神魔大戦
とても難しい | すべて
14/16名
神魔大戦 情報
担当 土斑猫 GM
タイプ マルチ
ジャンル イベント
条件 すべて
難易度 とても難しい
報酬 多い
相談期間 8 日
公開日 2020-10-19 00:00:00
出発日 2020-10-30 00:00:00
帰還日 2020-11-20



~ プロローグ ~

 昏い夜天に、真っ赤な真円が浮かぶ。
 注ぐ月光。岩の台地が並ぶ、荒野。一際高い大地の上、光の舞台に佇む人影二つ。
 一つは小さな少女。黒い洋装を纏った黄金の長髪。名を、『最操のコッペリア』。滅びの戦種、ベリアルの首魁。『三強』の一柱。
 一つは巨魁。強さと情けを併せ持つ、剃髪の武人。名を、『最硬のギガス』。同じく、『三強』の一柱。
 向かい合う二人。コッペリアが、ギガスに向かって手を翳す。何やら、唱える声。微動だにしない、ギガス。やがて、彼を包む様に浮かぶ多重魔方陣。遊具の様に回転しながら、ギガスの周りを踊る。読み取り。写し取り。記録する。
 『最硬のギガス』と言う、一つの至高存在。それを組む、理(ことわり)の全てを。
 回転が止まる。多重魔方陣は解け、銀に輝く呪言の帯へと変わる。それを手の上で躍らせながら、コッペリアは微笑む。
「『石皇呪帯』、確かに」
「……すまぬな」
 ギガスの言葉。
「何がですの?」
「あの御方の理想の手前にも関わらず、御主に全てを負わせる事だ。誠に、すまぬ」
 『何を今更』と、コロコロ笑うコッペリア。
「想定済みですの。わたくし達が、『心』を持つに至った時点で。彼は高みへの踏み台となって殉じ、貴方は仁義の為に刃を収めると。だから……」
 翳す、手の上の呪帯。
「『写存受胎』(この術)を生み出したのですから」
「それで、成るか?」
「ええ。完璧ではないけれど、子羊相手なら十分」
「そうか……」
 少しの沈黙。月を仰ぎ、ギガスは呟く。
「アルテラとアルメナが、至ったそうだな」
「ええ。今頃、主の元で見ていますの。わたくし達と、『お友達』の両方を心配しながら」
 なぞる様に、見上げる。
「そちらは、ブリジッタが残ったそうで」
「うむ……。儂と同様、人の心によってな」
 自分を慕う従者の顔を思い浮かべ、ギガスは目を細める。
 穏やかさを増した同胞の顔を見つめ、コッペリアは伸びをする。
 とても、清々しそうに。
「さてさて。哀れな救世主様も片付きましたし、残るは有象無象。ちゃっちゃと片付けますの」
「コッペリアよ」
 ギガスが、問う。
「今も、思っているか? 人は、滅ぶべきと」
「……世界は、優しさだけでは継げませんの」
 遠い月を眺めながら、答える。
「どんなに優しさを伝えても、悪意は必ず存在しますの。消えない。絶えない。それが、今の世界の摂理。だからこそ、主は創り直すと決めたですの。そんなモノが、一切存在しない理想郷へ。それを拒んで此の世界の存続を望むなら……」
 向ける視線。かの者達の、世界。
「継ぐ者は、持たなければなりませんの。抱く腕と、穿つ牙。その、両方を」
「見定めるか……」
「わたくし達程度の悪意、乗り越えられなければお話になりませんの。その時はすっぱり滅ぼして、永久の揺り籠に押し込むまで」
「厳しい事だ」
「親の手を振り切って巣立つと言うのは、そう言う事」
「かの者らは、我侭だからな……」
「それに、酷く欲張り」
「違いない」
 笑い合う、二人。
「さあ、行って。そして、見届けて。あの子らと共に、地に残る者として。そして……」
 月下の顔は、女神の様に美しく。
「ベリアルと言う種の、存在と意義を伝える語り部に……」
「承知した。怖ろしくも気高き、我が同胞よ」
 展開する魔方陣。その中に消えゆく彼を見送り、コッペリアはまた空を見上げる。
「さあ、主よ。ご覧あれ。我らの最後の舞台を。その在り様を」

 昏い大地に、光が灯る。

 ◆

「……『群魔の軍勢(レギオン・アーミー)』……。アレイスターが恐れていたのは、ソレか……」
「ああ。先にお前達が下したデイムズの軍なぞ、これに比べたら蟻の隊列の様なモノだ」
 夜の薔薇十字教団本部。薄明りの灯る室長室の中、卓の上のチェス台を挟んで向き合う二人の人物。若い男性と、見た目幼女の女性。
 本部室長『ヨセフ・アークライト』と『麗石の魔女・琥珀姫』。
 琥珀の駒を一つ進め、琥珀姫が綴る。
「最操が最強と最硬の力を接続し、『操る能力』を強化。百体の将を召喚して強化。将(そいつら)がさらに10体前後の中位を召喚。そして、さらに中位(そいつら)が……。幾度も連鎖し、最終的に到達する規模は数千。それが、統一意思を持って動く。もはや、『群』ではない。最強最悪の、正しく『魔軍』だ」
「トールは、いないぞ?」
「最硬もだ。奴の性格上、もう出てこないだろう。しかし……」
 騎士を動かし、兵士を弾く。
「それでも最操は宣言した。埋める手があると考えるのが、妥当だろう」
 『ゾッとしない』と、苦笑するヨセフ。
「アレイスターの片をつけたんだ。もう少し、手心があっても良いだろうに」
 呟いて、駒を一つ退かせる。
「だからさ」
 追う様に進め、琥珀姫は言う。
「アレイスターを倒した事で、ベリアルの人への認識は決まった。もう、獲物ではない。破滅をもたらす脅威。そして……」
 細い指が、追い詰めた駒を弾く。
「親に逆らう、不出来な『兄弟』だ」
「…………」
「覚悟を、決めろ」
 沈黙するヨセフに、告げる。
「これは、試練だ。人と言う種が、この世界を神に代わって担うに足るかを確かめる為の」
 進めた駒。ヨセフの駒を削る。
「負ければ、今の世界は全て塗り替えられる。神の慈愛と言う揺り籠の中、永遠に微睡み続ける箱庭となる」
 王を下げるヨセフ。
「幸福だぞ?」
 琥珀の女王が、追う。
「奴らは、拒まない。今からでも望めば、受け入れてくれる。何の苦しみも。痛みも。悲しみもなく。抱き止めてくれる」
 追い詰める。
「さぁ」
 追い詰める
「どうする?」
 そして――。
「願い下げだ」
 待ち構えていた騎士が、琥珀の女王を弾き飛ばした。
「母の胎内で眠り続けるだけの生に、何の意味がある? 痛みがなければ、心を知る事もない。苦しみがなければ、喜びを知る事もない。死がなければ、命の意味も分からない。そんな世界こそ、終わりのない虚無……」
 動く、ヨセフの駒。
 次々と、琥珀の駒を返り討つ。
「煉獄と言うべきだ」
 駒は、止まらない。
「人(俺達)は、愚かだ。そして、弱い。だからこそ……」
 兵を弾き。
「想いを伝えた」
 騎士を挫き。
「絆を結んだ」
 僧正を薙ぎ。
「その全てを束ねて」
 女王を堕として。
「俺達は、世界の礎となる」
 チェックメイト。
 討たれた己の王を前に、琥珀姫は満足気に笑む。
「結構」
 言って、卓の上に頬杖をつく。
「人手は、あるのか?」
「ルイとデイムズが動く」
「ほう?」
 わざとらしく、感心する。
「動くか。あの子狐と狂犬」
「一応、目指す場所は同じだ」
「一応……ね」
 笑う顔は、皮肉げだけど嬉しそう。
「数は揃うか。正味、国軍はスケール3以上が相手ではいないも同義だがな。家族がいる連中は、可能な限り後衛に回す様に言っとけ。あと、向こうの解析は魔女組(こちら)に任せるといい。種も仕掛けも、抜かりなく用意してやる」
「頼む」
「八百万の連中は?」
「ダヌが約束してくれた。契約済みの神は、全て動くそうだ」
「よしよし」
 頷く、琥珀姫。
「駒は揃った。後は……」
「ああ」
 頷く、ヨセフ。
「決戦だ」

 ◆

 何処かも知れない荒野。
 夜天に煌めく真円を背に、神魔の姫が告げる。
「さあ、行きますの。我が輩よ」
 埋め尽くす紅の光が、静かに頷く。
 動き出す、無数の気配。
 ただ一つの、乱れもなく。
 向かう先は、アークソサエティ。
「わたくし達は、滅び。あなた達の、終わり。手加減は、致しませんの」
 終焉の、歌が鳴く。
「乗り越えなさい。憎く愛しい、子羊達」

 夜が明ける。
 終わりが、始まる。


~ 解説 ~

【目的】
 全てに、勝利する事。

【戦場】
 アークソサエティ国門前に広がる荒野。
 障害物等は、一切ない。

【勝利条件】
 50R以内に『最操のコッペリア』・『疑似雷帝・テュポン』・『疑似石皇・ヴリトラ』を倒す事。

【敵】

『群魔の軍勢(レギオン・アーミー)』
 コッペリアと疑似二強が核となって構成する極大魔軍。
 数は数千固定。数が減っても再召喚を繰り返す。
 疑似二強との魔力接続によって強化した『最操(インフィーニートゥム・ケレブルム)』が全体に展開され、一糸乱れぬ進軍を行う。
 加えて、全個体が『心』を所有。明確な使命感を持ち、個別判断による行動可能。

【内訳】

《軍隊アリ型(スケール1・4千体)》
 数の暴力。ガリガリ削ってくる。
 半数減で再召喚。2Rで回復。

《ハチドリ型(スケール2・3千体)》
 高速特攻する生体弾丸。クリティカルで10%即死or回復されるまで行動不能。
 攻撃後、成功・失敗に関わらず自壊する。
 1Rで全個体自壊。2R置いて再召喚・回復。以降、繰り返し。

《古代生物系(スケール3・2千体)》
 白兵戦部隊。武装有。
 半数減で再召喚。2Rで回復。

 特殊能力は以下。
 デストルクシオン(1R隣接する事で発動。全ステータスを10%下げる)
 ノックパウ(中距離。相手の全行動を1R停止させる。1Rに一回のみ)
 ハウエア(遠距離。2R魔力の使用を封じる。2Rの行動放棄が必要)

《幻想生物系(スケール4・千体)》
 下級指揮と再召喚。戦闘参加。武装有。
 半数減で再召喚。4Rで回復。
 倒す事でスケール1~3の再召喚を阻害。

 特殊能力は以下。
 ポイゾラン(攻撃を受けて発動。3R、全ステータス半減)
 エレバウル(二体で発動。周囲5マス以内の魔喰器(黒炎含む)の効果無効。発動済み。効果領域点在)

《スケール5・100体》
 将。全体指揮及び、高位再召喚。戦闘参加。武装・各種魔法有。
 倒す事でスケール4の再召喚を阻害。

《疑似雷帝(フェイク・トール)・テュポン》
 スケール4・古龍型。
 全長20m。
 『最強』の情報を記録した『雷帝呪帯』により、攻撃力は最強相当。神の権能に対する耐性有。
 『最操』の『精神系統』中継機。
 常に飛行し、落雷を放つ。時折竜巻を纏って降下。大打撃を与える。
 『破壊の雷鎚・ウコンバサラ』装備。広範囲に大ダメージ+『麻痺』・『閃光』付与。
 特殊能力は『アイネアス』。全魔術攻撃無効。
 最終攻略の際、フリーであれば妨害攻撃。

《疑似石皇(フェイク・ギガス)・ヴリトラ》
 スケール4・古龍型。
 全長20m。
 『最硬』の情報を記録した『石皇呪帯』により、防御力は最硬相当。神の権能に対する耐性有。
 『最操』の『肉体系統』中継機。
 コッペリア護衛。溶岩噴出で迎撃。時折灼熱の炎岩を吐き放ち、戦場を破壊。
 『破滅の炎霆・フルンティング』装備。広範囲に大ダメージ+『火傷』・『気絶』付与。
 特殊能力は『ネメアリオン』。全物理攻撃無効。
 最終攻略の際、フリーであれば妨害攻撃。

《最操のコッペリア》
 スケール5。ベリアル三強最後の一柱。司る死の形は『淘汰』。
 軍の最深部において、『最操』を維持しながら『フィーニス』を構築。
 二つの極大魔法を同時展開している為、直接の戦闘参加はなし。発生する『境界』によってあらゆる攻撃を受け付けない。
 フィーニスを破壊すると、共に消滅。

『フィーニス』
 コッペリアの負の魔力を幾重にも編み込む事によって構成される極大崩壊魔法。
 高密度の反物質結晶体。射出され、着弾すると周囲数十キロ四方を塵と化す。
 構築完了にかかる時間は戦闘開始から50R。それまでに勝利条件を満たせなければアークソサエティに向かって射出され、敗北判定となる。
 構成中、四方10マスは『反転境界』と化し、全ての権能・魔術は機能不能。現ステータスが全て半減。1R毎にHPが5削られる。
 破壊方法は黒炎発動状態の魔喰器を接触、5R維持する。
 接触すると負の権能が侵入。接触人数が一人の場合、レゾンデートルが1Rに10上昇する。接触人数が多いほど、上昇率は低くなる(接触するだけなら、素手でOK)


 ――PL情報――

【第三敵勢力】

『ヨハネの使徒・殲滅機団』
《支配皇機・デウスマギア》(要塞型・1体)
 全ての使徒を統率する全長10mのマスター機。
 創造神が人化した事で機能が分離独立。潜伏し、戦いを当初から観測。ベリアルの敗北可能性大と解析した為、基本思考定義に従って人類殲滅に動き出す。
 原子破壊砲『ロスト』装備。
 常時上空を移動し、2Rに一回、正面に向かってフィールド端まで届く砲撃を放つ。

《ジェノアサシン)》(地空稼動型・500体)
 最上位型。
 光波刃と長距離レーザー装備。オールレンジでの戦闘をこなす。
 PC優先で攻撃。
 
 ※介入条件
 テュポンとヴリトラ撃破時、勝利条件を満たさず30Rが経過していた場合。


【味方増援】

《Unknown》(数・詳細 全て不明)
 使徒迎撃。
 PCの武器を大幅強化。
 リミットターン5R延長。
 
 ※介入条件
 使徒10体撃破。


~ ゲームマスターより ~

【味方】

《世界連合軍》(5万)
 スケール1~4との交戦確率を半減。
 毎R、千人ずつ脱落。

《公式NPC&デイムズ&琥珀姫》
 スケール5との戦闘時に介入。足止め。
 希望あれば、PC関連NPC登場可。

《魔女組》
 アークソサエティ全域を結界で遮断・守護。
 フィーニスには無力。

《その他》
 セルシア&カレナ:希望なら、行動明記。
 八百万:任意の神を各1回。

【蜃の矢弾】
 弾数・1
 テュポンを一撃撃墜。
 神気伝播。軍全体の特殊能力・再召喚を停止。
 悪魔祓い・占星術師なら地上から狙撃可能。それ以外ではテュポンを地上に降ろす必要有。

【黒死の虚神・イザナミ】
 PC一人がヴリトラ前で3R行動放棄。転移魔方陣構築。
 本部内で待機するディアナ&レムと場を連結。転送召喚。
 ヴリトラを一発即死。
 死を伝播。軍全隊の攻撃力・防御力を最低レベルに低下。
 狂信者・陰陽師なら1Rで魔方陣構築可能。


【マスターより】

 全ては、皆様と皆様のPC達が導いた答えとなります。





◇◆◇ アクションプラン ◇◆◇

ヴォルフラム・マカミ カグヤ・ミツルギ
男性 / ライカンスロープ / 拷問官 女性 / 人間 / 陰陽師
アネモイちゃんにヴリトラの近くへ転移して貰って
カグちゃんを守りながらヴリトラ撃破を目指す
ルーノ君とカグちゃんのどちらかがやれればいいのだ、それまでがんばろう

ヴリトラ撃破後
フィーニスを止める人達の護衛
無防備になると言うなら、いくらだって敵を倒す
それが危険だと言うなら、いくらだってなぎ倒す
脳筋?なんとでも言え
そうやって今まで道を切り開いて、此処に居るんだから!
「クソみたいな国だけど、此処が僕の生まれ育った国だから」
壊させるわけにはいかないんだ!

フィーニス破壊後
まだ抵抗するベリアルが居るなら倒す

第三勢力が来たらセルシアの強化頼む

……まだ来るなら、ぶち倒すだけだよ…


ダヌ様MP回復お願いします
クォンタム・クワトロシリカ メルキオス・ディーツ
女性 / エレメンツ / 断罪者 男性 / 人間 / 魔性憑き
ヴリトラ担当
ダヌ神に願うはMPの回復

魔法少女4人もダヌ神にMP回復を頼め
回復技使えるなら2人は其方メインに
手が空いてるなら殺せ

アネモイに転移してもらい、魔法少女4人連れて、基本は周囲の周辺のベリアルの駆逐
ヴリトラへ攻撃したところで特殊能力で防がれる…なら!
「術師連中が致命攻撃をするまでの辛抱だ!」
攻撃は、最大の防御!
なんだ悪いか!現状これが最善だろう?!

フィーニス破壊時
フィーニス周辺のベリアル<第三勢力
斬り倒せというなら、いくらでも相手になってやるぞ

第三勢力(又は残存ベリアル)戦
セルシアの強化は受ける
あぁ…殺せばいいのか今度はなんだ?
壊せばいいのか?あぁ、やってやろうじゃないか
ルーノ・クロード ナツキ・ヤクト
男性 / ヴァンピール / 陰陽師 男性 / ライカンスロープ / 断罪者
ヴリトラ対応
撃破後ルーノはフィーニクス
ナツキはベリアル・使徒対応

■ヴリトラ
ルーノは転送前に禹歩七星、ブリトラ行動終了後全力ダッシュで接近
守備面は仲間を頼り魔方陣構築
ナツキは魔法陣構築者を援護し庇う
敵が多ければ黒炎発動、敵や溶岩炎岩を特殊能力と氷結斬の凍結で止める

■フィーニクス
接触する仲間を護衛、回復
敵接近を禁符の陣で妨害、ネメシスあわせ庇う
エレバウルはヘスティア+禁符・慈救咒で撃破

■ベリアル、使徒
常に味方や武士団、魔女等NPCと共闘

ドッペル変化の飛竜に乗り空から敵捜索、急襲
フィーニクス対応に影響するエレバウルやスケール5の撃破を優先

要塞型はネメシスで砲撃反射
ヘスティア+ドッペルで接近し反旗の剣
アリシア・ムーンライト クリストフ・フォンシラー
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / アンデッド / 断罪者
なんて、数…
敵の数に軽く目眩
来てくれたリア姉様に支えられ、足に力を入れ直し

もう、終わりに、しましょう…
皆さんを守って…
ベリアルからは魂の解放、を…
リア姉様は、オクトの皆さんと一緒に、お願い

ダヌ様には2人ともMP回復を

リチェちゃんと一緒に禹歩七星を皆さんに
魔術真名詠唱後、テュポンの方へ転移
ドッペルのルゥちゃんにワイバーンになって貰って乗り
傷ついた味方への回復を
ベリアルが寄ってくるなら上空から火界咒を

テュポンが倒れた後は使徒が出てくればそちらへ
そうでなければベリアルの淘汰へ

使徒もベリアルも、ない、平和を…
コッペリアさん
できれば貴女とも、手を取り合いたかった
ブリジッタさんとは、それができたのだから…
リチェルカーレ・リモージュ シリウス・セイアッド
女性 / 人間 / 陰陽師 男性 / ヴァンピール / 断罪者
どうか、どうか 傷つく人が一人でも減るように
わたしも全力を尽くすわ

魔術真名詠唱
ダヌ様にはふたりともMP回復を
魔導書ちゃんへ
叶:両名ともフィーニスの迅速な撃破
ネ:ウコンバサラ反射
ヘ:フィーニス突入前

テュポン対応
シアちゃんと協力して近くの仲間へ禹歩七星
ワイバーンになった ドッペルのカノンちゃんに騎乗
回復と鬼門封印で支援
チャンスがあれば禁符の陣での拘束

テュポン戦後はフィーニスへ
突入前に仲間の回復
接触担当 シリウスの手が血に染まっているのに気付き
その手を握る

コッペリアさん わたしは逆だと思う
悪意も弱さも 相手を想う気持ちがあれば乗り越えられる
完璧じゃなくていい 
お互いが助け合う世界
わたしは今を そんな未来に繋ぎたい
ショーン・ハイド レオノル・ペリエ
男性 / アンデッド / 悪魔祓い 女性 / エレメンツ / 狂信者
ベリアルの大義、か
…どうせ奴らとは目指す先も議論も平行線だ
語る言葉は要らない、か
ヴァーミリオン及びオクトに協力を仰ぐ
ダヌ様にはMP回復を願う
テュポン対応
リングマーカーで可能な限り命中を上げ削った所に蜃の矢弾を撃ち込む
これが俺達の答えだ
とっとと果てろ!
テュポン撃破後はオクトの連中と共に第三勢力へ
カレナより先にデウスマギアにランキュヌで耐久を下げ、エナジーショットで削っていこう
生憎、毒親は俺の両親だけで腹一杯なんだ
これ以上の束縛されて管理される愛なんて生憎趣味じゃない
お断りだ!とっとと失せて地獄に落ちろ!ベリアルども!
鈴理・あおい イザーク・デューラー
女性 / 人間 / 人形遣い 男性 / 生成 / 魔性憑き
・テュポン戦闘後フィーニスへ
・ダヌ様加護:HP
・セルシア黒炎:なし
・魔導書:テュポン戦

大きな一戦だけど、不思議と怖くない
マヤ(人形)と、そしてイザークさんがそばにいるから
はい、行きましょう。

魔術真名詠唱

テュポン:
スキルで味方の援護に入る
味方に危険が迫った時はかばいに入る(魔道書の反射使用)
イザークさんのスキルに合わせて攻撃


フィーニス:(接触)
覚悟はしていたけれどひきずられる
世界を守る為なら…任務の為なら命を落としても

いいえ…それだけではなくて
イザークさんとクリスマスのあの日に約束したから

私は、あなたと、共に歩んでいきたい!


