メインストーリー後の流れ            

この項目は、メインストーリー後の煉界のディスメソロジアが辿る情勢や歴史の流れになります。

ノベルコンテンツでいただいた内容によって、新たに加わったりしますので、変化も起り得ます。

  ネームレス・ワン討伐後            

創造神であるネームレス・ワンによる全生物抹殺は無くなりました。
アレイスターも死亡しており、終焉の夜明け団は中核を失っています。
教皇であったルイ・ジョセフはヨセフに教皇の座を譲り、これによりヨセフによる教団改革が本格的に始動しています。

以上の流れから、世界が一丸となって戦わなければならない大きな相手は居なくなります。
しかしその代わりに、小規模組織が大量に発生しました。

中核を失った終焉の夜明け団の知識や人材が分散することで、魔術系結社が大量発生しています。
ルイは教皇ではなくなりましたが、個人的に掌握していた組織は健在です。

枢機卿は権力を削がれましたが、完全に潰すことは出来なかったため、元の地位を取り戻そうと画策しています。
これらに加え、巨大組織が消えた事で、自分達がのし上がろうとする小規模組織も次々発生しています。
それらには、【世界の大敵(アークエネミー)】である人形遣いが、知識や物資、そして資金を流すことで発生させている物もあります。

  小規模組織の例            

ノベルコンテンツにて、敵役だったり、何らかのシナリオフックとして使える小規模組織の例です。
これを使用していただいても構いませんし、新規に作っていただいた物をリクエストで出していただいても構いません。

救世会

今の世界は間違っており、そんな世界を救うために【真なる神】と接触するための救世主を生み出そう、という理念を掲げる組織です。
その教えは、

・創造神であるネームレス・ワンは殺されたが、殺されるような者が真なる神である筈がない。
・真なる神は、ここではないどこかに居られる。
・しかし凡人では真なる神との接触は叶わない。
だから真なる神との接触を果たせる【本物の人間】である救世主を造り出し、神様に世界を救って貰えるように頼んで貰おう。

というものです。

元々は、ネームレス・ワンに直接陳情できる人間を見つけ出そうとした者達が、
条件に合う者を見つけ出すことが出来ず、それならば救世主を造ってしまえと思ったのが始まりです。
その中には、様々な生物を混ぜ合わせた【悪魔】を造り出したり、
血統操作をすることで優秀な子どもを造り出そうとするなどしていましたが、
やがてその技術は【レプリカント】と呼ばれる『魔術や薬物を用いた人間の品種改良技術』にまで行きつきます。

それだけのことをしていましたが、自然発生したアレイスターに、
今まで造り出してきた全ての【レプリカント】の能力をぶっちぎりで追い抜かれた挙句、
どうあっても再現できないという状況に陥ります。
なお、これにより生まれた者達の最高傑作がルイでしたが、能力が高すぎて操れない上に、
そうして生まれたルイすらアレイスターに及ばなかったため、
それまで血眼を上げて救世主を造り上げようとしていた者達は愕然とします。

その上、ネームレス・ワンが殺されたことにより、それぞれの思惑に分かれ分裂。
それぞれが救世会を名乗り活動し始めます。
その中には、単純に現世利益を手に入れるため、人々を騙すために救世会の理念を利用して立ち回っている者。
元々の理念からこじれた狂信者。【レプリカント】の技術を使って力を手に入れようという野心を持った者など様々です。

構成員は、それぞれの組織で異なります。
魔術師や商人、貴族や軍人など幅広く、秘密結社として活動を始めています。彼らの活動は、

【レプリカント】の技術を用いて生まれた者達の回収。
【レプリカント】の技術を用いて生まれた者達を新たに掛け合わせることで、より能力の高い物を造り出そうとする。
【レプリカント】を調べ、それを自分達に魔術などを用いて還元することで、自分達の能力を上げようとする。
【レプリカント】の技術を応用し、自分達にとって都合の良い者達を生み出し利用しようとする。

