霧を抜けたと思ったら、僕1人だった「逸れたのかな…」声が聞こえないかと耳を傾ける…僕を呼ぶ叫び声が、聞こえた物静かなカグちゃんが叫ぶ様な事だきっと大変な事だ走って、探す、探す僕の大切な人を「カグちゃん…」見つけたカグちゃんは自分を抱く様に座り込んで泣いてる「僕は、君を1人になんてしないよ」跪いて抱き締める霧で冷えた体に温もりが伝わる様に適性診断の時、君のお父さん不満そうだったね僕が地位も何もない農民の子だったからだから僕、今も所作も洒落にも気を使ってるよ葡萄収穫手伝いは楽しかったね僕も久しぶりに家に帰ったみたいだった収穫時期に連絡くれる様頼んでみようか大丈夫、僕は君を1人残してなんかいかないよ
主に収穫の手伝い人ではあった方がいいしていうか、言い出しっぺだしね、うん。「僕の実家もファームワイナリーしてる葡萄農家だし、他人事とは思えないんだよね」鳥とか鹿とか猪とか、大変だったしね。じいちゃん連れられて、2番目の兄さんと葡萄の採り方とか見分け方とか教わった、けどねぇ僕の場合は8つまでしか実家に居なかったし、殆ど朧気だけど。教団にほっとかれたのが2年、カグちゃんに会ってから10年以上たったし、どちらかと言ったらこっちに来てから身に着けたことの方が多いくらいださて、収穫終わったら料理の手伝いでもしようか「うん、こっちの方が性に合ってる」さ、皆に声掛けに行こう!「ごはんできたよー!」
魔術真名を唱えて、ヴォルフラムはクリストフと一緒にスケール3の相手「今回はちょっと離れるから、すぐ助けにいけない…あまり無理しないでね」「…解ってる。回復役が、倒れたら、意味ない」カグヤはリコリス・トールと共に遊撃ヴォル基本戦法はヒットアンドウェイTM7使いつつ、通常攻撃で殴る能力的に一番弱いから、回避と命中重視敵の行動に注視して、特殊攻撃の前振りである溜め行動を見たら魔術主体の人へ注意喚起しつつ、大きく踏み込んでTM7でぶち殴るカグヤ基本行動は回復前衛から離れ、全体を見渡す怪我の具合を見て、体力の減りが多い人へSH3をかけに行く回復が要らなそうなら、通常攻撃をする余力があればスケール3対応へ
僕の提案って料理人さんにウケがいいのかな僕がニホンで感じたのは、飲食への探求心がすごいって事かな勿論、食器や調理器具にまで心血注がれてる「一番驚いたのは、包丁の種類の豊富さと切れ味だよね」魚下ろすのもすっと切れて、骨もザクっと切れちゃうしなんで今まで切れ味悪い包丁使ってたんだろうって思うよ包丁はサカイって所で買ってきたよ!あと農作物だけどニホンの固有のコウシュウブドウって言うのがあるらしいけど生食としては流通してるけど、生食用に適さないブドウについての活用…つまりワイン等へ加工はしてないみたいなんだだから、お酒だとか加工する技術指南する職人さんとか派遣できないかなーって思うだけどどうかな?
20歳になった時カグちゃんの家でお酒頂いてから、何も覚えてなくて翌日起きたら「お前は酒を飲むな」って皆から言われたんだ酔った僕、何したんだろう…まぁ、それは兎も角として実家の赤ワイン(木箱入り6本)とお酒の肴作ってみたから、よければ肴は猪肉のバルサミコ醤油煮、チーズ入り卵焼き、野菜のマリネだよえ、このワイン?あぁ、2月に実家に帰ってみたら、それから毎月送ってくるんだ…処分に困ってるからどんどん飲んでねいや、僕にくれなくていいから!「うぇっえぐっ…かぐちゃぁん」みんなひどいよ、むりっていってるのに、おさけのめってー…ほんとはねかぐちゃん、そとあるいてほしくないんだぼくのそばにずうっといてほしいの