シャドウ・ガルテン            

ヴァンピールが、迫害から逃れるために創り上げた国家である。
国内にはヴァンピール以外の種族は生活しておらず、他種族を受け入れることもない
常に深い霧に国の周囲が覆われており、国内は常に真っ暗な夜の世界が広がっている。

薔薇十字教団への在籍をする以外では、ほとんどのヴァンピールが国外に出ることは無く、その生涯を終えるようだ。
また、外界からの来訪者は国内に招くことはほとんどなく、負傷者であっても救助しないなど、徹底している。
教団の支部も存在しないため、教団の人間以外が立ち入ることは無いと言っても過言ではないだろう。

  政治・経済            

ブラフミン」と呼ばれる国の代表役職と、数人の政治家を選出し議論を行う体制となっており、国の代表と政治家は国民が決定する。
時には、国民が国の中心部に終結し、代表者がブラフミンと議論を行う場なども設けていたりと国民に優しい政治形態。

閉鎖的な国家であるものの、通貨は「教皇国家アークソサエティ」で流通しているJr(ジェール)を用いており、価値も変わらない。
外界からの収入源が無く、作物の栽培が困難であり国から少し離れた地域で農作業を行っているため、手間がかかるが、必要な職業であるとして、相対的に賃金が高い傾向にある。
常に暗い闇で包まれている国でること、自国のみで生産力を賄う国であることから、必要となる施設などのほとんどは国営であり、他国と比べると異色の経済形態である。

  歴史            

迫害を受けてきたヴァンピール達は、国を生み出した当初も外界からの圧力や攻撃に怯え続けていた。
しかし、国の代表と政治家が生まれてからは、外界に頼ることなく、外界の圧力に恐れることはないと国力を伸ばすことに成功する。