★花白の曼珠沙華★決意二度と、誰も、目の前の人を死なせない★献花……ここのは白だけどうちの家では誰かが死ぬとその遺骨を沢山の赤い曼珠沙華と一緒に埋めてた……ような、気がする、うろ覚えだけど(曼珠沙華を火にくべる白い花がぱっと燃える――記憶の中の眼前が、炎に包まれる――)……いいやああああああ!!(突然泣き叫び)行かないで、置いていかないで!!お父様、お母様――お兄様!!あ、ああああああ……!!(崩れ落ちそうになる前に碧希に支えられ彼に引き寄せられるまま外へ出る)(外に出た瞬間へたり込み、譫言のように)……お願い、もう誰も死なないで私が弱かったから、守れなかった強くなるから、お願いお願いよ……
★買(チェリーのジェラートのカップ片手に)前に来た時とはまた違った店も出てるわね流石水上マーケットだわ取り敢えず一通り見て回ったと思うけど碧希君、何か目星つけた?そう?じゃあちょっと考えた事があるの碧希君にもきっといいって思って貰えるわ(悪戯っぽく笑み)さ、確かこの辺りね……★贈これなんかどうかしらビーズのブレスレットよ(所謂ヴェネツィアンビーズ)夏は毎年来るけど、今年の夏はこれきりだもの今のあなたに、って思ったら、これになったの(エキュムが消えてから)……消えちゃった何だか夏の白昼夢みたいな子だったわねそうね、そうだったって信じましょ……おやすみなさい、いい夢を
(ハグされつつ明後日の方向を見ながら)あらー何これ、割とここ最近の通常営業じゃないの……なんかこういう心臓に悪いの多くていっそ慣れてきてるのよね……とは言えこのままだと動けないし何より、死なれるのは嫌だわ……死なれるの、だけは(背中に手を回してぽふぽふと軽く叩き)ねえ、碧希君私も、あなたの事大好きよだけどね、私はあなたと手を繋いで歩く方が好きだわいつもみたいにねあなたの隣を歩いていきたいのあなたのいる景色を沢山見たいの……あなたが生きている幸せを、これからも感じたいの(碧希の頬を包み)だから、いつもみたいに手を繋ぎましょう?そんなあなたが、私は好きなのよ……っ!?碧希君ここ人前!!(今更)
★ガウン黒地に赤い睡蓮柄★宴中(流し素麺前にて)素麺とかちらし寿司とか懐かしい感じがするわ……やっぱり私、二ホン出身なのかしらねふー……ご馳走様でした……って何々!?(急に手を取られて吃驚)か、鐘……?それは友情なのか本来のジンクスなのかどっちなのかこないだ(第10話)のあの発言もあるからどっちなんだか判別つない……!駄目だわやっぱりわからない……!(頭抑え)ええいままよ、女は度胸だわ鐘でも銅鑼でも何でも来なさい!!(手を添えて一緒に鐘を鳴らし)……これでいいのかしら(手を握られる感覚に一瞬ビクッとし)(けれど碧希の言葉に微苦笑して)そうね、私も楽しいし、嬉しいありがと私こそ、よろしくね
★浴衣お互いにお互いのデザインをします碧希君がデザインしてくれたのは緋色に古典柄風の向日葵の浴衣★ストリートうん、碧希君なら似合うと思ったもの柄と着る人を選ぶけれど、正解だったみたいね……あれ、そっち飲み屋街よ?碧希君がいいならいいけど……(最初の店での飲み物のサービスに対しては)え、私達そういうんじゃな……っ、もご!?ちょっと、何で話に乗っちゃうのよ…………そ……れは、そうかも知れないけど何か……胸が痛い(自分を意識しているわけではないのだろうなと、無意識に考えてしまってどうしてそれで胸が痛くなるのかもわからないままに)……え……?(最後の店で碧希の呟きに目を丸く)……あ、もう、待ってよ!