プロ…イ、イザークさん!最後まで気を緩めないで下さい!





桃山・令花 桃山・和樹
女性 / 人間 / 占星術師 男性 / アンデッド / 墓守
令花と和樹はフィーニス接触に回る
それまではヴリトラ戦へ
ヴリトラ撃破後は、フィーニス到達までのガードも頑張る

フィーニスでは接触してRAN変動を引き受ける
黒炎は持ってないが
RAN値が参入当初から動いてないので
こういうときこそお役に立ちたい
以前デイムズ卿とRAN変動を半分こした、師匠のラヴィさんを見習って。

上記理由により
和樹は黒炎担当イザークさんを特に厳重にガード

叶花とヘスティアはヴリトラ戦の防御に
ネメシスは致命的ダメージに使用


令花
ルーナープロテクションによるサポート
戦況を観察し仲間に助言
「大攻撃来ます!」

和樹
絶対防御の誓いで仲間への攻撃をカバーリング
カバーした仲間を気遣う声かけ
「ケガないか?」



リコリス・ラディアータ トール・フォルクス
女性 / エレメンツ / 魔性憑き 男性 / 人間 / 悪魔祓い
ダヌ様の加護はHP

魔術真名詠唱後、テュポンの方へ転移してもらったら
魔女のスカイウォークで空中に
スポットライトでテュポン以外を引き付け、蜃の矢弾の射線を通しやすくする
今にあなたを撃ち落とす一射がくるわ
覚悟しなさい、偽トール

テュポン、ヴリトラ撃破後はフィーニス対応組の護衛に
スポットライト、戦踏乱舞で護衛組を支援したら
反転境界にギリギリ入らないくらいの距離で妨害を迎撃
フィーニスに接触する味方に寄ってくる敵の数を減らすことを優先
セルシアの黒炎は受ける
魔導書は全部ここで使用
叶花の能力は回避に
ネメシスはもしもの保険に

コッペリアが何か言ってきたら唾を吐いてあげるわ
あなた達のやってることは、余計なお世話なのよ
ラニ・シェルロワ ラス・シェルレイ
女性 / 人間 / 断罪者 男性 / 人間 / 拷問官
最早、現実味がない光景ね
やりきってやろうじゃないの!

NPC
グリージョ(双剣による近距離戦闘)
ケイト&ペトル(銃による中距離戦及び能力強化)
エフェメラ(禁術による範囲魔法)
全員にダヌの護衛を要請

行動
ダヌ:HP回復
魔術真名詠唱
対ヴリトラ戦
狂信者・陰陽師の味方を攻撃しようとする敵を優先して撃破
撃破優先順位はスケール3>4>5、1、2
魔法陣構築時、少しでも敵の目を引き付けるべくJM8

対フィーニス
黒炎担当者の護衛
スケール5の攻撃はネメシスで反射
撃破優先はヴリトラ戦と同じ
妨害は必ずしてくるはず…!
特殊能力持ちは早めに撃破
いざとなれば自身の身を盾に
サク・ニムラサ キョウ・ニムラサ
女性 / ヴァンピール / 悪魔祓い 男性 / ヴァンピール / 陰陽師
サクラ:あれぇ?
キョウ:ギガスは本物ではありませんね。
サクラ:そんなこと気にしてないわよ。
キョウ:では何に疑問を?
サクラ:寂しくないのかし
キョウ:時間の無駄では?

【行動:テュポン】魔術真名詠唱
サクラ
初めて会った三強だから最後の挨拶くらいしたいわねぇそんな暇なさそうだけど。
皆飛ぶのが好きねぇ。そんなに私達をちっぽけな存在だって見降ろしたいのかしら。
DE9命中力を上昇。地上に落としてくれるみたいだから確実に狙いましょう。
今回はキョウヤが私に専念してくれるようだし威力を重視でDE12
忘れた頃(1R後)に弾きましょう。
邪魔をしてくる有象無象がいればDE15でまとめて攻撃。退場して下さいな。
使徒?え……
ベルロック・シックザール リントヴルム・ガラクシア
男性 / ライカンスロープ / 断罪者 男性 / 生成 / 占星術師
アンタ達のやり方で、本当に優しくて暖かい世界が来るのか?
もしそうだとしても、失った過去を無かったことにすることはできない
今いる命は消させない

魔術真名詠唱
まずはヴリトラへ
マリエル、マリーも共に転移してもらい、イザナミ召喚までの時間を稼ぐ
転移魔方陣構築中の味方に近付く敵のうち、なるべく高スケールを優先して攻撃
マリエル達には支援と攻撃をしてもらう
可能ならシャドウバインドでの足止めも頼む

テュポン、ヴリトラ撃破後は残りのベリアル、第三勢力が現れたらそちらにも対応
フィーニス対応組に近付けさせない
セルシアの黒炎は受ける
魔導書叶花、ネメシス、ヘスティアもこのタイミングで使用
叶花の能力は命中
エフド・ジャーファル ラファエラ・デル・セニオ
男性 / 人間 / 墓守 女性 / ヴァンピール / 悪魔祓い
ダヌ:俺はHP、ラファエラはMP
ヴリトラを倒す魔方陣構築者、フィーニスを破る黒炎使いをGK14で守る。構築者をヴリトラから庇う際はネメシス使用。
ラファエラはヴリトラ以外の敵を攻撃する。集団にはDE15で。フチュールプロメス、ヘスティアはフィーニス戦で使用。強化して多くの敵を狩るためだ。
ヴリトラの炎岩を空中で撃って破壊できるといいが。DE8が役立つか?
タオ・リンファ ステラ・ノーチェイン
女性 / 人間 / 断罪者 女性 / ヴァンピール / 拷問官
私達は転移後、ヴリトラへと向かう方々を警護、支援します
皆さんが少しでも集中でき確実に早く倒せるよう、手助けとなりましょう
魔術真名を詠唱後、ヴリトラ周辺に来る敵に対処します
私は黒炎解放、最初から本気で立ち塞がります

私は後の先を狙い、疾風裂空閃で敵の初動を押さえつつ攻撃。ステラは私に連携しパイルドライブを撃ち込みます
また、ヴリトラのフルンティングが襲い来る場合は、届くかぎりの仲間を化蛇の水流に包み、炎から守ることを試みます


ヴリトラ撃破成功後は、第三勢力(いなければべリアル残党)の対応に向かいます
セルシアさんの黒炎を二人とも使ってもらい、更にヘスティアさんの力で覚醒し使徒を確実に破壊していきます


~ リザルトノベル ~

 時が、迫っていた。
 
「気に入らないなぁ」
「何がだ?」
 背後から聞こえた『レオノル・ペリエ』の声に、『琥珀姫』は振り返る事もなく問い返す。
「決まってるじゃないか。ベリアルの動向だよ」
 薔薇十字教団本部。地下錬成室。
 他の魔女と共に作業を続ける姫の背に向かって、レオノルは続ける。
「あまりにも、情報が筒抜けだ。意図してる。奥の手のカモフラージュって言うなら、分かるよ。でも、そんな様子すらない」
「不自然じゃないだろう?」
 笑い混じりの声で答える、姫。
「奴らの目的は、もはや人を狩る事じゃない。神に代わり、世界を継ぐに足るかどうかを試す事だ。言っているのさ。『晒してやる。言い訳はさせない』とな」
 その言葉に、口を尖がらせるレオノル。
「だからさ。随分と上から目線じゃないか。神の傀儡が、何様だっての」
「奴らにも、大義があるからな」
 宥める言葉に、別の声。
「ベリアルの大義、か」
 傍らでランキュヌの手入れをしていた、『ショーン・ハイド』。
「……どうせ奴らとは、目指す先も議論も平行線だ」
 覗くスコープの向こうに見るのは、穿つべき者の姿。
「語る言葉は、要らない」
 肩越しに見て、姫は目を細める。
「いつぞや、私がお涙頂戴の醜態を晒した時。君達は私の泣き言を切って捨てた」
 目を向ける、レオノルとショーン。
「舌を巻いたよ。君達の頑固さにはな。だが……」
 回る、立体魔方陣。虹色の霧が、凝縮していく。
「それは紛う事のない『武器』だ。情にも、空気にも染まらず。信じた道を、貫ける。導としての、牙だ」
 固形化していく霧。歪む空間が、七色に染む。
「他の子達は、どうにも優しいに過ぎる。美徳だが、流されて道を外れる危険も孕む」
 形を成す。小さな、虹色の弾丸。
「だから、もしもの時は君達が彼らを穿て。貫いて、引きずり戻せ。それがきっと、君達が在る意味だ」
「……まるで、遺言だな」
「やめてくれない? 縁起でもない」
「そうか? まあ、歳を取るとどうしても辛気臭くなるからな」
 苦笑して、手を伸ばす。掴む、弾丸。
「ほら」
 放る先は、ショーン。キャッチする彼に、言う。
「『蜃の矢弾』。大人の事情で、一発きりだ。外すなよ?」
「言われるまでもない」
 握り締め、踵を返す。ついて行こうとしたレオノルに、声がかかる。
「レオノル」
「?」
 振り向いた彼女に、姫は語る。
「後で、私の所においで。一度、論議などしてみたい。見合う相手がいなくてな。君なら、不足はない」
 ちょっと沈黙して、不敵に笑む。
「いいよ。滅茶苦茶に論破してあげる。だから……」
 言い残し、出ていく背中。
 見送り、琥珀の姫は思う。
「伝えた所で、嫌がらせにしかならないが……」
 自分が、『そうなりえる』事は自覚済み。だから。
「想うくらいは、な……」
 守れなかったモノ。
 繋げなかったモノ。
 今度こそ。

 呼びかける声に、『ディアナ』は目を開く。
 見下ろす、『ルーノ・クロード』と『ナツキ・ヤクト』。
「……お久しぶり……」
 横たわったまま、挨拶。起き上がる事は、出来ない。
「具合、どうだ?」
「いつも通り、かな……」 
 悲しげに曇る、ナツキの顔。
 ディアナの身体は、生物としての機能をほぼ停止していた。
 身体の殆どは動かず、寝台の上で微睡んで過ごす。
 イザナミを取り込んだ、副作用。
 荒ぶる『死』を抑制する為、彼女の身体は『生』を消費し続ける。
 治るのか。
 このままなのか。 
 死が、人にまつろう事はない。
「聞いてはいたけど、酷いね……」
 奥から聞こえた声に、瞳を向ける。
 『ヴォルフラム・マカミ』と『カグヤ・ミツルギ』。
 説明する、ルーノ。
「今日の戦いの事は、聞いているね? 敵の中に、絶対防御の者がいる。私達の力だけでは、堕とすのは難しい……」
 少し、躊躇う様に。
「イザナミの力を、貸して欲しい」
 滲む苦渋。ナツキが、せめてもと言葉を添える。
「本当は、もう……使って欲しくはなかったんだけど……」
「いいよ」
 酷く、アッサリと。
「それは、彼女も望んだ事。証明してあげて。人の未来を。死が、それに尽くせる事を。それが成されて初めて……」
 ――『天姫』は、救われるのだから――。
 ナツキがまた、唇を噛む。
 あの刹那。 
 炎雷と化してイザナミを封じた後、彼女の御魂は消えた。
 かつての神話を、なぞる様に。
「わたしは、行けないけれど……」
 微笑む、ディアナ。
「つないでくれるのね? ルーノ兄さま。そして……」
 朱の瞳が、映す。
「カグヤ姉さま」 
 カグヤとヴォルフラムが、驚く。
「知っているの……? 私の、事……」  
「僕達の事、話した?」
 黙って首を振る、ルーノ。
「イザナミと一緒に、記憶や知識も移った。 彼女は、覚えてた。出自、経歴、思想、願い……全部。全部」
 驚きはなかった。ただ、彼女らしいと。
「ミツルギ……。彼女と、同じ地の血脈……。継ぐ人が、浄化師として、陰陽師として、ここにいる。必然だね……」
 気づけば、カグヤの前を舞う一匹の黒蝶。
「告死蝶!」
 引き離そうとしたヴォルフラムを、カグヤが止める。 
 嬉しげな、ディアナ。
「掴んで。道が繋がる。願えば、開く。貴女自身が、陣。蝶と、なる」
「……大丈夫なの?」
 心配そうな、ヴォルフラム。
「どうかな?」
 クスクスと、揺れる。
「死が通るの。身体の底を。魂の中を。爪を、立てて。無事かもしれないし。壊れちゃうかもしれないし」
 以て、問う。
「どうする?」
 躊躇いがないとは、言わない。
 怖くない筈も、ない。
 けど。
 それでも。
「――――っ!」
 蝶を掴んだ瞬間、走る冷たい痛み。開いた手。浮かぶ、朱の陰陽図。
 虚神の、焼き印。
「使い切り。一度だけ」
 ディアナは、言う。
「色んな人が、いるよね。良い人。悪い人。証明して。生きる事に、良いも悪いもないんだって。わたしに、教えて」
 流れる視線。かつて、説いた彼に。
「……ね? ルーノ兄さま……」
 青い燐を握り締めたルーノが、頷いた。

「来たね」
『メルキオス・ディーツ』の声に、『レム』と『クォンタム・クワトロシリカ』が見下ろす。
 エントランス中央部。転移方舟を見下ろす回廊。方船のゲートが開き、中から沢山の人が。
「アレがアンタの同胞か?」
「そーだよ。『蒼衣の民』。悪しき終焉の時至り、尊き使命に殉じんが為……ってね」
 レムの問いに答えるメルキオス。知った顔を見て、笑う。
「おやおや、後進指導のじいちゃんまで来てるよ。女子供と幼子抱えた母親以外、ほぼ全員?」
「役に立つのか?」
「ベリアルにトドメを刺す事は出来ないけどね。束になれば、ヨハネの使徒をボコすくらいはね」
 聞いていたクォンタムが、複雑な顔をする。
「子供がいる者まで巻き込んでしまうのは、不本意だがな……」
「負けたら、どの道オシマイだからねー」
 方舟は稼働を繰り返す。
 増えていく、人々。
 世界中から、集う。かつての諍いを超え。結ばれた絆を辿り。
「……壮観だねぇ……」
 呟くメルキオス。見つめるレムに、クォンタムが言う。
「良く見ておけ。この人々の姿を」
「…………」
「確かに人は悪しく、恐ろしい。けれど、それに反するだけの光も、確かに持っている」
「…………」
「お前の傷が、癒えるとは思わない。否定する事も、出来ない。ただ、覚えていてくれ」
「……うっせーよ。男女」
 ただ、返す。酷く。酷く、つまらなそうに。
 
 何処かで、聞こえた。
 懐かしくも憎い、あの調べ。
 「――っ!」
 怖い顔で背後を見た『ラファエラ・デル・セニオ』に、『エフド・ジャーファル』は怪訝な視線を向けた。
「どうした?」
「……嫌な気配が、したわ」
「ああ……。琥珀姫に引っ張られて、知らん魔女が大勢来てるからな」
 相方の魔女嫌いを知っているエフドは、やれやれと溜息をつく。
「気持ちは分かるが、八つ当たりはよせよ。貴重な協力者だ。内輪揉めは御免だぞ?」
 釘を刺す彼に、ラファエラは首を振る。
「いいえ、他の魔女じゃない。いるわ。『アイツ』が」
「アイツって……『アクイ』か!?」
 頷く彼女。絶句する。
 『アクイの魔女』。ハロウィンの夜に現れて、人を殺める魔女。かつて自分達に、敗北の痛みを刻み込んだ存在。
(婆さんめ……アイツまで抱き込んだのか……?)
 アクイは、強力かつ危険。まさか、手を出すとは。
(『怨讐派』の連中も引っ張り出すとは言っていたが……)
 力尽くか懐柔か。どっちにしろ、まともな奴に出来る事じゃない。
 心強いやら怖いやら。
「おじさん……」
 悩むエフドに、声。
「私、アクイの魔女の事、諦めてないから。創造神に報いを受けさせて、大きなプロジェクトが終わったら、次はあいつよ」
 だろうな、と思う。彼女の気質上、当然の事。なら、次の言葉も決まっていて。
「それに協力してくれるなら……」
 そら来た、と溜息。まあ、断る理由もないと思った瞬間。
「何でも、してあげる」
 全く意図してなかった言が飛んできた。
 誘っている様な言い方に困惑し、狼狽し。それでも何とか立て直し。
「……い、いい条件だ。そのセリフ、忘れるなよ」
「ええ」
 軽く微笑む顔が、いつにもまして綺麗だと思った途端。
「駄目だよ」
 全く関係ない声が、後ろから聞こえてきた。
 何か手伝いでもしてたのだろう。大きな荷物を抱えた『カレナ』が、真面目な顔でこっちを見ている。
「ダメダメ。戦争の前にそう言う話。死亡フラグってヤツだから」
 そして、『めっ』とか言い残して歩いていく。ラファエラ、無言のまま弓を取る。
「あれ? ラファエラさん、どうかした……って、何で撃ってくるの!? 危ない! 何かした!? ボク、何かした!?」
 逃げ回るカレナを追いかけながら、撃ちまくる。リンクマーカー使ってるあたり、本気。
「やれやれ……」
 悪い気などする訳もないけど、先回りされている様な敗北感もあって。
 モヤモヤしてると、今度は別の方向から笑う声。
 見れば、庭木の枝に腰かけてニヤニヤしている『セルシア』の姿。
「……役職上、気配を消すのが得手なのは知ってるが……。もう少し使い所を考えたらどうだ?」
「何言ってるの。役得よ、役得。お陰で、良いモノ見れたし」
 そう言って飛び降りると、『おめでとうございます』等と言って頭を下げる。茶化す気、満々。
「でもホント、今夜は良いモノが沢山。皆、彼方此方でフラグ立てまくり」
「……見て回ってたのか。お前」
「だから、役得だって」
 邪悪。この間、甘光とやらで特攻喰らったと聞いたのだが。
「先がどうなるか分からん。遺したくない想いがあるのは、人情だ」
「それもそうかぁ。なら、わたしも一発立ち上げとくかなぁ」
「?」
「わたくし、セルシア・スカーレル。此度の戦が終わったあかつきには、身と心捧げしカレナ・メルアと正式に結婚いたしまぁす!」
 高らかに、宣言。遠くで、『はーい』なんて返事する声も聞こえたり。
「……最凶のフラグだろうが? それは……」
 不敵に笑う、セルシア。
「フラグ? 上等じゃない。そんなの、へし折ってナンボでしょ?」
 ツツッと近づき、エフドを見上げる。
「ずっとそうして、生きてきた。昔も。今も。そして、これからも」
 深緑の瞳。その奥に見えるモノ。昏い路地。ゴミ溜まり。毒と理不尽に塗れた暗がり。
「そうでしょ? 『同胞』」
 ああ、そうだった。俺達は、あの地獄を生き抜いてきたのだ。
「わたし達は、これから。『もしも』なんて、考える必要もない。貪りましょう。存分に」
 映る自分の顔も、また不敵に笑んでいる。
「ああ、違いない」
 貪欲たれ。
 それもまた、生きる術。

 ◆

 晴天だった空が、真っ赤に染まる。
 閉じた結界。
 門前に集結した人々が見つめる先。
 地平の向こうを、塗り潰し。
 沈黙のまま。
 煉獄の如き、使命を纏い。
 『群魔の軍勢(レギオン・アーミー)』。
 顕現。

「なんて、数……」
 地を覆いつくすベリアルの群れに、軽く目眩を起こす『アリシア・ムーンライト』。支えた『エルリア』は、言葉でも彼女を支える。
「しっかりしないとダメよ。貴女には、守らなきゃいけないモノがあるんでしょう。私も、一緒に護るから」
「は、はい……。リア姉様……」
 答えて、足に力を込める。
「よくもまあ、こんな数を揃えたもんだ……」
 先を越された『クリストフ・フォンシラー』が、誤魔化しを兼ねて呟く。
「話には聞いていたけど、想像以上ね……。それに……」
 広がる静寂。何かを、待つ様に。
「……物凄く洗練された統率……。本当に、ベリアルなの?」
 自分の知る姿とは、あまりにかけ離れたソレ。
「心だよ」
「心?」
「ああ。彼らは心を持つまでに進化した。今までの様な、獣じゃないんだ」
 言葉の意に、息を飲む。
「でも……」
 重くなる空気を和らげる様に、アリシア。
「それも、もう、終わりに、しましょう……。皆さんを守って……。ベリアルからは、魂の解放、を……」
 戦い。悲しみ。痛み。後悔。
「使徒もベリアルも、ない、平和を……」
 もう、あんな思いは。
「リア姉様は、オクトの皆さんと一緒に……。お願い……」
「大丈夫よ。私達は、その為に来たのだから……」
 妹の願いに、姉の顔で答える。
「そうだね、終わりにしよう」
 頷く、クリストフ。
「エルリア、来てくれて有難う。危なくなったら、退避してくれよ? 俺達は……」
 紅く濁る、空を見る。
「大物をやったら合流するから、それまで無事で」
「当然よ」
 笑って、答える。
「私は、シアの花嫁姿を見なきゃいけないんだから」
 一瞬固まり、綻んだ華。
 皆は誓う。その願い、必ず。

「最早、現実味がない光景ね。やり切ってやろうじゃないの!」
「……アジ・ダハーカの時の使徒の群れが、可愛く見えてきたな……。だが、必ず止めてやる」
 息まく『ラニ・シェルロワ』。いつもならブレーキ役になる筈の『ラス・シェルレイ』も、昂ぶりに震える。
「二人とも、少し落ち着くといい。足元をすくわれかねん」
 見ていた『エフェメラ』が忠告するが、ビビりな彼。目の前の大軍を見て、もう真っ青。
「そうだよ、ラニちゃん。アタシらがバッチリフォローするから。緊張しなくて大丈夫!」
「そうだ。リラックスだぞ、二人とも」
 明るい口調で二人を鼓舞する、『ケイト』と『ペトル』。そんな二人には、『グリージョ』が釘を刺す。
「お前達も、気を付けろ。今までのベリアルではない上に、高スケールが多数だ。油断せずとも、危うい。もし、我らが死ねば……」
 ラニとラスを見つめ、言う。
「兄弟達が、またあの苦しみを負う」
「グリージョさん……」
「そしてそれは、ラニちゃん達も同じだ」
「へ?」
「お前達の悲しみ、我らにも背負わせてくれるな。しっかり、生き延びろ」
「……分かってるって!」
「肝に銘じておくよ。兄弟」
 頷き合った、その時。
 空気が、揺れた。

――お揃いになったようですの。子羊の皆様――?

