教皇国家アークソサエティ            

教皇国家アークソサエティ

Illust:元義くじら
様々な種族が集い、発展を続けている、教皇主権国家である。
ベリアル」と「ヨハネの使徒」と戦う「薔薇十字教団」の本部が存在しており、多くのエクソシストが住まう。
円状の国土を有しており、国境には「ベリアル」や「ヨハネの使徒」を退けるための巨大な壁を建設している。
軍事・魔術における組織体制作りと研究を行っており、世界に影響を与えるほどの強大な軍事力、発言力を持つ。

階級や権力を持つ人間は国の中心部に集まり、一般層は中心部よりもやや外側に住んでいる。
最もベリアルやヨハネの使徒の危機に晒され易い外側へ向かうにつれて、貧困層が住まう地域になっていたり、スラム街となっている地域が見受けられる。

  政治・経済            

教皇による絶対主義をベースとしつつ、国民は自由に商業などを行える政治体制である。
教皇が絶対の権力を持っているが、資本のルールを取り決めた上で、社会への介入に極力行わない方針のため、このような政治の情勢となっている。
ただし、教皇の命令は絶対であることには変わりはないため、突然の方針変更などもあり得るだろう。

農業、商工業が盛んに行われており、多種多様な職種が経済をまわしている
たくさんの収入がある業種であれば同業者組合が存在し、商人でありながら貴族並みの高い権力を持つ者も居るようだ。
多くの奴隷が扱われており、人件費削減などを名目に商業利用されている。

Jr(ジェール)と呼ばれる通貨が流通しており、教団が教皇国家アークソサエティ内で発行しているものであるため、全世界で使用することができる共通通貨として価値を持つ
「10000Jr」、「5000Jr」、「2000Jr」、「1000Jr」が紙幣、「500Jr(金貨)」、「100Jr(銀貨)」、「10Jr(青銅貨)」、「1Jr(鉄貨)」である。

  地区            

◆首都エルドラド
国家の中心部であり、首都。
支配階級層、貴族階級層、軍事階級層のみが住んでおり、高級な娯楽施設や料亭が存在している。
一般人が立ち入ることが禁止されている地域で、許可なしに踏み入れば厳罰に処されることもあるようだ。

教皇が住まう「ヴェルサイユ教皇宮殿」と、教団本部がこの地区に存在している。

◆ブリテン
中心部から北西、海を挟んだ先にある島だが、国土内の立派な地区の1つ。
主に工業技術が発達しており、蒸気機関車など様々な技術で生産力を持っている。
そのため、技術革新のための特区として扱われており、主に市民階級層の技術者が多く住んでいるにも関わらず、中には貴族階級層の者よりも資金を持っている者も存在する。
技術者に優しい街として商業が栄えており、中心部からの観光客も多い。

◆ソレイユ
中心部から東南に位置し、アールプリス山脈と呼ばれる雪に覆われた山々を中心に、農業が特に栄えている地区。
「畜産」、「酪農」、「園芸農業」、「混合農業」と様々な形態で農業を営んでおり、特に乳製品やソーセージ、ビールなどが有名。
豊かな自然から、山・川・湖でのレジャーが人気で、観光客も多く存在する。特に、クリスマスは国土の中でも一層盛り上がりを見せる。
市民階級層が中心だが、自身の農園で生産した農作物などを中心とした飲食をしているため、生活水準は比較的高い。

◆ヴァン・ブリーズ
中心部から北部に位置し、海面よりも低い土地に存在する地区。
ソレイユと並び農業が栄えた地区ですが、ブリテンに輸出する石炭を中心としたエネルギー物資によって栄えている。
市民階級層が中心だが、生活水準はそれほど低くない。また、海に面していることから遊覧船や水族館などのレジャー施設、海産物が比較的多く、観光客も多い。

◆エトワール
中心部から西部に位置し、国土の中でもルネサンスと並んだ巨大都市で、国内の様々な技術などが集い栄えている中枢地区。
各地域の生産品を元に、様々なサービスなどを展開しており、その利便性から人口が集中している。
また、美術品や、美しい建設様式などから観光客で非常に賑わっている。
市民階級層が中心だが、中心部から比較的近いことから軍事階級層の者も住んでおり、稀に貴族階級層の者が好んで住んでいることもあるようだ。

