法があるかもしれません。どんな方法で捕獲するかは皆様次第です。
 捕獲後の檻は、教団から事前に準備されてあります。


~ ゲームマスターより ~

 プロローグを乗っ取ってしまったヤコブですが、エピソードではちゃんと浄化師たちがメインです、安心してください。
 面倒事を押しつけたヤコブには、好きに文句を言ってやってください。
 彼は悪人ではありませんが、長いものには巻かれろ主義なので権威に弱いです。これからも浄化師たちに厄介ごとを押しつけてくることでしょう。
 ヤコブがアレなだけで他の司令部の団員はまともです。
 やはりトラブルメーカーを一人出すと、話が書きやすいですね。サクサクと話が進みました。
 ともあれ皆さまがどんな方法でケルベレオンを捕獲するのか、楽しみにしています。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

ミコト・カジョウ アリア・ソラリユ
男性 / 人間 / 墓守 女性 / アンデッド / 魔性憑き
【目的】
・アイテム使用で対象の警戒を解きたい
・皆に行動を合わせ、穏やかのどかな雰囲気作りへの努力をしたい

「ヤコブ・フェーン──無能が。
行くぞアリア。苛立たしいが、構うだけ時間の無駄だ」

1.『憩いの広場にて、対象が日向ぼっこをしている』という目撃情報を元に、目標であるルベッタの姿を確認
2.檻を対象から見える範囲で遠目に離れた所に設置する
 ※シリウスのスキル実行後
3.温和と聞いている対象にゆっくりと近づき、警戒をさせずに近寄れる状態になったら、目の前で所持アイテムの非常食を全て開封し、そっと差し出す
(食べることは強要しない)
4.その後の行動は周囲に合わせ、対象を警戒させない雰囲気作りに協力する
鈴理・あおい イザーク・デューラー
女性 / 人間 / 人形遣い 男性 / 生成 / 魔性憑き
事前:普段ケルベレオンに使用しているおもちゃを借りれないか依頼

あおい:
(救急箱)万が一に備えて用意しました
少しでも怪我はよくありません。気付いたら即手当てします

満腹後に疲れるまで遊べば眠ってしまいそうですね
シリウスさんの対応後にゆっくり近づき
おもちゃかマヤ(人形)を動かし興味を引かせる
マヤ…舐められても少し我慢してね。

イザーク:
まず信頼関係を築く事が大事だろう。武器は見えない様所持
事前に教わったケルベレオンの情報を元に接する
もしもの噛みつき対策にカジュアルバンドを使用

疲れるぐらい遊ぶなら走り回らせた方がよさそうだな
おもちゃなどを転がしたり追いかけっこをする
あおいも表情硬いな…ほら君もリラックス
リチェルカーレ・リモージュ シリウス・セイアッド
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ヴァンピール / 断罪者
ルべッタちゃんの保護
戦闘行為をせず お家に連れて帰れますよう
皆で力を合わせてがんばります

広場に向かう前に 調教師さんから話を聞く
ケルベレオンのもう少し細かい習性 
好きなこと 嫌いなこと
どんな風にすれば仲良くなれるか
わかったことは皆に伝える

広場についたら まずシリウスが近づく
事前情報も参考に 警戒心が取れるよう
近づいても怒らない 触れられる程度になれば仲間に合図
食事をあげたり沢山撫でて仲良くなれたら 一緒に遊びましょう
追いかけっことかしたら ルベッタちゃんも心を開いてくれるかしら?
疲れたころに エマさんの演奏に合わせて歌を 
ルベッタちゃんが眠れば そっと寄り添って赤ちゃんにするように体をとんとん

使用スキル
動物好き 歌唱
エマ・シュトルツ ミハエル・ガードナー
女性 / 人間 / 断罪者 男性 / マドールチェ / 墓守
◆目的
ケルベレオンを戦わずに飼い主の元へ帰す
ルベッタちゃんも私達も皆が嫌な思いをせずに任務を終えられますように

◆行動

◇ミハエル
アイテム【ソーイングセット】、アビリティ【裁縫・デザイン】を使って、事前に『ソラリユさん達から借りていた毛布』にリボンや花といった可愛らしい刺繍をします。
ルベッタ様が気に入ってくれるといいのですが。

◇エマ
・ルベッタちゃんへのアピールはセイアッドさんの行動の後に行う。
・アイテム【アイリッシュハープ】、アビリティ【楽器・作曲】を使って、一緒に歌ってくれるリチェさんと呼吸を合わせながら楽しげな曲を演奏。
ルベッタちゃんが遊び疲れて眠たそうにしてたら子守歌のメロディーを奏でますね
唐崎・翠 レガート・リシュテン
女性 / 生成 / 拷問官 男性 / 人間 / 狂信者
ケルベレオンを見るのってはじめてです
どんな外見なんでしょう…
…あ。す、すみません、依頼中なのに

ルベッタちゃん捕獲を目指し、他のメンバー達と協力して行動する
セイアッドさんが行動するまでは待機して様子を見守る
調教師から話を聞いてきた方から話を聞いて情報整理

平和的に解決できれば、一番ですよね
体力はそれなりにある方だと、思うので、頑張って一緒に遊びます…!
仲良くなれたら、嬉しいのですけれど…

基本的にスキルがないので後手後手行動
ルベッタちゃんが疲れて眠るまで一緒に遊ぶ

怒らせないよう言動には気を遣う
声を掛けるときは声色に気を付け、敵意があると認めらるような行動はしない
様子を見て大丈夫そうなら少し撫でてみる
杜郷・唯月 泉世・瞬
女性 / 人間 / 占星術師 男性 / アンデッド / 狂信者
◆心構え
・ケルベレオン…ルベッタさんを助けたい
頭が三つなんて…こ、怖い…けど…
温厚で賢い子…みたいだから…大丈夫、ですよね?