「あらぁ? この声……」
「コッペリア、ですねぇ……」
 響いた声に、『サク・ニムラサ』と『キョウ・ニムラサ』が空を仰ぐ。
「念話ね……」
「恐れをなして降伏……なんて事は、ないか」
『リコリス・ラディアータ』と『トール・フォルクス』も、次の言葉を待つ。
「『最操のコッペリア』だな。ここに至って、何の用だ?」
 応じたのは、『ヨセフ・アークライト』。コッペリアの声が、愉しそうに揺れる。
――これはこれは。賢人の誉れ高き、ヨセフ・アークライト様でございますの。是非とも一度、御言葉を交わしてみたかったですの――。
「こちらも聞いているぞ。三強最弱でありながら、最凶。奸計長けし幼貌の魔姫、とな。最も、俺は面と向かうのはご免被るが」
――あら、つれない――。
「今更、茶を注ぎ合う道理もないだろう。用件があるなら、手短に話せ。夕食の予約に、間に合わなくなる」
 胆の太さを表す冗談。返す声は、愉快に極み。
――あら、それは大変。では、手早く要件をお伝えしますの――。
 含み哂う声。言葉を紡ぐ。
――最後通告――。
「ほう?」
――人が歩む道は、正しく破滅。負の連鎖の果て、行き着くのは万生残らぬ絶望のみ――。
「それで?」
――委ねなさいな――。
 空気が、張り詰める。
――さすれば、苦しみも痛みもなく。導いて差し上げますの。争いも、憎しみもない理想郷。全てが主の慈愛の元、微睡みの幸福に包まれる、完全なる世界へ――。
 沈黙。
 そして、誘う。『――如何――?』と。
「だ、そうだ」
 ヨセフが、問う。
「どうする? 皆」
「……アンタ達のやり方で、本当に優しくて暖かい世界が来るのか?」
 聞こえた声は、『ベルロック・シックザール』。
「もしそうだとしても、失った過去を無かった事にする事は出来ない。今いる命は、消させない」
「僕はね、上から目線で押し付けてくる親は大嫌いだよ。慈愛ぶって『これがあなたのためなのよ』みたいな態度取りやがってさ」
 『リントヴルム・ガラクシア』も、憤りを隠さない。
「反吐が出るね」
 かざすカードは、死神。
「親は絶対的存在じゃないって、教えてあげるよ」
 言い放った横で、笑う声。
『言っちゃいましたね~』
『まあ、この様な方ですから、マスターもお気に召しておられる訳ですが……』
「そう言う事です。存分に、助力させていただきます」
 『アイリス』と『デイジー』の会話に、拳を打ち合わせて答える『マリー』。
『痛いです。そんなに力まないでくださいませ。マスター』
 手甲に変じているデイジーの嘆きを聞いて、大鎌に変じたアイリスを肩に担いだ『マリエル』が嗜める。
「そうよ。どうせこれから散々な目に合うのだから、今くらいは優しくしましょう」
『え!? そうなんです!?』
「当たり前じゃない。 アレ見て、無傷で済むとか思ってたの?」
 ビビるアイリスに届く、主人の無情な宣告。
「もしもし? マリー?」
 困った顔をするリントヴルムに、マリエル達は笑顔で言う。
「大丈夫よ。覚悟を言ったまで。死ぬ気なんか、サラサラないから」
「死ぬのはもう、十分ですので」
 二人の言葉に頷く、ベルロックとリントヴルム。
「なら、いい」
「頼りにしてるよ。四人とも」
『了解です~』
『ご随意に』
 皆々共に、意思は強く。

「生憎、毒親は俺の両親だけで腹一杯なんだ」
 カチャリと言う音と共に、天を仰ぐランキュヌ。
「これ以上の束縛されて管理される愛なんて、生憎趣味じゃない」
 冷ややかに言いながら、ショーンは撃鉄を引く。
「お断りだ! とっとと失せて、地獄に落ちろ! ベリアル共!」
 吼える銃声が、鳴り響く鐘の音に重なる。
――アハハハハハハ――!
 哄笑。楽しげに。愉しげに。嬉しげに。
――そうそう! それでこそですの! 可愛い可愛い、子羊達。ならばその矜持を抱いて――。
 笑いが止む。告げる、神託。

――滅びなさい――。

 轟く、無間の咆哮。
 地が。
 空が。
 世界が、怯える。

 ――開戦。
 
 ◆

 先手は、世界連合。魔女達の調査により、狙いは既知。
 再召喚されるベリアル。駆逐は、不可能。
 挫くべきは、三柱。
 中核を担う、三体の高スケール。
 『疑似雷帝・テュポン』。
 『疑似石皇・ヴリトラ』。
 そして、最操のコッペリア。
 軍の最後部において、彼女が構築するは極大崩壊魔法・『フィーニス』。放たれれば、全ては抗う術なく灰塵と帰す。人の未来諸共に。
 そうなる前に、少しでも道を。

 『シリウス・セイアッド』が、オクト達の中に知った顔を見つける。
 『ルシオ』と『カミラ』。彼らもまた、明日を繋げる為に集ってくれた。
「無茶は、しないでくれ……」
 笑いかける友人に、縋る様に。
「どうか、どうか……。傷つく人が、一人でも減る様に……」
 祈る、『リチェルカーレ・リモージュ』。重ねる手は、微かに震えて。
「コッペリアは、完璧な世界と言っていた……」
 握り締めながら、囁く。
「俺には、何の感情もない、死者の国としか思えない……」
 重なる手には、確かな明日への欠片。
「……水蓮の茎で、構わない……」
 決して、放さぬ様に。見失わない、様に。
「俺が守りたいのは……手にしたいものは、『ここ』にしかない」
 握ったそれが、握り返される。
「……全力を……」
 自分を救った、温もり。全ての、者へ。
 
 聞こえ始める、魔術真名の詠唱。出し惜しみする理由はない。続く、限り。
「蒼天の下に……」
 自分達の魔術真名を唱えようとした『タオ・リンファ』が、ふと仰ぐ。
 紅い。紅い。濁った空。
 曇る、心。
「……今は、あの様な空ですが……」
「マー、大丈夫だ!」 
 寄り添う『ステラ・ノーチェイン』が言う。真っ直ぐに、前を見つめて。
「ぜったい、晴れさす!」
 決意。
 かき消す様に、大気が揺らぐ。

 落ちてきたのは、幾条もの轟雷。幾つもの灼岩。吹き上がる、爆炎と爆風。先頭の一群が、声を上げる間もなく巻き込まれる。視界を塞ぐ粉塵と黒煙。たたらを踏んだ瞬間、煙を突き破って溢れ出す緋色の激流。
 スケール1・軍隊アリ。
 たちまち押し寄せると、強靭な顎で齧り付く。屈強の意思を持っても耐え難く、悲鳴が上がる。
 それは、誘導。
 気づいた幾人かが、御名を呼ぶ。
 紅雲を裂いて落ちる光。
 『大樹の女神・ダヌ』。
 『復讐の女神・エリニュス』。
 『ミズナラ』。
 『太陽の命姫・シャオマナ』。
『皆さん!』
『くれてやる!』
『受け取れ!』
『護るから!』
 四柱の八百万が、加護を降らす。瞬間、鋭い音。
 あちらこちらで弾ける炸裂音と悲鳴。閃く光は、エリニュスの『報いの光鏡』。迎撃するのは、魔女達の魔法弾。
 スケール2・ハチドリの群れ。
 高速で飛行し、鋭利な嘴で穿ち殺す生体弾丸。機銃掃射の様に撃ち込まれたそれらの多くは、光鏡と魔女達によって大半が防がれる。
 光鏡が作動せず、傷を受けた者もいる。けれど、それは致命傷に至らなかった証。第二陣が撃ち込まれるまでには、幾ばくかの間。地を舐める、焔の波。魔女達の魔法が、足に喰らいついていたアリ達を焼き滅ぼす。気力を振り絞り、なお押し寄せるアリを踏み潰して進む。
 やがて、前に新たな一団。武装した、獣人達。
 スケール3。相応の数の、スケール4も。
 指揮を取る、マンティコアが告げる。
「待っていた。愚弟達よ」
「何言ってんのさ。順番から言ったら、年上はボク達の方だろ?」
 対峙した『セパル』が皮肉に笑う。
「些事だ」
「なら、付き合わせないでくれよ。急いでるんだ」
「つれない事を言うな。兄弟」
 揶揄する『ウボー』に、冗談で返す。
「洒落るわね。心を持ったって言うのは、確かみたい」
「お前達のお陰でな。存外、良いモノだ」
 『セレナ』の言葉には、親しげに。
「なら、便宜図ってよ。代価としてさ」
「やってみるか? 無駄な事に時間を費やすも、人生の一興かもしれぬぞ?」
「悪くないけど、時間がないな」
「では、どうする?」
「押し通る!」
「さればこそ!」
 響く、雄叫び。
 ぶつかり合う、武器と武器。
 引く事はない。
 自分達の役目は、ただ一つ。
 全ては、彼らに。
 
 戦闘は、雪崩れ込む様に乱戦となった。
 息を飲む、『桃山・和樹』。
 デイムズの時とも、アレイスターの時とも違う。
 純粋に、人を否定する者達の牙。淘汰の、意思。ただ、怖い。満ちていく鉄錆と臓腑の臭い。足元を濡らす血溜りに、ゴクリと乾く喉を鳴らす。
「くそ……」
 微かに震える手を、握りしめる。武者震いと、思いたかったけど。
 隣りの『桃山・令花』も同じ。震える、細い肩。
(まずい……)
 飲まれかけている事を意識した瞬間、重い音。
「!」
 驚く先で、身を起こす巨体。
 長大な牙。スケール3・マカイロドゥス。
 二人を見下ろし、荒ぶる呼気と共に。
「人。浄化師……」
 振り上げるモーニングスターは、既に血塗れ。
「証ヲ示せ……示せナけレバ……」
「くっ!」
 咄嗟に盾を翳す。振り下ろされた衝撃はそれを貫き、和樹を地へ叩き倒す。
「ぐぁ!」
「和樹!」
 援護しようとした令花を弾き飛ばすと、そのまま和樹の首に手を伸ばす。
「示せヌのナラバ……」
 掴む手が、漆黒の輝きを放つ。
 デストルクシオン。禍の輝き、怖気を誘う。
「死ネ!」
 絶望の三秒が過ぎようとした瞬間。
「マヤ!」
 凛と響く声と共に、飛び込む小さな影。
「操裂糸!」
「ぐ!?」
 回転した『マヤ』に弾かれたマカイロドゥスが、手を離す。
「弾け! 和樹君」
「!」
 咄嗟に振るう、盾。強かに胸を打たれ、後ずさるマカイロドゥス。割り込むは、『イザーク・デューラー』。
「イザークさん!」
「令花さん、援護を!」
「はい!」
 『鈴理・あおい』の呼びかけに我に返った令花が、ルーナ―プロテクションを放つ。
 再び振り下ろされる鈍器。けれど、威力の下がったそれは今度こそ阻まれる。
「証と言ったな?」
 隙を逃がさず、回り込んだイザーク。
「一人では、及ばない。ならば、束ねて乗り越える!」
 放たれた舞踏が、虚を突かれたマカイロドゥスの魔方陣を切り裂く。
「これが、俺達の証だ」
 崩れ落ちた彼にそう投げかけ、イザークは刃の血を払った。

「すまねぇ……イザークさん。オレ……」
「謝るな。怖いのは、俺も……いや、皆同じだ」
 駆け付けたラヴィ率いる魔女達と共に、イザークと和樹は令花とあおいを護る。
「だから、俺はお前に力を貸す。お前も、力を貸してくれ。俺達は、そうやって進んで来た。 これまでも。そして、これからも」
 言って、笑いかける。
「それが、俺達が奴らに示すべき姿だ!」
「……うす!」
 頷き合い、拳を打ち合う。

「……マヤを繰る事は、私にしか出来ません」
 守られる中、あおいは令花に語り掛ける。
「そして、それは貴女も同じ。この地獄に光を射すために、貴女にしか出来ない事が必ずあります」
「あおいさん……」
「行きましょう。分け合い、支え合って! 叩きつけましょう! 人の、生き様を!」
「はい!」
 頷いて、両手を広げる。展開する魔方陣。舞い上がるのは、数冊の魔導書。
「皆!」
 呼びかけに応じる様に、宙に舞う書のページがパララと踊る。
 光の中、現れるのは幼い少女達。魔導書の権能。その具現。
『願望の書・叶花』。
『転移の書・アネモイ』。
『応報の書・ネメシス』。
『万炎の書・ヘスティア』。
 顕現した魔導の申し子達が、呼びかける。
「待ってた!」
「願いを!」
「共に!」
 頷く令花。
「アネモイ! 私達を、それぞれの行くべき場所へ! そして……」
 向けた視線の先。叶花が、何かを……否、『誰か』を見ていた。
 追った先。そこにはベルロック達と奮闘するマリエルの姿。
 叶花の口が、微かに動く。『おかあさん……』と。
(あ……)
 マリエルは、魔導書に心を与えた母。それは、きっと人の想いと変わりなく。
 そう。
 自分達が負うモノは、人の未来だけじゃない。彼女達の様に、人と在る事を選んでくれた者達。その願いも、また。
 だから。
「叶花、叶えて!」
 呼びかける。全ての、想いをのせて。
「いいえ、叶えましょう! 人々の願い、貴女達の願い! 皆の、手で!」
 振り向いた、叶花の顔が輝く。
「はい! ママ!」
 煌めく、叶花。奇跡の権能が、降り注ぐ。
「わたし、頑張るよ! だから、みんなで!」
 見上げたマリエルが、ラヴィが、皆が、微笑む。
「行こう! 明日へ!」
 重ねる様に、アネモイ。
「各座標軸、固定完了! 跳ぶよ!」
 使命を担った者達の身体を、螺旋の光が包む。
「頼むぞ!」
「ここは、任せて!」
「御武運を!」
 周囲のから届く、願い。
 その全てを、誓いに代えて。

 ◆

 転送されたのは、空。真っ赤に染まった中を、真っ逆さまに落ちていく。
「おいおい。このまま地面に激突なんてオチはないよな?」
「心配いらない。手筈は整えられている」
 困った顔をするトールに、冷静に言うシリウス。
「ああ、来たね」
 クリストフの声に見れば、上昇してくる二体の影。ワイバーン。アリシアとリチェルカーレを拾い上げる。
「ルゥちゃん……ですね?」
(お久しぶり)
「ありがとう、カノンちゃん」
(そちらも、息災の様で)
 二体のワイバーンは、ドッペルの『ルゥ』と『カノン』。彼らも、また。
「ちょっとー! 私達はどうなるのよー!」
 リコリスの声。余った皆が、落ちていく。
「あ……」
「あ、あの、皆が……!」
(大丈夫)
 慌てる二人を宥める様に、下から降る光。皆の足に回ると、小さな魔方陣を展開する。魔女達の空中歩行魔法、『スカイウォーク』。
「やれやれ、どうなるかと思ったよ」
 息をつくトールが、辺りを見回す。
「随分、静かだな。がら空きじゃないか……」
「確かに、妙だ」
 自身の翼で飛べるイザークが、赤い顔のあおいをお姫様抱っこしながら頷く。なお、彼女の足にもスカイウォークはバッチリ展開していたりする。
「空から攻めれば、優位に立てる筈。なのに……」
「あのコッペリアが、見落としをするとも思えないけど……」
 クリストフが不審げに言ったその時。
「……知れた事……」
「!」 
 響いた声に、振り返る。
「此れは、我が望んだ事……」
 重い声。パリパリと、毛羽立つ気配。
「渡しはせぬ。最強の御方を討ったと言う力……」
 大気が歪み、流動する。そして。
「とくと魅せよ!」
 轟く雷鳴。空気が、吼える。
「避けて!」
 リコリスが叫んだ瞬間、渦巻く気流が雷を纏って突進。咄嗟に避けた皆を、落ち葉の様に翻弄する。
「きゃあああ!」
(手を離さないで!)
 リチェルカーレを守りながら、必死に抗うカノン。嘲笑う様に、閃く。
「まずい!」
「ネメシス、頼む!」
 シリウスの声に答える様に、転移してくるネメシス。
「焼き滅ぼせ。ウコンバサラ」
 轟音と共に走る深蒼の雷砲。リチェルカーレを襲うソレを、ネメシスが受け止める。
「こんのぉ!」
 渾身の力で反射。逆の筋を辿った雷砲は、本来の主に炸裂。けれど。
「ヴァハハハハハハハ。攻撃の概念反射か。姑息なりしも、面白い」
 散り消える雷華と白煙の向こう。酷く愉快そうな哄笑と共に現れたモノ。
 体長、およそ20m。世界を覆わんばかりの巨翼と、全身を覆う蛇頭の鱗。巨蛇の如き半身をうねらせる、蒼珠の飛龍。
「お前が、『テュポン』か?」
「如何にも」
 シリウスの問いに答え、持った巨鎚をブォンと振るう。
「我はテュポン。疑似雷帝・テュポン。『最強』の座を継ぎて、貴様らの在り様、見定める」
 バリバリと弾ける覇気。圧倒。
「で、一人で俺達全員を相手にするって? 随分と甘く見られたモノだね?」
「甘く見た訳ではないぞ? 味わいたいだけよ。最強を挫いた貴様らとの戦いを」
 皮肉も意に介さず、轟々と。
「……脳筋だわ……」
「それで、戦闘狂……」
「本当に……トールさんみたい、ですね……」
 呆れる女子勢。イザークが、言う。
「成程。小細工なしの血闘が望みか。結構だな。こちらとしてもやり易い」
「ああ、勘違いするな」
「?」
「貴様らは好きにしていい。存分に細工しろ。もっとも」
 言葉と共に、手にした巨鎚を掲げる。
「通じればの話だが?」
 振り下ろす雷鎚・ウコンバサラ。放たれた雷弾が、真下に落ちる。
「しまった!」
「避けて!」
 叫びをかき消し、着弾した雷弾が大爆発を起こした。

「……無事か? ショーン。あと、先生も」
「ああ、何とかな……ヴァーミリオン、お前は?」
「こっちもだ。光鏡とやらが役に立った。今ので、吹っ飛んじまったがな……」
 瓦礫と白煙の中で立ち上がる、ショーンとレオノル。そして、『ヴァーミリオン』始めとするオクトの面々。
 残った者はいるが、既に光鏡を失っていた者はどうにもならない。レオノルが、唇を噛む。
「……読まれてたね……。ショーン、『矢弾』は無事?」
「ええ。コイツを失くしたら詰みですからね。この身に代えても、守りますよ」
 装填したランキュヌ。握り締めながら周囲を見て、『コイツ等の為にも』と。その時。
「成程。なら、ソレを砕けば良いんだね」
 声と共に、風切る音。
「ショーン!」
 レオノルが咄嗟に放ったオーパーツグラウンドが、伸びてきた鞭を弾いた。
「あちゃ、失敗失敗」
 降り立ったのは、小柄な少年。けれど、その身に纏う気配は。
「スケール5……」
「あたり」
 レオノルの言葉に笑う後ろから。囲む様に、更に二人のスケール5。
「これはこれは……」
「随分と豪勢なおもてなしだな……」
 冷や汗と共に苦笑するショーン達に、長槍を携えた痩躯の男が言う。
「ここに至って、愚は犯さぬ」
「手抜かる事無く、絞めさせていただきます」
 魔術師風の女性が、手にした杖に妖しい光を灯す。
「そう言う事」
 ピシリと鞭を鳴らし、笑う少年。
「お付き合いしない? お姉さん」
「……悪いけど、年下はね……」
 呟くレオノルの頬。冷たい、汗。

 テュポンの一撃で吹っ飛ばされたサクは、仰向けに転がったまま空を見上げていた。
「……皆、飛ぶのが好きねぇ……」
 視線の先には、テュポンと戦う皆の姿。
「そんなに、私達をちっぽけな存在だって見降ろしたいのかしら?」
「……サクラ」
「まあ、思っちゃいないでしょうけど。なんとなく」
「サクラ」
「自己嫌悪も、そろそろ……」
「サクラ! 起きてるんでしょう!?」
 大概必死の様相を帯びてきた声に、頭を上げる。見れば、襲ってくるベリアル相手に奮闘しまくるキョウの姿。光明真言で防御しながら迎え撃つが、アリはワラワラたかってくるし。ハチドリはビュンビュン飛んでくるし。スケール3がいれば、4もチラホラ。
 うん。マズイかも。
「モテモテねぇ」
「冗談言ってないで! 早く起きてください!」
 文句言いながら守ってくれてるあたり、愛い弟。
 起き上がり、マッピングファイアをばら撒く。雑魚は一掃。駆けつけてきたオクトやら国軍やらの援護を借りて、残りの相手を始めたその時。
 遠くの方で、地鳴りの様な咆哮。
「あれぇ? 今の……」
「向こうも、始まったみたいですね」
 視界の向こうで、真っ赤な炎が上がる。
「ギガスの方も、本物ではありませんが。それでもヤバそうですね。こっちも十分ヤバいですが」
 言いながら、落ちてくる雷を躱す。
「そんな事、気にしてないわよ」
「では、何に疑問を?」
「寂しくないのかし」
「時間の無駄では?」
 遮った瞬間、飛んできたハチドリがサクの肩を掠める。
「はいはい。回復しますね」
 天恩天賜をかけながら、言う。
「しっかり、守りますからね。有能なサクラに、一寸でも長く戦ってもらうために。あ、逆に取らないでくださいね。『アッチ』の前では無能とか思ってるかもしれないとか、そんな……」
 一人で喋るのを無視して、エクスプロイトショットとリンクマーカーをセットで仕込む。
 堕として貰えたら、ガッツリぶち込むつもり。だけど。
「……それどころじゃ、なさそうねぇ……」
 スケール5と戦うショーン達を見て、呟く。手伝いに行っても、相手がアレでは。なら……。
「頃合いでしょうね」
 同じ事を考えたらしいキョウが言う。
「あんまり好きじゃないのよねぇ。アイツ」
「言ってる場合じゃないでしょう」
 ブツブツ言いながら、天を仰ぐ。
「出番よぉ。ナックラヴィー様ぁ」
 
