ヨハネの使徒            

ヨハネの使徒」とは、人間が世界の禁忌に触れた時、神が放ったとされる異形の怪物である。
アシッドが世界に散布されたと同時に出現し、魔力を持つ人間達(種族問わず)を機械的に攻撃する
特に魔力を多く保有している者を中心として狙うため、魔術の才に溢れ常人よりも魔力を持つ、喰人と祓魔人は狙われやすい。

この世のモノとは思えない形状をしており、天使を連想させるような白基調の容姿をしていることが多い。
エクソシストでなくても倒すことが可能だが、相当の腕を持っていなければ倒すことはできない
稼動は神方術によって行われているといわれており、倒さない限り稼動を繰り返し続ける。

ヨハネの使徒の身体のパーツは、エクソシストなどの戦闘用防具に使われることが多く、その価値は高い。
教団もヨハネの使徒を討伐した後には、身体のパーツを持ちかえるように指示を出しているほどである。
不思議なことに、ヨハネの使徒はコアが破壊されると、非常に軽くなり、子供でも自分の体と同じ程度の大きさのパーツであれば簡単に運ぶことができる。

  特性            

◆目的
人間(種族問わず)のみを殺戮することだけを目的としているようだ。
例外として、神や天使の命令がある際には、命令を遂行するために行動をするといわれている。

1km以内に存在する生物の生体反応をすべて探知しており、それが攻撃対象の場合攻撃を加える。

◆攻撃
それぞれ「タイプ」毎に特色が分かれており、攻撃方法も異なる。
生体反応が消えるまで、容赦の無い攻撃を延々と行う。

◆弱点
身体の一部に魔方陣が内蔵されたコアが存在し、動力の源になっているため、コアを破壊すると機能が停止する。

逆にコアが破壊されていない限りは、コアを中心に半永久的に行動を続ける。
身体の欠損などは再生しないが、コアが破壊されていない限り安心はできない。

◆生息
「希望の塔」の周辺から現れた個体が移動を繰り返し、世界中に分布しているといわれている。
生物的な行動(睡眠や食事など)をしないため、生息地といった概念がない。
殺戮するべき人間が居る場所、それがヨハネの使徒の目指す場所である。

◆討伐方法
基本的には、攻撃や魔術で、弱点であるコアを破壊することで討伐することができる。

  タイプ            

これまでの出現報告から、大きく3つのタイプに種別されている。
それぞれに特徴があり、戦闘内容も変わるため、注意が必要となるだろう。

◆地上稼動型
地上での行動を得意とするタイプのヨハネの使徒。
空中を飛ぶことはできず、ジャンプすることもできない。
時速10km~60kmで移動をすることが可能で、走行中の移動先変更にも早めに対応することができる。
体長が1mから3mほどまでの大きさで、その重量は500kgから2000kgまで確認されている。

基本的な攻撃方法は突進、蹴り上げ、踏み潰しなどで、個体差があるようだ。
地上稼動型
Illust:成世セイチ


◆空中稼動型
空中での行動を得意とするタイプのヨハネの使徒。
高度に関係なく飛翔することが可能で、時速50km~100kmの速さで飛行が可能。飛行中の旋回も可能で、比較的小回りが利く。
地上でも活動を行えるが、時速10、20kmの速さでしか移動できない。
体長が1mから5mほどまでの大きさで、その重量は500kgから2000kgまで確認されている。

基本的な攻撃方法は突進、翼で打つなどで、個体差があるようだ。
地上稼動型
Illust:成世セイチ


◆地空稼動型
地上、空中での行動を両立するタイプのヨハネの使徒。
高度に関係なく飛翔し、時速50km~100kmの速さで飛行が可能。飛行中の旋回も可能で、比較的小回りが利く。
時速10km~60kmで移動し、走行中の移動先変更にも早めに対応することができる。
体長が5mから20mほどまでの大きさで、その重量は1000kgから3000kgまで確認されている。

基本的な攻撃方法は突進、蹴り上げ、翼で打つ、踏み潰しなどで、個体差があるようだ。

非常に高い戦闘能力を有するため、戦闘の際には仲間と力を合わせて討伐に当たらなければ、苦戦は免れない。
地上稼動型
Illust:成世セイチ