◆事前準備
・応急処置
誰かが怪我をした際に、わたしも…お手伝い出来たらって…。

◆捕獲
・皆がルベッタと歩み寄る姿にキラキラ尊敬の眼差し
・勿論自身も檻へ誘導する際指示に従いながらお手伝い
・何事も怒らせないよう慎重に
わ…皆さん凄い…
わたしもルベッタさんの為に…自分が出来そうな事…
歌を歌えたり、動物に歩み寄れるのは…素敵だなと思います。
わたしもいつかそう言う事…な、何でもないです!

◆終了
・檻越しか何かで主に許可を得てルベッタを撫でてみたい
動物は好きなのに怖がってちゃダメ…ですよね。
ツバキ・アカツキ サザーキア・スティラ
女性 / アンデッド / 墓守 女性 / ライカンスロープ / 魔性憑き
・ツバキ
言っちゃえば、ただ逃げたペットを連れ戻して欲しいだけよね
なら戦うような事は避けたいわね

捕獲に関しては大人数で行くと逆に警戒されちゃうし、
初めは少し離れて様子を見て、落ち着いた所を近寄ってそっとふれあってみようかしら
声掛けをしてゆっくり頭や体を撫でてみるわ
敵意を見せなきゃきっと大丈夫よ

あとはサザーが変に刺激しないか不安ね……

・サザーキア
本能が言っているニャ
ケルベレオンは怖そうだから刺激はしたくないニャ
一緒に日当たりのいいところにいたいニャ!

ツバキの目を盗んでこそこそ離れて、そのまま近くに寄って日向ぼっこニャ
ボクはそいつに何もしないニャ
一緒に日向ぼっこした仲ってことでお友達になりたいニャ!
リーゼ・アインベルク ギル・マイヤー
女性 / 人間 / 断罪者 男性 / 人間 / 狂信者
●リーゼ行動
現場へ向かうまでの間、広場周辺に住人や観光客がいないか確認を行います
立入禁止に興味本位に近寄るような……野次馬、と言えばよいのでしょうか?
そうした方々がいらっしゃれば決して近寄らないよう警告を行います
(捕縛の件自体に秘匿の必要性ある場合、教団絡みの危険性を孕む案件としての警告に留める)


ルベッタちゃん捕縛の折には皆様の支援に徹します
標的を逃がさないよう視界の通りやすい後方にて待機しつつ監視
檻に入れる際に押し込む必要などがあればお手伝い致します

●ギル行動
基本的にはリーゼたんの行動のお手伝いしてあげるよ~
僕は優秀なパートナーだからねぇ、フヒヒヒ!


●両者の関係
リーゼは基本的にギルの事は無視


~ リザルトノベル ~

「ルベッタちゃんが捕獲できなければ、無能な諸君等には教団に居場所はない。分かっているな!」
 ヤコブ・フェーンが熱弁を振るえば振るうほど部屋の温度が下がる一方だった。
 白けた表情を浮かべる浄化師もいれば、シリウス・セイアッドのように無言だが、氷点下の視線をヤコブに向けるものも少なくない。彼のパートナーであるリチェルカーレ・リモージュは、同じく黙ってはいるものの、密かに握り拳をしながら「早くお家に連れて帰ってあげなくちゃ」と表情に書かれていた。
 不穏な空気にようやくヤコブも気づいていたようで、任務を丸投げしようとしていたその矢先。

「……無能が。行くぞ、アリア。苛立たしいが、構うだけ時間の無駄だ」
「今回ばかりはミコトの言う通りだわ。あーあ、時間を無駄にしちゃった」
 これ以上、話を聞いても無駄だと判断したミコト・カジョウが真っ先に部屋から出て行く。パートナーのアリア・ソラリユもその後に続く。それを切っ掛けに他の浄化師も部屋から次々に出て行く。
「待て! お前たち、私の話はまだ終わっていないぞ!」
 引き留めようとするが、その制止を聞くものはおらず、残ったのはヤコブの傲慢な態度と貴族優先主義に異を唱えようとしていたリーゼ・アインベルクと、そのパートナーであるギル・マイヤーだけだった。

「ふ、ふむ。出て行った奴らとは違い、お前たちは中々見所があるじゃないか!」
「私は貴方に言いたいことがあって残っていただけです」
「ふん、何だ? 折角だから聞いてやろうではないか。言ってみよ」
「あの言い方はないと思います! 人々を守る為に力を使うのが、教団員としての勤めではないのですか!?」
 真面目な少女はヤコブのやり方に反発する。美少女から口答えされたヤコブは先ほどの浄化師たちの態度を思いだし、ついに怒りを爆発させた。
「全く最近の新人はどうなっているんだ!? 教育がなっておらん!」
「そうですよね~、ヤコブ様。僕もそう思います、全くあいつらときたら!」
「なっ!? 貴方どっちの味方なんですか!」
 ヤコブに媚びへつらうギルの手のひら替えしにリーゼは非難の声を上げる。
「そんなのぉ、(権力を持っている)ヤコブ様の味方に決まってるじゃないか!」
 ぼさぼさの髪で表情は分かりづらいが、陰湿そうな表情で楽しげに笑っているのを見て、リーゼは唇を噛む。
「うんうん、君は目の付け所がいいな、ギル君だったかな? 君のことはよく覚えておくよ。しかし、パートナーの躾がなっちゃいないんじゃないかい?」
「心配しないで下さい、ヤコブ様。僕がしっかりとリーゼた……ちゃんをしっかりと躾直しますから!」
 自分に敬意を払うギルを見て気を良くしたのか肩に手を置き、「頼んだぞ」と言って上機嫌で部屋から立ち去って行った。
 完全にヤコブがいなくなったのを確認すると先ほどまでの態度とは一変し、ネチっこい口調でいじりだした。
「あ~あ、リーゼたん上の人を怒らせちゃって、パートナーである僕にまで迷惑がかかるじゃないか」
「あ、貴方は自分のことだけしか考えていないんですね!」
「僕たち運命共同体なんだから……あぁ、運命共同体っていい響きだなぁ。僕のリーゼたん……」
「貴方のものになったつもりはありません!」