「無残な……」
 転移した先に広がっていた光景に、リンファは唇を噛んだ。
 幾つも転がる焼死体。何かを掴む様に伸ばした手が、無念を物語る。
「形は残した。後に命あらば、弔ってやるがいい」
 響く、声。
 見上げた先。四足二碗、灼鉄の鱗鎧を纏った巨龍。爛々と輝く双眼で睥睨し、炎燐混じる呼気と共に言う。
「皆、良き戦士であった。滅びる運命に在ったは、悲しき事だ」
「……皆に対する賛辞と受け取っておこう。貴方が、ヴリトラか?」
「いかにも」
 ルーノの問いに答え、手にした巨矛が地を穿つ。
「此れなるはヴリトラ。疑似石皇・ヴリトラ。悲しき事だが、座を退かれし最硬の御方の意思持ちて、貴殿ら人種の検証を成す」
 咆哮。怯える大気が、ビリビリと。
「こ、こわ……」
「何の因果で、こんなバケモノと……」
「今更ビビるな! ここまで来たらやるしかないだろ!?」
 怯える魔法少女達に、喝を入れるクォンタム。
「まあ、気持ちは分からんでもない。あの連中を見てもな」
 ネメシスに防御の願いを伝えながら、エフドがヴリトラの足元を見る。
 そこには、武器を構えた人影が十数人。
「スケール5……だね」
「これだけ守りが固いと言う事は、やはり……」
「その通りだ」
 ヴォルフラムとベルロックの言葉に、長刀を背負った男が告げる。
「この奥に、最操の御方が居られる。お会いしたくば、我らを抜け」
「だが、易く行くとは思わぬ様に。努々。」
 二刀の小太刀を構える少女が、殺気を放つ。
 気づいた令花が、叫んだ。
「大攻撃、来ます!」
 穿つ炎霆『フルンティング』。吹き上がる炎渦。合わせる様に疾走してくる、スケール5達。ルーノが、叫ぶ。
「ラニ!」
「分かった!」
 天を仰いだ、ラニが呼ぶ。
「お願い! ひめちゃん!」
 瞬間、優しい風に舞う桜。

『ヴュヴュヴュヴュ! 血の香! 腑の香! 厄の香! 良い故! 良い故! 愉快故!』
 汚水を散らして顕現せしは、『毒潮の公爵・ナックラヴィ―』。満ちる非業に歓喜する。
『おーう! 息災そうじゃな、ラニ公! ラス坊! しっかり受け取れ!』
 桜の嵐と共に、『桜花の麗精・珠結良之桜夜姫』。可憐に舞いて、愛しき想いの加護を撒く。

「ヴァハハハハハ! 成程、八百万の権能か! 面白い!」
 見下ろしながら、愉快に笑うテュポン。
 毒霧で衰弱したベリアル達を、トールとサクのマッピングファイアが駆逐していく。再召喚は繰り返すが、一時でも隙を作れればいい。
「案の定、彼には効かないみたいだね」
「想定内だ」
 数多の蛇鱗が吐き出す無数の稲妻。禹歩七星で上げた運動能力で躱しながら、クリストフはテュポンの行動を阻む様に戦う。
 ベリアルリングと黒炎でブーストしたシリウスの一撃。それでも、蒼珠の鎧を抜くには至らない。
「硬い……」
「油断するな。一撃喰らえば、墜とされる」
 スキルと魔導書達の力を繰りながら、削るあおいとイザーク。フィーニスの構築が終わるまで、あと如何程か。
「どうした? 手が荒くなっているぞ!? 心ここに非ずか!? 余裕ではないか!」
「言ってなさい!」
 嘲笑うテュポンに向かって、スポットライトで下のベリアル達を誘導しながら舞っていたリコリスが叫ぶ。
「今に貴方を撃ち落とす一射が来るわ! 覚悟しなさい、偽トール!」
「愉しみな事だ! だが、叶うかな!?」
 哂う視線の先には、なおスケール5達に阻まれるショーン達。いかに毒に犯されようと、強靭たる最高位。易くはない。
 歯噛みするリコリスの頬を、稲妻が削る。

「人の強みは多様性を得て社会を作った事で、淘汰圧を可能な限り減らした事! 人に弱肉強食は要らない! 弱い人でも、支えて守ってきたから今までの歴史があって繁栄がある!」
 少年と撃ち合いながら、レオノルは猛る。
「悪意は形を変えて! でも本質は変わる事なく! 善意の名の下に他者に影響を及ぼす!」
 エクスプロージョン。捧身賢術とミズナラの権能で強化されたそれが、少年を包む。
「何が人類の為だ! 世界の為だ! 下らない!!」
 ダメ押しにぶつける、オーパーツグラウンド。
「お前達のせいで! 沢山の血が流れて! 色んな人が死んで悲しんだ! 苦しい思いをした! お前達の罪は、人の心と命を悉く踏みにじった事なんだ!」
「……否定しないよ、お姉さん。それが、僕達の在り様だから」
 囁く様に響く声。
 炎を裂いて飛び出した鞭が、レオノルの杖に巻き付く。
「僕達は、人の業の具現だ。人が数多の種を喰い尽くした様に、僕達も人を喰い尽くす。僕達が、ベリアルである限り!」
 動きを止められたレオノルに向かって、少年が疾走する。
「何の事はない。人の存在こそ、弱肉強食の体現・具現・結果論!」
「ぐっ!」
 鳩尾に蹴りを受けて転倒したレオノル。伸し掛かる。
「喰って喰われるが、命の真理! それが嫌だと言うのなら」
 笑う顔は冷たくて、悲しげ。
「やっぱり、人は神に委ねるしかないんだ」
 鞭が硬化し、刺剣と化す。
「連れて行ってあげるよ! 悲しい喰い合いなんてない、安らぎの園へ」
 心臓に向かって、振り下ろされる。叫ぶ、ショーンの声。そして、鈍い音。
 手にはめたバンシーガントレットが、軋みを上げて刃を拒む。
「抵抗しないで。痛くない様に、してあげるから」
「……言っただろ……。お前達の罪は、人の心と命を踏みにじった事……。そして、お前達はそれを止めはしない……」
 捧身賢術を重ね掛けした力で押し止めながら、レオノルは告げる。
「それだけが、私達の真実だ。お前達の矜持も理屈も、知った事か!」
 もう一方の手で、少年の手首を掴む。 
「私達は生きる! 守る! これまでの人の歴史を、ただの愚かな過ちでなんか終わらせない!」
 吼える。不屈の、意思と共に。
「後に続く人達の未来まで! 可能性まで! 潰させてたまるか!」
 少年の、瞳が揺れる。そして。
「よく言った」
 迸った閃光が、少年を弾き飛ばす。
「悪いがね。その子は君如きには、些か難物に過ぎるだろうよ」
 笑う鈴音に合わせ、踊る琥珀の華。
『琥珀麗装・夢幻抱華』。
 踊る花束を従えて、酷く楽しそうな琥珀姫。
「良い答えだよ、レオノル。それで良いんだ。所詮は命一つ。大層な事なんて、出来やしない。目の前で。手の届く所で。泣いてる子猫一匹、救えりゃ上等だ。でも、それを百人が出来さえすれば……」
 足元から散らばる、複数の魔方陣。
「結果、百の未来が救われる」
 輝く無数。立ち上がるのは、琥珀に輝く騎士の隊。
「お行き。君達は正しく、その百の願いを拾う者。その果てで」
 スケール5に襲い掛かる、琥珀の騎士達。ショーンの、レオノルのマークが外れる。
「見せておくれ。人の想いが真理を挫く、その様を」
 後押しを受けて、走り出すレオノル。
「ショーン! 矢弾を!」
「了解です!」
「させん!」
 一体の騎士を砕いた痩身の男が、槍の先から光針を飛ばす。
「グッ!?」
 右足を穿たれ、体勢を崩すショーン。
「逝け!」
 トドメを刺そうとした瞬間。上から落ちる、影。
「……逝くのは、お前だ」
 静かな声と共に落ちる、斬撃。防御した痩身の男を、容易く両断。
「大元師……!」
「……緩めるな。成すべき事をやれ……」
 ショーンにそう言い放ち、残りの二人に向き合う『クロート』。
「……黒炎を使う。放れていろ」
『はいよ』
 クロートの大剣から離れる御魂。彼の恋人、『オーゾン』。
 付き従い、そっと見やるはショーンに駆け寄るレオノルの姿。
『……良い、人選だ』
「……ああ」
『もう、安心だな』
「…………」
 答えは、無骨に浮かべる笑み一つ。
 全てを託し、最強の浄化師が静かに燃える。

「ショーン、大丈夫かい?」
「ええ、これしき……」
 立ち上がろうとして、膝を崩す。落ちかけた身体を、レオノルが全身で支えた。
「支えるよ。一緒に……」
「ドクター……」
「ほう、初の共同作業ってヤツか? ショーン」
 琥珀姫と一緒に二人を護るヴァーミリオンの軽口に、引きつる口元。
「……撃ち殺しましょうか? アイツ」
「……嫌かい?」
「え……」
 見上げる彼女を見て。戸惑って。自分も、微笑む。
「……いいえ」
 支え合う二人を、背中越しに。最古の魔女は、確かに見る。
 いつか叶わなかった、幸せの未来。その、光景。

「……気づいてるかい? 皆……」
「はい……」
「無論だ……」
 テュポンの雷撃に耐えながら、皆はクリストフの問いに頷く。
「来るわ……」
「矢弾は一発……俺達も、大概だ……」
 口内の血をペッと吐いて、トールが言う。
「次はない。決めるぞ……」
 決意を込めるシリウスの声に、リチェルカーレとアリシアも。
「腹を決めたか。良い覇気だ」
 楽しげに笑うテュポンが、吼える。
「さあ、見せてみろ! 人なる種よ! 貴様らの矜持を! 魂を!」
「ああ!」
「望み通りに!」
 皆が、走る。迎え撃つ、幾条もの稲妻。止まらない。神々の加護と、魔導書の助力。全てを、束ねて。
「ヴァハハハハハ! 良いぞ! 良いぞ! 実に良い! その様! 輝き! 流石は最強の御方が認めた戦士! もっとだ! もっと魅せろ!」
 削られ散り飛ぶ蛇鱗と共に、歓喜の叫びを上げるテュポン。振り放つウコンバサラの一撃を、光鏡とネメシスが弾く。
「シアちゃん!」
「はい!」
 アリシアとリチェルカーレ。渾身で放つ、禁符の陣。
「馬鹿め! 魔術は……」
「いいえ!」
「負けません!」
 二人の声に答える様に、テュポンの権能を陣が超える。
「おおぅ!?」
 驚愕と感嘆に震える古龍。頭上に、気配。紅い大気の向こう。輝く太陽を、背に。
「開けてもらうぞ……」
 告げるシリウスの手。光を纏う、アステリオス。
「俺達の、道を!」
 落ちる青。蒼を貫き、翼を裂く。
「ヴァハハハ! 素晴らしい! 素晴らしいぞ! ならば、我も見せよう!」
 制御を失う身体を反転させ、宣言するテュポン。
「ベリアル(我ら)の、矜持を!」
 巨体を覆う、暴風と稲妻。猛り荒ぶ、竜巻と化す。
「連れて逝くぞ! 貴様らも!」
 轟音と共に、堕ちる。真っ逆さまに向かう先には、共に立つショーンとレオノル。
 見上げ、ランキュヌを構える二人。
「ドクター……」
「大丈夫。怖くないよ……」
 頷き合い、重ねる手に力を込める。
「これが……俺達の答えだ」
 告げる、別離。
「とっとと、果てろ!」
 放たれる、蜃の矢弾。巻き込もうとする風を切り裂き、真っ直ぐに竜巻の中心へ。
 一瞬の、空白。そして。

「見事……」

 炸裂した破心の神気が、テュポンの回路を通じて戦場を駆け巡る。
 力を失い、堕ちる視界が捉える。
 矢を番える、サクの姿。
「ねぇ」
 彼女が、言う。
「素敵でしょ? 人って」
 薄く返す、笑み。
「おやすみなさい」
 走る、尊厳の矢。
 偽りの雷帝は、満ち足りた思いで受け入れる。

 群魔の軍勢(レギオン・アーミー)、再召喚及び権能行使、停止。

 ◆

 振るわれたフルンティングが轟火の軌跡を描く。リンファが、化蛇の合口を切る。
「万象浄災!」
 吹きうねる水の蛇が、皆を炎の渦から守る。負荷に耐えるリンファの頭上。降り落ちる灼熱の岩石。ラファエラのソニックショットとナツキの氷結斬が、可能な限りを破砕する。次々と地を砕く残りの炎岩。
「その武器で、性根を叩き直せるんならやってみろよ!」
 啖呵を切り、挺身護衛で捌くエフド。
 視界には、配下を連れて疾走してくるスケール5達。
 迎え撃つラニとラス。ルーノの禹歩七星を受け、連れそう仲間達と共に。
「今までのベリアルとは違う! 連携は当然だと思った方がいい! オレ達が考える事は、向こうも思いつく可能性があるぞ!」
「分かってる! 要するに『舐めるな』って事よね!?」
 出し惜しみは悪手。全力で。
「マリー!」
 マリエルに向かってきた破片をタロット・ウォールで弾くリントヴルム。肩越しに見た、彼女の姿。
「無茶はしないで! 君達は……」
 カルタフィリスであるマリエル達に、回復魔術は効かない。自動回復の能力があるとは言え、リスクは高い。
「分かってる。でも、私は戦いたいの」
 シャドウバインドを展開するマリエル。
「迎え入れてくれた世界に、貴方達に、報いたい」
 縛った相手は、スケール5。抵抗を、渾身で抑える。
「マリー……」
「分かってください。リント」
 飛び出す、マリー。
「それを成して、初めて私達は歩む事が出来るのです」
 繰り出した拳撃。打ち倒す。
「貴方達と、共に……」
「リーちゃん……」
「腹を決めろ。リント」
 続くベルロックが、彼の肩を叩く。
「一緒に行くんだろう? その道を」
「……ああ、勿論さ!」
 見据える先には、まだ多くの。
 けれど、必ず。

 ヴリトラが吐き出す炎岩が降り注ぐ。襲い来る、ベリアル達。
「うわぁあ!」
「ステラ!」
 爆炎に炙られて転がるステラを、化蛇で消し止めるリンファ。
「大丈夫ですか!? ステラ!」
「だい、じょうぶだ……まだ……」
 荒くつく息に、声が重なる。
「悲しいな……」
 見上げる先。深紅の、灼眼。
「悲しい事だ。その様な弱き腕で、抗わねばならぬとは。誠、誠……」
 ゆっくりと上がる、ヴリトラの前脚。
「悲しい事だ!」
 轟音と共に地を踏み砕く。走る亀裂から迸る、灼熱の溶岩。
「!」
 逃げる間もなく。せめてもとステラを抱き締めた、その時。
「絶対防御ノ誓イ!」
「ルーナ―プロテクション!」
 間に滑り込んだ令花と和樹が、共に防御。押し切られる寸前、後ろに控えるラヴィが相殺した。
「ケガないか?」
 気遣う和樹に、頷く。まあ、ケガはあるけど。
「来るぞ! 放て!」
 ラヴィの指示。魔女達が魔法弾を放つ。ベリアル達も応戦。弾ける弾幕。守りの後ろで、リンファ達に駆け寄る少女。
「大丈夫?」
「あ、おまえ……」
「ハニーさん……来ていたのですか……?」
 驚く二人に『モチのロン』と笑いかけ、治療を始める『養蜂の魔女・ハニー・リリカル』。
「しっかりしてね~。次の直売会じゃ、貴女達にはハニーの新作着てもらう予定なんだから」
「新作……?」
 嫌~な記憶。引きつる、リンファ。
「いや~、いっつも売り子には不便しててさ~。今回はもう『二人』も確保したし、貴女達にも来てもらえりゃ、百人力だわ」
 二人……。いる。確かに、思い当たるのが。
「だからさ……」
 薬蜜を塗ったステラの手を包んで、笑う。
「頑張ろう!」
「……おう!」
 笑って、頷いた。

「ちっくしょ~! 何なんだよ~!」
「ビクともしないじゃないか~!」
 ヴリトラを攻撃する魔法少女達が、反則級の固さに嘆く。
「泣き言を言うな! ヴリトラが駄目なら他の連中を狙え! それなら通るだろ!?」
 彼女達を率いるクォンタムが、半ギレで檄を飛ばす。
「いやでも、あっちはあっちでクソ強くて……」
「やかましい!」
「ひぃ!」
「術師連中が致命攻撃をするまでの辛抱だ! 攻撃は、最大の防御! 撃ちまくれ!」
「そんな適当な……」
「何だ悪いか! 現状、これが最善だろう?!」
 かなり鶏冠に来ている模様。
「兄さん、アンタの相方でしょう? 何とかしてよ~」
「う~ん、無理!」
 蒼衣の民と共に戦っていたメルキオス。魂の願いをアッサリ却下。
「いや~、彼女の口から攻撃は最大の防御なんて聞くとは思わなかったよねー。まぁ、そんなこと言ってられない状況だしねー」
 見晴らす限りの敵。絶対防御の、怪物。
「レムとディアナちゃん、頼むよ~」
 届ける声は、少し真剣。

「……私達が抑えに回る。君達が、向かってくれ」
「ルーノ!?」
 乗っていたドッペルから降りたルーノの言葉に、ヴォルフラムとカグヤが驚く。見れば、防御線を抜けて追ってくるスケール5数体。
「でも……」
「どっちかが行かなきゃ、ヴリトラは止められねぇ! 高スケール相手なら、黒炎持ちの俺らの方が適任だ! 行ってくれ!」
 ナツキの言葉に、もう一度視線を。悩む暇はなかった。
「行こう、カグちゃん!」
「でも……」
「ヴリトラを墜として『最操』を崩壊させなきゃ、ジリ貧だ!」
「……!」
「僕達の、やるべき事を!」
「うん!」
 走り出す二人を見送り、敵と対峙するルーノとナツキ。相手の目に見える、強い意志。
「お前達に心があっても、怯まない……」
 見据えるナツキが、呟く。
「何が相手でも負けられない……。アークソサイティも、この世界も……」
 正眼と共に構えるホープ・レーペンを、黒炎が彩る。
「守るって決めたんだ!」
 決意の声を辿り、ルーノも告げる。
「今更危険だ面倒だ等と言いはしない。この我儘を! 意志を!」
 取り放つ符が、不退の意思を示す如く陣を張る。
「持てる力を、尽くし通させてもらう!」
 ベリアル達が、微かに笑む。
 嘲笑でも。
 侮蔑でもなく。
 ただ、その気高さを称えて。

 辿り着いたのは、ヴリトラの足元近く。危うい位置取りだが、イザナミの力もまた脅威。距離を取り、万が一暴走を許せば。
 緊張と、確かな恐怖。乱れる鼓動を抑える様に、胸に手をやるカグヤ。
「皆に気を取られて、気づいていない。大きいのも、考え物だね」
 ヴリトラの巨体を見上げながら、ヴォルフラムは頷く。
「じゃあ、始めるね……」
「カグちゃん……」
「大丈夫……絶対、成功させるから……」
 心配する彼に微笑んで、静かに座する。
 左の掌に浮かぶ陰陽図。胸に抱き、目を閉じる。
(お願い……)
 手の中から、陣が開く。
 蝕む様に覆っていく、蒼の文様。
 願いの先で、蠢く。

「……来たのか?」
「……うん」
 胸の陰陽図が光り出すのを見止めたレムに、薄く目を開けて頷くディアナ。
「出来んのか? あの姉ちゃん」
「さあ……」
 薄く笑って、小首を傾げる。
「どうかなぁ……?」
 微か微かに、音が鳴った。

 心臓の吐いた異様な鼓動に、カグヤは悲鳴を上げた。
 悍ましい。
 身体の奥。魂の、底。
 居た。
 昏い。昏い。何か。
 燐火が見上げ。枯れ枝を伸ばし。ゆっくりゆっくり。爪を、立てる。

「カグちゃん!」
 人のモノとは思えない声を上げる、彼女。
 蹲り、苦しむその身に駆け寄ろうとした瞬間。
 殺気。
 振り向いた先。幽鬼の様に佇む影。
 小太刀二刀。紫髪の少女。
「スケール、5……」
「その方が、そちらの要か?」
「……だとしたら?」
 ゆっくりと抜き放つ、刃。
「獲らせて、いただく」
「させないよ!」
 疾風の速さ。振るう斧を擦り抜け、脇腹を撃つ。
「ぐっ!」
 こみ上げる嘔吐感を飲み下し、転倒だけは避ける。追撃は来ない。佇んだ少女が、えづくヴォルフラムを見下ろす。
「……何さ……?」
「ヴォルフラム・マカミ。其方に、問う」
「……知ってるの? 僕の事……?」
「然り。今の我らは、最操の御方の記憶を共有している。其方達の事、全て。其を前提に、聞け」
 小太刀を下げて、一言。
「何故、人に与する?」
「……は?」
「其方は、『実験台』であろう」
「!」
 過去の痛み。過ぎる。
「人に蹂躙され、翻弄されたその身。何故、人を守る? 戦う?」
「………」
「知る筈だ。愚かさ。悍ましさ。悪辣さ。なのに、尚『そこ』に立つは何故か?」
 問いかける。ただ、純粋に。
「如何?」
 こみ上げる。怒りではなく、笑いが。
「何だ……君達は、そんな事も……分からなかったのか……」
 ユラリと立つ。見つめる、少女。
「そうさ……」
 呟く。
「此処は、クソみたいな国さ……。世界さ……」
 争いは絶えず。怨嗟は消えず。悲しみに、満ちて。
「けどね……」
 その暗闇の中、輝くモノが。
 小さくて。
 儚くて。
 か弱くて。
 けど、確かに。
「けどさ」
 その光が、救ってくれた。
 彼を。
 『彼女』と言う、形を成して。
「此処が、僕の生まれ育った国だから! 世界だから!」
 そう。
 苛んだのが世界なら。
 出会わせてくれたのも、また。
 そして、それはきっと他の命にも。
 だから。
「壊させる訳には! いかないんだ!」
 振り絞り、振りかざす。
 少女が、小太刀を抜く。
 捧げる、一言。
「……敬意を……」
 疾風。真っ直ぐ、彼の中へ。

