原生生物について            

煉界のディスメソロジアでは、多種多様な生物が生活を営んでいる。
それは豊かな自然の中だったり、荒野だったり、ダンジョンであったり、街中であったりと様々。
アシッドによる被害によって生息地が減少している個体や、ベリアル化してしまっている個体が数多く確認されているが、たくましく生息を続けている生き物も数多く存在する。

寒冷地であったり、温暖地であったりと、様々な気候が存在するアースガルズでは、その地域の気候などに適応した生物が住んでいる
指令で出会う生物達と触れ合ったり、戦ったりすることも、心の癒しの1つになるかもしれない。

  キメラ            

禁忌魔術」によって、2種類以上の生物が融合された生き物のこと。
この魔術によって作成された「キメラ」は凶暴化し、場合によっては各生物の特徴がうまく噛み合わず、誕生と同時に死亡する。
一度「キメラ」となってしまった存在は、分離することができず、死して魂が還ることでしか救済することはできない。
また、ひどく短命で長く生きることはできないため、苦しませないようにすることが、一番の救済となるだろう。

  カルタフィルス            

禁忌魔術」によって生成された、超再生能力を持った人間もしくは生物のこと。
彷徨える不死者」と呼ばれることもあり、その名の通り不死に近い存在である。
肉体が損傷しても、心臓を中心に肉体が再生し続ける。

死者の世界から無理矢理引きずり出された魂』と『対象者の魂』が反発し合い、暴走することによって膨大な魔力を有することができるが、理性が失われてゆき、肉体と精神、魔力が日ごとに磨耗していく。
通常であれば魔力は睡眠や食事で回復するが、カルタフィルスには回復は赦されない。
大概は『死者の世界から引きずり出された魂』に精神を侵食されるか、魔力をすべて失い、力尽きたところで魂が還っていく。その際に肉体は土となって崩れ落ちる。

通常であれば1日持つか持たないか、持っても数週間の命であるが「魔力を使用せず、死者の世界から引きずり出された魂に打ち勝つ」ことができれば、数百年の時を生き続ける場合がある。


人格は『死者の世界から引きずり出された魂』と『元となっている肉体の魂』がどちらも存在し、表層に浮き出た人格が実際に会話などを行える人格となる。
しかし、日ごとに『死者の世界から引きずり出された魂』が『元となっている肉体の魂』を侵食し、『元となっている肉体の魂』は死者の世界へ還る。
そして消失すると同時に、『死者の世界から引きずり出された魂』も死者の世界へと還ってしまう。