 その時のことを思いだし、リーゼは大きくため息を付く。
 今は他のメンバーの代わり、封鎖した周辺に野次馬がいないか巡回中だった。隣に「リーゼたんのお手伝いをしてあげるなんて、僕って優しい。フヒヒヒ!」と付きまとってくる男がいなければ、もっと任務に集中できるのに。
(私も広場で同じ教団の女の子と仲良くしたい……)
 やるせない現実にため息を付かずにはいられないリーゼ。
「リーゼさん、そちらの見回りは終わりましたか?」
 そう声を掛けてきたのは鈴理・あおいだった。その隣にはパートナーであるイザーク・デューラーがいる。
「はい! ……野次馬が何人かいましたが、問題ないですよ」
「そうですか、こちらも何人かの観光客が知らないで近づいていたようなので近寄らないよう注意しておきました」
「全くリーゼたんをナンパするなんて、けしからん! いいぞ、もっとやれ」
「ギル!」
 ぼそりと呟いたギルに顔を赤くしながら抗議する。
「それは……大変でしたね」
 あおいが労ってくれるのに、リーゼは癒されるのだった。



 一方、憩いの広場の方では、ケルベレオンを探すチームと事前準備をするチームに分かれて動き出していた。
 そんな中、レガート・リシュテンは真っ先にルベッタを発見した。目撃情報の通り、芝生のある木の木陰でルベッタは悠然と体を横たえていた。レガートの存在に気づいているのか、威嚇はしないものの金色の目がじっと見ている。
 レガートに敵意がないことを悟ったのか、それとも興味を失ったのかは分からないが猫のように芝生に顔を伏せた。
 レガートとルベッタが見つめ合っていたのは数秒のことだった。無意識の内に握りしめていた手は汗だらけだった。
 やはり温厚だと言われても番犬として飼われているだけある。丸腰で猛獣と向かい合うのは、浄化師といえども冷や汗ものだ。
 同時に本で読むのと実物を見るのとでは全く違うなと知識欲が刺激される。
(三頭というのは感情も共有しているのだろうか興味深いな。二頭は頭を伏せているけれど、もう一頭はこちらを警戒し続けていますね)

 広場に向かう前にパートナーである唐崎・翠と話していた会話を思い出した。
「ケルベレオンを見るのは初めてです。どんな外見なんでしょう……あ。す、すみません、依頼中なのに」
 この時、お互い任務から逸れたことを考えていた事に対して、「似た者同士ですね」と笑い合ったのだ。
(翠さん、実物を見たら驚くだろうな……)
 レガートは背中を見せることなく、ゆっくりと後ろ歩きで立ち去る。ルベッタの見えない位置まで来ると安堵の息を吐き、仲間たちに報せるべく走り出した。


 事前準備のチームの方では、檻やルベッタを懐柔する道具の手配、広場の周辺に人がいないかの巡回などで慌ただしく動いていた。
 ミハエル・ガードナーはアリアから借りた毛布を持っていた。事前に借りていたシンプルな毛布にミハエルがリボンや花などの女の子が好みそうな可愛らしい刺繍を施したものへと変わっていた。
「毛布、可愛くなりましたね!」
「ルベッタ様が気に入って下さるよう心を込めました」
「きっとルベッタちゃんも気に入ってくれます、だってこんなに素敵なんですから!」
 可愛らしくなった毛布に目をきらきらと輝かせながら見つめるエマ・シュトルツ。
「うわあ、普通の毛布だったのに可愛くなってる! これ時間かかったんじゃないの?」
 アリアが毛布の仕上がりを見て、興奮気味に声をかける。その横で感心したように見ていたミコトがミハエルに尋ねる。
「確かに刺繍は手間がいるものと聞く、大変だったのではないだろうか?」
「問題ありませんよ。お恥ずかしながら裁縫の腕はプロには及ばず、簡単なものばかりしかできませんでしたが」
 ミハエルは一貫して謙遜する姿勢を崩さない。アリアは受け取った毛布を大事そうに受け取った。
「うにゃー、あの毛布でごろごろしたいニャー」
「ダメよ、サザー。あれは捕獲のために使うんだから」
 うずうずと毛布を目で追うサザーキア・スティラに相方であるツバキ・アカツキが釘を刺す。


「……こ、怖いけど……温厚で賢い子……みたいだから、……大丈夫、ですよね?」
 ルベッタ捕獲を前にして肩に力が入っている杜郷・唯月を見かねて、泉世・瞬が声をかける。
「うーん、仕事上、一二度見たことはあるんだけどね。俺動物好きなんだけど、……なんだか吠えられる事が多いんだー、だから、あんまり近寄ったことなくて……」
「そ、そうなんですか。ちょっと、……意外です」
「何がー?」
「え、えっと……瞬さん何でもスマートにこなせる、から……動物にも、好かれるんだろうなって……思ってて……すみません……」
「そんなことないよー。でも、そういう風に俺思われてたんだ。なんか嬉しいや」
 照れくさそうに頬をかく瞬にホッとした表情を浮かべる唯月。
「俺……動物好きなんだけどなぁ。悲しいっ、裏方で頑張るけどさ。俺もルベッタちゃんの為に何かしたいよー!」
「き、きっと大丈夫です……この任務を、頑張ることが……ルベッタさんの為になりますよ……!」
 落ち込む瞬を励ますように両手で握り拳をつくって励ます唯月だった。

「……温厚とはいえ、番犬をするような生き物だ。むやみに手を出すなよ」
「ええ! ぎゅっとするのは仲良くなってからね」
 リチェルカーレの返答にシリウスは額を押さえながら、大きくため息を吐き出した。
 リチェルカーレがルベッタと触れ合えるとはしゃいでいる一方で、シリウスは一抹の不安を感じながらも調教師に言われた言葉を思いだしていた。


