種族            

種族」とは、煉界のディスメソロジアの世界に存在する人種の分類である。
基本的に、ヒューマンを基にした容姿をしているが、種族によって様々な特色を持つ。

自分と同じ種族の者は「同種」、別の種族の者は「他種族」、種族全体を指す場合は「人間、人類、人、人々」と呼称することが一般的。

  ヒューマン            
概要
対話や物作りを得意とする種族。
数ある種族の中で、最大の人口を誇っており、多種多様な暮らしを営んでいる。
種族の垣根を気にせずに愛を育む種族で、生物と愛を積み重ねることで様々な種族を増やした。
そのため、他種族や生物にも友好的に接する者が多く、他種族からの信頼も厚い。
他種族を惹き付ける魅力を持っており、交渉の場などに姿を見ることが多い。

身体特徴
特筆する点なし。

特技「隣人愛情(フィリア)」
他人に好印象を与え、親しい隣人のように接して貰い易くなる。
また、その場の空気に合った行動をすると、さらに親しく接して貰い易くなる。

ヒューマン
Illust:ひなや
  ヴァンピール            

概要
鋭く発達した犬歯と、蝙蝠の翼の形をした耳が特徴的な種族。
かつてはかなりの人口を誇っていたが、吸血を行うことを畏怖した他種族に強い迫害を受け、人口が激減した。
そのため、他種族との交流を避けるため、彼等のほとんどは教団に在籍する以外で国外に出ることは無い。
実際には、彼等の文化では血を吸う行為は聖なる行為であるとされており、自身が愛する者や、有事の際にしか吸血をしない。
警戒心の強い者が多いが、その反面信頼した相手には依存に近い感情を抱きやすい。

身体特徴
鋭く発達した犬歯と、蝙蝠の翼の形をした耳が特徴的である。
日光があまり得意ではなく、強い日差しを浴び続けると熱中症などになりやすい。

特技「吸血(ブラッド・ドレイン)」
血中内に取り込まれてしまったアシッドを吸い出すことができる。
また、吸い出したアシッドを自身の魔力に変化させ、MPを回復する。

ヴァンピール
Illust:箱花ゆずき
  デモン            

概要
『鬼の角、尻尾を生やした、半鬼半人』もしくは『竜の角、尻尾・翼を生やした、半竜半人』の姿をした種族。
強大な力を持っている「ドラゴン」や「鬼」といった存在と、ヒューマンが愛を育んだことで生まれたといわれている。
半鬼半人、半竜半人の様子が、人間が鬼や竜に成りかけている姿に見えることから、生成とも呼ばれることがある。
自分の力に絶対的な自信を持っている者が多く、直情的であるため、やや喧嘩っ早いことが特徴。
こうだと判断したものは絶対の自信を持つため、一度信頼した仲間や相手は裏切らないことを信条とする者が多い。
持ち前の腕力を活かした、力仕事に従事している姿をよく目にする。

身体特徴
『鬼の角、尻尾を生やした、半鬼半人』もしくは『竜の角、尻尾・翼を生やした、半竜半人』の姿をしている。
「ほぼ鬼の姿を鬼人」、「鬼の角、尻尾が人間についている姿を半鬼」と言い、
「ほぼ竜の姿を竜人」、「竜の角、尻尾・翼が人間についている姿を半竜」と呼ぶ。

特技「天空天駆(スカイワード)」
「鬼人・半鬼は強い脚力での跳躍」、「竜人・半竜は翼での一時的な飛行」をすることができる。
最高時速20km、最高高度50m程度で飛べるが、他人を乗せたり、荷物を持つなどすると性能は低下する。
また、鬼人・半鬼の場合は30秒(2R)、竜人・半竜は135秒(9R)飛行することができる。

