魔喰器と魔術は使わず体術のみでの手合わせを行うしかしやはり魔術無しでの体力勝負では分が悪い本気で打ち込まれてヒヤリとするこちらは息が上がり始めているのにナツキは余裕がありそうだナツキ:たまには魔喰器無しってのも悪くねぇな!ルーノ:あれだけ動いて、随分と元気だな…ナツキ:何言ってんだよ、これからだろ!まだやるのか…体力差を少し悔しく思いつつ、ひとまず休憩ルーノ:契約したばかりの頃と比べると、そこそこ力も付いてきただろうかナツキ:…まだ、全然足りねぇ。もっと強くならなきゃダメなんだ思い詰めた顔で黙り込むナツキに、手合せの再開を促す時間も遅い、普段なら切り上げたい所だが、今夜はもう少しだけ付き合おう
■分断AナツキBルーノナツキはルーノを探し迷宮を進む魔物は最低限だけ倒して速度重視で突破一人で戻るという考えは全く無い、魔物にも怯まず真っ直ぐ突き進むルーノは試しに小咒で鳥かごを攻撃、無駄だと分かり静かに待つ以前の自分であればもっと必死で脱出の術を探していたはずなのにこんな場所で大人しく待っていられる事に少し驚く理由はナツキが来る事を信じている為、それから彼が怪我をしていた時に備えて魔力を温存する為■再会ナツキはかごの中のルーノに、ルーノは怪我をしているナツキにそれぞれ大丈夫かと声をかけてナツキがルーノに手を伸ばすナツキ:帰ろうぜ、ルーノ!ルーノが目を瞠り、すぐ微笑み返すルーノ:…ああ、帰ろう
子供になるのはルーノ好奇心と悪戯心でナツキがレモネードを飲ませる子供のルーノは知らない場所と人に驚いて逃げ出す外に出る直前でナツキが追いつくナツキ:捕まえた!外は危ねぇぞ、ケガしたら家族が心配するだろルーノ:…たぶん、しない。おれが「ふつまびと」だから、父さんも母さんもいらないんだってナツキ:なっ…初めて知るルーノの過去にナツキが一瞬絶句すぐ視線を合わせ話を続けるナツキ:もし本当にそうでも俺が心配する!俺にはルーノが必要だからなルーノ:…ふふ、初めて会うのにヘンなの。あれ?どうして名前…?不思議そうなルーノをごまかし一緒に過ごして目一杯甘やかす不安を除けるように、辛い事を思い出す暇が無いように
■使徒館に近付いたら魔術真名を仲間と同時に詠唱より大きな魔力で使徒にこちらを狙わせ子供達から注意を逸らすルーノはやや後方から敵全体を観察通常攻撃かSH10、相性の良い方で行動妨害を目的に攻撃館や子供達の被害阻止と敵同士の連携を邪魔する手が空いたら弱った敵への追撃とSH11で回復ナツキは前衛、子供の防護優先敵が館や後衛に向かわないよう敵を押さえ、進路妨害と撃破を狙う突進に仲間を巻き込まない位置で交戦同じ脚の外殻隙間に集中攻撃機動力を削ぎ隙を突いて体の下に潜りコアへJM9+JM3押し潰しは下がって回避、JM3で再接近■子供達声を掛け束縛を解き救助祓魔人・喰人は早目に保護できるよう教団に手配したい
逃げられないと悟ったナツキがヤケクソで薬を飲むルーノ:本当に性転換するとは面白い薬だなナツキ:くっそぉ、他人事だと思って…!落ち着きなく狼狽えたるナツキをルーノが面白がり眺めるナツキ:…これ、ちゃんと元に戻るんだろうなルーノ:戻るはずだが…例外が無いとは言い切れないな(からかうように笑み)ナツキ:戻らないと困る!この体で普段通り戦えるかわかんねぇし…それでルーノの足引っ張る事になったら、困るこんな時まで他人の事ばかり考えるナツキに毒気を抜かれたルーノがからかうのをやめ、ナツキが気にする体を隠せるよう丈の長い外套を羽織らせるルーノ:…君は、少しは自分の心配をしたらどうだい?ナツキ:なんだよ急に?