などがあります。
上記以外にも、「こいつらこういうことしそうだな」という内容であれば、自由にリクエストいただけます。

レプリカント

魔術や薬物利用による血統操作の過程で生まれた技術、及びその技術によって生まれたこどもたち(ヒューマン)の総称。
生まれる前の命に魔術によって手を加えられ、意図的に容姿や能力を操作されて生みだされる。
非人道的なその内容から、現在ではレプリカントの施行は禁止されている。
禁止された当初、実験に加担していた悪徳貴族たちが自らの所業をもみ消すべく、レプリカント狩りが裏で行われた。
しかし、一部の人々の手により生き残っているレプリカントも存在している。
一つだけ確かなことは、レプリカントは総じて本来の「在り方」を歪められたある種の被害者である。

上記の設定を用い、救世会から逃げ出そうとしている【レプリカント】などの、新規NPCを作ってリクエストを出す、なども可能です。
救世会のシナリオフックについては以上です。
これを前提として、色々と自由に設定など作っていただきリクエストいただけます。

終焉の夜明け団の残党が主体となる組織

メインストーリー後は、アレイスターなどに利用されていたことを知り、終焉の夜明け団は愕然とします。
一部の者は教団と接触し、内部情報を教える代わりに刑の減軽を求める者も出てきます。
これらに対しては、ヨセフが中心になって吸収。新しい個人情報を与え、紐付きではありますが、自由にしています。

それ以外では、組織のトップであるホムンクルスが居なくなっているため、それぞれ野心を持った者達は、各自で小規模組織を作るようになりました。
規模や危険度はピンキリです。非常にしょぼく、やってることがせこい組織や、色々とやっていたら割と感謝されるポジションになっちゃったので、困惑しつつ活動している組織。
あるいは、規模も大きくやっていることも派手な所や、少人数ではあるが構成員が危険度が高いため放置するわけにはいかない組織など様々です。

これらについても、ヨセフにより対応をして貰うよう協力要請がが出ています。
また、終焉の夜明け団については、魔法少女ステッキで魔法少女にされた元終焉の夜明け団が対処に当たっています。
彼らの大半は、「とっとと元に戻せや!」という考えですが、一部は受け入れていたり、魔法少女にド嵌りしている者もいます。
そして彼らによって捕まった終焉の夜明け団は、その場で殺さないといけないぐらいの凶悪犯以外は、魔法少女にされて、行ってきた罪に応じた社会奉仕を強制的にさせられます。
なお魔法少女ステッキは万単位で『居る』ので、どれだけ捕まえても魔法少女に出来ます。

コメディでもシリアスでも、お好みの内容でリクエストいただけるシナリオフックです。

人形遣いが危険な知識をバラ撒いたことにより生まれた組織

【世界の大敵(アークエネミー)】である人形遣いが、世界を滅ぼす【界滅】を目的としてバラ撒いた危険な知識により生まれた様々な組織です。
基本的に、悪の組織として、自由に設定いただけます。

人形遣いは、メインストーリー中は殺されていましたが、元々が煉界のディスメソロジアに属しない存在のため、死後は悪霊として活動しつつ、自らの同位体である分身達と連絡を取り合い、【界滅】を目指して暗躍しています。

ただ、表立って活動して、人化したネームレス・ワンやメフィストに見つかると拙いと思っているため、基本的に暗躍するだけで表に出て来ることはありません。
人形遣いに関する詳細設定については、別の項目で個別に掲載させていただきますので、そちらをご確認ください。

上記のような様々な組織が、メインストーリー後に発生することになります。
これらに対抗するため、ヨセフは獄中にいる使えそうな者達を恩赦の形で外に出し、協力させています。
その際には、魔術などで縛っているため逆らうことは出来ませんが、その状態で強かに動く者が多いです。

この設定を用いて、PCの関連NPCを出していただいたりしても構いません。

ここまでが、メインストーリーから数十年辺りまでに起ることです。
次からは、その後についてになります。

  異界衝突の開始            

メインストーリーから数十年を過ぎた辺りになると、壊れかけた異世界がぶつかってきます。
これは人形遣いの大元である【外なる悪魔】が原因です。この詳細については、人形遣いの項目にて掲載しています。