「ケルベレオンに留まらず野生の生物を躾するために重要なことは一つです。誰が強者なのかを分からせる事です!」
「え?」
 調教師にケルベレオンと接する上で気をつけるべきことは何かと質問していたリチェルカーレが突然のことに固まる。
「あ、あの私が聞きたいことはそういうことではなくて――」
 リチェルカーレが根気強く質問を続け、調教師からケルベレオンの習性や好きなもの、嫌いなものを聞き出した。ルベッタの使っていた特殊な生地を使った遊び道具――細長いエビ型クッションも借りることができた。
 シリウスも調教師の話を横で聞いていたが、何度も調教前のケルベレオンには気をつけるように言っていたことが気にかかっていた。
 思案気に考え込んでいたシリウスだが、
「皆さん、ルベッタさんが見つかりましたよ」
 レガートの声で現実に引き戻される。
 全員が集合したところでレガートが口を開いた。
「南の方にある芝生の所にいました。ですが、こちらが思っていた以上に警戒心が強いようです」
「なら、俺が行く」
 シリウスが他に意見はあるかと尋ねようとしたとき、リチェルカーレが声を上げた。
「シリウスが行く前に調教師さんから聞いた話をしていいですか? まだ皆さんに話していなかったので、私から説明しますね」
 シリウスの方を見て確認を取ると、彼は無言で頷いた。リチェルカーレが調教師に聞いてきたことをそのまま伝えていく。
 一通り伝え終わった頃、翠が聞いた内容を情報整理するように呟いた。
「好きなものが音楽と甘いものだなんて、可愛らしいですね。特に果実や蜂蜜を好むところが女の子みたいだわ」
「見た目は可愛らしいと言うよりかっこいいと言った方がいいですけどね」
 翠の言葉にレガートが苦笑いするように答える。
「そうなんですか? 私てっきり可愛いものだとばかりに」
「可愛いと思うかは個人の感性だと思いますよ。……確か、強い匂いや大きな音には警戒してしまうそうなので、優しく声をかけてゆっくりと近づく方がいいかもしれませんね。見た限りは猫にも近い気性も備えているように見えましたよ」
 そうシリウスに伝えると彼は黙って頷いた。

「言っちゃえば、ただ逃げたペットを連れ戻して欲しいだけよね。なら戦うようなことは避けたいわね。捕獲に関しては大人数で行くと逆に警戒されちゃうし、初めは少し離れて様子をみた方がいいかしら、ね。サザー」
 仲間たちの話を聞いていたツバキはサザーに話しかけるが、
「サザー、いい? 変に刺激しちゃ……あら? サザー?」
「だいじょーぶ、何もしないニャ、一緒にお昼寝するニャー」
 そう言ってサザーキアが走り去った。そのままルベッタのいる方向へとツバキが止める暇もなく、消えていく背中。我に返ったツバキは慌ててその背中を追って走り出すのだった。

「っ!?」
 シリウスがルベッタのいる芝生に着いたとき、ルベッタと木の間を挟んで猫耳の少女が無防備に「うにゃー」と鳴きながら昼寝をしていた。彼女の相方であるツバキも遠くから離れた位置で必死に身振り手振りで合図しているようだが、サザーキアは全く気づいていなかった。むしろそのまま呑気に眠り始めている。
 後ろから「どうしましょう!?」という仲間たちの動揺する声が聞こえてくる。ルベッタも騒々しさに気づいたのか、三つ頭の内一つ頭がこちらを警戒するように顔を上げた。
 シリウスは想定外の事態に動揺するが、そのまま計画通りに動くことに決めた。
「俺は敵じゃない」
 普段の彼からしたら随分と優しい声音で話しかける。
 丸腰のままゆっくりと2メートル手前まで近づいて片膝を着く。ルベッタの警戒心が解けるまで辛抱強く待つことにした。
 こちらが気を引いている間に、サザーキアが逃げてくれないかと考えていたが、すでに彼女は夢の中に飛び立ってしまっていて無理そうだ。
 どれくらい時間が経っただろう。
 唸り声こそ上げないものの一つ頭はこちらをじっと見ている。シリウスはそっと下の方から手を伸ばした。それに一つ頭だけでなく、三つ頭が反応し、真ん中の頭が警戒しながらも鼻をひくつかせながら、匂いを嗅いだ瞬間。
「っ!」
「グウゥッ……」
 シリウスの伸ばした手のひらにルベッタの鋭い牙が食い込み、地面に血がぽたぽたと流れ落ちる。
 離れて見ていた仲間たちも一瞬空気が張り詰める。シリウスは後ろを振り返ることなく、仲間たちに片手で手を出すなと合図を送ったことで収まる。
 だが、パートナーであるリチェルカーレは動揺したままだった。後ろでシリウスが血を流すのを見てリチェルカーレが声にならない悲鳴を上げる。
 咄嗟にシリウスに駆け寄ろうとするのをミコトが引き留め、アリアが落ち着かせようとしている。あおいと唯月は応急手当がいつでもできるよう準備していた。
「怖がらなくていい、大丈夫だ」
 子供に言い聞かせるように優しく声をかけ続けるが、ルベッタはシリウスの手を噛んだまま放そうとしない。