 大斧を振り下ろそうとしたスケール4が、細切れになって散った。
 ハッと見上げた令花の前で、血染めの刃を振るう男。派手に浴びた返り血の呪いは、『無明の賢師・アウナス』によって無効化される。
「何をしている。さっさと立て」
「デイムズ卿……」
 駆け付けた和樹とリンファを見て、『デイムズ』はつまらなそうに。
「ラヴィの弟子と、ヨセフの犬か。この程度も散らせぬとは、な」
 また、切り捨てる。
 強い。単純に。
 呟く、リンファ。
「貴方も来ているとは、聞いていましたが……」
「対価だ。ヨセフ殿に貸しを作ったままでは、寝覚めが悪い」
 会話の隙をつく様に、また。けれど。
「そう憎まれ口を叩くモノではないのである」
 落ちてきた巨体が、巨盾で阻む。そのまま、あっけなく叩き潰した。
「おー、おっちゃん!」
「無事であるな。娘」
 手を振るステラにサムズアップし、『大ヘラクレス』は豪快に笑む。
「余計な真似を」
「守りばかりでは、鈍るのである」
「大ヘラクレス、貴方も……」
「良く持ちこたえたである。お陰で、間に合ったのである」
 示す先を見れば、エフド達の元にも援軍。『ロノウェ』や『デンジ』始めとする、教団幹部達の姿。
「局長達……」
「これなら……」
「緩めるな。死ぬぞ」
 安堵の声を漏らした令花と和樹に釘を刺すと、歩み出すデイムズ。
「死神とやらの顕現まで持たせる。その気があるなら、ついてこい」
「は、はい」
「エラソーだな。でも、いくぞ!」
 追随するリンファ達に続こうとした令花と和樹を、大ヘラクレスが呼び止める。
「ラヴィ殿は、無事であるか?」
「……はい」
「お師匠様が、やられる訳ないでしょ?」
「そうであるか……」
 静かに、言う。
「後で、礼を言いたいのである。お前達の力と、ラヴィ殿の言葉があって、あの偏屈は戻れたのである。お陰で、また共に戦う事が出来たのである」
 そして、無双の英雄はニカリと笑う。
「ありがとうで、ある」
「……はい!」
 頷き合い、三人もまた走る。

 リンファが、気づく。
 デイムズの剣。かつて感じた邪気が、消えていた。
「……もう、『転魔』は使っていないのですね……」
「必要ない」
 返された言葉。何かを、感じる。
 だから。
「……貴方の罪の数々は、許されざる行いです……」
 告げる。彼は、視線を向ける事もしない。
「……ですが、もう一度妹と話せた……。その一点において、私は数奇にも幸福でした……」
 少しの間。そして。
「そうか」
 それだけ言って、歩を速める彼。その背中に、かつての上司の想いを見る。
 少しだけ、嬉しかった。

 かけられた声と感じた熱に、カグヤは我に返った。
 這い上がってくる、『死』の感触。耐える事もままならず、逆に引きずり込まれそうになった自分。
 誰が……。
「良かった。戻って、来たのね……」
 声に、振り返る。
 霞む視界に、映る顔。
 『サクヤ』と、『サヨ』。二人の、姉。
「上姉さま……下姉さま……」
「私達だけじゃ、ないよ」
 そう言って、サヨが示す。
 佇むベリアルの少女。立ちはだかるヴォルフラムと、もう一人。
 熱い風に揺れる、ミッドナイトブルーの髪。見慣れた、大きな背中。
「父さま……」
「カグヤ、見て……」
 差し出されたサクヤの掌を見て、息を飲む。
 朱く刻まれた、陰陽図。イザナミの蝶の、証。
「上姉さま……」
「父さまも、よ……」
「!」
 向けた視線の先に、確かに見る。父の手の中に満ちる、朱い光。
 絶句するカグヤに、言う。
「例え貴女が及ばなくても、後の道は私達が繋げるわ。だから思いっきり、頑張って」
「ただし、参っちゃう前にね」
「姉さま……」
「カグヤ……」
 聞こえた声に、彼を見る。
「見せてくれ。お前が選び、歩んで来た道を。その答えを。私と、そして……」
 かける言葉は、あの女(ひと)の為に。
「レティシアに」
「……はい」
 強く頷いて、目を閉じる。
 再び誘う、願い。
 また、蠢く。這い上がる、死の感触。
 でも。
(怖くない……)
 周囲に、『命』が満ちていた。
 姉達。
 父。
 母。
 そして、彼。
 全ての命が。愛する者達の鼓動が、彼女を引き戻す。
 抱き締める。
(私が、出来なかったとしても……)
 頼もしい。そして、ただ嬉しい。
 寂しかった子供の頃は、思いもしなかった。
 こんな風に、一緒に立ち向かう事が出来るなんて。
 だから……。
「私のやれる事、精一杯やるから!」
 扉が、開く。

――人は、正しく愚かしいのでしょう――。
 誰かが、言う。昏い、光の中で。
――それでも、その愚かさの中で、大切な手だけは決して――。
 とても、嬉しそうに。満ち足りた様に。
――だから、やつがれは最期まで――。
 そう、だから。私も。
――ならば、参りましょう――。
 優しい、声。
――カグヤ様。そして――。

――愛しき、方々――。

「ぬわぁ!」
「な、何だ!? こりゃあ!」
 戦場を覆う蝶の群れ。
 舞い散る青と、黒の羽。
 戸惑う皆の中、クォンタムが確信と共に仰ぐ。
「来たか!」

「ぬぅ!?」
 異変を感じたヴリトラが、フルンティングを振るう。放たれる炎波。けれど、全てを嘗め尽くす筈のソレは降り落ちる青燐の中で瞬く間に枯れ消える。
 続けて、溶岩。結果は、同じ。
「ならば!」
 術者諸共。カグヤ達を薙ぎ払おうとしたその時、地を割って飛び出す影。八つ。ナツキが、叫ぶ。
「ルーノ、あれ!」
「『火雷大神』!」
 それは、古の荒神。彼女の、魂の具現。
「そうか……」
 微笑む、ルーノ。
「来てくれたのだね……。貴女も……」
 そう。
 彼女もまた、未来を願う仲間だから。

「うぉおお!?」
 黒雷を纏った獣牙に動きを封じられたヴリトラが、呻きを上げる。
「此れは……人が、此れ程の……!」
 上げた視線の先に、蝶が舞う。燐火の中から鳴る、虚神の歌。
「……フ、ファハハ……そうか、そうか……」
 全てを悟り、理解する。
「神を捻じ伏せ、死すら牙とし、業を背負い、尚生き足掻く。それが、人の生き様……」
 ゆっくりと持ち上がる、白痴の面。
「悲しい事だ……。辛き道だ……。だが……」
 開く、青燐の目。邪視。
「素晴らしい事だ!」
 貫く、告死。
 全てを受け入れ、偽りの石皇は砂と帰す。
 確かな答えを、焼き付けて。
 死が、巡る。

 群魔の軍勢(レギオン・アーミー)、戦闘継続能力・崩壊。

 ◆

「これが、イザナミの権能……。味方につけると、何と強力な……」
 リンファが感嘆の声を漏らした時、それが聞こえた。
 静かに唸る、ステラの声。
「ステラ……?」
「くる……」
「え……?」
 戸惑いの向こう。
 歯車が、回る。

(……テュポンとヴリトラが、堕ちましたか……)
 昏い輝きの中で、彼女は思う。
(ならば、おいでなさいの。子羊達。わたくしの、元へ。証を、届けに……)
 何処か嬉しげだった顔が、ふと曇る。
(無粋な……真似を……)

 戦っていたスケール5が膝を付くのを見て、ベルロックは刃を止めた。
 肩で息をしながら、ベリアルの男は言う。
「……お前達の、勝ちだ……」
 周囲を見回す。戦いの音が、止んでいた。
「殺すがいい……。我らを。同胞の、仇を。其れがお前達の、権利だ……」
「……決めるのも、俺達の権利だ」
 悔しげな、それでも何処か清々しげな男にそう告げ、ベルロックは刃を収めた。
 
 『ソレ』は、見ていた。
 全てを。
 全部を。
 そして、結論付ける。
 行動、開始。
 淡々と。
 ただ、淡々と。

「……え……?」
 ピクリと動く、ナツキの耳。
「どうした? ナツキ」
 ルーノの問いに、答えは返らない。
 彼は、見つめる。
 その、方向を。

「……ラス……」
「ああ……。まさか……」
 ラニの身体が震える。
 忘れない。
 忘れる、筈がない。
 この、冷たい殺意。

「これ……? え……」
 サクの見つめた空間。
 ピシリと、割れる。

 誰かが叫んだ。
 砕ける空間。
 迸る、白の極光。
 触れた全てを蒸散させ、一直線に。
 射線上にいたベルロックを、ベリアルの男が突き飛ばす。ニヤリと笑む彼を飲み込み、真っ直ぐ地平の果て。
 思わず伸ばした手。欠けた刃だけが、ポトリと落ちた。

「何だ……アレは……」
 稼働音と共に、割れた空間から現れた『ソレ』。ショーンが、息を飲む。
「ヨハネの……使徒……? 大きい……」
 レオノルの声も、震える。

「ベリアルの連中まで、巻き込みやがった……」
「仲間じゃ、ないの……?」
(……馬鹿な事、言わないでいただけますの?)
 エフドとラファエラの呟きに、思念が答える。
「コッペリア……!」
「どういう、事だい……?」
(使徒はあくまで、主の創った『道具』。従者と庭の掃き帚を一緒にされては、たまりませんの)
 シリウスとクリストフに不本意そうに答え、魔姫は続ける。
(アレは、『支配皇機・デウスマギア』。世に放たれた全ての使徒を統率する、マスター機ですの)
「全ての使徒を……統率……?」
「じゃあ、アイツのせいで村やシィラが……」
 震える、ラニとラス。
(本来なら、主の統制下にあるのですが。主があの様になったせいで、自立行動を始めましたのね。まあ、ぶっちゃけ……)
 キッパリ。
(『道化』のせいですわねぇ)
「……メ・フ・ィ・ス・ト……」
「余計なオマケ付けてんじゃないわよ! あのポンコツ魔女ー!」
 キレるトールとリコリス。
 風評と言えないのが、何とも。
 
 不気味に稼働するデウスマギア。その周辺にも、ヒビ。割れ目を広げ、次々と這い出して来るヨハネの使徒達。
「まずい!」
「皆、もう……! 止めないと!」
(何処に行きますの?)
 冷たい、コッペリアの声。皆の足が、止まる。
(まだ、終わってませんのよ?)
「コッペリアさん……」
 悲しげなリチェルカーレの声も、切り捨てる。
(不測とは言え、全ての事象は必然。ならば、此れも人が超えるべき課題。叶わなければ、せめても……)
 冷酷に、告げる。
(ベリアル(わたくし)が、滅ぼします)

 沈黙。
 やがて、クリストフが告げる。
「行ってくれ」
「クリス……」
 躊躇うシリウスの肩を、イザークが掴む。
「……死ぬなよ。ここまで来て」
「当然さ」
 頷き合い、別れる。
 果たすべき、最後へ。
「コッペリアさん……」
 少しだけ振り返り、アリシアが呟く。
「出来る事なら、貴女とも手を取り合いたかった……。ブリジッタさんや、あの方達とは、それが出来たのだから……」
 せめても、届けば。

「任せた」
「ああ」
 頷き合い、拳を打ち合わせるルーノとナツキ。
 走り出そうとしたナツキを、すれ違うラニとラスが呼び止める。
「すまない、ナツキ。オレ達の分も、持って行ってくれないか?」
「ラス?」
「ホントは……、あたし達でぶっ壊してやりたいんだけど……」
 使徒達を睨み、悔しげに。
「やらなきゃいけない事、あるから……。あたし達だけじゃなくて。皆の、為に……」
 二色の瞳。
 そこにあるのは、かつての憎悪に染まったソレではなく。守る決意に満ちた光。
 そう。彼女達には、もう。
「分かった、任せてくれ!」
「お願い」
「頼む」
 また拳を打ち合い、走り出す。
 そんな彼に、追随する者達。
「……友に心願を託されるか。武士冥利に尽きるな。ナツキ」
 並ぶ『源隆斉』が、笑う。
「ならばその誉れ、我らも分け前に預かるとしよう」
『万斉』も、また。
「大丈夫なのか? 皆だって、もう……」
「侮るなよ。これしきの傷や疲労、如何程のモノと?」
『茜』も、不敵に。
「使徒殺しは得手。存分に散らします」
 力強く、『葵』。
「我ら、『真神武士団』の御名において!」
 付き従う猛者達が上げる、時の声。
 まだ、絶えない。
 力も。
 想いも。

「黒幕にしては、力技ね。カレナとアジ・ダハーカみたいな陰湿なネタはもうなし? なら、悪趣味なゲームは終わりよ」
 目の前で渦巻く『境界』を見上げたラファエラが、ボロボロの体で笑む。
 踏み出す前。
「俺がやられる前に、済ましてくれよ?」
 エフドの軽口に頷いて。
「コッペリアが何か言ってきたら、唾を吐いてあげて。貴女達のやってる事は、余計なお世話なのよって」
 リコリスの言伝に苦笑して。
「絶対、守るからね!」
 ラニの言葉に、『頼む』と返して。
 踏み入れる。
 最後のベリアル。
 神の審判者が待つ、その場へと。

「来ます!」
 リンファの声に、散開する。
 一瞬遅れて迫る、極光。触れた万物が、蒸散する。人も。ベリアルも。
「……ベリアルまで滅ぼすつもりか……?」
「用済みって事? いや……」
 乾いた笑みを浮かべる、リントヴルム。
「そもそも、そんな感情もありゃしない……か」
「そんな、モノに……」
 ベルロックの心が、燃える。誰の為かは、分からないけど。 
 
 砲撃の後を追う様に、レーザーをばら撒きながら迫る使徒達。前脚が跳ね上がり、展開する光刃。黒炎を残していた者達は、解号を。ヘスティアの力を、願う。尽き欠けの力。少しでも。ルーノが呼ぶのは、三柱の御名。空が、輝く。
『……戦士の戦いに、泥を塗るか……』
『……お仕置きが、要り様でありんすなぁ……』
『ここで終わりになんて、させない……』
 『軍神・オーディン』。
 『覇天の雷姫・アディティ』。
 『ヴァルプルギスの守神・リシェ』。
 三柱が落とす、裁きの権能。
 迸る雷撃と、緑風の刃。そして。
 流れた星々が戦士となって、全ての使徒に深い一刃を与える。
 『ワイルドハント』。天に導かれた魂の、帰還。
 一機の使徒を捻じ伏せた魂が、駆け抜けるクリストフに呼びかける。
『……生きろよ』
「……ああ……」
 いつか交わした、約束。
 もう一度。

 目を開ける。
 煌めきの向こう。待っていた。
 薄く笑って、手を上げる。
 優しく。
 愛しく。
 迎え、抱く様に。
 囁く意思は、一つだけ。
「さあ、いらっしゃい」

「……初めて会った三強だから、最後の挨拶くらいしたいわねぇ……」
 彼女がいる筈の方向を見ながら、呟くサク。でも、すぐに向き直って。
「そんな暇、なさそうだけど」
「ちょっとサクラ、何してるんですかー!?」
 喚くキョウに『ハイハイ』と答え、弓を構える。
「じゃあ、気分良く殺させてねぇ」
 滾る憎悪を、解き放つ。

 目の前に現れた、巨大な紫の結晶。煌めきの中に立つ少女に、イザークは告げる。
「待たせたな。コッペリア……」
 少女は微笑んで、手招く。
 作法は、知っているだろうと。
 取り出す、ライム・ブルーム。
 解号。
 カグヤ、リチェルカーレ、シリウス、令花、和樹、そして、あおい。
 頷き合い、手を伸ばす。
 輝く鏡面。映る自分に捧げる様に。
 押し当てた、黒炎。
 手。
 光の向こう。魔姫が笑む。

「皆、受け取って!」
 ボロボロのセルシアが、宙に向かってダガーを放つ。転移を願い、送る先は皆の元。突き刺さる毒。力と変わる。
 雄叫びと共に、ぶつかり合う黒炎と光刃。
 圧倒的な戦力。潰える寸前の、力。
 削られる、命。
 それでも。

「斬り倒せというなら、いくらでも相手になってやるぞ!」
 刃をぶん回しながら怒鳴るクォンタム。
 使徒より彼女にビビる、魔法少女一同。
「殺せばいいのか? いや、違うな? 壊せばいいのか? あぁ、やってやろうじゃないか!」
「……うーん……。相棒が敵の多さにキレたー。こわーい!」
 流石にちょっと引きながら、後ろを見るメルキオス。
(……さて、間に合うかなぁ……?)
「おい!」
 相棒の声に振り替えると、発射態勢に入った主砲。
「やばっ!」
 咄嗟に避けた後を貫く閃光。追って、何体かの使徒が抜けていく。
「あっちゃー!」
「何やってる、馬鹿者!」
 思いっきり、ぶん殴られた。

 フィーニスは、世のあらゆる事象から生ずる『負』の結晶。
 万物への否定である其れは、触れたモノ全てを否定する。
 流れ込む、負。
 蝕まれる心。苦悶を、上げる。

 霞む目で、隣りのシリウスを見たリチェルカーレ。彼の手が、刃を握りしめている。
 止めようとは思わない。彼も、望みはしないから。
 手を重ね、握りしめる。この痛みも、共に。
「コッペリアさん……」
 輝きの向こうの、彼女に囁く。
「わたしは、逆だと思う……。悪意も弱さも、相手を想う気持ちがあれば乗り越えられる……」
 あえかな、願い。だけど。
「完璧じゃなくていい……お互いが、助け合えれば……」
 無理じゃない。証明してきた。してくれた。
「わたしは今を……そんな未来に繋ぎたい……」
「そうだ……」
 シリウスの、声。
「……他でもない彼女が、未来を信じるのなら……」
 握り返す、手。
「神ではなく……俺は、リチェの願いにかける……」
 否定は、無かった。見つめるその目が、不思議と優しくて。
 嬉しかった。

「大丈夫か……? 和樹君、令花君……」
「大丈夫……です……」
「こんなモン、どうって事……ねぇ!」
 苦悶の中、気遣うイザークに笑顔を返す二人。
「お師匠様だって……やったんだ……」
「大事な人の……為に……」
 だから。
「だから、オレも……」
「私も……」
 大事な、世界の為に。
「みんなで半分こです(だぜ)!」

 不思議と、怖くなかった。
 マヤと、イザークさんがいるから。
 伝わる、心配。それでも、『行こうか』と言ってくれた。
 だから、答える。『はい、行きましょう』と。
 そう。
 何処までも。

「あおい……」
「大、丈夫……やれます……」
 返す声が、擦れる。
 覚悟はしていたけれど、引きずられる。
 引き離そうとする彼に、『駄目』と言う。
「世界を守る為なら……任務の為なら……」
 言いかけて、やめた。
 そうじゃない。
 本当は。
「……いいえ…それだけでは、なくて……」
 言わなきゃ。
「イザークさんと、クリスマスのあの日に約束したから……」
 この人と、ずっと。
「私は……」
 その為に。
「私は、貴方と、歩んでいきたい!」
 驚いた、彼の顔。そして、本当に嬉しそうに。
「……プロポーズ、確かに受け取ったよ」
 言って、くれた。

「プロ……イ、イザークさん! 最後まで気を緩めないで下さい!」
 真っ赤になる彼女が、心から愛しい。だから、言う。
「そう言う訳だ。コッペリア」
 キッと見据えて。
「終わりにさせて貰うぞ。俺達の未来の為に!」
 コッペリア。呆れ顔。
「何を今更……。散々、言ってたでしょうに」
 ん?
「……何を、言っている?」
「だから、魔術真名とやらで毎回言ってたですの。アレの意味は……」
 全身の血が一気に下がって、上がる。
「ま、待て! 貴様、分かるのか!?」
「伊達に頭脳労働専門やってませんの。と言うか、教えてませんでしたの?」
「い……いや、それは……!!!」
 負の権能以前の問題で逝きそうなイザークを眺め、フッと笑うコッペリア。
「まあ、わたくしが言うのも野暮でしょうし。自分でお言いなさいの」
「お……恩に着る……」
 楽しそう。

「……来たぞ」
「まあ、想定通りね」
 エフドとラファエラが、防御線を抜けて迫る使徒の群れを見据える。
「さて、フラグ折りと洒落込むか……」
「何?」
「いや、何でもない」
 お返しは、まだ早い。

「通さないよ。いくらだって倒す。いくらだって、なぎ倒してやる」
「……随分と、脳筋だな」
「何とでも言ってください。そうやって切り開いて、此処に居るんです」
 何か辛辣なカグヤの父に、そう返して胸を張るヴォルフラム。
「お義父さんこそ、死なないでくださいよ。孫の顔、見たいでしょ?」
「誰がお義父さんだ。まだやるとは言ってない」
「いえいえ。カグちゃんはもう、僕のモノですから」
「……おい、お前ら何処まで……!?」
 笑い堪える、姉二人。
 
「……やらせない。もう二度と、アンタらなんかに奪わせない!」
「あの時のオレ達じゃない。守って見せる……。今度こそ!」
 握り締めるラスの目に、迫る機影。閃き、降り注ぐ閃光。切れた頬が血を散らしても、構いやしない。
「来い! ガラクタぁ!!」
 天叫の双刃が、吼えた。

「うおお!」
 猛攻を仕掛ける使徒に、渾身で抗うベルロック。
「奴らは、敵だ……。交わる余地もない、敵だ……」
 感情のない、レンズの眼。今際の、笑みが重なる。
「それでも、貴様らにだけは!」
 輝くレンズ。閃光が穿つ瞬間。
 弾く、タロット・ウォール。絡む、シャドウバインド。貫く、拳撃。
 崩れる使徒に、ベルロックが止めを刺す。
「貴方の怒りは……」
「私達の怒りです」
「一人で気張っちゃ、駄目だよ」
 傷ついた顔で笑う恋人達に、感謝と共に頷いた時。
 叫ぶ、アリシアの声。

 デウスマギアが、砲門を開く。同時に、四方に展開した使徒達も発射態勢。
 一掃殲滅の布陣。 逃げ場が、ない。
「鬼門封印を……。皆さんは、逃げて……」
「……馬鹿を、言わないでくれ」
 覚悟を決めた顔で立つアリシアに、クリストフが寄り添う。
「約束したんだろう? エルリアに」
「クリス……でも……」
「俺だって、望んでるんだよ?」
「……!」
 俯く彼女の頬を、撫でる。
「行こう、未来へ。二人……いや、皆で」
「……はい」
 重ねた手が、ロキを掲げる。
 せめても。いや、決して。