異世界がぶつかって来ることにより、一部地域の法則体系の変化。そして異世界の住人が侵入して来るようになります。
これらにより様々な騒動が起こるようになり、それに対処するために世界組織【全界連盟(ワールドオーダー)】が発生します。

  全界連盟(ワールドオーダー)            

衝突してきた異世界も含め、全ての世界の相互協調を図るために作られる組織です。薔薇十字教団をベースに、複数の組織を再編することで作られました。
異界衝突により、一部地域の法則体系の変化や、異世界の住人が煉界のディスメソロジアに移住することを求め訪れるようになります。

当然、衝突が起こり騒乱が起りそうになります。
この騒乱を、煉界のディスメソロジアの住人は制圧していきます。

それにより、ひとつの選択を迫られました。
ひとつは、異世界の住人を皆殺しにし、異世界の住人の魂と混ざった世界を切り離し禍根を亡くすこと。
もひとつの選択は、共に同じ世界に住む新たな住人として受け入れるかでした。

この時選択したのが、新しい住人として受け入れる、という選択でした。
これはかつて差別と排斥により大戦争を起こし多くの悲劇を起こしたこと。そして創造神との戦いで、自分達はどれほど拙くても必死に生きていこうという選択をしたことが大きく影響しています。
結果、制圧した異世界の住人を受け入れることになりました。
この選択が、煉界のディスメソロジアを変えていきます。

それまでは『滅ばない世界』として強固さを誇っていましたが、その属性を失う代わりに、異なる世界だろうと受け入れ混ざり合い、新たなる世界として新生し続ける世界へと変わります。
これは、煉界のディスメソロジアの全生物は創造神の魂と接続されており、その中でも強い観測能力を持つ霊長である人類の『世界を認識した在り様に変質させる』という特徴が強く出たからです。

これにより煉界のディスメソロジアは、常に新たな世界を受け入れ混ざり合い練り上げることでより好い世界へと変わっていく【錬界のディスメソロジア】へと変わります。
この世界を護るための組織が【全界連盟(ワールドオーダー)】です。

  全界連盟(ワールドオーダー)の詳細            

300年後の時点で、本部はニホンのキョウトです。

これは異界存在の内、殺しても死なないどうしようもなく危険度の高い存在を地獄に落して封印しているのですが、その影響で地獄の亡者が一定期間ごとに溢れて来る【百鬼夜行】が起るため、それにいつでも対処するためです。

【百鬼夜行】の際には、地上に現れた亡者達を地獄に叩き返す必要がありますが、その際に倒すと、地獄の物資が地上に残るため、資源確保の意味でも大いに賑わいます。

なお、その際には、地獄で刑に服しているアレイスターが協力して来たりします。
彼はとっとと刑を終わらせて守護天使になっている恋人と再会したいので、その邪魔のとなる地獄の騒乱は積極的に排除に動きます。
また、デイムズなどの、地獄に落ちたけれど平然と刑を受けている者達も、一緒に協力します。
その際に、後輩にあたる全界連盟の連盟員をかわいがる(物理)こともあり、それらと戦うことを目的に【百鬼夜行】に参加する者もいます。

総司令は、人化したネームレス・ワンである無名・一(むみょう・はじめ)です。
元々は、影ながらこそこそディスメソロジアの生物が絶滅しないよう動くつもりでしたが、異界衝突が起こり放置すると拙いということで表舞台に出て来ます。
5才ぐらいの男の子の姿で、基本年中無休で総司令職を忙しくこなしています。有給超過しまくるメフィストにキレながら。

300年後の未来では、【アカシャの王】と呼ばれる、ディスメソロジアの全生物の魂が創造神の力と繋がることにより生まれた集合無意識体が存在し、これが全知全能を使うことで『世界にとっての危機に繋がる事件』を予測し、それを覆すために連盟員が指令を受けて動くことになります。

連盟員が、浄化師に当たります。

そうした連盟員の働きもあり、活力と騒動に溢れた【錬界のディスメソロジア】が、300年後の未来となります。