「あおい、ちょっといいだろうか」
「イザークさん、こんなときに何ですか」
 てきぱきと医療キットを準備していたあおいに声をかけたイザークはある提案を持ちかけた。
「君はマヤを動かせるだろう。借りてきたおもちゃを動かして気を引いてみるのはどうだろうか?」
「……動かすことはできますが、刺激してしまわないでしょうか?」
「万が一の場合に備えて俺が動こう。もちろん峰打ちですませるさ」
 不安げに呟くあおいに後押しする。あおいは迷いを振り切り、顔を上げる。借りてきたエビ型クッションを取り出し、操り始めた。
「いきますよ、エビさん」
 赤いエビがぴょんぴょん跳ねながらシリウスに近づいていく。シリウスの周りをぴょこんと近づいては離れるエビにルベッタの狩猟本能が擽られたようで三つ頭とも目が釘付けだ。
 エビが挑発するようにちょっと近づいてすぐ逃げだそうとした瞬間、ルベッタは本能に負けたのか飛びかかった。そのままエビを両腕で抱きしめて頭にかぶりついている。
 それを見て、操っていたあおいはホッと安堵のため息をもらした。
「上出来だ!」
「ええ、イザークさんの提案のおかげです。それでシリウスさんは大丈夫でしたか?」
「ああ、彼は今手当を受けているようだよ。心配ない、それほどひどい怪我ではないようだ」
 その言葉を聞き、安心した表情を浮かべるあおい。
「今のように君はもう少しリラックスした方がいい」
「今は任務中ですから、気を抜くなんてできません。私は怪我の様子を見てきます」
「なら、俺はケルベレオンの方を見ておこう」
 イザークの言葉に頷くとあおいはシリウスたちのところへ足早に向かった。

「ごめんなさい……シリウス」
「何を謝っているんだ、お前は」
「任務なのにはしゃいでしまって……私がしっかりしていたら」
「お前のせいじゃない、気にするな」
「でも……」
 暗い表情で俯くリチェルカーレにシリウスは表情こそ変わらないものの内心困っていた。そんな二人の間で唯月は気まずそうに手当を続けていた。
「あの、シリウスさん大丈夫でしたか?」
「ああ、問題ない」
 気まずい空気の中、あおいが声をかけると、シリウスが素っ気なく返事する。
「お手伝いしようかと思って来たんですが、その必要はないようですね」
 「包帯がきれいに巻かれていますね」とあおいが誉めると、唯月が照れたように俯く。
「私も手際よく手当できるように見習いたいです」
「えっと、あの……ぁありがとう、ございます」
 ぎこちないながらも二人が会話する横でシリウスたちは互いに無言のまま時間が過ぎていく。

「アリア、ルベッタと一緒にお昼寝するのは諦めろ」
 隣にいたミコトがそういうのをアリアは驚いた表情で見ていた。
(確かに「大きな獣って素敵よね。傍にいると安心するというか。そうだ! 一緒にお昼寝とかいいわよね」って、はしゃいでいたけど、ミコトは聞き流しているみたいだったし、まさか覚えているとは思わないじゃない)
「……やっぱり危ないかしら?」
「お前がルベッタと昼寝しようと言っても俺は認める気はないが」
 未練たらたらに尋ねるアリアにミコトはきっぱりと答える。
「それに折角ガードナーさんが刺繍してくれた毛布もあのエビのように噛みつかれてボロボロになる未来しか見えないのだが」
 ミコトが指さした先には、ルベッタに弄ばれてボロボロになったエビが頭からかじられているのが見えた。
「……そうね、可愛らしくなったのにボロボロになったら、なんだか悲しいわよね。今回は諦めるけど、いつか絶対に撫でたりするんだから!」
 今回は、を強調するアリアは全く諦めているようには見えない。ミコトは深くため息を付くのだった。
「とにかく、俺は非常食を食べるか試しに行ってくる」
「そうね、お腹空いているからイライラしてるのかもしれないし」
 ミコトは非常食を全て開封し、ルベッタから少し離れた場所に置くが、ルベッタはエビに夢中だ。匂いを嗅ぐどころか見向きもされず、ミコトは肩を落としてアリアの所まで戻ってきた。
「っふふ、全く見向きもされなかったわね」
「……笑いたければ笑え」
 アリアはツボにはまったのか、声を押し殺しながら肩を震わせていた。


 ルベッタと疲れさせるまで遊ぶどころか、警戒心が解けているのかも微妙なところ。
 現状手詰まりになったところで、優しく揺りかごを揺らすような子守唄が広場に響き始めた。
 エマはルベッタから離れた位置にあるベンチに腰掛け、アイリッシュハープを奏でる。それを見守るミハエルはエマを守るように位置取っていた。
 繊細で優しげなメロディーは、ゆるやかな波のように広がっていく。ルベッタの耳もぴくりと動かすと、遊ぶのをやめて音楽に反応する。ゆっくりと体を起こすと、まるでエマの演奏に耳を澄ませているような反応を見せた。
 隣に立つミハエルはエマが楽しそうに演奏するのを見て、微笑を浮かべた。ミハエルは演奏する直前のことを思い返す。

「ルベッタちゃんは音楽を好きだと聞きました、私が演奏すれば少しは警戒を解いてくれるかもしれません。私、皆さんが傷つくのもルベッタちゃんが人を傷つけるのも見たくないんです!」
「エマ様……」
「浄化師の任務は戦うばかりじゃないって、戦わなくても解決できるんだって、証明したいんです」
 エマがスカートをぐっと握りしめる。
 ミハエルはエマがそんなことを考えていたことを見抜けなかった自分を恥じる。
「エマ様、あなたの望み通りに」
 ミハエルの葛藤すら宥めるように揺籃歌はエマの心情を映し出すように暖かで何かを願い、祈るようなメロディーが奏でられていく。
 それはルベッタも例外ではなく、三つ頭がうとうとと揺れていた。

