べリアル(創造神死後)            

創造神が死亡したあと、明確な知性のある者達は自分達の敗北を自覚しています。
これは最操のコッペリアとの決戦の結果も知っているからになります。

そのためメインストーリー終了後のべリアルは、知性がある者については、人を襲わなくなります。
ただし知性がほぼ無いスケール1や2のような低スケールに関しては、状況が分かっていないために以前と変わりませんが、
戦闘力がそれほどではないので脅威度は低いです。

明確な知性のあるべリアルは人を襲わなくなりますが、だからといって無抵抗に討伐されるかというと、そういう訳ではありません。
納得するために戦いを求める者もいますし、納得できる交渉が出来るまで討伐を拒み抵抗する者もいます。

ですが低スケールは時間の経過と共に討伐されていき、高スケールの者達も、時間の経過と共にベリアルとして倒されていくようになります。
これには、生き残った3強の1人であるギガスも関わります。
ギガスは、スケール5べリアルであるブリジッタと共に、残ったべリアルの説得に動き、少しずつですがベリアルとしての生を終わるように話して回ります。
これらにより、いずれ全てのべリアルは居なくなります。

  べリアルの魂            

べリアルの魂は、発生時はアシッドに感染した生き物の魂を母体としていますが、その後は独自に発生します。

具体的な発生過程は、

アッシドによりべリアル化。この時点では、べリアル化した者の魂は本人のみ。
この時点が、アウェイキング・べリアル辺りの状況。そのため、戻って来ることも出来る。

べリアル化したものの魂を母体に、新たな魂が発生。
これがベリアルとしての魂。この時点で、べリアル化は止まらず。戻って来ることは出来なくなる。

発生したべリアルの魂、母体となる魂と接続。
この接続に必要な魂の緒が、べリアルが破壊された際に、魂を捕えているように見える鎖です。

べリアルの魂、接続した魂から情報を取得しつつ成長。
複数の魂と接続すればするほど成長が捗る=スケールが上昇。

べリアルの魂の格が上がる毎に、スケール上昇し進化する。

このため、べリアルは死後、母体となった魂とは独立して活動するようになります。

  べリアルのその後            

べリアルは倒されたあとは、宝貝と呼ばれる『魂を持った器物』に転生します。
これは魔喰器の本来の在り様です。
元々べリアルは、人が手に手を取って、滅亡の未来から離れていけば、『神殺しの武具』として人の傍にあるように、創造神であるネームレス・ワンにより創られていました。
ですが人は手を取り合うことよりも争うことを選び、結果、滅亡の未来が『確定』してしまったため、魂の捕獲器としての役割を持ったべリアルとして人を含むすべての生き物を殺して回っていました。
魔喰器は、歪な形で人の手により作られた【神殺しの武具】になります。

●宝貝
『魂を持った器物』にして『神殺しの武具』。
メインストーリー終了後の、べリアルの転生体です。

ヒューマンの上位種族である仙人であれば、べリアルの魂を核にして造り上げることが出来ます。
メインストーリー終了後は、NPCのマリエル・ヴェルザンディが国土魔方陣の力を借りて仙人化することで造り上げます。

造り上げられた宝貝は意志を持っていますので、契約する相手として納得してくれたなら、力となってくれます。

●能力
武器としての形状と、人や動物の形状のふたつを取ります。
本人の意志で、好きな状態で居ます。
ほとんどの者は、人の姿で居ますが、宝貝によっては、それ以外の動物の姿を取る者もいます。
食事などは、普通の生き物と同じように出来ます。
基本は周囲の魔力を取り込むことで自己の維持を行いますので食事を摂る必要はないのですが、娯楽として摂取します。
日常生活は別々に活動し、必要な時に口寄せ魔方陣で喚ぶ、ということも出来ます。

何らかの条件を所有者となる相手と交わし、それで納得し合えば契約する事が出来ます。
契約後は、所有者から魔力を取り込み力を発揮していきます。

能力としては、

第1段階 黒炎解放による所有者強化と特殊能力の発現

黒炎魔喰器と同じく、黒炎解放と特殊能力をひとつ使用できます。
黒炎解放によるブースト時間は、所有者のレベルと同じラウンドになります。
強化の能力、効果時間とも、黒炎魔喰器を上回ります。

第2段階 所有者の理性を伴った完全べリアル化と、更なる特殊能力発現

所有者を、本人の意志や理性を保ったままべリアル化させます。
第1段階では地獄の力を引き出していますが、第2段階では天界の力も引き出した状態です。
この状態になると、全ての能力が強化された上で、体力と魔力を自動回復します。
そして第1段階を超える特殊能力をひとつ発現できるようになります。
倒した相手を、宝貝を介して捕食封印できます。(するかどうかは所有者が選べる)
発現するためには、L70以上が必要になります。
効果時間は、所有者のレベルを10分の1(小数点以下は切り捨て)したラウンドになります。