デモン
Illust:dume
  アンデッド            

概要
死した肉体であるにも関わらず、強い怨念や執念によって魂をその身から乖離させることを拒絶し、生まれる種族。
不慮の事故や、戦闘で命を落とした者が48時間以内に蘇生することで誕生し、必ず身体のどこかに直径5cm~10cmの孔が空く。
五体満足の者がほとんどで、起き上がった後は生前と同様に生命活動が開始されるが、起き上がる前の記憶を失ってしまっている者も少なくない。
ヒューマンを元にした容姿をしており、ヒューマン以外の種族がアンデッドとなった例は存在しない。
一度死を経験しているからか、冷静沈着で恐れ知らずであったり、楽観的な性格であることが多い。

身体特徴
あまりにも状態の悪い姿や、五体の一部が欠損している姿は確認されていません。
身体のどこかに直径5cm~10cmの孔が空いています。

特技「肉体再生(リジェネレイティブ)」
エピソード中に一度だけ、四肢などが切断されても、くっつけることで癒合することができる。

アンデッド
Illust:ひなや
  エレメンツ            

概要
特徴的な尖った耳を持つ、別名「エルフ」とも呼ばれる種族。
「ピクシー(妖精)」とヒューマンが愛を育んだことで生まれたといわれている。
興味のある物事に一度注力すると、限界以上に集中してしまうため、寝食を忘れて倒れている姿を時々目にする。
特に魔術に非常に長けており、魔術式を組み立てたりする作業が得意で、「魔術師として活躍している者」や「教団に在籍して力を発揮している者」が多い。
反面、知識が偏っていたり、興味の無い事柄をまったく知識としなかったりすることで、世間とややずれた考え方を持っている者が少なくない。

身体特徴
実年齢と比べて若く見られやすく、尖った耳をしている。

特技「魔力探知(マジック・アイ)」
魔力の流れや量を、色彩の濃淡として視認することができる。
そのため、魔法や魔術によって視認できない状態の攻撃なども確認できる。

エレメンツ
Illust:橋口ヨシタツ
  ライカンスロープ            

概要
「陸上哺乳類の獣人」もしくは「陸上哺乳類の耳・尻尾・角などのある人間」の姿をした種族。
種類によっては、可愛い見た目であったり、カッコいい見た目であることから、パフォーマーとして活躍している姿を度々見かける。
様々な「陸上哺乳類」とヒューマンが愛を育んだことで生まれたといわれている。
陸上哺乳類の生態に性格が依存するが、基本的にフレンドリーな者が多い。
誰にでも分け隔てなく接することができるが、逆にその人を信じすぎる性分から騙されてしまうこともある。

身体特徴
『陸上哺乳類の獣人』もしくは『陸上哺乳類の耳・尻尾・角などのある人間』の姿をしている。
「ほぼ獣の姿を獣人」、「けも耳、尻尾が人間についている姿を半獣」と呼ぶ。

特技「獣人変身(トランス)」
元となっている陸上哺乳類へ変身することができる。
大きさは、ラブラドールレトリバーの成犬程度までとなっており、それよりも大きい動物の場合は、制限内の大きさとなる。
また、変身している際には、陸上哺乳類固有の特長を発揮できる。

ライカンスロープ
Illust:向井
  マドールチェ            

概要
ヒューマンを元として、魔術師の手によって造られた魔術人形。
人形であるが自我を持ち、自立して行動をすることができる(必ず五体を備えた人間の形となり、寿命も人間同様)。
人間と類似する方法で生命維持や睡眠、食事、発育、生殖等も行い、傷つくと血も出る。
魔術通信によって同種と交信するなど魔術に長けている反面、魔力がなくなるとまったく動くことができなくなり意識を失ってしまう。
表情が淡白で、生気を感じない印象の者が多いが、喜怒哀楽を表情で表現することもできなくはない。

身体特徴
人形と人間の体構造が融合したような姿をしている。
関節部分が人形の「球体関節」のようになっており、身長が100cm ~ 140cm程度であることが多い。

特技「魔術通信(マドール・コール)」
魔力回路と体内の機械を行使することで、通信を行うことができる。
マドールチェ同士であれば、お互いに通信を行えるが、通信相手がマドールチェでない場合は、一方的にしか情報の発信を行えない。
通信は、10km以内でなければ行えない。

マドールチェ
Illust:ひなや