「……きれい」
 そんなハープの優しいメロディーにリチェルカーレは俯いていた顔を上げる。落ち込んでいたリチェルカーレの心に響く音色。
「リチェ」
 静かな声でシリウスに名前を呼ばれ、肩が一瞬震える。何を言われるのか待っていたリチェルカーレにかけられた言葉は優しいものだった。
「お前が失敗したと思うなら、任務で挽回すればいい」
「はい!」
 不器用なシリウスなりの励ましにリチェルカーレは立ち上がった。
(落ち込んで立ち止まってたらダメだわ。……シリウスは待っていてくれるけど、それに甘えてばかりなのはもっとイヤ)
 深く息を吸い込むとリチェルカーレは背を真っ直ぐに伸ばし、胸で両手を組むと、ハープの奏でるメロディーに合わせて歌い出した。
 ソプラノの清廉な歌声が暖かみのあるハープの音色と重なり、心地よいハーモニーを生み出す。
 誰もが二人の奏でる子守歌に聞きほれていた。
 一曲終わっても、また別の曲をエマは奏で続けている。
 歌い終わってぼんやりとしているリチェルカーレにシリウスが声をかける。
「リチェ見ろ」
 シリウスが指さした先には、ルベッタが芝生の上で眠っていた。
「俺じゃできなかった。お前にしかできないことだ」
 淡々と事実だけを伝えるシリウス。その言葉にリチェルカーレは言いたいことがあるのに何を言えばいいのかまとまらず、もどかしい気持ちに駆られる。なんとか口にできた言葉は、
「あの、怪我は……大丈夫でしたか?」
「大したことない。犬に噛まれた程度だ」
 そう言ってルベッタの方へとシリウスは去って行ってしまう。

 ルベッタが眠っている内にサザーキアを回収することに成功したツバキは仁王立ちしたまま、笑顔を浮かべる。額に青筋が浮かんでいるのを見て、サザーキアは逃げだそうとするが、
「はい大人しくして、正座」
「ニャ!」
 首根っこを掴まれ、逃走を阻止される。
「言いたいことは色々あるわ、でも……」
 ツバキは言葉を一旦区切り、
「アレと一緒にお昼寝するとは何事よ、アンタの野生の本能はどこに行ったの!?」
「芝生の上のお昼寝は気持ちよかったニャ」
「素直な感想ありがとう。でもそういうことじゃないのよ」
 ペットに言い聞かせるようにツバキは何度も何度も危ない行為はしないよう言い含める。サザーキアは「ニャー」と鳴くばかりだ。
 一通りの説教が終わると、ツバキは額を押さえ、
「後でみんなに謝りに行かなくちゃ。もちろんサザーも行くのよ」
「……めんどくさいニャー」
 散歩を嫌がるペットのようにサザーキアはツバキに首根っこを持たれると、そのまま謝罪行脚に行くことになった。

 その後、ルベッタを檻に入れるまで一悶着ありつつも、なんとか依頼主の元まで送り届けることができた。
 アリアの持っていた毛布はルベッタを落ち着かせるための敷物として活用された後、そのまま気に入ってしまったルベッタが手放さなかったそうだ。後日、依頼主から新品の毛布が代わりに送り届けられるのだった。





ケルベレオン愛好家の失敗
(執筆:oz GM)



*** 活躍者 ***


該当者なし




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2018/04/11-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[30] 鈴理・あおい 2018/04/21-23:52

 
 

[29] 鈴理・あおい 2018/04/21-23:52

あやうく遅刻しそうになりましたが、なんとか先ほどプラン提出完了しました
どうかみなさん怪我無く無事ケルベリオンを保護できますように  
 

[28] リチェルカーレ・リモージュ 2018/04/21-21:53

わたしたちもプラン送信済です。
どうかうまくいきますように。
 
 

[27] ミコト・カジョウ 2018/04/21-21:51

こちらもプランを確定して、送信させてもらった。
後は、任務が成功することを祈って。  
 

[26] 杜郷・唯月 2018/04/21-16:02

わたしも……主に皆さんのお手伝いって形で
プラン……送信済み、です……!
と、当日よろしくお願いします、ね!  
 

[25] ミハエル・ガードナー 2018/04/21-09:09

ミハエル:
8組揃ったのですね。
アインベルク様とマイヤー様、またお会いできて嬉しいです。
どうぞ宜しくお願い致します(微笑)

>カジョウさん
それではカジョウさんとお呼びしますね。
毛布の件、有難うございます。
ひと針ひと針、心を込めて刺繍させていただきますね。

>リチェさん
エマ:
こちらこそ、よろしくお願いしますっ(はにかむ)
リチェさんの歌、とても楽しみです。

ミハエル:
後方支援も手当てもとても心強いです。
皆様改めて宜しくお願い致します。
これまでの話し合いでプラン提出済みです。
また会議室内で何か動きがあれば対応させていただきますね。  
 

[24] ミコト・カジョウ 2018/04/21-00:12

しかし、刺繍案により購入した毛布が、さっそく可愛い仕様になるとは思わなかった。
だが、アリアはむしろ喜んでいるので、気にしては負けだとは思っている。
では、最初は(呼び方で少し思案)シリウスさん。どうか頼む。

リーゼさんも、こちらこそよろしく。
後方となる仕事だが、逆に今回は失敗した際の砦として欠かせず必要な存在だと思われた。
この度は本当に有り難く思う。改めてよろしく頼む。

確かに、ケルベレオン相手ではじゃれているだけでも、どこを怪我してもおかしくない。
手当てをしてくれる人がいるのは心強いな。  
 

[23] リチェルカーレ・リモージュ 2018/04/20-23:05

ミコトさん、毛布のことありがとうございます。ふふ、お昼寝できなくてもくっついて仲良くなれたら嬉しいです。
ミハエルさんの刺繍もあったら、きっと喜ぶんじゃないでしょうか。
あ、シリウスが最初に動くのは了解と。どこまでできるかはわからないけれど、やってみる、だそうです…自分で言えばいいのに(眉をさげた)。

はい、リチェと呼んでもらえると嬉しいです。仲良くしてくださいね、エマさん(にぱ)。
音楽もとっても楽しみです。がんばりましょう。
あおいさんのお人形も、心強いです。よろしくお願いします、ね。  
 

[22] リーゼ・アインベルク 2018/04/20-20:35

直前の参加で失礼いたします、リーゼ・アインベルクです。
皆様よろしくお願いいたします。

ルベッタちゃんへの対応は皆様が煮詰めていらっしゃるようですし、
私個人に(序でに相方も)捕獲に役立つスキルは保有していないと思いますので
万が一逃走された場合に備えての後方待機の後詰めや、事前に現場の広場の付近に住人や観光客がいれば現場に近づかないよう勧告するなど、裏方の仕事に回ろうと考えています。  
 