◆ルネサンス
中心部から南部に位置し、国土の中でもエトワールと並んだ巨大都市で、国内の様々な技術などが集い栄えている中枢地区。
南北で大きな経済格差が存在しており、北部ではソレイユを超えるエネルギー資源の採掘や、局地的ではありますが農業、さらに美しい建設物と地中海が特に目を惹く。
市民階級層、在国階級層が中心に住まい、海産物を特色としたレジャー施設が多く存在する。
南部では農業を中心とはしているが、ほぼすべてがスラム街と化しており、奴隷階級層が住んでいる。事件が日常茶飯事で、ここに近づく者はそうそう居ない。

  歴史            

ラグナロク」の被害によって復興は絶望的とされていた国々を見て、「アレイスター・エリファス」が教団を設立し、
喰人と祓魔人、それを補佐する学者や医学者、人間を中心として様々な種族を集ったことで、復興を果たした。
技術者をはじめとして人口を集中させたことで、商人や農家も増加し、類を見ない早さでの急成長を遂げた。

しかし、人口の集中によって「デス・ワルツ」と呼ばれる「黒死病」の大流行があり、再度国家転覆の危機に晒される。
不幸中の幸いで、集っていた技術者の中に混ざっていた名医達の手腕により流行が食い止められたものの、多くの死者を出した。
その経験から、教皇を中心とした絶対王政であり、高い税金を徴収しているが、国家より軍事への資金投入、医学への資金投入を行っている。

また、「ブリテン」において、『軍事転用するために使用する、魔術技術と機械技術を組み合わせた人造の人形「魔術人形」』の研究開発が行われたが、
意思を持った魔術人形によって反乱が起こり、研究員のほとんどが惨殺される事件が引き起こされた。

  ヒエラルキー            

国家の中で貧富の差が顕著であるため、持つ者と持たざる者の貧富の差が存在する。

◆支配階級層
教皇を含む、その親族を特に指す。
絶対的な権力を持ち、言葉一つですべてを奪うこともできる。

◆貴族階級層
教皇の側近や、その親族などを特に指す。
強い発言力を持ち、莫大な資産を持つ。自分よりも格下の層を家畜程度に見ている者が多勢を占め、裕福な暮らしを謳歌している。
奴隷階級層の人間は勿論、気に入った市民階級層の人間を無理やり奴隷とするような行動をすることがしばしば見られる。

◆軍事階級層
「薔薇十字教団」に所属している者を特に指す。
支配階級、貴族階級より発言力は下で、無理な出撃を要されることもあるが、一般的に見れば手の届きうる高い地位であり、教団に入るために努力をする者も居る。

◆市民階級層
一般的な市民の者を特に指す。
多くの市民がこの階級となるが、最上位と底辺でかなりの富の差があるため、内部でも格差があることが多い。
特に商人などの中には、貴族と内通している者が多く権利を乱用することがある。

◆在国階級層
国外から居住を移してきた者を特に指す。
市民階級層から、出身地によっては迫害や差別などを受けることがあるが、基本的に自由に住まうことができる。
ただし、市民となるためには莫大な資金や、審査が行われるため、あまり多く存在しない。
教団に所属している者は、この階級とはならず、軍事階級層として扱われる。

◆奴隷階級層
奴隷として非人道的な扱いを受けている者を特に指す。
様々な要因で奴隷として使われることがあり、貴族から商人に使われることや、農村地域で使われている姿も見かける。

・魔術による刻印「スティグマ」
奴隷は「スティグマ」と呼ばれる刻印を身体に焼き付けられており、これは魔術によって焼き付けられているため、
術者が解除する(死亡する)か、譲渡するかしない場合には、永遠に消えることはありません。
譲渡の場合には、同様の刻印が別の術者によって刻まれるため、本質的に解放されることにはなりません。