B呪いにかかるのはシュリ◆ロウハお嬢の様子に、魔女リアンとかいうのが関係してるのは明白だリアンについて調査することで、解決への糸口が掴めるかもしれねー同じような状態になった仲間と協力し、情報共有する図書館の事件データ室で魔女リアンについて調べる捕縛指令が出ていたが、何故命を落とすことになったのかリアンの使う魔法、持ち物、身の上等データとして残っている情報全てに目を通すその友人にあたる魔女メイカについても同様に調べる深い憎しみを呪いに変える…そんな方法があるのかどうか…こういう作業は苦手だ、文字列をずっと見てると頭痛がしてくるお嬢なら得意なんだろうがなでもまあ、呪いを解くためだ…やるしかねーだろ
◆シュリたくさんの衣装があるのね、素敵…!どれを着させてもらおうかしら、迷うわねロウハもせっかくだから着てみるといいわほら、これとか似合いそうオレンジを基調にしたハロウィンの魔女風ドレスを選ぶ明るい色の服、ほとんど着たことないから着てみたくて…ロウハ、少しは驚いてくれるかしらチェルさん、あなたきっと素敵な仕立て屋さんになれるわ自信を持っていいわよ◆ロウハ手渡されたのは吸血鬼風のタキシードとマントこれが俺に似合うってのか…?あまり堅苦しい服って得意じゃねーが…お嬢の希望なら着てやるかさて、お嬢の期待には添えねーとなどう褒めてやるかな…と思っていたが、実物を見たら用意してた褒め言葉が全部吹っ飛んだ
Aへ夕方◆シュリブリテン地区には前も来たことがあるけど、やっぱり見ごたえのある場所ね錬金術師の研究所だったかもなんて、ロマンがある話よね昔、ここでどんな研究がされていたのか…いろいろ想像が膨らむわね魔方陣、見られるかしら?…もしかしたら、わたしが作られた時も、ここの技術が使われていたのかしらだとすると…ここがわたしの第二の故郷、なのかも?全然実感はないけどね◆ロウハお嬢、今日ははしゃいでんななんかこういう姿を見るの、久々な気がするぜ転ぶなよーお嬢が作られた、か…その時の話は、俺は詳しくは知らねーユベール様の伝手で何人か技術者が集められてたって聞いた程度だもしかしたら家に文献が残ってるかもな
◆シュリ二人の絆が奇跡を生むって、素敵な伝承ねわたしとロウハで、そういう雰囲気作れるかしら……そうねわたしたち、今までもいろんなこと乗り越えてきたものねうん、きっとなんとかなるわロウハと踊りながら改めて思う…やっぱり、ロウハのそばにいると落ち着くわたし、ロウハがいないと駄目だわ◆ロウハ俺たちらしい踊りかー多少は物語性を持たせるとするなら…箱入りのお嬢様と、それを攫いに来た賊みてーな感じか?…あくまで脚色だからな!あまり気負うことはねーよ、あとはやってみればなんとかなるさ今までだってそうしてきただろ?踊りながら、本当にこのまま攫ってしまおうか…なんて一瞬思っちまった…祭りの雰囲気のせいだ、きっと
女子会…なんだか、素敵な響き…!昼:お屋敷のお掃除全部に手が回らなければ女子会する部屋とキッチンを重点的に女子会はテーブルセットがあって、全員が足を伸ばせるくらいの広い部屋で女の子の部屋がそのくらい広ければそこがいいわね部屋は綺麗に飾り付ける花を飾る花瓶も探すわ夜:キッチンが使えたら皆でお菓子を作りたいといっても、わたしが作れるのは簡単なものだけど買ってきてもらったパジャマに着替えたらお菓子やお茶と一緒にお喋りを楽しむこういうの、初めてで緊張するけど…素直にこの時間を、楽しみたいわカメラを皆も使えるように近くに置いておく楽しい時間の思い出残せたらって思って女の子も一緒に、楽しんでくれるといいな