[21] ミコト・カジョウ 2018/04/20-19:01

>ガードナーさん
『様』は無しにしてくれ。面はゆい。
毛布の件は了解した。では行動は最初に『貸していた毛布を返してもらい』と追加しておこう。
これならば事前に使える時間全てで、毛布をガードナーさんに預ける事が出来るだろう。

そして行動内で勝手に檻について触れている己に気付いた。これこそ重ならないよう事前相談案件であろうにと頭を抱えたが…。
現状、檻は見える所に置くが即捕まえに来た訳では無いという意図で『檻を対象から少し離れた所に設置』と見事勝手に書いてしまっていたのだが、他にも檻について触れていた方がいれば、そちらを優先し此方は削除、他の行動を差し込みたい心積もりでいる。居ればで構わない、よろしく頼む。  
 

[20] 杜郷・唯月 2018/04/20-03:38

わ、エマさん!と、よく見たら見知った顔の方々が沢山!
またお会い出来て……頼もしいですし、その……嬉しいですっ!
皆さん、改めてよろしくお願いしますね!

この流れですと穏便に済ませられそうでしょうか……
わ、わたし……絵(Lv3)しか描けなくて……
瞬さんも演技?(Lv3)だけしかアビリティ持ってない、ので
皆さんがとても頼もしいです……!

わ、わたしも……出来る限り……
ケルベレオン達と打ち解けられるように……が、頑張りますねっ!  
 

[19] 唐崎・翠 2018/04/20-03:11

わ、人が増えてきていますね。改めまして、よろしくお願いします。

一連の流れ、把握しました。
今出ている皆さまの案、とても素晴らしくて頼もしいです。
セイアッドさんの後に行動、というのも了解です。
私たちはの所は、主に一緒に遊ぶことについて文字数を割くことになりそうな感じになりそうです。  
 

[18] イザーク・デューラー 2018/04/20-01:19

音楽か…ケルベレオンだけでなく俺達も癒やされそうだな

調教師に質問する際におもちゃも借りられないか聞いてみようと思っている。
難しい場合はあおいの人形を動かすことも考えてるらしい

あと怒らせなければ大丈夫とは思うが
念のため、俺は噛みつき対策でカジュアルバンドを装備していく

あおいも簡易救急箱を持って行くらしい
(小さく笑いながらこっそり)……あまり表情には出さないが、みんながささいな傷でも怪我しないか心配らしい。何かあったらすぐ駆けつけると思うよ。  
 

[17] ミハエル・ガードナー 2018/04/19-22:47

エマ:皆様のお役に立てるよう、演奏がんばりますね…!

ミハエル:カジョウ様、少しばかり相談したいことがあるのですが宜しいでしょうか?
ルベッタ(ケルベレオン)様の気を引くお手伝いができればいいなと思い、【カジョウ様達が用意する毛布に可愛らしい刺繍をしたい】と思ったのですが、どうでしょうか?

これはルベッタ様が女の子(メス)であり、可愛いものが好きであるというのを勝手に想定してでの提案ですので、私の裁縫レベルが低いこともあり上手くいかない可能性もあるのですが…。
勿論 共感していただけたらで全然 構いませんし、少しでも不安を感じたら遠慮せず断ってくださって大丈夫ですので一度ご検討いただければ幸いです。  
 

[16] エマ・シュトルツ 2018/04/19-22:06

セイアッドさんの動物好きスキルとても心強いです、よろしくお願いします!
カジョウさんが仰った『動物も人も、初対面が一番緊張し警戒する』私も同じように感じました。
私達も行動を起こす時は【セイアッドさんの行動の後に実行する】という方向でプランを書きたいと思うのですが、大丈夫でしょうか?

>リモージュさん
はいっ、お好きなように呼んでください…!
っ、一緒に歌ってくださるのですか?(ぱあっと目を輝かせて)
ぜひ、ぜひっ、ご一緒させてください!とても嬉しい、です…!
では、お言葉に甘えて、リチェさん…とお呼びしてもいいですか?  
 

[15] ミコト・カジョウ 2018/04/19-21:31

そして、セイアッドさん。
動物好きのスキルに頼り申し訳ないが、良ければ非常食の開封はセイアッドさんがケルベレオンに接した後に行いたいのだが、構わんだろうか?

動物も人も、初対面が一番緊張し警戒する。
セイアッドさんがケルベレオンに接触して、明らかに警戒が解ける行動の後であれば、無理に最初に行動するよりもずっと効果が認められるのではないかと判断した。
どうだろうか?  
 

[14] ミコト・カジョウ 2018/04/19-21:31

ミコト・カジョウだ。ファーストネームを問わず、自由に呼んでくれ。よろしく頼む。

そう言えば、ショップで楽器が入ったと聞いた。それでの演奏は確かに効果がありそうだ。
楽しみでもある、期待している。

そして少し話題の出た内容についてだが、
ケルベレオンの日当たりの良い居眠りをする場所が、芝生である可能性も不明のため、話に少し出た全員でお昼寝は叶いそうにない。すまん。
だが、もし希望者がいればアリアが出来る限り場所を空けると言っている為、希望があれば声を貰えればと思う。
ケルベレオンと仲良くなった後に、寄り掛かることが出来れば、そのまま寝ることも可能かも知れん。  
 

[13] リチェルカーレ・リモージュ 2018/04/19-21:30

人が増えてきましたね。心強いです、よろしくお願いします(ぺこり)。
リモージュさん…(くすぐったそうに笑って)、よければ名前で呼んでください。
呼ばれなれていなくて、くすぐったいです。
はい、じゃあ調教師さんにお話聞いてきますね。
好きな事とか、苦手な事。
どんなことをしてあげると安心するかとか、聞いてみます。
ミコトさんの言う、毛布で包んであげるのもいいですね。柔らかいものは心もふんわり癒してくれそう。
エマさん…(呼んでもいいですか?と首傾げたあと)の言う、音楽もすてきです。わたしも一緒に歌ってもいいですか?  
 