「……やらせねぇ……」
 血を吐きながら、ナツキが呟く。
「任せたって、言われたんだ……」
 ルーノの顔。仲間の顔。そして……。
「絶対に、やらせねぇー!」
 襲い掛かる使徒を、渾身で断ち割る。
 散り飛ぶ残骸の向こうで、溢れる極光。飛び出すネメシスが見える。防ぎ切れない。
 慟哭が、響く。

 気づいたのは、彼女だった。
「ああ、そうですの……」
 ちょっとだけ、溜息をついて。
「まあ、好きになさいの……」
 呟く声は、誇らしく。

 落ちた巨盾が、極光を弾いた。
 回る鎖刃が、使徒を裂いた。
 呆然とする彼らに、笑いかける。
『へえー。アリシアさんが、お嫁さんっスか』
『この非常時に、見せつけるモノです』
 夢かも。
 幻想かもしれないけれど。
 今確かに、『彼女達』はいた。
 ほんの少し紡いだ、絆を辿って。

『……この者達は、認めし宿敵……』
『魂無き木偶にくれてやる程、安くはない』
 使徒のコアを貫いた手刀を引き抜き、四人の闘士が告げる。
「君達、は……」
 ヴォルフラムに、かける声。
『久しいな。戦士よ』

「あんた……」
「どういう、事だ……?」
『どうもこうもねぇよ』
 訳が分からないエフド達。ぶっきらぼうに。
『払ってやらぁ。『名前』の、代価くらいな』
 不貞腐れた『蝗帝』が、不機嫌に使徒を蹴り飛ばす。

「何なのよ……? どうして……」
『頼まれました。貴女の『母』と、生まれぬ『兄弟』に』
 戦慄くリコリスに、雲雀の姫は答える。
「何言ってるのよ!? ママは……ベリアルに……皆、あんたが!!」
『そうです。私が殺しました。ベリアルの、『私』が。確かな、事実です。そして……』
 肩越しの瞳が、隣りの彼を見る。
『貴女の母がいたから、私が生まれた。それも、事実です』
「……!」
『許しは、乞いません。意味も、ありません。ただ、今は……』
 ――『あの方』の、為に――。
 羽ばたく翼。
 託された、願いは一つ。

『勘違いすんじゃねぇぞ』
 声も出ない皆に、『最強』だった『彼』が言う。
『贖罪だの、理解だの、そんな糞くだらねぇモンの為じゃねぇ……。俺達を負かした連中が、ガラクタなんぞにかっさらわれんのが我慢ならねぇ。これは……』
 上げた親指が、ビッと自身の胸を示す。
『俺達の、誇りの問題だ!』
 一同、唖然。
 コッペリアが、ククッと笑う。
「役目を解かれても、相変わらず脳筋ですのねぇ……」
『うるせぇ。お前はお前のやる事やっとけ』
「はいはい」
 向き直る、彼女。
「もう、言い訳は通じませんの……」
 ニヤリと笑む先。理解し、頷く皆。最強が、吼える。
『てめぇら! さっさと片付けろ!!』

「これは……」
 変容していくロキに戸惑う、クリストフ。
 宿った、『陽光』が説く。
『ま、こーゆー事っスよ。お貸しするっス』
 そして、見つめるアリシアにも。
『アリシアさん。『約束』、っス』
 涙と共に、頷く。

「いいのか……?」
『ソレは、此方の台詞でして』
 問うナツキに、答える『月影』。
『わたくし達の助力など、不本意でしょうが。『あの方』の意向ですので、ご理解ください』
「そうか……」
 微笑む、ナツキ。
「会えたんだな……」
『……はい』
 あの時の、想いは確かに。

「トール……」
「すまない、ララ。理解れとは言わない。それでも、俺は守りたい」
 『彼女』が宿った弓を構え、トールは告げる。
「自分達の選んだ道を信じて、ここまで来たんだ。今更後戻りは出来ないし、神様に言われたからってはいそうですかと従う気もない」
 空に向ける弓。流れる歌。舞う、羽。
「俺は、リコと……」
 広がる、翼の円陣。吼える。
「ララと一緒に、この世界の明日が見たい!」
『そして、それが……』
 重なる、雲雀の歌。
 ――あの方の、願い――。
 吹き上がった羽の風。無数の星となり、降り注ぐ。

 取り囲む使徒達の、一斉射撃。
 掲げ上げる、ロキ。
 展開する、無数の円陣。全ての閃光を残らず受け止め、余さず返す。威力を増したソレは自在に走り、回避も許さず尽く。

 砕け散る使徒の中を、一匹の獣が抜ける。振り上げる、パイルバンカー。狙いは、デウスマギア。
 唸る鉄杭が、皇機の守りを挫く。
「行っちゃえ! ナツキさん!」
 カレナの声に答えて、一匹のワイバーンが舞う。
 反応したデウスマギアの砲門が、上を向く。
 飛び降りる、ナツキ。
「行くぞ!」
『熱血は柄ではありませんが、合わせましょう』
 放たれる極光。突き降ろすホープ・レーペンの切っ先に広がる円陣。回転し、光を潰し散らす。そのまま、一気に。
「これが、皆の分! そして、ラニとラス達の分だ!」
 突き刺した刃。吹き上がる、青の炎。
「堕ちろぉおおお!」
 砕け散る、コア。
 理解不能のノイズを上げて、神の玩具が爆散した。

『……もう、答えなんざ出てんだろ?』
「まあ、そうですわねぇ……」
 降り注ぐ星の中、立ち向かう者達を見つめる。
 もう、揺るがない。
 崩れない。
 続けるだけ、無駄。
 結晶の表面に、ヒビ。だんだんと、広がって。
「やれやれ。全く、我儘だったら……」
 笑う声は、何処か安らかで。
「残るは、主だけ。せいぜい、頑張りなさいの。無様だけは、晒さない様に」
 欠け行く結晶。彼女も、共に。
『勘違いすんじゃねぇぞ。此れっきりだ。主との喧嘩には、手出ししねぇからな』
 当たり前。
 強く、頷く。
「じゃ、楽しかったですの。子羊達」
 彼女が告げた、その時。
「コッペリア!」
 聞こえた、ラニの声。
「一つだけ、アンタに言いたい事があって!」
 傾げる、小首。
「今更だけど……とっても、今更だけど!」
 ちょっとだけ、悩んで。
「……あんたとは、甘味の趣味は合ったわね! それだけ残念、そんだけ!」
「……誘いに乗ってやれなくて、悪かったね。『兄弟』……」
 続いて、ルーノ。
「また、会おう。未来で!」
 ちょっと、微笑んで。
 それが、最後。

 全ては、夢の光と消えた。

「終わった、のか……?」
 真っ青に晴れた空を仰ぎ、呟くステラ。
 喜びは、ジワジワと。
「か……かかっ……勝った~!!」
 弾けて、隣りで呆けるリンファに抱き着く。
「むぶっ!? ス、ステラ! 苦しいです……」
 もがきながら、抱き締め返して。
「でも、本当に勝ったんですね……。えへへ……」
 
 歓喜の声は、後。
 今は、この安らぎを。

 未来に託した、祈りと共に。

 教会の、鐘が鳴った。



神魔大戦
(執筆:土斑猫 GM)



*** 活躍者 ***


該当者なし




作戦掲示板

[1] エノク・アゼル 2020/10/05-00:00

ここは、本指令の作戦会議などを行う場だ。
まずは、参加する仲間へ挨拶し、コミュニケーションを取るのが良いだろう。  
 

[65] 鈴理・あおい 2020/10/29-23:56

NPC関連や記入しないといけない事なと、色々まとめてもらい本当に助かりました。
ありがとうございました、決戦、頑張りましょう。  
 

[64] 桃山・令花 2020/10/29-23:55

プランを書いてきました!
NPCは、魔女のラヴィさんを、魔女さんたちと共闘するように、
また、願望の魔道書叶花は、皆さんの願いを叶えるよう描写してみました(←フレーバーですが)

皆さん、今回も色々とご指導いただきありがとうございました!
分かりやすいまとめをたびたび拝見して状況についていけたし、
勘違いを修正いただき助かりました。
本当に感謝します。

最後から2番目の戦いですね。
お互いに、ご武運を。  
 

[63] エフド・ジャーファル 2020/10/29-23:45

クロードにフォンシラー。今回のお前たちの尽力には頭が上がらねぇ。すげぇぞこの量。  
 

[62] ルーノ・クロード 2020/10/29-23:06

【NPC出撃要請】

※公式NPC
■デイムズ、琥珀姫、クロード(オーウェン)、大ヘラクレス:スケール5担当、共闘を頼む
■セルシア、カレナ:スケール3、4担当。セルシアは第三勢力出現から3R経過時に希望者へ、カレナはデウスマギアへ、スキル発動要請
■セパル、ウボー、セレナ:スケール3、4担当
■魔女組:テュポン戦においてスカイウォーク希望者へ。スケール2を中心に、低スケールへ魔法攻撃
■魔導書・アネモイ:戦闘開始直後、PCをテュポンとヴリトラの元へ転移
 テュポン【ショーン/レオノル、リチェルカーレ/シリウス、アリシア/クリストフ、リコリス/トール、あおい/イザーク、サク/キョウ】
 ヴリトラ【ヴォルフラム/カグヤ、ルーノ/ナツキ、クォンタム/メルキオス、ラニ/ラス、ベルロック/リントヴルム、エフド/ラファエラ、令花/和樹、タオ/ステラ】

※八百万の神々
■1R目に召喚
 ダヌ、エリニュス、ミズナラ(火属性)、シャオマナ(状態異常の常時無効化)
■テュポンとヴリトラと交戦開始時
 ナックラヴィー、桜夜姫
■攻撃系の神を喚ぶ前に召喚
 アウナス(スケール4のポイゾラン封印を依頼)
■テュポンとヴリトラ撃破後
 アディティ、オーディン(A)、リシェ(A)    
 

[61] ルーノ・クロード 2020/10/29-23:06

では、リチェルカーレの発言も含めて、改めて公式NPCと八百万の神についての出撃要請を宣言しておく。
武士団についてはプランに収めることができた、こちらでは宣言する必要はなさそうだ。  
 

[60] クリストフ・フォンシラー 2020/10/29-21:30

ああ、魔女達忘れてたよね。
公式NPC扱いで大丈夫だと思うよ。

ルーノは纏めをありがとう。
そこにリチェちゃんの魔女組のを足したら、あとは大丈夫そうだね。  
 

[59] リチェルカーレ・リモージュ 2020/10/29-21:15

ルーノさん、纏めをありがとうございます。
魔女さんについても、公式NPC扱いで大丈夫でしょうか?
■魔女組
テュポン戦においてスカイウォーク希望者に
スケール2を中心に、低スケールへ魔法攻撃
この辺りをお願いしてはと思いました。
何かありましたら付け足しをお願いします。



 
 

[58] ルーノ・クロード 2020/10/29-19:07

関係者NPCへの指示もプランに組み込むのが厳しければここでの宣言で良いそうだ。
ナツキが後ほど、武士団についての宣言をしに来るそうだ。

その他、公式NPCや八百万の神についての宣言は、クリスのまとめを借りて…これで間違いはないだろうか?
セルシアはひとまず先に発言させてもらった使徒出現3R後、かつ食い違いを防ぐために希望者という事にしてある。

※公式NPC
■デイムズ、琥珀姫、クロード(オーウェン)、大ヘラクレス:スケール5担当、共闘
■セルシア、カレナ:スケール3、4担当。セルシアは第三勢力出現から3R経過時に希望者へ、カレナはデウスマギアへ、スキル発動要請
■セパル、ウボー、セレナ:スケール3、4担当
■魔導書・アネモイ:戦闘開始直後、PCをテュポンとヴリトラの元へ転移
 テュポン【ショーン/レオノル、リチェルカーレ/シリウス、アリシア/クリストフ、リコリス/トール、あおい/イザーク、サク/キョウ】
 ヴリトラ【ヴォルフラム/カグヤ、ルーノ/ナツキ、クォンタム/メルキオス、ラニ/ラス、ベルロック/リントヴルム、エフド/ラファエラ、令花/和樹、タオ/ステラ】

※八百万の神々
■1R目に召喚
 ダヌ、エリニュス、ミズナラ(火属性)、シャオマナ(状態異常の常時無効化)
■テュポンとヴリトラと交戦開始時
 ナックラヴィー、桜夜姫
■攻撃系の神を喚ぶ前に召喚
 アウナス(スケール4のポイゾラン封印を依頼)
■テュポンとヴリトラ撃破後
 アディティ、オーディン(A)、リシェ(A)  
 

[57] クォンタム・クワトロシリカ 2020/10/29-18:25

表明があったので、更新しておく。
前のを写したので、間違いはないと思うが…間違いや抜けがあったらすまない。

※班分け

・テュポン、ヴリトラ対応時
◎テュポン
ショーン/レオノル(【蜃の矢弾】)、リチェルカーレ/シリウス、アリシア/クリストフ、
リコリス/トール、あおい/イザーク、サク/キョウ

◎ヴリトラ
ヴォルフラム/カグヤ(【イザナミ】)、ルーノ/ナツキ(【イザナミ】)、クォンタム/メルキオス、
ラニ/ラス、ベルロック/リントヴルム、エフド/ラファエラ、令花/和樹


・テュポン、ヴリトラ撃破後
◎フィーニス
あおい/イザーク(黒炎担当)、リチェルカーレ/シリウス(接触担当)、令花/和樹(接触担当)
ルーノ(護衛)、エフド/ラファエラ(護衛)、ラニ/ラス(護衛)
リコリス/トール(護衛)、ヴォルフラム/カグヤ(護衛又は接触補助)

◎第三勢力(出てこなければベリアル)対応
アリシア/クリストフ、ナツキ(真神武士団)、ショーン/レオノル(オクト)、ベルロック/リントヴルム(マリー/マリエル)
タオ/ステラ、クォンタム/メルキオス(魔法少女4人)  
 

[56] カグヤ・ミツルギ 2020/10/29-18:10

…色々言ってなかった。
とりあえず、父様と姉様たちは、一緒に、来てもらう…
父様が狂信者で、姉様が陰陽師だから…私が倒れても、二人がしてくれる、かも。

テュポン・ヴリトラ撃破後は……フィーニス護衛に、行こうかな
…私の存在理由、51だから、場合によっては手伝えると、思うし。  
 

[55] リコリス・ラディアータ 2020/10/29-12:42

まとめありがとう。かなりまとまってきたかしら?
公式NPCや八百万への指示はここに書いておいて、各自でプランに書くのは

・関係者NPCへの指示
・ダヌ様の加護をHPMPどちらにするか
・セルシアの黒炎を受けるかどうか
・魔導書の使用タイミング

…くらい?
抜けがあったらごめんなさい。

テュポン、ヴリトラ撃破後の行動、私達まだ言ってなかったわね。
フィーニス対応組の護衛に回るわ。
守るというか、近付いて来た奴を倒す!って感じになりそうだけど。  
 

[54] クォンタム・クワトロシリカ 2020/10/29-01:43

そういえば、言うの忘れていた。
シックザール達がいるなら、マリーとマリエルはたのんだ。
…もとより、呼べるのかどうか?という疑問なだけだったんだが…
魔法少女の方に、まだ誰も指示出しをする人が決まってない様なら、其方への指示を出しとく。

……あとは、ヴリトラ・テュポン撃破後は私たちは第三勢力(出なければベリアル)対応に行こう。
セルシアの強化を受けるかどうかについては、私たちは効果を受けるつもりだ。  
 

[53] ルーノ・クロード 2020/10/29-00:22

横に並べて見やすくなった、改めて確認すると戦力がだいぶ増えているね。改めてよろしく頼む。
それからフィーニクス対応の護衛が増えて心強い、助かるよ。

大丈夫だよ、タオ。
前回の相談に関しては済んでしまったことだし、結果的に上手く切り抜けられたのだから気にする事はない。
今回もよろしく頼むよ。

>セルシア、カレナ
第三勢力の出現に合わせる案に賛成だ。
カレナはデウスマギアへ使用で問題は無いよ。

セルシアに関してはタイミングが難しいな。
ここで使うなら使徒10体撃破に役立てたいが、確かに反動はネックだ。
安定を取って少し削ってからという事なら、出現から3R程度が適当だろうか?
通常3R+強化3R中に10体倒して強力な味方勢力が介入すれば、弱体化中はそれに頼って凌げるかもしれない。

セルシアについては効果を受けるかどうか選択できるが、今回は第三勢力対応全員が効果を受けるという事で良いだろうか?  
 

[52] タオ・リンファ 2020/10/29-00:02

断罪者のタオ・リンファ、並びに拷問官のステラ・ノーチェインです。
間際の参加となってしまいましたが、よろしくお願いします。
それと……先日のイザナミの指令に参加されていた方には、ご相談に参加できず、申し訳ございませんでした……

では、私達はヴリトラの対応に向かおうかと思います。ちょうど人数も分かれそうですし。
物理攻撃無効とのことなので、ヴリトラへの直接攻撃でなく周辺の敵への対応と、敵は火を使う様子なので出来れば私の黒炎をこちらで皆さんへの攻撃を防ぐ盾として使えればと。

テュポン・ヴリトラ撃破成功後は、私達は第三勢力の対応に向かう予定です。

セルシアさんとカレナさんの能力は……特にセルシアさんの能力は第三勢力まで温存したい気がしますね。リチェルカーレさん達も仰っていますが、反動のこともあり、戦況も恐らくは2R分…一息つけるような時間もなさそうですし、すぐ他の行動に向かえるように出来るか不安もありますね……
テュポンとヴリトラは条件を満たせば一撃とあるので、カレナさんの能力も使うならデウスマギア戦が良いのではと思います。  
 

[51] クリストフ・フォンシラー 2020/10/28-23:32

>魔導書ちゃん
アネモイちゃん以外の能力はそれぞれ使いたいタイミングを自分のプランに書くのが良さそうだね。
俺達は、そうだね。ナツキの「第三勢力相手に備えて温存」って良さそうだね。
俺もそうしようかな。
黒炎や神の権能があるうちは何とかなるだろうし。

>セルシアちゃん、カレナちゃん
こちらも第三勢力登場時に、でいいと思う。
特にセルシアちゃんの反動は怖いから、もうちょっとでトドメ行けるって時に使うのがいいかもしれないね。  
 

[50] クリストフ・フォンシラー 2020/10/28-23:27

人が増えてるし、行き先の宣言も増えたので纏め直してみたよ。
縦に長いとスクロールが大変なので横に並べてみた。見難かったらごめん。
抜けてたり間違えてたら言ってね。


※班分け

・テュポン、ヴリトラ対応時
◎テュポン
ショーン/レオノル(【蜃の矢弾】)、リチェルカーレ/シリウス、アリシア/クリストフ、
リコリス/トール、あおい/イザーク、サク/キョウ

◎ヴリトラ
ヴォルフラム/カグヤ(【イザナミ】)、ルーノ/ナツキ(【イザナミ】)、クォンタム/メルキオス、
ラニ/ラス、ベルロック/リントヴルム、エフド/ラファエラ、令花/和樹


・テュポン、ヴリトラ撃破後
◎フィーニス
あおい/イザーク(黒炎担当)、リチェルカーレ/シリウス(接触担当)、令花/和樹(接触担当)
ルーノ(護衛)、エフド/ラファエラ(護衛)、ラニ/ラス(護衛)

◎第三勢力(出てこなければベリアル)対応
アリシア/クリストフ、ナツキ(真神武士団)、ショーン/レオノル(オクト)、ベルロック/リントヴルム(マリー/マリエル)
 
 

[49] ラニ・シェルロワ 2020/10/28-22:44

クリストフさん、まとめてくれて本当にありがとうね…!
やらなきゃいけないことも分かってきたし、何とか情報の読み込みも追いついた…と、思う!

>フィーニス
あ、それならあたし達も護衛するー!
どのみち今回はベリアル相手をメインに動くつもりだったから、ヴリトラ撃破後に護衛に行くわね

>カレナとセルシア
カレナにお願いするとしたら、それこそデウスマギア相手とか?
ほら、あいつ硬そうだし(偏見)
セルシアはタイミングが思いつかないのよね…ルーノさんが言うように無理にお願いする必要はないだろうけど  
 

[48] 桃山・令花 2020/10/28-22:30

あらっ、読み込みが足りてませんでした。ごめんなさい!
ショーンさん、ご指摘ありがとうございます!
ご説明とても分かりやすく、今度こそ把握できたと思います!

う~ん、悩ましいですね。

ひとまず、最初の宣言通り、私と和樹はフィーニス接触に回りたいと思います。
それまでは、ヴリトラ戦に入ります。そちらの方が若干少なめのようですので。
ヴリトラ撃破後は、フィーニス到達までのガードも頑張ります。

つまり、
令花・和樹:ヴリトラ→フィーニス という動きを希望しておきます。

そのため、第三勢力チームからは外れます。ごめんなさい。
「第三が手薄よ」「フィーニスは余ってるよ」というご意見があれば、
私たちは変更できますので、お知らせいただけたらと思います。  
 

[47] リチェルカーレ・リモージュ 2020/10/28-22:01

クリスさん、纏めをありがとうございます。
だいぶ全体の動きが見えてきました。あともう少し、がんばりましょう。
>セルシアちゃん、カレナちゃん
カレナちゃんはともかく、セルシアちゃんは反動が大きいので使いどころが難しいですね。
いっそのこと、ふたりの能力とも第三勢力が現れるまで温存してはどうか…とも思いました。神様の全体攻撃はここまでで使ってしまっていますし、たぶん黒炎が使える人もこの時点では残っていなさそうなので保険に。使わなければ使わないでもいいのかな、というあたりはルーノさんと同意見です。  
 

[46] リントヴルム・ガラクシア 2020/10/28-21:36

クリス君まとめありがとう。
情報いっぱいあるから助かるよー。

テュポン、ヴリトラ撃破後は、僕達は第三勢力(or残ってるベリアル)の対応に行くね。
マリー達も同じくだよ。
フィーニスも気になるけど、使徒が来たら放置するのも危ないし。
僕達を優先して攻撃してくるらしいから、フィーニス対応組に近づけさせないように頑張って引き付けとくね。  
 

[45] ショーン・ハイド 2020/10/28-21:26

とりあえず。
フィーニスへの黒炎対応はイザークで良さそうだな。
なら俺はデュポンを撃破したらデウスマギアの防御と魔法防御をランキュヌで削るとしよう。

令花、ちょっといいか?
ちょっと読むのに手間がかかるかもしれんが、もう一度テキストを読んでくれ。
第三勢力への対応とフィーニスへの対応は同時には不可能だ。

テュポンとヴリトラ撃破時、勝利条件を満たさず30Rが経過していた場合に第三勢力が来るとある。
で、だ。俺達の考えている流れとしてはデュポンとヴリトラを撃破後フィーニスに対応するつもりだ。
したがってフィーニスに対応するか第三勢力に対応するかのいずれかしか取れん訳だ。
こんな説明で分かっただろうか?  
 

