白の薬は、昼食後のミルクティーに入れた何の疑いもなく奴は飲んだ透明の薬を飲んだ私の姿は、一定時間奴には見えない……一定時間?そういえば、効果時間聞いてない…だ、だが、奴が私にも隠して何かしてる…事の次第によっては、教団へ報告しなければならない…メルキオスは図書館の一画で勉強しているそうっと近づいて何を書いてるか覗き見る……。読めん…うん、字が汚いとかのレベルじゃないなあれか、本人だけしか解らない字というやつか?何時ものへらへら笑う顔も見せず、真面目に書面に向かってる真面目にしてれば綺麗なのに…ふと目が合うえ、見えてる?いや、その…そんな事…なのか「いや、いい。で、何を手伝えばいいんだ?」
街に着いたら今晩の宿を確保しつつ、聞き込み終焉の夜明け団と思われる者を見なかったか、怪しい人物を見なかったかそれと宿の亭主と世間話景気のほどや、砂漠を渡る際はどうするのか連絡の取れなくなったオアシスがないか等「メルキオス、お前の部族普段なにしてるんだ?」市場こちらはメルキオスに一任…金を積めば誰だって護衛する血の気が多い白髪白肌の部族、かつまり、メルキオスの部族は怪しい者でも金さえ積めば目的地へ案内してくれる訳か…確かに、情報は持っていそうだな入手した情報は共有する襲撃を受けた場合は信号弾を撃つ魔女会話を望むその少女達はどうしたのかというか、その恰好はなんなのか魔女は私たちの味方なのか、どうか
マントのフードを抑えつつ、ふと思い出す確か、この砂漠の何所かにメルキオスの故郷があったと思ったが…「お前の家族、無事と思うか?」相方と共に敵へ向けて走る呼ばれて、振り向く「応よ!」ほんの少しの接触だが、それがいい自身に力がないことは解ってるそれでも、少しでも目の前の命が救えるように全力で剣を振るう「この会談、どこで聞いた、言え!」多分、メルキオスはこの手の事は問わないアレは何であろうと戦いを挑まれれば、斬って捨てる類だいや、アレはアレのやり方で情報収集とかするのだろうが…ニホンへの船旅はベリアルそして今回は終焉の夜明け団情報の漏洩情報の伝達まさか、両者が繋がっていて教団に裏切り者が居るとでも?
ふむ…常春ということは、芽吹きはすれど育たぬ、と…この現象は、植物だけなく動物にもいえるのだろうか?どちらにしろ困る事態ではあるな飲み比べそれほど強いわけではないが…いいだろう、受けて立つ「ふむ…葡萄酒とはまた違った味わいだ」誘惑…寝物語であれば、いくらでも「とは言え、私が話せる事など多くはない…メルキオスの方が適任でしょう」メルキオスが本来の意味で実行しそうになったら殴って止める「姫、この者は貴方の様な純粋な方には合いません」求婚「我が身は森より始まりし者。しかし…」姫と同じ時間は歩めません…同じ時間を歩まれる方にこそ、その言葉をおかけ下さい誘惑される相方を見る…何故か、胸に違和感があった。
…ほう、祭か…楽しそうだが…「…メルキオス、お前はどうする?」だろうな。…とりあえず、小屋の近くまで持ってきていいか聞いてみよう私は着こめば耐えられないと思うほどではないが、私のパートナーには耐えがたい寒さらしいグリューワインも一緒に貰おう「すまない、青色と緑色のキャンドルを貰えないだろうか」しかし、また寒そうな色を指定するのだな?…そうか。お前にとって大切な想いが詰まった色なのだな…私に願いなどあるだろうか?いや、ない名前も、家族も、頭の中に居ない私は……記憶を、取り戻したい、だろうか?緑色のキャンドルをじっと見る「…でも、ないからこそ今、お前と居るのだと思う」だから、別にどうでもいい、かな