[12] ツバキ・アカツキ 2018/04/19-14:39

ツバキよ、こっちはパートナーのサザー……
……あら、どこ行ったのかしら?
とにかくヨロシクね

手段はどうであれ、穏便に済ませたいわね
 
 

[11] エマ・シュトルツ 2018/04/19-07:25

杜郷さん、泉世さん…!(恥ずかしそうに、でも嬉しそうに手を振る)
この間の任務ぶりですね、今回もどうぞよろしくです。

カジョウさんのご飯をあげる案も、リモージュさんの調教師さんに好きなものを聞く案もすごくいいと思いますっ

全力で遊ぶ…追いかけっこ…とかですかね?(首を横にこてん)
皆で遊ぶ…のとは違いますけど、私 特技が【楽器】と【作曲】なので(まだレベルは低いですが)アイテムの【アイリッシュハープ】を使って、楽しげな曲を弾いたりしたいなと思っています。ケルベレオンが遊び疲れて眠たそうにしてたら子守歌のメロディーを奏でてみようかな、と。  
 

[10] 杜郷・唯月 2018/04/19-02:25

飛び入り失礼します……。
わたしは占星術師の杜郷・唯月、隣の方は狂信者の泉世・瞬さんです。
わたしも無事にケルベレオン達を保護したく伺いました……
よ、よろしくお願いします……!!  
 

[9] ミコト・カジョウ 2018/04/17-12:34

改めて、皆さんよろしく頼む。

シリウスさんが動物スキル持ちか。心強い。調教師に聞くのも良案だと思う。
スキル自体は持っておられる方が稀かと思われる。俺達も所持していないし、唐崎さんも気にすることはないだろう。

最初は、最終的に非常食を檻の中に置きそれで釣るかと思案していたのだが、
アリアが『そんな騙すような真似するなんて!』などと言いだし、
現状、ケルベレオンと一日戯れた毛布を、
最後に檻の中へ敷いて帰りを促したい、という方向性になりそうだ。

皆で遊んで昼寝…む……(性格上不得手)
だが、全体が穏やかで楽しい雰囲気作りは大事だ。可能な限り皆さんの行動に合わせたいと思う。  
 

[8] リチェルカーレ・リモージュ 2018/04/16-22:31

わたしも皆さんと一緒に遊び…じゃない、協力してやりたいです。
ミコトさんが言う、ご飯あげるのもいいと思います。
後、なんだろう…おもちゃ、とか?お人形とか…?
うーん、わたしの杖投げてみようかな…。
調教師さんがいるのなら、どんなことが好きかとか教えてもらえないかしら?
あ、シリウスが案外動物好きなんですよ。(レベル1なので気持ちですが)  
 

[7] 唐崎・翠 2018/04/15-04:32

唐崎翠と、パートナーのレガートさんです。
どうぞ、よろしくお願いします。

穏便に事が運べれば、それが一番ですものね。
一緒に遊ぶ作戦、すごくいいと思います。
あ、動物系のスキルは私たちもない、です…。  
 

[6] エマ・シュトルツ 2018/04/15-01:02

エマとパートナーのミハエルさんです。
皆さまどうぞよろしくお願いします(ぺこり)

(目をキラキラ輝かせながら)わぁっ、何して遊びましょうか?
遊び疲れたら皆で一緒にお昼寝できるといいですね・・・!
(はっと顔を上げ)っ、はしゃいじゃってごめんなさい、これは任務なのに・・・。
・・・その、私、家族以外の誰かと遊んだことがなくて。
勿論 任務は大事ですけれど、皆さまとも交流ができたらいいな・・・と思ってしまって(赤い顔を両手で覆い隠す)  
 

[5] リチェルカーレ・リモージュ 2018/04/15-00:13

飛び込み失礼します。
リチェルカーレです。パートナーはシリウス。
アライブは陰陽師と断罪者です。
どうぞよろしくお願いします。

怖い生き物じゃないのなら、ちゃんと保護してあげたいですね。
遊んであげる…いいかもです。仲良くなれたらいいな(ほわほわ)  
 

[4] ミコト・カジョウ 2018/04/14-22:20

冒頭よりケルベレオンの名前を間違えて、己の未来に暗雲が見える。
──のは、置いておき。
鈴理さん、イザークさん。お二人のお陰で任務が出発出来そうだ。これからよろしく頼む。

一応ではあるが、購買部を見てきたが、今回は恐らく縄などの露骨に捕獲を思わせる物の仕様は避けた方が良さそうに思われた。
誰にも懐いていないということは、育てたものではなく野生のケルベレオンを捕まえてペットにしている可能性が有り、その時に縄など使っていたならば、一目で警戒される可能性がある。

全力で遊べば、遊び疲れた際に自然に檻に入って戻ってくれる可能性もある。妙案だ。

アリアが毛布も持ち込み、もふもふを敷きたいと言い出した。財布が痛い…!  
 

[3] 鈴理・あおい 2018/04/14-21:31

鈴理あおいとパートナーのイザークさんです。どうぞよろしくお願いします。
残念ながら動物に関連するスキルは所持してないので、方法を考える必要がありそうです。

逃げてから三日たっていてお腹すいてるかもしれないから、食料は良さそうですね。
あと無理に捕まえようとすると抵抗されそうなので、疲れるまで遊んであげるなどすれば捕まえやすいかもしれないと考えています  
 

[2] ミコト・カジョウ 2018/04/14-17:00

ミコト・カジョウだ。
諸々については、依頼が出発可能人数になってから考えようと思っているが、
現状では、購買部で売っている『非常食詰め合わせ』で警戒心を解けないかと考えている。
後は、相方がケルベリオンの隣で一緒に昼寝をしたいと言っている。

今のところは、この位だ。後はしばらく待つとしよう。