[44] 桃山・令花 2020/10/28-15:22

なかなか考えがまとまらず、意見表明出来なくて申し訳ありません。

フィーニス対応、クリストフさんの書いてくださった通りです。
ありがとうございます!
私たちはRAN値が参入当初から動いてませんので、こういうことならお役に立てると思いまして。

あとは、私も和樹も、
第三勢力(もしくはべリアル)チームに参加して、
壁役を頑張ります!  
 

[43] エフド・ジャーファル 2020/10/28-13:19

墓守のエフドと悪魔祓いのラファエラ、遅ればせながら参戦する。
ヴリトラのための魔方陣を作る奴、フィーニスを破る黒炎使いを挺身護衛などで守るつもりだ。
ラファエラはヴリトラに攻撃が通じないから、マッピングファイアで小者どもを片付けてもらおう。  
 

[42] ルーノ・クロード 2020/10/28-02:14

ナツキ:あれ!?そっかデウスマギアもヴリトラ撃破後からか。勘違いしてたぜ、ありがとな!

クリス、意見の整理をありがとう。
間違えている箇所は無いと思うが、相談し忘れていた事があった。
セルシアの叛逆の羽風(3Rステータス2倍、その後2R半減)、カレナの開闢の獣牙(3R敵一体の防御系能力・防御力無効)についてはどうする?
無理に頼む事もないが効果的に使えそうであれば利用しない手はない。

個人的にヴリトラ接近時にセルシアの叛逆の羽風を頼めると助かるが、他に使いたいタイミングがあればそちらに合わせたいと思っているよ。

>魔導書
願望の書・叶花:一度だけ行動の成功率を上げる
応報の書・ネメシス:一度だけ受けた攻撃や回復効果を発動者へ反射
万炎の書・ヘスティア:一度だけ2R強化(覚醒)。黒炎魔喰器所持者は黒炎の効果時間+2R

アネモイ以外の魔導書たちの効果は、確か各自一度ずつ発動可能だったか。
必要に応じて各自で指定する形とするなら、ナツキに関しては全て第三勢力の対応に温存する。
私はフィーニクス対応での護衛時に発動を頼む事になると思う。

>フィーニクス
接触を試みる人数が十分なら、私は接触中の護衛に回ろう。
できればベリアル撃破ついでにでも、フィーニクス到達までのベリアル対応としてもう数組手を貸してもらえると助かる。  
 

[41] クリストフ・フォンシラー 2020/10/27-23:47

ああ、そうか、魔女達にスカイウォークを頼むという手もあったね。

とりあえず今まで出た意見を纏めてみるね。違う所があれば指摘してくれ。

※公式NPCへの指示
デイムズ、琥珀姫、クロード(オーウェン)、大ヘラクレス:スケール5戦で共闘
セルシア、カレナ:スケール3や4を担当
セパル、ウボー、セレナ:スケール3や4を担当
魔導書:アネモイ(開幕直後、PCをテュポンとヴリトラの元へ転移)
    他の魔導書ちゃんはどうしよう?

※八百万の神々(敬称略)
・攻撃系
アディティ、オーディン、リシェ:テュポンとヴリトラ撃破後に召喚

・回復、支援系
ダヌ、エリニュス、ミズナラ(火属性UPを依頼)、シャオマナ(状態異常の常時無効化を依頼):1R目に召喚
ナックラヴィー、桜夜姫:参加者転移後、テュポンとヴリトラに辿り着いたタイミングで召喚
アウナス(スケール4のポイゾラン封印を依頼):攻撃系の神を喚ぶ前に召喚

・ダヌ護衛:ケイト、ペトル、グリージョ、エフェメラ(ラニちゃんの関係者NPC)


※班分け
・テュポン、ヴリトラ対応時
◎テュポン
ショーン、レオノル(【蜃の矢弾】)
リチェルカーレ、シリウス
アリシア、クリストフ
リコリス、トール
あおい、イザーク
サク、キョウ

◎ヴリトラ
ヴォルフラム、カグヤ(【イザナミ】)
ルーノ、ナツキ(【イザナミ】)
クォンタム、メルキオス
ラニ、ラス
ベルロック、リントヴルム

・テュポン、ヴリトラ撃破後
◎フィーニス
あおい、イザーク
ルーノ
リチェルカーレ、シリウス
(令花、和樹)※最初にRAN分担の役に~と言っていたので入れてあるけど、違うなら否定して欲しい

◎第三勢力(出てこなければベリアル)対応
アリシア、クリス
ナツキ

こんな感じかな。違ってたり抜けてたら指摘してね。
あ、フィーニスは接触担当以外に護衛担当もいた方が良いよね。  
 

[40] シリウス・セイアッド 2020/10/27-23:43

>フィーニス
…テュポン討伐後はそちらに回るつもりだ。ただ、俺の黒炎は単体攻撃のみなので、テュポンに使った方が役に立つような気がしている。イザークが黒炎役をしてもらえるなら助かる。接触人数には俺とリチェもそのまま加えてほしい。

>空中戦対応
ドッペル(ワイバーン)が参戦してくれるなら、近接攻撃もなんとか対応できそうだが。…俺は叶うなら、魔女たちに「スカイウォーク」を頼みたい。特攻をかける時にドッペルを巻き込むのも申し訳ない。
ショーンが【蜃の矢弾】を当て易いよう、いくらかでも動きを止められたらと思う。  
 

[39] クリストフ・フォンシラー 2020/10/27-23:34

>イザーク
フィーニスの黒炎担当をイザークがしてくれるなら頼みたいと思うよ。
それまで黒炎を使えないのは厳しいかもしれないけどよろしく頼むね。

>ナツキ
第三勢力はヴリトラとテュポンを撃破した後に出てくるのだから、
ヴリトラの攻撃を誘導するのは難しいのではないかな、と思うよ。
できれば楽になったろうとは俺も思うけど。

>ドッペル
ドッペル達が来てくれるなら、ワイバーンになって貰って空中戦も可能だと思う。
テュポンとデウスマギア相手にかなり役に立ってくれそうだね。  
 

[38] キョウ・ニムラサ 2020/10/27-22:59

フィーニスですか。大変申し訳ありませんが自分は体力が……ええ、ええ盾役の割にはかなり体力がないので、
大役を果たす前に死ぬと思います。他の方がご対応お願いします。
物理攻撃無効(ヴリトラ)を前にしてはサクラが悲しい程にポンコツになるのでテュポン側に向かおうかと。  
 

[37] イザーク・デューラー 2020/10/27-02:11

……フィーニスの黒炎役が色々名前あがってるな
この辺が決まらないと動きづらいだろうし。

さっき黒炎の能力をテュポンに使おうと言ってたが
俺の黒炎の能力は直接ダメージを与えられるものではないから
いっそ俺がフィーニスの黒炎役やろうか?
もともとフィーニスに行くつもりではあったし。  
 

[36] イザーク・デューラー 2020/10/27-01:49

空中戦も可とコメントがあったので、俺達はテュポンへ向かおうと思う。

【蜃の矢弾】をあてる確立を上げる為に
俺の黒炎でテュポンを「凍結」を狙ってみようかと。
難易度は高いが一瞬ぐらいなら動きを止められないかと。

フィーニスについてはあおいが参加すると言っているので俺も一緒に行くつもりだ  
 

[35] ナツキ・ヤクト 2020/10/27-01:30

おー、みんな来てくれるんだな!
第三勢力にも俺達が一部向かうって事になるなら、えぇと、そうだなぁ…

>フィーニクス
希望者が出なそうなら俺が行くけど、最初にシリウスとリチェルカーレがフィーニクスに行くって言ってたよな。
それって、黒炎役ってことでよかったか?
もしそうならそっちは任せて、俺は武士団と一緒に第三勢力の対応に回ろうと思うんだ。
武士団はニホンの武士だから、使徒との戦いには慣れてると思うんだよな。

どっちにしても、ルーノはフィーニクスに向かってもらうつもりだ。
人数が足りなかったら接触するけど、足りてるならフィーニクスに接触してる間の護衛とか、回復と支援だな!

>第三勢力
ジェノアサシンが出ちまったら優先して10体倒すって感じだな!
《Unknown》はデカイ方も迎撃してくれるだろうけど、2Rごとに広範囲攻撃ってツライし、もうちょい早めに倒せないか考えてみるぜ!
ドッペルに力借りたら直接攻撃もできそうだし、ヴリトラなんかの攻撃もうまく誘導して当てられねぇかなぁ。  
 

[34] アリシア・ムーンライト 2020/10/26-23:28

え、と……真神武士団の皆さんと、ドッペルさん達も、来てくれる、そうです。
よかった、です……  
 

[33] ショーン・ハイド 2020/10/26-23:27

了解。矢弾については任せておけ。必ず当ててみせる。
第三勢力については、俺としてはルーノの案だと3がいいな。さすがにNPC全部に任せる訳にもいかないだろうさ。

黒炎については……えーっと
俺、クリス、シリウス、ナツキ、キョウ、あとイザークの6人か?
……その中からフィーニスに対応か?
今回は集団戦だから黒炎のランキュヌが微妙に腐るんだよな……まあクリスでも俺は特に反対無いんだが。

八百万の神についてはほぼ異議はないが、一応ドクターが属性の撃ち分けができる狂信者だからコメントさせてもらうと。
結論としては火気で異論はない。

恐らく広範囲の最大打点はエクスプロージョン。これの属性を調べたら無属性だった……。てっきり火気かと……(落胆した声)
一応範囲攻撃としては定番のソーンケージがあって、木気なんだが、MPが低い分威力も低いんでな……。
と言う訳で陰陽師は頭数も多いし火気の威力を底上げした方が旨味が大きいんじゃなかろうか。
ドクターは捧身賢術で威力も相当あげられるしな。  
 

[32] リコリス・ラディアータ 2020/10/26-23:01

人数が増えてきたわね。
新しく入ってきてくれた人は改めてよろしくね。

>PC戦力配分
私達はテュポンの側へ行く予定よ。
なので、追加の意見も入れると…

◎テュポン
ショーン、レオノル(【蜃の矢弾】)
リチェルカーレ、シリウス
アリシア、クリストフ
リコリス、トール

◎ヴリトラ
ヴォルフラム、カグヤ(【イザナミ】)
ルーノ、ナツキ(【イザナミ】)
クォンタム、メルキオス
ラニ、ラス
ベルロック、リントヴルム

こうなるかしら。抜けがあったらごめんなさい。

>第三勢力
ルーノの案の中でなら、3がいいかなって思うわ。
フィーニスはとにかく絶対対処しなければいけないし、フィーニス対応組とその支援担当とはそのままフィーニスに集中してもらって、残りで使徒の対処ってどうかしら。
メタ意見になるけど、使徒を10体倒すとUnknown的な何者かが使徒迎撃に来てくれるみたいね。
デウスマギアまで倒してくれるかどうかは分からないけど、味方戦力として期待してもいいのかしら?
私としては使えるものは何でも使え!って感じだし、早めにお出まし願うためにも使徒対応はPCの戦力を割いてもいいと思うわ。  
 

[31] クリストフ・フォンシラー 2020/10/26-23:00

ああ、リントヴルム来てくれたんだ、良かった。
これならマリーちゃん達を呼んでも大丈夫だね。
ルーノは意見を有難う、おかげで少しホッとしてたよ。

>八百万
昨日、咲夜姫の事書き忘れてた。
咲夜姫はナックラヴィー様と一緒に、俺達の転移完了直後がいいんじゃないかと思う。
ルーノと同意見だね。

それと攻撃系の神様の方だけど、テュポンとヴリトラの2体撃破後の方がいいなと思った。
この2体を倒した時に30R越えてるかどうか知る術は無いと思うし、
第三勢力のことは知らないんだから、Rを数えるとかそんな事をする理由もないし、
使徒共が出てくるかどうかは分からないけど、2体撃破後のタイミングで呼べば、
ひょっとして使徒全部に打撃を与えられるんじゃないかと思ったんだ。

>第三勢力
こいつらを10体倒せば応援が来るみたいだから何人か使徒の方へ向かうのがいいと思う。
関係者NPC連れの人なら一緒に行くと戦力が大きくなって倒しやすくなるかな。
使徒なら浄化師じゃなくてもトドメ刺せるしね。
ルーノの選択肢で言えば3かな?
3ペア6人~4ペア8人くらいがいいんじゃないかなと。

何なら俺はこちらを担当させて貰うよ。

>フィーニス
これ、担当決めておいた方がいいよね。
黒炎持ち1名と、他に2名以上。
黒炎は発動状態で5Rフィーニスに接触させなければならないから、黒炎持ちの担当者はそれまで黒炎を使えないことになる。
それを踏まえて、誰かやってもいい人はいるだろうか?
誰もいなければ言い出しっぺの俺がやるけど、第三勢力が出てきた時の事を考えると、希望者がいるなら任せたい。
ちなみに黒炎持ちは、俺を含めて6人いる、かな?


>PC戦力班分け
◎テュポン
ショーン、レオノル(【蜃の矢弾】)
リチェルカーレ、シリウス
アリシア、クリストフ
リコリス、トール

◎ヴリトラ
ヴォルフラム、カグヤ(【イザナミ】)
ルーノ、ナツキ(【イザナミ】)
クォンタム、メルキオス
ラニ、ラス
ベルロック、リントヴルム

今のところこんな感じだよ。  
 

[30] リントヴルム・ガラクシア 2020/10/26-09:29

ちょっと待ったぁー!
マリー達が行くなら僕達が出ないわけにいかないよね!
ってことで、断罪者のベル君と占星術師のリントだよ。よろしくね。

>クォンタムさん
そういうことなので、マリー達については僕達の方でプランを担当させてもらうね。
敵の数が多すぎて、シャドウバインドが追い付かない気もするから
二人とも僕達と同行して無限湧きベリアルに攻撃とその支援をしてもらうつもりだよ。

テュポンとヴリトラのどっちに向かうかは…
今のところそんなに偏りはないみたいだからどっちに向かってもよさそうだね。
それじゃヴリトラの方に行こうかな。イザナミ召喚まで場を持たせないとね。

八百万や他のNPCは最終日に掲示板にまとめてでOKだよー。
というか、そっちの方がたぶんPCにとっても見やすくて把握しやすいよね。  
 

[29] ナツキ・ヤクト 2020/10/26-02:10

>PC戦力配分
えーっと、今希望出てるのってこんな感じで大丈夫か?
拾いきれてなかったらごめんな!

◎テュポン
ショーン、レオノル(【蜃の矢弾】)
リチェルカーレ、シリウス
アリシア、クリストフ

◎ヴリトラ
ヴォルフラム、カグヤ(【イザナミ】)
ルーノ、ナツキ(【イザナミ】)
クォンタム、メルキオス
ラニ、ラス

>質問
ちょっと聞きたいんだけど、特殊能力を持ったドッペルもNPCとして力貸してもらえるのか?

それと、ニホンの真神武士団にも協力頼んでも大丈夫か?
ニホンを守るってみんなの役割考えると、武士団ごと来てもらうってのはやっぱ難しいかな。  
 

[28] ルーノ・クロード 2020/10/26-01:59

八百万の神やNPCについて、こちらの発言でも有効だというのは有難い。
まず二手に分かれてテュポンとヴリトラを撃破、その後対応者がフィーニクスへ向かうなら、
私達は二人ともまずはヴリトラへ向かい、その後はフィーニクスへ向かう事にするよ。

>第三勢力
第三勢力、特にジェノアサシン出現時の行動は、念のため決めておいた方がいいと思う。
ざっと考えて浮かんだのはこの3パターンだが、どの方針がいいだろう?
1.PCも排除に向かう
2.NPCのみに任せる
3.PCは一部のみ(フィーニクス対応以外)+NPCで対応

デウスマギアは…これは、倒せるものと考えていいのだろうか。
あまりこれにばかり時間を取られたくはないが、放置するのも少し気掛かりでね。

>NPC
マリー達は…そうだな、絶対に呼ぶべきではないとまでは言わないけれど、気が引けるというのも理解できる。
追加戦力が必要という事なら、私達も数人心当たりがある。
今回はあえて呼ばない方向でもいいかもしれないね。

現時点での公式NPC関連は、シリウスのまとめを借りて…こうなるだろうか。
デイムズ、琥珀姫、クロード(オーウェン)、大ヘラクレス:スケール5戦で共闘
セルシア、カレナ:スケール3や4を担当
セパル、ウボー、セレナ:スケール3や4を担当

>八百万
契約済みの神を全員、一回ずつという事になるね。

・攻撃系
テュポンとヴリトラの両者撃破後、フィーニクスへの攻撃開始時ではどうだろう?
転移で目的地点まで向かうとしても多少の敵は居る筈だ。
これを攻撃直前に減らして、邪魔が入る危険を潰したい。
それまでにスケール5を削っておけば、上手く行けばこのタイミングで殲滅して再召喚を防げるかもしれない。

・回復、支援系
ダヌ様、エリニュス様、ミズナラ様は1R目召喚に賛成だ。
ミズナラ様の強化属性は特に希望はないが、クリスの言うように火属性か、属性攻撃を行う者に合わせるのがいいと思う。
シャオマナは状態異常無効で異論は無い。アライヴスキルも一つ余裕ができる。
咲夜姫は攻撃ダメージとあるから、フィーニクスの体力減少がバッドステータス扱いだった場合に効果が薄い可能性がある。
テュポン・ヴリトラ対応時の方が確実だと思うが、どうだろう?  
 

[27] クリストフ・フォンシラー 2020/10/26-00:30

っと、反応早いね、エントランス。
公式NPC達の動きや神様の召喚指示とかは相談最終日に、ここに書くのでもいいそうだよ。
それなら、自分の所の関係者NPCの事だけ書けばいいから助かるね。

と言うか、マリーちゃんとマリエルちゃん、リントブルムもベルロックもいないのに呼ぶのは気が引けるんだけどなあ……
どうしたもんだろう。  
 

[26] クリストフ・フォンシラー 2020/10/25-23:55

エントランスに情報が来てたよ。
シリウスが言った、クロードと大ヘラクレスも来てくれるそうだ。
魔女さんも、戦闘特化型の魔女さんが来てくれるそうだよ。
これで随分楽になりそうだね。
ただし、プランはキツくなりそうだ(笑)

NPC達の動き、八百万を呼ぶタイミングの表記はみんなで手分けするのがいいと思う。
俺達は、オクトとヴァーミリオンを呼ぶのをショーンが担当してくれるという事で
呼ぶのはエルリアだけになったから文字数には若干余裕ができたような気がするし、何か担当できるよ。

公式NPCに関してはシリウスがあげてくれた感じでいいと思う。
大元帥達はスケール5の殲滅ができたらスケール4、3と下のスケールのを相手取って貰えればいいんじゃないかなと。
良ければ、その辺俺の方で書くけど。

あ、あと、俺達は最初テュポンの方へ行こうかなと思ったけど、人数が偏るようならヴリトラでも構わない。
陰陽師的にはどちらでも良さそうな気がするしね。


>ダヌ様護衛
ラニちゃんの所のNPCがやってくれるならお願いするよ。よろしくね。

>八百万
・攻撃系
第三勢力に備えたいなあとも思ったんだけど、それがPL情報である以上無理があるので
そうだね、攻撃系の神様達はどちらか一体が倒れた時点で召喚がいいかも。
何となくヴリトラの方が早そうかな?召喚できれば一撃死みたいだし。

・回復・支援系
ダヌ様、エリニュス様→回復と反射系の能力だし最初に召喚した方がいいと言う意見に賛成だよ。
ミズナラ様→も、召喚するなら最初かな。どの属性を上げてもらうかは…火属性とか?
      いや、陰陽師の攻撃系スキルが火だからってだけなんだけど。
ナックラヴィー様→毒霧の効果(敵全ステータス30%低下)が3Rなので、俺達がテュポンとヴリトラに辿り着いたタイミングがいいかもしれない。
        それなら護衛組が楽になりそうな気がする。
シャオマナ様→召喚タイミングはどの権能をお願いするかによるよね。
       俺は、状態異常を与えられる攻撃が多いし『状態異常の常時無効化』がいいと思うんだけど、どうだろう?
       この場合は最初に召喚した方がいいと思う。

>マリーちゃん、マリエルちゃん
あの2人は、一応リントブルムの所の関係者NPCなので、勝手に呼んでいいものかどうか……

魔法少女は質問してみたらいいんじゃないか?
エントランスで答えてくれるだろ。  
 

[25] クォンタム・クワトロシリカ 2020/10/25-23:33

>ダヌ護衛
NPCがしてくれるのであれば、此方に異論はない。


>公式NPC
そういえば、この頃あまり見ないが…マリーとマリエルは呼べるんだろうか?
あと、メフィストに魔法少女にされた奴らとか。
ゲイルとアラゴと…あとは名前は忘れたが、なんか4人くらい居たろ?あいつら呼べないのかな。  
 

[24] シリウス・セイアッド 2020/10/25-22:11

連投失礼する。

>ダヌ護衛
ラニ達に縁のあるNPCが向かってくれるなら、頼みたいと思う。護衛は必要だろうし、先にあげたように浄化師(参加者)は今回スケール5対応にまわった方がよいと思うので。メルキオスがよければ、ラニ達の案に乗りたい。
>全体攻撃
…アネモイに転移を頼めるのなら、先に全体攻撃を使う必要はないかもしれないが…。悩みどころだな。スケール2以上の特殊能力はかなり厄介だし、かと言って倒してもすぐに再召喚されるらしいし…。敵もコッペリアを狙うこちらに集中する可能性もある。
ヴリトラがテュポン、どちらかを倒したタイミングというラニたちの案が良いのではと思った。

ヴリトラ側に陰陽師を集中する必要がなければ、リチェはテュポン側へと言っている。俺たちも作戦と人数によっては、動くので言って欲しい。  
 

[23] シリウス・セイアッド 2020/10/25-21:48

…八百万や公式NPCの分担もしていった方がいいだろうな。
リコリスとサクラが手を挙げてくれているが、俺たちもなんとか文字数を調節してみる。
縁のある者へは自分たちで書いていけばいいだろうか。

>公式NPC
デイムズ、琥珀姫:スケール5戦で共闘
セルシア、カレナ:スケール3や4を担当
セパル、ウボー、セレナ:スケール3や4を担当
…頼むとしたら役割はこの辺りかと書き出してみた。たたき台にしてもらえれば。
デイムズと琥珀姫は、これ以外の行動は取れないのだろうか。スケール4以下の掃討にも動いてもらえれば助かるんだが…。
魔女たちも同じく、結界の維持以外を頼めるかどうか知りたいと思う。

軍を動かすのなら、クロード(オーウェン)や大ヘラクスは呼べないだろうか。大元帥が動けば連合軍も士気が上がるだろうし。…デイムズもここで動いてもらえると助かるんだが。  
 

[22] サク・ニムラサ 2020/10/25-19:59

はぁい。悪魔祓いのサクラと陰陽師のキョウヤよ。

知り合い(NPC)はいないから私もリコリスと同じになるわねぇ。
八百万を持ってもらえるならカレナ達になるかしら。  
 

[21] 桃山・令花 2020/10/25-06:27

すみません、投稿されてないと誤認してしまい、同じ趣旨の書き込みを2回してしまいました。  
 

[20] 桃山・令花 2020/10/25-06:25

占星術師の桃山令花と、弟で墓守の和樹です。
よろしくお願いいたします。

恥ずかしながら全然考えがまとまりませんが、取り急ぎご挨拶まで。

協力者として、私たちの恩人のラヴィさんがいます。
浄化師で魔女さんですし、デイムズ卿のお姉さんなので、
もしかしたら彼にお願い事ができるかもしれません(ウィッシュ案件)

また、願望の魔導書・叶花の出撃許可を申請しておきます!  
 

[19] 桃山・令花 2020/10/25-06:19

占星術師・桃山令花と、弟で墓守の和樹です。
よろしくお願いいたします。

とにかくまずは、いつも通り壁役でアタッカーさんの役に立ちたいと思いつつ・・・
具体的に出来ることを考えてみます。

黒炎魔喰器は持っていませんが、RANを分担するお役には立てます。

私たちの恩人、浄化師で魔女のラヴィさんに声をかけてみます。
ラヴィさんはデイムズ卿のお姉さんですので、ラヴィさんを通して
デイムズ卿にも何かお願いできるかもしれません。
(ウィッシュ案件として)

また、願望の魔導書・叶花の出撃許可を申請しておきます!  
 

[18] ラニ・シェルロワ 2020/10/25-00:31

はいはい!断罪者のラニと拷問官のラス、今回もよろしくぅ!
テンション無理にでも上げなきゃやってらんない敵の数ね!もう頭痛くなるわねこれ!!
ちょっとまだ情報を読み込みきれてなくて、ごめん!…なぁにこの数…なにこれぇ…

とりあえず、ヴリトラ側の護衛に希望しとくわね
正直どこでもいいっちゃいいから、人数偏りそうなら移動する
関連NPCはオクトのケイト姉とペトル兄(銃、中距離)に、グリージョさん(双剣、近距離)
あとはエフェメラじぃちゃん(禁術、範囲魔法遠距離)かな
考えたんだけど、ダヌ様の護衛をお願いしようかなって。もし誰か名乗り出てたらごめん…
ベリアルも厄介そうだけど、今回の敵は今までみたいに考え無しで来るような奴じゃないから、ダヌ様を集中的に狙うとかやりそうな気もするし

>八百万の神
アナウス様はそれこそシリウスさんが言うようなベリアルの特殊能力封じてもらう…ぐらいしか思いつかないわね……
攻撃系の神様を呼ぶタイミングとして…今ぱっと思いついたのは、ヴリトラかテュポンのどっちかを倒した後とか…?
ずっと効果が残るダヌ様とエリニュス様は戦いが始まってすぐでいいんじゃないかな
ひめちゃん(咲夜姫)はフィーニス突撃時だと、ステータスの減少が少しはマシになるかなーなんて  
 

[17] リコリス・ラディアータ 2020/10/24-22:54

お誘いありがとう。魔性憑きのリコリスと、悪魔祓いのトールよ。
よろしくね。

まずはテュポンとヴリトラを倒すのね。
テュポンの方は、ショーンが撃ち落としてくれるのかしら。
ヴリトラは、陰陽師か狂信者が接触してイザナミを呼ぶ…と。
陰陽師全員で行かれると回復が回らなくなっちゃうから、ルーノとカグヤが行ってくれるなら、どちらか早かった方でやってくれるといいと思うわ。
護衛もいるし。

>八百万
ええと、ちょっと認識が危ういかもなのだけれど、
【任意の神を各1回】は、全員一回ずつ呼べるということなのかしら。
処理が大変そうね…それに、関係者NPCがいる人達はその分もプランに割かなきゃいけないし。
私達の知り合いで、参加できそうなNPCはいないから、
八百万の召喚タイミングを私の方でいくつか持ちましょうか?

そして私達の行動だけど、テュポン側の護衛を希望しておくわ。
ショーンの狙撃を邪魔されないように他の敵を引き付けたり、トールには範囲攻撃してもらったり…
フェイクとはいえ、『トール』ですものね。心情的にもそちらに向かいたいわ。  
 

[16] シリウス・セイアッド 2020/10/24-22:53

…人数が増えてきたな。纏めてになってしまうがよろしく頼む。

ルーノやクリスが言うように、優先してテュポンとヴリトラを撃破。その後、テュポンとヴリトラを倒した後にフィーニクス破壊という流れでいいと思う。
…リチェが俺たちはコッペリア(フィーニクス)対応と言ったが、俺たちもまずはテュポンもしくはヴリトラに向かうことにする。
とりあえず俺はテュポン側に。…誰かがまた腕を吹っ飛ばすと困る。

>八百万の神々
クリスの纏めに感謝を。わかりやすい。…アウナスが契約前の方が使えた気がするのは気のせいだろうか。以前は永続効果だったのが1ターン…手を抜いて…(ぼそり)。スケール4のポイゾラン(能力半減効果・3ターン間隔)がカウンターのようなので、アウナスに特殊能力を封じてもらってから神か遠距離攻撃のできる者が集中攻撃をいれれば、ダメージが少なく数を減らせるだろうかと思った。

>公式NPC
魔導書たちには来てほしいな。後は…セパル、ウボー、セレナ。セルシアやカレナも呼べるなら。敵がとにかく多い、使える人材は使いたい。  
 

[15] クリストフ・フォンシラー 2020/10/24-21:48

また連投になった、ごめん。

>その他の敵
最初に神様の権能使ってしまうと後が面倒そうだなと言う気はするよね。
アネモイちゃんの転移で俺達をテュポンとヴリトラの所へ送って貰えるなら、無理に最初に一掃しなくてもいいのかな。
神様の権能に耐性のある3体を倒す間はNPC達に耐えて貰って、倒したところで神様召喚、でもいいかもしれないね。


>八百万
・攻撃系
転移はアネモイちゃんにお願いできそうだからオーディン様とリシェ様は攻撃役として召喚でいいのかな。とすれば
アディティ様、オーディン様、リシェ様、になるかな。

・回復・支援系
ダヌ様(毎ターンHPかMP回復)、エリニュス様(『報いの光鏡』付与)、ミズナラ様(指定属性の攻撃力アップ)、
ナックラヴィー様(毒霧発生)、アウナス様(特殊能力1R封印)、珠結良之桜夜姫(2Rダメ半減)
シャオマナ様(「体力魔力の全回復」「状態異常の常時無効化」「黒炎効果の二回使用可能化」「死亡判定等の脱落判定を一回だけキャンセル」のうち1つ)

こんな所だよね。
アウナス様のは使いどころが今ひとつ分からないけど、他は全員来て貰うのがいいような気がする。
召喚タイミングがめんどくさそうだけど……。  
 

[14] クリストフ・フォンシラー 2020/10/24-21:42

ショーン達とあおいちゃん達は来てくれてありがとう。助かるよ。

それじゃデュポンとヴリトラを先に、と言う案で行くなら、そこを軸に考えていくね。

>テュポン
前に発言した時は悪魔祓いも占星術師もいなかったので厄介だなと思っての発言だったのだけど、
ショーンが要請に応じて来てくれたんだから【蜃の矢弾】での撃ち落としを使うべきだと思う。

>ヴリトラ
早く到着した陰陽師が、と言ったけど、4人全員でヴリトラへ向かうこともないかなと。
ルーノとカグヤちゃんが向かうなら、どちらか早く到着した方でいいんじゃないかな。
あと、狂信者のレオノル先生にも向かって貰うといいかもしれない。

>コッペリア
こっちはフィーニクスをどうにかしないと攻撃は一切通らないらしいし、
テュポンとヴリトラを倒すまでは手を出さなくてもいいんじゃないかなと思う。
フィーニクスの周りは『反転境界』となってるらしいからね。
こちらへ向かうなら、先の2体を倒すまで、その周りにいるだろうベリアル達を片付ける方がいいかもしれない。

状況的にはこんな感じだと思うので、まず俺達は二手に分かれた方が良くないかな。
テュポンの方へ行く者とヴリトラの方へ行く者に。
どちらも1人が行動を起こす(【蜃の矢弾】で狙いを付ける、1R消費してイザナミを召喚する)間、
他のベリアルからの攻撃を凌ぐ必要があるだろうし、他の者は護衛に回った方が良いのではないかなって。
ヴリトラはコッペリアの護衛でもあるようなので近くにいるんだろうし、
ヴリトラを倒したらそのままフィーニクスに行けるんじゃないかな。  
 

[13] 鈴理・あおい 2020/10/24-17:22

久しぶりに失礼します。
人形遣いの鈴理あおい、魔性憑きのイザーク・デューラーです。

久しぶりの参加なので、まずは状況の確認からになりますが
まずはご挨拶を。どうぞよろしくお願いします
 
 

[12] ルーノ・クロード 2020/10/24-12:16

陰陽師のルーノ・クロード、断罪者のナツキ・ヤクトだ。よろしく頼むよ。
私はブリトラへ、ナツキはフィーニクスへ向かおうと考えている。

勝利条件の三体に関しては私達でなんとかしなければならないだろうね。
スケール5では共闘してくれるようだが、こればかりは仕方がない。

優先してテュポンとヴリトラを撃破するという部分に反対意見は無さそうだね。
テュポンとヴリトラを倒した後にフィーニクス破壊、という流れで間違いはないだろうか?

最初に攻撃系の八百万を召喚すると、進軍は楽になりそうだね。
再召喚される可能性が高い上にジェノサイドアサシン出現時の保険が無くなるが…しかし、まず敵軍の『最操』の解除を優先したい。
すでに意見が出ているが、八百万や転移の書・アネモイの力があれば、2Rの猶予でもかなり接近できる筈だ。

その他の敵はどう捌くべきだろう。
スケール3以下はNPCだけでもある程度対処可能と考えていいなら、
テュポンとヴリトラの後、もしくは同時進行でスケール5をNPCと共闘して殲滅、その後スケール4まで倒せば安定しそうだ。
しかし、それでは時間がかかりすぎるか…?

>テュポン
ヴリトラ・テュポン・フィーニクスには神の権能に対する耐性があるようだ、アウナス様での対抗は効果が無いかもしれないな。
悪魔祓いのショーンが来てくれた事だし、【蜃の矢弾】での早期撃破を狙うのが確実だと思う。

>ヴリトラ
最初に接近できた陰陽師が召喚を行うという流れで異論は無い。
ここに陰陽師を多く配置するとなると、テュポンは多少回復が薄くなるかもしれないが…

>フィーニクス(コッペリア)
浸食率を触れる人数で割るという認識で間違いがなければ、3人以上で対応するという意見に賛成だ。
周囲の守りが堅い可能性が高いから、テュポンとヴリトラ撃破後にでも少し戦力を回せると楽になるだろうか。  
 

[11] リチェルカーレ・リモージュ 2020/10/24-11:10

ショーンさん、レオノル先生いらっしゃい!心強いです。よろしくお願いします。
わたし達の行き先を言っていませんでした。人を多く配置する必要もありますし、わたしとシリウスはコッペリアに向かうつもりです。作戦内容や人数によっては動きますね。  
 

[10] ショーン・ハイド 2020/10/24-10:28

要請があったので重い腰を上げて馳せ参じた。
さていつもの通りの見ただけで士気が下がりそうな敵の数と質だが……まぁ文句は言ってられまいな。
とりあえず俺はテュポンに当たろう。
悪魔祓いには対空魔術もあるしな。
オクトのヴァーミリオンには俺から話を付けて協力を仰いでおこう。
……なんかあいつにゃ世話になりっぱなしだなぁ。  
 

[9] シリウス・セイアッド 2020/10/24-09:47

…30R以内なら、コッペリアが残っていても増援は来ないと思っていた。…勝利条件は50R内だが、増援に対応する余力がないことを考えると30R内に倒すつもりでいないとまずいな。

俺たちはルシオとカミラを呼ぶつもりだ。ふたりとも、ベリアルにも多少は対応できる。クリスたちがオクトを呼ぶのなら、そちらで一緒に動いてもらおうかと。

「勝利条件の3体」
…正直クロードなりデイムズなりに一体任せたいが…さすがに駄目だろうな。NPCは回復や支援以外は勝利条件外の敵対応をしてもらえれば御の字だろう。
…メルキオス。ダヌの護衛も今回はNPCに頼んでは。勝利条件がきつい、俺たちは勝利条件のベリアルいずれかの対応に動かないと30R以内は苦しい。クリスも言っているが、黒炎や攻撃魔法がなくても気にする必要はないだろう。  
 

[8] クリストフ・フォンシラー 2020/10/24-09:12

エントランスに関連NPCについての返事が来てたよ。
オクトも呼んでいいそうなので呼ぼうと思う。
オクトは浄化師もいるしベリアルのトドメも任せられそうだよ。
あと魔導書ちゃんも呼んでいいそうなので、転移とかRAN調整とかして貰えそうかな。
ここら辺も少し考えてみたいよね。

>第三勢力
介入条件は
『テュポンとヴリトラ撃破時』に『勝利条件を満たさず30Rが経過』していた場合
だよ?
『勝利条件を満たさずに30R経過』だから、この2体を撃破した時に30Rまで行ってなければコッペリアの撃破はしてなくても大丈夫だと思うけど。
逆に30R越えてしまったらコッペリアを倒してからこの2体を倒さないと介入条件を満たしてしまうけどね。
俺はコッペリアは後回しにした方がいいと思ったので、30Rで倒せなければ不味いなと思ったんだけど、言葉足りなかったね。  
 

[7] カグヤ・ミツルギ 2020/10/24-01:58

>ヴリトラとテュポン
ヴリトラを倒すと、攻撃力防御力が最低まで低下
テュポンを倒すと、全敵軍の特殊能力と再召喚が停止。

コッペリアへの対処してる間の5Rは、何もできないし
周りに敵が居たら、寄ってたかってボコボコにされるだけ、よね。
そうすると、やっぱり、テュポンとヴリトラをあまり時間をかけすぎない様に倒してから
コッペリアに当たるべき、かな。
そうすると、最初の撃破優先度はテュポン>ヴリトラ、かな?


>第3勢力
えと、テュポンとヴリトラを30Rでに倒さなきゃいけない、ではないと、思う。
テュポンとヴリトラ撃破した時、コッペリア(フィーニス)が存命状態で30R経過してたら、だと、思う。
勝利条件は、コッペリア・テュポン・ヴリトラ三体の撃破、だから。
……第三勢力の介入阻止するなら、30R内にコッペリア・ヴリトラ・テュポン全部倒さなきゃ、ダメじゃ、ないかしら…?

で、第三勢力が介入した場合、味方増援が、使徒10体倒したら来る、感じ?

>関連NPC
今までリクエストとかで出した、家族とか、かな。
それなら、父様(モチヅキ・ミツルギ:普段教師の狂信者)と
上姉様(サクヤ・ミツルギ:ライフル持った陰陽師)下姉様(サヨ・ミツルギ:普段司書の占星術師)
の、3人、かな。
父様は元教え子の一般浄化師の指揮なら、出来ると、思う。

…下姉様は占星術師だから、テュポンが飛んでても、撃ち落とせると、思う。
……まだ、相談期間はあるけど…
悪魔祓いの人や占星術師の人が居なかったり、少なくなった場合は、頼んでみる。  
 

[6] クリストフ・フォンシラー 2020/10/23-23:58

連投ごめん

>テュポン
こいつがたぶん一番厄介だよね。飛んでる上に特殊能力の『アイネアス』で魔術攻撃が効かない。
こいつの特殊能力はアウナス様に消して貰って、そこで魔女達に頼んで攻撃を叩き込んで貰うとか。
魔女達は結界を張ってるからそんな余裕は無いだろうか……
ドッペル達に協力して貰ってワイバーンになって貰えると何とかなりそうなんだけどな。

>ヴリトラ
こいつはイザナミを頼るのがいいと思う。
陰陽師なら4人いるし、一番最初に辿り着いた陰陽師が1R行動を捧げて召喚したらどうかと。

>コッペリア
と言うか、『フィーニス』だね。
黒炎持ちは1人でいいみたいだけど、1人でやると5R耐えてる間に50もRANが上がる。
冗談では済まない事態になるし、最低でも3人(黒炎持ち1名+他2名)で破壊することを推奨したい。
他2名は素手でも良いみたいだから、黒炎持ちじゃなくても気にしなくていいと思うよ。

>関連NPC
メタな話になるけど、これ、運営さんの方に申請した名前持ちの関係者NPCの事ではないのかな?
組織的なその他大勢も関係者として良いなら、俺達もオクトを呼べるんだけど。
とりあえず、アリシアの姉エルリアとオクトの首領ヴェーミリオンには、一緒に戦ってくれないか頼もうと思ってたよ。


何か思った事を書き殴った感があるけどひとまずこんなとこかな……。
もう少し考えてからまた来るよ。  
 

[5] クリストフ・フォンシラー 2020/10/23-23:57

断罪者のクリストフと陰陽師のアリシアだよ。よろしくどうぞ。

何というか…頭の痛くなる状況だね。何だろうね、この数(笑)
この中を抜けて行き、テュポン、ヴリトラ、コッペリアを倒さなきゃならない訳か。
で、PL情報だけど、テュポンとヴリトラを30Rで倒せなければ第三勢力の介入がある、と。
コッペリアは50R以内に『フィーニス』を破壊できれば自動的に倒れるんだよね。
『フィーニス』破壊に向かっても敵が元気で数も多いと、5R耐えてる間に攻撃されそうだし、
まずテュポンとヴリトラを倒してしまいたいところだよね。

で、そこに行くにはスケール1~4は、世界連合のおかげで交戦確率が半減。
あと、《公式NPC&デイムズ&琥珀姫》及び関連NPCはスケール5との戦闘に介入、と言う事は
他の低スケールとの戦闘には関与しない、と言う事でいいのかな。
まあ、デイムズや大元帥が軍を率いて戦ってくれるなら何とかなりそう、かな?

思ったんだけど、これ、開幕一発目で攻撃系の神様を全部召喚して低スケールを一掃して貰ったらどうだろうかと。
禹歩七星をかけておいて、低スケールいなくなったとこで一気に奥まで……2Rじゃ行けないかな。
まあ行けるところまで行って、あとは世界連合軍に任せつつ先に進み、スケール5はNPCに任せて……と思ったんだけど無理だろうか  
 

[4] メルキオス・ディーツ 2020/10/23-20:35

はーい、こんにちわこんばんわー
魔性憑きのメルキオスと断罪者のクォンタムでーす
よろしくねぇ

んー……それともなければ
テュポンとヴリトラをどうにかしてからコッペリアの攻略、かなぁ
テュポンとヴリトラ倒すと、ザコの無限湧き止まるしね
侵攻しやすくなると思うけど…懸念は時間か
テュポンとヴリトラの撃破に時間かけすぎると、第三勢力が来ちゃう、と。
悩ましいね、これ。

とりあえず、ウチは黒炎もなければ、術師系でもないし悪魔祓いでもないから
ヴリトラへの道を開くか、ダヌおかーさんの護衛かな

>援軍
ウチの部族が青衣の民が来ますわー
戦闘大好き戦闘民族なので、ほぼほぼ戦える奴は全部来ますわー
大戦じゃーって士気は高いデス。
死も厭いませんわ、むしろ詩に残れるって狂喜乱舞ですわ。怖いね。
……総勢何名だろ。えーと…近代軍隊編成だと、大隊くらい?(300~1000人)
魔術的なのはあんま得意じゃないけど、物理攻撃だったら遠近出来ると思うよー
まー、魔喰器ないから、殺せないけど。
スケール1くらいなら簡単に文字通り半殺しにしながら進軍してると思うよ。  
 

[3] リチェルカーレ・リモージュ 2020/10/23-19:33

リチェルカーレです。パートナーはシリウス。
アライブは陰陽師と断罪者です。
どうぞよろしくお願いします。

とにかく、敵の数が多すぎて…。シリウスが勝てるかこんなのとかぼそっと呟いてますが。が、がんばらないと。
50R内に3体のベリアルを倒さなくてはですから、全体攻撃のできる神様にはできるだけお願いしたいですね。
後は、デイムズ卿やお呼びできるのなら、大元帥様…クロード様には部隊の指揮をお願いしたいですね。
今思い付くのはそのくらいです。また後でお話しにきます。  
 

[2] カグヤ・ミツルギ 2020/10/23-01:18

陰陽師のカグヤと拷問官のヴォル
…よろしく。

…とりあえず、他にも人が来たら…コッペリア、フェイクトールのテュポン、フェイクギガスのヴリトラ対応に分かれるといいかな。
…黒炎魔喰器持ってる人は、オーディン様に頼んで、コッペリアの近くまで、送ってもらう、とか…?

私やヴォルだと、テュポンに特攻の蜃の矢弾が使えないから……ヴリトラの方へ、行く。